JP3015633B2 - 散乱光式煙感知器 - Google Patents
散乱光式煙感知器Info
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Description
することにより煙を感知する散乱光式煙感知器に関す
る。
ンス部材により外部からの煙を効率良く流入させると共
に外部からの光を遮断する検煙室を形成し、この検煙室
において発光部と受光部の各光軸が交差するように配置
して煙による散乱光を検出するように構成されている。
発光部を構成する発光素子として30〜60°の比較的
広い指向角度を有する赤外線LED(発光ダイオード)
が用いられているので、受光部がこの赤外線LEDの比
較的広い指向角度の直接光を受光しないように、発光部
と受光部の各光軸が交差する散乱角やラビリンス部材の
形状や反射角度を工夫しなければならない。
来の散乱光式煙感知器では、発光素子が比較的広い指向
角度を有するので、構造を薄型化しようすると発光素子
からの直接光の一部やラビリンス部材による反射光が受
光素子に入射して0点レベルが高くなり、したがって、
薄型化することができないという問題点がある。
するために発光素子の前面にレンズ等を組み込んで発光
部を構成すると、高価になるとともに発光素子とレンズ
の取付け位置の誤差によりビームの方向がずれることに
なり、したがって、高度な組み立て精度が必要とされる
ので生産性が悪化する。本発明は上記従来の問題点に鑑
み、0点レベルをできるだけ小さくして信頼性の高い散
乱光式煙感知器を提供することを目的とする。
するために、略円筒形をした本体の天井に設けられた上
壁に外部からの煙が流入しやすくすると共に外部からの
光を遮断するラビリンス部材を複数立設し、該ラビリン
ス部材により包囲される領域で検煙室が構成され、該検
煙室において各光軸が交差するように配置された煙感知
用発光素子と受光素子をそれぞれ備えた発光部と受光部
を有する散乱光式煙感知器において、前記発光素子自体
の半値角は略10°以下で構成され、前記発光部と受光
部は各光軸が交差する散乱角を前記受光部が前記発光部
からの直接光を受光しないための角度である略60°以
上で、光軸上に所定角度で傾斜して設けられるラビリン
ス部材により反射された1次反射光を受光しないための
角度である略80°以下の範囲になるように配置され、
ラビリンス部材の先端面は発光部の発光面に向かない角
度で形成され、平面部が発光部の放射光を受光部の受光
面の方向に向かないように、且つ外部の方向に反射して
逃がす角度で配置され、更に発光部の発光面に対向する
ラビリンス部材は発光部からの光を受光部とは逆の方向
に反射するように形成されていることを特徴とする。
70°で構成され、また、発光部の発光面に対向するラ
ビリンス部材は、その反射面が発光部の光軸に対して、
略45°で形成される。
で構成され、また、散乱角が略60°から80°の範囲
になるように発光部と受光部が配置されるとともに、発
光部の発光面に対向するラビリンス部材の反射面と受光
素子の受光面が対向しないので、発光素子と受光素子の
各組み付け精度が悪かったり、発光素子自体のバラツキ
により光軸がずれていても、構造を薄型化した場合に発
光部からの直接光の一部やラビリンス部材による反射光
が受光部に入射することがなくなり、したがって、簡単
な構造で0点レベルを低くすることができる。
する。図1は本発明に係る散乱光式煙感知器の一実施例
を示す説明図である。発光素子12は、その出力パワー
Pが半値になる所謂半値角θ1が略10°以下で構成さ
れ、発光素子12と受光素子13は各光軸が交差する散
乱角θ2が略60°から80°の範囲になるように配置
され、更に発光素子12の発光面に対向するラビリンス
部材91は、反射面が受光素子13の受光面が対向しな
いようにかつ発光素子12の光軸に対して略45°の反
射角度θ3で形成されている。
実施例の平面と発光素子12のホルダを側面から見た断
面および外観を示しており、図3は平面と受光素子13
のホルダを側面から見た断面および外観を示している。
なお、図2および図3に示す側面図では、発光素子12
および受光素子13と防虫網5は示されていない。図2
および図3において、検煙部本体2は略円筒形で形成さ
れ、上壁8が天井に取り付けられる。上壁8には、複数
のラビリンス部材9が立設するように形成され、このラ
ビリンス部材9により包囲される領域に検煙室が形成さ
れている。各ラビリンス部材9は、外部からの煙が流入
しやすくするとともに外部からの光を遮断するように形
成される。また、ラビリンス部材9の間により形成され
る煙流入口5aは、虫が検煙室に侵入して散乱光が発生
することを防止するための防虫網5により包囲され、検
煙部本体2の底部開口(上壁8とは反対側)が図示省略
のカバーにより覆われる。
形成された検煙室の中央において発光素子12と受光素
子13の各光軸が交差するように、煙検知用の発光素子
12と受光素子13をそれぞれ収納するための凹部であ
るホルダ10、11と、発光素子12の放射光が受光素
子13に直接到達することを防止するための遮光板14
が立設するように形成されている。また、ホルダ10、
11には発光素子12の光を受光素子13が直接受光し
ないようにそれぞれ各視野を絞るための開口22、21
が形成されている。ここで開口部22を備えたホルダ1
0と発光素子12が煙検知用の発光部を構成し、また開
口部21を備えたホルダ11と受光素子13が煙検知用
の受光部を構成している。
ては、図4および図5に示すようにその出力パワーPが
半値になる所謂半値角θ1が略10°以下のものが用い
られ、発光素子12は、先端をエポキシレンズ12a等
により形成してチップ12bの放射光を集束することに
より半値角θ1が略10°以下になるように構成されて
いる。
13が発光素子12からの直接光を受光しないように各
光軸が交差する角度すなわち散乱角度θ2が略60°以
上になるように、かつ受光素子13がラビリンス部材9
1により反射された1次反射光を受光しないように散乱
角度θ2が略80°以下になるように配置されている。
されるホルダ10、11の上記角度θ2は、θ2=70
°で形成することが望ましい。また、検煙室に対する受
光素子13の視野がその正面のみになるように発光素子
12の発光面に対向するラビリンス部材91が他のラビ
リンス部材9より比較的長く形成されるとともに、その
先端と遮光板14により隙間20が形成されている。こ
の隙間20の光軸方向と直交する幅は例えば3〜5mm
程度で形成される。
素子12の発光面に向かないように、また、平面部91
bが発光素子12の放射光を受光素子13の受光面の方
向に反射せず、かつ外部の方向に反射して逃がす角度で
形成されている。特に発光素子12の発光面に対向する
ラビリンス部材91は、発光素子12から光を受光素子
13とは逆の方向に反射するように例えば発光素子12
の光軸との角度θ3が略45°になるように形成されて
いる。
°、9°、13°、15°、20°の発光素子を用いて
それぞれのS/N比を測定した実験データである。図か
ら明らかなように、S/N比は半値角θ1が9°まで増
加するに従って増加し、9°から増加するに従って減少
した。したがって、発光素子12としては半値角θ1が
略10°以下のものが用いられているので、S/N比を
改善することができる。
る組み付け精度が悪かったり、発光素子12自体のバラ
ツキにより光軸がずれていても、発光素子12の出力パ
ワーを受光素子13の視野内に収めることができ、ま
た、煙による出力値は指向角度が広い発光素子を用いた
場合より大きくなる。さらに、レンズ等を組み込まない
ので安価に構成することができ、また、発光素子とレン
ズとの組み付け精度によりビームの方向がずれることも
ない。
用い、散乱角θ2すなわち発光素子12と受光素子13
の各光軸の交差角度を30°から90°の範囲の10°
毎及び120°における各0点出力を示している。図か
ら明らかなように、0点出力は散乱角θ2が30°から
70°まで増加するに従って減少し、70°から増加す
るに従って増加した。
0°の範囲で構成されるとともに、発光素子12の発光
面に対向するラビリンス部材91が発光素子12からの
光を受光素子13とは逆の方向に反射するように形成さ
れ、受光素子13がラビリンス部材91による1次反射
光を受光しないので、0点レベルを低くすることができ
る。
ビリンス部材9の平面部91bや先端のエッジにより何
度も反射されて検煙室内に拡散しても、この拡散光はラ
ビリンス部材91と遮光板14により受光素子13に対
して遮断され、また、受光素子13の視野が隙間20と
開口21により形成されて比較的小さいので、受光素子
13の検出出力の0点レベルを低くすることができる。
るので、信頼性を向上することができ、また、粉塵や結
露等の種々のノイズに対して十分なマージンを得ること
ができる。さらに、検煙室内の反射光を受光するエリア
が限定されるので、その受光エリアのラビリンス構造を
重点的に設計すればよいので、煙の流入性や外乱光に対
してラビリンス構造を設計する場合の自由度を向上する
ことができる。
の煙が流入しやすくすると共に外部からの光を遮断し、
中央部において検煙室を形成する複数のラビリンス部材
と、前記ラビリンス部材により形成された検煙室におい
て各光軸が交差するように配置された煙検知用発光素子
と受光素子をそれぞれ備えた発光部と受光部を有する散
乱光式煙感知器において、発光素子は半値角が略10°
以下で構成され、発光部と受光部は各光軸が交差する散
乱角が略60°から80°の範囲になるように配置さ
れ、更に発光部の発光面に対向するラビリンス部材の反
射面と受光部の受光面が対向しないようにしたので、発
光素子と受光素子の各組み付け精度が悪かったり、発光
素子自体のバラツキにより光軸がずれていても、構造を
薄型化した場合に発光部からの直接光の一部やラビリン
ス部材による反射光が受光部に入射することがなくな
り、したがって、簡単な構造で0点レベルを低くするこ
とができる。
す説明図
面および側面断面を示す説明図
面および側面断面を示す説明図
図
Claims (2)
- 【請求項1】略円筒形をした本体の天井に設けられた上
壁に外部からの煙が流入しやすくすると共に外部からの
光を遮断するラビリンス部材を複数立設し、該ラビリン
ス部材により包囲される領域で検煙室が構成され、該検
煙室において各光軸が交差するように配置された煙感知
用発光素子と受光素子をそれぞれ備えた発光部と受光部
を有する散乱光式煙感知器において、 前記発光素子自体の半値角は略10°以下で構成され、
前記発光部と受光部は各光軸が交差する散乱角を前記受
光部が前記発光部からの直接光を受光しないための角度
である略60°以上で、光軸上に所定角度で傾斜して設
けられるラビリンス部材により反射された1次反射光を
受光しないための角度である略80°以下の範囲になる
ように配置され、前記ラビリンス部材の先端面は前記発光部の発光面に向
かない角度で形成され、平面部は前記発光部の放射光を
前記受光部の受光面の方向に向かないように、且つ外部
の方向に反射して逃がす角度で配置され、 更に前記発光部の発光面に対向するラビリンス部材は前
記発光部からの光を前記受光部とは逆の方向に反射する
ように形成されていることを特徴とする散乱光式煙感知
器。 - 【請求項2】請求項1記載の散乱光式煙感知器におい
て、前記発光部の発光面に対向するラビリンス部材は、
その反射面が前記発光部の光軸に対して略45°で形成
されていることを特徴とする散乱光式煙感知器。
Priority Applications (8)
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---|---|---|---|
JP5221548A JP3015633B2 (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 散乱光式煙感知器 |
GB9417484A GB9417484D0 (en) | 1993-09-07 | 1994-08-31 | Light scattering type smoke sensor |
US08/300,193 US5587790A (en) | 1993-09-07 | 1994-09-02 | Light scattering type smoke detector having an improved zero-point level |
GB9707433A GB2309079B (en) | 1993-09-07 | 1994-09-02 | Light scattering type smoke sensor |
GB9707434A GB2309080B (en) | 1993-09-07 | 1994-09-02 | Light scattering type smoke sensor |
GB9417669A GB2281619B (en) | 1993-09-07 | 1994-09-02 | Light scattering type smoke sensor |
CH02702/94A CH690940A5 (de) | 1993-09-07 | 1994-09-05 | Rauchfühler des Lichtstreuungs-Typs. |
DE4431889A DE4431889B4 (de) | 1993-09-07 | 1994-09-07 | Lichtstreuungstyp-Rauchsensor |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0772073A JPH0772073A (ja) | 1995-03-17 |
JP3015633B2 true JP3015633B2 (ja) | 2000-03-06 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH0629727Y2 (ja) * | 1985-08-24 | 1994-08-10 | 能美防災株式会社 | 散乱光式煙感知器の光学部 |
JP3041394U (ja) * | 1997-02-05 | 1997-09-19 | 株式会社大王製作所 | ストラップの結合構造装置 |
-
1993
- 1993-09-07 JP JP5221548A patent/JP3015633B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0772073A (ja) | 1995-03-17 |
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