JP5289596B2 - 吸引による推力回転装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吸引により装置内部に作用する推力を利用して回転力を得る装置およびその回転機能を利用する装置に関するものである。回転機能は、回転体にブラシ、モップ、カッター、レーキ、撹拌器等を装着することで利用ができる。例えば、掃除機の吸込み口に装着しての掻き出し機能としての利用、吸引ポンプ浚渫におけるカッター機能あるいは撹拌機能としての利用等が行え、これら機能は吸引対象物質を吸引する機能と同時に確保することができる。また、回転機能は、吸引サイホン形式での貯水放水時に呑み口部に生じる吸引力から回転力を得て行う発電装置にも利用できる。
吸引力を利用して回転力を得る装置としては、掃除機ヘッドの横回転ブラシがあり、流体力を羽根に作用させて回転力を得る回転羽根方式が採用されている。しかし、質量の軽い空気を流体とする掃除機では得られる回転力には限界があり、十分な回転力を必要とする場合は、掃除機ヘッドでは内蔵した電動モーターにより回転力を得ている状況である。一方、網戸用の吸引力利用の縦回転ブラシが製品化(特許文献1、非特許文献1)されているが、吸引口が小口径のため掃除効率は低い。また、コーナー部あるいはサッシの溝などの狭い箇所を対象とした吸引力利用の回転ブラシは開発されていない。
一方、吸引力を用いた物質搬送として水と伴に堆積土砂を吸引搬送するポンプ浚渫があり、搬送管を利用して連続的に行う効率的な方法である。その際に、吸引対象の堆積土砂が一体化していることがあり、その様な場合は採取時に堆積土砂を解きほぐしたり撹拌したりすることが必要となり、その行為を行うにおいて回転力は有力な手段となる。
一体化した堆積土砂を吸引するポンプ浚渫(例えば非特許文献2)においては、事前にカッターにより開削する方法、高圧ジェット水により削土する方法(例えば特許文献2)、あるいは土砂撹拌装置を用いて土砂を巻き上げた後に吸引したりする方法(例えば特許文献3)等が提案されている。一体化した土砂を解きほぐす様々な方法が検討提案されているが、一体化した堆積土砂を解きほぐすための動力源を別途備えねばならない。
回転羽根方式は、吸引力以外の動力源を必要としないが、羽根が流体から衝動力を得て回転するために、羽根自体が吸引対象物質を含んだ混合流体に対する障害物となること、および混合流体から受ける衝撃力により羽根が損傷することの課題がある。これら負の面を解消あるいは軽減し効果的な回転力が得られる吸引回転方法が発明されれば、その方法は回転羽根方式に依っている掃除機以外の用途にも採用されることが考えられ、産業の発展に寄与することが期待される。特に、流体が水の場合は得られる回転力は大きなものとなることから、用途の拡大が期待される。ポンプ浚渫および水力発電への適用もその一つである。
特開2002−223996 特開2006−348660 特開2005−120784
東芝家電製品 Toshiba Living Doors 回転網戸ブラシ プロムナード シリーズ「港湾土木工法の基礎知識」浚渫(1) May 2003 Vol.231
吸引力を利用する回転羽根方式による回転は、吸引による流体の流れを羽根に当てて回転させる方式であるために流体阻害や羽根が被る損壊等の障害がある。そのため、これら障害を解消あるいは軽減して、別途動力源を必要とせずに吸引力を利用した回転機能が得られる装置の開発が課題である。
掃除機に関して吸引力を利用する回転羽根方式のブラシ等の回転機能改善が検討されてきているが、回転羽根方式による回転力には限界があり広く利用されるまでに至っていない。特に、コーナー部やサッシの溝などの狭い箇所の掃除用に吸引力によるブラシ回転機能を有するノズルが無く、また、現在利用されている回転羽根方式の掃除具に替わる回転機能を向上させたノズルの開発のため、回転羽根方式以外の吸引力による回転機能を利用した掃除具を開発することが課題である。
浚渫における吸引搬送において、一体化した堆積土砂を解きほぐしたり撹拌したりするために別途動力源を確保した装置を使用しているが、吸引力を利用することにより別途動力源を確保せずに解きほぐしたり撹拌したりするための回転力が得られる装置を開発することが課題である。
掃除機における回転羽根方式に代わる吸引力を利用したブラシ回転装置と浚渫における吸引力を利用した解きほぐしや撹拌のための回転装置は、規模や対象流体が異なっても同じ仕組みが適用可能であり、新方式による吸引力を利用した回転装置を発明し、別途動力源を確保せずに吸引力を利用して回転機能を得る装置の開発が課題である。
本発明の根本的な誘引は吸引力から回転力を得る新たな仕組みによる装置の開発であり、その利用は発電にも拡げられるので、吸引サイホン形式による放流水を利用した水力発電への本発明の利用が課題である。
本発明は、吸引時に装置内に作用する推力を利用して回転力を発生させるものであり、回転羽根方式のように流体の衝動力を作用させる羽根を用いることなく回転することを特徴とする。
推力を利用して回転力を発生させる基本的仕組みは大別して2方式があり、基本的仕組みAの方式は、流入口を外側の回転円周部に有し、当該流入口に連通した内側の回転円周部において回転円概接線方向であり回転の同一回り方向である向きに開口した流出口を一つ以上有する内空の円筒状あるいは円錐台状もしくは球体状の回転体と、当該回転体の回転軸周りにおいて当該回転体と連通する吸引管と、当該吸引管に対する当該回転体の相対回転を可能ならしめながら当該吸引管に当該回転体を接合する回転接合具と、を備えてなり、当該流入口から繋がる当該流出口および当該吸引管との連通部を除いて当該回転体が概密閉状態となることを特徴とする装置である。当該吸引管から当該回転体の内部の流体を吸引することにより当該流入口から流入する外部の流体が当該流出口から当該回転体の内部へ流出する時に当該流出口に反力として作用する推力により当該回転体を回転させる。なお、ここで概接線方向と記述しているのは、接線方向が最適であるが、真の接線方向でなくとも推力による回転力を得られることから真の接線方向に拘らないことによる。また、概密閉状態との記述は、密閉状態としたいが回転接合具の構造的隙間は不可避であることによる。
もう一つの基本的仕組みBの方式は、回転体の軸回転を可能とする内部空間を確保した内空容器と、当該内空容器の内部に在って、外側の回転円周部において回転円概接線方向であり回転の同一回り方向である向きに開口した流出口を一つ以上有する回転体と、当該回転体の回転軸周りにおいて当該回転体に連通状態で固定され当該内空容器の外部に流入口を有する流入管と、当該内空容器に対する当該回転体の相対回転を可能ならしめながら当該流入管を介して当該内空容器に当該回転体を接合する回転接合具と、当該内空容器に連通させて設けた吸引部と、を備えてなり、当該流入口から繋がる当該流出口および当該吸引部を除いて当該内空容器が概密閉状態となることを特徴とする装置である。当該吸引部を通じて当該内空容器の内部の流体を吸引することにより当該流入口から当該回転体内部へ流入した外部の流体が当該流出口から当該内空容器の内部へ流出する時に当該流出口に反力として作用する推力により当該回転体を回転させる。なお、当該回転体は、内空の円筒状あるいは円錐台状もしくは球体状とすることの他に、当該内空容器の内部において屈曲されて回転円周部概接線方向の同一回り方向に流出口として開口している一つ以上の回転管とすることもできる。
請求項1〜2に記した発明は、流体が通過する回転体を増やして作用させる推力を増大させるために、基本的仕組みAと基本的仕組みBを組み合わせた仕組みによる装置である。基本的仕組みBによる装置に加えて、前記流入管の流入口に基本的仕組みAの回転体を当該回転体の回転軸周りにおいて連通状態で固定した組合せ、あるいは基本的仕組みBの装置に加えて、基本的仕組みAの装置を前記吸引管は吸引口を前記内空容器の外部に出した状態で基本的仕組みBの吸引部に替えて当該内空容器に固定し基本的仕組みAの回転体は当該内空容器の内部において基本的仕組みBの回転体に重ねて固定した組合せである。また、これらの組合せに加えて、基本的仕組みAの回転体と基本的仕組みBの回転体が交互となることを条件に、基本的仕組みBの回転体の前記流入管の流入口に基本的仕組みAの回転体を、当該回転体の回転軸周りにおいて連通状態で固定すること、もしくは基本的仕組みAの回転体に基本的仕組みBの回転体を、回転軸を合わせて重ねて固定した組合せの回転体とし、当該組合せの回転体を前記内空容器で別途に覆い、当該基本的仕組みBの回転体には前記流入管および前記回転接合具を別途に備えること、を繰り返した組合せも可能である。外部の流体を複数の回転体で構成される一連の回転体に通過させることにより推力の作用を増大させて当該一連の回転体を回転させる。なお、当該装置においては基本的仕組みAおよび基本的仕組みBを含めて回転接合具の設置は全箇所とすることは必ずしも必要ではなく全体で1箇所以上とすればよい。ただし、回転接合具の設置が省かれた箇所は、当該一連の回転体の回転を阻害せずに概気密となる状態にする。ここで、概気密とは、気密にすべきであるが相対的回転運動をする回転体と吸引管あるいは内空円筒の間には構造的隙間が不可避なことによる。
請求項3に記した発明は、回転体の接合を簡易化できる方法として、吸引管あるいは流入管の円周部で接合する前記回転接合具に代えて回転体の両端の回転軸部において二点支持により接合する回転支持具とするために、基本的仕組みAと基本的仕組みBを組み合わせた仕組みによる装置である。基本的仕組みBの装置の流入管の流入口に基本的仕組みAの回転体を当該回転体の回転軸周りにおいて連通状態で固定した基本の組合せ、あるいは当該基本の組合せにおける基本的仕組みAの回転体の反対側の回転軸周りにおいても、基本的仕組みBのもう一つの装置と流入管の流入口において連通状態で固定した組合せ、あるいは当該基本の組合せの基本的仕組みBの回転体の反対側においても当該回転体の回転軸周りにおいて当該回転体に連通状態で固定され前記内空容器の外部に流入口を有する流入管を配置して、追加した当該流入管の流入口にもう一つの基本的仕組みAの回転体を当該回転体の回転軸周りにおいて連通状態で固定した組合せ、もしくは基本的仕組みAと基本的仕組みBの回転体が交互となることを条件にこれら組合せを連続した組み合わせにより一連の回転体としたものであって、当該一連の回転体の両端部となる回転体の外側回転軸箇所において、基本的仕組みAの回転体の場合は直接に、基本的仕組みBの回転体の場合は当該内空容器を介して、当該一連の回転体の回転を可能ならしめながら支持する回転支持具により当該一連の回転体を支持体に接合した装置である。言い換えれば、 基本的仕組みAの回転体と基本的仕組みBの回転体を、回転軸を合わせて交互にそれぞれ一つ以上並べそれぞれ隣り合わせとなる回転体どうしを回転軸周りにおいて連通させて固定することにより、並んだ全ての回転体が連結されて、一つ以上の基本的仕組みAの回転体と一つ以上の基本的仕組みBの回転体を有して一体化した一連の回転体と、当該一連の回転体の回転を阻害せずに基本的仕組みBの各回転体だけを概気密状態に覆う内空容器と、当該内空容器に連通して固定した吸引部と、当該一連の回転体の両端の回転軸において一連の回転体を支える回転支持具と、を備えてなる装置である。流入管の径を回転体の径と等しくすることにより、実質的に流入管を省いた形態で一連の回転体とすることもできる。当該内空容器に備えられた全ての前記吸引部から吸引することにより当該一連の回転体に流体を通過させて作用させる推力により当該一連の回転体を回転させる。また、基本的仕組みAの回転体と基本的仕組みBの回転体を、回転軸を合わせて重ねて固定した組となる回転体を、前記内空容器により別途に概気密状態に覆い、基本的仕組みAおよび基本的仕組みBの各回転体の間に相互の回転体をその回転軸周りにおいて連通させて固定することにより、更なる一連の回転体として配置することも可能である。なお、前記回転接合具の設置は不要となるが、設置が省かれた箇所は当該一連の回転体の回転を阻害せずに概気密となる状態にする。流入管の径を回転体の径と等しくすることにより、実質的に流入管を省いた形態で一連の回転体とすることもできる。
前記の請求項1〜3に記した装置を実用的なものにするために、前記回転体の回転力を利用して回転させる掃除、解きほぐしあるいは撹拌のための用器具であるブラシ、刷毛、モップ、布、紙、スポンジ、ネット、カッター、ブレード、レーキあるいは撹拌器を目的に応じて装着して物質の吸引を行う。また、基本的仕組みAの回転体に対しては、当該回転体を任意の箇所に吸込み口を設けたカバー容器で覆い流体を回転体の流入口まで導流することにより、状況に応じた効果的な吸引形態を設定できる。なお、一般的に利用されているギア、プーリーおよびベルト等のエネルギー伝達方法を用いることにより、必要に応じてトルク調整を行うための回転数変換を行うことや、縦回転から横回転への変換あるいはその逆とすることも可能である。
本発明は、吸引時に装置内に作用する推力から得られる回転力を利用するものであり、回転羽根方式のように流体の衝動力を作用させる羽根を用いていないことから、流体阻害を抑制した流体のエネルギー利用が行える。また、推力を作用させる流体の流出入口を広くすることで装置の損傷を抑制する効果がある。
本発明は、吸引掃除機の吸引時に装置内に作用する推力から得られる回転力を利用して清掃用具を回転させることから、吸引目的以外の動力源を別途必要とせずに清掃用具を回転させながら塵を掻き出し吸引できるという利点がある。
本発明は、浚渫における吸引時に装置内に作用する推力から得られる回転力を利用して、解きほぐしあるいは撹拌のための器具を回転させて一体化した堆積土砂を解きほぐしあるいは撹拌しながら吸引できることから、器具を回転させるための動力源を別途備える必要が無いという利点がある。
本発明は、吸引時に装置内に作用する推力を利用して回転体を回転させることから、位置エネルギーを有する貯水を吸引サイホン形式で放水する時にサイホンの呑み口に生じる負圧すなわち吸引力により装置内に作用する推力から得られる回転力を発電機に伝えて発電を行うことができる利点がある。
本発明の装置に対しては、基本的仕組みAおよび基本的仕組みBに用いる回転体に共通した回転体断面形状の合理的設定方法および当該回転体の簡易製作方法を提示しており、製品をコンパクトとし、製作を容易とする利点がある。
基本的仕組みAによる装置の概要を説明する水平投影断面図である。 基本的仕組みAによる装置の概要を説明する側方断面図である。 基本的仕組みAによる装置において装着する回転数変換器例の概要を説明する側方断面図である。 基本的仕組みAによる装置において流入口へ流体を規制して導くための調整例Aaの概要を説明する側方断面図である。 基本的仕組みAによる装置において流入口へ流体を規制して導くための調整例Abの概要を説明する側方断面図である。 基本的仕組みAを利用した装置例A1の概要を説明する立体図である。 基本的仕組みAを利用した装置例A2の概要を説明する立体図である。 基本的仕組みAを利用した装置例A3の概要を説明する側方断面図である。 基本的仕組みAを利用した装置例A4の概要を説明する側方断面図である。 基本的仕組みAを利用した装置例A5の概要を説明する側方断面図である。 基本的仕組みAを利用した吸引サイホン形式の発電装置例A6の概要を説明する側面図である。 基本的仕組みBによる装置の概要を説明する水平投影断面図である。 基本的仕組みBによる装置の概要を説明する側方断面図である。 基本的仕組みBによる装置において回転管を用いた場合の概要を説明する水平投影断面図である。 基本的仕組みBによる装置において回転管を用いた場合の概要を説明する側方断面図である。 基本的仕組みBによる装置において装着する回転数変換器例の概要を説明する側方断面図である。 基本的仕組みBを利用した装置例B1の概要を説明する側方断面図である。 基本的仕組みBを利用した装置例B2の概要を説明する立体図である。 基本的仕組みBを利用した吸引サイホン形式の発電装置例B3の概要を説明する側面図である。 (1)基本的仕組みAのモデル化した説明図である。 (2)基本的仕組みBのモデル化した説明図である。 (3)推力増大のための組合せMAのモデル化した説明図である。 (4)推力増大のための組合せMBのモデル化した説明図である。 (5)推力増大のための組合せMCのモデル化した説明図である。 (6)推力増大のための組合せMDのモデル化した説明図である。 推力増大の組合せMAによる概要を説明する側方断面図である。 推力増大の組合せMAによる概要を説明する水平断面図である。 推力増大の組合せMAを利用した装置例MA1の概要を説明する側方断面図である。 (1)基本的仕組みAのモデル化した説明図である。 (2)基本的仕組みBのモデル化した説明図である。 (3)回転接合具簡易化のための基本パターンのモデル化した説明図である。 (4)回転接合具簡易化のためのパターンAのモデル化した説明図である。 (5)回転接合具簡易化のためのパターンBのモデル化した説明図である。 (6)回転接合具簡易化のためのパターンCのモデル化した説明図である。 回転体の断面形状の合理的設定方法の説明図である。 合理的設定方法による回転体の断面形状例S1の概要を示す断面図である。 合理的設定方法による回転体の断面形状例S2の概要を示す断面図である。 回転体の製作例の概要を示す立体図である。 回転体の押し込み型簡易製作方法の概要を示す立体図である。 回転体の押し込み型簡易製作例の概要を示す断面図である。 回転体の引き出し型簡易製作方法の概要を示す立体図である。 回転体の引き出し型簡易製作例の概要を示す断面図である。 合理的設定方法による回転体を使用した装置例RA1の概要を説明する立体図である。 回転体として螺旋形状流入口を有する装置例の概要を説明する立体図である。 回転接合具の簡易化と回転体製作の簡易化による装置例PR1の概要を説明する水平投影断面図である。 (1)回転接合具の簡易化と回転体製作の簡易化による装置例PR1の概要を説明する側方断面図(J-J断面)である。 (2)回転接合具の簡易化と回転体製作の簡易化による装置例PR1の概要を説明する側方断面図(K-K断面)である。 (3)回転接合具の簡易化と回転体製作の簡易化による装置例PR1の概要を説明する側方断面図(L-L断面)である。
<基本的仕組みA>
図1および図2は、基本的仕組みAによる装置の概要を説明する水平投影断面図および側方断面図である。基本的仕組みAによる装置は、外部の流体1を内部に取り込むために円周外側の流入口2Aと円周内側の円周概接線方向に流出口3Aを配置した回転体4Aと、回転体4Aの回転軸回りにおいて回転体4Aに連通する吸引管5Aにより構成されている。回転体4Aと吸引管5Aは、回転体4Aが回転可能なように回転軸回りにおいてベアリング等からなる回転接合具6Aにより接合されている。ここで、ベアリング等とは円滑な回転を確保するための部材の総称として用いており、以降においても同様である。
吸引管5Aから回転体4Aの内部の流体1を吸引すると回転体4Aの内部の圧力が下がるため、回転体4Aの外部の流体1が流入口2Aから流入し内部の流出口3Aから流出する。この時、流出口3Aに流体1の流出方向と反対方向へ推力7が作用し、回転体4Aは回転力を得ることができる。なお、流入口2Aあるいは流出口3Aの合計面積は、少ないと流出口3Aにおける流体1の流量が減少するため、また、多いと流出口3Aにおける流体1の流速が低下するため推力7が小さくなることを考慮して設定する必要がある。
図3は、基本的仕組みAによる装置に装着する回転数変換器例の概要を説明する側方断面図である。回転力の効果的な利用のために、必要に応じてトルク調整のための回転数変換器8Aを装着する。この他にも、回転数の変換はプーリーとベルトを用いて行うことができる。また、ギアの組み合わせで縦回転を横回転に変更すること、あるいはその逆に変更することを含め、これらは一般的に行われている方法であり可能である。
図4は、基本的仕組みAによる装置において、流入口2Aへ流体1を規制して導くための調整例Aaとして、一つの吸込み口9Aaから各流入口2Aへ導流する概要を説明する側方断面図である。流入口2Aを一つの回転管状へ移行させるために全ての流入口2Aを覆ってカバー容器10Aaを回転体4Aに装着している。このように流体1の流入口2Aへの導流経路は容器あるいは管路で適宜調整できる。なお、流入口と吸込み口はイメージ的に混同し易いが、流体1が進入する回転体としての先端部を流入口、そして装置外部の流体1を吸引する装置としての先端部を吸込み口として区別している。カバー容器が無ければ流入口と吸込み口は同一となる。
図5は、基本的仕組みAによる装置において、流入口2Aへ流体1を規制して導くための調整例Abとして、一つの吸込み口9Abから各流入口2Aへ導流する概要を説明する側方断面図である。流入口2Aを一つの回転しない管状へ移行させるために全ての流入口2Aを覆ってカバー容器10Abを吸引管5Aに装着する。この場合、回転しないカバー容器10Abにより回転する回転体4Aとの動的接触を防御することができる。
<基本的仕組みAを利用した装置例A1>
図6は、基本的仕組みAを利用した装置例A1の概要を説明する立体図である。分かり易くするために回転接合具6Aとブラシ11の底面を除いて透視図として示している。また、各部材は肉厚を無視して描写している。回転体4Aとそれを覆い一緒に回転する一つの回転管状の吸込み口9Aaを有するカバー容器10Aaとの二重管構造となっており、カバー容器10Aaを固定装着した回転体4Aが回転接合具6Aを介して吸引管5Aに接合されている。回転体4Aの内側に設ける流出口3Aは、流入口2Aであるスリット12から伸びるガイド板13Aにより構成され、ガイド板13Aは回転体4Aの内部に流出する流体1を内側円周概接線方向へ導くために円周概接線方向に配置されてある。カバー容器10Aaの吸込み口9Aaにはブラシ11が装着されている。
吸引により吸込み口9Aaからカバー容器10Aaに流入する流体1は、流出口3Aから回転体4Aの内部へ流出するが、ガイド板13Aにより導かれて円周概接線方向へ流出するため、流出口3Aに推力7が作用し、二重管構造となっている回転体4Aとカバー容器10Aaが一緒に回転する。この時、吸込み口9Aaに装着されたブラシ11も一緒に回転するため、吸込み口9Aaにおいて回転ブラシ吸引が可能となる。この装置は、コーナー部やサッシの溝などの塵の吸引などに有効である。実用においては、カバー容器10Aaを吸込み口9Aa近傍まで覆う安全カバー14(図中に破線で表示)を吸引管5Aに固定して装着することにより、回転露出部をブラシ11と吸込み口9Aaに限定させて回転に対する安全性を確保する。
<基本的仕組みAを利用した装置例A2>
図7は、基本的仕組みAを利用した装置例A2の概要を説明する立体図である。分かり易くするために回転接合具6Aとブラシ11の底面を除いて透視図として示している。回転体4Aは回転接合具6Aを介して吸引管5Aと接合され、また、吸引管5Aにカバー容器10Abが固定されている。回転体4Aの構造は前段落の記述と同様である。カバー容器10Abの吸込み口9Abには回転体4Aの底に固定した固定棒15を介してブラシ11が配置されている。
吸引により吸込み口9Abからカバー容器10Abに流入する流体1は、回転体4Aの流出口3Aから内部へ流出し、前段落で記述した状況と同様の仕組みで回転体4Aが回転するが、カバー容器10Abは吸引管5Aに固定されており回転しないので、図6の装置例A1における安全カバー14は必要無い。回転体4Aの底に固定棒15で固定された回転するブラシ11により剥がされた物質が吸込み口9Abから吸引される。なお、固定棒15として連通孔9cを有する有孔管あるいは複数の支柱とすることによりブラシ11の中央部にも吸込み孔9dを設けることができる。
<基本的仕組みAを利用した装置例A3>
図8は、基本的仕組みAを利用した装置例A3の概要を説明する側方断面図である。回転体4Aの全体を底部全面が開口したカバー容器10Abで覆い、回転体4Aとカバー容器10Abの周縁部における隙間を吸込み口9Abとし、回転体4Aの底面に清掃用具16を装着しているものである。ここで清掃用具とは、清掃面にあてて汚れを落とすために用いるブラシ、刷毛、モップ、布、紙、ネットあるいはスポンジを指している。なお、底面が回転することから清掃用具16は底面全体に装着する必要は無く、同心円状の一部に装着されていれば清掃用具16の効果は同心円全体に及ぶ。具体的には、少なくとも底面の中心から周縁までの一条の清掃用具16があれば良いことになる。図8では直径分の一条の清掃用具16を配置している。吸引管5Aを通じて吸引することにより吸込み口9Abから供給される流体1によって回転体4Aは回転するが、その回転力によるブラシ掛け等が行われ、吸引対象物質は流体1とともに吸込み口9Abから吸引される。なお、図8は吸引対象として網戸面を想定しており、その場合は網戸から空気が供給されるが、当該装置例A3を床に置く場合は空気供給のための吸気スリット17をカバー容器10Abに確保しなければならない。必要に応じてスライディングガード18あるいはキャスター19をカバー容器10Abの底部周縁部に装着する。
<基本的仕組みAを利用した装置例A4>
図9は、基本的仕組みAを利用した装置例A4の概要を説明する側方断面図である。吸引対象を網戸面としている。回転体4Aの流入口2Aへの流体1の供給を、底面を部分的に開口させて吸込み口9Aaとしているカバー容器10Aaを用いて行い、底面の開口部を覆ってネット20を貼り付ける。回転する回転体4A全体を安全カバー14で覆いその底部周縁部にはスライディングガード18を設置している。吸引管5Aを通じて吸引することによりネット20を通過して吸込み口9Aaから供給される流体1によって回転体4Aは回転し、底面に貼り付いたネット20が回転して吸引対象物質が擦り落とされ吸込み口9Aaから流体1とともに吸引される。回転体4Aおよびカバー容器10Aaは安全カバー14で覆われその底部周縁にスライディングガード18が設置されているので、回転時の動的接触面をネット20面に限定させることにより吸引対象面に与える損傷を回避することができる。
<基本的仕組みAを利用した装置例A5>
図10は、基本的仕組みAの利用である装置例A5の概要を説明する側方断面図である。回転体4Aの開口底部21の回りにカッター22を設置する。開口底部21は吸引対象物質23により塞がれているため、吸引管5Aから吸引すると回転体4Aの内部に負圧がかかり、流体1が塞がれていない流入口2Aから入り込み流出口3Aより回転体4Aの内部に流出する。この時に、回転体4Aは推力により回転力を与えられて回転し、カッター22は吸引対象物質23を解きほぐす。また、吸引管5Aの先端を吸引対象物質23に近づけておくことにより、流体1と吸引対象物質23の混合流体24として吸引管5Aから吸引輸送される。
<基本的仕組みAを利用した発電用の装置例A6>
図11は、基本的仕組みAを利用した吸引サイホン形式発電装置例A6の概要を説明する側面図である。貯水の吸引サイホン形式での放水を利用して発電する。流入口2Aを有する回転体4Aが回転接合具6Aを介してサイホン管上流端部25に接合されており、吸引サイホン放水時にサイホン管の呑み口に発生する負圧を利用して回転体4Aを回転させ、その回転エネルギーを浮体26上に設置した発電機27へエネルギー伝達部材28を介して伝えることにより発電する。
<基本的仕組みB>
図12および図13は、基本的仕組みBによる装置の概要を説明する水平投影断面図および側方断面図である。基本的仕組みBによる装置は、回転体4Bの回転を可能とする内部空間29を有する内空容器30と、内空容器30の内部において円周部外側の円周概接線方向の同一回り方向に流出口3Bを有する回転体4Bと、回転体4Bの回転軸周りにおいて連通状態で固定され内空容器30の外部に流入口2Bを有する流入管4Bcと、内空容器30に対する回転体4Bの相対回転を可能としながら流入管4Bcを介して内空容器30に回転体4Bを接合し内空容器30の内外の仕切りとなる回転接合具6Bと、内空容器30と連通する吸引部5Bにより構成されている。
吸引部5Bを介して流体1を吸引すると内空容器30の内部の圧力が低下するため、内空容器30の外部の流体1が流入管4Bcの流入口2Bから流入し、流出口3Bから内空容器30の内部に流出する。この時、流出口3Bに流体1の流出方向と反対方向へ推力7が作用し、回転体4Bは回転力を得ることができる。
なお、図14および図15に示すように、回転体4Bのうち内空容器30内部における回転体4Bは、内空容器30の内部で屈曲されて内部空間29の周縁近傍において円周概接線方向に向けられた流出口3Bを有する回転管4Bpに替えることもできる。また、図には示さないが回転管4Bpを分岐させて複数の流出口3Bを設けたり、複数の流入管4Bcとしたり、回転接合具6Bより流入口側の部分の流入管4Bcを屈曲させたりすることも可能である。流入管4Bcの流入口2Bの周りに装着したり、エネルギー伝達部材により回転力を伝えたりしてブラシのような清掃用具あるいはカッターのような解きほぐし器具等を回転体とともに回転させて利用する。
図16は、基本的仕組みBによる装置に装着する回転数変換器例の概要を説明する側方断面図である。回転力の効果的な利用のために、必要に応じてトルク調整のための回転数変換器8Bを装着する。この場合は、回転数変換器8Bから力を伝えられる伝達回転管31から利用のためのエネルギーを得ることとなる。なお、回転変換に関しては、基本的仕組みAに係る段落0027で記した内容と同様なことが言える。
<基本的仕組みBを利用した装置例B1>
図17は、基本的仕組みBを利用した装置例B1の概要を説明する側方断面図である。内空容器30の内部で屈曲させた回転管4Bpによる回転体としている。基本的仕組みBにより吸引力を利用して回転力を発生させて一体化した堆積土砂等の粒状体の解きほぐしを行いながら吸引移送を行う装置として利用する。
粒状体を吸引する場合は、流体は単一流体でなく気体あるいは液体と固体粒子との混合流体24となることから、図15の構造では内空容器30の内部において固体粒子のある程度の分離滞留が予想される。そのため、これを改造して、内空容器30の内部空間形状として下部側に釜場32に向けて漸次傾斜している掘り込み33を設けて吸引部5Bを釜場32が位置する内空容器30の側面下部に配置し、流出口3Bから流出する混合流体24の固体粒子の内空容器30内部における滞留抑制を向上させる。
回転管4Bpの流入口2Bの範囲に、カッター、ブレードあるいはレーキといった解きほぐし撹拌器具34を装着し、回転管4Bpの回転とともに解きほぐし撹拌器具34を回転させることにより、一体化した粒状体を解きほぐしたり回転による撹拌効果により吸引前の粒状体を吸込みやすい定常的な状態としたりして、周囲の水あるいは空気とともに混合流体24として流入口2Bから吸引して移送する。
<基本的仕組みBを利用した装置例B2>
図18は、基本的仕組みBを利用した装置例B2の概要を説明する立体図である。基本的仕組みAを利用した装置例A1あるいは装置例A2と同様な目的の装置を基本的仕組みBにより製作するものである。分かり易くするために回転接合具6Bとブラシ11の底面を除いて透視図として示している。また、各部材は肉厚を無視して描写している。回転体4Bの外側に設ける流出口3Bはスリット12から伸びるガイド板13Bにより構成され、ガイド板13Bは回転体4Bの外部に流出する流体1を外側円周概接線方向へ導くために円周概接線方向に配置されてある。回転接合具6Bを介して内空容器30の内部に回転体4Bの流出口3Bが、また、外部に流入口2Bが配置されるように流入管4Bcを介して内空容器30と回転体4Bが接合されている。内空容器30には吸引部5Bが連結されている。回転体4Bの流入口2Bにはブラシ11が装着されている。
吸引部5Bからの吸引により流入口2Bから回転体4Bに流入する流体1は、流出口3Bから回転体4Bの外部へ流出するが、ガイド板13Bにより導かれて円周概接線方向へ流出するため、流出口3Bに推力7が作用し回転体4Bが回転する。この時、流入口2Bに装着されたブラシ11が回転し、回転ブラシ吸引が可能となる。この装置は、コーナー部やサッシの溝などの塵の吸引などに有効である。
<基本的仕組みBを利用した発電装置例B3>
図19は、基本的仕組みBを利用した吸引サイホン形式の発電装置例B3の概要を説明する側面図である。吸引部5Bをサイホン管上流端部25に固定し、内空容器30を浮体26から懸架して流入口2Bを水中に配置し、流入管4Bcを介して回転接合具6Bにより内空容器30と接合された回転管4Bpの回転力を、エネルギー伝達部材28を介して浮体26上の発電機27へ伝えることにより発電する。
<推力増大のための組合せの仕組み>
基本的仕組みAと基本的仕組みBを組み合わせた仕組みとして、基本的仕組みAで用いる回転体4Aおよび回転接合具6A、基本的仕組みBで用いる内空容器30、回転体4Bおよび回転接合具6B、そして基本的仕組みAで用いる吸引管5Aあるいは基本的仕組みBで用いる吸引部5Bを備えることにより、流体1を一度に複数の回転体4(4A、4B)の内部を通過させて全体として得られる推力の増大を図る一連の回転体4とすることができる。ただし、回転体4Aおよび4Bの回転方向が同一方向となるように各回転体の流出口3(3A、3B)の向きを定めておく必要がある。また、一連の回転体4を通過する流体1のエネルギーロスがあり、回転体数を増やせばよいというものではない。なお、組合せの仕組みによる装置の流入口は基本的仕組みAあるいは基本的仕組みBと同様な状態であることから前述の装置例を踏襲できるので、装置例としての記述は1例を示すのみとして簡略する。
図20は、推力増大のための組合せのモデル化した説明図であり、(1)〜(6)は、それぞれ基本的仕組みA、基本的仕組みB、組合せMA、組合せMB、組合せMCおよび組合せMDの概要を示すものである。組合せMAは、基本的仕組みBに用いる回転体4Bの流入口2Bに基本的仕組みAに用いる回転体4Aを固定して、外部の流体1が回転体4Aの内部へ流出する時と回転体4Bから内空容器30の内部へ流出する時の二度に亘り推力を作用させる仕組みである。また、組合せMBでは、内空容器30の内部において回転体4Bに回転体4Aを固定して、回転体4Aに連通していて吸引口を内空容器30の外部に有する吸引管5Aから流体1を吸引することにより回転体4Bから内空容器30の内部へ流出する流体1を回転体4Aの内部に流出させて二度に亘り推力を作用させることができる。また、組合せMCは組合せMAと組合せMBを合体させたものであり、組合せMDのようにこれらは更に複数の組合せとすることが可能である。なお、一連の回転体4は一体となっていることから個々の回転体4Aと吸引管5Aとの接合を回転接合具6Aにより、あるいは回転体4Bと内空容器30との接合を回転接合具6Bにより全箇所で行うことは必ずしも必要ではなく、回転接合具6(6A、6B)による接合は全体で1箇所以上とする。ただし、回転接合具6の設置が省かれた箇所は、一連の回転体4の回転を阻害せずに概気密となる状態にする。
図21および図22は、推力増大の組合せMAによる本発明の概要を説明する側方断面図および流入口2Bの先端に取り付けられた回転体4Aの水平断面図である。吸引部5Bを介して流体1を吸引すると内空容器30の内部の圧力が低下するため、内空容器30の外部の流体1が回転体4Bの流入口2Bの先端に取り付けられた状態となっている回転体4Aの流入口2Aから流入し、流出口3Aから回転体4Aの内部に流出する。この時、流出口3Aに流体1の流出方向と反対方向へ推力7が作用し回転体4Aは回転力を得ることができる。また、流体1は流入管4Bcをとおり回転体4Bの内部から内空容器30の内部へ流出する。この時、回転体4Bの外側にある流出口3Bに推力が作用し回転体4Bも回転力を得ることができる。回転体4Aと回転体4Bの回転方向は同一方向としてあり、回転体4Bの一部である流入管4Bcを通じて一体となっている回転体4Aと回転体4Bにより増大した回転力を得ることができる。
<推力増大のため組合せの仕組みによる装置例M1>
図23は、推力増大のための組合せMAを利用した装置例M1の概要を説明する側方断面図である。これは、基本的仕組みAによる装置例A3(図8)と同様に網戸面の吸引回転清掃を想定した例である。回転体4Aを底部全面が開口したカバー容器10Abで覆い、回転体4Aとカバー容器10Abの周縁部における隙間を吸込み口9Abとし、回転体4Aの底面に清掃用具16を装着しているものである。吸引部5Bから吸引することにより吸込み口9Abから供給される流体1によって回転体4Aと回転体4Bは同一方向に一体となって回転するが、増大した回転力によるブラシ掛け等が行われ、吸引対象物質は流体1とともに吸込み口9Abから吸引される。なお、回転体以外の吸引回転装置としての構成は図8と同様であるので、図23では細部に係る記載は省略し説明図として簡略化している。
<回転接合具の簡易化のための仕組み>
構造的に簡易な本発明装置の中で比較的複雑なのが回転体4Aあるいは4Bを回転可能としながら安定的支持母体としての吸引管5Aあるいは内空容器30に接合するベアリング等による回転接合具6である。これらは、一連の回転体の両端部において点支持する支持具による接合に替えることにより簡易化することができる。以降の段落においてその概要を説明するが、利用装置例に関しては、回転体4Aあるいは4Bの流出入口の合理的設定方法および回転体製作の簡易化を説明した後に段落0060〜0062において記述する。
図24は、回転接合具6を簡易化するための各パターンの概要の説明図であり、(1)〜(6)は、それぞれ基本的仕組みA、基本的仕組みB、基本パターン、パターンA、パターンBおよびパターンCを示している。基本パターンは基本的仕組みAの回転体4Aを基本的仕組みBの回転体4Bの流入口2Bにおいて基本的仕組みBに記載の装置と連通状態で固定したもの、パターンAは基本パターンにおける基本的仕組みAの回転体4Aの反対側にも同様にして基本的仕組みBの装置を追加配置したもの、パターンBは基本パターンにおける基本的仕組みBの装置において回転体4Bの流入口2Bを反対側にも配置して基本的仕組みAの回転体4Aを同様に追加配置したもの、パターンCは基本パターンに対してパターンAとパターンBで行った両方の追加配置を行ったものである。回転接合具の簡易化のパターンは、基本的仕組みAの回転体4Aと基本的仕組みBの装置を交互に配置することにより繰り返して配置することが可能である。
一連の回転体4の両端部となる回転体4Aあるいは4Bの外側の回転軸箇所において、基本的仕組みAにおける回転体4Aの場合は直接に、基本的仕組みBにおける回転体4Bの場合は内空容器30を介して、一連の回転体4の回転を可能ならしめながら支持する回転支持具6Ap(回転体4Aに対するもの)あるいは6Bp(回転体4Bに対するもの)により一連の回転体4を支持体に接合する。なお、回転支持具との表現としているのは、回転接合具の一種であるが簡易化したものとして区別するためである。配置された全ての基本的仕組みBの装置における内空容器30に備えられた吸引部5Bから吸引することにより、配置された全ての基本的仕組みAの回転体4Aの流入口から流入する外部の流体1が回転体4Aおよび4Bの流出口3を通過して推力を作用させることにより一連の回転体4を回転させる。なお、回転接合具6は必ずしも設置する必要はないが、この設置が省かれた箇所は、一連の回転体4の回転を阻害せずに概気密となる状態にする。また、各回転体4Aおよび4Bの流出口3の方向は、回転方向が一致するように配置する。
<回転体の流出入口の合理的設定方法>
図25は、回転体4の断面形状の合理的設定方法の説明図であり、円筒状の回転体4において流出口3を合理的に設定する方法を示している。円周を流出口3の数(図25では4としている。)で等分して等分点35を与え、各等分点35と円の中心点36を通る線上における各等分点35から所要の長さだけ離れた点に各分離点37を定め、任意の等分点35と同一回り方向の一つとなりの等分点35に対応する分離点37を対として全ての等分点35と分離点37を組み合わせ、全ての対となる等分点35と分離点37同士を円弧あるいは放物線等の曲線38で結ぶことにより得られる形状の集合を回転断面とする。等分点35とその等分点35に対応する分離点37との間が円周概接線方向に向いた流出口3となっている。流出口3は、基本的仕組みAでは回転体4Aの内側にあり、また、基本的仕組みBでは回転体4Bの外側にあるが、いずれに関しても上記方法により合理的に設定できる。
図26および図27は、前段落に記述の設定方法により得られた回転体4の断面形状例S1およびS2の概要を示す断面図である。図26の断面形状例S1では基本的仕組みAでの流入口2Aと流出口3Aの位置は表裏一体の同一位置にあるといえるが、図27の断面形状例S2に示すように図25における分離点37の位置を同一回り方向にずらして修正分離点39とすることにより曲線38の一部を被らせて流入口2Aと流出口3Aを異なる位置とできる。
図28は、回転体4の製作例の概要を示す立体図である。図25における曲線38を円弧とすれば、各円弧をつなぎ合わせると一つの円となる。すなわち、図28に示すように一つの丸管を円周方向に等分して長さ方向に切り分けた各片40を流入口2Aあるいは流出口3Aを確保するように円心軸回りに点対称にずらし、各片40の両端部において円板41に固定することにより流出入口を有した円筒状の回転体を得ることができる。なお、カバー容器で覆った場合は、円錐台形状の丸管を用いることにより回転体4Aと当該カバー容器の隙間を先端側になるほど広く確保させることができるので、回転体4Aの末端側流入口迄への流体の供給能力を確保しながらコンパクトな装置とすることができる。
<回転体製作の簡易化>
図29および図30は、製作時の効率化を図るために回転体4(4A、4B)の流入口2および流出口3の製作方法を簡易化した回転体4の概要を説明する立体図および断面図である。流出入口を確保するに当たって回転体4となる丸管の長さ方向に切れ目42を入れ、更にその両端で同一回り円周方向に切れ目43を入れ、3辺の切れ目に囲われた矩形部分44を筒の内側へ押し入れることにより行っている。また、図31および図32に示すように矩形部分44を筒の外側へ引き出すことにより行うこともできる。なお、丸管の長さ方向の切れ目42を代わりに長さ方向斜めに入れることにより螺旋状の流出入口とすることができる。
<回転体の流出入口の合理的設定方法による装置例RA1>
回転体4の流出入口の合理的設定方法は広く活用できるが、図33は、基本的仕組みAを利用し合理的設定方法により流出入口を設定した装置例RA1として、円筒状の回転体4Aを横にするとともに流入口2Aにブレード45を装着した吸引浚渫装置の概要を説明する立体図である。基本的仕組みAにより吸引時に回転する回転体4Aに備えられたブレード45が堆積土を切り込み、水とともに混合流体24として堆積土を吸引する。なお、流入口2Aおよびブレード45を螺旋状に配置することによりブレード45の切り込み時の負荷を均衡安定化できる。図34は、流入口2Aを螺旋形状とした装置例の概要を示す立体図である。
<回転接合具の簡易化と回転体製作の簡易化による装置例PR1>
図35および図36は、簡易化した回転接合具である回転支持具を使用するために必要な条件である基本的仕組みAと基本的仕組みBによる回転体の構成において、回転体4の簡易制作方法により基本的仕組みAおよび基本的仕組みBの回転体4を一つの円筒から作成した装置例PR1の概要を示す水平投影断面図および側方断面図(1)〜(3)である。側方断面図(1)のJ−J断面は基本的仕組みAの回転体4Aにおける断面、(2)のK−K断面は基本的仕組みBの回転体4Bにおける断面、および(3)のL−L断面はプーリーとベルトによる回転力の伝達部における断面を示している。この装置例PR1は、家庭用掃除機のヘッドノズルを想定している。
一つの円筒の両端と中央に基本的仕組みAの回転体4Aを配置し、各端と中央の回転体4Aの間に基本的仕組みBの装置を配置している。また、円筒の両端の外側にはプーリー46aを固定している。これらは外部からの流体1の進入を規制するために底部が開口し吸気スリット17とスライディングガード18を備えたカバー容器10Cにより全体が覆われている。基本的仕組みBの装置への流体1の流入口2Bおよび流入管4Bcの位置は回転体4Aと回転体4Bの円筒内部における境界部に相当している。基本的仕組みBの各装置の内空容器30は吸引部5Bを共有するように連通している。一連の回転体4である一つの円筒が、両端に位置するプーリー46aの回転軸部においてカバー容器10Cの内側と回転支持具6Apにより回転接合されている。これによって全ての回転接合具6を省略し、回転体4Bと内空容器30との境界を概気密状態としている。カバー容器10Cの内部には、両端にプーリー46bを備えブラシ11が装着された回転棒47がベルト48を通じてプーリー46aと繋がれている。
吸引部5Bから吸引すると連通状態となっている一連の回転体4の内部を通じてカバー容器10Cの内部が負圧状態となり吸気スリット17から外部の流体1がカバー容器10Cの内部へ流入する。そして、流体1は備えられている全ての基本的仕組みAの回転体4Aの流入口2Aから流入し流出口3Aから回転体4Aの内部に流出して推力7による回転力が作用する。次に、流体1は全ての基本的仕組みBの流出口3Bから内空容器30の内部へ流出し、ここでも推力7による回転力を作用させる。全ての内空容器30は吸引部5Bを共有しており流体1は吸引部5Bへ流入する。全ての推力7による回転力により両端を回転支持具6Apに支えられた一連の回転体4は回転運動を行うが、その動きはプーリー46a、ベルト48、プーリー46bを介して回転棒47を回転させてブラシ11による回転ブラシ掛けが行われる。なお、流体1の僅かな量が基本的仕組みAの回転体4Aの流入口2Aを通過せずに接合されていない回転体4Bと内空容器30の境界を進入するが、境界を概気密状態とすることでその量は無視できる程度に抑制される。
本発明装置は、吸引力を利用して回転円筒あるいは回転管である回転体に回転力を与えることができることから、浚渫におけるカッター等の回転器具を当該回転体に装着して、動力源を別途備えることなく回転力により堆積土砂を解きほぐし撹拌しながら吸引することができる。また、羽根に衝動力を作用させる回転羽根方式と異なり、羽根による流体阻害あるいは羽根自体の損壊を軽減もしくは解消できる点で採用に有利な装置である。一体化した堆積土砂の解きほぐし撹拌作業を伴う吸引ポンプ浚渫の装置が簡易化されることにより、これまで見合わされていた利用機会の増による便益、装置コストやランニングコストの削減、安全性の向上が図れる。
家庭用吸引掃除機を用いての吸引しながらの回転ブラシ掛けとして、網戸面に対する吸引口径を大きくすることが可能であり掃除効率が向上する。また、小口径のノズルによりコーナー部やサッシの溝における吸引しにくい塵を対象とした清掃用具の回転吸引も可能である。本装置は、電動式では困難な水洗浄が可能であることから、装置を常に衛生的な状態にすることができる。一方、大きな吸引力を用いる工事での清掃装置においては、例えば、床面のジェット水洗浄後の洗浄水吸引では吸引力を利用した回転吸引が行えることから、清掃効率が改善し洗浄効果も向上する。
吸引力を利用して推力により回転力を得る装置は、貯水池等から吸引サイホン形式で放水させてのサイホン管呑み口部に発生する吸引力を利用した発電装置に利用することができる。貯水池内では水質対策などのために電力を使用する機会が増えているが、発電源を至近の貯水池内に設けることにより電力利用の利便性を向上させることができる。また、発電に利用されること無く堰下流へ放流されている河川水を利用して小水力発電が行える。
1 流体
2 流入口(基本的仕組みA、基本的仕組みB)
2A 流入口(基本的仕組みA)
2B 流入口(基本的仕組みB)
3 流出口(基本的仕組みA、基本的仕組みB)
3A 流出口(基本的仕組みA)
3B 流出口(基本的仕組みB)
4 回転体(基本的仕組みA、基本的仕組みB)
4A 回転体(基本的仕組みA)
4B 回転体(基本的仕組みB)
4Bp 回転管(基本的仕組みB)
4Bc 流入管(基本的仕組みB)
5A 吸引管(基本的仕組みA)
5B 吸引部(基本的仕組みB)
6 回転接合具(基本的仕組みA、基本的仕組みB)
6A 回転接合具(基本的仕組みA)
6B 回転接合具(基本的仕組みB)
6Ap 回転支持具(基本的仕組みA)
6Bp 回転支持具(基本的仕組みB)
7 推力
8A 回転数変換器(基本的仕組みA)
8B 回転数変換器(基本的仕組みB)
9Aa 吸込み口(基本的仕組みA、回転体にカバー容器固定)
9Ab 吸込み口(基本的仕組みA、吸引管にカバー容器固定)
9c 連通孔(固定棒)
9d 吸込み孔(ブラシ中央)
10Aa カバー容器(基本的仕組みA、回転体に固定)
10Ab カバー容器(基本的仕組みA、吸引管に固定)
10C カバー容器
11 ブラシ
12 スリット
13A ガイド板(基本的仕組みA)
13B ガイド板(基本的仕組みB)
14 安全カバー
15 固定棒(ブラシ固定用)
16 清掃用具
17 吸気スリット
18 スライディングガード
19 キャスター
20 ネット
21 開口底部
22 カッター
23 吸引対象物質
24 混合流体
25 サイホン管上流端部
26 浮体
27 発電機
28 エネルギー伝達部材
29 内部空間(基本的仕組みB)
30 内空容器(基本的仕組みB)
31 伝達回転管(基本的仕組みB)
32 釜場
33 掘り込み
34 解きほぐし撹拌器具
35 等分点
36 中心点
37 分離点
38 曲線
39 修正分離点
40 片(丸管を長さ方向に切断したもの)
41 円板
42 切れ目(円筒の長さ方向)
43 切れ目(円筒の円周方向)
44 矩形部分
45 ブレード(円筒横倒し)
46a プーリー(回転体)
46b プーリー(回転棒)
47 回転棒
48 ベルト

Claims (3)

  1. 流入口を外側の回転円周部に有し、当該流入口に連通した内側の回転円周部において回転円概接線方向であり回転の同一回り方向である向きに開口した流出口を一つ以上有する内空の円筒状、円錐台状もしくは球体状の回転体と、
    当該回転体の回転軸周りにおいて当該回転体と連通する吸引管と、
    当該吸引管に対する当該回転体の相対回転を可能ならしめながら当該吸引管に当該回転体を接合する回転接合具と、
    を備えてなる仕組みを基本的仕組みAとし、
    回転体の軸回転を可能とする内部空間を確保した内空容器と、
    当該内空容器の内部に在って、外側の回転円周部において回転円概接線方向であり回転の同一回り方向である向きに開口した流出口を一つ以上有する内空の円筒状、円錐台状もしくは球体状の回転体と、
    当該回転体の回転軸周りにおいて当該回転体に連通状態で固定され当該内空容器の外部に流入口を有する流入管と、
    当該内空容器に対する当該回転体の相対回転を可能ならしめながら当該流入管を介して当該内空容器に当該回転体を接合する回転接合具と、
    当該内空容器に連通させて設けた吸引部と、
    を備えてなる仕組みを基本的仕組みBとし、
    基本的仕組みBに加えて、
    当該基本的仕組みBの流入管の流入口に基本的仕組みAの回転体を当該回転体の回転軸周りにおいて連通状態で固定した組合せ、
    によりなる装置。
  2. 流入口を外側の回転円周部に有し、当該流入口に連通した内側の回転円周部において回転円概接線方向であり回転の同一回り方向である向きに開口した流出口を一つ以上有する内空の円筒状、円錐台状もしくは球体状の回転体と、
    当該回転体の回転軸周りにおいて当該回転体と連通する吸引管と、
    当該吸引管に対する当該回転体の相対回転を可能ならしめながら当該吸引管に当該回転体を接合する回転接合具と、
    を備えてなる仕組みを基本的仕組みAとし、
    回転体の軸回転を可能とする内部空間を確保した内空容器と、
    当該内空容器の内部に在って、外側の回転円周部において回転円概接線方向であり回転の同一回り方向である向きに開口した流出口を一つ以上有する内空の円筒状、円錐台状もしくは球体状の回転体と、
    当該回転体の回転軸周りにおいて当該回転体に連通状態で固定され当該内空容器の外部に流入口を有する流入管と、
    当該内空容器に対する当該回転体の相対回転を可能ならしめながら当該流入管を介して当該内空容器に当該回転体を接合する回転接合具と、
    当該内空容器に連通させて設けた吸引部と、
    を備えてなる仕組みを基本的仕組みBとし、
    基本的仕組みBに加えて、
    基本的仕組みAを、
    吸引管は吸引口を当該基本的仕組みBの内空容器の外部に出した状態で当該基本的仕組みBの吸引部に替えて当該内空容器に固定し、
    回転体は当該内空容器の内部において当該基本的仕組みBの回転体に回転軸を合わせて重ねて固定した組合せ、
    によりなる装置。
  3. 流入口を外側の回転円周部に有し、当該流入口に連通した内側の回転円周部において回転円概接線方向であり回転の同一回り方向である向きに開口した流出口を一つ以上有する内空の円筒状、円錐台状もしくは球体状の回転体を、基本的仕組みAの回転体とし、
    外側の回転円周部において回転円概接線方向であり回転の同一回り方向である向きに開口した流出口を一つ以上有する内空の円筒状、円錐台状もしくは球体状の回転体を、基本的仕組みBの回転体とし、
    基本的仕組みAの回転体と基本的仕組みBの回転体を、回転軸を合わせて交互にそれぞれ一つ以上並べ
    それぞれ隣り合わせとなる回転体どうしを回転軸周りにおいて連通させて固定することにより、並んだ全ての回転体が連結されて、
    一つ以上の基本的仕組みAの回転体と一つ以上の基本的仕組みBの回転体を有して一体化した一連の回転体と、
    当該一連の回転体の回転を阻害せずに基本的仕組みBの各回転体だけを概気密状態に覆う内空容器と、
    当該内空容器に連通して固定した吸引部と、
    当該一連の回転体の両端の回転軸において当該一連の回転体を支える回転支持具と、
    を備えてなる装置。
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