JPH0738750Y2 - 金属ベルト伝動装置 - Google Patents

金属ベルト伝動装置

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Publication number
JPH0738750Y2
JPH0738750Y2 JP2871793U JP2871793U JPH0738750Y2 JP H0738750 Y2 JPH0738750 Y2 JP H0738750Y2 JP 2871793 U JP2871793 U JP 2871793U JP 2871793 U JP2871793 U JP 2871793U JP H0738750 Y2 JPH0738750 Y2 JP H0738750Y2
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JP
Japan
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metal belt
transmission
drive sprocket
peripheral surface
sprocket
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2871793U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0682452U (ja
Inventor
真一 村杉
Original Assignee
プルトンチェン株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by プルトンチェン株式会社 filed Critical プルトンチェン株式会社
Priority to JP2871793U priority Critical patent/JPH0738750Y2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/02Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members with belts; with V-belts
    • F16H7/023Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members with belts; with V-belts with belts having a toothed contact surface or regularly spaced bosses or hollows for slipless or nearly slipless meshing with complementary profiled contact surface of a pulley

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は金属ベルトを伝動体と
する伝動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スプロケットの周面に設けた伝動歯を金
属ベルトに設けた伝動穴に咬合して駆動を伝達する形式
の伝動装置は、高密度位置決めを可能とし、ダストの発
生がなくクリーンな環境での使用に適している等の利点
を有することから広く多用されているが、スプロケット
の伝動歯と金属ベルトの伝動穴が咬合する際の伝動穴の
早期疲労が問題となっている。
【0003】即ち、スプロケットはその周面より等ピッ
チで突起を突設して上記伝動歯を形成し、金属ベルトに
はこの伝動歯に対応し上記伝動穴が等ピッチで形成さ
れ、上記伝動歯がスプロケットの回転に伴ないこの伝動
穴に順次滑合し上記スプロケットの駆動を金属ベルトに
伝達する構成であるが、スプロケットの外径の製作誤差
が避けられず、この誤差は例え極小であってもスプロケ
ット回転に伴い次第に累積し、伝動歯と伝動穴との許容
し難い不一致が生じ、これを修正せんとして伝動歯が伝
動穴に強制挿入される動作が繰り返され、遂には電動穴
の縁の早期疲労破壊を招く問題を有している。
【0004】因にスプロケットの外径に1μの誤差があ
る場合、この誤差は500回転すると約1.6mmに拡
大し、伝動穴と伝動歯間には運転中における滑合を円滑
にするため、0.1mm程度の遊びを有するように設計
されているが、上記ズレの累積がこれを超えた時に伝動
歯と伝動穴の縁のズレによる衝突が生じこれが繰り返さ
れて上記早期疲労破壊を惹起する。
【0005】
【考案が解決しようとする問題点】この考案は金属ベル
トの伝動穴に駆動スプロケットの伝動歯を咬合して駆動
を伝達する場合における、上記伝動穴の損傷の問題を適
切に解決し、その利点を遺憾なく発揮させるようにした
ものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】この考案はその手段と
して、上記駆動スプロケットと同一軸芯に自由回転ロー
ラを併備させ、この自由回転ローラの周面に上記駆動ス
プロケットに掛け合わせた金属ベルトの耳部を掛け合
せ、この自由回転ローラの回転により前記ズレを修正し
ながら、上記伝動歯を伝動穴に咬合させるように構成し
たものである。
【0007】
【作用】この考案は上記のように、金属ベルトの耳部を
掛け合せた自由回転ローラを設けたことにより、伝動歯
が伝動穴の縁に接して挿入される際、上記自由回転ロー
ラが金属ベルトと追随的に摩擦回動して伝動歯を伝動穴
に低抵抗で円滑に挿入せしめ金属ベルトのずれを適正に
修正する。従って伝動歯が伝動穴の縁に当接しつつ挿入
される際の負荷を大巾に緩和し、前記疲労破壊を有効に
防止する。
【0008】
【実施例】以下、この考案の実施例を図1乃至図6に基
いて詳述する。
【0009】1は駆動スプロケット、2はこの駆動スプ
ロケット1の周面に掛け合わされる金属ベルトであり、
駆動スプロケット1はその周面に等ピッチで突設した伝
動歯3を有し、金属ベルト2はその長手方向の中心線に
沿い等ピッチで穿孔した上記伝動歯3に対応する伝動穴
4を有する。
【0010】伝動歯3は駆動スプロケット1の回転駆動
に伴ない伝動穴4に順次咬合し金属ベルト2に運動を伝
達し、これを無端走行せしめる。
【0011】上記伝動歯3として例えば、図1乃至図3
に示すように、ボール3aを用いる。即ち、上記駆動ス
プロケット1の周面に等ピッチで有底のボール圧入孔6
を設け、このボール圧入孔6にボール3aを圧入して部
分的にスプロケット1の周面より突出し上記伝動歯3を
形成する。スプロケット1の周面より突出するボール部
分はボールの半球に満たない突出寸法にし、これに対し
上記金属ベルト2の伝動穴4は上記ボール3aの直径と
同径にし、よって伝動歯3と伝動穴4間に若干の遊びを
形成する。
【0012】又上記伝動歯3は例えば、図4に示すよう
に、駆動スプロケット1の周面から一体に球面形の伏椀
形突起3bを等ピッチで突設して形成される。この場合
にも突起3bは半球に満たない突出寸法にして伝動穴4
との間に若干の遊びを形成する。
【0013】上記駆動スプロケット1の中心部に、一対
のボス5を互いに反対側へ向け対称に突設し、このボス
5に駆動軸(図示省略)を取付けて上記駆動スプロケッ
ト1を軸装し上記駆動力を与える。
【0014】7はボス5の軸孔8の内壁に設けられた駆
動軸係合用キー溝である。上記駆動スプロケット1とボ
ス5及び突起3bとは一体無垢の金属加工品又は合成樹
脂成形品にて形成する。
【0015】図1、図3、図4に示すように、上記駆動
スプロケット1に金属製又は合成樹脂製の自由回転ロー
ラ10を併備せしめる。自由回転ローラ10は駆動スプ
ロケット1と等径であり、且つ駆動スプロケット1と同
一軸芯において回動するよう並設する。従って駆動スプ
ロケット1と自由回転ローラ10とは同一円周面となる
よう配置される。好ましくは図示のように、駆動スプロ
ケット1の両側に一対の自由回転ローラ10を並設し、
各自由回転ローラ10の一側面を駆動スプロケット1の
両側面に面接触させ両者1、10の円周面間に間隙を形
成しないように配置する。
【0016】図示しないが駆動ローラの両側に一対の自
由回転ローラ10を配して複ローラ構造にする他、上記
自由回転ローラ10を駆動スプロケット1の一側に一個
だけ配し単ローラ構造にすることができる。
【0017】上記自由回転ローラ10の中心部にはボス
挿入穴9を貫設し、このボス挿入穴9内にボス5を挿入
してローラ10の側面を駆動スプロケット1の側面に添
接すると共に、図3、図4に示すように、ボス5の外周
面とボス挿入穴9の内周面との間にボールベアリング1
1を介装し、よって自由回転ローラ10がボス5の周り
で円滑に自由回転する構造にし、又自由回転ローラ10
を駆動スプロケット1と一体のボス5に軸装する構造と
することによって両者1、10の相対回転軸芯を適正に
保証する。
【0018】又図5に示すように、上記ボールベアリン
グ11の転がり回転を利用する他、ボス5の外周面とボ
ス挿入穴9の内周面の間にメタル軸受12を設けて滑り
回転構造とすることができる。
【0019】図6は本考案の実施例として、自由回転ロ
ーラ10の直径を上記駆動スプロケット1の直径より微
少寸法大きく設定し、ローラ10の周面とスプロケット
の周面間に微少段差Sを形成する。
【0020】而して上記駆動スプロケット1の周面に金
属ベルト2を掛け合せ、伝動歯3に伝動穴4を咬合させ
ると同時に、金属ベルト2の耳部を上記自由回転ローラ
10の周面に掛け合わせる。
【0021】上記一対の自由回転ローラ10は同一寸
法、同一形状であり、従ってその周面の軸方向の巾も互
いに同一であり、この一対のローラ10に支持される金
属ベルト2の左右耳部の掛け合せ巾も同一であって左右
均等に掛け合せられる。
【0022】又図6に示すように、駆動スプロケット1
の周面と自由回転ローラ10の周面とに僅少段差Sを設
置した場合には、上記自由回転ローラ10と金属ベルト
2の耳部の接触抵抗の方が駆動スプロケット1に対する
接触抵抗よりも大になる。この接触抵抗は駆動スプロケ
ット1の伝動歯3が金属ベルト2の伝動穴4内に強制挿
入される時の、ベルトの引張りに対する自由回転ローラ
10の回転を助長する。
【0023】又上記自由回転ローラ10の材質と駆動ス
プロケット1の材質を異材質にすることにより、上記金
属ベルト2に対する夫々の接触抵抗を前者が大となるよ
うに設定する。例えば駆動スプロケット1を比較的表面
摩擦抵抗の小さな硬質アルマイト処理後のアルミ合金6
061等で形成し、自由回転ローラ10を比較的表面摩
擦抵抗の大きなアルミ合金2017で形成する。
【0024】又この考案は他例として、駆動スプロケッ
ト1を金属にて形成して精度と伝動歯の強度を確保しな
がら、自由回転ローラ10を合成樹脂製にしてメタル軸
受けや、ボールベアリングを省約できる簡略な構造にす
ると共に、軽量化を図って上記目的を有効に達成できる
ようにすることができる。
【0025】
【考案の効果】而して、この考案によれば、伝動歯と伝
動穴との間に回転によるズレを生じていて伝動歯が伝動
穴の縁を押しのけつつ挿入されんとする時に、金属ベル
トの引張りに追随して自由回転ローラが自由回転し、こ
の自由回転により伝動歯の伝動穴への上記挿入が低抵抗
で円滑になされ、伝動穴の縁に加わる負荷が大巾に軽減
される。
【0026】この結果、伝動穴の早期疲労破壊を有効に
防止しつつ、回転によるズレの修正を適切に行ない、金
属ベルトの寿命を大巾に向上させ、その利点を長期に旦
り遺憾なく発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す金属ベルト伝動装置の斜
視図。
【図2】上記金属ベルトが掛け合せられる駆動スプロケ
ット側面図。
【図3】同スプロケット断面図。
【図4】同スプロケットの他例を示す断面図。
【図5】同スプロケットの更に他例を示す断面図。
【図6】金属ベルト伝動装置の他例を示す要部断面図。
【符号の説明】
1 駆動スプロケット 2 金属ベルト 3 伝動歯 4 伝動穴 5 ボス 10 自由回転ローラ S 段差

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動スプロケットの周面に金属ベルトを掛
    け合せ、駆動スプロケットの周面に設けた伝動歯を金属
    ベルトに設けた伝動穴に咬合し駆動を伝達するようにし
    た金属ベルト伝動装置において、上記駆動スプロケット
    と同一軸芯に自由回転ローラを併備させ、該自由回転ロ
    ーラの周面に上記金属ベルトの耳部を掛け合せる構成と
    したことを特徴とする金属ベルト伝動装置。
  2. 【請求項2】上記自由回転ローラの周面の摩擦抵抗を上
    記駆動スプロケットの周面の摩擦抵抗より大に設定した
    ことを特徴とする請求項1記載の金属ベルト伝動装置。
JP2871793U 1993-04-30 1993-04-30 金属ベルト伝動装置 Expired - Lifetime JPH0738750Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2871793U JPH0738750Y2 (ja) 1993-04-30 1993-04-30 金属ベルト伝動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2871793U JPH0738750Y2 (ja) 1993-04-30 1993-04-30 金属ベルト伝動装置

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Publication Number Publication Date
JPH0682452U JPH0682452U (ja) 1994-11-25
JPH0738750Y2 true JPH0738750Y2 (ja) 1995-09-06

Family

ID=12256203

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JP2871793U Expired - Lifetime JPH0738750Y2 (ja) 1993-04-30 1993-04-30 金属ベルト伝動装置

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