JPH0737922Y2 - 自動車用ディスクホィール - Google Patents

自動車用ディスクホィール

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JPH0737922Y2
JPH0737922Y2 JP1988125393U JP12539388U JPH0737922Y2 JP H0737922 Y2 JPH0737922 Y2 JP H0737922Y2 JP 1988125393 U JP1988125393 U JP 1988125393U JP 12539388 U JP12539388 U JP 12539388U JP H0737922 Y2 JPH0737922 Y2 JP H0737922Y2
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JP
Japan
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disc
welding
rim
tip
disc wheel
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JP1988125393U
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JPH0245802U (ja
Inventor
勝 佐野
Original Assignee
金井 宏之
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は鋼製あるいは軽合金製のディスクホィールで、
リムにディスクを嵌合し、アーク溶接により一体化した
自動車用ディスクホィールの改良に関するものである。
従来の技術 この種のディスクホィールは、第2図に示すようにリム
(10)の内周面(11)に、上記内周面(11)と平行な周
縁部(12)を有するディスク(13)を嵌合し、上記リム
の内周面(11)とディスクの周縁部(12)の先端とをア
ーク溶接(14)により溶接して一体化されている。
考案が解決しようとする課題 上記ディスクホィールでは、アーク溶接時の熱影響によ
って溶着部に歪が発生し、この歪により溶接開始時から
溶接終了時までの間に未溶接部の嵌合にズレを生じ、デ
ィスクホィールの振れ精度が悪くなり、品質を低下する
という問題点があった。
課題を解決するための手段 本考案は上記問題点を除去するためになされたものであ
り、リムとディスクとをアーク溶接によって一体化した
ディスクホィールにおいて、リムとディスクとを仮付け
溶接を施した後、リムの内周面とディスク周縁部先端と
をアーク溶接するよう、リムの内周面に沿うディスクの
周縁部先端に、上記仮付け溶接を行うための複数個の切
欠き部を設けてなる自動車用ディスクホィールを提供す
るものである。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図(イ)に示すように、(1)はリムであり、
(3)は上記リム(1)の内周面(2)に嵌合されるデ
ィスクである。
上記ディスク(3)はリム(1)と嵌合する周縁部
(4)の先端部(5)に複数個の切欠き部(6)を有し
ている。
上記切欠き部(6)は球面状に形成されているが他の形
状としてもよく、その大きさは仮付け溶接の溶着金属の
質量を考慮して決定すればよく、好ましくは幅4〜6m
m、深さ3〜5mmとし、その数は4〜6ケ所に等間隔に設
けるのが好ましいものである。
上記のように形成されたリム(1)の内周面(2)に、
内周面(2)と平行に形成されたディスク(3)の周縁
部(4)を嵌合し、第1図(ロ)に示すように切欠き部
(6)において、リム(1)とディスク(3)とをアー
ク溶接により仮付け溶接(7)を行う。
仮付け溶接(7)はディスク(3)の先端部(5)より
盛り上がらないように溶接する。
次いで、第1図(ハ)に示すようにリム(1)の内周縁
(2)とディスク(3)の先端部(5)とを全周にわた
ってアーク溶接(8)し、リム(1)とディスク(3)
とを一体化して自動車用ディスクホィール(9)を構成
するものである。
なお、上記実施例では全周にわたってアーク溶接した
が、複数個所に一定の幅をもって行うことも可能であ
り、好ましくは仮付け溶接(7)部を含んで溶接するも
のである。
考案の効果 本考案の自動車用ディスクホィールはディスクの周縁部
の先端部に切欠き部を形成し、仮付け溶接するようにし
たから、アーク溶接による本溶接時に、溶接時の熱影響
によって溶接部に歪が発生しても、仮付け溶接によるリ
ムとディスクの結合により、嵌合にズレが発生せず、ホ
ィールの振れ精度が向上し、品質を向上するばかりでな
く、歩留りを向上すると共に修正の必要がなくなり、生
産性が大幅に向上される。
しかも、仮付け溶接の溶着金属がディスク周縁部の先端
からほとんど突出しないため、先端形状がほぼ均一とな
り、電極ワイヤのねらい位置を常に適正な状態に保つこ
とができるので、一定した溶接を行うことが可能となる
と共に、溶接部のリム側止端部角度θが小さく一定とな
るため、極部的な応力集中が緩和され、溶接部の亀裂の
発生がなくなるので、耐久強度の優れたホィールが得ら
れるという実用的効果の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の自動車用ディスクホィールの一実施例
を示し、(イ)はリムにディスクを嵌合した状態を示す
説明図、(ロ)は仮付け溶接を施した状態を示す説明
図、(ハ)はアーク溶接を施した状態を示す説明図、第
2図は従来のディスクホィールを示す端面図である。 (1),(10)……リム、(2),(10)……内周面、
(3),(13)……ディスク、(4),(12)……周縁
部、(5)……先端部、(6)……切欠き部、(7)…
…仮付け溶接、(8),(14)……アーク溶接、(9)
……ディスクホィール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リムとディスクとを仮付け溶接を施した
    後、リムの内周面とディスク周縁部先端とをアーク溶接
    による本溶接によって一体化したディスクホイールにお
    いて、リムの内周面に沿うディスクの周縁部先端に、上
    記仮付け溶接を行うための複数個の切欠き部を設け、上
    記切欠き部においてディスクの先端部より盛り上がらな
    いよう仮付け溶接を施した後に本溶接を施してなる自動
    車用ディスクホイール。
JP1988125393U 1988-09-26 1988-09-26 自動車用ディスクホィール Expired - Lifetime JPH0737922Y2 (ja)

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JPH0245802U JPH0245802U (ja) 1990-03-29
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