JPH0739549Y2 - 工作機械の流体吹付け式切粉清掃装置 - Google Patents

工作機械の流体吹付け式切粉清掃装置

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JPH0739549Y2
JPH0739549Y2 JP9137189U JP9137189U JPH0739549Y2 JP H0739549 Y2 JPH0739549 Y2 JP H0739549Y2 JP 9137189 U JP9137189 U JP 9137189U JP 9137189 U JP9137189 U JP 9137189U JP H0739549 Y2 JPH0739549 Y2 JP H0739549Y2
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fluid
blow
cleaning device
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、工作機械の流体吹付け式切粉清掃装置に関
し、特に、切粉除去用流体を吹き出す吹出し具の設置個
数を少なくできるようにした、工作機械の流体吹付け式
切粉清掃装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、工作機械においては、例えばテーブルの上面等の
工作機械の切粉が載ることのある枠体の上面上に切粉除
去用流体の吹出し具を突設し、吹出し具の吹出し路の入
口を枠体内の導入路を介して流体供給原に連通し、流体
供給原から導入路を経て供給されてきた切粉除去用流体
を吹出し具の吹出し路から枠体の上面に吹き付けるよう
に構成したものがある。
この従来の工作機械の流体吹付け式切粉清掃装置におい
ては、吹出し具が所定の方向を向けて枠体にに固定され
ている。
〈考案が解決しようとする課題〉 このため、枠体の上面全体にわたって切粉除去用流体で
切粉を吹き飛ばそうとすれば、多数の吹出し具を設ける
必要があり、枠体内の導入路の形状が複雑になり、ま
た、構成が複雑になる嫌いがあった。
本考案は、上記の事情を考慮してなされたものであり、
切粉除去用流体を吹き出す吹出し具の設置個数を少なく
できるようにした、工作機械の流体吹付け式切粉清掃装
置を提供することを目的とするものである。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、例えば第1図に示すように、工作機械の切粉
が載ることのある枠体1の上面に切粉除去用流体の吹出
し具2突設し、吹出し具2の吹出し路21・21aの入口21b
を枠体1内の導入路3を介して流体供給源4に連通し、
流体供給源4から導入路3を経て供給されてきた切粉除
去用流体を吹出し具2の吹出し路21・21aから枠体1の
上面に吹き付けるように構成した工作機械の流体吹付け
式切粉清掃装置を前提とするものであって、上記の目的
を達成するため、吹出し具2の全周囲に順にあるいは同
時に切粉除去用流体を吹出させるように構成している。
具体的には、吹出し具2を枠体1の上面とほぼ平行な面
に沿って旋回可能に設け、吹出し具2の旋回に伴い吹出
し案内路21aの吹出し方向が旋回して、吹出し具2の全
周囲に順に切粉除去用流体を吹出させるように構成され
る。
あるいは、吹出し具2の吹出し路21の出口21cを吹出し
具2のほぼ全周にわたって開口させ、吹出し路21から吹
出し具2の全周囲に向かって同時に切粉除去用流体を吹
出させるように構成される。
〈作用〉 本考案においては、吹出し具2の全周囲に順にあるいは
同時に切粉除去用流体が吹出されるので、1個の吹出し
具2により切粉を除去できる範囲が広くなり、枠体1の
上面に設ける吹出し具2の数を減少させることができ
る。
吹出し具2を旋回可能に設ける場合には、切粉除去用流
体が旋回しながら噴出されるので清掃力が大きくなり、
また、吹出し具2の上に載った切粉が吹出し具2の旋回
にともなう遠心力で吹出し具2上から排除される。
また、吹出し具2を旋回可能に設ける場合に、吹出し具
2を旋回駆動するための特別の動力装置を設けることも
可能であるが、構成を簡単にし、かつ、エネルギーを節
約するため、吹出し案内路21aの出口開口部分21dを、吹
出し具2の旋回中心から偏心した位置で、旋回中心から
偏心した直交軸線に沿う方向に開口し、この吹出し案内
路21aの出口開口部分21dから吹き出す切粉除去用流体の
吹出し反力により、吹出し具2を旋回駆動するように構
成することが有利である。
更に、吹出し具2の吹出し路21の出口21cを吹出し具2
のほぼ全周にわたって開口させる場合には、一層簡単な
構成て枠体1の上面の吹出し具2の全周囲を均等に清掃
できる。
なお、この場合に吹出し路21の途中に切粉除去用流体の
流れを吹出し具2の旋回中心から偏心した位置で、旋回
中心から偏心した直交軸線に沿う方向に向ける吹出し案
内路21aを設け、実質上、吹出し路21の出口21cの一部分
21dを吹出し具2の旋回中心から偏心した位置で、旋回
中心から偏心した直交軸線に沿う方向に開口させ、この
吹出し路21の出口21cの一部分21dから吹き出す切粉除去
用流体の吹出し反力により、吹出し具2を旋回駆動する
ように構成することが可能である。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。第1図
は本考案の一実施例に係るマシニングセンタのパレット
ベース清掃装置の縦断面図である。同図に示すように、
このパレットベース1の上面の中央に吹出し具2が旋回
可能に設けられる。すなわち、パレットベース1の上面
中央部にはこれを旋回可能に支持するベアリングを組み
込むための円形開口12が形成され、この開口12は円板状
の上蓋13で閉じられる。この上蓋13の中央部に、潤滑剤
を含浸させた滑り軸受(いわゆる、オイレスメタル)14
を介して回転軸15が挿通され、この回転軸15の上端に形
成したねじに吹出し具2がねじ込まれて固定されてい
る。
この吹出し具2は上蓋13の上に所定の距離を置いて配置
され、この吹出し具2の下面と上蓋13との間に吹出し路
21が形成される。
第2図(1)はこの吹出し具の底面図であり、第2図
(2)は第2図(1)のA−A線断面図である。同図に
示すように、吹出し具2の下面にはこれの中央部から分
岐される4本の渦巻き溝状の吹出し案内路21aが形成さ
れている。そして、第1図に示すように、吹出し路21の
入口21bはこの吹出し案内路21aが集合している中央部で
回転軸15の周面に開口されている。この入口21bは回転
軸15及び枠体1内(正確にはパレトベース1を旋回可能
に枢支するテーブルの中心軸16内)に形成された導入路
3を介してマシニングセンタの切削液供給源(流体供給
源)4に連通される。
前記吹出し路21の出口21cは、吹出し具2の全周囲にわ
たって吹出し具2と上蓋13との間に形成される。そし
て、その出口 21cの一部分には吹出し案内路21aの出口開口部21dが連
通する。出口開口部分21dは吹出し具2の旋回中心から
偏心した位置で、旋回中心から偏心した直交軸線に沿う
方向に開口させ、この出口開口部分21dから吹き出す切
粉除去用流体の吹出し反力により、吹出し具2を旋回駆
動するように構成されている。
このマシニングセンタのパレットベース清掃装置におい
ては、切削液が切削液供給源4から導入路3を介して回
転軸15内に圧送され、入口21bから吹出し路21に噴出さ
れる。そして、その一部分は吹出し案内路21aを通って
開口部分21dから、吹出し具2の旋回中心から偏心した
位置で、旋回中心から偏心した直交軸線に沿う方向に噴
出され、この吹出し反力により、吹出し具2が旋回駆動
される。したがって、吹出し具2から噴出される切削液
の一部分は吹出し案内路21aに案内されて勢い良く旋回
しながら順に吹出し具2の全周囲に噴出され、残りの切
削液はこれに連れて旋回しながら順に吹出し具2の全周
囲に噴出されることになる。この実施例では、パレット
ベース1の上面の中央に1個の吹出し具2を設けてある
ので、1個の吹出し具2で吹出し具2を中心としてパレ
ットベース1の上面全体が大きな清掃力で、均等に清掃
されることになる。また、吹出し具2の上面に載った切
粉は、吹出し具2が旋回することにより、遠心力を得て
吹出し具2から周囲に振り落とされるので、吹出し具2
の上面の切粉も除去できる。更に、1個の吹出し具2で
パレットベース1の上面全部の清掃ができるので、吹出
し具2の個数が少なくて済み、パレットベース1内に形
成する導入路3の形状も簡単にできる。その結果、容易
にかつ安価に実施できることになる。特に、切削液の吹
出し反力を利用して吹出し具2を回転させるので、吹出
し具2を旋回駆動するための動力装置が不要であり、全
体としての構成を一層簡単にでき、一層容易にかつ安価
に実施できることになる。
上記の実施例では、吹出し具2の吹出し案内路21aが渦
巻き状に形成されているが、例えば第3図に示すよう
に、吹出し案内路21aを直線状に形成することも可能で
ある。但し、上記の一実施例のように、渦巻き状の吹出
し案内路21aを形成する場合には、切削液の吹出し反力
の作用点が吹出し具2の回転中心から遠くなり、より大
きな切削液の吹出し反力が得られる点で有利になる。
なお、上記の実施例では吹出し路21が吹出し具2の下面
に形成されているが、吹出し路21を吹出し具2の内部に
通孔状に形成してもよい。
また、切粉除去用流体は、切削液の他に、研削液や空気
を使用することができる。オイルを切粉除去用流体とし
使用することも可能であるが、この場合には、オイルと
切削液、研削液との分離について配慮する必要がある。
〈考案の結果〉 以上のように、本考案によれば、吹出し具の全周囲に順
にあるいは同時に切粉除去用流体が吹出されるので、1
個の吹出し具により切粉を除去できる範囲が広くなり、
枠体の上面に設ける吹出し具の数を減少させて、構成を
簡単にできる。また、切粉除去用流体を1個あるいは少
数の吹出し具に集中させて、その吹出し具の全周囲に順
にあるいは同時に切粉除去用流体を吹出させるので、清
掃力が大きく、確実な清掃ができる。
本考案において、吹出し具を枠体の上面の中央に設ける
場合には、1個の吹出し具で枠体の上面全体にわたって
均等に清掃でき、また、構成を最も簡単にすることがで
きる。
また、本考案において、特に、吹出し具を旋回可能に設
ける場合には、吹出し具の旋回に伴って吹出し具上に載
った切粉を遠心力で吹出し具上から振り払うことがで
き、枠体上から完全に切粉を除去することが可能にな
る。
更に、本考案において吹出し具を旋回可能に設ける場合
に、特に、吹出し具に形成する吹出し路に作用する切粉
除去用流体の吹出し反力で吹出し具を旋回駆動するよう
に構成する場合は、構成が簡単になる上、エネルギーを
節約できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るマシニングセンタのパ
レットベース清掃装置の縦断面図、第2図(1)は吹出
し具の底面図、第2図(2)は第2図(1)のA−A線
断面図、第3図は他の吹出し具の底面図である。 1……パレットベース、2……吹出し具、3……導入
路、4……流体供給源、21……吹出し路、21a……吹出
し案内路、21b……入口、21c……出口、21d……開口部
分。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械の切粉が載ることのある枠体
    (1)の上面上に切粉除去用流体の吹出し具(2)を突
    設し、吹出し具(2)の吹出し案内路(21a)の入口(2
    1b)を枠体(1)内の導入路(3)を介して流体供給源
    (4)に連通し、流体供給源(4)から導入路(3)を
    経て供給されてきた切粉除去用流体を吹出し具(2)の
    吹出し案内路(21a)から枠体(1)の上面に吹き付け
    るように構成した工作機械の流体吹付け式切粉清掃装置
    において、 吹出し具(2)は枠体(1)の上面とほぼ平行な面に沿
    って旋回可能に設け、吹出し具(2)の旋回に伴い吹出
    し案内路(21a)の吹出し方向が旋回するように構成し
    た、工作機械の流体吹付け式切粉清掃装置
  2. 【請求項2】前記吹出し案内路(21a)の出口開口部分
    (21d)を、吹出し具(2)の旋回中心から偏心した位
    置で、旋回中心から偏心した直交軸線に沿う方向に開口
    し、 この吹出し案内路(21a)の出口開口部分(21d)から吹
    き出す切粉除去用流体の吹出し反力により、吹出し具
    (2)を旋回駆動するように構成した事を特徴とする請
    求項1に記載の工作機械の流体吹付け式切粉清掃装置
  3. 【請求項3】工作機械の切粉が載ることのある枠体
    (1)の上面上に切粉除去用流体の吹出し具(2)を突
    設し、吹出し具(2)の吹出し路(21)の入口(21b)
    を枠体(1)内の導入路(3)を介して流体供給源
    (4)に連通し、流体供給源(4)から導入路(3)を
    経て供給されてきた切粉除去用流体を吹出し具(2)の
    吹出し路(21)から枠体(1)の上面に吹き付けるよう
    に構成した工作機械の流体吹付け式切粉清掃装置におい
    て、 吹出し具(2)の吹出し路(21)の出口(21c)を吹出
    し具(2)のほぼ全周にわたって開口させ、吹出し路
    (21)から吹出し具(2)の全周囲に向かって切粉除去
    用流体を吹出させるように構成した事を特徴とする工作
    機械の流体吹付け式切粉清掃装置
  4. 【請求項4】前記枠体(1)の上面の中央部上に吹出し
    具(2)を設けたことを特徴とする請求項1、2又は請
    求項3に記載の工作機械の流体吹付け式切粉清掃装置
JP9137189U 1989-08-01 1989-08-01 工作機械の流体吹付け式切粉清掃装置 Expired - Lifetime JPH0739549Y2 (ja)

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JP2023088451A (ja) * 2021-12-15 2023-06-27 Dmg森精機株式会社 パレット交換装置の動作方法

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