JPH06123Y2 - 座薬容器 - Google Patents

座薬容器

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Publication number
JPH06123Y2
JPH06123Y2 JP6948789U JP6948789U JPH06123Y2 JP H06123 Y2 JPH06123 Y2 JP H06123Y2 JP 6948789 U JP6948789 U JP 6948789U JP 6948789 U JP6948789 U JP 6948789U JP H06123 Y2 JPH06123 Y2 JP H06123Y2
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JP
Japan
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mouth
container
cap
spout
screwed
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JP6948789U
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JPH037832U (ja
Inventor
順一 高田
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Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、肛門より体内に薬液を注入する座薬容器に
関する。
〔従来の技術〕
従来の座薬容器は、第7図の如く薬液を封入した容器本
体2と、その口部4に嵌合するキャップ10より構成さ
れ、容器本体の胴部3が押潰し可能となり、口部の入口
を閉鎖膜5によって塞ぎ、キャップに閉鎖膜の破断針11
を設けたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来座薬容器の本体はブロー成形法(割金型の内部に合
成樹脂を吹き込む)によって製造されていたため、成形
した容器本体の両側面にバリが生じる。本体胴部に生じ
たバリは商品価値を損わない程度に取除けばよいが、容
器口部にバリがあると、口部を身体の肛門へ挿入した
際、肛門を傷付けるため、口部のバリを完全に取除かな
ければならない問題点があった。
又薬液を肛門に注入する際、容器口部に嵌合しているキ
ャップを取外し、該キャップの前後を反転し、針の突出
側を口部に向けて嵌挿し、その嵌挿により閉鎖膜を破断
した後、再びキャップを取外さなければならない面倒が
あった。
本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とする所は、薬液を使用
するまで封入できて、しかも肛門に挿入する注出口をバ
リのない平滑面となした座薬容器を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案における座薬容器
は、胴部が押潰し可能となる容器本体の口部に雄ネジを
設け、口部の入口を口部閉鎖膜で塞ぎ、口部に嵌合する
筒状キヤップを、外面が平滑面となる注出口の下部に、
口部の雄ネジに螺合する雌ネジと、閉鎖膜を切断して口
部内に挿入する内筒を設けたものである。
〔作用〕
容器本体の口部を塞いでいる閉鎖膜は、口部に螺合する
筒状キヤップの内筒刃部によって切断される。筒状キヤ
ップは閉鎖膜を切断した後、薬液の注出口となる。
〔実施例〕
以下、本案座薬容器の構造を実施例の図面により説明す
れば、座薬容器1は薬液を封入する容器本体2と、本体
2の口部4に螺合する筒状キヤップ6より構成されてい
る。
容器本体2は押潰し可能となる薄肉胴部3の上に偏平な
肩部3aを設け、該肩部3aより上方に口部4を突設し、口
部4の外周に雄ネジ14を設け、口部4の入口に口部閉鎖
膜5を形成し、胴部3の下端に底壁3bを有するもので、
口部4と閉鎖膜5の連続部5aが切断しやすいよう薄肉と
なり、弾力性を有した合成樹脂にて一体にブロー成形さ
れる。この容器本体2に薬液を充填する際、胴部3の下
部を切落し、底壁3bを取除き、開口した胴部3より内部
に薬液を充填し、薬液の充填後、胴部3の下端部を熱融
着し、薬液を封入するものである。
筒状キヤップ6は外面6aがバリのない平滑面となる注出
口7の下部に、本体口部4の雄ネジ14に螺合する雌ネジ
17と、口部4に挿入する内筒8を設け、内筒8の先に口
部閉鎖膜5を切断する刃部3aを成形するもので、容器本
体2より硬質の合成樹脂にて射出成形するものである。
第4図と第5図(イ)(ロ)(ハ)の容器本体2は、口部4の上
縁部に凹欠部9を設け、口部4を塞ぐ閉鎖膜5の一部
に、凹欠部9に向けて彎曲する凹部15を設け、口部4と
閉鎖膜5の連続部5aが凹欠部9を除いて薄肉となり、凹
欠部9より口先側の薄肉部から切断され、閉鎖膜5の一
部が凹欠部9の形成側で切残り、閉鎖膜5が第6図(イ)
(ロ)の如く凹欠部9側より口部4内に折曲げらけれる。
この筒状キヤップ6を容器本体2の口部4に螺合してお
く場合、刃部8aが閉鎖膜5に達しない程度に螺合してお
き、該筒状キヤップ6を身体の肛門に薬液を注入する直
前に螺進するものである。
筒状キヤップ6を螺進すると、内筒8の先部には刃部8a
が設けられているため、この刃部8aによって口部4と閉
鎖膜5の連続部5aが切断され、口部4が開口されると共
に、閉鎖膜5を切断した内筒8は口部4に挿入し、口部
4と筒状キヤップ6の注出口7が連通状態となる。この
状態で容器胴部3を押潰せば、薬液は口部4より筒状キ
ヤップ6の内筒8を通り注出口7から肛門に注入され
る。
〔考案の効果〕
本考案の座薬容器は、上記の通り構成されているので、
次に記載する効果を奏する。
注出口の外面にバリが生じないように筒状キヤップは射
出成形されているので、バリ取り加工が全く不要になる
し、その分、作業能率を向上することとができるばかり
か、注出口の外面が平滑であるため、注出口の挿入によ
って身体の肛門を傷つけることもない。
又閉鎖膜を切断した筒状キヤップの内筒は、口部に内接
するので、口部と筒状キヤップの間から薬液が漏れ出る
こともないし、容器本体は従来通りブロー成形するもの
であり、本体口部に螺合する筒状キヤップも、従来キヤ
ップと同様に射出成形するものであるから、従来の設備
機械をそのまま利用し得る利点もある。
更に口部の先に凹欠部を設け、閉鎖膜に凹欠部に向けて
彎曲する凹部を形成し、閉鎖膜の一部が切残るようにし
た座薬容器にあっては、閉鎖膜は薄肉接続部を切断した
内筒によって口部の内側に折曲げられるので、切断した
閉鎖膜が薬液の注出時に支障となることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本案座薬容器の構造を示す一部切欠正
面図で、第1図は閉鎖膜切断前の状態を、第2図は閉鎖
膜切断後の状態を示す。第3図は本案座薬容器を分解し
て要部構造を示す一部切欠正面図、第4図は類例口部の
縦断面図、第5図(イ)(ロ)(ハ)はその平面図とA−A断面
図、及びB−B断面図、第6図(イ)(ロ)は閉鎖膜の切断例
を示す要部断面図、第7図は従来座薬容器の断面図であ
る。 1…座薬容器、2…容器本体、3…胴部、3a…肩部、4
…口部、5…口部閉鎖膜、5a…連続部、6…筒状キヤッ
プ、6a…キヤップ外面、7…注出口、8…内筒、8a…刃
部、9…凹欠部、14…雄ネジ、17…雌ネジ、B…バリ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬液を封入する容器本体(2)と、本体の口
    部(4)に螺合する筒状キヤップ(6)より構成され、容器本
    体は口部の外周に雄ネジ(14)を設け、口部の入口に口部
    閉鎖膜(5)を有し、胴部(3)が押潰し可能となり、筒状キ
    ヤップは外面(6a)が平滑面となる注出口(7)の下部に口
    部の雄ネジに螺合する雌ネジ(17)と、閉鎖膜を切断して
    口部内に挿入する内筒(8)を設けた座薬容器
JP6948789U 1989-06-13 1989-06-13 座薬容器 Expired - Lifetime JPH06123Y2 (ja)

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JP6948789U JPH06123Y2 (ja) 1989-06-13 1989-06-13 座薬容器

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JP6948789U JPH06123Y2 (ja) 1989-06-13 1989-06-13 座薬容器

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JPH037832U JPH037832U (ja) 1991-01-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3337099B2 (ja) * 1994-07-05 2002-10-21 太田製薬株式会社 使い捨て式薬剤注入用容器
JP7389308B2 (ja) * 2018-12-28 2023-11-30 小林製薬株式会社 薬剤注入器具

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JPH037832U (ja) 1991-01-25

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