JPH0739348Y2 - スイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング電源回路

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JPH0739348Y2
JPH0739348Y2 JP10981089U JP10981089U JPH0739348Y2 JP H0739348 Y2 JPH0739348 Y2 JP H0739348Y2 JP 10981089 U JP10981089 U JP 10981089U JP 10981089 U JP10981089 U JP 10981089U JP H0739348 Y2 JPH0739348 Y2 JP H0739348Y2
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JP
Japan
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power supply
supply circuit
switching power
capacitor
secondary side
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JP10981089U
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秀樹 田村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、トランスの一次側をスイッチングし、二次
側に誘起された交流を整流して出力するスイッチング電
源回路の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、トランスの一次側をスイッチング素子によりスイ
ッチングし、二次側に誘起された交流を整流素子により
整流して出力するスイッチング電源回路が知られてい
る。
このようなスイッチング電源回路では、商用電源等の影
響を除くために一次側と二次側間に絶縁した複巻トラン
スを介在させるとともに、回路の小型化とコスト低減の
ためにスイッチング周波数を高くしている。この高周波
化に伴って、回路内のインダクタンス、容量、スイッチ
ング素子あるいは整流素子の蓄積電荷等によるノイズの
影響を受けるようになる。
また、電源回路から外部の負荷へ接続する必要から、整
流素子から出力端までの配線パターンが長くなる場合が
多く、二次側出力の高周波インピーダンスが高くなる。
このため、整流素子等で発生したノイズがパターンから
輻射される。この結果、二次側のライン間がふらついた
状態となり、このふらつきに起因して二次側出力にノイ
ズが発生する。
この対策として、一次側と二次側の両アース間にコンデ
ンサを接続し、一次側と二次側の両アース間を交流的に
短絡して二次側の出力のふらつきをなくすようにしたも
のがある。すなわち、第4図に示すように、商用電源6
が接続されると、整流平滑回路7から直流電流がトラン
スTの一次側コイルL1を経た後、FET3によりスイッチン
グされ、一次側アースパターンG1を経て整流平滑回路7
に戻る。一方、上記一次側コイルL1への間欠電流により
二次側コイルL2に交流電圧が誘起され、この誘起交流電
圧がダイオードD1,D2からなる整流素子4により整流さ
れ、コイルL3およびコンデンサC2により平滑されて負荷
9に供給される。そして、この負荷9への供給電流が二
次側アースパターンG2を経て二次側コイルL2に戻る。
また、第5図のプリント基板Pにも示すように、コンデ
ンサC1が一次側アースパターンG1および二次側アースパ
ターンG2間に接続され、アースパターンG1,G2間の直流
成分を遮断するとともに、交流的に短絡するようにして
いる。
なお、上記コンデンサC1を、整流平滑回路7への電流帰
還路である一次側アースパターンG1と負荷9からの電流
帰還路である二次側アースパターンG2間に接続するの
は、例えば駆動回路8の信号ラインにかかるアースパタ
ーンにコンデンサC1を接続すると、駆動回路8が誤動作
する虞れがあるからである。これは上記信号ラインに流
れる電流が一般に小さいことから、この信号ラインのア
ースパターンを細くしているため、上記アースパターン
の高周波インピーダンスが高くなり、ノイズが誘導され
易く、更にノイズが減衰しにくいことを考慮したもので
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記スイッチング電源回路にあっては、ハウ
ジングの形状や配線パターン設計上の制約により、一次
側アースパターンG1と二次側アースパターンG2とをコン
デンサC1の配置可能な位置まで延ばさなければならない
ことが少なくない。
このため、上記アースパターンG1,G2を延ばした分だけ
アースパターンの高周波インピーダンスが高くなってノ
イズが誘導され易くなるとともに、ノイズが減衰しにく
いことになる。一方、アースパターンG1,G2の幅を太く
すると、高周波インピーダンスを低くすることができる
が、パターン設計上の制約ためアースパターンG1,G2
幅を太くするには限界がある。
この考案は、上記問題に鑑みてなされたもので、ノイズ
の影響を受けにくいスイッチング電源回路を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案は、トランスの一
次側にスイッチング素子を、二次側に整流素子を有する
スイッチング電源回路において、上記スイッチング素子
と上記整流素子とをそれぞれ独立した放熱板に取り付
け、両放熱板をそれぞれ一次側、二次側のアースに接続
するとともに、両放熱板をコンデンサを介して接続した
ものである。
〔作用〕
上記構成のスイッチング電源回路によれば、二次側アー
スラインに発生したノイズがコンデンサおよび低インピ
ーダンスの放熱板により二次側から一次側のアースへ交
流的に短絡される。
〔実施例〕
第1図はこの考案にかかる放熱板およびコンデンサを用
いた構成の一実施例を示す。なお、スイッチング電源回
路の回路構成は第4図の回路図と同様である。
プリント基板Pは配設された各電子部品をアースパター
ンを含む配線パターンで接続するものである。放熱板1
は、第2図(a)および(b)に示すように、例えば断
面略L字状のアルミニウム等で形成されている。また、
放熱板1は一次側アースパターンG1を挟むようにしてプ
リント基板Pにビス10で固定され、放熱板1と一次側ア
ースパターンG1とが電気的に接続されるようになされて
いる。放熱板1の立直部11には、第3図に示すように、
ビス12によりFET3が固定されるとともに、第1図に示す
ように、コンデンサ5の端子51が半田付けされている。
なお、一次側アースパターンG1は高周波インピーダンス
を低くするために極力短くなるようになされている。ま
た、放熱板1と配線パターンないしは電子部品等との絶
縁のため、放熱板1と一次側アースパターンG1との接続
部以外では、放熱板1とプリント基板Pとに隙間が設け
られている。
放熱板2は、上記放熱板1と同様に、例えば断面略L字
状のアルミニウム等で形成されるとともに、二次側アー
スパターンG2を挟むようにしてプリント基板Pにビス等
で固定されている(図示せず)。また、第1図に示すよ
うに、放熱板2の立直部13には整流素子4が固定される
とともに、コンデンサ5の端子52が半田付けされてい
る。
なお、二次側アースパターンG2も高周波インピーダンス
を低くするために極力短くなるようになされている。ま
た、上記放熱板1と同様に、放熱板2とプリント基板P
間にも絶縁のための隙間が設けられている(図示せ
ず)。
放熱板1,2は各断面積を大きくし、コンデンサ5をアー
スパターンG1,G2に接続する場合に比べて高周波インピ
ーダンスを極めて低く押えている。
なお、放熱板1,2をそれぞれ独立させて形成したのは、
一次側アースパターンG1および二次側アースパターンG2
間を確実に絶縁するためである。したがって、放熱板1,
2間の距離は狭くてもよい。
〔考案の効果〕 この考案は、一次側アースに接続されたスイッチング素
子の放熱板と、二次側アースに接続された整流素子の放
熱板との間に接続されたコンデンサにより一次側アース
と二次側アースとを交流的に短絡するので、一次側アー
スおよび二次側アース間の高周波インピーダンスを極め
て低くできるとともに、負荷への出力のふらつきを確実
に低減することができる。これにより、二次側に出力さ
れるノイズを軽減することができる。
また、一次側アースパターンと二次側アースパターンと
をそれぞれ放熱板に接続すればよく、コンデンサの配置
位置まで延ばす必要がないので、パターン設計の簡単化
を図ることができる。
さらに、コンデンサは放熱板間であれば、いずれの位置
で接続してもよいので、コンデンサの配置の自由度を増
すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるスイッチング電源回路の放熱
板およびコンデンサの構成を示す図、第2図(a),
(b)は放熱板の形状を示す図、第3図は放熱板にスイ
ッチング素子を取り付けた状態を示す斜視図、第4図は
スイッチング電源回路の回路図、第5図は従来のコンデ
ンサの接続を示す図である。 1,2…放熱板、3…スイッチング素子(FET)、4…整流
素子(ダイオード)、5…コンデンサ、G1…一次側アー
スパターン、G2…二次側アースパターン、T…トラン
ス、L1…一次側コイル、L2…二次側コイル、P…プリン
ト基板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスの一次側にスイッチング素子を、
    二次側に整流素子を有するスイッチング電源回路におい
    て、上記スイッチング素子と上記整流素子とをそれぞれ
    独立した放熱板に取り付け、両放熱板をそれぞれ一次
    側、二次側のアースに接続するとともに、両放熱板をコ
    ンデンサを介して接続したことを特徴とするスイッチン
    グ電源回路。
JP10981089U 1989-09-19 1989-09-19 スイッチング電源回路 Expired - Lifetime JPH0739348Y2 (ja)

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JPH0348384U JPH0348384U (ja) 1991-05-09
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JP5289697B2 (ja) * 2006-10-03 2013-09-11 株式会社キッツ スイッチング電源および電動バルブアクチュエータ
JP5039356B2 (ja) * 2006-10-13 2012-10-03 三菱重工業株式会社 制御基板および電動圧縮機の制御装置ならびに電動圧縮機
JP5186029B2 (ja) * 2011-08-15 2013-04-17 三菱重工業株式会社 制御基板及び電動圧縮機の制御装置

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