JPH0737934Y2 - 冷房サイクル用膨張弁の取付け構造 - Google Patents

冷房サイクル用膨張弁の取付け構造

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JPH0737934Y2
JPH0737934Y2 JP1988041834U JP4183488U JPH0737934Y2 JP H0737934 Y2 JPH0737934 Y2 JP H0737934Y2 JP 1988041834 U JP1988041834 U JP 1988041834U JP 4183488 U JP4183488 U JP 4183488U JP H0737934 Y2 JPH0737934 Y2 JP H0737934Y2
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JP
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expansion valve
evaporator
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pressure liquid
engine room
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JP1988041834U
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利定 鯨井
敦彦 金秋
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用冷房サイクルに使用される膨張弁の
取付け構造に関する。
(従来の技術) 一般的な自動車用冷房サイクルは、例えば実公昭62−4
4,289号公報に開示されたようなものが知られている。
このような冷房サイクルに設けられた膨張弁8は前記公
報の図面(第4図)に示されたように、クーラユニット
2内に設けられたエバポレータ3に近接する位置に取付
けられている。
更に詳述すれば、第4図に示すように、図示しないコン
プレッサにより圧縮された高圧ガス冷媒を図示しないコ
ンデンサによって外気と熱交換し、この冷媒を冷却して
液化させると共に、このコンデンサにより高圧液体冷媒
となった冷媒を冷媒供給路6を介して膨張弁8に案内し
ている。更に、この膨張弁8により、前記高圧液体冷媒
は減圧され、膨張弁8の出口開口部8aに接続されたエバ
ポレータ3の入口管4を通過してエバポレータ3内を通
過することになる。このエバポレータ3を通過した空気
は、前記低圧液体冷媒と熱交換し冷却された後、図示し
ないヒータユニットに開設された複数の吹出口から車室
内に吹出される。一方、前記エバポレータ3を通過しつ
つ取入れ空気と熱交換を行なった低温低圧液体冷媒は、
この熱交換によって気化し低圧ガス冷媒となり、前記コ
ンプレッサに帰還する。
ここで、前記膨張弁8の一端は、その出口開口部8aに形
成されたねじとエバポレータ3の入口管4に嵌挿された
ユニオンねじとを螺合することにより接続される一方、
他端の入口開口部8bは、連結管15を介して前記冷媒供給
路6と接続されている。この入口開口部8bの接続部9
は、第4図に示すように、膨張弁8の入口開口部8bに形
成されたねじと、連結管15に嵌挿されたユニオンねじと
を螺合することにより接続され、一方、連結管15と冷媒
供給路6とは、第5図の拡大図に示すように、連結管15
の先端に固着されたねじ部15aと、冷媒供給路6に嵌挿
されたユニオンねじ6aとを螺合することにより接続され
るようになっている。そして、この連結管15が自動車の
ダッシュパネルDPを貫通する部分には、カラー17が嵌挿
され、ダッシュパネルDPの貫通孔18に設けられたシール
材11と当接することにより、エンジンルーム13側からの
水入りを防止するようになっている。この連結管15にカ
ラー17を嵌挿しているのは、前記連結管15を車室内12か
らエンジンルーム13側に貫通させ、一端を前記冷媒供給
路6と、他端を前記膨張弁8の入口開口部8bと接続する
際に、前記ダッシュパネルDPに開設した貫通孔18は、連
結管15の先端15aよりも大きな外径を有する必要があ
り、しかも連結管15自体の外径は、この貫通孔18の外径
よりかなり小さいため、このままの状態ではシール材11
と当接せず、車室内12に水が侵入する虞れがあるためで
ある。
(考案が解決しようとする課題) しかし、このような従来の膨張弁の取付け構造にあって
は、連結管を必要とし、その分、部品点数が増加し、ま
たその取付け作業も煩わしいという欠点がある。更に、
膨張弁をクーラユニットの空気通路内に設置すると空気
の通気抵抗となり、送風効率が低下すると共に、風切り
音の発生要因にもなるという問題点があった。
本考案は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもの
であり、連結管を設けることなく、しかも空気の通気抵
抗もない膨張弁の取付け構造を得ることを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、自動車のエンジンルーム内に設置したコンプ
レッサにより圧縮された高圧冷媒を冷却するコンデンサ
を有し、当該コンデンサにて冷却液化した高圧液体冷媒
を減圧する膨張弁と、当該膨張弁を通過した低圧液体冷
媒が循環するエバポレータとを有し、当該エバポレータ
を収容しインテークユニットに設けられたファンにより
送風された空気が通過する通路を形成したクーラユニッ
トを有して成り、前記エバポレータにて冷却した冷風を
車室内に送風する自動車用冷房サイクルにおいて、一端
に前記コンデンサから供給される高圧液体冷媒を案内す
る冷媒供給路を接続し、他端に前記エバポレータへ低圧
液体冷媒を案内する入口管を接続した前記膨張弁を、前
記エンジンルームと前記車室内とを仕切るダッシュパネ
ルに、前記冷媒供給路と前記膨張弁との接続部がエンジ
ンルーム側に位置し、前記入口管と前記膨張弁との接続
部が車室内側に位置するように挿通して取付けたことを
特徴とする冷房サイクル用膨張弁の取付け構造により上
記目的を達成するものである。
(作用) このように構成した本考案にあっては、膨張弁をダッシ
ュパネルに挿通して取付けたため、コンデンサから冷媒
を案内する冷媒供給路を連結管を用いることなく直接膨
張弁に接続することができる。また、クーラユニットの
外部に膨張弁が位置することになるため、ファンにより
送風された空気の通気抵抗となることがなく、更に、ク
ーラユニットの小型化も図ることができる。
(実施例) 以下、図示する本考案の実施例に基づいて説明する。
第1図は、本考案に実施例に係る膨張弁の取付け構造を
示す平面図、第2図は、同じく一部破断斜視図、第3図
は、第2図の拡大斜視図であり、第4〜5図に示す従来
の膨張弁の取付け構造と共通する部分には同一の符号を
付してある。
第1〜3図に示すように、ダッシュパネルDPによりエン
ジンルーム13と車室内12とが仕切られており、車室内12
側に外気或るいは内気を導入するインテークユニット1
が設けられ、このインテークユニット1内にファンFが
内設されている。このインテークユニット1には、エバ
ポレータ3が内設されたクーラユニット2が接続され、
インテークユニット1から取入れられた空気を、クーラ
ユニット2内に形成された空気通路14を通過させること
により、エバポレータ3内を流通する低温冷媒と熱交換
し、冷風となった後、このクーラユニット2に接続され
た図示しないヒータユニットから車室内12に送風される
ようになっている。
前記エバポレータ3には、冷媒を導入する入口管4と、
この導入した冷媒をコンプレッサ(不図示)に帰還させ
る出口管5とが設けられている。この入口管4の先端に
は、膨張弁8の出口開口部8a側が接続され、入口管4の
先端に嵌挿されたユニオンねじと、膨張弁8の出口開口
部8aに形成されたねじとを螺合することにより締結する
ようになっている。一方、前記エバポレータ3の出口管
の先端には、エンジンルーム13内に配設された冷媒帰還
路7の一端が接続され、出口管5の先端に形成されたね
じと、冷媒帰還路7に嵌挿されたユニオンねじとを螺合
することにより締結するようになっている。更に、前記
膨張弁8の入口開口部8bは、冷房サイクルのコンデンサ
(不図示)から低温高圧冷媒を案内する冷媒供給路6の
一端に接続され、膨張弁8の入口開口部8bに形成された
ねじと、冷媒供給路6に嵌挿されたユニオンねじとを螺
合することにより締結するようになっている。そして、
この膨張弁8は、前記冷媒供給路6と膨張弁8の入口開
口部8bとの接続部9がエンジンルーム13側に位置し、前
記入口管4と膨張弁8の出口開口部8aとの接続部10が車
室内12側に位置するように、ダッシュパネルDPに開設さ
れた貫通孔18aに貫通されている。本実施例にあって
は、この膨張弁8をインテークユニット1とクーラユニ
ット2との接続部分のデッドスペースDSを利用して、こ
の場所に設置するようにしている。この嵌挿孔18aに
は、シール材11が取付けられ、膨張弁8の外周と当接し
てエンジンルーム13内から車室内12への水入りを防止す
るようになっている。一方、エバポレータ3の出口管5
の先端は、ダッシュパネルDPに開設されたもう1つの貫
通孔18bに貫通され、この貫通部分にはカラー19が嵌挿
されている。そして、この貫通孔18bに取付けられたシ
ール材11が前記カラー19の外周に当接することにより車
室内12への水入りを防止するようになっている。
また、図示はしないが、前記冷媒帰還路7の先端には、
エンジンルーム13内に設けられたコンプレッサが接続さ
れ、エバポレータ3で熱交換した後の低圧ガス冷媒を圧
縮し、高温高圧ガス冷媒にせしめる。このコンプレッサ
には、エンジンルーム13の前側などに取付けられるコン
デンサが接続され、コンプレッサからの高温高圧ガス冷
媒を外気との熱交換により液化させ、高圧液体冷媒にす
る。この高圧液体冷媒が前述した冷媒供給路6を案内さ
れて前記膨張弁8に流入するようになっている。
このように構成した本実施例の膨張弁を取付ける場合
は、予め入口管4と出口管5とが固着されたエバポレー
タ3を、クーラユニット2内に組込み、入口管4と膨張
弁8の出口開口部8aとを締結する。そして、このクーラ
ユニット2を車室内12に搭載する際に、前記膨張弁8及
びエバポレータ3の出口管5をダッシュパネルDPの2つ
の貫通孔18a,18bにそれぞれ挿入しつつ、インテークユ
ニット1にクーラユニット2を接続すれば良い。この
後、エンジンルーム13内に取付けられた冷媒供給路6と
冷媒帰還路7とを、それぞれ前記膨張弁8の入口開口部
8bとエバポレータ3の出口管5とに締結する。
このように、本実施例にあっては、膨張弁をクーラユニ
ット外のダッシュパネルに貫通するようにし、しかもイ
ンテークユニットとクーラユニットとの間に存在するデ
ッドスペースを利用して、この場所に膨張弁を設置する
ようにしたため、従来使用していた連結管を省略するこ
とができ、しかもクーラユニットを小型化することがで
きる。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、コンデンサからの冷媒
供給路と膨張弁とを直接接続することができ、これによ
り従来使用していた連結管を省略することができる。ま
た、膨張弁をクーラユニットの外部の自動車用空気調和
装置近傍のデッドスペースに設置することにより、車室
内を侵略することなくクーラユニットの小型化を図るこ
とができ、しかも、クーラユニットを通る空気の抵抗も
低減し、風切り音の発生も防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る膨張弁の取付け構造を示
す平面図、第2図は同じく一部破断斜視図、第3図は第
2図の拡大斜視図、第4図は従来の膨張弁の取付け構造
を示す平面図、第5図は第4図のA部の拡大図である。 1…インテークユニット、2…クーラユニット、3…エ
バポレータ、4…入口管、6…冷媒供給路、8…膨張
弁、9,10…接続部、12…車室内、13…エンジンルーム、
14…通路、DP…ダッシュパネル、F…ファン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のエンジンルーム(13)内に設置し
    たコンプレッサにより圧縮された高圧冷媒を冷却するコ
    ンデンサを有し、当該コンデンサにて冷却液化した高圧
    液体冷媒を減圧する膨張弁(8)と、当該膨張弁を通過
    した低圧液体冷媒が循環するエバポレータ(3)とを有
    し、当該エバポレータを収容しインテークユニット
    (1)に設けられたファン(F)により送風された空気
    が通過する通路(14)を形成したクーラユニット(2)
    を有して成り、前記エバポレータにて冷却した冷風を車
    室内(12)に送風する自動車用冷房サイクルにおいて、 一端に前記コンデンサから供給される高圧液体冷媒を案
    内する冷媒供給路(6)を接続し、他端に前記エバポレ
    ータへ低圧液体冷媒を案内する入口管(4)を接続した
    前記膨張弁(8)を、前記エンジンルームと前記車室内
    とを仕切るダッシュパネル(DP)に、前記冷媒供給路と
    前記膨張弁との接続部(9)がエンジンルーム側に位置
    し、前記入口管と前記膨張弁との接続部(10)が車室内
    側に位置するように挿通して取付けたことを特徴とする
    冷房サイクル用膨張弁の取付け構造。
JP1988041834U 1988-03-31 1988-03-31 冷房サイクル用膨張弁の取付け構造 Expired - Lifetime JPH0737934Y2 (ja)

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JPH01145711U JPH01145711U (ja) 1989-10-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5795568U (ja) * 1980-12-04 1982-06-12
JPS6228486Y2 (ja) * 1981-04-09 1987-07-22
JPS6130892U (ja) * 1984-07-27 1986-02-24 株式会社精工舎 対局時計
JPS6276882U (ja) * 1985-10-29 1987-05-16

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