JPH0737786Y2 - 帯鋸盤の許容切曲り量自動設定装置 - Google Patents

帯鋸盤の許容切曲り量自動設定装置

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JPH0737786Y2
JPH0737786Y2 JP7870989U JP7870989U JPH0737786Y2 JP H0737786 Y2 JPH0737786 Y2 JP H0737786Y2 JP 7870989 U JP7870989 U JP 7870989U JP 7870989 U JP7870989 U JP 7870989U JP H0737786 Y2 JPH0737786 Y2 JP H0737786Y2
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bending amount
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Amada Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は帯鋸盤の許容切曲り量自動設定装置の改良に
関する。
(従来の技術) 従来、帯鋸盤の許容切曲り量自動設定装置としては、例
えば実開昭61-159124号(以下単に先行例と称す)など
が知られている。
上記先行例においては、帯鋸刃に接触し変位を検知する
切曲り量検出装置と、被削材を把持する可動バイスジョ
ーの移動量あるいは可動側鋸刃ガイドアームの移動量か
ら、被削材の巾寸法を検出して自動的に切曲り量を設定
する装置である。すなわち、鋸刃側面の変位を測定し
て、被削材内部の切曲り値を演算していて、切削中の切
曲りをインプロセスで検出できるという大きなメリット
を備えている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述した従来の許容切曲り量自動設定装置
は、鋸刃が被削材内部に入っていない時、つまり切曲っ
ていない状態において、鋸刃側面が見掛け上変位した場
合には、切曲り状態として表示してしまう。例えば、切
曲り検出センサ部が鋸刃インサートの移動側に有った場
合、鋸刃の厚さが変った時は、初期のゼロ位置より見掛
け上センサ部が変位するため、切曲り発生ということに
なる。
また、センサ部は鋸刃と常に接触しているため、摩耗も
考えられる。接触部が摩耗した場合は、やはりセンサ部
は見掛け上変位したことになるため、切曲りが発生して
いなくとも、切曲り発生という値を表示してしまうとい
う問題があった。
特に、切曲りを正確に追跡表示していくためには、ディ
ジタル表示を実施したいわけだが、鋸刃が被削材に入っ
ていないエアーカットの時点で、微弱なずれ等で切曲り
量がゼロにならないという問題もあった。
この考案の目的は、上記問題点を改善するため、切曲り
によって鋸刃が変位する以外のすべての変位を補正する
ためのゼロリセット機能装置を備え、不良品の発生を防
止し生産性の向上を図った帯鋸盤の許容切曲り量自動設
定装置を提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案は、帯鋸刃の変位
を検知する切曲り量検出装置と鋸刃ガイドアームあるい
はバイスジョーに被削材の巾を検出する被削材巾検出装
置を設け、前記切曲り量検出装置と被削材巾検出装置か
らの検出信号によって許容切曲り量を自動的に設定する
切曲り量設定装置において、帯鋸刃の側面の原点を補正
するゼロリセット機能装置を前記切曲り量設定装置に設
けて帯鋸盤の許容切曲り量自動設定装置を構成した。
(作用) この考案の帯鋸盤の許容切曲り量自動設定装置を採用す
ることにより、被削材の切曲り量設定装置に設けた鋸刃
の側面の原点を補正するゼロリセット機能装置により、
鋸刃が被削材に接触していないエアーカット時に鋸刃の
切曲り量がゼロリセットされる。
而して、センサ部に摩耗があっても、鋸刃の厚みが変わ
っても、切曲り状態として誤って表示することなく、エ
アーカット時点で微弱なずれ等で切曲り値がゼロになら
ないということがなく、不良品の発生を防止し、生産性
の向上が図られる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
理解を容易にするために、先ず帯鋸盤の全体的構成につ
いて概略的に説明する。
第3図を参照するに、帯鋸盤としての横型帯鋸盤1は箱
状のベース3とカッティングヘッド5などより構成され
ていて、カッティングヘッド5は水平なヒンジピン7を
介してベース3に昇降自在に枢支されている。
前記ベース3の上部にはワークWを載置するワークテー
ブル9が設けられており、このワークテーブル9にはワ
ークWを挾持固定自在の固定バイスジョー11fと可動バ
イスジョー11mとを備えてなるバイス装置11が設けられ
ている。
前記カッティングヘッド5は両側に離隔してハウジング
部13,15を備えており、各ハウジング部13,15は上部コン
トロールボックス17を備えたビーム部材19によって連結
されている。
カッティングヘッド5のハウジング部13,15には駆動ホ
イール21、従動ホイール23がそれぞれ軸25,27に装着し
て内装されており、駆動ホイール21と従動ホイール23に
はエンドレス状の帯鋸刃Bが掛回されている。したがっ
て、駆動ホイール21の駆動によって帯鋸刃BはワークW
を切削すべく走行駆動されるものである。
前記ビーム部材19に固定された案内部材29には固定ガイ
ド部材31、可動ガイド部材33が装着されており、この固
定ガイド部材31と可動ガイド部材33とにより、帯鋸刃B
がワークWを切削する切削領域において、帯鋸刃Bの歯
先部が垂直下方を向くように帯鋸刃Bが案内支持されて
いる。また、前記固定ガイド部材31は案内部材29に固定
的に取付けられており、可動ガイド部材23はワークWの
大きさに対応すべく位置調節自在に取付けられている。
前記カッティングヘッド5はピストンロッド35を備えた
昇降用シリンダ37によってヒンジピン7を中心として昇
降回動するように構成されており、この昇降用シリンダ
37の作用によってワークWに対する帯鋸刃Bの切り込み
や上昇離反を制御し得るものである。
前記可動バイスジョー11mには、帯鋸刃Bの変位を検知
する切曲り量検出装置39が設けられており、また、前記
可動ガイド部材33に連動しワークWの巾を検出する被削
材巾検出装置41が案内部材29に設けられている。なお、
前記切曲り量検出装置39および被削材巾検出装置41の構
造は、先行例と同一であり、一般公知のため詳細な説明
を省略する。
切曲り量検出装置39と被削材巾検出装置41と、その検出
信号を受けて切曲り量を設定する切曲り量設定装置43と
は、第1図に示すごとく構成されている。すなわち、第
1図において、帯鋸刃Bの側面の変位を検出する切曲り
量検出装置39に備えた例えば磁気センサ45等により、帯
鋸刃Bの変位量が正負の方向を含めて検出部47で把握さ
れる。検出部47にて把握された変位量は増幅器49にて増
幅され、ワーク巾補正部51へ入力される。
ワーク巾補正部51では、例えばポテンショメータ53を備
えた被削材巾検出装置41からの被削材巾データを導入し
て、ワークWの巾の例えば1.5%を許容切曲り量として
補正する。なお、ワークWの巾の1.5%を許容切曲り量
としたことは、従来技術によるものであり、例えば丸棒
等を切断する場合、最大の切曲りは軸芯位置に発生する
ため、丸棒の高さの1.5%までが許容されるものとして
設定されていた。
次に、ワーク巾補正部51にて補正された補正量が本実施
例の主要部であるゼロリセット機能装置としてのゼロリ
セット押ボタン55を備えた切曲り量設定装置43に入力さ
れる。
ゼロリセット押ボタン55等により必要に応じリセット自
在となり、切曲り表示部57にては補正された正負の切曲
り限度表示がなされ、切削中を示す切削信号59が入力さ
れた制御部61に導入される。前記した許容切曲り量をオ
ーバーするとタイマにより一定時間後に出力リレー63が
作動して、例えば帯鋸盤1の電動機を停止させるカッテ
ィングヘッド5の下降停止などが指令されることにな
る。
上記構成のごとく切曲り量設定装置43に備えたゼロリセ
ット押ボタン55を作動させるタイミングについては、第
2図を参照するに、ワークW上の待機位置である上昇限
のスタート位置S0に帯鋸刃Bは位置する。帯鋸刃Bを起
動し、帯鋸刃BがワークWに接した切削開始位置S1まで
の間、あるいは、切断終了位置である最下限位置S2より
帯鋸刃Bは上昇し、切削開始位置S1より上昇限のスター
ト位置S0に達するまでの間にゼロリセット押ボタン55を
操作する。
なお、基本的には帯鋸刃Bを交換し、鋸刃Bの厚さが変
化した場合、ゼロリセットをして正確に切曲りを検出し
なければならないため、帯鋸刃Bの上昇限のスタート位
置S0より、切削開始位置S1までの間でゼロリセットを行
なうことが最も望ましい。また、切断開始時には必ずゼ
ロリセットを行ない、それ以後は1カット毎に行なう
か、複数カット毎に行なうかは自由である。
このように、もし帯鋸刃BのワークWの内部に入ってい
ないエアーカットの時点で、微弱なずれ等で切曲り値が
ゼロにならないということがなく、帯鋸刃Bの厚さが変
ったり、切曲り量検出装置39の検出センサの検出部が摩
耗しても、切曲り状態として表示することがなくなる。
なお、この考案は前述した実施例に限定されることな
く、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で実
施し得るものである。例えば、本実施例では横型帯鋸盤
について説明したが、竪型帯鋸盤でも対応可能である。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この
考案によれば、切曲り量検出装置と被削材巾検出装置と
からの検出信号によって、許容切曲り量を自動的に設定
する切曲り量設定装置にゼロリセット機能装置を備え
た。
而して、ゼロリセット機能装置である例えばゼロリセッ
ト押ボタンを操作して、切曲りによって帯鋸刃が変位す
る以外のすべての変位を補正することによって、不良品
の発生を防止し、生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の主要部を示す許容切曲り量自動設定
装置の制御ブロック図、第2図はワークを帯鋸刃で切断
する際の帯鋸刃の位置関係を示した説明図、第3図はこ
の考案を実施する一実施例の横型帯鋸盤における正面図
である。 1……横型帯鋸盤 11……バイス装置 11f……固定バイスジョー 11m……可動バイスジョー 31……固定ガイド部材 33……可動ガイド部材 39……切曲り量検出装置 41……被削材巾検出装置 43……切曲り量設定装置 55……ゼロリセット押ボタン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯鋸刃の変位を検知する切曲り量検出装置
    と鋸刃ガイドアームあるいはバイスジョーに被削材の巾
    を検出する被削材巾検出装置を設け、前記切曲り量検出
    装置と被削材巾検出装置からの検出信号によって許容切
    曲り量を自動的に設定する切曲り量設定装置において、
    帯鋸刃の側面の原点を補正するゼロリセット機能装置を
    前記切曲り量設定装置に設けてなることを特徴とする帯
    鋸盤の許容切曲り量自動設定装置。
JP7870989U 1989-07-05 1989-07-05 帯鋸盤の許容切曲り量自動設定装置 Expired - Lifetime JPH0737786Y2 (ja)

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JPH0319625U JPH0319625U (ja) 1991-02-26
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