JP3163635B2 - クローラー走行装置 - Google Patents

クローラー走行装置

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JP3163635B2 JP03168391A JP3168391A JP3163635B2 JP 3163635 B2 JP3163635 B2 JP 3163635B2 JP 03168391 A JP03168391 A JP 03168391A JP 3168391 A JP3168391 A JP 3168391A JP 3163635 B2 JP3163635 B2 JP 3163635B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばオフロード車等
に好適に用いられるクローラー走行装置に係り、特に、
操舵抵抗の小さな接地荷重分布を得ることのできるクロ
ーラー走行装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、路面状況の悪い荒れ地走行に適
合させるため、スプロケットに巻回されるエンドレスチ
ェーン等からなる履体を回転駆動させることのできるク
ローラー走行装置が提案されている。
【0003】かかるクローラー走行装置としては、例え
ば図6に示されるようなものが提案されている。この図
において、クローラー走行装置30は、オフロード車,
雪上車および土木作業車等の車両の駆動軸31に装備さ
れるもので、この駆動軸31に連結固定されて当該駆動
軸31と共に回転駆動される駆動輪32と、この駆動輪
32の円周方向に沿う120度等間隔位置にフレーム3
4を介して取りつけられた3個のスプロケット等からな
る従動輪35,36,37と、これら従動輪35,3
6,37の外周側に係合可能に掛け回されたベルト,チ
ェーン等からなる履体39と、一の従動輪35の支持軸
40に装着された駆動用歯車41および前記駆動輪32
の間に介装された伝達用歯車42とを備えて構成されて
いる。
【0004】以上の構成において、駆動輪32が回転さ
れると、この回転力が前記伝達用歯車42及び駆動用歯
車41を介して一の従動輪35に伝達され、当該従動輪
35およびこれに係合する履体39の回転により車両の
走行が行われるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置にあっては、路面側に位置する二つの従動
輪36,37の中心より垂直下方向における従動輪3
6,37の路面側部分P1,P2にて接地荷重を受け、
図7に示されるような荷重分布となることから、車両の
操舵角度を変更する際の抵抗が大きくなり、いわゆるハ
ンドルが重い状態になるという欠点があった。
【0006】また、駆動輪32の回転を伝達するために
従動輪35の支持軸40に駆動用歯車41を設け、か
つ、駆動輪32と駆動用歯車41との間に伝達用歯車4
2を設ける構造であるため、部品点数が比較的多く製造
コストを上昇させるばかりでなく、組立作業も煩雑にな
るという欠点もあった。
【0007】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、前述の操舵抵
抗の軽減を図り、ステアリングのスムースな操作に寄与
できるようにするとともに、部品点数の削減によって組
立をより容易として、かつ、装置全体としての製造コス
トを相対的に抑制することのできるクローラー走行装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るクローラー走行装置は、駆動軸に固定
された駆動輪と、この駆動輪を中心として少なくともそ
の周囲三箇所に等しい角 度間隔で配置された従動輪と、
これら従動輪および前記駆動輪の外周面に係合するよう
掛け回されて路面上を回行する履体とを備え、隣り合う
前記従動輪間に位置する前記駆動輪の路面側部分が前記
隣り合う従動輪の各路面側部分を結ぶ直線よりも外方に
位置するように前記各従動輪が設けられている。
【0009】
【作用】前記駆動輪が回転駆動されると、この駆動輪の
外周面に係合する履体に回転力が伝達され、履体は各従
動輪とともに回転される。一方、前記駆動輪と従動輪の
路面側部分にて生ずる接地荷重は、駆動輪の路面側部分
が従動輪のそれよりも大となる。
【0010】従って、クローラー走行装置の操舵抵抗が
小さくなり、ステアリング操作力を小さくすることがで
きる。
【0011】
【発明の実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づ
いて説明する。
【0012】図1には、本実施例に係るクローラー走行
装置1が四輪の車両2に適用された概略構成が示されて
いる。この図において、クローラー走行装置1は車両2
の前後左右にそれぞれ配置されているとともに、それぞ
れ駆動軸3と、この駆動軸3に連結固定された駆動輪5
と、この駆動輪5の円周方向3箇所に配置された3個の
従動輪6,7,8と、これら従動輪6,7,8および前
記駆動輪5の外周面に係合するよう掛け回されて路面上
を回行する履体9とを備えて構成されている。
【0013】前記駆動輪5は、その全体が略円板形状を
有するとともに、適宜な弾力性を有する部材により形成
されており、接地状態における全体的荷重により路面側
部分T1が径方向に若干押圧変形力を受けるようになっ
ている。また、駆動輪5は、その路面側部分T1が図4
に示されるように、駆動輪5の周囲における前後2箇所
位置に隣接して配置された従動輪7,8の路面側部分T
2,T3を結ぶ直線よりも回転半径方向における外方
置となるよう、すなわち路面側に向かって若干突出する
寸法Lを有するように配置されている。駆動輪5の外周
面全域には幅方向に延びる歯10が形成されている。
【0014】前記従動輪6,7,8は、120度等間隔
位置において、前記駆動軸3を支持するフレーム11に
軸支された軸12にそれぞれ支持されているとともに、
一対の円板状部材により構成されている。これら従動輪
6,7,8は、その外周内側部分が段部13を介して小
径部14に形成され、この小径部14の外周面には前記
駆動輪5の外周に形成された歯10と同様の歯15が形
成されている。
【0015】前記履体9は、ゴム等のエンドレスベルト
により構成されており、その内周面には前記駆動輪5の
歯10および各従動輪6,7,8のそれぞれに形成され
た歯15に係合する歯17が形成され、これにより履体
9は駆動輪5の回転駆動力で各従動輪6,7,8と共に
回転駆動されるようになっている。
【0016】次に、本実施例に係るクローラー走行装置
の接地荷重分布につき、図5を参照して説明する。
【0017】前記駆動輪5および2個の従動輪7,8に
おける路面側部分T1,T2,T3は、それぞれの回転
中心軸の位置関係より、図5に示されるような間隔で表
される。ここで各従動輪7,8に対応する路面側部分T
2,T3は、T1に対して略同一大の荷重R2,R3と
なるが、駆動輪5は従動輪よりも大径とされており、か
つ、その路面側部分T1の位置が図4に示されるように
寸法Lに相当する分だけ外方位置となるように設けられ
ているから、路面側部分T1の荷重は前記R2,R3よ
りも大きな荷重R1となる。
【0018】従って、前記実施例によれば、路面側部分
T2,T3の荷重R2,R3よりも大きな荷重R3を駆
動輪5の中心より垂直下方位置である路面側部分T1に
て生ずるように構成したから、履体9による接地面積が
大きくても従来構造に比べて操舵抵抗を小さくすること
ができ、ステアリング操作をより軽やかに行い得るとい
う効果がある。換言すれば、本実施例の場合、路面側部
分T1に対応する荷重R1のみが大であることから、当
該路面側部分T1に支点としての作用を生じせしめ易く
なるということである。
【0019】また、前記駆動輪5は弾性体により構成
し、荷重を受けて径方向に若干の押圧変形を行い得るた
め、路面側部分T1と路面との間において履体9との係
合を極めて強固に行うことができ、履体9に対して駆動
輪5が空回りするようなおそれも回避できるという効果
がある。
【0020】このように、履体9への回転力伝達を駆動
輪5の外周面に形成した歯10と履体9の内周面に形成
した歯17との係合により行うよう構成したことから、
従来構造のような伝達用歯車列を一掃することが可能と
なり、部品点数の削減および組立もより容易となり、ひ
いては装置全体の製造コストを低減することが期待でき
る。
【0021】なお、前記実施例において、履体9はゴム
等のエンドレスベルトにより構成するものとしたが、本
発明はこれに限定されるものでなく、チェーン等により
構成することも可能であり、要するに一定の接地面積を
維持できるものであればよい。
【0022】また、各従動輪6,7,8は図示構成例に
限らず、少なくとも外周面に履体9の歯17と噛合可能
な歯を有していれば、一体型の管状部材等に代替するこ
とも可能であり、また従動輪6は省略してもよい。
【0023】さらに、本発明に係るクローラー走行装置
は、四輪車以外に二輪車等にも適用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば操
舵抵抗の軽減によってステアリングのスムースな操作に
寄与できるとともに、部品点数の軽減に伴う組立容易化
が図れ、かつ、装置の製造コストを低減することが期待
されるクローラー走行装置を提供できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクローラー走行装置が四輪車に適
用された一例を示す全体の概略構成図である。
【図2】前記クローラー走行装置の正面図である。
【図3】図2のA−A線矢視断面図である。
【図4】路面に対する駆動輪および従動輪の路面側部分
の相対関係を説明するための図である。
【図5】前記実施例における荷重分布を説明するための
図である。
【図6】従来のクローラー走行装置を示す図2と同様の
正面図である。
【図7】従来例における荷重分布を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 クローラー走行装置 3 駆動軸 5 駆動輪 6,7,8 従動輪 9 履体 10,15,17 歯 T1,T2,T3 接地面側部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 55/065 B62D 55/084 B62D 55/14 B62D 55/00 B62D 55/06 B62D 55/12 B62D 55/075

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸に固定された駆動輪と、この駆動
    を中心として少なくともその周囲三箇所に等しい角度
    間隔で配置された従動輪と、これら従動輪および前記駆
    動輪の外周面に係合するよう掛け回されて路面上を回行
    する履体とを備え、隣り合う前記従動輪間に位置する前記駆動輪の路面側部
    分が前記隣り合う従動輪の各路面側部分を結ぶ直線より
    も外方に位置するように前記各従動輪が設けられた こと
    を特徴とするクローラー走行装置。
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US5979580A (en) * 1997-08-07 1999-11-09 Suzuki, Motor Corporation High ground-clearance hybrid track/wheel drive
GB2418187B (en) * 2004-09-17 2008-10-15 Adrian John Frawley A golf trolley
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CN103342138B (zh) * 2013-06-26 2015-11-04 中国科学院深圳先进技术研究院 轮履带移动装置及其轮履带

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