JP2931723B2 - 散乱光式煙感知器 - Google Patents
散乱光式煙感知器Info
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- JP2931723B2 JP2931723B2 JP4229502A JP22950292A JP2931723B2 JP 2931723 B2 JP2931723 B2 JP 2931723B2 JP 4229502 A JP4229502 A JP 4229502A JP 22950292 A JP22950292 A JP 22950292A JP 2931723 B2 JP2931723 B2 JP 2931723B2
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Description
することにより煙を感知する散乱光式煙感知器に関す
る。
は、外部からの煙が流入しやすくするとともに外部から
の光を遮断し、中央部において検煙室を形成するラビリ
ンス部材が設けられている。そして、発光素子と受光素
子の各光軸がこのラビリンス部材により形成された検煙
室において交差するように配置され、検煙室内の煙によ
る散乱光を検出することにより煙が感知される。
子12の光は検煙室外に導き出されるよう設計されてい
るが、その光の一部は複数回ラビリンス部材で反射した
後、受光素子13へ入射してしまうため、これがノイズ
光として作用し、検煙室内に煙がない状態で受光素子の
検出信号により、いわゆる0点レベルが存在することに
なり、この0点レベルを基準として煙を感知している。
できるだけ低く設定することができるように発光素子の
光を受光素子の方向に反射しないように形成することが
望ましい。従来、この種のラビリンス部材は、発光素子
の光を反射しないようにエッジができるだけ小さな曲率
半径になるように、すなわちr=0となるように製造し
ている。なお、この製造方法は、例えば金型を用いたプ
ラスチック成型で行っている。
来の感知器では、ラビリンス部材のエッジがr=0とな
るように製造するために、金型のエッジ部をr=0にな
るように構成しているので、エッジの曲率がプラスチッ
クの流動により異なり、図4に示すように例えば0.0
3<r<0.08のバラツキが発生する。また、離形時
にラビリンス部材のエッジが欠けたりすることもある。
したがって、このエッジのバラツキにより、感知器毎に
検出出力の0点レベルに大きなバラツキが発生し、製造
行程によっては不良品が発生して歩留まりが悪化すると
いう問題点がある。
毎の検出出力の0点レベルのバラツキを防止することが
できる散乱光式煙感知器を提供することを目的とする。
するために、外部からの煙が流入しやすくするとともに
外部からの光を遮断し、中央部において検煙室を構成す
るラビリンス部材と、前記ラビリンス部材により形成さ
れた検煙室において各光軸が交差するように配置された
発光素子と受光素子を有する散乱光式煙感知器におい
て、前記ラビリンス部材の四角い部分の両端の角である
エッジのみをR=0.1〜0.2mmの曲率半径で形成
したことを特徴とする。
くするとともに外部からの光を遮断し、中央部において
検煙室を構成するラビリンス部材と、前記ラビリンス部
材により形成された検煙室において各光軸が交差するよ
うに配置された発光素子と受光素子を有する散乱光式煙
感知器において、前記ラビリンス部材の四角い部分の両
端の角であるエッジのみを実質的にC=0.1mm面取
り形成したことを特徴とする。
は大きさの面取りでラビリンス部材のエッジを形成する
ので、金型のエッジ部をこの所定の曲率または大きさの
面取りで形成してプラスチック成型等した場合に、ラビ
リンス部材のエッジを正確な形状で形成することができ
る。したがって、各感知器におけるラビリンス部材のエ
ッジの形状が同一になるので、感知器毎の検出出力の0
点レベルのバラツキを防止することができる。
する。図1は、本発明に係る散乱光式煙感知器の一実施
例におけるラビリンス部材のエッジを示す説明図、図2
は、図1のラビリンス部材を備えた散乱光式煙感知器を
示す平面図である。まず、図2を参照して本実施例のラ
ビリンス部材を備えた散乱光式煙感知器の構成を説明す
る。検煙部本体2は略円筒形で形成され、上壁8が天井
に取り付けられる。なお、図2は上下が取り付け状態と
は逆方向に示されている。上壁8には、複数のラビリン
ス部材9が立設するように形成され、このラビリンス部
材9により包囲される領域に検煙室が形成されている。
各ラビリンス部材9は、外部からの煙が流入しやすくす
るとともに外部からの光を遮断するために水平断面が略
くの字形または略L形で形成されている。なお、ラビリ
ンス部材9の間により形成される煙流入口は、虫が検煙
室に侵入して散乱光が発生することを防止するための防
虫網5により包囲されている。
包囲された検煙室において発光素子12と受光素子13
の各光軸が交差するように、発光素子12と受光素子1
3をそれぞれ収納するための凹部10、11と、発光素
子12の放射光が受光素子13に直接到達することを防
止するための遮光板14が立設するように形成されてい
る。そして、図示省略の下壁により内部が密閉されて検
煙室が閉じられる。
図1に示すように前述したバラツキの最大値(r=0.
08)を若干越える、例えば0.1<r<0.2mm程
度の曲率で形成されている。なお、これは、発光素子1
2が対向するラビリンス部材9のエッジを0.1<r<
0.2mm程度の曲率で形成するのは勿論であるが、こ
のラビリンス部材9のエッジにより乱反射された光がさ
らに他のラビリンス部材9のエッジ等により乱反射され
て受光素子13の方向に導かれるので、全てのラビリン
ス部材9、凹部10、11、遮光板14等のエッジを
0.1<r<0.2mm程度の曲率で形成することが望
ましい。
曲率で形成した場合に、プラスチックが流動しても、ラ
ビリンス部材9等のエッジを正確な形状で形成すること
ができ、また、離形時にラビリンス部材のエッジが欠け
ることも防止することができるので、感知器毎の検出出
力の0点レベルのバラツキを防止することができる。ま
た、この程度の曲率ではラビリンス部材9のエッジによ
り発光素子12の光が乱反射することを防止することが
できるので、煙による散乱光の検出出力の0点レベルを
低く設定することができる。
のエッジを所定の曲率で形成したが、代わりに図3
(A)に示すようにラビリンス部材9のエッジを実質的
にC=0.1mm面取りするように構成してもよい。こ
こで、面取りCは図3(B)の拡大図のようにJISZ
8317に従った表し方である。なお、この場合にはラ
ビリンス部材9のエッジにより発光素子12の光がやや
乱反射するので、図1に示す例に比べて検出出力の0点
レベルを低く設定することができないが、感知器毎にラ
ビリンス部材9等にエッジにバラツキがないので、感知
器毎の検出出力の0点レベルのバラツキを防止すること
ができる。
の煙が流入しやすくするとともに外部からの光を遮断
し、中央部において検煙室を構成するラビリンス部材
と、前記ラビリンス部材により形成された検煙室におい
て各光軸が交差するように配置された発光素子と受光素
子を有する散乱光式煙感知器において、前記ラビリンス
部材の四角い部分の両端の角であるエッジのみをR=
0.1〜0.2mmの曲率半径で形成したので、金型の
エッジ部をこの曲率で形成してプラスチック成型等した
場合に、ラビリンス部材のエッジを正確な形状で形成す
ることができる。したがって、各感知器におけるラビリ
ンス部材のエッジの形状が同一になるので、感知器毎の
検出出力の0点レベルのバラツキを防止することができ
る。
くするとともに外部からの光を遮断し、中央部において
検煙室を構成するラビリンス部材と、前記ラビリンス部
材により形成された検煙室において各光軸が交差するよ
うに配置された発光素子と受光素子を有する散乱光式煙
感知器において、前記ラビリンス部材の四角い部分の両
端の角であるエッジのみを実質的にC=0.1mm面取
り形成したので、金型のエッジ部をこの大きさの面取り
で形成してプラスチック成型した場合に、ラビリンス部
材のエッジを正確な形状で形成することができる。した
がって、各感知器におけるラビリンス部材のエッジの形
状が同一になるので、感知器毎の検出出力の0点レベル
のバラツキを防止することができる。
けるラビリンス部材のエッジを示す説明図
器を示す平面図
Claims (2)
- 【請求項1】外部からの煙が流入しやすくするとともに
外部からの光を遮断し、中央部において検煙室を構成す
るラビリンス部材と、前記ラビリンス部材により形成さ
れた検煙室において各光軸が交差するように配置された
発光素子と受光素子を有する散乱光式煙感知器におい
て、 前記ラビリンス部材の四角い部分の両端の角であるエッ
ジのみをR=0.1〜0.2mmの曲率半径で形成した
ことを特徴とする散乱光式煙感知器。 - 【請求項2】外部からの煙が流入しやすくするとともに
外部からの光を遮断し、中央部において検煙室を構成す
るラビリンス部材と、前記ラビリンス部材により形成さ
れた検煙室において各光軸が交差するように配置された
発光素子と受光素子を有する散乱光式煙感知器におい
て、 前記ラビリンス部材の四角い部分の両端の角であるエッ
ジのみを実質的にC=0.1mm面取り形成したことを
特徴とする散乱光式煙感知器。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4229502A JP2931723B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 散乱光式煙感知器 |
GB9317756A GB2270157B (en) | 1992-08-28 | 1993-08-26 | Light scattering type smoke detector |
DE4328671A DE4328671B4 (de) | 1992-08-28 | 1993-08-26 | Streulichtrauchmelder |
CH02559/93A CH689603A5 (fr) | 1992-08-28 | 1993-08-27 | Détecteur de fumée. |
US08/499,724 US5642099A (en) | 1992-08-28 | 1995-07-07 | Light scattering type smoke detector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4229502A JP2931723B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 散乱光式煙感知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676183A JPH0676183A (ja) | 1994-03-18 |
JP2931723B2 true JP2931723B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=16893180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4229502A Expired - Lifetime JP2931723B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 散乱光式煙感知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2931723B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2762304B2 (ja) * | 1989-08-11 | 1998-06-04 | 能美防災株式会社 | 光電式煙感知器の感度調整方法及び感度調整装置 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP4229502A patent/JP2931723B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0676183A (ja) | 1994-03-18 |
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Legal Events
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