JPH0715736Y2 - 手動式ドリルカラーの打込み装置 - Google Patents

手動式ドリルカラーの打込み装置

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JPH0715736Y2
JPH0715736Y2 JP1989024534U JP2453489U JPH0715736Y2 JP H0715736 Y2 JPH0715736 Y2 JP H0715736Y2 JP 1989024534 U JP1989024534 U JP 1989024534U JP 2453489 U JP2453489 U JP 2453489U JP H0715736 Y2 JPH0715736 Y2 JP H0715736Y2
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JP
Japan
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drill
collar
plate
press
lever
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JP1989024534U
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JPH02114477U (ja
Inventor
策教 太田
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安藤電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ストッパボルトの代わりにダンパ機構を採
用した手動式のドリルカラー打込装置についてのもので
ある。
[従来の技術] プリント板穴明け加工機で使用するドリルには、加工機
のチャックがドリルをつかむ際、突き当てによってチャ
ックの先端部からドリル刃先までの長さが定まるよう
に、予めドリル刃先から一定位置にカラーを打込んでお
く。
次に、第4図を参照して、ドリルとドリルカラーの関係
を説明する。第4図の1はドリル、2はカラー、3はチ
ャックである。
プリント板穴明け加工機のドリルセッティングでは、カ
ラー上端部2Aからドリル刃先1Bまでの寸法L1が重要にな
る。
次に、第5図を参照して、寸法L1の設定方法を説明す
る。第5図では、ドリル刃先1Bまでの寸法L1が重要にな
る。
次に、第5図を参照して、寸法L1の設定方法を説明す
る。第5図では、ドリル刃先1Bを基準面5Aに突き当てて
おき、ドリル上端部1Aから打込み端面3Bが基準面4Aに接
するまでカラー2を打込む。
第5図では、打込むときの力がドリル刃先1Bに直接加わ
り、ドリル刃先1Bを破損してしまうことがあり、従来装
置ではカラー下端部2Bからドリル刃先1Bまでの寸法L2を
定寸にするようにしている。
第4図では、L1=L2+L3なので、カラーの厚み寸法L3の
ばらつきが問題となるが、寸法L1のばらつきの許容値以
内であるので、実用上支障はない。
次に、第6図を参照して従来装置の構成を説明する。基
準面4Bにカラー下端部2Bが接するようにし、カラー上端
部2A側からドリル上端部1Aに力を加え、圧入する。
ドリル1の圧入方向下部には、ダイヤルゲージ6を設置
してある。圧入が進むとドリル刃先1Bが測定子端面6Aに
接触するので、基準面4Bと測定子端面6Aとの距離、すな
わち寸法L2が確認できるようになっている。
第6図のドリル上端部1Aに力を加える機構としては、後
述の第2図に示すような、てこ式機構を用い、軽い力で
圧入作業ができるようにしている。また、押込み過ぎ
て、寸法L2が許容範囲よりおきくなるのを防ぐために、
第6図では打込み端面3Bの移動を制限するストッパ4Cを
設けている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、このストッパ4Cは、打込み端面3Bに対して設け
られているので、ドリルの全長が短い場合には寸法L2が
小さくなってしまう。
ドリルの全長は規格により統一されているので、ばらつ
きは少ない。しかし、消耗したドリルを再研磨して使用
する場合があるので、従来装置ではストッパ4Cの位置を
ねじ等で調整できる構造にし、その都度調整していた。
寸法L2のばらつきの許容範囲は0.05mm程度にする。ま
た、ドリルの再研磨代は0.1〜0.2mmである。
次に、従来装置の正面図を第2図に示し、第2図の側面
図を第3図に示す。
第2図のグリップ7Aを押し下げると、レバー7は、ピン
16を死点とする円弧運動をする。
プレート10・11と、シャフト9A・9Bは一体に構成され、
ブロック12・13に設けたシャフト9A・9Bにはまり合うガ
イド穴に案内されて直線運動をする。
レバー7とプレート10はアーム17によるリンク機構で連
結されているので、円弧運動は直線運動に変換される。
プレート10に取付けられているプッシャ8がドリル1を
押し下げ、ブロック12に載置されたカラー2にドリル1
を圧入する。
図2では、ストッパボルト15がてこ式機構のストッパに
なっている。すなわち、ストッパボルト15は第6図で示
されたように、打込み端面3Bの移動を制限するストッパ
4Cと同じ役割を果たす。
図2の手動式の打込み装置では、グリップ7Aに加える力
は例えば3Kg程度の弱い力で圧入でき、基準面14がスト
ッパボルト15に当たると、レバー7は強い力となって触
覚できるにで、圧入完了を判断できる。なお、寸法L2は
ダイヤルゲージ6で確認する。
しかし、図2の装置では、前述したように再研磨したド
リルを使用する場合にはストッパボルト15の高さを調整
しなければならない。
ストッパボルト15がない場合は、グリップ7Aに加わる力
の変化を触覚できないので、ドリルの押込み過ぎが頻繁
に発生するという問題がある。
これに関連するものとして、実開昭60−142077号公報で
開示された「手動圧入機の圧入補償装置」と、実開昭53
−157000号公報で開示された「クランプ治具より抜きか
すを除去する装置」がある。
前者の装置は、圧入圧力を回転レバーに取り付けた圧電
素子で検出し、圧入降下位置をリミットスイッチで検知
し、圧電素子の出力とリミットスイッチの出力から良否
判定を表示することにより、圧入結果を容易に良否判定
できる。しかし、この考案の目指す装置では圧力検出は
自動化する必要はないので、装置を簡易にできない。
後者の装置では、抜きかすを除去するためにスプリング
突きストッパを使用しているが、前記圧縮コイルばね型
のスプリングは初期状態への復帰用として機能してお
り、後述するこの考案の目指す装置のようにストッパに
代えてダンパの機能を果たすものではない。
さらに、この考案は、前者の圧入装置のリミットスイッ
チに代えて位置検出をダイヤルゲージにより目視確認
し、スプリング突きストッパをダンパとして回転レバー
に加わる力の変化を触覚しようとするものであり、前後
者考案の提起する技術的思考とは異なるものである。
この考案は、従来のてこ式機構のストッパを廃止し、そ
の代わりにダンパ機構を設けることにより、ストッパ調
整作業を無くし、圧入作業中の定寸作業を容易にする手
動式ドリルカラーの打込み装置の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するため、この考案は、グリップ7Aを押
し下げるとピン16を支点とする円弧運動をし、アーム17
と連結するレバー7と、上面はアーム17と連結し、下面
にドリル1のドリル上端部1Aと接触するプッシャ8をも
つプレート10と、下面に基準面14をもつプレート11と、
プレート10とプレート11を一体に構成する2本のシャフ
ト9A・9Bと、2本のシャフト9A・9Bにはまり合うガイド
穴をもち、前記ガイド穴に案内されてプレート10とプレ
ート11と2本のシャフト9A・9Bを一体にして直線運動さ
せるブロック12・13と、ブロック12上に載置されるカラ
ー2と、測定子端面6Aを上向きにし、カラー2に打ち込
まれるドリル1のドリル刃先1Bが測定子端面6Aに接触す
る形で配置されるダイヤルゲージ6とをもつ手動式ドリ
ルカラーの打込み装置であって、基準面14に対向する位
置に設けられるダンパヘッド18と、ダンパヘッド18を上
向きに押す力を保有する圧縮コイルばね型のスプリング
19とを備え、カラー2にドリル1を挿入し、レバー7を
押し下げ、プッシャ8でカラー2にドリル1を圧入し、
カラー下端部2Bからドリル刃先1Bまでの寸法「L2」が定
寸になることをダイヤルゲージ6で確認し、前記定寸に
近づく直前にダンパヘッド18からグリップ7Aに伝わる反
力を大きくする。
[実施例] この考案は、てこ式機構で圧入作業の終わる直前に、位
置合わせするのに適当な力がレバー7のグリップ7Aに加
わるようにダンパ機構を採用する。
圧入作業の終わる直前にグリップ7Aに加わる適切な力と
は、例えば9Kg程度の力であり、先に述べた圧入作業の
ときの力3Kgに比べ、触覚的にその力の変化が認識でき
る程度に十分大きく、多少過剰ぎみにグリップ7Aに力を
加わえないとダンパが変位しない程度の力である。
次に、この考案による実施例の構成図を第1図に示す。
第1図の18はダンパヘッド、19は圧縮コイルばね型のス
プリングである。第1図は第2図の下部で、ストッパボ
ルト15周辺に対応する部分拡大図である。
グリップ7Aを押下げると、プレート11が下がり、基準面
14がダンパヘッド18に接触する。
さらに、グリップ7Aを下げると、ダンパヘッド18は下が
り、スプリング19の反力による十分大きな力がグリップ
7Aに伝わり、触覚で力の変化を認識する。
図2では、ダイヤルゲージ6で圧入寸法L2の良否判定を
確認していたのに対し、図1では、圧入寸法L2になるこ
とをダイヤルゲージ6で目視しながらレバー7を押し下
げる。
すなわち、この考案では圧入作業終了近辺でグリップ7A
に加わる力の変化が触覚的に認識できるので、作業者は
ダイヤルゲージ6を目視しながら圧入寸法L2に満たない
場合は、多少過剰気味の力をレバー6に加え定寸にす
る。
[考案の効果] この考案によれば、従来のてこ式機構のストッパを廃止
し、その代わりにダンパ機構に設けておき、ダイヤルゲ
ージでドリルの圧入量を目視しつつ、圧入作業終了近辺
でレバーに加える力が過剰ぎみになったことを触覚で感
知できるので、ドリルのカラーへの押込み過ぎが頻繁に
発生することが無くなる。
また、ドリルのカラーへの圧入量が足りない場合は、レ
バーをダンパ機構の反力に抗して、大きな力で微小に降
下すればドリルを所定の圧入量に位置合わせできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による実施例の構成図、第2図は従来
装置の正面図、第3図は第2図の側面図、第4図はドリ
ルとドリルカラーの関係説明図、第5図は寸法L1の設定
方法説明図、第6図は従来装置の構成図である。 1……ドリル、1A……ドリル上端部、1B……ドリル刃
先、2……カラー、2B……カラー下端部、3……チャッ
ク、6……ダイヤルゲージ、6A……測定子端面、7……
レバー、8……プッシャ、9A……シャフト、9B……シャ
フト、10……プレート、11……プレート、12……ブロッ
ク、13……ブロック、14……基準面、16……ピン、17…
…アーム、18……ダンパヘッド、19……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】グリップ(7A)を押し下げるとピン(16)
    を支点とする円弧運動をし、アーム(17)と連結するレ
    バー(7)と、 上面はアーム(17)と連結し、下面にドリル(1)のド
    リル上端部(1A)と接触するプッシャ(8)をもつ第1
    のプレート(10)と、 下面に基準面(14)をもつ第2のプレート(11)と、 第1のプレート(10)と第2のプレート(11)を一体に
    構成する2本のシャフト(9A)・(9B)と、 2本のシャフト(9A)・(9B)にはまり合うガイド穴を
    もち、前記ガイド穴に案内されて第1のプレート(10)
    と第2のプレート(11)と2本のシャフト(9A)・(9
    B)を一体にして直線運動させるブロック(12)・(1
    3)と、 第1のブロック(12)上に載置されるカラー(2)と、 測定子端面(6)を上向きにし、カラー(2)に打ち込
    まれるドリル(1)のドリル刃先(1B)が測定子端面
    (6A)に接触する形で配置されるダイヤルゲージ(6)
    とをもつ手動式ドリルカラーの打込み装置であって、 基準面(14)に対向する位置に設けられるダンパヘッド
    (18)と、 ダンパヘッド(18)を上向きに押す力を保有する圧縮コ
    イルばね型のスプリング(19)とを備え、 カラー(2)にドリル(1)を挿入し、レバー(7)を
    押し下げ、プッシャ(8)でカラー(2)にドリル
    (1)を圧入し、カラー下端部(2B)からドリル刃先
    (1B)までの寸法「L2」が定寸になることをダイヤルゲ
    ージ(6)で確認し、前記定寸に近づく直前にダンパヘ
    ッド(18)からグリップ(7A)に伝わる反力を大きくす
    ることを特徴とする手動式ドリルカラーの打込み装置。
JP1989024534U 1989-03-03 1989-03-03 手動式ドリルカラーの打込み装置 Expired - Lifetime JPH0715736Y2 (ja)

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JPH02114477U JPH02114477U (ja) 1990-09-13
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JPS60142077U (ja) * 1984-02-27 1985-09-20 愛三工業株式会社 手動圧入機の圧入保障装置

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