JPH0739031Y2 - 煙感知器 - Google Patents
煙感知器Info
- Publication number
- JPH0739031Y2 JPH0739031Y2 JP4505489U JP4505489U JPH0739031Y2 JP H0739031 Y2 JPH0739031 Y2 JP H0739031Y2 JP 4505489 U JP4505489 U JP 4505489U JP 4505489 U JP4505489 U JP 4505489U JP H0739031 Y2 JPH0739031 Y2 JP H0739031Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slit
- smoke
- deformable body
- heat
- view
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fire-Detection Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、温度変化に対応して感知器内への煙の流入
量が変化するように改良した、イオン式又は光電式煙感
知器に関するものである。
量が変化するように改良した、イオン式又は光電式煙感
知器に関するものである。
一般に、煙感知器はスリットと呼ばれる通気孔から流入
した煙によって感知器内部のイオン電流が変化すること
により煙を感知するイオン式と、同じくスリットから流
入した煙によって発光部から受光部への光量が変化する
ことにより煙を感知する光電式とに大別される。第2図
は従来の煙感知器の正面図を示し、1はケースで、2は
ケース1の周囲に複数個設けられた内部に煙を導入する
ためのスリットである。
した煙によって感知器内部のイオン電流が変化すること
により煙を感知するイオン式と、同じくスリットから流
入した煙によって発光部から受光部への光量が変化する
ことにより煙を感知する光電式とに大別される。第2図
は従来の煙感知器の正面図を示し、1はケースで、2は
ケース1の周囲に複数個設けられた内部に煙を導入する
ためのスリットである。
ところで、煙感知器は火災によって発生した煙を一刻も
早く確実に感知することが重要であり、煙に対する感知
速度を向上させる必要がある。このためにはスリット2
の大きさを大きくして感知器内への煙の流入量を大きく
することが考えられるが、いたずらにスリット2の大き
さを大きくするとほこり、煙草の煙あるいは虫などもス
リット2から流入可能となり、誤報の原因となってしま
う。
早く確実に感知することが重要であり、煙に対する感知
速度を向上させる必要がある。このためにはスリット2
の大きさを大きくして感知器内への煙の流入量を大きく
することが考えられるが、いたずらにスリット2の大き
さを大きくするとほこり、煙草の煙あるいは虫などもス
リット2から流入可能となり、誤報の原因となってしま
う。
この考案は上記のような課題を解決するために成された
ものであり、感知速度を向上するとともに誤動作を防止
することができる煙感知器を得ることを目的とする。
ものであり、感知速度を向上するとともに誤動作を防止
することができる煙感知器を得ることを目的とする。
この考案に係る煙感知器は、スリットの一部を塞ぐよう
に設けられ、熱により変形してスリットの閉塞部分を開
放する熱変形体を備えたものである。
に設けられ、熱により変形してスリットの閉塞部分を開
放する熱変形体を備えたものである。
この考案における熱変形体は、平常時はスリットの一部
を閉塞する。火災発生時には、熱変形体は火災による熱
によって変形し、スリットの閉塞部分は開放され、煙の
流入量が増大する。
を閉塞する。火災発生時には、熱変形体は火災による熱
によって変形し、スリットの閉塞部分は開放され、煙の
流入量が増大する。
以下、この考案の実施例を図面とともに説明する。第1
図(a),(b)はこの考案の第1の実施例による煙感
知器の正面図及び要部拡大側面図を示し、3はケース1
の周囲に複数個設けられたスリットで、その開口面積は
従来より大きく形成されている。4は形状記憶合金によ
って長方形状にに形成された熱変形体で、その長さ方向
の一端はケース1の外面上に取付けられている。この熱
変形体4はスリット3の一部を塞いでおり、この状態で
スリット3の開口面積は従来のスリット2と同じとなっ
ている。
図(a),(b)はこの考案の第1の実施例による煙感
知器の正面図及び要部拡大側面図を示し、3はケース1
の周囲に複数個設けられたスリットで、その開口面積は
従来より大きく形成されている。4は形状記憶合金によ
って長方形状にに形成された熱変形体で、その長さ方向
の一端はケース1の外面上に取付けられている。この熱
変形体4はスリット3の一部を塞いでおり、この状態で
スリット3の開口面積は従来のスリット2と同じとなっ
ている。
次に、動作を説明する。平常時においてはスリット3は
熱変形体4によって一部を塞がれ、その開口面積は従来
と同じであり、煙感知速度も従来と同じであり、ほこり
などの侵入も従来同様に抑制される。次に、火災発生時
には煙と共に熱も発生する。従って、この熱によって煙
感知器が設置された室内の温度が上昇し、この温度上昇
に従って熱変形体4は4a,4b,4cの順に変形していく。こ
の変形に従ってスリット3の熱変形体4によって塞がれ
ていた部分も順次開放され、スリット3の開口面積が増
大して煙感知器内への煙の流入量が増大する。これによ
り、煙感知速度が向上し、迅速かつ確実に煙を感知して
火災を感知することができる。
熱変形体4によって一部を塞がれ、その開口面積は従来
と同じであり、煙感知速度も従来と同じであり、ほこり
などの侵入も従来同様に抑制される。次に、火災発生時
には煙と共に熱も発生する。従って、この熱によって煙
感知器が設置された室内の温度が上昇し、この温度上昇
に従って熱変形体4は4a,4b,4cの順に変形していく。こ
の変形に従ってスリット3の熱変形体4によって塞がれ
ていた部分も順次開放され、スリット3の開口面積が増
大して煙感知器内への煙の流入量が増大する。これによ
り、煙感知速度が向上し、迅速かつ確実に煙を感知して
火災を感知することができる。
第3図(a),(b)はこの考案の第2の実施例による
煙感知器の正面図及び要部拡大側面図を示し、5は形状
記憶合金からなる熱変形体で、その長さ方向の一端がケ
ース1の内面上に取付けられ、やはりスリット3の一部
を閉塞するように配設されている。この第2の実施例に
おいても平常時はスリット3の一部は熱変形体5によっ
て閉塞され、スリット3の開口面積は従来と同じであ
る。又、火災発生時には熱変形体5は5a,5b,5cの順で熱
変形し、スリット3の開口面積は大きくなる。
煙感知器の正面図及び要部拡大側面図を示し、5は形状
記憶合金からなる熱変形体で、その長さ方向の一端がケ
ース1の内面上に取付けられ、やはりスリット3の一部
を閉塞するように配設されている。この第2の実施例に
おいても平常時はスリット3の一部は熱変形体5によっ
て閉塞され、スリット3の開口面積は従来と同じであ
る。又、火災発生時には熱変形体5は5a,5b,5cの順で熱
変形し、スリット3の開口面積は大きくなる。
第4図(a),(b)はこの考案の第3の実施例を示
し、6は形状記憶合金からなる熱変形体で、その幅方向
の一端がケース1の内面上に取付けられ、この熱変形体
6によってスリット3の一部が閉塞され、平常時にはス
リット3の開口面積は従来と等しくなる。しかし、火災
発生時には熱変形体6は6a,6b,6cの順に変形し、スリッ
ト3の開口面積が大きくなって煙の流入量が増大する。
し、6は形状記憶合金からなる熱変形体で、その幅方向
の一端がケース1の内面上に取付けられ、この熱変形体
6によってスリット3の一部が閉塞され、平常時にはス
リット3の開口面積は従来と等しくなる。しかし、火災
発生時には熱変形体6は6a,6b,6cの順に変形し、スリッ
ト3の開口面積が大きくなって煙の流入量が増大する。
なお、上記各実施例では熱変形体4〜6を形状記憶合金
により形成したが、他の部材により形成しても良い。
により形成したが、他の部材により形成しても良い。
以上のようにこの考案によれば、煙感知器のスリットの
一部を閉塞する熱変形体を設けており、平常時はスリッ
トの一部が閉塞されて開口面積は従来同様となり、ほこ
りなどの侵入を防いで誤動作を防止することができる。
又、火災発生時には熱変形体が熱により変形し、スリッ
トの開口面積が大きくなって煙の流入量が増大する。こ
のため、煙の感知速度が増大し、迅速かつ確実に火災を
感知することができる。
一部を閉塞する熱変形体を設けており、平常時はスリッ
トの一部が閉塞されて開口面積は従来同様となり、ほこ
りなどの侵入を防いで誤動作を防止することができる。
又、火災発生時には熱変形体が熱により変形し、スリッ
トの開口面積が大きくなって煙の流入量が増大する。こ
のため、煙の感知速度が増大し、迅速かつ確実に火災を
感知することができる。
第1図(a),(b)はこの考案の第1の実施例による
煙感知器の正面図及び要部拡大側面図、第2図は従来の
煙感知器の正面図、第3図(a),(b)はこの考案の
第2の実施例による煙感知器の正面図及び要部拡大側面
図、第4図(a),(b)はこの考案の第3の実施例に
よる煙感知器の正面図及び要部拡大側面図である。 1……ケース、3……スリット、4〜6……熱変形体。
煙感知器の正面図及び要部拡大側面図、第2図は従来の
煙感知器の正面図、第3図(a),(b)はこの考案の
第2の実施例による煙感知器の正面図及び要部拡大側面
図、第4図(a),(b)はこの考案の第3の実施例に
よる煙感知器の正面図及び要部拡大側面図である。 1……ケース、3……スリット、4〜6……熱変形体。
Claims (1)
- 【請求項1】周囲にスリットを有し、このスリットから
流入した煙によってイオン電流または発光部から受光部
への光量が変化して煙を感知する煙感知器において、ス
リットの一部を塞ぐように設けられ、熱により変形して
スリットの閉塞部分を開放する熱変形体を備えたことを
特徴とする煙検知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4505489U JPH0739031Y2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | 煙感知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4505489U JPH0739031Y2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | 煙感知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02138395U JPH02138395U (ja) | 1990-11-19 |
JPH0739031Y2 true JPH0739031Y2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=31558900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4505489U Expired - Lifetime JPH0739031Y2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | 煙感知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0739031Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-19 JP JP4505489U patent/JPH0739031Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02138395U (ja) | 1990-11-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |