JPH0739749U - 水改質装置付食器洗浄機 - Google Patents

水改質装置付食器洗浄機

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JPH0739749U
JPH0739749U JP7570393U JP7570393U JPH0739749U JP H0739749 U JPH0739749 U JP H0739749U JP 7570393 U JP7570393 U JP 7570393U JP 7570393 U JP7570393 U JP 7570393U JP H0739749 U JPH0739749 U JP H0739749U
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water
room
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tableware
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JP7570393U
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Inventor
卓二 重岡
義典 田中
新悟 木村
Original Assignee
株式会社ガスター
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 食器室の内壁等にスケールが付着することを
防止することができる水改質装置付食器洗浄機を提供す
る。 【構成】 タンク部8に収容した水を水送り管路10を介
してノズル12から食器室13に噴射する食器洗浄機におい
て、タンク部8内に水改質装置ユニット11を設け、水改
質装置ユニット11内に電極1,2を対向配置し、制御装
置6に矩形パルス発振回路5を設け、電極1,2と矩形
パルス発振回路5とを接続し、矩形パルス発振回路5に
より電極1,2に極性反転電圧を印加し、タンク部8内
の水にパルス電流を流して水を活性化し、水中のイオン
の偏在をなくしてスケールの発生を抑制し、その水を食
器室13に噴射することにより、食器室13の内壁や食器等
にスケールが付着することを防止できるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、食器を自動的に洗浄する水改質装置付食器洗浄機に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
例えば、コップや皿などの食器を自動的に洗浄する食器洗浄機が用いられてお り、図8には食器洗浄機の一例が示されている。なお、図8には、説明を簡略化 するために、水の排水機構および乾燥機構などは省略して示されている。同図に おいて、食器洗浄機のケース26には食器を収容する食器室13が設けられており、 食器室13の下部側には複数のノズル12を形成したノズルホルダ14が設けられてお り、ノズルホルダ14は図示されていないモータにより、図の矢印のように、回転 自在となっており、ノズルホルダ14の下部側にはポンプ15を介して水送り管路10 が設けられており、ポンプ15には制御装置6が接続されている。
【0003】 前記食器室13の下部側には水送り管路10に連通して食器室13に送り込む水を収 容するタンク部8が設けられており、タンク部8の下部側にはヒータ16が設けら れており、ヒータ16は前記制御装置6に接続されている。食器洗浄機の上部側に はタンク部8に水道等の水を供給する給水通路として機能する給水管9が設けら れおり、給水管9には電磁弁25が設けられており、電磁弁25は前記制御装置6に 接続されている。前記食器室13には、コップ21や皿22などの食器を載せるパレッ ト28が食器室13に対してスライド自在に設けられており、食器室13の入口側には 、蓋23が設けられている。また、食器洗浄機には図示されていない洗剤投入部が 設けられている。
【0004】 このような食器洗浄機には、図示されていない電源コードとスイッチが設けら れており、まず、食器室13の蓋23を開け、パレット28に食器を搭載し、パレット 28をスライド移動させて食器室13内に食器を収容し、洗剤を洗剤投入部(図示せ ず)に入れて、蓋23を閉めて電源コードを商用電源に差し込み、スイッチを入れ ると、制御装置6の制御により給水管9の電磁弁25が開かれ、給水管9からタン ク部8に水が供給され、ポンプ15が駆動してタンク部8の水が水送り管路10を介 してノズルホルダ14に送られ、ノズル12から水送り管路10が食器室13に噴射され 、食器室13内の食器が洗浄される。なお、このとき、ノズルホルダ14は水流の力 駆動により、図の矢印のように回転しながら、ノズル12から水を噴射するように なっている。
【0005】 次に、制御装置6によりヒータ16の加熱制御が行われ、タンク部8内の水が加 熱されて湯となり、その湯が上記と同様に、水送り管路10を介してノズル12から 食器室13内に噴射され、湯での食器の洗浄が行われる。そして、食器洗浄後の水 は排水機構(図示せず)により排水される。
【0006】 そして、上記と同様にして、食器室13内の食器のすすぎが水、または湯により 行われ、最後に、食器室13に温風が送風されて、食器の乾燥が行われる。
【0007】 また、食器洗浄機には、図9に示すように、食器室13と、食器室13に水を供給 する給水通路として機能する給水管9と、食器室13に空気を吹き込む空気ノズル 31が設けられており、図10に示すように、給水管9から食器室13に水を供給して 食器室13を水で満たし、空気通路33からの空気をポンプ30によりノズルホルダ31 のノズル32から食器室13に吹き込むことにより洗浄する食器洗浄機もある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、水道の水には、カルシウムやマグネシウム等の物質が含まれて おり、食器洗浄機を使用していくうちに、それらの物質がスケールとなって析出 し、スケールが、特に食器室13の内がわ側壁に付着し、また、食器等の表面や水 送り管路10の内側等にも付着成長する。このように、スケールが食器室13等に付 着成長すると、食器室13の内壁表面が白っぽくなって見栄えが悪くなり、ガラス 食器の場合はガラスのくもりとなり、外観的に不快な思いをすることとなり、問 題であった。それを防ぐためには、食器室13の内壁等に付着したスケールを取り 除くそうじ作業をこまめに行わなければならなくなり、また、食器を後にふきん 等でこする等しなければならず、面倒である。そこで、最近では、スケール付着 防止のための薬品が市販されており、それらの薬品を洗剤と一緒に投入すること によりスケース付着を防止することができるようになったが、薬品によりスケー ル付着防止を行うには、薬品を洗剤と一緒に投入したり、自動投入装置付の洗浄 機の場合には、薬品を定期的に補充しなければならないために面倒であった。
【0009】 本考案は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は 、食器室の内壁や水送り管路や食器等にスケールが付着することを防ぎ、スケー ルを取り除くための手間を省くことができる水改質装置付食器洗浄機を提供する ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は次のように構成されている。すなわち、 本考案は、食器を収容する食器室と、該食器室に連通し、食器室に水を噴射する ノズルに連通する水送り管路と、該水送り管路に連通し、食器室に送り込む水を 収容するタンク部と、該タンク部に水を供給する給水通路を有する食器洗浄機に おいて、前記水送り管路とタンク部と給水通路の少くとも1つには電極が対向配 置されており、この電極に極性反転電圧を印加する極性反転駆動手段を設けたこ とを特徴として構成されている。
【0011】 また、食器を収容する食器室と、該食器室に水を供給する給水通路と、食器室 に空気を吹き込む空気ノズルを有する食器洗浄機において、前記食器室と給水通 路の少くとも一方側には電極が対向配置されており、この電極に極性反転電圧を 印加する極性反転駆動手段を設けたことも本考案の特徴的な構成とされている。
【0012】
【作用】
上記構成の本考案において、水送り管路とタンク部と給水通路と食器室の少く とも1つには電極が対向配置されており、この電極に極性反転電圧を印加する極 性反転駆動手段が食器洗浄機には設けられており、極性反転駆動手段によりタン ク内の電極に極性反転電圧を印加すると、水分子が活性化し、水送り管路やタン ク部内の水中のイオンの偏りがなくなり、そのために、結晶ができ難くなり、水 中に含まれるカルシウムやマグネシウム等がスケールとなって析出し難くなる。 そのため、スケールが食器室の内壁や水送り管路や食器等に付着することが防止 される。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。なお、本実施例の説明にお いて、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。図 1には、本考案に係る水改質装置付食器洗浄機の第1の実施例が示されている。 なお、図1においても、説明を簡略化するために、水や湯の排出機構、および、 食器乾燥機構等は省略して示してある。
【0014】 本実施例の食器洗浄機は、図8の従来例とほぼ同様に構成されており、本実施 例が従来例と異なる特徴的なことは、タンク部8内に水改質装置ユニット11を設 け、水改質装置ユニット11内に電極1と電極2とを対向配置し、制御装置6に、 電極1,2に極性反転電圧を印加する極性反転駆動手段として機能する矩形パル ス発振回路5を設け、この矩形パルス発振回路5と電極1,2とを接続したこと である。なお、水改質装置ユニット11はハウジング4を有しており、ハウジング 4内に電極1,2が設けられている。また、水改質装置ユニット11は、ハウジン グ4の接続部24でタンク部8に着脱自在に取り付けられている。
【0015】 図2に示すように、制御装置6は、電源回路3と矩形パルス発振回路5を有し ている。電源回路3はトランスを有しており、電源(商用電源)からの電圧を降 圧して矩形パルス発振回路5に加える。矩形パルス発振回路5は、極性反転電圧 を発振して電極1,2にそれぞれ加える(印加する)ものであり、電極1,2は 、電極1の極性が正のとき電極2の極性は負となるようにし、その逆に、電極1 の極性が負のとき電極2の極性は正となるようにする。
【0016】 なお、極性反転電圧を電極1と電極2に印加するということは、例えば、電極 1の極性が正のとき電極2の極性を負とし、次に、電極1,2の極性を切り換え て、前記とは逆に電極1の極性を負とし、電極2の極性を正とし、その後また、 電極1の極性と電極2の極性とを反転させるといったように、電極1,2の極性 を周期的に反転切り換えさせながら電圧を印加することであり、そうすると、電 極1,2間に流れる電流は、図3の(a)に示すように、時間tに対して周期的 に変化する矩形のパルス電流となる。
【0017】 ところで、水に電流を流すと、水に電流のエネルギーが与えられることにより 、水分子が細分化して活性化するために、スケールが含まれている水に電流を流 すと、スケールが水に溶け易くなると考えられており、さらに、流す電流を極性 反転電流とすると、水中のプラスイオンとマイナスイオンの偏在がなくなり、ス ケールが成長し難くなると考えられている。
【0018】 しかも、その極性反転電流が、図3の(a)に示したような矩形状のパルス電 流として与えられるために、対向した電極の極性反転切り換えが瞬間的に急激に 行われることにより、スケールが電極の極性反転切り換えにより反転するときの 瞬発的な慣性エネルギーにより、スケールの分子と分子の結合が切れることによ り、スケールが非常に小さくなって水中に溶けるために、スケールの発生がより 効果的に抑制されると考えられる。本出願人が水道等のビーカの水中に一対の電 極を対向配置し、電極間に矩形状の極性反転電流を流してスケールの発生を検出 する実験を行ったところ、スケールの発生がほぼ完全に抑制されたことが確認さ れている。
【0019】 さらに、詳しく説明すると、本実施例と従来例では、スケールの形状、性質が 異なり、従来では、針状の形状で食器室13内壁表面等に固着・析出し、次第に大 きく成長していくので、スケールの付着が目視で確認できるようになるのに対し 、本実施例では、析出自体し難いが、たとえ析出したとしても粒状の形状で食器 室内壁表面に表れるものの、大きく成長することはなく、ノズル12からの水の噴 射により取り除かれて、その水中に混じって排水され、たとえ、少量のスケール が付着したとしても、目視で確認することができない。このため、従来のように 、食器等の表面についても白っぽく曇ったようには見えない。
【0020】 また、表1に示すように、電極に加える電圧と周波数で、この効果が特に顕著 に表れるポイントがあり、効果に差異があることが確認されている。なお、表中 、二重丸の印は極めて良好、丸の印は良好、−印は効果がない場合を示している 。
【0021】
【表1】
【0022】 さらに、水中に極性反転電流を流すことにより、水の活性化が生じ、イオンの 偏在がなくなると、スケールが水に溶け易くなるのと同様にその他の様々な物質 が溶け易くなることから、水の洗浄力が向上するということも考えられており、 実際に水の洗浄力の向上効果が実験等により、本出願人により確認されている。
【0023】 本実施例は、以上のように構成されており、次にその動作について説明する。 本実施例でも、従来例と同様に、食器室13内に食器を収容して蓋23を閉じ、スイ ッチを入れると、自動的に給水管9からタンク部8内に水が注入され、タンク部 8内の水により食器室13内の食器が洗浄されるが、本実施例では、タンク部8に は水改質装置ユニット11が設けられ、電極1,2が対向配置されており、制御装 置6の矩形パルス発振回路5により極性反転電圧が電極1,2に印加されるため に、電極1と電極2の間には図3の(a)に示したような矩形状のパルス電流が 流れる。
【0024】 そうすると、タンク8内の水が活性化し、さらに、水中のプラスイオンとマイ ナスイオンの偏在がなくなるために、スケールが成長し難くなり、スケールの発 生が抑制され、しかも、電極1と電極2との極性反転切り換えが瞬間的に行われ るために、たとえ、スケールが発生したとしても、スケールが電極1,2の極性 反転切り換えの際に反転するときの慣性エネルギーにより、スケールの分子間結 合が切れて水中に溶けるようになるために、スケールの発生はほぼ完全に抑制さ れ、水に溶けた状態となり、その水が水送り管路10を介してノズル12から食器室 13に噴射され、食器の洗浄が行われるために、スケールがタンク部8内はもちろ んのこと水送り管路10や食器室13の内壁に付着することは殆どない。
【0025】 また、電極1,2に極性反転電圧が印加されると、洗剤も溶け易くなり、さら に、水の洗浄力が向上し、その水により食器室13内の食器の洗浄が行われるため に、本実施例の食器洗浄機は、従来の食器洗浄機に比べて少い洗剤で、より効率 的に食器洗浄が行われる。
【0026】 本実施例によれば、上記動作によりタンク部8内の水が改質されて水にスケー ルが発生することがほぼ完全に抑制され、その水が水送り管路10を介して食器室 13内に噴射されるために、スケールがタンク部8の内壁はもちろんのこと、水送 り管路10や食器室13内壁や食器に付着することが防止され、従来のように、スケ ールが食器室13の内壁に付着することにより、使用者が不快な思いをするといっ たことが殆どなく、スケール防止のために薬品を投入したり、こまめにそうじを 行ったりする手間を省くことができる。
【0027】 また、上記のように水が改質されて洗剤が溶け易くなり、少ない洗剤で効率的 に食器洗浄が行われるために、洗剤の節約が可能となり、それでいて食器の汚れ をきれいに落とすことができ、しかも使用する洗剤の量が少ないために、環境に も優しい食器洗浄機とすることができる。
【0028】 また、電極1,2が水改質装置ユニット11内に設けられているために取り扱い が容易であり、水改質装置ユニット11はタンク部8に着脱自在となっていて、水 改質装置ユニット11の取り付けを非常に容易に行うことができる。
【0029】 さらに、もし、仮に、電極1,2間に直流電流を流したとすると、直流電流が 流れることによる水の電気分解が起こって水素が発生したり、電気分解の際のメ ッキ作用により電極1,2の表面に析出物が付着したりすることが生じるが、本 実施例では、電極1,2間に極性反転電圧が印加されることで、電極1,2の表 面に析出物が付着して、電極としての機能が損なわれることもなく、また、電極 部分から電気分解によるガスが発生するということもない。
【0030】 図4には、本考案の水改質装置付食器洗浄機の第2の実施例が示されている。 本実施例は、第1の実施例とほぼ同様の構成であり、本実施例が第1の実施例と 異なる特徴的なことは、水改質装置ユニット11を水送り管路10に設けたことであ る。なお、水改質装置ユニット11は、第1の実施例と同様に、ハウジング4を有 しており、水改質装置ユニット11は、ハウジング4の接続部24で水送り管路10と 着脱自在に取り付けられている。
【0031】 本実施例は以上のように構成されており、水改質装置ユニット11の電極1,2 に矩形パルス発振回路5により極性反転電圧を印加すると、第1の実施例と同様 に、水改質装置ユニット11内の水にスケールが発生することが完全に抑制される 。そして、水改質装置ユニット11を通った水が水送り管路10を介してノズル12か ら食器室13内に噴射されるために、水送り管路10や食器室13の内壁や食器表面に スケールが付着することがほぼ完全に防止され、しかも、洗浄力の高い水が食器 室13内に噴射され、第1の実施例と同様の効果を奏することができる。
【0032】 図5には、本考案の水改質装置付食器洗浄機の第3の実施例が示されている。 本実施例の特徴的なことは、給水管9に水改質装置ユニット11を設けたことであ り、それ以外は第1,第2の実施例と同様の構成である。本実施例でも、水改質 装置ユニット11はハウジング4を有しており、水改質装置ユニット11はハウジン グ4の接続部24で給水管9と着脱自在に取り付けられている。
【0033】 本実施例は以上のように構成されており、水改質装置ユニット11の電極1,2 に矩形パルス発振回路5により極性反転電圧を印加すると、上記第1,第2の実 施例と同様に、水改質装置ユニット11内の水にスケールが発生することが完全に 抑制され、水改質装置ユニット11を通ってタンク部8に供給される水はスケール の発生が完全に抑制された水となり、水送り管路10を介して食器室13内にノズル 12から噴射される。そのため、上記第1,第2の実施例と同様の効果を奏するこ とができ、食器室13の内壁などにスケールが付着することが完全に防止され、し かも洗浄力の高い水が食器室13内に噴射されて効率的に食器の洗浄を行なうこと ができるし、また、ガラス表面に曇りが生じない。
【0034】 図6には、本考案の水改質装置付食器洗浄機の第4の実施例が示されている。 本実施例の食器洗浄機は、図9の従来例とほぼ同様に構成されており、本実施例 が従来例と異なる特徴的なことは、食器室13内に水改質装置ユニット11を設け、 水改質装置ユニット11内に電極1と電極2とを対向配置し、制御装置6に、電極 1,2に極性反転電圧を印加する極性反転駆動手段として機能する矩形パルス発 振回路5を設け、この矩形パルス発振回路5と電極1,2とを接続したことであ る。なお、水改質装置ユニット11はハウジング4を有しており、ハウジング4内 に電極1,2が設けられている。また、水改質装置ユニット11は、ハウジング4 の接続部24で食器室13に着脱自在に取り付けられている。
【0035】 本実施例でも、水改質装置ユニット11が上記第1〜第3の実施例と同様に動作 することにより、上記第1〜第3の実施例と同様の効果を奏することができる。
【0036】 図7には、本考案の水改質装置付食器洗浄機の第5の実施例が示されている。 本実施例は、第4の実施例とほぼ同様の構成であり、本実施例が第4の実施例と 異なる特徴的なことは、水改質装置ユニット11を給水管9に設けたことである。 なお、水改質装置ユニット11は、第4の実施例と同様に、ハウジング4を有して おり、水改質装置ユニット11は、ハウジング4の接続部24で給水管9と着脱自在 に取り付けられている。
【0037】 本実施例も、水改質装置ユニット11が上記第1〜第4の実施例と同様に動作す ることにより、同様の効果を奏することができる。
【0038】 なお、本考案は、上記実施例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採 り得る。例えば、上記実施例では、1つの水改質装置ユニット11を、第1の実施 例ではタンク部8に設け、第2の実施例では水送り管路10に設け、第3、第5の 実施例では給水管9に設け、第4の実施例では食器室13に設けたが、水改質装置 ユニット11は必ずしも1つ設けるとは限らず、タンク部8、水送り管路10、給水 管9、食器室13のうち2箇所に設けられていても構わないし、3箇所に設けられ ていても構わず、それらの箇所に少くとも1つ設けられいればよい。
【0039】 また、上記実施例では、水改質装置ユニット11をタンク部8や水送り管路10や 給水管9や食器室13に設けたが、タンク部8や水送り管路10や給水管9や食器室 13に水改質装置ユニット11を設ける代わりに、タンク部8等に直接電極1,2を 設け、電極1,2を矩形パルス発振回路5と接続するように構成しても構わない 。ただし、上記実施例のように、水改質のための装置をユニット化すると、タン ク部8等の各箇所への取り付けが非常に容易であり、取り扱いも容易となるため に、より好ましい。
【0040】 さらに、上記実施例では、矩形パルス発振回路5は、食器洗浄機のヒータ制御 やモータ駆動制御を行う制御装置6内に設け、商用電源を利用して動作を行うよ うに構成したが、矩形パルス発振回路5は、必ずしもヒータ制御やモータ制御を 行う制御装置と同一の制御装置6内に設けて商用電源を利用するとは限らず、ヒ ータやモータとは別の制御装置基板に設け、食器洗浄機に電池を設ける等して、 その電池を利用して動作を行うように構成してもよい。
【0041】 さらに、上記実施例では、極性反転駆動手段として矩形パルス発振回路5を設 けて構成したが、極性反転駆動手段は、必ずしも矩形パルス発振回路5とすると は限らず、例えば、図3の(b)に示すような正弦波形のパルス電流が電極1, 2間に流れるような極性反転駆動手段を設けても構わない。ただし、上記実施例 のように、矩形状のパルス電流が電極1,2間に流れるように構成した場合には 、電極1と電極2との極性反転切り換えが瞬間的に行われ、この切り換えの際に スケールが急激に反転し、その慣性エネルギーによりスケールの結合が切れて水 に溶け易くなり、析出しなくなることから、スケールの発生防止がより効果的と なるために、極性反転駆動手段として矩形パルス発振回路を設けることがより望 ましい。
【0042】 さらに、本考案の水改質装置付食器洗浄機の形状や材質や動作方法等は、上記 実施例に限定されることはなく、従来用いられている食器洗浄機をはじめとし、 様々な食器洗浄機に適用されるものである。
【0043】
【考案の効果】
本考案によれば、食器室と水送り管路とタンク部と給水通路を有する食器洗浄 機においては、水送り管路とタンク部と給水通路の少なくとも1つには電極が対 向配置され、食器室と給水通路と空気ノズルを有する食器洗浄機においては、食 器室と給水通路の少くとも一方側に電極が対向配置され、この電極に極性反転電 圧を印加する極性反転駆動手段が設けられているために、極性反転駆動手段によ りそれらの電極に極性反転電圧を印加することにより、給水管からタンク部に供 給される水、または、タンク部内の水、または、水送り管路の水を活性化し、さ らに、水中のイオン偏在をなくして、その水をノズルから食器室に噴射するため に、水送り管路や食器室の内壁や食器表面等へのスケールの成長を抑制すること が可能となる。
【0044】 したがって、スケールが析出して、そのスケールが食器室の内壁等に付着する ことを防止され、食器室の内壁や食器表面等にスケールが付着することにより、 使用者が外観的な不快感を感じることを解消することができる。そのため、スケ ール防止のために薬品を投入したり、こまめにそうじをするといった手間を省く ことができる。
【0045】 また、上記タンク部、水送り管路を介して食器室に噴射される水が活性化して 、水中のイオンの偏在がなくなると、スケール以外の他の物質(洗剤や汚れ)も 水に溶け易くなるために、本考案の食器洗浄機は、従来よりも少ない洗剤で、よ り効率的に食器洗浄を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る水改質装置付食器洗浄機の第1の
実施例を示す構成図である。
【図2】上記実施例の制御装置を示すブロック構成図で
ある。
【図3】電極に極性反転電圧を印加したときに電極間に
流れるパルス電流を示す説明図である。
【図4】本考案の水改質装置付食器洗浄機の第2の実施
例を示す構成図である。
【図5】本考案の水改質装置付食器洗浄機の第3の実施
例を示す横断面説明図である。
【図6】本考案の水改質装置付食器洗浄機の第4の実施
例を示す横断面説明図である。
【図7】本考案の水改質装置付食器洗浄機の第5の実施
例を示す横断面説明図である。
【図8】従来の食器洗浄機の一例を示す説明図である。
【図9】従来の食器洗浄機の別の例を示す説明図であ
る。
【図10】図9の食器洗浄機の動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2 電極 5 矩形パルス発振回路 8 タンク部 9 給水管 10 水送り管路 11 水改質装置ユニット 12 ノズル

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器を収容する食器室と、該食器室に連
    通し、食器室に水を噴射するノズルに連通する水送り管
    路と、該水送り管路に連通し、食器室に送り込む水を収
    容するタンク部と、該タンク部に水を供給する給水通路
    を有する食器洗浄機において、前記水送り管路とタンク
    部と給水通路の少くとも1つには電極が対向配置されて
    おり、この電極に極性反転電圧を印加する極性反転駆動
    手段を設けたことを特徴とする水改質装置付食器洗浄
    機。
  2. 【請求項2】 食器を収容する食器室と、該食器室に水
    を供給する給水通路と、食器室に空気を吹き込む空気ノ
    ズルを有する食器洗浄機において、前記食器室と給水通
    路の少くとも一方側には電極が対向配置されており、こ
    の電極に極性反転電圧を印加する極性反転駆動手段を設
    けたことを特徴とする水改質装置付食器洗浄機。
JP7570393U 1993-12-28 1993-12-28 水改質装置付食器洗浄機 Pending JPH0739749U (ja)

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JP7570393U JPH0739749U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 水改質装置付食器洗浄機

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JP7570393U JPH0739749U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 水改質装置付食器洗浄機

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