JP2744872B2 - 散乱光式煙感知器 - Google Patents
散乱光式煙感知器Info
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- JP2744872B2 JP2744872B2 JP4229501A JP22950192A JP2744872B2 JP 2744872 B2 JP2744872 B2 JP 2744872B2 JP 4229501 A JP4229501 A JP 4229501A JP 22950192 A JP22950192 A JP 22950192A JP 2744872 B2 JP2744872 B2 JP 2744872B2
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- emitting element
- smoke
- light emitting
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Description
することにより煙を感知する散乱光式煙感知器に関す
る。
検煙部本体2は略円筒形で形成され、上壁8が天井に取
り付けられる。なお、図3は上下が取り付け状態とは逆
方向に示されている。上壁8には、複数のラビリンス部
材9が立設するように形成され、このラビリンス部材9
により包囲される領域に検煙室が形成されている。各ラ
ビリンス部材9は、外部からの煙が流入しやすくすると
ともに外部からの光を遮断するために水平断面が略くの
字形または略L形で形成されている。なお、ラビリンス
部材9の間により形成される煙流入口は、虫が検煙室に
侵入して散乱光が発生することを防止するための防虫網
5により包囲されている。
形成された検煙室の中央において発光素子12と受光素
子13の各光軸が交差するように、発光素子12と受光
素子13をそれぞれ収納するための凹部10、11と、
発光素子12の放射光が受光素子13に直接到達するこ
とを防止するための遮光板14が立設するように形成さ
れ、また、凹部10、11には発光素子12の光を受光
素子13が直接受光しないように開口が形成されてい
る。
検出出力の0点レベルに対し、煙が検煙室内に流入する
と煙による散乱光が受光素子13により検出される。
知器では、発光素子12の光を受光素子13が直接受光
しないように構成されているが、その回りにラビリンス
部材9が配置されているので、図3において矢印で示す
ように発光素子12の光がラビリンス部材9のエッジに
より乱反射され、したがって、この乱反射により検出出
力の0点レベルが高くなってしまう。即ち、図3に示す
ように、放射範囲Aから放射範囲Bまでのバラツキが発
生する。ここで、放射範囲Aには、ラビリンス部材9の
エッジの一つであるエッジ9aも含まれるが、放射範囲
Bには、前記エッジ9aは含まれない。 従って、放射範
囲Aの場合とBの場合とでは、発光素子12から発光さ
れた光の乱反射が異なり、受光素子13の検出出力の0
点レベルが異なることになる。
外LED等が用いられるが、製造上の理由等により発光
光軸にバラツキを有する。また、LEDは凹部10内に
固定されてその開口により放射範囲が絞られるが、お互
いの寸法誤差やLEDの組み込み誤差により放射範囲に
バラツキが発生する。具体的には、LEDの放射範囲が
10〜20°であって±3〜5°のバラツキが発生す
る。
LEDの放射範囲のバラツキにより、放射範囲内に位置
するラビリンス部材9のエッジの数や位置が異なるの
で、感知器毎に検出出力の0点レベルに大きなバラツキ
が発生するという問題点がある。本発明は上記従来の問
題点に鑑み、煙による散乱光の検出出力の0点レベルを
低く設定することができるとともに、感知器毎の検出出
力の0点レベルのバラツキを防止することができる散乱
光式煙感知器を提供することを目的とする。
するために、外部からの煙が流入しやすくするとともに
外部からの光を遮断し、中央部において検煙室を形成す
るラビリンス部材と、前記ラビリンス部材により形成さ
れた検煙室において各光軸が交差するように配置された
発光素子と受光素子を有する散乱光式煙感知器におい
て、前記発光素子自体の放射範囲のバラツキと前記発光
素子の組み付けによる放射範囲のバラツキを考慮して、
前記発光素子の放射範囲となりうる位置に前記ラビリン
ス部材のエッジが存在しないように形成したことを特徴
とする。
くするとともに外部からの光を遮断し、中央部において
検煙室を形成するラビリンス部材と、前記ラビリンス部
材により形成された検煙室において各光軸が交差するよ
うに配置された発光素子と受光素子を有する散乱光式煙
感知器において、前記発光素子自体の放射範囲のバラツ
キと前記発光素子の組み付けによる放射範囲のバラツキ
を考慮して、常に前記発光素子の放射範囲となる位置に
前記ラビリンス部材のエッジが存在し、該放射範囲を除
いた前記発光素子の放射範囲となりうる位置に前記エッ
ジ以外のエッジが存在しないように形成したことを特徴
とする。
範囲のバラツキと前記発光素子の組み付けによる放射範
囲のバラツキを考慮して、前記発光素子の放射範囲とな
りうる位置に前記ラビリンス部材のエッジが存在しない
ように形成したので、感知器毎の検出出力の0点レベル
のバラツキを防止することができる。また、ラビリンス
部材のエッジにより発光素子の光が乱反射することを防
止することができるので、煙による散乱光の検出出力の
0点レベルを低く設定することができる。
バラツキと前記発光素子の組み付けによる放射範囲のバ
ラツキを考慮して、常に前記発光素子の放射範囲となる
位置に前記ラビリンス部材のエッジが存在し、該放射範
囲を除いた前記発光素子の放射範囲となりうる位置に前
記エッジ以外のエッジが存在しないように形成したの
で、感知器毎の検出出力の0点レベルのバラツキを防止
することができる。また、必ず前記発光素子の放射範囲
となる位置に形成されたエッジ以外のエッジにより発光
素子の光が乱反射することを防止することができるの
で、煙による散乱光の検出出力の0点レベルを低く設定
することができる。
する。図1は、本発明に係る散乱光式煙感知器の一実施
例を示す平面図である。図1において、検煙部本体2は
略円筒形で形成され、上壁8が天井に取り付けられる。
なお、図1は上下が取り付け状態とは逆方向に示されて
いる。上壁8には、複数のラビリンス部材9が立設する
ように形成され、このラビリンス部材9により包囲され
る領域に検煙室が形成されている。各ラビリンス部材9
は、外部からの煙が流入しやすくするとともに外部から
の光を遮断するために水平断面が略くの字形または略L
形で形成されている。なお、ラビリンス部材9の間によ
り形成される煙流入口は、虫が検煙室に侵入して散乱光
が発生することを防止するための防虫網5により包囲さ
れている。
形成された検煙室の中央において発光素子12と受光素
子13の各光軸が交差するように、発光素子12と受光
素子13をそれぞれ収納するための凹部10、11と、
発光素子12の放射光が受光素子13に直接到達するこ
とを防止するための遮光板14が立設するように形成さ
れ、また、凹部10、11には発光素子12の光を受光
素子13が直接受光しないように開口が形成されてい
る。
しては通常、近赤外LED等が用いられ、LEDの放射
範囲が10〜20°であるが、LED12と凹部10の
寸法誤差やLEDの組み込み誤差により放射範囲に±3
〜5°のバラツキが発生し、図1において1点鎖線で示
す放射範囲Aと2点斜線で示す放射範囲Bの間において
バラツキが発生する。なお、この両範囲A、Bを含む角
度は最大25°(=20+5)となる。
放射範囲AおよびB内におけるラビリンス部材90には
エッジが存在しないように形成され、また、このラビリ
ンス部材90は他のラビリンス部材9より大きな1枚板
で形成されている。したがって、発光素子12の放射範
囲となるかもしれない位置にラビリンス部材90のエッ
ジが存在しないので、感知器毎の検出出力の0点レベル
のバラツキを防止することができる。また、ラビリンス
部材90のエッジにより発光素子12の光が乱反射する
ことを防止することができるので、煙による散乱光の検
出出力の0点レベルを低く設定することができる。
向するラビリンス部材90の面が受光素子13とは逆の
方法に向くように形成することにより、煙による散乱光
の検出出力の0点レベルを低く設定することができる。
ここで、図1に示すラビリンス構造は一例であって、放
射範囲AおよびB内において1枚の大きなラビリンス部
材90を形成することができない場合がある。図2はそ
の例であって、放射範囲AおよびB内に2つのラビリン
ス部材91、92が形成されている。この場合には、範
囲A、Bの重複する角度すなわち5°(=10−5)の
範囲には必ずエッジが存在し、かつ両範囲A、Bを含む
角度の範囲には上記エッジ以外のエッジが存在しないよ
うにラビリンス部材91、92を形成する。
ンス部材91のエッジのみにより発光素子12の光が乱
反射するので、感知器毎の検出出力の0点レベルのバラ
ツキを防止することができる。なお、この場合には、図
1に示す例に比べて検出出力の0点レベルを低く設定す
ることができないが、ラビリンス部材91のエッジ以外
のエッジにより発光素子12の光が乱反射することを防
止することができる。
らの煙が流入しやすくするとともに外部からの光を遮断
し、中央部において検煙室を形成するラビリンス部材
と、前記ラビリンス部材により形成された検煙室におい
て各光軸が交差するように配置された発光素子と受光素
子を有する散乱光式煙感知器において、前記発光素子自
体の放射範囲のバラツキと前記発光素子の組み付けによ
る放射範囲のバラツキを考慮して、前記発光素子の放射
範囲となりうる位置に前記ラビリンス部材のエッジが存
在しないように形成したので、感知器毎の検出出力の0
点レベルのバラツキを防止することができる。また、ラ
ビリンス部材のエッジにより発光素子の光が乱反射する
ことを防止することができるので、煙による散乱光の検
出出力の0点レベルを低く設定することができる。
くするとともに外部からの光を遮断し、中央部において
検煙室を形成するラビリンス部材と、前記ラビリンス部
材により形成された検煙室において各光軸が交差するよ
うに配置された発光素子と受光素子を有する散乱光式煙
感知器において、前記発光素子自体の放射範囲のバラツ
キと前記発光素子の組み付けによる放射範囲のバラツキ
を考慮して、常に前記発光素子の放射範囲となる位置に
前記ラビリンス部材のエッジが存在し、該放射範囲を除
いた前記発光素子の放射範囲となりうる位置に前記エッ
ジ以外のエッジが存在しないように形成したので、感知
器毎の検出出力の0点レベルのバラツキを防止すること
ができる。また、必ず前記発光素子の放射範囲となる位
置に形成されたエッジ以外のエッジにより発光素子の光
が乱反射することを防止することができるので、煙によ
る散乱光の検出出力の0点レベルを低く設定することが
できる。
す平面図
Claims (2)
- 【請求項1】外部からの煙が流入しやすくするとともに
外部からの光を遮断し、中央部において検煙室を形成す
るラビリンス部材と、前記ラビリンス部材により形成さ
れた検煙室において各光軸が交差するように配置された
発光素子と受光素子を有する散乱光式煙感知器におい
て、 前記発光素子自体から発光される光のバラツキと前記発
光素子の組み付けによる発光素子から発光された光のバ
ラツキに起因する、前記発光素子の直接的な放射範囲と
なりうる範囲となりうる位置に前記ラビリンス部材のエ
ッジが存在しないように形成したことを特徴とする散乱
光式煙感知器。 - 【請求項2】外部からの煙が流入しやすくするとともに
外部からの光を遮断し、中央部において検煙室を形成す
るラビリンス部材と、前記ラビリンス部材により形成さ
れた検煙室において各光軸が交差するように配置された
発光素子と受光素子を有する散乱光式煙感知器におい
て、 前記発光素子自体から発光される光のバラツキの範囲と
前記発光素子の組み付けによる発光素子から発光された
光のバラツキに起因する、常に前記発光素子の直接的な
放射範囲となる位置に前記ラビリンス部材の特定エッジ
が存在し、該放射範囲を除いた前記発光素子の放射範囲
となりうる位置に前記特定エッジ以外のエッジが存在し
ないように形成したことを特徴とする散乱光式煙感知
器。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4229501A JP2744872B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 散乱光式煙感知器 |
GB9317756A GB2270157B (en) | 1992-08-28 | 1993-08-26 | Light scattering type smoke detector |
DE4328671A DE4328671B4 (de) | 1992-08-28 | 1993-08-26 | Streulichtrauchmelder |
CH02559/93A CH689603A5 (fr) | 1992-08-28 | 1993-08-27 | Détecteur de fumée. |
US08/499,724 US5642099A (en) | 1992-08-28 | 1995-07-07 | Light scattering type smoke detector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4229501A JP2744872B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 散乱光式煙感知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676182A JPH0676182A (ja) | 1994-03-18 |
JP2744872B2 true JP2744872B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=16893164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4229501A Expired - Lifetime JP2744872B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 散乱光式煙感知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2744872B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9417484D0 (en) * | 1993-09-07 | 1994-10-19 | Hochiki Co | Light scattering type smoke sensor |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0372241A (ja) * | 1989-08-11 | 1991-03-27 | Nohmi Bosai Ltd | 光電式煙感知器の感度調整方法及び感度調整装置 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP4229501A patent/JP2744872B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0372241A (ja) * | 1989-08-11 | 1991-03-27 | Nohmi Bosai Ltd | 光電式煙感知器の感度調整方法及び感度調整装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0676182A (ja) | 1994-03-18 |
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Legal Events
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