JPH0738285Y2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH0738285Y2
JPH0738285Y2 JP1987167567U JP16756787U JPH0738285Y2 JP H0738285 Y2 JPH0738285 Y2 JP H0738285Y2 JP 1987167567 U JP1987167567 U JP 1987167567U JP 16756787 U JP16756787 U JP 16756787U JP H0738285 Y2 JPH0738285 Y2 JP H0738285Y2
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paper feed
spring
shaft
paper
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優 辻
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、複写機の給紙装置に関し、例えば静電転写型
複写機、レーザプリンタ、ADF等に利用できるものであ
る。
〈従来技術〉 従来、複写機は、用紙を載置するための給紙台と、該給
紙台の用紙を給紙ローラ側に搬送するための搬送ローラ
と、該搬送ローラよりも給紙台側に設けられた用紙呼込
ローラと、前記搬送ローラに接触する用紙重送防止用の
分離ローラとを具えている。そして、分離ローラは加圧
レバーにより搬送ローラに接圧されていた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、給紙台を取外したときに既に挿入されている紙
が搬送ローラと分離ローラ(又は分離板)とにはさまれ
容易に取除けなくなる場合がある。この場合、別に設け
られている分離ローラ加圧解除機構を操作しなければな
らなかつた。
また、第17,18図の如く、分離ローラ80は加圧レバー81,
82に直接保持されていたが、加圧レバー81,82の支点位
置83,84および搬送ローラ85の回転方向により、第17,18
図の様に加圧力が下がつたり、逆に上がつたりして常に
一定の加圧力を得ることは困難であつた。
また、当接位置の高さがばらつくとローラ80,85同士の
当接位置が横方向にもばらつくため常に一定の当接位置
が得られにくく、これらのことが手差し給紙の場合の給
紙性能を不安定にする要因となつていた。
そこで、本考案では、搬送ローラと分離ローラとの間に
挟まれた用紙を容易に取り除くことができる給紙装置の
提供を主目的とし、させに、給紙性能を安定化しようと
するものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案による問題点解決手段は、第1〜13図の如く、複
写機本体13に給紙路65を構成する案内板65aを介して着
脱自在に装着された用紙1を載置するための給紙台2
と、該給紙台2の用紙1を給紙ローラ3,4側に搬送する
ための搬送ローラ5と、該搬送ローラ5に接触する用紙
重送防止用の分離ローラ9と、該分離ローラ9を前記搬
送ローラ5に接圧する加圧機構54と、前記給紙台2を複
写機本体13から抜くことにより前記分離ローラ9の搬送
ローラ5への加圧を解除する解除機構54Aとを具えてい
る。
そして、前記加圧機構54は、前記分離ローラ9のローラ
軸9aを支持するための複写機本体13に設けられた支軸55
周りに揺動自在な加圧レバー56と、前記ローラ軸9aを左
右方向に案内する案内環57と、前記ローラ軸9aを上下動
自在に案内する複写機本体13に設けられた軸受板58と、
前記加圧レバー56を上方に付勢して前記分離ローラ9を
前記搬送ローラ5に接圧させるコイルばね61とを有し、
前記案内環57は前記加圧レバー56の先端に形成され、前
記ローラ軸9aが前記案内環57に嵌合され、前記ばね61の
コイル部が前記加圧レバー56の支軸55に巻付けられ、ば
ね61の一端61aが前記案内環57の下側に当接され案内環5
7を上向きに付勢し、前記分離ローラ9は前記案内環57
および軸受板58により前記搬送ローラ5の真下を上下動
可能とされる。
前記解除機構54Aは、前記給紙台2の下側に当接可能と
され複写機本体13に設けられた軸62周りに回動自在に支
持された揺動片63と、該揺動片63を前記給紙台2に当接
する方向に付勢する前記ばね61とを有し、前記揺動片63
に前記ばね61の他端61bが係合され、前記揺動片63は前
記給紙台2により前記ばね61の付勢力による上回動が規
制され、前記ばね61の他端61bが下がり一端61aが上がつ
た状態とされ、前記給紙台2を抜いたとき前記ばね61は
前記揺動片63の上回動により他端61bが上がり一端61aが
下がつた状態になつて前記加圧レバー56への付勢力が解
除されるように構成されたものである。
〈作用〉 上記問題点解決手段において、給紙時に用紙は搬送ロー
ラ5によつて給紙ローラ3,4まで搬送される。給紙ロー
ラ3,4は原稿を走査するテーブルと同期して画像の先端
と用紙1の先端が合うように搬送し始める。
給紙台2は用紙をスタツクさせるためのものだが、この
給紙台2は複写機本体の持運び時に取外し可能となつて
おり、第12図のように給紙台2を外すと、解除機構54A
の揺動片63がばね61によつて上動するとともに、ばね61
の他端も上動する。
一方、ばね61の一端は下動して分離ローラ9から離間す
る。すると、ばね61の付勢力がなくなつた分離ローラ9
は自重により下がり、搬送ローラ5を加圧していたのが
解除され、搬送ローラ5と分離ローラ9が離れてそれぞ
れのローラ5,9の間にはさまれていた用紙1が取り除き
やすいようになる。
また、分離ローラ9のローラ軸9aは加圧レバー56によつ
て加圧されているが、この加圧レバー56のローラ軸9aを
受ける案内環57は横方向の長穴となつており、加圧レバ
ー56の揺動によつてローラ軸9aが上下動するとき、ロー
ラ軸9aは案内環57の長孔に沿つて水平方向に移動しなが
ら軸受板58の縦溝59に沿つて搬送ローラ5に対して垂直
な方向に移動しているため、分離ローラ9は常に搬送ロ
ーラ5の真下を上下動することになり、搬送ローラ5を
真下から加圧していることになる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。第1図
は本考案の実施例を示す複写機の給紙装置の正面図、第
2図(a)は同じくその斜視図、同図(b)はスプリン
グクラツチの断面図、第3図(a)(b)ないし第5図
(a)(b)はスプリングクラツチと爪との関係を示す
図で、第3図(a)はソレノイドのオフ時の両者の関係
を示す平面図、同図(b)はその正面図、第4図(a)
はソレノイドのオン時の両者の関係を示す平面図、同図
(b)はその正面図、第5図(a)はソレノイドのオン
時からスプリングクラツチのクラツチカバー45が1回転
弱回転したときの状態を示す平面図、同図(b)はその
正面図である。
また、第6図ないし第11図は二個のカムと呼込ローラお
よびシヤツタの関係を示す図で、第6図は待機状態のシ
ヤツタと第一カムとの関係図、第7図は待機状態の呼込
ローラと第二カムとの関係図、第8図は呼込み搬送時の
シヤツタと第二カムとの関係図、第9図は呼込み搬送時
の呼込ローラと第一カムとの関係図、第10図はクラツチ
カバー45の1回転弱回転後のシヤツタと第二カムとの関
係図、第11図はクラツチカバー45の1回転弱回転後の呼
込ローラと第一カムとの関係図である。
図示の如く、給紙装置は、用紙1を給送するための給紙
台2と、該給紙台2の給紙ローラ3,4側に搬送するため
の搬送ローラ5と、該搬送ローラ5よりも給紙台2側で
該搬送ローラ5の中心軸である第一軸6の周りに揺動自
在な第一アーム7と、該第一アーム7の先端に取付けら
れた用紙呼込ローラ8と、前記搬送ローラ5に接触する
用紙重送防止用の分離ローラ9と、前記搬送ローラ5と
呼込ローラ8との間で第二軸10周りに揺動自在な第二ア
ーム11と、該第二アーム11に取付けられた用紙停止用シ
ヤツタ12とを具えている。
前記搬送ローラ5は、その中心軸である第一軸6が複写
機本体13に回転自在に軸受され、該第一軸6を回転駆動
する駆動ギヤ14が第一スプリングクラツチ15を介して第
一軸6に連結されている。駆動ギヤ14には複写機本体13
側からの動力が伝達される。第一スプリングクラツチ15
は、第2図(b)の如く、駆動ギヤ14の軸端に形成され
たボス16と、前記第一軸6の端部に形成されたボス17と
に亘つて外嵌されたコイルスプリング18と、該コイルス
プリング18に外嵌された円筒状クラツチカバー19と、該
クラツチカバー19に外嵌固定された円筒状のラツチ20
と、該ラツチ20に係脱自在に係合する第一爪片21と、該
第一爪片21を係脱させるための駆動部としてのソレノイ
ド22とを具えている。そして、コイルスプリング18の一
端はクラツチカバー19に係合され、他端は第一軸6のボ
ス17に固定される。なお、スプリング18は、駆動ギヤ14
のボス16および第一軸6のボス11を締付ける方向に巻か
れているが、クラツチカバー19を制動(回転規制状態)
させることで、ボス16から離れた状態、つまり緩んだ状
態となり駆動ギヤ14の回転力が第一軸6に伝達しない構
造となつている。
第3図(b)の如く、第一爪片21の中央ボス部23は、軸
24を介してソレノイド本体22aに回転自在に嵌合され、
該第一爪片21の他端21aが後述の前記第二爪片48に形成
されたピン25に係合され、第二爪片48の係合方向への回
動に伴なつてラツチ20から離間するよう関係付けられて
いる。そして、第一爪片21の他端とソレノイド本体22a
との間に第一爪片21をラツチ係合方向へ付勢するばね26
が設けられている。
前記呼込ローラ8を回転駆動する回転駆動装置27は、第
2図(a)の如く、前記搬送ローラ5の第一軸6の他端
に外嵌固定された第一ギヤ28と、該第一ギヤ28に対向し
て前記呼込ローラ8の回転軸29に固定された第二ギヤ30
と、該第二ギヤ30と第一ギヤ28との間に介在され前記第
一アーム7に支承された中間ギヤ31とから構成される。
前記呼込ローラ8の第一アーム7を揺動させる揺動機構
33は、第2図(a)および、第7,9,11図の如く、複写機
本体13に呼込ローラ8の回転軸29と平行な支軸34周りに
揺動自在に支持された揺動アーム35と、該アーム35の他
端に形成された長孔36と、該長孔36に嵌合するよう前記
第一アーム7の中央部から突出された連結軸37と、前記
揺動アーム35を揺動させるべく前記搬送ローラ5の第一
軸6と平行に配された従動軸38に固定された第一カム39
と、該第一カム39のカム面に当該するよう前記揺動アー
ム35に固定された従動子40と、前記従動軸38に第二スプ
リングクラツチ41を介して複写機本体13側から動力を伝
達する駆動部42とを具えている。該駆動部42は、前記駆
動ギヤ14に噛合する伝達ギヤ43と、該伝達ギヤ43に噛合
する従動ギヤ44とから成る。
第二スプリングクラツチ41は、前記従動ギヤ44の回転軸
と前記従動軸38との間に取付けられたもので、第一スプ
リングクラツチ15と同様にコイルスプリングおよびクラ
ツチカバー45等から構成される。ただし、クラツチカバ
ー45の外周部には軸方向でずれた一対のクラツチ爪46,4
7が設けられ、各クラツチ爪46,47に係合する左側の第二
爪片48および右側の第三爪片49が設けられている。
該第二爪片48および第三爪片49は複写機本体13の軸50に
回転自在に嵌合するボス部51に正面視ハ字形に固定さ
れ、該ボス部51に揺動片52が固定され、該揺動片52がソ
レノイド22のプランジヤ22bに連結されている。また揺
動片52と複写機本体13との間に第二爪片48をクラツチ爪
47に離間する方向に付勢するばね53が取付けられてい
る。
前記分離ローラ9は、加圧機構54により前記搬送ローラ
5に接圧されている。該加圧機構54は、以下の如く構成
される。すなわち、分離ローラ9が複写機本体13に支軸
55周りに揺動自在な加圧レバー56の先端に取付けられ、
該加圧レバー56の先端には分離ローラ9のローラ軸9aを
左右方向に案内する案内環57が形成され、該案内環57に
前記ローラ軸9aが嵌合される。さらにローラ軸9aは複写
機本体13の軸受板58に形成された縦溝59に上側から嵌合
されている。そして、分離ローラ9を搬送ローラ5側へ
付勢するコイルばね61が設けられてなる。ばね61は、そ
のコイル部が前記加圧レバー56の支軸55に巻付けられ、
ばね61の一端61aが前記案内環57の下側に当接され、ば
ね61の他端61bが複写機本体13の軸62周りに揺動する揺
動片63の長孔64に係合されている。
そして、前記ばね61の付勢力を解除する解除機構54Aが
設けられている。この解除機構54Aは、複写機本体13の
給紙路65を構成する下案内板65aの下側に配された前記
揺動片63から構成される。すなわち、給紙台2の先端に
形成された先端延長板2aが、前記揺動片63と下案内板65
aとの間に着脱自在に介装され、給紙台2を抜くことに
より、揺動片63が上回動してばね61の付勢力が解除さ
れ、分離ローラ9が自重により搬送ローラ5から離れる
よう構成される。
また、分離ローラ9は通常搬送ローラ5に従動している
が、用紙が2枚以上同時に搬送されると逆転して重送を
防ぐ。その逆転機構66を第14図に示す。すなわち、分離
ローラ9の逆転機構66は、分離ローラ9のローラ軸9aと
一体回転可能でかつ軸方向へスライド可能に外嵌された
ブレーキ板67と、該ブレーキ板67を分離ローラ9に押付
けるよう付勢するコイルばね67aとから成る。そして、
分離ローラ9はブレーキ板67との摩擦抵抗により分離ロ
ーラ軸9aに対してある一定以上のトルクがかからないと
回転しないようになつている。分離ローラ軸9aは、第15
図のように搬送ローラ5の回転方向に対し常に矢印aの
方向に回つているが、用紙が搬送されていない時や用紙
を1枚しか搬送していない時は、搬送ローラ5と分離ロ
ーラ9、あるいは用紙と分離ローラ9の間の摩擦抵抗が
分離ローラ9とブレーキ板67間の摩擦抵抗より大きく、
分離ローラ9は分離ローラ軸9aの回転方向に対し反対方
向(図中矢印b)に回り、搬送ローラ5に従動する。ま
た、用紙が2枚以上同時に搬送された時は、その用紙と
用紙の間の摩擦抵抗よりも分離ローラ9とブレーキ板67
の間の摩擦抵抗の方が大きいため、分離ローラ9は分離
ローラ軸9aと同方向(図中矢印c)に回つて重送を防止
している。
なお、分離ローラ9のローラ軸9aには、第2図(a)の
如く、搬送ローラ5の第一軸6に固定されたギヤ6aから
回転力が伝達される。
前記シヤツタ12の揺動機構68は、第2図および第6図の
如く、複写機本体13に第二軸10周りに揺動自在なシヤツ
タ揺動用の第二アーム11と、該第二アーム11のボス部70
に固定されたL字形従動子71と、前記第一カム39と同軸
上に配され前記従動子71を追従させる第二カム72等とか
ら構成され、第二アーム11の先端に前記シヤツタ12が軸
73で連結されている。
カム39,72の形状および取付位置は次のように設定され
る。まずシヤツタ12が第二カム72によつて上げられ、上
まで上がりきつた後、第一カム39によつてアーム35を介
して呼込ローラ8を落下させる。そして、スプリングク
ラツチ41が1回転するまでに前とは逆に第一カム39が呼
込ローラ8を持上げ、上まで上がりきつた後、シヤツタ
12を降ろすようにカム39,72の形状でタイミングがとつ
てあり、また呼込ローラ8が降りている時間も呼込ロー
ラ8が用紙を搬送ローラ5へ充分に送れる時間に設定し
てある。
また、搬送ローラ5と給紙ローラ3,4との間には、用紙
がたわむのを許す略L字形上案内板74が配される。そし
て、上案内板74の先端で給紙ローラ3,4に近接して用紙
検知スイツチ75が配されている。
なお、図中65bは、給紙路65の上案内板を示す。
次に作用を説明する。呼込ローラ8は、通常は第1図の
ように上がつているが、給紙時にはシヤツタ12が上がつ
た後、呼込ローラ8が一時的にローラ自身の重みにより
用紙の上に落下して用紙1を搬送ローラ5まで送る。送
られた用紙は搬送ローラ5と分離ローラ9によつて停止
している給紙ローラ3,4まで搬送される。
搬送ローラ5によつて搬送される用紙1は検知スイツチ
75によつて検知され、検知後一定の時間をおいて搬送ロ
ーラ5を停止させることによつて伝搬送ローラ5と給紙
ローラ3,4との間にたわみをつくる。このたわみによつ
て用紙1が給紙ローラ3,4にくい込み、用紙1の先端が
傾くのを防いでいる。給紙ローラ3,4は原稿を走査する
テーブルと同期して画像の先端と用紙1の先端が合うよ
うに搬送し始める。
第3図(b)はソレノイドがオフの状態であるが、第一
爪片21によつてクラツチカバー19が、第三爪片49によつ
てクラツチカバー45の回転が止められており、駆動が伝
わらないため、搬送ローラ5もカム39,72も停止したま
まで、第6,7図の如く、待機状態にある。
ここで、ソレノイド22がオンすると、第一爪片21がクラ
ツチカバー19を開放するため第一軸6に駆動が伝わり、
搬送ローラ5が回転し始める。第一軸6の回転によりギ
ヤ28,31,30を介して呼込ローラ8も回転し始める。また
第4図の如く、第三爪片49も開放され、カム39,72も回
転するため、第8,9図の如く、シヤツタ12および呼込ロ
ーラ8が動作し始める(用紙の呼込みおよび搬送)。
第二スプリングクラツチ41の右側および左側の爪46,47
は軸方向に対してズラしてあり、かつ第二爪片48および
第三爪片49もそれぞれズラしてあるため、ソレノイド22
がオンしてから1回転弱後に、第5図の如く、第二爪片
48が掛かる。そのため、ソレノイド22がオン状態のまま
で、スプリングクラツチ15は駆動を伝え、搬送ローラ5
は回転し続けるが、スプリングクラツチ41は1回転弱で
駆動を切り、カム39,72の回転を止める。このとき、第1
1図の如く、すでに呼込ローラ8は上がり、第10図の如
く、シヤツタ12は降りている(用紙の搬送)。
そして、用紙にたわみをつくるため、検知スイツチ75で
検知後一定の時間をおいてソレノイド22がオフする。
ソレノイド22がオフすると、スプリングクラツチ41の第
一爪片21がクラツチカバー19に掛かるため搬送ローラ5
は停止する。またスプリングクラツチ41も前の1回転弱
回転した残りを回転した後停止して最初の状態(第3
図)に戻り、給紙動作を完了する(用紙のたわみ作成、
待機状態)。
給紙台2は用紙をスタツクさせるためのものだが、この
給紙台2は持運び時取外し可能となつており、第12図の
ように給紙台2を外すとばね61で分離ローラ9を加圧し
ていたのが解除され、搬送ローラ5と分離ローラ9が離
れてそれぞれのローラ5,9の間にはさまれていた用紙1
が取り除きやすいようになる。
分離ローラ9のローラ軸9aは加圧レバー56によつて加圧
されているが、この加圧レバー56のローラ軸9aを受ける
案内環57は横方向の長穴となつており、また別に設けら
れた軸受板58の縦溝59によつて横方向を制御しているた
め、分離ローラ9は常に搬送ローラ5の真下から加圧し
ていることになる。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の範囲内で上記実施例に多くの修正および変
更を加え得ることは勿論である。
例えば、クラツチ機構は、スプリングクラツチに限ら
ず、他の機構であつてもよい。
また、加圧機構およびその解除機構は上記実施例の如き
構成に限らず、第16図のように構成してもよい。すなわ
ち、ソレノイド76を加圧レバー56に連結し、ばね77によ
りソレノイド76のプランジヤ78を搬送ローラ5側へ付勢
するよう構成する。また、給紙路65の下案内板65aの下
側にマイクロスイツチ79を配置し、給紙台2を抜くこと
によりスイツチ79をオンする板ばね79aを該スイツチ79
に近接して配する。
この構成により、給紙台2を外すと板ばね79aが上動し
てスイツチ79をオンしてソレノイド76がプランジヤ78を
吸引して分離ローラ9を搬送ローラ5から離すようにさ
れている。
また、複写機本体に必要に応じて把手を設け、持ち運び
できるよう構成してもよい。
〈考案の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案によると、給紙台
を外すとばねの付勢力により揺動片が上回動して、分離
ローラに対するばねの付勢力が解除され、分離ローラは
搬送ローラから離れるので、給紙台を取り外すだけの簡
単な操作で両ローラの間にはさまれていた用紙が取り除
きやすいようになる。
このように、解除機構として分離ローラを搬送ローラの
方向に付勢しているばねを利用できるので、別にばねを
設ける必要がなく、そのため、二つのばね弾性力を考慮
しなくてもよい。しかも、給紙台はばねの付勢力に対し
て案内板により移動が規制されているので、載置された
用紙量に左右されずに、一つのばねだけで分離ローラの
加圧力を一定に保つことができる。
また、分離ローラの上下動に際し、分離ローラのローラ
軸は加圧レバーの案内環によつて左右方向に案内され、
なおかつ複写機本体に設けられた軸受板によつて上下方
向に案内されているため、分離ローラは常に搬送ローラ
の真下を上下動することができ、一旦離間させた後に再
び加圧する場合でも、搬送ローラに対する接圧位置は常
に一定になり、しかも搬送ローラ側のギヤから分離ロー
ラのローラ軸の回転力を伝達する場合には、常に一定な
位置でギヤの噛み合いが確実に行われて安定した回転力
の伝達が得られる。したがつて、用紙の重送を防いで給
紙性能を安定化できるといつた優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す複写機の給紙装置の正面
図、第2図(a)は同じくその斜視図、同図(b)はス
プリングクラツチの断面図である。 第3図(a)(b)ないし第5図(a)(b)はスプリ
ングクラツチと爪との関係を示す図で、第3図(a)は
ソレノイドのオフ時の両者の関係を示す平面図、同図
(b)はその正面図、第4図(a)はソレノイドのオン
時の両者の関係を示す平面図、同図(b)はその正面
図、第5図(a)はソレノイドのオン時からスプリング
クラツチのクラツチカバーが1回転弱回転したときの状
態を示す平面図、同図(b)はその正面図である。第6
図ないし第11図は二個のカムと呼込ローラおよびシヤツ
タの関係を示す図で、第6図は待機状態のシヤツタと第
一カムの関係図、第7図は待機状態の呼込ローラと第二
カムとの関係図、第8図は呼込み搬送時のシヤツタと第
二カムとの関係図、第9図は呼込み搬送時の呼込ローラ
と第一カムとの関係図、第10図はクラツチカバーの1回
転弱回転後のシヤツタと第二カムとの関係図、第11図は
クラツチカバーの1回転弱回転後の呼込ローラと第一カ
ムとの関係図である。第12図は分離ローラの加圧機構を
示す正面図、第13図は同その要部拡大図、第14図は分離
ローラの逆転機構を示す一部切欠側面図、第15図は分離
ローラの回転方向を示す正面図、第16図は本考案の別の
実施例を示す正面図、第17図は従来の加圧機構を示す正
面図、第18図は従来の他の加圧機構を示す正面図であ
る。 1:用紙、2:給紙台、2a:先端延長板、3,4:給紙ローラ、
5:搬送ローラ、6:第一軸、7:第一アーム、8:呼込ロー
ラ、9:分離ローラ、9a:ローラ軸、54:加圧機構、54A:加
圧解除機構、56:加圧レバー、57:案内環、58:軸受板、5
9:縦溝、61:ばね、63:揺動片、65:給紙路、65a:下案内
板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写機本体に給紙路を構成する案内板を介
    して着脱自在に装着された用紙を載置するための給紙台
    と、該給紙台の用紙を給紙ローラ側に搬送するための搬
    送ローラと、該搬送ローラに接触する用紙重送防止用の
    分離ローラと、該分離ローラを前記搬送ローラに接圧す
    る加圧機構と、前記給紙台を複写機本体から抜くことに
    より前記分離ローラの搬送ローラへの加圧を解除する解
    除機構とを具え、 前記加圧機構は、前記分離ローラのローラ軸を支持する
    ための複写機本体に設けられた支軸周りに揺動自在な加
    圧レバーと、前記ローラ軸を左右方向に案内する案内環
    と、前記ローラ軸を上下動自在に案内する複写機本体に
    設けられた軸受板と、前記加圧レバーを上方に付勢して
    前記分離ローラを前記搬送ローラに接圧させるコイルば
    ねとを有し、 前記案内環は前記加圧レバーの先端に形成され、前記ロ
    ーラ軸が前記案内環に嵌合され、前記ばねのコイル部が
    前記加圧レバーの支軸に巻付けられ、ばねの一端が前記
    案内環の下側に当接され案内環を上向きに付勢し、前記
    分離ローラは前記案内環および軸受板により前記搬送ロ
    ーラの真下を上下動可能とされ、 前記解除機構は、前記給紙台の下側に当接可能とされ複
    写機本体に設けられた軸周りに回動自在に支持された揺
    動片と、該揺動片を前記給紙台に当接する方向に付勢す
    る前記ばねとを有し、 前記揺動片に前記ばねの他端が係合され、前記揺動片は
    前記給紙台により前記ばねの付勢力による上回動が規制
    され、前記ばねの他端が下がり一端が上がつた状態とさ
    れ、前記給紙台を抜いたとき前記ばねは前記揺動片の上
    回動により他端が上がり一端が下がつた状態になつて前
    記加圧レバーへの付勢力が解除されるように構成された
    ことを特徴とする給紙装置。
JP1987167567U 1987-10-30 1987-10-30 給紙装置 Expired - Lifetime JPH0738285Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987167567U JPH0738285Y2 (ja) 1987-10-30 1987-10-30 給紙装置
EP88118005A EP0314167B1 (en) 1987-10-30 1988-10-28 Paper feeder
US07/263,913 US4925062A (en) 1987-10-30 1988-10-28 Paper feeder
DE88118005T DE3883702T2 (de) 1987-10-30 1988-10-28 Bogenzuführvorrichtung.

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JP1987167567U JPH0738285Y2 (ja) 1987-10-30 1987-10-30 給紙装置

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