JPS605429Y2 - 熱式火災感知器 - Google Patents

熱式火災感知器

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JPS605429Y2
JPS605429Y2 JP3245981U JP3245981U JPS605429Y2 JP S605429 Y2 JPS605429 Y2 JP S605429Y2 JP 3245981 U JP3245981 U JP 3245981U JP 3245981 U JP3245981 U JP 3245981U JP S605429 Y2 JPS605429 Y2 JP S605429Y2
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JP
Japan
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heat
sensitive
temperature
sensitive element
constant
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Expired
Application number
JP3245981U
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English (en)
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JPS57148291U (ja
Inventor
宏 澤
幸雄 山内
Original Assignee
ホーチキ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は周囲温度の上昇率によって火災を感知する差動
感熱要素と、周囲温度が一定の温度を越えたことによっ
て火災を感知する定温感熱要素とを備えた補償式の熱式
火災感知器に関する。
従来、差動感熱要素と定温感熱要素とを備えた補償式の
熱式火災感知器においては、第3図に示す如く、差動感
熱要素の2個の熱検出素子T1゜T2を感知器基台1の
ほぼ中央部でそれぞれ内と外に1個ずつ配設し、定温感
熱要素の熱検出素子T3は感知器基台1の周辺部のいず
れかに配設していた。
そのため、熱気流の方向により、差動感熱要素によって
検出する温度の上昇率が大きく変化するとともに、定温
感熱要素によって検出する温度に差が生じ、検出感度に
大きなバラツキがあって信頼性に欠ける点があった。
本考案は斯かる点に鑑みてなされたもので、筒状の感熱
応答部内の集熱板側と反集熱板側に差動感熱要素の熱検
出素子を1個ずつ配設し、定温感熱要素の熱検出素子を
差動感熱要素の2個の熱検出素子の間で且つ感熱応答部
内に配設することにより、高感度で、しかも熱気流の方
向によって検出感度に悪影響を与えない信頼性の高い熱
式火災感知器の提供を目的としたものである。
以下、図面に示す一実施例に基づいて本考案を説明する
第1図は本考案感知器の中央断面図を示し、第2図は感
知回路を示す。
各図において、1は感知器の基台、2は基台1に支持さ
れた筒状の感熱応答部で、通常は金属性の材料で作られ
ている。
3は集熱板で、周縁が基台1に保持され中央部が感熱応
答部2の先端と連接している。
T□及びT2は差動感熱要素4を形成する2個の熱検出
素子で、一方の熱検出素子T□は温度の検出を迅速に行
なうため、感熱応答部2の先端内部、すなわち集熱板3
側に配設してあり、他方の熱検出素子T2は一方の熱検
出素子T1より温度検出に遅れが生じるようにするため
、集熱板3から離れた基台1の内部あるいは感熱応答部
2の後端すなわち反集熱板側に配設しである。
第1図においては、熱検出素子T2を基台1の内部に配
設した状態を示している。
定温感熱要素5の熱検出素子T3は、差動感熱要素4の
一方の熱検出素子T□に悪影響を与えず、しかも温度の
検出感度が著るしく低下しない範囲で2個の熱検出素子
T−,,T2の間に位置し、且つ熱気流の方向の如何に
かかわらす常に一定の感度で温度を検出できるよう感熱
応答部2の軸方向に配設されている。
また、6は基台1の内部で支持された火災の感知回路の
プリント板であり、7は各熱検出素子T□、T2及びT
3を取付けるプリント板であり、筒状の感熱応答部2内
に挿入されるよう長方形状に形成され、熱検出素子T1
は先端に、熱検出素子T2及びT3は夫々表面及び裏面
に取付けられている。
上記プリント板6の電気回路とプリント板7とはリード
線12で接続されている。
なお、差動感熱要素4及び定温感熱要素5の各熱検出素
子T1.T2及びT3としては、ダイオード、トランジ
スタあるいは熱電対等を用いることができるが、第2図
の火災の感知回路においてはサーミスタを用いた場合を
示している。
第2図の感知回路の差動感熱要素は、2個の熱検出素子
すなわちサーミスタT1.T2を直列に接続し、その中
間から回路を分岐してサーミスタT1にかかる電圧を判
別回路8に入力している。
この判別回路8は、一方のサーミスタT1と他方のサー
ミスタT2の抵抗値の相対的変化によって一定の電圧よ
り高い電圧が入力された場合にのみ出力信号を発する。
また、定温感熱要素5は、熱検出素子すなわちサーミス
タT3と抵抗RE、を直列に接続し、その中間から回路
を分岐してサーミスタT3にかかる電圧を判別回路9に
入力している。
この判別回路9は、サーミスタT3の抵抗値の変化によ
って一定の電圧より高い電圧が入力された場合にのみ出
力信号を発する。
したがって、抵抗Rsの抵抗値を変えることによって定
温感熱要素5の感度調整を行なえる。
判別回路8及び9からの出力信号はOR回路10に入力
されており、OR回路10からの出力信号は警報回路1
1に入力されている。
したがって、判別回路8及び9のいずれかの判別回路か
ら出力信号が発せられると警報回路11が作動し、アラ
ーム等による警報を発生する。
上記の如く構成された本考案感知器は次のように作動す
る。
いま、感知器の周囲温度が急激に上昇したとすると、差
動感熱要素4の集熱板3側に配設されたサーミスタT1
は、集熱板3を介して急激な温度上昇を迅速に検出し、
その抵抗値を小さくする。
一方、差動感熱要素4の集熱板3と離れた位置に配設さ
れたサーミスタT2は、熱気流が基台1の内部に侵入し
温度を上昇させるのに時間がかかり、実際の温度検出に
大幅な遅れを生じるため、その抵抗値は急激に小さくな
らず徐々に小さくなる。
したがって、急激な温度上昇のあった初期においては、
サーミスタT1の抵抗値がサーミスタT2の抵抗値より
著るしく小さくなって、判別回路8の入力電圧を判別回
路作動のために必要な一定電圧により上昇させる。
そのため、判別回路8から出力信号が発せられ、OR回
路10を介して警報回路11を作動させ、警報を発生さ
せる。
これに対し、感知器の周囲温度が徐々に上昇した場合に
は、集熱板3と離れた位置に配設されたサーミスタT2
の温度検出遅れは小さい。
したがって、サーミスタT1の抵抗値がサーミスタT2
の抵抗値より著るしく小さくなることがなく判別回路8
の入力電圧は判別回路作動のために必要な一定電圧より
高くならない。
そのため、判別回路8は出力信号を発せず、警報回路1
1を作動させない。
また、定温感熱要素5のサーミスタT3は、周囲温度の
上昇によってその抵抗値と抵抗器Rsの抵抗値との間に
一定以上の差が生じたときに判別回路9を作動させる。
したがって、温度上昇率の高低にかかわりなく、一定温
度を検出したときに警報回路11を作動させ警報を発生
させる。
なお、差動感熱要素4の熱検出素子T1に悪影響を与え
ないようにするため、熱検出素子T3を集熱板3から離
れた位置に配設したことによって生じる定温感熱要素5
の感度の低下は、抵抗器R8の抵抗値を大きくするか、
あるいは判別回路9の作動のために必要な一定電圧を多
少低くすることによって補償できる。
以上の如く本考案によれば、定温感熱要素の熱検出素子
を感熱応答部内に配設しであるので、熱気流の方向によ
って検出温度に差を生じることがなく感度が安定してい
て、周囲温度が一定温度を越えた場合には高感度且つ確
実に火災を感知する。
また、定温感熱要素の熱検出素子を差動感熱要素の熱検
出素子から離しであるので、定温感熱要素が差動感熱要
素に悪影響を与えることが全くなく、差動感熱要素は一
定の上昇率以上の急激な温度上昇を高感度且つ確実に感
知する。
しかもまた上記の如く、画然検出素子を感熱応答部の先
端に並設することなく離しであることから、これらを並
設することにより感熱応答部の筒径が大きくなって熱容
量が増大し感度が鈍くなることにより、熱検出素子が感
知器周囲の熱に追随しなくなるおそれを確実に防止する
効果をも有する。
したがって、火災感知器全体としても信頼性が非常に高
く、特に補償式の熱式火災感知器としては最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の熱式火災感知器の中央断面図を示し、
第2図は本考案の熱式火災感知器の感知回路を示し、第
3図は従来の熱式火災感知器における差動感熱要素と定
温感熱要素の各熱検出素子の配置状態を示す図である。 1・・・基台、2・・・感熱応答部、3・・・集熱板、
4・・・差動感熱要素、5・・・定温感熱要素、T1.
T2. T3・・・熱検出素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2個の熱検出素子によって周囲温度の上昇率を検出する
    差動感熱要素と、■個の熱検出素子によって周囲温度が
    一定温度を越えたことを検出する定温感熱要素を備えた
    熱式火災感知器において、先端が集熱板と連接する筒状
    の感熱応答部を感知器の基台に設け、上記差動感熱要素
    の一方の熱検出素子を上記感熱応答部内の集熱板側に配
    設し、他方の熱検出素子を上記基台内蓋しくは上記感熱
    応答部内の上記集熱板から離れた位置に配設するととも
    に、上記定温感熱要素の熱検出素子を上記感熱応答部内
    において上記差動感熱要素の2個の熱検出素子の間に配
    設したことを特徴とする熱式火災感知器。
JP3245981U 1981-03-09 1981-03-09 熱式火災感知器 Expired JPS605429Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3245981U JPS605429Y2 (ja) 1981-03-09 1981-03-09 熱式火災感知器

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JP3245981U JPS605429Y2 (ja) 1981-03-09 1981-03-09 熱式火災感知器

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Publication Number Publication Date
JPS57148291U JPS57148291U (ja) 1982-09-17
JPS605429Y2 true JPS605429Y2 (ja) 1985-02-19

Family

ID=29829859

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JP3245981U Expired JPS605429Y2 (ja) 1981-03-09 1981-03-09 熱式火災感知器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0421182Y2 (ja) * 1984-12-20 1992-05-14
JP2632176B2 (ja) * 1988-02-24 1997-07-23 松下電工株式会社 熱感知器及び熱煙複合感知器

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JPS57148291U (ja) 1982-09-17

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