JPH073862Y2 - 作業車の粉粒体繰出し構造 - Google Patents

作業車の粉粒体繰出し構造

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JPH073862Y2
JPH073862Y2 JP4925889U JP4925889U JPH073862Y2 JP H073862 Y2 JPH073862 Y2 JP H073862Y2 JP 4925889 U JP4925889 U JP 4925889U JP 4925889 U JP4925889 U JP 4925889U JP H073862 Y2 JPH073862 Y2 JP H073862Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば肥料や除草剤等の薬剤を圃場に散布す
るための粉粒体繰出し構造に関し、詳しくは、回転式粉
粒体繰出し部材の回動駆動軸と、往復動する駆動源とを
一方向回転クラッチを介して連動連係させてある作業車
の粉粒体繰出し構造に関する。
〔従来の技術〕
従来における上記繰出し構造としては、本出願人が先に
出願(特願昭63−179358号)した構造のものがある。つ
まり、薬剤繰出し用目皿の回動駆動軸に一方向回転クラ
ッチを取付け、該クラッチの駆動アームと、植付爪のク
ランク揺動アームとを連動連結させる構造となってい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来構造は、苗の植付作動に伴って往復揺動駆動さ
れるクランク揺動アームの動きを利用して薬剤繰出しを
行うよう考慮したものであるが、前記回動駆動軸は、上
記往復運動のうちの一工程でのみ回動する構造であるの
で、繰出し間隔が大きくなって圃場における薬剤散布量
にムラが生じる欠点があった。又、植付機構における苗
植付株間距離を変更させた場合には、車体の走行速度に
対する薬剤繰出し速度が異なり、圃場面積に対する薬剤
散布量が異なったものになるので、その都度繰出し量を
変更調節して圃場面積に対する散布量を同一にさせねば
ならず煩しい手間を要する欠点もあった。
本考案は、上記不具合点を解消することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は、冒頭に記載した作業車の粉粒体繰出し
構造において、前記駆動源を、車体の走行速度に同期し
て往復動するアクチュエータで構成するとともに、前記
一方向回転クラッチを2個配設し、前記駆動源と前記両
一方向回転クラッチの各駆動アームとを、前記各駆動ア
ームを相反する方向に連動駆動させるリンク機構を介し
て連動連係させてある点にあり、その作用、効果は次の
通りである。
〔作用〕
つまり、前記繰出し部材は車体の走行速度に同期した駆
動源により回動駆動されるので、圃場面積に対する繰出
し量は常に一定となる。しかも、前記各駆動アームは相
反する方向に駆動されるので、駆動源の正逆両方向の動
きに対して、前記回動駆動軸が夫々駆動されて繰出し動
作を行うことになる。
〔考案の効果〕
その結果、他の作業装置を駆動源とする場合に比較し
て、作業状況に応じてその都度繰出し量を調節する等の
煩しさがなく、しかも、繰出し部材は略連続的に回動駆
動されることになって、ムラのない均一な散布を行える
ことになった。尚、上記作用と同一の作用を為すものと
して、前記駆動源を回転駆動式機構、例えば、電動モー
タを用いて構成することも考えられるが、そうすると、
車体の走行速度と同期回転させる制御機構が複雑となる
が、本考案では、簡単なリンク機構を用いるものでよく
簡易な構造で済むのである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を基づいて説明する。
第4図に本考案に係る乗用型田植機を示している。この
田植機は、乗用型走行機体(1)の後部に昇降駆動され
るリンク機構(2)を介して苗植付装置(3)を連結す
るとともに、苗植付装置(3)の後部に施肥装置(4)
を取付け、さらにその後方に薬剤散布装置(5)を配設
して構成してある。
前記苗植付装置(3)は、第3図に示すように、植付け
苗を載置する後下り傾斜姿勢の苗載せ台(6)を、フレ
ーム兼用の植付伝動ケース(7)に一定ストロークで往
復横移動自在に取付けるとともに、植付伝動ケース
(7)から後方に向けて一体延設した3個のチェーンケ
ース(8)の後部両側に夫々植付機構(9)を設け、6
条植付け型式に構成してある。前記植付機構(9)は、
前記チェーンケース(8)の後部に、その中央の横軸芯
(X)周りで回動駆動される回転ケース(10)の両端に
植付爪(11),(11)を装着し、回転ケース(10)の回
転に伴い植付爪(11)が楕円軌跡を描きながら苗を切り
出して圃場に植付けるよう構成してある。
前記薬剤散布装置(5)は、中央上部に粉粒体の薬剤を
貯留するホッパ(13)を備え、そのホッパ(13)の下方
に所定量の薬剤を繰出す繰出し機構(14)を設けるとと
もに、繰出された薬剤を略全条植付け幅に拡散させるた
めに横方向に長く延設し、下方を開放した略箱形形状の
ガイド部材(15)を備えて構成され、前記チェーンケー
ス(8)の後部から固設延出した支持フレーム(16)を
介して支持固定してある。
詳述すると、第2図に示すように、ホッパ(13)の下方
に薬剤通過用透孔(17)を周方向に沿って一定ピッチで
多数形成した回転円板型の繰出し回転体の一例である繰
出し部材(18)を設け、透孔(17)の回転通過箇所にお
いてホッパ(13)に薬剤供給口(19)を形成するととも
に、繰出し部材(18)を底板上を摺接回動する状態で配
設してある。そして透孔(17)通過箇所であって前記供
給口(19)から周方向に位置ずれした位置において、前
記底板に落下孔(21)を形成し、繰出し部材(18)を間
欠回動させることで各透孔(17)内の薬剤が下方に繰り
出されるように構成してある。落下した薬剤は案内筒
(45)を介して下方の回転体(33)の上方に落下する。
回転体(33)は、電動モータ(32)により縦軸芯周りで
高速回転する円板であって、この回転体(33)には径方
向に延びる回転羽根(34)を一体的に立設してある。
薬剤はこの回転羽根(34)によって跳ね飛ばされ、前記
箱形ガイド部材(15)の内面によって全植付け幅に亘り
拡散され圃場に散布される(第3図参照)。
次に、前記繰出し部材(18)の駆動構造について説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、前記繰出し部材(18)
の縦向き回動駆動軸(22)に2個の一方向回転クラッチ
(23a),(23b)を取付け、各一方向回転クラッチ(23
a),(23b)の夫々の駆動アーム(24a),(24b)と、
車体の走行速度に同期して往復動するアクチュエータの
一例である電磁ソレノイド(25)とをリンク機構(26)
を介して連動連係させてある。詳述すると、前記電磁ソ
レノイド(25)の可動片(27)はソレノイド本体に対し
て外方突出側に向けて図示しないバネにより突出付勢し
てあり、かつ、所定量突出位置で位置規制してある。
又、前記可動片(27)は電磁ソレノイド(25)への通電
励磁により、前記バネの付勢力に抗して内方側に退入す
るよう構成してある。そして、第5図に示すように、前
記走行機体(1)における走行駆動伝動軸(28)の外周
に形成したカム(29)により機体走行速度に同期して入
切制御されるリミットスイッチ(SW)によって電磁ソレ
ノイド(25)に対する通電制御が行われるよう構成して
ある。前記カム(29)は、前記伝動軸(28)の半周分に
おいてリミットスイッチ(SW)を入作動させ、残りの半
周分においてリミットスイッチ(SW)を切作動させるよ
う構成してある。
固定支持部(30)から立設した支軸(35)に各アーム
(37a),(37b),(37c)を備えたT字形リンク(3
7)を遊転自在に支承し、前記揺動駆動アーム(37c)と
電磁ソレノイド(25)の可動片(27)とを連動連結する
とともに、前記各揺動アーム(37a),(37b)と前記各
駆動アーム(24a),(24b)とを夫々ロッド(39),
(39)を介して連動連結してある。このようにして前記
リンク機構(26)を構成し、電磁ソレノイド(25)の可
動片(27)が出退移動することにより、各駆動アーム
(24a),(24b)が相反する方向に揺動駆動され、正逆
両方向移動時の夫々において回動駆動軸(22)が駆動さ
れることになる。
従って、薬剤繰出し動作が略連続的に行われることにな
って、圃場への薬剤散布にムラが生じることなく均一な
散布を行えることになる。しかも、薬剤の繰出しは機体
(1)の走行速度に同期して行われるので、植付時の株
間距離の変更等作業状況の変化に拘らず、常に、単位圃
場面積当りの薬剤散布量は一定に維持できることにな
る。
〔別実施例〕
前記往復動アクチュエータは、電磁ソレノイド(25)に
代えて、エアーシリンダ等各種機構を用いてもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業車の粉粒体繰出し構造の実施例
を示し、第1図は要部の平面図、第2図は繰出し機構の
縦断側面図、第3図は薬剤散布装置の平面図、第4図は
田植機の全体側面図、第5図はリミットスイッチ駆動部
の断面図である。 (18)……繰出し部材、(22)……回動駆動軸、(23
a),(23b)……一方向回転クラッチ、(24a),(24
b)……駆動アーム、(25)……駆動源、(26)……リ
ンク機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転式粉粒体繰出し部材(18)の回動駆動
    軸(22)と、往復動する駆動源(25)とを一方向回転ク
    ラッチを介して連動連係させてある作業車の粉粒体繰出
    し構造であって、前記駆動源(25)を、車体の走行速度
    に同期して往復動するアクチュエータで構成するととも
    に、前記一方向回転クラッチを2個配設し、前記駆動源
    (25)と前記両一方向回転クラッチ(23a),(23b)の
    各駆動アーム(24a),(24b)とを、前記各駆動アーム
    (24a),(24b)を相反する方向に連動駆動させるリン
    ク機構(26)を介して連動連係させてある作業車の粉粒
    体繰出し構造。
JP4925889U 1989-04-26 1989-04-26 作業車の粉粒体繰出し構造 Expired - Lifetime JPH073862Y2 (ja)

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JPH02138513U JPH02138513U (ja) 1990-11-19
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