JP3074402U - 回転ドラム装置 - Google Patents

回転ドラム装置

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JP3074402U
JP3074402U JP2000004487U JP2000004487U JP3074402U JP 3074402 U JP3074402 U JP 3074402U JP 2000004487 U JP2000004487 U JP 2000004487U JP 2000004487 U JP2000004487 U JP 2000004487U JP 3074402 U JP3074402 U JP 3074402U
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rotor magnet
fixed
rotary drum
rotating drum
rotor
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司 新見
武志 樋口
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ドラム装置において、部品点数及び製造
コストを低減すると共に、回転ドラムに設けられるロー
タマグネットと回転ドラムの磁気ヘッドとの間の位置ず
れをなくす。 【解決手段】 磁気ヘッド1aを有する回転ドラム1に
直接、ロータマグネット9を圧入、固定する。これによ
り、回転ドラム1とは別体のマグネット装着部材が不要
となり、しかも、回転ドラム1とロータマグネット9と
の間の位置ずれが生じることがなくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、磁気記録再生装置に適用される磁気ヘッドを有する回転ドラム装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の回転ドラム装置において、ロータマグネットはロータプレ ートケースに装着され、このロータプレートケースを回転ドラムにビス等により 固定されたものが知られている(特開平8−147647号公報、特開平10− 188242号公報及び特開平10−269501号公報参照)。また、図4に 詳細に示されるように、回転ドラム装置は主として回転ドラムド31と、固定ド ラム32と、ヘッドモータ33と、固定支持軸34とから構成される。ヘッドモ ータ33は、ステータコイル35が巻装された複数のコア磁極を持ち、固定支持 軸34に固定されたボス41に取り付けられたステータコア36と、その外周に 対向して設けられたロータマグネット39を有する回転自在なロータ38と、ボ ス39に固定された回路基板37とから成る。ロータ38はビス40により回転 ドラム31に固定される。回転ドラム31には磁気ヘッド31aが配置され、固 定支持軸34に対し、ベアリング31cにより回転自在に装着される。また、回 転支持軸34には固定ドラム32が固定される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成においては、ロータマグネット39をロータ38に 装着し、このロータ38をビス40により回転ドラム31に固定するので、ロー タマグネット39を装着するには、ロータ38及びビス40が必要であり、部品 点数が多く、部品コストや製造コストが高くなる。さらに、ロータ38を回転ド ラム31に固定する際、ロータ38に設けられるビス孔の径寸法の精度が低かっ たり、回転ドラム31に穿設されるビス固定用孔の位置精度が低かったりする等 の原因により、ロータ38が正規の位置からずれて回転ドラム31に固定される 虞がある。このような場合、ロータマグネット39の端面に設けられる回転位置 検出用の着磁極の位置ずれが生じる虞がある。
【0004】 本考案は、上記課題を解消するものであり、回転ドラム装置の部品点数を削減 すると共に、製造コストを低減し、さらに、回転位置検出用の着磁極の位置ずれ を生じない回転ドラム装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の考案は、軸に固定される固定ド ラムと、磁気ヘッドを有し、前記軸に回転自在に支持された回転ドラムとを備え 、前記回転ドラムには回転駆動用及び回転位置検出用の着磁極を有するロータマ グネットが保持され、このロータマグネットに対向して駆動用のステータコイル が巻装されたステータが設けられた回転ドラム装置において、前記ロータマグネ ットは前記回転ドラムに直接に固定されるようにしたものである。
【0006】 上記構成においては、ロータマグネットが回転ドラムに直接に固定されること によって、従来、必要とされたロータマグネットを回転ドラムに固定するための 別部材のプレートケース、及び固定ビス等の部材が不要となり、コスト削減が図 れる。また、ロータマグネットの磁気ヘッドに対する回転位置ずれが生じること が低減される。
【0007】 請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の回転ドラム装置において、前記ロ ータマグネットの回転位置検出用の着磁極は該ロータマグネットの端面に設けら れ、このロータマグネットの端面に対向して磁気センサが配置されるものである 。この構成においては、ロータマグネットの端面に、回転位置検出用の着磁極が 設けられるので、磁気センサに対して駆動用着磁極の影響によるノイズが少なく なる。これにより、磁気ヘッドからのビデオ信号に対するノイズが少なくなり、 ジッタやオーディオ性能に影響を与えることがない。
【0008】 請求項3に記載の考案は、請求項1又は請求項2に記載の回転ドラム装置にお いて、前記ロータマグネットを前記回転ドラムに直接に圧入固定した状態で、前 記ロータマグネットへの駆動用の着磁と回転位置検出用の着磁を施したものであ る。この構成においては、ロータマグネットの回転位置検出用の着磁極及び駆動 用の着磁極が磁気ヘッドに対して回転位置ずれを生じることがなくなり、上記請 求項1又は請求項2に記載の作用を確実に得ることができる。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施形態に係る回転ドラム装置について説明する。図1は磁 気ヘッドを有する回転ドラム装置の断面を示す。回転ドラム装置は主として回転 ドラム1と、固定ドラム2と、ヘッドモータ3と、固定支持軸4とから構成され る。ヘッドモータ3は、ステータコイル5が巻装された複数のコア磁極を持ち、 固定支持軸4に固定されたボス8に取り付けられるステータコア6と、その外周 に対向して設けられ、ロータマグネット9を収容するために、回転ドラム1から 一体に延びるロータマグネット収容部1bと、ボス8に固定された回路基板7と から成る。回転ドラム1はその外周縁部に磁気ヘッド1aを備え、固定支持軸4 に対しベアリング1cにより回転自在に装着される。また、回転支持軸4には固 定ドラム2が固定される。ロータマグネット収容部1bは、回転ドラム1と一体 にアルミダイキャストにより成形され、ロータマグネット9を着磁をしていない 状態で、このロータマグネット収容部1bに圧入した後、このロータマグネット 9に着磁を行う。この着磁の強さに関して、ロータマグネット9を従来のように 、磁性体で成るプレートケースを介して回転ドラムに固定した場合に比べて、磁 力は幾分低下するが、着磁電圧を強めることで、ビデオに必要な800ガウス〜 1000ガウスの磁力を得ることができ、ビデオ画像ジッタやオーディオ性能に 支障を来たすことはない。
【0010】 図2は、ロータマグネット9が装着された回転ドラム1を軸方向から見た図で あり、ロータマグネット9がロータマグネット収容部1bに収容された状態で回 転駆動用着磁極、及び回転位置検出用着磁極15を形成する。回転位置検出用着 磁極15に軸方向に対向する回路基板7における適宜の位置に、この着磁極15 を検出するための磁気センサ11が配置されている。
【0011】 図3は本考案の他の実施形態を示し、図1と同等の構成部材には図1と同じ番 号を付している。回転ドラム装置は主として回転ドラム1と、固定ドラム2と、 ヘッドモータ3と、固定支持軸4とから構成される。ヘッドモータ3は、ステー タコイル5が巻装された複数のコア磁極を持ち、ビス12で回路基板7に取り付 けられたステータコア6と、その外周に対向して設けられ、ロータマグネット9 を収容するために回転ドラム1から一体に延びるロータマグネット収容部1bと 、回路基板7とから成る。回転ドラム1はその外周縁部に磁気ヘッド1aを備え 、固定支持軸4に対し、ベアリング1cにより回転自在に装着される。また、回 転支持軸4には固定ドラム2が固定される。さらに、回転位置検出用着磁極15 に対向する回路基板7から垂下する取り付け部材13に磁気センサ11が配置さ れる。
【0012】 ロータマグネット9は回転ドラム1に直接装着されるので、部品点数及び、製 造コストを低減することができる。また、回転ドラム1の磁気ヘッドに対するロ ータマグネット9の位置ずれを防止することができる。
【0013】 本考案は、上記実施形態の構成に限られることなく種々の変形が可能である。 例えば、回転ドラムにマグネットを圧入した後に、回転駆動用着磁と回転位置検 出用着磁を行っているが、これに代え、予めマグネットに回転駆動用着磁及び回 転位置検出用着磁を行った後に、このマグネットを回転ドラムに圧入するように してもよい。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の回転ドラム装置によれば、ロータマグネットが 回転ドラムに直接に固定されるので、ロータマグネットを回転ドラムに固定する ためのプレートケースやビス等の部材が不要となり、製造コストを低減すること ができる。また、ロータマグネットの回転ヘッドに対する回転位置ずれが生じる ことが低減され、磁気ヘッド特性が安定する。
【0015】 また、ロータマグネットの回転位置検出用の着磁部が、ロータマグネットの端 面に設けられ、このロータマグネットの端面に対向して磁気センサが配置される ことにより、磁気センサによる、回転位置検出用の着磁極の検出が正確に成され 、ビデオ信号にジッタなどの悪影響を与えることがなくなる。
【0016】 また、ロータマグネットを回転ドラムに直接に圧入固定した状態で、ロータマ グネットへの駆動用の着磁と回転位置検出用の着磁を施すようにすることにより 、両着磁極の磁気ヘッドに対する回転位置ずれが生じることがなくなり、上記の ような効果を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態に係る回転ドラム装置の
断面図。
【図2】 同装置におけるロータマグネットの平面図。
【図3】 本考案の他の実施形態に係る回転ドラム装置
の断面図。
【図4】 従来技術に係る回転ドラム装置の断面図。
【符号の説明】
1 回転ドラム 1a 磁気ヘッド 1b ロータマグネット収容部 2 固定ドラム 4 固定支持軸 5 ステータコイル 6 ステータコア 9 ロータマグネット

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸に固定される固定ドラムと、磁気ヘッ
    ドを有し、前記軸に回転自在に支持された回転ドラムと
    を備え、前記回転ドラムには回転駆動用及び回転位置検
    出用の着磁極を有するロータマグネットが保持され、こ
    のロータマグネットに対向して駆動用のステータコイル
    が巻装されたステータが設けられた回転ドラム装置にお
    いて、 前記ロータマグネットは前記回転ドラムに直接に固定さ
    れることを特徴とする回転ドラム装置。
  2. 【請求項2】 前記ロータマグネットの回転位置検出用
    の着磁極は該ロータマグネットの端面に設けられ、この
    ロータマグネットの端面に対向して磁気検知センサが配
    置されることを特徴とする請求項1に記載の回転ドラム
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ロータマグネットを前記回転ドラム
    に直接に圧入固定した状態で、前記ロータマグネットへ
    の駆動用の着磁と回転位置検出用の着磁を施したことを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回転ドラム装
    置。
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