JPH01229760A - リニアガイド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はリニアガイド装置に係わる一堤案である。

より詳細に述べれば、ガイド本体のボールヘアリングと
ガイドレールの接合面をテーパー面とするために、ボー
ルベアリング外輪の形状を両側面を内側に向かって所要
角度切落とした断面形状台形とし、これに噛合するガイ
ドレールの両側ガイド溝も上記外輪の台形の角度にとっ
た断面形状略Ｖ字形としたものである。

更に叉、ガイド本体とガイドレールとの噛合状態を確実
にするために、ガイド本体には上記ボールヘアリングを
二個−組とし、ガイドレールのガイド溝は■字形の溝を
二条成形したものである。

叉、リニアガイド装置に外圧により加わるモーメント荷
重に対し高剛性を持たせるために二個−組のボールベア
リング間に介在装着する間座の厚みに創意が払われたも
のである。

〔従来の技術〕

従来、本発明の分野に属するものとしては種々ある。

例えば、ローラーを使用するもの、ボールヘアリングを
使用するもの、ボールベアリングとローラーの併用によ
るもの等、種々の装置がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、上記の如き従来技術のリニアガイド装置は、ガ
イド本体とガイドレールとの接合面が単に平面的であり
何等喰込みがなかった。

従って、ガイド本体とガイドレール間の接合面にガタが
生じた場合には、編心ピンの操作によりガタを除くに過
ぎないものである。

この場合、その接合面が平面的であるために、すなわち
、ボールベアリングのラージアル方向が軌道面に当接す
る設計であるから、ガタの除去が必ずしも確実でなかっ
た。

叉、リニアガイド装置に外圧によりモーメント荷重が加
わった場合でも、高剛性を持たせるために予圧を加わえ
る点において構造的に困難であった。

本発明は上記の如き従来技術の課題を解消するために次
の手段を採用したものである。

〔課題を解決するための手段〕

すなわち、第一に、ガイド本体とガイドレールの接合面
をテーパー面とし、噛合状態、すなわち両者の喰込みを
確実にするために、ガイド本体のボールベアリングの外
輪を断面台形とし、ガイドレールのガイド溝を上記台形
が合致する角度にとってＶ字形溝としたものである。

第二に、ガイド本体とガイドレールの噛合状態をより確
実にするために、ボールベアリングを二個−組とし、ガ
イド溝も同様二条構成したものである。

第三に、リニアガイド装置に加わる外圧のモーメント荷
重に対し、高剛性を持たせるために二個−組のボールベ
アリング間に介在装着する間座の厚みをマイナス寸法に
構成したものである。

〔実施例〕

次に本発明の詳細な説明する。

ｐｌｉｉ例（１）（第１図参照） ガイド本体（Ｇ）の構造を、基台（１）に所要間隙をと
って二列にピンを垂設し、各列には二個あてに固定ピン
（２）と編心ピン（３）の頭部を回動自在に軸止垂設し
、各ピンには一個あてのボールベアリング（Ｂ）が内輪
（Ｂ２）の軸孔を嵌合固定する。

この取付けに際しては、ボールベアリングの両側に間座
（Ｗ１）　（Ｗ２）を介在装着し、ピン端部には止ネジ
（Ｎ）を取付ける。

上記各ボールヘアリング（Ｂ）の外輪（Ｂ１）を両側面
より内側に向かって所要角度傾斜して切落とし、断面形
状略台形とする。

ガイドレール（Ｌ）は両側に一条あて宛ガイド溝（Ｌ１
）が成形されるものであり、ガイドレールのガイド／５
Ｉ（ＬＬ）は、ボールベアリング（Ｂ）の外輪（Ｂ１）
の台形の角度に合致する角度を有する断面形状略Ｖ字形
の溝とする。

両者は接合面をテーパー面として装着組合わされる。

スＪ１性（２）（第２図及び第３図参照）この実施例は
上記実施例（１）のボールベアリング（Ｂ）を二個−組
としてガイド本体（Ｇ）に取付けるものであり、各ピン
にはボールベアリングの両側及び中間に間座（Ｗ１）（
Ｗ）及び（Ｗ２）が介在装着される。

叉、ガイドレール（Ｌ）は二個−組のボールヘアリング
（Ｂ）の外輪（Ｂ１）が噛合する■字形溝（Ｌ１）が二
条あて両側に成形される。

１音間」主と 上記実施例（２）の両ボールベアリング間には間座（Ｗ
）が介在装着される。

該間座（Ｗ）は、リニアガイド本体に加わるモーメント
荷重に対し、高剛性を持たせるために次の厚みが取られ
る。

すなわち、間座の厚みをＴ、ボールベアリングのアクシ
ャル隙間をαとすると、Ｔ−２α　のマイナス寸法に構
成して間座（Ｗ）を使用する。

但し、間座の厚みＴはボールヘアリングのピッチとガイ
ド溝のピンチを等しくとる間座の厚みとする。

〔作用〕

本発明は上記の如く構成されるから、第一に、ガイド本
体とガイドレールの接合面をテーパー面としたために両
者の噛合状態が確実であり、両者間にガタが生じた場合
でも扁心ピン（３）の回転調整によりガタを簡単に除去
できる。

第二に、ボールベアリングとガイド溝が接する角度をラ
ージアル方向にのみ取らずにテーパー面と、アクシャル
方向への荷重を大きくしたために転球（Ｂ３）に対する
負荷が制限され、転球の摩耗及び騒音を減少できる。

第三に、ボールベアリングは二個宛−組にしたために、
両者間に介在する間座の厚みをマイナス寸法にすること
によりモーメント荷重に対し高剛性を持たせることが簡
単にできる。

叉、両者間の喰込みも一層確実となり、軸方向運動に際
し横振れ又は転ｆｉ！より生ずる騒音を防止できる。

上記の如くモーメント荷重に対し高剛性を持たせること
が可能である理由は次の通りである。

二個−組のボールベアリングとガイド溝との関係は次の
三通りが考えられる。

第一に、両ベアリングのピッチが二条のガイド溝のピッ
チより大きい。

第二に、二個−組のボールベアリングのピッチは二条の
ガイド溝のピッチと等しい。

第三に、二個−組のボールベアリングのピンチが二条の
ガイド溝のピッチより小さい。

この第三の関係がモーメント荷重に対し高剛性を持たせ
る点において最も理想的であることを実験上知り得たも
のである。

すなわち、間座（Ｗ）の厚みをＴとし、アクシャル隙間
をαとすると、Ｔ−２α　のマイナス寸チとガイド溝の
ピッチを等しくとる間座の厚みとする。

〔発明の効果〕

本発明は上記の如く構成されるものであるから次の効果
を呈する。

第一に、ガイド本体とガイドレールの接合がテーパー面
であるから両者の喰込みが確実となり、ガイド本体の横
振れの防止、転球の騒音を防止できる。

第二に、二個−組のボールベアリングの使用であるから
、モーメント荷重に対し高剛性を持たせる上においてベ
アリング間の間座の厚みをマイナス寸法を取ることによ
り前単にできる。

第三に、構造上、ボールベアリングが従来の形状と相違
する以外、極めて単純であるから製作容易である。

第四に、ガイド本体とガイドレールの接合面がテーパー
面であるから、両者のガタの調整及び芯出しが容易であ
る。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明を示し、第１図は実施例（１）の構成
を示す断面図、第２図は実施例（２）の構造を示す断面
図、第３図はボールベアリングとガイド溝の関係を示す
一部側面図である。 向、ｌ中符号− （１）　−−−−−一基台 （２）−−−固定ビン （３）　−編心ピン （Ｇ）　−−ガイド本体 （Ｂ）〜　−ベアリング （Ｂ１）　　−外輪 （Ｂ２）　　　　内輪 （Ｗ１）　（畦’）　（Ｗ　）　−−−−一間座（Ｎ　
）　−−−−止めネジ （Ｌ）　　　　　ガイドレール （Ｌ１）　　　　　ガイド溝 特許出願人　　　オザノク精工株式会社第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　基台（１）には所要間隔をとって二列に固定ピン（
   ２）と扁心ピン（３）を垂設保持し、該各ピンには外輪
   （Ｂ１）の両側面を内側に所要角度傾斜をとって切落と
   した断面形状略台形に構成してなるボールベアリング（
   Ｂ）の内輪（Ｂ２）の軸孔を嵌合固定してガイド本体（
   Ｇ）とし、該ガイド本体（Ｇ）が装架組合わされるガイ
   ドレール（Ｌ）は、両側面に上記各ボールベアリング（
   Ｂ）の外輪（Ｂ１）の傾斜角度に合致する角度の断面形
   状Ｖ字形のガイド溝（Ｌ１）を成形し、両者の接合面を
   テーパー面に構成したことを特徴とするリニアガイド装
   置。 ２　請求項１に記載するボールベアリング（Ｂ）を二個
   一組とし、基台（１）に垂設保持された固定ピン（２）
   及び扁心ピン（３）に内輪（Ｂ２）の軸孔を嵌合固定し
   、該両ベアリング（Ｂ）間には所要厚みの間座（Ｗ）を
   介在してガイド本体（Ｇ）とし、該ガイド本体（Ｇ）の
   装架されるガイドレール（Ｌ）の両側面には上記二個一
   組のボールベアリング（Ｂ）の外輪（Ｂ１）が嵌合され
   る角度を有するガイド溝（Ｌ１）を二条あて成形し、両
   者の接合面をテーパー面としたことを特徴とする請求項
   １記載のリニアガイド装置。 ３　上記請求項２記載のリニアガイド装置において、両
   ベアリング（Ｂ）間に介在する間座（Ｗ）の厚みを下記
   （イ）に記載する厚みにとったことを特徴とする請求項
   ２記載のリニアガイド装置。 （イ）間座（Ｗ）の厚みをＴとし、ボールベアリング（
   Ｂ）のアクシァル隙間をαとし、Ｔ−２αのマイナス寸
   法にとった間座（Ｗ）。 但し、間座の厚みＴはボールベアリングのピッチとガイ
   ド溝のピッチを等しくとる間座の厚みとする。