JPH0699222A - 板材折曲げ加工方法及び装置 - Google Patents

板材折曲げ加工方法及び装置

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JPH0699222A
JPH0699222A JP27554092A JP27554092A JPH0699222A JP H0699222 A JPH0699222 A JP H0699222A JP 27554092 A JP27554092 A JP 27554092A JP 27554092 A JP27554092 A JP 27554092A JP H0699222 A JPH0699222 A JP H0699222A
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JP
Japan
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plate material
bending
cam
angle
upper cutter
Prior art date
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Pending
Application number
JP27554092A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Horiuchi
敏之 堀内
Masao Kiyota
正男 清田
Akira Tanaka
明 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daishin Denko Kk
Original Assignee
Daishin Denko Kk
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Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 設定した所定の曲げ角度に応じて上刃の最終
降下移動量を対応せしめる如く制御し、操作性が簡便、
曲げ角度精度を得る板材折曲げ加工方法及び装置を提供
する。 【構成】 下駒を固定状態に装着すると共に、一方、上
刃の昇降移動は所定の曲げ角度に対応する変位移動量を
カム機構に取り付けた検出手段により検出し、該上刃の
昇降移動量を制御し、折曲げ加工を行う。 【効果】 下駒の駆動装置ほか構成の簡略化、操作性が
簡便、精度向上により不良品の減少、省力化、コスダウ
ンを図り得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板材折曲げ加工方法及
び装置に係り、特に下駒を固定状態に装着し、上刃を被
加工板材の所望の折曲げ角度に対して所定量のみ降下可
能に移動量を制御し折曲げ加工を行う板材折曲げ加工方
法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のようにプレスブレ−キ等の折曲げ
加工機は、支柱にラムを昇降自在に取付けると共に、V
字形溝を有する下金型とV字形突起を有する上金型を用
い、例えば上金型は一定ストロ−クの動作を行い、下金
型の上下移動又は刃間距離の調整等により曲げ角度を設
定し加工を施すか、或いは該上金型と下金型のいずれか
の一方を上下動せしめて上金型と下金型との相対的な協
動により被加工板材に折曲げ加工を行なわれるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の上記
の如き板材曲げ加工機においては、下金型と上金型の相
対的移動量により被加工板材の前記V型形溝に対する押
込量が決まり、特に長尺材の曲げ加工においては加工条
件は熟練作業者が経験に基づき決定したり、曲げ加工前
の試し曲げ等の予備実験によって決定されており、ま
た、上金型と下金型のいずれもが可動で相対的な移動操
作の場合、曲げ加工装置の異常検出、或いは確実な加工
条件を決定する場合も前記上金型と下金型の両方につい
ての点検並びに相対変位量や位置関係の調整を余儀なく
されると共に、駆動手段や装置を必要とするが必ずしも
被加工板材の曲げ角度制御や曲げ精度の向上につながら
ないといった不都合があった。
【0004】例えば、従来の曲げ加工機として、特開平
4−237518号においては、上型と被加工板材との
間に電圧の印加手段と電流値検出手段並びにこれらの制
御手段とを有する上型と下型との相対的な位置関係等に
拘わらず所定の曲げ精度を得る方法及び装置、或いは特
開平4−182031号では上金型と下金型との刃間距
離の位置決めを微小に変位可能とした方法及び装置等が
提案されているが、精度向上のための各種センサ−や装
置の取付けを要し、かつ操作手段においても煩雑であり
曲げ加工作業効率を著しく低下させている。
【0005】本発明は、従来の曲げ加工における上述の
如き問題点に着目してなされたものであり、上金型と下
金型のいずれもが可動の場合に両者の相対的な移動操作
及び装置の点検補正作業を必要とすることなく、また例
えば一方の下金型が固定で上金型が可動の板材曲げ加工
機の形式をとりながらも、被加工板材の曲げ角度に対応
し上金型の昇降位置、すなわち最終降下位置の位置決め
制御を行う機構となっており、曲げ作業での操作効率
化、装置のコストダウンを図ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
如き目的は、被加工板材を下ビ−ムの上端に取付けた下
駒と上ビ−ムの下端に取付けた上刃との間に挟んで曲げ
加工を行う板材折曲げ加工方法において、前記下駒を下
ビ−ムに固定状態に装着すると共に、一方の上刃を最終
降下位置に達する迄押込み移動させて被加工板材の折曲
げを行うに際し、設定した所望の折曲げ角度に対して該
上刃の昇降移動に対応する所定量のみ変位可能に上刃の
移動量を制御し、前記被加工板材の曲げ加工を行うこと
を特徴とする板材折曲げ加工方法によって達成される。
【0007】上述の如き目的を達成するために、本発明
における板材折曲げ加工装置は、被加工板材を下ビ−ム
の上端に取付けたV字型溝を有する下駒と上ビ−ムの下
端に取付けた先端鉤突起を有する上刃との間に挟んで曲
げ加工を行う板材折曲げ加工装置において、前記下駒が
下ビ−ムに固定状態に装着され被加工板材を載置する下
ビ−ム支持部と、該支持部と相対向し上刃が取付けられ
た上ビ−ム支持部と、前記支持部に連結したカム機構
と、該カム機構のカムの回転角度を検出する検出手段
と、前記検出手段により検出される出力パルスの制御手
段並びに電動制御装置と、を備えてなることを特徴とし
ている。
【0008】
【作用】上述の如き構成によれば、下駒(下金型)は下
ビ−ムに固定状態に装着されており、一方、上刃(上金
型)の最終降下位置に至る迄の上下昇降移動量は上ビ−
ム支持部に連結したカム機構のカムの回転角度から検出
された変位量を制御し、被加工板材の所望の設定曲げ角
度に対応して該上刃の最終降下位置に至る移動量が決め
られるように働く。即ち、下駒が固定されており、一
方、上刃の最終降下位置に達する移動量は前記被加工板
材の所望の設定曲げ角度に応じて決定し、これに応じて
電動機の駆動を制御するように構成されており、所定の
曲げ角度に対し上刃の最終降下位置を決定する機構を備
え、曲げ加工の押込み操作、点検、整備を行うことがで
きる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。
【0010】図1は本発明の一実施例の要部について示
す概略断面図、図2は本発明の一実施例を示すカム機構
の説明図、図3は本発明の一実施例を示す一部切欠部分
説明正面図、図4は本発明の板材折曲げ装置の要部を示
す断面概要図、図5は本発明の板材折曲げ装置の機構概
略説明図である。図中、符号2は下駒で下ビ−ム3に固
定金具等によって着脱可能に固定状態に装着されてお
り、曲げ加工において被加工板材Wを載置する。一方、
上ビ−ム支持部5では上ビ−ム4の下端には上刃6が前
記下駒2と対応した位置に着脱可能に設けられている。
また該上ビ−ム支持部5の上部には、メインシャフト7
に枢支されたカム8を備えたカム機構が連結されてお
り、前記カム機構のカム8の回転角度を検出する検出器
10が配設されている。前記カム機構に取付けた検出器
10により検出された出力パルスから前記カム8の回転
角度α1 及びα2 の変位量が計測され、この数値を制御
装置11にて制御した後、電動制御装置12を経て、電
動機13に駆動連結した構成となっている。16は受台
であり、17はフレ−ム、15はギヤボックスである。
【0011】被加工板材Wは、前記下駒2のV字形溝1
4の上面に載置され、上刃6の最終降下位置により被加
工板材Wに実際に作用する移動量、即ち下駒2のV字形
溝14内に押し込まれる押込量によって被加工板材Wの
曲げ角度θが決まり、上刃6により曲げ加工が達成され
る構成となっている。18はバックゲ−ジであり、バッ
クゲ−ジ受ブランケット19の上面に摺動自在に調整し
固定されており、20はタレ止めである。
【0012】上述の如き構成において、まず下駒2は下
ビ−ム3の上端に固定状態で装着されていると共に、一
方、本発明での制御装置11により上ビ−ム4の下端に
装着された上刃6の最終降下移動量は、下駒2に載置さ
れた被加工板材Wの折曲げ角度θに応じて決定される。
【0013】図1に示す如く、上刃6の刃先端Sの進入
と曲げ角度θとの関係についてみると、まず、被加工板
材Wの曲げ角度θは上刃6の刃先端Sが押込まれる進入
距離xと、刃先端Sのセンターから下駒2の角部の延長
線迄の距離y1 ,y2 との関係から算出される。
【0014】次に、刃先端Sの移動距離については、図
2に示すカム機構において、カム8が点Oを中心に回転
運動するとき、刃先端Sは上下運動を行い、カム8の回
転半径a、カムロッド9のP点よりQ点までの長さb、
カムロッド9のQから刃先端Sまでの長さC、刃先端S
の最終降下位置迄のS1 〜S2 の移動距離をΔLとする
と、前記点Oと最終降下位置S2 間の距離は、点O〜Q
間及び前記ΔLの距離より算出される。そして、カム角
度がα1 からα2 に回転するとき、刃先端Sの移動距離
ΔLは、前記カム機構でのa,bと、カム角度α1 及び
α2の数値を用いた三角関数の数式として算出される。
【0015】カムの回転角度は、メインシャフト7に取
り付けた検出器10の出力パルスを計数し、変位を調べ
ることにより、カムの回転角度αを計測する。このよう
にして前記刃先端Sの進入押込み距離、即ち刃先端Sの
移動距離、およびカム8に取り付けた検出器10より出
力パルスを計数し、算出された数値から求めた被加工板
材Wの折曲げ角度θに応じ、この値にもとづいて刃先端
Sの上下昇降移動距離を制御、補正して曲げ加工を行
う。
【0016】本発明においては、上刃6の刃先端Sが下
駒2上の被加工板材Wに所定の押圧力をもって当接状態
となったとき、この時点での上刃6の降下位置を該被加
工板材Wの曲げ操作開始位置として認識し、これに基づ
いて上刃6の最終降下位置を前記被加工板材Wの所望の
曲げ角度に応じて決定する。即ち、本発明では、制御装
置11は検出器10よりカム機構のカム8の回転角度よ
り検出された変位量から折曲げ角度θを求め、これに応
じて刃先の進入距離を計測設定するものであり、上刃6
の刃先端Sの進入押込み量と折れ角度との関連から、上
刃6の刃先端Sの移動距離と、カム8に取り付けた検出
器10で出力パルスを計数しカム8の回転角度を算出
し、所定の被加工板材Wの折曲げ角度θに対応し、上刃
6の刃先端Sの最終降下位置を前記被加工板材Wの折曲
げ角度に応じて決定し、電動制御装置12によりこれに
応じ駆動を制御するように構成されている。
【0017】なお、本発明は上述の実施例に限定される
ものではなく、油圧駆動式、機械式曲げ加工装置等にも
適用され、本発明の範囲内において適宜の変更を行うこ
とができ、前記実施例の他の態様で実施し得るものであ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による板材
折曲げ加工方法及び装置は、下駒を少なくとも固定状態
とし、一方の上刃を移動させ上下昇降せしめて板材を曲
げ加工するに際し、設定した所望の曲げ角度に応じて前
記上刃の上下昇降移動量を対応せしめる如く制御可能と
した構成であって、操作性が簡便、精度向上により不良
品の減少を図り得る。また下駒の駆動機構を不要とし、
さらに従来下型と上型との相対的移動量や押込量の調整
等のための設備費、電力代、補修費の節減が可能となり
省力化、コストダウンにつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部について示す概略断面
図である。
【図2】本発明の一実施例を示すカム機構の説明図であ
る。
【図3】本発明の一実施例を示す一部切欠部分説明正面
図である。
【図4】本発明の板材折曲げ装置の要部を示す断面概要
説明図である。
【図5】本発明の板材折曲げ装置の機構概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1 板材折曲げ加工装置本体 2 下駒 3 下ビ−ム 4 上ビ−ム 5 上ビ−ム支持部 6 上刃 7 メインシャフト 8 カム 9 カムロッド 10 検出器 11 制御装置 12 電動制御装置 13 電動機 14 V字形溝 15 ギヤボックス 16 受台 17 バックゲ−ジ 18 バックゲ−ジ受ブランケット 19 フレ−ム 20 タレ止め

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工板材を下ビ−ムの上端に取付けた
    V字形溝を有する下駒と上ビ−ムの下端に取付けた先端
    突起を有する上刃との間に挟んで折曲げ加工を行う板材
    折曲げ加工方法において、前記下駒を下ビ−ムに固定状
    態に装着すると共に、一方の上刃を最終降下位置に達す
    る迄移動させて押込み被加工板材の折曲げを行うに際
    し、該上ビ−ムに連結したカム機構のカムの回転角度よ
    り変位量を検出し設定した所望の折曲げ角度に対して該
    上刃の押込み移動量を制御し、被加工板材の曲げ加工を
    行うことを特徴とする板材折曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 被加工板材を下ビ−ムの上端に取付けた
    V字型溝を有する下駒と上ビ−ムの下端に取付けた先端
    突起を有する上刃との間に挟んで折曲げ加工を行う板材
    折曲げ加工装置において、前記下駒が下ビ−ムに固定状
    態に装着され被加工板材を載置する下ビ−ム支持部と、
    該支持部と相対向し上刃が取付けられた上ビ−ム支持部
    と、前記支持部に連結したカム機構と、該カム機構のカ
    ムの回転角度を検出する検出手段と、前記検出手段によ
    り検出される出力パルスの制御手段並びに電動制御装置
    と、を備えてなることを特徴とする板材折曲げ加工装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009061584A1 (en) * 2007-11-06 2009-05-14 Seoul Laser Dieboard System Co., Ltd. Device with multiple cutting elements used in folding machine
JPWO2020262678A1 (ja) * 2019-06-28 2020-12-30

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