JP2662085B2 - 包装ケースのフラップ折曲装置 - Google Patents

包装ケースのフラップ折曲装置

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JP2662085B2
JP2662085B2 JP2261930A JP26193090A JP2662085B2 JP 2662085 B2 JP2662085 B2 JP 2662085B2 JP 2261930 A JP2261930 A JP 2261930A JP 26193090 A JP26193090 A JP 26193090A JP 2662085 B2 JP2662085 B2 JP 2662085B2
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mouth
flap
bending
bent
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佳幸 高村
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 [産業上の利用分野] この発明は筒状のケース本体の口部にフラップを設け
た包装ケースを搬送する途中で、その口部に対しフラッ
プを折曲げて閉塞する装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の装置を備えた包装機はカートン等の包
装ケース用として種々提供されている。この包装機にお
いては、口部から突出するフラップを口部の外側から折
曲げ部材により押さえて口部付近まで折り線に沿って折
曲げるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、フラップから折曲げ部材を離すと、フラッ
プがその弾性により開いてしまう問題があった。
特に、包装ケースがプラスチック製のものである場合
にはその欠点が顕著である。そのため、現在、プラスチ
ックからなるフラップ付き包装ケースにより物品を自動
包装する場合には、折り易い特殊な罫線を有する包装ケ
ースについてのみ、従来のカートン包装機を利用してい
るが、その他のものについては通常手作業で行っている
ため、その折り曲げ作業が大変面倒であった。
本発明はケース本体の口部にフラップを確実に折曲げ
て閉塞できるようにすることを目的としている。
発明の構成 [課題を解決するための手段] この目的に鑑み、本発明に係る包装ケースのフラップ
折曲装置は、筒状のケース本体2の口部3にフラップ8
が折り線9で折曲げ可能に設けられた包装ケース1を前
記折り線9と直交する方向へ搬送する搬送手段12,13,14
a,14bと、口部3から突出するフラツプ8を口部3の外
側から口部3付近まで折曲げるフラップ折曲げ部20,21a
と、この折曲げ部20,21aにより口部3付近まで折曲げら
れたフラツプ8をさらに口部3の内側へ折曲げるフラッ
プ折曲げ部材22,23とを備え、前記フラップ折曲げ部材2
2,23には、フラップ8に口部3の外側から内側へ進入す
るように押接して同フラップ8を口部3の内側へ大きく
折曲げる押圧部25,26を設けたものである。
[作用] 本発明においては、ケース本体2の口部3に折曲げら
れたフラップ8が口部3の外側へ突出する弾性を小さく
するように矯正することができる。
[実施例] 以下、本発明の第一実施例を第1〜6図に従って説明
する。
第1図に示すように本実施例の包装機に使用される包
装ケース1はプラスチックからなり、開いた状態で両側
に口部3を有するケース本体2は上壁2aと前壁2bと下壁
2cと後壁2dとから直方体形状をなし、各壁2a,2b,2c,2d
間には折り線4,5,6,7が左右両口部3間に渡り形成され
ている。両口部3において前後両壁2b,2dには内側フラ
ップ8が折り線9を介して一体形成され、この内側フラ
ップ8は前後両壁2b,2dに対し面一となるように延設さ
れている。又、両口部3において上壁2aには外側フラッ
プ10が折り線11を介して一体形成され、この外側フラッ
プ10は上壁2aに対し面一となるように延設されている。
このような包装ケース1は包装前においてケース本体2
の一部の折り線5,7で平坦状に折畳まれ、この包装ケー
ス1が前述したように開口されて、次に詳述する内側フ
ラップ8の折曲装置に供給されるようになっている。
第2図及び第3図に示すように、左右両側で内外両搬
送チェーン12が互いに平行に巻掛けられ、外側の左右両
搬送チェーン12には複数の第一搬送部材14aが等間隔に
取着されているとともに、内側の左右両搬送チェーン12
には同じく複数の第二搬送部材14bが第一搬送部材14aに
対しずらして等間隔に取着され、各搬送部材14a,14bに
より一組の搬送部材14となっている。搬送チェーン12の
上方には搬送ベルト13が同チェーン12に沿って巻掛けら
れている。
前記搬送チェーン12の左右両側方において支持板15に
はそれぞれ後側の回転軸16と前側の両回転軸17,18とが
垂立状態で取着され、各回転軸16,17,18はその下端部で
チェーン19により連動されている。後側の回転軸16の上
端部には第一のフラップ折曲げ部材20が水平面内で回転
可能に支持され、その先端部に押圧部20aが回転方向へ
向けて突設されている。この折曲げ部材20は前記搬送部
材14の左右両側方に位置している。この折曲げ部材20よ
りも前方において前記搬送チェーン12の左右両側方には
それぞれ保持部材21が折曲げ部材20と同一高さで搬送チ
ェーン12の延設方向に沿って設けられている。折曲げ部
材20に隣接する保持部材21の一端部には搬送チェーン12
の延設方向に対し傾斜する折曲げ部21aが形成されてい
る。
前側の両回転軸17,18の上端部には第二のフラップ折
曲げ部材22,23が水平面内で回転可能に支持されて搬送
チェーン12の延設方向に沿うように並んでいる。前記保
持部材21はこの両折曲げ部材22,23に干渉しないように
分断されている。この両折曲げ部材22,23においては、
円柱状の回転体24の外周面に櫛歯状の弾性押圧部25が取
着されている。第一折曲げ部材20に近い一方の第二折曲
げ部材22はその弾性押圧部25が包装ケース1の内側フラ
ップ8に面したとき同ケース1の搬送方向に対し逆方向
へ回転するとともに、他方の第二折曲げ部材23はこの搬
送方向に対し同一方向へ回転するようになっている。各
弾性押圧部25は各第二折曲げ部材22,23の回転方向とは
逆の方向へ各回転体24の外周面に沿って延設されてい
る。各弾性押圧部25の櫛歯25aは各回転体24の回転中心
に沿って並設されている。
次に、このように構成されたフラップ折曲装置の作用
について詳述する。
前述したように開口された包装ケース1(第2図の状
態)は各搬送部材14a,14b間で位置決めされて搬送チェ
ーン12及び搬送ベルト13に沿って順次搬送される。そし
て、第4図に示すように一方の内側フラップ8が保持部
材21の折曲げ部21aに当接してケース本体2の口部3側
へ折曲げられ始めるとともに、第一折曲げ部材20の回転
に伴い押圧部20aが他方の内側フラップ8に当接して同
内側フラップ8も口部3に向けて折曲げられ始める。包
装ケース1の搬送に伴い両内側フラップ8は口部3の外
側から口部3付近まで折り線9に沿って折曲げられ、そ
の折曲げ位置が保持部材21により保持された状態とな
る。
次に、第2図に示すように第二折曲げ部材22,23の弾
性押圧部25が内側フラップ8に当接して内側フラップ8
が口部3の内側へ大きく折曲げられる。この時、各弾性
押圧部25は包装ケース1に対する抵抗力に応じて弾性的
に撓む。そして、第5図に示すように第二折曲げ部材2
2,23が包装ケース1に対する抵抗力に応じて撓みながら
内側フラップ8から離れると、第6図に示すように内側
フラップ8はその弾性により口部3付近まで戻るが、そ
の状態は内側フラップ8が保持部材21から離れても維持
される。
特に本実施例においては、筒状のケース本体2の口部
3に内側フラップ8を設けた包装ケース1をフラップ8
の折り線9と直交する方向へ搬送する途中で、口部3か
ら突出する内側フラップ8をまず口部3の外側から第一
折曲げ部材20及び折曲げ部21aにより口部3付近まで折
曲げ、さらに、この内側フラップ8に第二折曲げ部材2
2,23の各弾性押圧部25を口部3の外側から内側へ進入す
るように押接させることにより口部3の内側へ大きく折
曲げるので、折曲げられた内側フラップ8が口部3の外
側へ突出する弾性を小さくするように矯正して、口部3
付近に内側フラップ8を確実に折曲げることができる。
第7図に示す第二実施例においては、前記第一実施例
の第二折曲げ部材22,23を変更している。すなわち、第
一折曲げ部材20に近い一方の第二折曲げ部材22の先端部
においてその回転方向側には押圧部26が形成されている
とともに、他方の第二折曲げ部材23の先端部においてそ
の反回転方向側には押圧部26が形成され、この押圧部26
に隣接して同先端部に形成された掴持部27とこの押圧部
26との間には掴持部28が形成されている。
なお、前述した実施例では第二折曲げ部材22,23が回
転して内側フラップ8の弾性矯正を行っているが、その
ほか第8図又は第9図に示すように第二折曲げ部材22,2
3が直線的に移動するスライド方式にしたり、第10図に
示すように内側フラップ8を口部3の内部へ送って折曲
げるローラ方式にすることも可能である。
発明の効果 本発明によれば、フラップ折曲げ部材22,23の押圧部2
5によりフラップ8を口部3の内側へ大きく折曲げて同
フラップ8が口部3の外側へ突出する弾性を小さくする
ように矯正できるので、ケース本体2の口部3にフラッ
プ8を確実に折曲げて閉塞することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はケース本体を開いた状態を示す包装ケースの斜
視図、第2図は本実施例に係る包装ケースのフラップ折
曲装置を含む包装機の一部分を示す概略平断面図、第3
図は同じく概略側断面図、第4図は第一折曲げ部材及び
折曲げ部による内側フラップの折曲作用を示す説明図、
第5図は第二折曲げ部材による内側フラップの折曲作用
を示す説明図、第6図はケース本体の口部に内側フラッ
プが折曲された状態を示す包装ケースの斜視図、第7
図、第8図、第9図及び第10図はそれぞれ内側フラップ
の弾性矯正手段の別例を示す概略作用説明図である。 1……包装ケース、2……ケース本体、3……口部、8
……内側フラップ、9……折り線、12……搬送チェー
ン、13……搬送ベルト、14a,14b……搬送部材、20……
第一折曲げ部材、21……保持部材、21a……折曲げ部、2
2,23……第二折曲げ部材、24……回転体、25……弾性押
圧部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状のケース本体(2)の口部(3)にフ
    ラップ(8)が折り線(9)で折曲げ可能に設けられた
    包装ケース(1)を前記折り線(9)と直交する方向へ
    搬送する搬送手段(12,13,14a,14b)と、 口部(3)から突出するフラップ(8)を口部(3)の
    外側から口部(3)付近まで折曲げるフラップ折曲げ部
    (20,21a)と、 この折曲げ部(20,21a)により口部(3)付近まで折曲
    げられたフラップ(8)をさらに口部(3)の内側へ折
    曲げるフラップ折曲げ部材(22,23)とを備え、 前記フラップ折曲げ部材(22,23)には、フラップ
    (8)に口部(3)の外側から内側へ進入するように押
    接して同フラップ(8)を口部(3)の内側へ大きく折
    曲げる押圧部(25,26)を設けたことを特徴とする包装
    ケースのフラップ折曲装置。
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