JPH0739694B2 - 柱、梁接合部構造 - Google Patents

柱、梁接合部構造

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JPH0739694B2
JPH0739694B2 JP16813889A JP16813889A JPH0739694B2 JP H0739694 B2 JPH0739694 B2 JP H0739694B2 JP 16813889 A JP16813889 A JP 16813889A JP 16813889 A JP16813889 A JP 16813889A JP H0739694 B2 JPH0739694 B2 JP H0739694B2
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光政 山本
健 北村
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宏一 鈴木
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Kajima Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は最上階における鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁
とを接合金物で接合する柱、梁接合部構造に関するもの
である。
〔従来の技術〕
鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁とを、接合部における打設
コンクリートの流動性と配筋の施工性を考慮して羽子板
ボルト状の接合金物によて接合する構造を出願人はこれ
まで幾つか提案している。
〔発明が解決しようとする課題〕
この発明は上記一連の接合部構造を踏まえて開発された
もので、柱上端部の定着性を向上させる構造を提案しよ
うとするものである。
〔課題を解決するための手段〕 前記目的を達成するために、この発明では、上、下接合
金物を、所要の成を有する十字状の連結部と、この連結
部の先端に平板部を固着して形成したものであり、上、
下接合金物は鉄骨梁の上、下フランジに対応する高さ位
置において、連結部を鉄筋コンクリート柱内に埋設する
ように配設し、さらに上部接合金物には主筋定着板を前
記平板間に跨がって固着し、上部接合金物の平板部には
鉄骨梁の上部フランジを、下部接合金物の平板部には鉄
骨梁の下部フランジをボルト接合するとともに、主筋定
着板には鉄筋コンクリート柱内のねじ主筋の上端部を挿
通し、ねじ主筋はねじボルトにより主筋定着板に定着し
てなることを特徴としたものである。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づいて説明する。第１図、第
２図において１は鉄筋コンクリート柱を示し、２は鉄筋
コンクリート柱１に架設した鉄骨梁を示し、３は鉄筋コ
ンクリート柱１と鉄骨梁２を接合する接合金物を示すも
のである。
接合金物３は、所要の成を有して十字状に形成した連結
部3bと、この連結部3bのそれぞれの先端部には、鉄骨梁
とのフランジ2aを接合する水平な平板部3aが固着してあ
り、平板部3aにはボルト孔3cが穿設してある。
接合金物３は鉄筋コンクリート柱１の上端、鉄骨梁２の
接合位置において、鉄骨梁２の梁成と略等しい間隔でも
って上、下２個、配設し、連結部3bは鉄筋コンクリート
柱１の内部に埋設され、平板部3aの一部は鉄筋コンクリ
ート柱１の周側面より四方向へ突出されている。
上部の接合金物３にはさらに水平方向に主筋定着板４が
一体的に固着してある。この主筋定着板４は接合金物３
の四方向へ突出する各平板部3aの基部寄り間に跨がって
固着され、鉄筋コンクリート柱１の周側面に沿って配筋
されたねじ主筋５を定着するよう、柱型に応じた正方形
枠状に形成してあり、その表面にはねじ主筋５を挿通す
る主筋挿通孔4aが所要数穿設してある。
主筋定着板４を固着した上部の接合金物３には、柱上端
部において鉄筋コンクリート柱１のねじ主筋５上端部が
主筋定着板４の挿通孔4a部分で挿通し、ねじ主筋５の上
端部は、主筋定着板４の表裏においてねじボルト６によ
って定着されている。
そして鉄骨梁２の梁成に等しい間隔で鉄筋コンクリート
柱１に配設された上、下の接合金物3,3において、上部
の接合金物３の平板部3aには鉄骨梁２の上部フランジ2a
がボルト７によって接合され、下部の接合金物３の平板
部3aには鉄骨梁２の下部フランジ2aがボルト７によって
接合され、鉄筋コンクリート柱１の上端部に鉄骨梁２を
架設した構成からなっている。
なお図中８はフープ筋を示すものである。
〔発明の効果〕
以上、この発明は鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁とを接合
金物を介して接合するに際して、鉄骨梁の上端を接合す
る接合金物には、ねじ主筋が挿通する挿通孔を設けた主
筋定着板を固着してあるので、柱最上部において柱主筋
の応力伝達機構を明快にし、かつ、ねじ主筋を使用しね
じ締めによる定着効果の向上が計れる。
また施工上、納まりが簡便で、施工性が良く、鉄筋のプ
レファブ化も容易である。
【図面の簡単な説明】
第１図は柱、梁接合部分を示す横断面図であり、第２図
はそのA-A矢視縦断面図である。 １……鉄筋コンクリート柱、２……鉄骨梁、３……接合
金物、４……主筋定着板、５……ねじ主筋、６……ねじ
ボルト、７……ボルト、８……フープ筋。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】鉄筋コンクリート柱と、上、下フランジを
    有する鉄骨梁とを上、下の接合金物を介して接合した
    柱、梁接合構造において、接合金物は所要の成を有する
    十字状に形成した連結部と、この連結部の先端に平板部
    を固着したものであって、上、下接合金物は、鉄骨梁の
    上、下フランジに対応する高さ位置において、連結部を
    鉄筋コンクリート柱内に埋設するよう配設し、さらに上
    部接合金物には主筋定着板を前記平板間に跨がって固着
    し、上部接合金物の平板部には鉄骨梁の上部フランジ
    を、下部接合金物の平板部には鉄骨梁の下部フランジを
    ボルト接合するとともに、主筋定着板には鉄筋コンクリ
    ート柱内のねじ主筋の上端部を挿通し、ねじ主筋はねじ
    ボルトにより主筋定着板に定着してなることを特徴とす
    る柱、梁接合部構造。
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JP2007205951A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Hioki Ee Corp 光パワーメータ
JP5118893B2 (ja) * 2007-05-30 2013-01-16 戸田建設株式会社 鉄筋コンクリート構造物の最上階における柱梁接合部構造

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