JPH0738616Y2 - 戸当り - Google Patents

戸当り

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JPH0738616Y2
JPH0738616Y2 JP1989073447U JP7344789U JPH0738616Y2 JP H0738616 Y2 JPH0738616 Y2 JP H0738616Y2 JP 1989073447 U JP1989073447 U JP 1989073447U JP 7344789 U JP7344789 U JP 7344789U JP H0738616 Y2 JPH0738616 Y2 JP H0738616Y2
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JP
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JP1989073447U
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JPH0311784U (ja
Inventor
真行 宮野
Original Assignee
極東金物工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、巾木取付用と床取付用とに兼用される戸当り
に関する。
(従来の技術) 従来巾木取付用と床取付用とに兼用される戸当りとし
て、実願昭57−75421号(実開昭58−177465号)のマイ
クロフィルムに記載のものがある。前記戸当りは、巾木
又は床に取付けられる円形状の取付台座を備え、この取
付台座の中央部から台脚が垂設されている。この台脚の
先端側には、戸当り部材を保持する保持体が支軸を介し
て回動自在に設けられ、この保持体は台脚に対して直列
状とされる巾木取付姿勢と、台脚に対して垂直状とされ
る床取付姿勢とに姿勢変更自在とされている。また、保
持体はバネによって台脚側に付勢されており、巾木取付
姿勢では、台脚に形成した逆8角面と、保持体に設けた
逆8角形をなす突片との係合により前記姿勢を保持して
いる。この状態から保持体を床取付姿勢にするには、一
旦保持体をバネの付勢力に抗して台脚から引き離すよう
に引張操作して逆8角面から突片を離脱させた後、保持
体を回動させる(実開昭57−75421号のマイクロフィル
ムの明細書第5頁第11行目参照)。床取付姿勢から巾木
取付姿勢にするには前記と逆の動作を行う。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来のものにあっては、保持体を巾木取付姿勢から
床取付姿勢に姿勢変更する際に、保持体の回動操作の他
に、保持体をバネの付勢力に抗して引張操作しなければ
ならず、その操作が面倒で煩わしいものであった。
また、前記従来のものでは、台脚に形成した逆8角面
と、保持体に設けた逆8角形をなす突片との係合を解除
するために、保持体に設けた上下に長い長孔に支軸を挿
通することにより保持体を台脚に対して長孔の長手方向
に移動可能に構成して、バネの付勢力によりかかる移動
を阻止しているものであるから、保持体の台脚に対する
取付けが比較的不安定にならざるを得ず、がたつきが発
生し易いものであった。
さらに、バネは、保持体に形成した中空部に納められて
いるとともに、台脚に固定の支軸がバネのリング状部に
挿通されて、該バネにより支軸に対して保持体を押し下
げているものであるから、バネを組付けるに際しては、
まず、保持体を台脚に取付ける前にバネを中空部に納め
ておき、保持体を台脚に取付ける際にバネを何らかの方
法で圧縮しつつバネのリング状部と台脚の支軸挿通孔と
を連通させてから、支軸を台脚の支軸挿通孔とバネのリ
ング状部とにわたって挿通しなければならず、かかるバ
ネの組付けが非常に困難であった。
そこで本考案は、前記問題点を全て解決した戸当りを提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案が前記目的を達成するために講じた技術的手段
は、取付台座2に垂設した台脚3の先端側に、戸当り部
材4を保持する保持体5の基部側を支軸10を介して回動
自在に設け、この保持体5を、前記支軸10廻りに回動さ
せることによって、台脚3に対して直列状とされる鉛直
面取付姿勢と、台脚3に対して垂直状とされる床取付姿
勢とに姿勢変更自在とし、前記台脚3の先端側と保持体
5の基部側とを突き合わせ状に対向配置した戸当りにお
いて、 前記保持体5に対向する台脚3の対向壁11の背面側に、
保持体5に向けて開放状の筒部12が設けられ、該筒部12
の開口端部に球状面を有するロック部材14が出没自在に
収容されていると共に、前記筒部12内に、ロック部材14
の球状面を保持体5に接当させるべく付勢する圧縮コイ
ルバネ13が収容されており、前記保持体5の台脚3との
対向側面には、前記鉛直面取付姿勢、床取付姿勢の各姿
勢で夫々ロック部材14が嵌合することで前記保持体5の
支軸10廻りの回動を規制して各姿勢を保持し、且つ、保
持体5の回動操作により前記バネ13の付勢力に抗してロ
ック部材14を筒部12内に退入させるように形成した一対
の凹部16,17が設けられていることを特徴としている。
(作用) 戸当り1を巾木に取付ける際、保持体5を台脚3に対し
て直列状とする。このとき、台脚3に設けたロック部材
14がバネ13によって保持体5に向けて付勢されて保持体
5の凹部16に係合し、保持体5の鉛直面取付姿勢を保持
する。
また、保持体5を前記巾木取付姿勢から床取付姿勢にす
る場合、保持体5を回動操作するだけで、ロック部材14
がバネ13の付勢力に抗して凹部16から離脱し、さらに、
ロック部材14保持体5の床取付姿勢で他の凹部17に係合
してその姿勢を保持する。床取付姿勢から巾木取付姿勢
にする場合も同様である。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、戸当り1は、取付台座2と、この取付
台座2から垂直状に突設された台脚3と、戸当り部材4
と、この戸当り部材4を保持する保持体5とを備えて主
構成されている。
取付台座2は、第3図にも示すように、上部が切欠かれ
た切欠円形状に形成されて、上端面が平坦面6に形成さ
れている。7はビス挿通用の取付孔である。
台脚3は角筒状とされていて、その上面が前記取付台座
2の平坦面6と若干の段差を有して(又は面一状に)位
置するように取付台座2に一体形成されている。また、
第2図にも示すように、台脚3の先端部には二股状の支
持壁8,8が形成され、この支持壁8,8間に保持体5の被支
持部9が配置され、これら支持壁8,8、被支持部9を貫
通する筒状のピン(支軸)10によって保持体5は台脚3
に回動自在に取付けられている。そして、ピン10の両端
にはC字状の掛金19の端部19aが内嵌され、これによ
り、掛金19が取付けられると共にピン10が抜止めされて
いる。
前記保持体5の被支持部9に対向する台脚3の対向壁11
の背面側には、被支持部9に向けて開放状の筒部12が一
体形成され、この筒部12内に圧縮コイルバネ13が収容さ
れている。また、筒部12の開口端部には球状(球状面を
有する)ロック部材14が出退自在に配置されている。
保持体5の被支持部9の台脚対向側面はピン10を中心と
する円弧面15に形成され、この円弧面15にはロック部材
14に嵌脱自在に嵌合する一対の球面状凹部16,17が周方
向に相互に間隔を有して形成されている。また、保持体
5の先端側には筒部18が形成され、この筒部18に弾性体
から成る戸当り部材4が嵌合固定されている。
前記構成において、戸当り1を巾木Aに取付ける際に
は、第1図実線で示すように、保持体5を台脚3に対し
て直列状とされる巾木取付姿勢(鉛直面取付姿勢)にす
る。この際、一方の凹部16がロック部材14に嵌合し且つ
ロック部材14はバネ13により保持体5に向けて付勢され
て、前記状態が保持されている。この状態で、第4図に
示すように、巾木Aに取付台座2をビス等により固定す
ることで戸当り1は取付けられ、この際、取付台座2の
平坦面6を、巾木Aの上方側に位置する内壁材Bの下端
縁に当接させることにより、戸当り1の位置合せが容易
に行われることにより、台脚3、保持体5及び戸当り部
材4の床からの高さが十分に確保できる。なお、取付台
座2は、平坦面6が内壁材B下端縁に若干の間隔を有し
て沿うように取付けられても良い。また、掛金19は必要
に応じてドアCに取付けられる受金具Dに掛合される。
さらに、前記取付状態で、ドアCが開放されて戸当り部
材4に衝当した際、保持体5と台脚3との間には若干の
間隔が在って保持体5がバネ13に抗して移動し、これに
よって、若干ではあるが、前記ドアCの衝当の際のショ
ックを緩和する。
次に、戸当り1を床Eに取付ける際には、前記状態から
第1図中上方に保持体5をピン10廻りに回動操作する
と、保持体5の被支持部9の凹部16,17間の円弧面15と
凹部16との角部でロック部材14が押圧され、該ロック部
材14はバネ13の付勢力に抗して退避して凹部16から離脱
する。そして、ロック部材14は、凹部16,17間の円弧面1
5上を摺動又は転動して凹部17に嵌合して、第1図仮想
線で示すように、保持体5は台脚3に対して垂直状とさ
れる床取付姿勢に保持される。この状態で、第5図に示
すように、戸当り1は床Eに取付けられる。
(考案の効果) 本考案によれば、保持体5を回動操作するだけで、ロッ
ク部材14が凹部16,17と係脱して、保持体5が巾木取付
姿勢と床取付姿勢とにワンタッチで姿勢変更できると共
に各姿勢に保持でき、姿勢変更するに際して保持体5を
台脚3に対して引き上げるという操作が必要なく、姿勢
変更操作を非常に簡便にすることができる。
さらに、保持体5と台脚3とを支軸10を介して回動自在
に連結すればよく、保持体5の台脚3に対する引き上げ
方向の移動を許容する必要がないので、比較的がたつき
なく組付けることができる。
さらに、戸当りの組立てに際しては、まず、台脚3の筒
部12内にコイルバネ13を収容し、ロック部材14を筒部12
の開口端部に収容した後、保持体5を台脚3に突き合わ
せ状に対向配置して、支軸10により保持体5と台脚3と
を回動自在に連結すればよく、かかる組付け作業を非常
に容易に行うことができる。
また、筒部12内にコイルバネ13とロック部材13とを収容
しているので、コイルバネ13による付勢力を確実にロッ
ク部材13に作用させることができ、作動不良の発生を防
止できる。
さらに、ロック部材14の球状面が保持体5に接当するの
で、保持体5の姿勢変更時の動作を非常にスムーズに行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は戸当りの正面断
面図、第2図は第1図のII−II線矢視断面図、第3図は
第1図III−III線矢視断面図、第4図及び第5図は戸当
りの使用状態説明図である。 1……戸当り、2……取付台座、3……台脚、4……戸
当り部材、5……保持体、6……平坦面、13……コイル
バネ、14……ロック部材、16……凹部、17……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付台座(2)に垂設した台脚(3)の先
    端側に、戸当り部材(4)を保持する保持体(5)の基
    部側を支軸(10)を介して回動自在に設け、この保持体
    (5)を、前記支軸(10)廻りに回動させることによっ
    て、台脚(3)に対して直列状とされる鉛直面取付姿勢
    と、台脚(3)に対して垂直状とされる床取付姿勢とに
    姿勢変更自在とし、前記台脚(3)の先端側と保持体
    (5)の基部側とを突き合わせ状に対向配置した戸当り
    において、 前記保持体(5)に対向する台脚(3)の対向壁(11)
    の背面側に、保持体(5)に向けて開放状の筒部(12)
    が設けられ、該筒部(12)の開口端部に球状面を有する
    ロック部材(14)が出没自在に収容されていると共に、
    前記筒部(12)内に、ロック部材(14)の球状面を保持
    体(5)に接当させるべく付勢する圧縮コイルバネ(1
    3)が収容されており、前記保持体(5)の台脚(3)
    との対向側面には、前記鉛直面取付姿勢、床取付姿勢の
    各姿勢で夫々ロック部材(14)が嵌合することで前記保
    持体(5)の支軸(10)廻りの回動を規制して各姿勢を
    保持し、且つ、保持体(5)の回動操作により前記バネ
    (13)の付勢力に抗してロック部材(14)を筒部(12)
    内に退入させるように形成した一対の凹部(16,17)が
    設けられていることを特徴とする戸当り。
JP1989073447U 1989-06-21 1989-06-21 戸当り Expired - Lifetime JPH0738616Y2 (ja)

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