JPH0739624Y2 - シート材の送り装置 - Google Patents

シート材の送り装置

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JPH0739624Y2
JPH0739624Y2 JP1989059685U JP5968589U JPH0739624Y2 JP H0739624 Y2 JPH0739624 Y2 JP H0739624Y2 JP 1989059685 U JP1989059685 U JP 1989059685U JP 5968589 U JP5968589 U JP 5968589U JP H0739624 Y2 JPH0739624 Y2 JP H0739624Y2
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JP
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sheet material
sheet
bent
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JP1989059685U
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JPH02150230U (ja
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利行 真野
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利行 真野
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、ダンボール等によって容器を構成するに際
し、その材料であるダンボール等のシート材の折曲げ部
分を矯正しながら送る装置に関するものである。
〈従来の技術〉 大型の冷蔵庫やテレビを梱包収納する容器の素材とし
て、ダンボールが広く使用されている。この種の容器
は、小型であれば、一枚のダンボールを適宜折り畳んで
ステプラー等により係止し、組み立てることができる
が、大型の場合には二枚のダンボールを組合せ、側端部
相互をステプラーや接着剤で接合して構成する。
二枚のダンボールを組合せて容器の四角筒体を成形する
代表的な手段は、二面に折曲げられたシート材の一対を
対向して配置して、両シート材を同時に前方に間欠的に
搬送し、その搬送の停止時にステプラー等により両シー
ト材の側端部を相互に係止するものであり、この搬送に
は所定のシート材の送り装置が使用されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記した従来例では、左右のシート材を前方に同時に搬
送することができ、従って、両シート材の重なった側端
部分相互をステプラー等の止着具により係止し、或いは
糊付け、熱溶着等によリ一体化することができる。しか
しながら、この前の作業段階であるシート材を二面に折
曲げる際、正確な折曲げがなされていないと、成形され
る容器に歪みが生じる。
即ち、シート材を二面に折曲げる場合、重なった二面の
前端と後端が夫々一致して揃っていなければ、四角筒体
となる容器が歪んでしまうのである。
そして、従来は、シート材の所定部分にケイ線を刻設
し、この部分で折曲げていたのであるが、この折曲げ作
業自体を機械的に処理していたために、多少のズレが発
生することがあった。
例えば、第7図は上記した四角筒体形状の容器aであ
り、ダンボールで成形された左右一対のシ一ト材bを側
端部分の相互を重ねた止着部分cでステプラー等により
係止し、組み立てたものである。そして、ダンボールは
第8図に示すような波形形状の中芯フラップdの両面に
表面ライナーeを接着した構成である。従って、上記し
たシート材bの折曲げ部分が、仮想線Aで示すような中
芯フラップdの波形の山部分若しくは谷部分であれば、
正確な折曲げが達成される。
しかしながら、殆どの場合、上記折曲げ部分は波形の山
部分と各部分の中間であることが多く、従って正確な折
曲げが達成されなかった。また、中芯プラップdの山部
分若しくは谷部分と折曲げ線とが平行になる場合も少な
い。
その結果、第9図に示すように、二面に折曲げたシート
材bの重なった二面の前端fと後端gが夫々一致して揃
わないことになってしまい、二面に折曲げられたシート
材の一方面が他方面に対し、前方にやや突出した状態で
不規則に折曲げられることになり、歪んだ不良な容器が
成形されてしまうのである。
〈問題を解決するための手段〉 本考案は上記した問題点を解決するために考案されたも
ので、二面に折曲げられたシート材を前方に搬送するシ
ート材の送り装置であって、前記シート材の折曲げ側端
を保持する側部ガイド材と、前記シート材の両開放側端
を夫々保持する一対の中間ガイド材とを、シート材の搬
送方向に沿って平行に配置し、前記側部ガイド材の内部
には、シート材の折曲げ側端に弾接してシート材の二面
の前端と後端とを揃える溝を周設した矯正ローラを、側
部ガイド材の長さ方向に沿って所定の間隔で配置してな
ることを特徴とするシート材の送り装置 〈作用〉 本考案は上記した構成であるので、二面に折曲げられた
シート材の上面が下面に対し、例えば前方にやや突出し
た状態で不規則に折曲げられていた場合、側部ガイド材
の内部に位置するシート材の進行方向の前側の矯正ロー
ラは、シート材の折曲げ側端に弾接してシート材の上面
を中間ガイド材の方向に押圧し、シート材の進行方向の
後側の矯正ローラは、シート材の折曲げ側端に弾接して
下面を中間ガイド材の方向に押圧する。
そして、シート材は所定の動力によって前進しているの
で、矯正ローラの押圧力は、シート材の前進に抗したモ
ーメントが作用することになり、シート材の上面は後方
にやや位置ずれし、逆に下面は前方にやや位置ずれし
て、上面が下面に対し前方にやや突出した状態が矯正さ
れ、ケイ線に正確に沿った折曲げ状態となり、上面と下
面の前端、及び後端が揃うのである。
この場合、シート材の両開放側端は夫々中間ガイド材に
よって保持されているため、折曲げ部分が矯正されてシ
ート材の上面なり下面が所定状態に位置ずれすると、開
放側端が中間ガイド材の内面に当接し、それ以上の位置
ずれが防止され、正確な折曲げ状態が維持される。この
状態で両シート材の開放側端同志を止着すると、歪みの
生じない容器を成形することができる。
〈実施例〉 以下本案を実施例の図面にもとづいて説明する。
本考案によって搬送するシート材bは、ダンボ一ルであ
って、二面に重ねて折曲げられ、このシ一ト材bを左右
一対に組合せて四角筒形状の梱包用容器aを製作するこ
とになる。
この梱包用容器aが横断面正方形形状である場合には、
折曲げられる二面の夫々の幅は等しいが、長方形形状の
場合には二面の夫々の幅は、第6図に示したように一方
面b′に対して他方面b″が長くなる。
そして、この一対のシート材b1、b2を対向して配置し、
両シート材の両開放側端を相互に向かい合わせると共
に、僅かに重合させる状態で同時に前方に搬送するので
あり、一方のシート材b1の一方面b′の開放側縁が他方
のシート材b2の他方面b″の開放側縁より上位に位置さ
せると共に、一方のシート材b1の他方面b″の開放側縁
が他方のシート材b2の一方面b′の開放側緑より上位に
位置するように組合せる。
このような状態にした左右一対のシート材bは、例えば
止着時にのみ間欠的に走行する例えば無端べルトに設け
た押圧材で後端を押しながら同時に前方に搬送する。
次に、シート材bの搬送路の両側に、シート材bの折曲
げ側端を保持する側部ガイド材1を搬送路に沿って左右
に対向して配置すると共に、シート材bの両開放側端を
夫々保持する上下の中間ガイド材2を、シート材bの搬
送方向に沿って並行に配置する。
側部ガイド材1は、断面略コ字形状であって、一対の側
部ガイド材1の開放部分が相互に対向し、内部には、高
さの途中にV型溝3を横方向に形成した矯正ローラ4を
前後に設ける。
一対の矯正ローラ4は、側部ガイド材1の長さ方向に沿
って所定の間隔をあけて配置され、V型溝3の谷部分が
側部ガイド材1の内面とほぼ一致する位置であり、シー
ト材bの搬送速度と同速に回転する。この回転手段は、
モータ等の動力源5を介して回転するプーリ6と両矯正
ローラ4のプーリに無端ベルト7を懸架したものであ
り、両矯正ローラ4の回転方向とシート材bの搬送方向
とは同一である。
一方、一対の中間ガイド材2は、両側部ガイド材1の間
隔内のやや上方とやや下方とに位置し、側部ガイド材上
を上下に組合わせた断面略S字形状の構成である。
第6図の実施例の場合、開放側端を相互に重ねる状態で
組合せられた左右一対のシート材bにあって、上位のシ
ート材b1は、その折曲げ側端が一方の側部ガイド材1に
保持され、且つ幅の大きい方の上面である一方面b′の
開放側端が上方の中間ガイド材2aに保持され、幅の小さ
い方の下面である他方面b″の開放側端が下方の中間ガ
イド材2bに保持されている。
また、同様に、下位のシート材b2は、その折曲げ側端が
他方の側部ガイド材1に保持され、且つ幅の小さい方の
上面である他方面b″の開放側端が上方の中間ガイド材
2aに保持され、幅の大きい方の下面である一方面b′の
開放側端が下方の中間ガイド材2bに保持されている。
このように構成した結果、シート材bの折曲げ状態が前
記したように不規則である場合、両シート材bの走行時
に矯正ローラ4のV型溝3の溝面に折曲げ部分が接触
し、シート材bの一方面b′と他方面b″の前端と後端
とを夫々揃えるように押圧する。
第4図、第5図から明らかなように、一対のシ一ト材b
は、本考案の装置の前端に仮折曲げされた状態で夫々積
層され、待機する。
そして、所定のタイミングで導出された一対のシート材
bは、搬送ローラ8等を介して、その折曲げ側端が側部
ガイド材1に挿入保持され、且つ両開放側端が夫々中間
ガイド材2に挿入保持されて前進し、矯正ローラ4によ
って不規則な折曲げ状態が矯正されながら更に前進する
のである。
このようにして折曲げ状態が矯正された一対のシート材
bは、上下に重なった側端部分の止着部分cでステプラ
ー等により係止され、次工程に搬送されることになる。
以上本考案を図面の実施例について説明したが、本考案
は上記した実施例に限定されるものではなく、実用新案
登録請求の範囲に記載した構成を変更しない限りどのよ
うにでも実施することができる。
〈考案の効果〉 以上要するに、本考案によれば、側部ガイド材の内部に
は、シート材の折曲げ側端に弾接してシート材の二面の
前端と後端とを揃える溝を周設した矯正ローラを、側部
ガイド材の長さ方向に沿って所定の間隔で配置してある
ので、二面に折り曲げられたシート材の一対を同時に搬
送する場合に、折曲げ部分が正確でなくて二面がずれて
いても、所定の間隔で配置した前後の矯正ローラが折曲
げ側端を弾接するので、確実に二面の折曲げ状態を修正
することができ、しかも手間や時間を要したり、シート
材の搬送の支障をきたすことがない。したがって、一対
のシート材を組合せて梱包用の紙器を製作しても、歪み
等の不良品や体裁を損なった紙器の製作を確実に防止す
ることができ、著しく信頼性と実用的価値の高いものと
なる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は矯正部分
の要部を示す正面図、第2図は同じく平面図、第3図は
同じく断面図、第4図は装置全体の平面図、第5図は装
置全体の正面図、第6図は要部の斜視図、第7図は容器
の斜現図、第8図はシート材の断面図、第9図は一対の
シート材を組合せた状態の平面図である。 1は側部ガイド材、2は中間ガイド材、3はV型溝、4
は矯正ローラ、aは容器、bはシート材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】二面に折曲げられたシート材を前方に搬送
    するシート材の送り装置であって、 前記シート材の折曲げ側端を保持する側部ガイド材と、
    前記シート材の両開放側端を夫々保持する一対の中間ガ
    イド材とをシート材の搬送方向に沿って並行に配置し、 前記側部ガイド材の内部には、シート材の折曲げ側端に
    弾接してシート材の二面の前端と後端とを揃える溝を周
    設した矯正ローラを、側部ガイド材の長さ方向に沿って
    所定の間隔で配置してなることを特徴とするシート材の
    送り装置。
JP1989059685U 1989-05-25 1989-05-25 シート材の送り装置 Expired - Lifetime JPH0739624Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989059685U JPH0739624Y2 (ja) 1989-05-25 1989-05-25 シート材の送り装置

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JP1989059685U JPH0739624Y2 (ja) 1989-05-25 1989-05-25 シート材の送り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02150230U JPH02150230U (ja) 1990-12-25
JPH0739624Y2 true JPH0739624Y2 (ja) 1995-09-13

Family

ID=31586400

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989059685U Expired - Lifetime JPH0739624Y2 (ja) 1989-05-25 1989-05-25 シート材の送り装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52131325U (ja) * 1976-03-30 1977-10-05
JPS5752485Y2 (ja) * 1976-08-28 1982-11-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02150230U (ja) 1990-12-25

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