JP3189006B2 - 熱煙複合感知器 - Google Patents

熱煙複合感知器

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JP3189006B2
JP3189006B2 JP19678296A JP19678296A JP3189006B2 JP 3189006 B2 JP3189006 B2 JP 3189006B2 JP 19678296 A JP19678296 A JP 19678296A JP 19678296 A JP19678296 A JP 19678296A JP 3189006 B2 JP3189006 B2 JP 3189006B2
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亜紀子 車田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】熱煙複合感知器に関し、特
に、組立が容易で、且つ、熱応答性にも優れた、熱煙複
合感知器に関する。
【0002】
【従来の技術】火災には、煙だけ発生してほとんど温度
が上昇しない火災や、温度のみが上昇し、煙があまり発
生しない火災などがあり、熱のみを検知する熱感知器
や、煙のみを検知する煙感知器では、火災の発見が遅れ
てしまう場合がある。このような問題を解決するため
に、煙だけ発生してほとんど温度が上昇しない火災や、
温度のみが上昇し、煙があまり発生しない火災などを早
期発見できる感知器として、熱煙複合感知器が開発され
ている。
【0003】図5は、そのような、従来の熱煙複合感知
器を概略的に示す外観構成図である。この熱煙複合感知
器Bは、従来の煙感知部2に、周囲の温度を検知する熱
検知素子であるサーミスタ3を併設させた構造となって
いる。図6は、煙感知部2の内部構造(一般に、光学系
と呼ばれている。)を概略的に示す平面図であり、ま
た、図7は、サーミスタの構造を概略的に示す一部切欠
き外観構成図である。
【0004】煙感知部2の内部は、図6に示すように、
外乱光を感煙領域Rに進入させない入り組んだ複数の遮
光壁(一般にラビリンスと呼ぶ。)Wと、投光素子L
と、受光素子Sとを備えて構成されており、感煙領域R
で投光素子Lから照射された光線の煙粒子による散乱光
を受光素子Sが検出することによって煙を検出するよう
になっている。
【0005】煙感知部2の内部構造(光学系)は、煙の
流入性、耐外乱光性、投受光角度等を十分に考慮して設
計されおり、構造設計を変更することは、極めて困難な
構造となっている。一方、サーミスタ3は、軸3aの先
端のチップ部3c内にあるサーミスタチップ3sの温度
−抵抗特性を利用して温度検知を行うものであり、サー
ミスタ3は、熱煙複合感知器Bの熱応答性が良くなる位
置に配置すればよい。
【0006】しかしながら、火災時の熱気流の方向によ
っては、煙検知機能や、熱検知機能に偏りが生じたり、
方向性があると火災判断時間に影響を与えるため、煙感
知部2及びサーミスタ3は、いずれも、熱煙複合感知器
Bの中央に配置することが必要とされる。このため、従
来の熱煙複合感知器Bでは、煙感知部2の内部構造(光
学系)は、ほとんど変更しないで、サーミスタ3を煙感
知部2の下部中心に配置する構造が採られている。
【0007】ところで、煙感知部2の内部構造(光学
系)は、その中心位置が、感煙領域Rになっており、感
煙領域Rへサーミスタ3を通すと、受光素子Sへ影響が
あり、誤動作の原因となるため、図5に示すように、配
線(リード線)dを煙感知部2の外側に配線しなければ
ならず、このことが、熱煙複合感知器Bの組立を困難に
する原因となっている。
【0008】かかる問題を解決するため、図8に示すよ
うな、サーミスタ3を煙感知部(光学系)2の脇の外側
に配置した熱煙複合感知器Cが開発されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱煙複
合感知器Cには、熱気流の方向によっては、サーミスタ
3の熱応答性が大きく変わるという問題がある。より詳
しくは、例えば、図8に示すように、熱気流Fに対し
て、サーミスタ3が、煙感知部(光学系)2の蔭に位置
する場合には、サーミスタ3の熱応答性が非常に悪くな
る。
【0010】このような問題を解決するには、図9に示
すように、サーミスタ3以外に、もう1本のサーミスタ
3aを、熱煙複合感知器Dの中心からサーミスタ3の対
称位置に配置せざるを得ないこととなり、製造コストが
高くになる上に、回路処理も複雑になる。また、サーミ
スタ3や、サーミスタ3aを煙感知部(光学系)2の脇
の外側に配置すれば、投光素子Lや、受光素子Sを設け
た基板以外に、新たに、サーミスタ3や、サーミスタ3
aを取り付けるための基板が必要となり、熱煙複合感知
器の構造が複雑となったり、大きな基板が必要となった
りする等により、組立が困難になったり、部品点数が増
える等のため製造コストが高くなったりするといった問
題がある。
【0011】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたものであり、煙感知部は、殆ど変更するこ
となく、組立が容易で、しかも、1本の熱検知素子(サ
ーミスタ)で、あらゆる方向の熱をより確実に検知でき
るようにした、熱煙複合感知器を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、煙感知部
(光学系)の感煙領域Rは、煙検知室内の投光素子から
発光される光が投光される領域と、受光素子が光を検知
できる領域とが重複する領域に限られるので、この領域
を外す位置に、熱検知素子を設ければ、煙検知機能に悪
影響を与えることなく、熱検知素子を熱煙複合感知器の
中心に近い位置に配置できることを知見して、本発明を
完成するに至った。
【0013】請求項1に記載の熱煙複合感知器は、ラビ
リンス構造の遮光壁を有し、その内部に発光素子と受光
素子とを配置した煙検知室と、周囲の温度を検知する熱
検知素子とを備えた、熱煙複合感知器であって、熱検知
素子は、煙検知室内の発光素子と受光素子との位置関係
によって構成される感煙領域より外れた位置に配置さ
れ、熱検知素子は、煙検知室の底面に設けられた孔部を
挿通するように設けられており、孔部の周囲には、孔部
より煙検知室内に入光する外乱光が、感煙領域に到達す
るのを防止するために設けられた上方に起立する遮光壁
が設けられていることを特徴とする。
【0014】この熱煙複合感知器では、感煙領域を外し
た位置に熱検知素子を配置したので、熱検知素子を煙検
知室の底面を挿通するように設けても、熱検知素子の影
響が、感煙領域にでることがなく、且つ、熱検知素子の
位置が熱煙複合感知器の中心に近いため、煙感知部(光
学系)の外側の横の位置に熱検知素子を配置した場合に
比べ、熱検知の検知範囲が広くなるので、熱検知素子を
複数設ける必要が無い。且つ、この熱煙複合感知器で
は、熱検知素子を挿通する孔部の周囲に、孔部より煙検
知室内に入光する外乱光が、感煙領域に到達するのを防
止するために、上方に起立する遮光壁が設けられている
ので、孔部から、煙検知室内に入光した外乱光が感煙領
域に入り込むことが無く、煙検知機能に影響がでない。
【0015】
【0016】請求項2に記載の熱煙複合感知器は、ラビ
リンス構造の遮光壁を有し、その内部に発光素子と受光
素子とを配置した煙検知室と、周囲の温度を検知する熱
検知素子とを備えた、熱煙複合感知器であって、熱検知
素子は、煙検知室内の発光素子と受光素子との位置関係
によって構成される感煙領域より外れた位置に配置さ
れ、熱検知素子は、煙検知室の底面に設けられた孔部を
挿通するように設けられており、孔部より煙検知室内に
入光する外乱光が、感煙領域に到達するのをラビリンス
構造の遮光壁の少なくとも1枚により防止するようにし
たことを特徴とする。
【0017】変更この熱煙複合感知器でも、感煙領域を
外した位置に熱検知素子を配置したので、熱検知素子を
煙検知室の底面を挿通するように設けても、熱検知素子
の影響が、感煙領域にでることがなく、且つ、熱検知素
子の位置が熱煙複合感知器の中心に近いため、煙感知部
(光学系)の外側の横の位置に熱検知素子を配置した場
合に比べ、熱検知の検知範囲が広くなるので、熱検知素
子を複数設ける必要が無い。且つ、この熱煙複合感知器
では、熱検知素子を挿通する孔部より煙検知室内に入光
する外乱光が、感煙領域に到達するのを防止する手段と
して、ラビリンス構造の遮光壁の少なくとも1枚を利用
するようにしたので、新たな遮光壁を設ける必要が無
く、製造コストを低く抑えることができる。請求項
記載の熱煙複合感知器は、ラビリンス構造の遮光壁を有
し、その内部に発光素子と受光素子とを配置した煙検知
室と、周囲の温度を検知する熱検知素子とを備えた、熱
煙複合感知器であって、熱検知素子は、煙検知室内の発
光素子と受光素子との位置関係によって構成される感煙
領域より外れた位置に配置され、熱検知素子は、煙検知
室の底面に設けられた孔部を挿通するように設けられて
おり、孔部が、ラビリンス構造の遮光壁の1枚の壁内に
設けられていることを特徴とする。
【0018】この熱煙複合感知器でも、感煙領域を外し
た位置に熱検知素子を配置したので、熱検知素子を煙検
知室の底面を挿通するように設けても、熱検知素子の影
響が、感煙領域にでることがなく、且つ、熱検知素子の
位置が熱煙複合感知器の中心に近いため、煙感知部(光
学系)の外側の横の位置に熱検知素子を配置した場合に
比べ、熱検知の検知範囲が広くなるので、熱検知素子を
複数設ける必要が無い。且つ、この熱煙複合感知器で
は、熱検知素子を挿通する孔部をラビリンス構造の遮光
壁の1枚の壁内に設けたので、孔部より煙検知室内に入
光する外乱光が、感煙領域に到達するのを防止する手段
として、新たな遮光壁を設ける必要が無いため、製造コ
ストを低く抑えることができる。請求項4に記載の熱煙
複合感知器は、請求項1〜3のいずれかに記載の熱煙複
合感知器の熱検知素子を、発光素子、受光素子が接続さ
れた基板と同一の基板に接続するようにしたことを特徴
とする。
【0019】この熱煙複合感知器では、熱検知素子を熱
煙複合感知器の中心近傍に設けているので、熱検知素子
を取り付ける基板として、発光素子、受光素子が接続さ
れた基板を利用できる。即ち、発光素子と受光素子とを
取り付ける基板を、1枚にできる。このため、熱検知素
子を取り付けるための新たな基板が不要となるので、構
造が簡単になる。しかも、熱検知素子を煙検知室の底面
を挿通するようにして取り付けられるため、組立てが簡
単になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の一実施例を説明する。図1は、本発明に係る熱煙複
合感知器の内部構造と熱検知素子の位置関係を概略的に
示す平面図であり、図2は、本発明に係る熱煙複合感知
器を概略的に示す図であり、図2(a)は、外観構成図
を、図2(b)は、図2(a)に示す熱煙複合感知器を
分解して示す外観構成図である。
【0021】この熱煙複合感知器Aは、煙感知部2と、
周囲の温度を検知する熱検知素子として、サーミスタ3
とを備えている。煙感知部2の内部は、図1に示すよう
に、外乱光を感煙領域Rに進入させない入り組んだ複数
の遮光壁(一般にラビリンスと呼ぶ。)Wと、投光素子
Lと、受光素子Sとを備えて構成されており、感煙領域
Rで投光素子Lから照射された光線の煙粒子による散乱
光を受光素子Sが検出することによって煙を検出するよ
うになっている。
【0022】尚、サーミスタ3の構成は、図7に示した
ものと同様であるので、ここでの説明は省略する。更
に、この熱煙複合感知器Aでは、煙感知部2の煙検知室
2aの底面S2aの感煙領域Rより外れた位置であっ
て、投光素子Lや、受光素子Sが設けられた場所以外の
位置に、サーミスタ3を挿通する孔部h2が設けられて
おり、サーミスタ3がサーミスタ3のチップ部(図7に
示すチップ部3c)を外側に露呈する状態で、孔部h2
に挿通され、投光素子Lや、受光素子Sが取り付けられ
た基板5に取り付けられている。
【0023】また、この例では、図3に示すように、孔
部h2の周囲には、少なくとも、感煙領域R方向側に、
孔部h2より煙検知室2a内に入光する外乱光が、感煙
領域Rに到達するのを防止するために設けられた上方に
起立する遮光壁W1が設けられている。この熱煙複合感
知器Aでは、感煙領域Rを外した位置に熱検知素子3を
配置したので、熱検知素子3を煙検知室2aの底面S2
aを挿通するように設けても、熱検知素子3を設けた影
響が、感煙領域Rにでることがない。
【0024】また、温度は、サーミスタチップ3sの抵
抗値で決定されるので、チップ3cが主な温度検知部と
なる。この例では、チップ3cを煙検知室2aより外部
に露呈するように設けているので、チップ3cが、直
接、熱気流に当たるので、熱応答性がよく、しかも、熱
検知素子3の位置が、熱煙複合感知器Aの中心に近いた
め、煙感知部(光学系)2の外側の横の位置に熱検知素
子3を配置した、従来の熱煙複合感知器C、D等に比
べ、熱検知の検知範囲の方向性が偏らず、広くなるの
で、熱検知素子3を複数設ける必要が無い。
【0025】また、熱検知素子3の位置が、熱煙複合感
知器Aの中心に近いため、熱検知素子3を取り付ける基
板として、投光素子Lや、受光素子Sを設けた基板5
を、そのままの大きさで利用できるので、煙感知部(光
学系)2の外側の横の位置に熱検知素子3を配置した従
来の熱煙複合感知器C、Dのように、サーミスタ3、3
aを取り付けるための新たな基板や、大きな基板を用い
る必要が無く、そのため、熱煙複合感知器Aの構造が簡
単になり、組立も簡単になる。
【0026】また、この熱煙複合感知器Aを組み立てる
際に、まず、基板5に熱検知素子(サーミスタ)を接続
し、次に、煙感知部(光学系)2をはめ込むようにすれ
ば、組立が容易となる。更に、この熱煙複合感知器Aで
は、熱検知素子3を挿通する孔部h2の周囲に、孔部h
2より煙検知室2a内に入光する外乱光が、感煙領域R
に到達するのを防止するために、上方に起立する遮光壁
W1を設けたので、孔部h2から、煙検知室2a内に入
光した外乱光が感煙領域Rに入り込むことが無いため、
煙検知機能に影響がでない。
【0027】図4は、本発明に係る熱煙複合感知器Aの
熱検知素子3を設置する孔部h2の位置の他例を例示す
るものである。熱検知素子3を挿通する孔部h2は、例
えば、図4中、感煙領域Rより外れた位置で、熱検知素
子3を挿通する孔部h2より煙検知室2a内に入光する
外乱光が、ラビリンス構造の遮光壁の少なくとも1枚の
遮光壁W2を利用して、到達しないような位置P1に設
置してもよい。
【0028】このように孔部h2を、孔部h2より煙検
知室2a内に入光する外乱光が、感煙領域Rに到達する
のを、ラビリンス構造の遮光壁の少なくとも1枚の遮光
壁W2を利用して防止することができるようにすれば、
新たな遮光壁W1を設ける必要が無く、煙感知部2の構
造を複雑化する必要が無く、製造コストを低く抑えるこ
とができる。
【0029】また、熱検知素子3を挿通する孔部h2
は、例えば、図4中、感煙領域Rより外れた位置で、ラ
ビリンス構造の遮光壁の1枚の遮光壁W2の壁内の位置
P2に設けてもよい。このように孔部h2を、感煙領域
Rより外れた位置で、ラビリンス構造の遮光壁の1枚遮
光壁W2の壁内の位置P2に設けるようにすれば、新た
な遮光壁を設ける必要が無いため、煙感知部2の構造を
複雑化する必要が無く、製造コストを低く抑えることが
できる。
【0030】尚、この例では、遮光壁W2を中心に例示
したが、これは、単なる説明のためであって、孔部h2
を設ける位置は、図4中に例示した位置に限られず、こ
れと等価な位置に設けてもよいことは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】請求項1に記載の熱煙複合感知器では、
感煙領域を外した位置に熱検知素子を配置したので、熱
検知素子を煙検知室の底面を挿通するように設けても、
熱検知素子を設けた影響が、感煙領域にでることがな
く、且つ、熱検知素子の位置が熱煙複合感知器の中心に
近いため、煙感知部(光学系)の外側の横の位置に熱検
知素子を配置した場合に比べ、熱検知の検知範囲の方向
性が偏らず、広くなるので、熱検知素子を複数設ける必
要が無い。
【0032】変更且つ、この熱煙複合感知器では、熱検
知素子を挿通する孔部の周囲に、孔部より煙検知室内に
入光する外乱光が、感煙領域に到達するのを防止するた
めに、上方に起立する遮光壁が設けられているので、孔
部から、煙検知室内に入光した外乱光が感煙領域に入り
込むことが無いので、煙検知機能に影響がでない。請求
項2に記載の熱煙複合感知器でも、感煙領域を外した位
置に熱検知素子を配置したので、熱検知素子を煙検知室
の底面を挿通するように設けても、熱検知素子を設けた
影響が、感煙領域にでることがなく、且つ、熱検知素子
の位置が熱煙複合感知器の中心に近いため、煙感知部
(光学系)の外側の横の位置に熱検知素子を配置した場
合に比べ、熱検知の検知範囲の方向性が偏らず、広くな
るので、熱検知素子を複数設ける必要が無い。且つ、
の熱煙複合感知器では、熱検知素子を挿通する孔部より
煙検知室内に入光する外乱光が、感煙領域に到達するの
を防止する手段として、ラビリンス構造の遮光壁の少な
くとも1枚を利用するようにしたので、新たな遮光壁を
設ける必要が無く、製造コストを低く抑えることができ
る。
【0033】請求項3に記載の熱煙複合感知器でも、感
煙領域を外した位置に熱検知素子を配置したので、熱検
知素子を煙検知室の底面を挿通するように設けても、熱
検知素子を設けた影響が、感煙領域にでることがなく、
且つ、熱検知素子の位置が熱煙複合感知器の中心に近い
ため、煙感知部(光学系)の外側の横の位置に熱検知素
子を配置した場合に比べ、熱検知の検知範囲の方向性が
偏らず、広くなるので、熱検知素子を複数設ける必要が
無い。 且つ、この熱煙複合感知器では、熱検知素子を挿
通する孔部をラビリンス構造の遮光壁の1枚の壁内に設
けたので、孔部より煙検知室内に入港する外乱光が、感
煙領域に到達するのを防止するのを手段として、新たな
遮光壁を設ける必要が無いため、製造コストを低く抑え
ることができる。請求項4に記載の熱煙複合感知器で
は、熱検知素子を熱煙複合感知器の中心近傍に設けてい
るので、熱検知素子を取り付ける基板として、発光素
子、受光素子が接続された基板を利用できる。このた
め、熱検知素子を取り付けるための新たな基板が不要と
なるので、構造が簡単になり、組立も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱煙複合感知器の煙検知部の内部
構造と熱検知素子の位置関係を概略的に示す平面図であ
る。
【図2】本発明に係る熱煙複合感知器を概略的に示す図
であり、図2(a)は、外観構成図を、図2(b)は、
図2(a)に示す熱煙複合感知器を分解して示す外観構
成図である。
【図3】孔部の周囲の構造を概略的に示す図である。
【図4】本発明に係る熱煙複合感知器の熱検知素子を設
置する孔部h2の位置の他例を例示する図である。
【図5】従来の熱煙複合感知器を概略的に示す外観構成
図である。
【図6】煙感知部の内部構造を概略的に示す平面図であ
る。
【図7】サーミスタの構造を概略的に示す一部切欠き外
観構成図である。
【図8】従来の熱煙複合感知器を概略的に示す外観構成
図である。
【図9】従来の熱煙複合感知器を概略的に示す外観構成
図である。
【符号の説明】
A 本発明に係る熱煙複合感知器 L 投光素子 S 受光素子 R 感煙領域 W、W1、W2 遮光壁 2 煙感知部 2a 煙検知室 S2a 底面 h2 孔部 3 熱検知素子 3a 熱検知素子の軸 3c 熱検知素子のチップ部 3s サーミスターチップ部 P1、P2 外乱光が到達しない位置 B、C、D 従来の熱煙複合感知器 F 熱気流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−303694(JP,A) 特開 昭53−105279(JP,A) 特開 平7−146991(JP,A) 実開 昭53−117195(JP,U) 実開 昭55−131591(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 17/00 - 17/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラビリンス構造の遮光壁を有し、その内部
    に発光素子と受光素子とを配置した煙検知室と、 周囲の温度を検知する熱検知素子とを備えた、熱煙複合
    感知器であって、前記熱検知素子は、前記煙検知室内の前記発光素子と前
    記受光素子との位置関係によって構成される感煙領域よ
    り外れた位置に配置され、 前記熱検知素子は、前記煙検知室の底面に設けられた孔
    部を挿通するように設けられており、 前記孔部の周囲には、前記孔部より前記煙検知室内に入
    光する外乱光が、前記感煙領域に到達するのを防止する
    ために設けられた上方に起立する遮光壁が設けられてい
    ることを特徴とする、熱煙複合感知器。
  2. 【請求項2】ラビリンス構造の遮光壁を有し、その内部
    に発光素子と受光素子とを配置した煙検知室と、 周囲の温度を検知する熱検知素子とを備えた、熱煙複合
    感知器であって、 前記熱検知素子は、前記煙検知室内の前記発光素子と前
    記受光素子との位置関係によって構成される感煙領域よ
    り外れた位置に配置され、 前記熱検知素子は、前記煙検知室の底面に設けられた孔
    部を挿通するように設けられており、 前記孔部より前記煙検知室内に入光する外乱光が、前記
    感煙領域に到達するのを前記ラビリンス構造の遮光壁の
    少なくとも1枚により防止するようにしたことを特徴と
    する、熱煙複合感知器。
  3. 【請求項3】ラビリンス構造の遮光壁を有し、その内部
    に発光素子と受光素子とを配置した煙検知室と、 周囲の温度を検知する熱検知素子とを備えた、熱煙複合
    感知器であって、 前記熱検知素子は、前記煙検知室内の前記発光素子と前
    記受光素子との位置関係によって構成される感煙領域よ
    り外れた位置に配置され、 前記熱検知素子は、前記煙検知室の底面に設けられた孔
    部を挿通するように設けられており、 前記熱検知素子は、前記煙検知室の底面に設けられた孔
    部を挿通するように設 けられており、 前記孔部が、前記ラビリンス構造の遮光壁の1枚の壁内
    に設けられていることを特徴とする、熱煙複合感知器。
  4. 【請求項4】 前記熱検知素子を、前記発光素子、前記受
    光素子が接続された基板と同一の基板に接続するように
    したことを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載
    の熱煙複合感知器。
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