JPH0739285U - ブラシレスモータ - Google Patents
ブラシレスモータInfo
- Publication number
- JPH0739285U JPH0739285U JP6932593U JP6932593U JPH0739285U JP H0739285 U JPH0739285 U JP H0739285U JP 6932593 U JP6932593 U JP 6932593U JP 6932593 U JP6932593 U JP 6932593U JP H0739285 U JPH0739285 U JP H0739285U
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- phase detection
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ロータの位相を検出するために設けられた位相
検出素子が仮に脱落したとしても、モータロックを招か
ないようにする。 【構成】支持基板10に、位相検出用の永久磁石8に対
向するように取付け用孔13を開口するとともに、位相
検出用素子11を、その取付け用孔13に、永久磁石8
とは逆側の面10b側から挿入して固定する。その際、
位相検出用素子11の端子11bの先端を、支持基板1
0の永久磁石8とは逆側の面10bにハンダ14により
固着する。また、肉薄のリング状である支持基板10の
内側の縁部10aに近接するように、ハウジング内に円
筒部12を形成する。
検出素子が仮に脱落したとしても、モータロックを招か
ないようにする。 【構成】支持基板10に、位相検出用の永久磁石8に対
向するように取付け用孔13を開口するとともに、位相
検出用素子11を、その取付け用孔13に、永久磁石8
とは逆側の面10b側から挿入して固定する。その際、
位相検出用素子11の端子11bの先端を、支持基板1
0の永久磁石8とは逆側の面10bにハンダ14により
固着する。また、肉薄のリング状である支持基板10の
内側の縁部10aに近接するように、ハウジング内に円
筒部12を形成する。
Description
【0001】
この考案は、ブラシレスモータに関し、特に、ロータの回転位置を検出するた めに設けられる位相検出素子やその固定用ハンダ等の脱落によるモータロックを 防止できるようにしたものである。
【0002】
従来のブラシレスモータは、例えば図5に示すような構成であった。即ち、こ の従来のブラシレスモータ1は、円筒形のハウジング2と、このハウジング2の 軸心に沿って配設され軸受3a,3bによって回転自在の回転軸4と、この回転 軸4に固定されたモータ駆動用の永久磁石5と、この永久磁石5を包囲するよう にハウジング2内周面に固定され且つ位相コイル6aが巻き付けられたステータ 6とから構成されていて、回転軸4及び永久磁石5によってロータ7が形成され ている。
【0003】 そして、ロータ7には、回転軸4の一方の端部に近接してリング状の位相検出 用の永久磁石8が固定されていて、かかる永久磁石8には、S極及びN極が周方 向に且つ等間隔に交互に着磁されている。 これに対し、ハウジング2が配設された側の内端面には、ステー9を介してリ ング状の薄板からなる支持基板10がその内側の縁部分が永久磁石8に対向する ように配設され、かかる支持基板10の永久磁石8側を向く面には、永久磁石8 に対向するように、例えばホール素子等からなる位相検出素子11が固定されて いる。なお、実際には位相検出素子11は周方向に等間隔離隔して3個設けられ ているが、図5は断面図であるための、その内の一つのみを示している。
【0004】 そして、位相検出素子11の出力がこれに対向する永久磁石8の磁極によって 変化することを利用してロータ7の回転位置を認識し、それに応じて位相コイル 6aに対する電流を切り換えて、ロータ7を適宜回転駆動させるのである。
【0005】
しかしながら、上述したような従来のブラシレスモータ1にあっては、イナー シャの小さい小型の永久磁石8であっても正確に位相検出が行えるように、その 永久磁石8と位相検出素子11とが僅かな隙間を介して直接対向していたため、 その位相検出素子11自体やこれを支持基板10に固定するために使用したハン ダ等が例えば外部からの衝撃等によって脱落した場合に、その脱落した物が永久 磁石8と支持基板10との間に挟まり、これによって、ロータ7の回転が妨げら れてしまう所謂モータロックを招く可能性が高いという問題点を有していた。
【0006】 このため、従来のブラシレスモータは、外部からの衝撃を受け易い回転駆動系 の動力源として利用することができなかった。例えば、軽自動車等の小型自動車 用のパワーステアリング装置として電動モータを動力源とした電動パワーステア リング装置が開発されているが、自動車はその走行中に例えば路面の凹凸に乗り 越える際等に外部から比較的大きな振動が入力される可能性が高く、しかも動力 源としてのモータがロックしてしまうと、操舵補助力が得られなくなるばかりで なく、操舵自体が不能になるおそれさえあった。
【0007】 この考案は、このような従来の技術が有する未解決の課題に着目してなされた ものであって、仮に位相検出素子やこれを固定しているハンダ等が脱落してもモ ータロックを招く可能性が極めて小さいブラシレスモータを提供することを目的 としている。
【0008】
上記目的を達成するために、この考案は、回転自在のロータに固定された永久 磁石の磁極を検出する位相検出素子を備えたブラシレスモータにおいて、前記位 相検出素子が固定される支持基板に、少なくとも前記永久磁石側を向く面とは逆 側の面に開口する取付け用孔を形成し、前記位相検出素子を、前記支持基板の前 記取付け用孔に前記永久磁石側を向く面とは逆側の面から挿入し固定した。
【0009】
本考案にあっては、仮に位相検出素子やその固定用のハンダ等が外部からの衝 撃等によって支持基板から脱落したとしても、その脱落物は、支持基板の永久磁 石とは逆側の空間に収まるようになるから、永久磁石と支持基板との間に入り込 むことはない。
【0010】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1乃至図3は、本考案の第1実施例を示す図である。なお、上述したブラシ レスモータの構成と同様の部材及び部位には、同じ符号を付し、その重複する説 明は省略する。
【0011】 即ち、本実施例のブラシレスモータ1にあっては、支持基板10とハウジング 2との間に介在するステー9を肉厚にすることにより、支持基板10と永久磁石 8との間の隙間xを可能な限り小さくしている。また、軸受3bが取り付けられ ている側のハウジング2内端面には回転軸4と同軸の円筒部12が一体に形成さ れていて、その円筒部12の径方向及び高さ方向の寸法は、その円筒部12の先 端部が、肉薄のリング状をなす支持基板10の内側の縁部10aに近接する程度 となっている。
【0012】 位相検出素子11は、その斜視図である図2に示すように、略直方体をなす本 体11aと、この本体11aの側面に固定された複数の端子11b,…,11b とから構成されている。 そして、支持基板10には、特に図3に拡大図示するように、永久磁石8に対 向するように、位相検出素子11の本体11aが入り込むことができる程度の大 きさの取付け用孔13が形成されていて、位相検出素子11は、その取付け用孔 13に永久磁石8側を向く面とは逆側の面10bから挿入されるとともに、その 逆側の面10bに端子11bの先端がハンダ14により固着されることにより、 支持基板10に固定されている。
【0013】 このような構成であると、外部からの衝撃等によって仮に位相検出素子11が 支持基板10から脱落したとしても、その脱落物は、永久磁石8と支持基板10 との間に入り込むことはないのである。即ち、位相検出素子11は、支持基板1 0の永久磁石8とは逆側の面10b側から取付け用孔13に挿入され、端子11 bが取付け用孔13の縁部分に引っ掛かっているため、支持基板10から離れた 位相検出素子11は、支持基板10とハウジング2内端面との間に収まるからで ある。なお、支持基板10の内側の縁部10aは円筒部12に近接しているため 、支持基板10とハウジング2内端面との間に収まった位相検出素子11が支持 基板10の縁部10a側から永久磁石8側に回り込むこともない。
【0014】 つまり、本実施例のブラシレスモータ1であれば、脱落した位相検出素子11 が永久磁石8と支持基板10との間に入り込んでモータロックとなる可能性が極 めて小さくなっているのである。このため、位相検出素子11が永久磁石8に出 来るだけ近づくように、永久磁石8と支持基板10との間の隙間xを可能な限り 小さくすることができるから、永久磁石8を磁力の強い大型の磁石にしなくても ロータ7の位相検出を高精度に行うことができる。永久磁石8が小さくて済めば そのイナーシャも小さくなるから、ロータ7の応答性に悪影響を与えるようなこ ともない。
【0015】 そして、モータロックとなる可能性が小さければ、特に高い安全性が求められ る自動車のパワーステアリング装置の動力源として用いることもできる。 図4は本考案の第2実施例を示す図であり、上記第1実施例の図3と同じ部位 を示していて、それ以外の構成は上記第1実施例と同様であるため、その図示及 び説明は省略する。また、上記第1実施例と同様の部材及び部位には、同じ符号 を付しその重複する説明も省略する。
【0016】 即ち、本実施例にあっては、取付け用孔13を、上記第1実施例のような貫通 孔とすることなく、支持基板10の永久磁石8とは逆側の面10b側にのみ開口 させている。その他の構成は上記第1実施例と同様である。 このような構成であれば、上記第1実施例よりもさらに確実に支持基板10か ら脱落した位相検出素子11やハンダ14が永久磁石8と支持基板10との間に 入り込むことを防止することができるから、モータロックとなる可能性をさらに 小さくすることができる。
【0017】 なお、この第2実施例のように取付け用孔13の永久磁石8側を完全に閉じな くても、例えば取付け用孔13をその永久磁石8側が縮径するようにテーパ状と することにより、位相検出素子11が永久磁石8と支持基板10との間に入り込 むことを確実に防止できるようにしてもよい。
【0018】
以上説明したように、本考案によれば、位相検出素子が固定される支持基板に 少なくとも位相検出用の永久磁石側を向く面とは逆側の面に開口する取付け用孔 を形成し、位相検出素子をその取付け用孔に永久磁石側を向く面とは逆側の面か ら挿入し固定したため、外部からの衝撃などによって脱落した位相検出素子等が 永久磁石と支持基板との間に入り込むことを防止できるから、モータロックとな る可能性を極めて小さくすることができるという効果が得られる。
【図1】本考案の第1実施例におけるブラシレスモータ
の正断面図である。
の正断面図である。
【図2】位相検出素子の斜視図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】第2実施例の要部を示す拡大図である。
【図5】従来のブラシレスモータの一例を示す正断面図
である。
である。
【符号の説明】 1 ブラシレスモータ 2 ハウジング 3a,3b 軸受 4 回転軸 5 駆動用永久磁石 6 ステータ 6a 位相コイル 7 ロータ 8 位相検出用永久磁石 9 ステー 10 支持基板 11 位相検出素子 11a 位相検出素子本体 11b 端子 12 円筒部 13 取付け用孔 14 ハンダ
Claims (1)
- 【請求項1】 回転自在のロータに固定された永久磁石
の磁極を検出する位相検出素子を備えたブラシレスモー
タにおいて、前記位相検出素子が固定される支持基板
に、少なくとも前記永久磁石側を向く面とは逆側の面に
開口する取付け用孔を形成し、前記位相検出素子を、前
記支持基板の前記取付け用孔に前記永久磁石側を向く面
とは逆側の面から挿入し固定したことを特徴とするブラ
シレスモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6932593U JPH0739285U (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | ブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6932593U JPH0739285U (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | ブラシレスモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0739285U true JPH0739285U (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=13399293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6932593U Pending JPH0739285U (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | ブラシレスモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0739285U (ja) |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP6932593U patent/JPH0739285U/ja active Pending
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