JPH08207945A - 密封キャップ - Google Patents
密封キャップInfo
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- JPH08207945A JPH08207945A JP7019050A JP1905095A JPH08207945A JP H08207945 A JPH08207945 A JP H08207945A JP 7019050 A JP7019050 A JP 7019050A JP 1905095 A JP1905095 A JP 1905095A JP H08207945 A JPH08207945 A JP H08207945A
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- ring
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Abstract
ンナーリングとコンタクトリングの構成によって十分な
密封力を有し、耐久性に優れた密封キャップを得る。 【構成】合成樹脂製の密封キャップであって、口部(例
えば紙製容器の注出口)の内周壁に液密に嵌入されるイ
ンナーリング3を有し、インナーリング3の外周上方
に、口部の頂上部1に圧接されるコンタクトリング4が
隣接して一体的に設けられている。コンタクトリング4
の下端部は、コンタクトリング4の基部の幅方向の中心
よりも外方に位置している。
Description
る密封キャップに関するもので、紙製の液体容器に取り
付けられた注出口に対して、あるいはプラスチックボト
ルの口部に対して装着する密封キャップである。
が知られているが、例えば実公平6−43001号が公
知である。このキャップは周側密閉キャップであり、図
4に示すように頂上部41の周縁に環状すそ部42が垂
設され、頂上部41の下面に2本の環状突起44が形成
されると共にその外周に環状舌片43が形成されてい
る。環状舌片43は弾性変形が可能であって容器口部4
5の外側に圧接し、環状突起44はシール材46を介在
させて容器口部45の上面に圧接して、容器を密閉する
ものである。
3に弾性を付与するために薄肉部43aが形成されてお
り、繰り返し使用するうちにこの薄肉部43aの疲労に
よって弾性が失われて密閉力が低下する恐れがあり、ま
た環状突起44と環状舌片43の他にシール材46を必
要とするのでコスト高であるという問題があった。
ル材やパッキン等の他部材を使用せずにインナーリング
とコンタクトリングの構成によって十分な密封力を有
し、耐久性に優れた密封キャップを得ることを課題とす
る。
に、本発明は、口部の内周壁に液密に嵌入されるインナ
ーリングを有する合成樹脂製の密封キャップにおいて、
インナーリングの外周上方に、口部の頂上部に圧接され
るコンタクトリングが隣接して一体的に設けられてお
り、このコンタクトリングの下端部が、コンタクトリン
グの基部の幅方向中心よりも外方に位置することを特徴
とする密封キャップを提供する。
けると、まず始めにコンタクトリングの下端部が口部の
頂上部に当接し、次いで口部の頂上部と接していない下
端面が口部の頂上部に近づくように作用する。そうする
とコンタクトリングは口部の頂上部の上を若干外方にず
れながら、一体化されているインナーリングを外側(コ
ンタクトリング側)に引っ張ることとなる。よってイン
ナーリングの外周が口部の内周面により一層圧接して密
閉力が増強される。
る。本実施例の密封キャップはねじ式キャップである。
そして容器口部としては紙製の液体容器に取り付けられ
た注出口を用意した。
を材料として射出成形により成形した。このねじ式キャ
ップ10は図1に示すように、頂上部1の周縁に内周に
ねじ山2aを有する環状すそ部2を垂設し、頂上部1の
下面にインナーリング3とコンタクトリング4を垂設し
てなるキャップである。環状すそ部2の上部には内側に
向かう傾斜面2bが形成され、後述する注出口の上部に
沿う形となっている。
部3bにかけては一定の肉厚を有し下方先端部3cは略
尖状に形成されている。インナーリング3の外径は後述
する注出口の内径よりも約100〜500μm程度大き
く、注出口の内側に密接に接するように形成されてい
る。そしてインナーリング3の上端外周にコンタクトリ
ング4が一体的に形成されている。図5に示すように、
このコンタクトリング4の下端面4bは外方に向かって
下向きに傾斜する傾斜面として形成され、下端部4aは
コンタクトリングの基部の幅方向の中心線Lよりも外方
に位置しており、なおかつ基部の外側端の延長線上に位
置している。
20の取付孔21には注出口30が内側から装着されて
いる。注出口30は外周にねじ山31aを有する注出筒
31と、注出筒31の開口を塞ぐ底板32と、注出筒3
1の下端外周に段差33を介在させて連設したフランジ
34とからなる。底板32には注出筒31に近接する位
置に全周に亘って薄肉破断部35が形成され、薄肉破断
部35の内側近傍に1本のプルリング36が立設されて
いる。またこのプルリング36の根元には薄肉破断部3
5のピンホール防止のための切欠き部37が形成されて
いる。
ップ10を螺着したところ、まず始めにコンタクトリン
グ4の下端部4aが注出筒31の頂上部に当接し、次い
で注出筒31の頂上部と接していない下端面4bが注出
筒31の頂上部に近づくように作用した。そうすると図
3に示すようにコンタクトリング4は注出筒31の頂上
面の上を若干外方にずれながら、一体化されているイン
ナーリング3を外側に引っ張ったので、もともとインナ
ーリング3の外径が注出筒31の内径よりも大きいので
密接する構造となっている上に、より一層注出筒31の
内周に圧接することとなり、密閉力が増強された状態で
螺着された。なお本実施例のキャップはねじ式なので、
キャップの締め加減を調整でき、確実に密封できるとい
う利点がある。
注出口30の薄肉破断部35を開口した状態でねじ式キ
ャップ10を螺着し、横倒しにしてみたが、内容物の果
汁飲料が漏れ出ることはなかった。
の他実施例を説明する。図6のキャップは、コンタクト
リング4の下端面4bは外方に向かって下向きに傾斜す
る傾斜面として形成され、下端部4aはコンタクトリン
グの基部の幅方向の中心線Lよりも外方に位置し、基部
の外側端の延長線上よりは内側に位置している。図7の
キャップは、コンタクトリング4の下端面4bは外方に
向かって下向きに傾斜する傾斜面として形成され、下端
部4aはコンタクトリングの基部の幅方向の中心線Lよ
りも外方に位置し、なおかつ図5及び図6に記載した実
施例とは異なり下端部4aが面状に形成されている。図
8のキャップは、コンタクトリング4の下端面4bは外
方に向かって下向きに傾斜する傾斜面として形成され、
下端部4aはコンタクトリングの基部の幅方向の中心線
Lよりも外方に位置し、下端部4aは丸みを帯びて形成
されている。これらの実施例はいずれもコンタクトリン
グの下端部4aがコンタクトリングの基部の幅方向の中
心線Lよりも外方に位置していることにより、上記図5
の実施例と同様の作用効果を奏する。
ップに限定されるものではなく、また容器口部としては
紙製容器に取り付けられた注出口の他に、ボトルの口部
等が想定できる。キャップの形状としてはキャップ本体
と蓋体とをヒンジ片により一体化したヒンジキャップを
包含するものであり、また注出口の注出筒の外周にヒン
ジ片を介在させて蓋体を一体化したヒンジ式注出口栓に
も適用できる。
上方に、口部の頂部に圧接されるコンタクトリングが隣
接して一体的に形成されており、このコンタクトリング
の下端部が、コンタクトリングの基部の幅方向中心より
も外方に位置していることにより、密封キャップを口部
に押しつけると、まず始めにコンタクトリングの下端部
が口部の頂上部に当接し、次いで口部の頂上部と接して
いない下端面が口部の頂上部に近づくように作用する。
そうするとコンタクトリングは口部の頂上部の上を若干
外方にずれながら、一体化されているインナーリングを
外側に引っ張るので、インナーリングがより一層口部の
内周に圧接することとなり、密閉力が増強されるという
実用上優れた効果を奏する。従って他部材を使用せずに
密封できるのでコスト上も有利である。またインナーリ
ングとコンタクトリングとが隣接して一体的に連設され
ているので相互に力を分散して受け止めることができ、
従来よりも優れた耐久性を持った密封キャップを得るこ
とができる。
る。
示す縦断面図である。
ある。
面図である。
面図である。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】口部の内周壁に液密に嵌入されるインナー
リングを有する合成樹脂製の密封キャップにおいて、イ
ンナーリングの外周上方に、口部の頂上部に圧接される
コンタクトリングが隣接して一体的に設けられており、
このコンタクトリングの下端部が、コンタクトリングの
基部の幅方向中心よりも外方に位置することを特徴とす
る、密封キャップ。 - 【請求項2】前記コンタクトリングの下端部が、コンタ
クトリングの基部の外側端の延長線上に位置することを
特徴とする、密封キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01905095A JP3221267B2 (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 密封キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01905095A JP3221267B2 (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 密封キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08207945A true JPH08207945A (ja) | 1996-08-13 |
JP3221267B2 JP3221267B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=11988607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01905095A Expired - Lifetime JP3221267B2 (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 密封キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3221267B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004042949A (ja) * | 2002-07-11 | 2004-02-12 | Toppan Printing Co Ltd | 口栓 |
JP2004051126A (ja) * | 2002-07-17 | 2004-02-19 | Toppan Printing Co Ltd | 低開閉トルクで高密封なキャップ |
JP2011105381A (ja) * | 2009-11-20 | 2011-06-02 | Toppan Printing Co Ltd | 注出口栓および包装容器 |
-
1995
- 1995-02-07 JP JP01905095A patent/JP3221267B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004042949A (ja) * | 2002-07-11 | 2004-02-12 | Toppan Printing Co Ltd | 口栓 |
JP4539009B2 (ja) * | 2002-07-11 | 2010-09-08 | 凸版印刷株式会社 | 口栓 |
JP2004051126A (ja) * | 2002-07-17 | 2004-02-19 | Toppan Printing Co Ltd | 低開閉トルクで高密封なキャップ |
JP2011105381A (ja) * | 2009-11-20 | 2011-06-02 | Toppan Printing Co Ltd | 注出口栓および包装容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3221267B2 (ja) | 2001-10-22 |
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Legal Events
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