JPH0739812Y2 - 容器の注出装置 - Google Patents

容器の注出装置

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JPH0739812Y2
JPH0739812Y2 JP6201489U JP6201489U JPH0739812Y2 JP H0739812 Y2 JPH0739812 Y2 JP H0739812Y2 JP 6201489 U JP6201489 U JP 6201489U JP 6201489 U JP6201489 U JP 6201489U JP H0739812 Y2 JPH0739812 Y2 JP H0739812Y2
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JP
Japan
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container
annular groove
annular recess
annular
synthetic resin
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Expired - Lifetime
Application number
JP6201489U
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JPH033565U (ja
Inventor
哲郎 鎌田
雅親 上田
勝 田村
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Lion Corp
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Lion Corp
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は薬液等を収容する容器の注出装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、薬液の注出装置として実開昭61−11547号公報が
ある。
この公報に記載された注出装置は、軟質合成樹脂製の外
筒40の上面に注出口22を設け、内側に凹入部41を設け、
この外筒40内に、硬質合成樹脂製の内筒45を挿入し、内
筒45の上面には、注出路6を設けると共に、前記凹入部
41に嵌入する凸出部46を設け、そして、段部47を形成し
て、外筒40の下端面42を覆うようにして、容器の口筒部
1に嵌入するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕 前記第8図に示す従来の注出装置は、容器の密封すべき
部分に弾力性を有する軟質合成樹脂製の外筒40を用い、
容器の内溶液が接触する内筒45を、内容液を変質させな
い硬質合成樹脂で形成し、内容液が内筒45に接触して
も、内容液を変質させないように形成したものであり、
薬液等を収容する容器の注出装置として優れたものであ
る。
しかしながら、前記注出装置は、内筒45と外筒40を別々
に成形して凹凸部を嵌合し、組み立てるものであり製造
が面倒であり、また、嵌合用の凹凸を大きく形成すると
組立てが困難であり、凹凸を嵌合し易くするため小さく
形成すると、内筒45が外筒40から脱落する虞れがある。
さらに、内筒45と外筒40の接合部分である内筒45の下端
面8と外筒40の段部47間等に微細な間隙が生じ易い。そ
して、間隙が発生すると、その間隙に内容液が浸入し、
内容液の変質を早める虞れがある。
本考案は前記事項に鑑みなされたものであり、内容液の
変質を一層防ぐぐことができるようにすると共に、製造
が容易でコストが安く、しかも分離する虞れのない注出
装置とすることを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は注出路6を設けた硬質合成樹脂製の筒体5を設
け、筒体5の上端部には、注出路6に臨む環状凹部7を
設け、筒体5の下部には、容器の口筒部1内に密嵌でき
る下部嵌合部16を設け、下部嵌合部16の上部には、環状
凹溝15を設け、環状凹溝15の上部には、フランジ11を設
け、そして、筒体5の上部8の外部には、前記環状凹部
7と環状凹溝15を接続する縦溝10をフランジ11を貫通し
て設け、この環状凹部7と縦溝10、及び、環状凹溝15に
は、インモールド成形によって一体に形成された軟質合
成樹脂製の密封部材20を装着し、環状凹部7内に装着さ
れた密封部材20の頭部環体21は、栓36によって密閉され
る注出口22を設け、環状凹溝15に装着された密封環部28
は、口筒部1に密嵌される筒状に形成し、縦溝10に装着
された連結体25は、頭部環体21と密封環部28とを連結し
て形成して容器の注出装置とした。
〔作用〕
本考案は第7図に示すように、容器の口筒部1に嵌着す
ると、密封環部28と内容液は硬質合成樹脂製の下部嵌合
部16で遮断され、頭部環体21と内容液は栓36で遮断され
る。
そして、頭部環体21と密封環部28は、フランジ11を貫通
する連結体25で一体に連結されているので、筒体5から
分離することがない。さらに、インモールド成形をする
場合に、さきに成形してインモールド成形用金型内に配
置される融点の高い硬質合成樹脂製の筒体5の下部嵌合
部16と上部8を、インモールド成形用金型のキャビテイ
内面に接触させて配置できるので、筒体5を安定して金
型内に配置でき精度の高い成形ができる。
〔実施例〕 第1図乃至第7図は、本考案の容器の注出装置を示すも
のである。
この実施例は、内容液の注出路6を設けたポリブチレン
テレフタレートからなる硬質合成樹脂製の筒体5を設
け、筒体5の上端部には、注出路6に臨む環状凹部7を
設け、筒体5の下部には、容器の口筒部1内に密嵌でき
る下部嵌合部16を設け、下部嵌合部16の上部には、環状
凹溝15を設け、環状凹溝15の上部には、フランジ11を設
け、そして、筒体5の上部8外部には、前記環状凹部7
と環状凹溝15を接続する2本の縦溝10を上部8の対称の
位置にフランジ11を貫通して設けてあり、この縦溝10
は、第5図に示すように、外周に向けて50°に開いた溝
に形成されている。
筒体5の環状凹部7と縦溝10、及び、環状凹溝15には、
インモールド成形によって一体に形成されたポリエチレ
ンからなる軟質合成樹脂製で弾力性のある密封部材20を
装着し、環状凹部7内に装着された密封部材20の頭部環
体21には、栓36によって密閉される注出口22を設け、環
状凹溝15に装着された密封環部28は、口筒部1に密嵌さ
れる筒状に形成し、上部には密封フランジ29が設けてあ
り、この密封フランジ29は、筒体5のフランジ11よりも
Dだけ小さく形成してあり、縦溝10に装着された連結体
25は、頭部環体21と密封環部28とを連結して形成した容
器の注出装置である。
そして、この注出装置は、第7図に示すように、容器の
口筒部1に嵌着し、口筒部1に螺着したキャップ50の栓
36で注出口22を閉鎖するように形成してある。
この注出装置は、まず、融点の高い硬質合成樹脂製の筒
体5を射出成形して形成し、次にこの筒体5をインモー
ルド成形用金型内に、筒体5の下部嵌合部16,筒体5の
上部8を当接させ、フランジ11の上側と下側より金型で
挟むようにして配置し、環状凹部7,縦溝10,環状凹溝15
に、融点の低い軟質合成樹脂を射出して、弾力性のある
密封部材20を形成する。
このようにして、インモールド成形をすると、筒体5と
密封部材20との境界部に間隙は発生しない。
〔考案の効果〕
本考案は硬質合成樹脂製の筒体5の上部8に、フランジ
11を貫通する縦溝10を設けて、環状凹部7と環状凹溝15
を接続し、これらの部分に軟質合成樹脂製の密封部材20
を装着するように形成したので、密封部材20が筒体5か
ら分離する虞れはない。また、筒体5の上部8と下部嵌
合部16を、インモールド成形用金型の内面に当接させて
配置でき、筒体5をインモールド成形用金型内に動揺し
ないように固定できるようになった。その結果、筒体5
に密封部材20の装着された注出装置をインモールド成形
できるようになり、筒体5と密封部材20の境界に間隙の
発生しない注出装置を形成でき、かつ、凹凸部を嵌合さ
せる組立作業を必要としないで製造でき、低コストで製
造できるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の一実施例を示すものであ
り、第1図は第2図のI−I線よりみた半裁断面図、第
2図は平面図、第3図は第2図のIII−III線の断面図、
第4図は筒体を第5図のIV−IV線よりみた半裁断面図、
第5図はその平面図、第6図は第5図のVI−VI線の断面
図、第7図は容器に嵌着した状態の断面図、第8図は従
来例の断面図である。 1…口筒部、5…筒体、6…注出路、7…環状凹部、8
…上部、10…縦溝、15…環状凹溝、16…下部嵌合部、20
…密封部材、21…頭部環体、22…注出口、25…連結体、
28…密封環部、36…栓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】注出路6を設けた硬質合成樹脂製の筒体5
    を設け、筒体5の上端部には、注出路6に臨む環状凹部
    7を設け、筒体5の下部には、容器の口筒部1内に密嵌
    できる下部嵌合部16を設け、下部嵌合部16の上部には、
    環状凹溝15を設け、環状凹溝15の上部には、フランジ11
    を設け、そして、筒体5の上部8の外部には、前記環状
    凹部7と環状凹溝15を接続する縦溝10をフランジ11を貫
    通して設け、この環状凹部7と縦溝10、及び、環状凹溝
    15には、インモールド成形によって一体に形成された軟
    質合成樹脂製の密封部材20を装着し、環状凹部7内に装
    着された密封部材20の頭部環体21には、栓36によって密
    閉される注出口22を設け、環状凹溝15に装着された密封
    環部28は、口筒部1に密嵌される筒状に形成し、縦溝10
    に装着された連結体25は、頭部環体21と密封環部28とを
    連結して形成した容器の注出装置。
JP6201489U 1989-05-29 1989-05-29 容器の注出装置 Expired - Lifetime JPH0739812Y2 (ja)

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JP6201489U JPH0739812Y2 (ja) 1989-05-29 1989-05-29 容器の注出装置

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JPH033565U JPH033565U (ja) 1991-01-14
JPH0739812Y2 true JPH0739812Y2 (ja) 1995-09-13

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