JPH0640556Y2 - クローラ用スプロケット - Google Patents

クローラ用スプロケット

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JPH0640556Y2
JPH0640556Y2 JP1988166019U JP16601988U JPH0640556Y2 JP H0640556 Y2 JPH0640556 Y2 JP H0640556Y2 JP 1988166019 U JP1988166019 U JP 1988166019U JP 16601988 U JP16601988 U JP 16601988U JP H0640556 Y2 JPH0640556 Y2 JP H0640556Y2
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JP
Japan
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crawler
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pin
rolling element
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JP1988166019U
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JPH0285685U (ja
Inventor
照幸 片山
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オーツタイヤ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、農機、除雪機等に使用されるピン式のクロー
ラ用スプロケットに関する。
(従来の技術) ピン式スプロケットとして実開昭63-81785号公報に開示
されたものがあり、基本的には第5図に示す如く、ディ
スク形状の回転本体9の左右側面外周に、複数の係合ピ
ン15を周方向等間隔に設けて構成され、この係合ピン15
をクローラの内周面に形成した係合突起に係合させて、
動力の伝達を行なうようになっている。
(考案が解決しようとする課題) 前記スプロケットは回転駆動中、係合ピン15は係合突起
とすべり接触するものであり、両者間の摩擦により、駆
動ロスが生じ、係合ピン及び係合突起の根本が早期に摩
耗してしまうという問題点を有している。
本考案は、係合ピンに係合突起と実質的に係合する転動
体を遊嵌することにより、係合突起との摩擦を減少させ
て、前記従来技術の問題点を解決できるようにしたクロ
ーラ用スプロケットを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案における課題解決のための具体的構成は、回転本
体9の側面外周に、クローラ1の内周面5に周方向等間
隔に突出形成した係合突起6と対応可能なピン10を周方
向に多数設けたクローラ用スプロケットにおいて、 前記各ピン10は全幅にわたって内周面5と当接し且つ係
合突起6の全幅にわたって係合する転動体11が回転自在
に嵌合されていることである。
(作用) 回転本体9が回転すると、その側面外周に設けられたピ
ン10に遊嵌された転動体11は、クローラ1の内周面5の
係合突起6と係合する。転動体11は係合突起6の先端か
ら根本側へと当接位置が移り、そして内周面5に当接
し、その当接中、転動体11とピン10との間で主に相対回
転が生じ、転動体11と係合突起6との間ではすべりはほ
とんど発生せず、当接しているだけとなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1〜3図に示す第1実施例において、1は除雪機等の
走行装置に使用されているクローラで、駆動用のスプロ
ケット2に巻掛けられている。このクローラ2はゴム等
の弾性材料で無端帯状に形成され、外周面3には周方向
等間隔にラグ4が一体成形され、内周面5には左右1対
の係合突起6が周方向等間隔に形成されており、この係
合突起6はゴムでクローラ1と一体成形されるか、又は
突起を有する芯金をクローラに埋設して形成されてい
る。
スプロケット2は角形車軸8に嵌合されるディスク状の
回転本体9と、この回転本体9の左右両側面外周に突設
されたピン10と、このピン10に遊嵌された転動体11とを
有している。
回転本体9はクローラ1の内周面5の幅方向中央、即ち
左右係合突起6間を転動するものであり、その外周面は
直円であっても、ピン10の周方向間で凹部をもっていて
も良い。
ピン10は回転本体9の外周に周方向等間隔に設けられて
いて、回転本体9に溶着するか、又は第3図に示すよう
に、1本のピンを回転本体9に左右方向に貫通して、左
右両側のピンを同時に形成するかしている。
転動体11はベアリングで形成するか又は単なる円筒のカ
ラーで形成することができ、カラーを用いる場合はピン
10より硬度の低い材料で形成することが好ましく、ピン
10の端部に螺合したネジ12で抜止めされている。このカ
ラーは高硬度の材料で形成しても良いが、ピン10と相対
回転するので、オイルレスメタル又はその他の摩擦抵抗
の少ない材料のブッシュを、ピン10とカラーとの間に介
在させて、ピン10の摩耗を少なくするように考慮するこ
とが好ましい。尚、ベアリングで形成する場合は、外輪
が転動体11となる。
前記回転本体9はクローラ1の内周面5中央を転動面と
するが、雪を咬み込むと、転動体11と係合突起6との係
合が悪くなることがあり、そこで、本実施例では、転動
体11の外周を寸法αだけ回転本体9の外周より突出させ
て、転動体11が係合突起6と常に正常に係合するように
構成されている。但し、クローラ1の回転本体転動面を
内周面5よりへこませて形成しても良い。
また、左右係合突起6及び左右転動体11を半ピッチずつ
ずらして、係合間隔を細かくしても良い。
前記転動体11は、クローラ1の内周面5に突出形成され
た係合突起6を係合するとき、係合突起6の全幅にわた
って係合する長さを有し、係合突起6から内周面5に移
ってその全幅にわたって内周面5と当接可能であり、転
動体11は係合突起6及び内周面5との間の当接の面圧を
可及的に小さくでき、且つクローラ1の傾動を防止する
ようになっている。
第4図は第2実施例を示しており、このスプロケット
2′はかご形となっている。即ち、左右1対の回転本体
9a,9bで周方向多数本のピン10′を両端支持し、このピ
ン10′に長いカラー製転動体11′を相対回転自在に遊嵌
している。このスプロケット2′が使用されるクローラ
1′は、内周面5の幅方向中央に長尺の係合突起6′を
有している。
前記スプロケット2′は、ピン11′の両端を回転本体9
a,9bに貫通して、ナット13で固定すれば構成できるの
で、組立が容易であり、且つ強度も高いが、クローラ
1′幅を広くする必要がある。
尚、本考案は従動輪又は遊転輪にも適用可能である。
(考案の効果) 以上詳述した本考案によれば、係合突起6との間の摩擦
及び駆動ロスを減少できるうえに、係合突起6及び内周
面5との当接の幅で大きくなることにより面圧を小さく
でき、クローラ1の損傷を減少でき、且つクローラ1の
傾動を防止して脱輪を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の第1実施例を示しており、第1図
は分解斜視図、第2図は断面側面図、第3図は第2図の
III-III線断面図、第4図は第2実施例の分解斜視図、
第5図は従来技術の斜視図である。 1……クローラ、2……スプロケット、5……内周面、
6……係合突起、9……回転本体、10……ピン、11……
転動体、α……寸法。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転本体(9)の側面外周に、クローラ
    (1)の内周面(5)に周方向等間隔に突出形成した係
    合突起(6)と対応可能なピン(10)を周方向に多数設
    けたクローラ用スプロケットにおいて、 前記各ピン(10)は全幅にわたって内周面(5)と当接
    し且つ係合突起(6)の全幅にわたって係合する転動体
    (11)が回転自在に嵌合されていることを特徴とするク
    ローラ用スプロケット。
JP1988166019U 1988-12-21 1988-12-21 クローラ用スプロケット Expired - Lifetime JPH0640556Y2 (ja)

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JPH0285685U JPH0285685U (ja) 1990-07-05
JPH0640556Y2 true JPH0640556Y2 (ja) 1994-10-26

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