JPH0737646Y2 - メタルウッドヘッド - Google Patents
メタルウッドヘッドInfo
- Publication number
- JPH0737646Y2 JPH0737646Y2 JP1990099560U JP9956090U JPH0737646Y2 JP H0737646 Y2 JPH0737646 Y2 JP H0737646Y2 JP 1990099560 U JP1990099560 U JP 1990099560U JP 9956090 U JP9956090 U JP 9956090U JP H0737646 Y2 JPH0737646 Y2 JP H0737646Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- weight
- metal wood
- shape
- wood head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Golf Clubs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、中空形状を有するメタルウッドヘッドの改良
に係わるものである。
に係わるものである。
（従来の技術） 従来より、公知のゴルフのヘッド内、特に金属製で中空
形状を有するメタルウッドヘッドにおいては、ヘッドの
肉厚分布を種々変化させてヘッドの重量配分の設計を最
適化する努力がなされてきた。
形状を有するメタルウッドヘッドにおいては、ヘッドの
肉厚分布を種々変化させてヘッドの重量配分の設計を最
適化する努力がなされてきた。
しかし、多くのゴルファーは、ダウンスイング時にヘッ
ドをうまく返せないため、インパクトでヘッドが開いて
しまい、そのためスライスが多くなると言った問題点を
有していた。
ドをうまく返せないため、インパクトでヘッドが開いて
しまい、そのためスライスが多くなると言った問題点を
有していた。
このヘッドの開きを防ぐためには、シャフト軸回りの、
ヘッドの慣性モーメントを大きくしてやればよいが、そ
のための方法としては、ヘッドの長さを長くするとか、
シャフト軸から最も遠い箇所に、重量を付加すると言っ
たことが試みられている。
ヘッドの慣性モーメントを大きくしてやればよいが、そ
のための方法としては、ヘッドの長さを長くするとか、
シャフト軸から最も遠い箇所に、重量を付加すると言っ
たことが試みられている。
（考案が解決しようとする課題） しかし、これら従来より公知のヘッドでは、以下のよう
な問題点を有していた。
な問題点を有していた。
即ち、前者のようにヘッドの長さを長くした場合には、
ヘッドの形状が従来と変わってしまうため、外観状どう
しても違和感が生じると言った問題点を有していた。
ヘッドの形状が従来と変わってしまうため、外観状どう
しても違和感が生じると言った問題点を有していた。
又、後者のように単純にシャフト軸から最も遠い所に、
重量を付加すると、通常のヘッド形状では、重量を設置
する位置が、ヘッドの重心位置よりも高いところに位置
するトウ部の上部先端になるため、結果的にヘッドの重
心位置が高くなり、ボールが上がり難くくなってしまう
と言った問題点を有していた。
重量を付加すると、通常のヘッド形状では、重量を設置
する位置が、ヘッドの重心位置よりも高いところに位置
するトウ部の上部先端になるため、結果的にヘッドの重
心位置が高くなり、ボールが上がり難くくなってしまう
と言った問題点を有していた。
更に、その位置ではアドレス時に重量付加部がゴルファ
ーの目に入るので、プレイの際の集中力を妨げると言っ
た問題点を有していた。
ーの目に入るので、プレイの際の集中力を妨げると言っ
た問題点を有していた。
（課題を解決するための手段） 本考案は、これら従来の欠点に鑑み、最適な慣性モーメ
ントを付与することにより、ダウンスイング時にヘッド
をうまく返せるようにして、インパクト時のヘッドの開
きを防止し、スライスを防止するようなヘッドを提供す
ることを目的になされたものである。
ントを付与することにより、ダウンスイング時にヘッド
をうまく返せるようにして、インパクト時のヘッドの開
きを防止し、スライスを防止するようなヘッドを提供す
ることを目的になされたものである。
即ち、中空部を有するメタルウッドヘッドにおいて、該
メタルウッドヘッドのトウ部のヘッド重心高さ相当部
に、フェース部方向からバック部方向にかけて、長楕円
形状に突出した重量付加部を形成したことを特徴とする
メタルウッドヘッドである。
メタルウッドヘッドのトウ部のヘッド重心高さ相当部
に、フェース部方向からバック部方向にかけて、長楕円
形状に突出した重量付加部を形成したことを特徴とする
メタルウッドヘッドである。
（作用） 本考案は、以上のように、重量付加部の高さを一般的な
ヘッドの重心高さに相当する部分に設定し、且つ長楕円
形状にしたことにより、従来の重量付加部をヘッドのト
ウ上部に形成したものと比較して、ヘッドの重心位置を
低く設定出来ると共に、トウ部のフェース部からバック
部にかけての範囲に重量配分が可能となり、慣性モーメ
ントもより大きくなることからボールが上がり易くなる
と言った作用が顕著に現われるものである。
ヘッドの重心高さに相当する部分に設定し、且つ長楕円
形状にしたことにより、従来の重量付加部をヘッドのト
ウ上部に形成したものと比較して、ヘッドの重心位置を
低く設定出来ると共に、トウ部のフェース部からバック
部にかけての範囲に重量配分が可能となり、慣性モーメ
ントもより大きくなることからボールが上がり易くなる
と言った作用が顕著に現われるものである。
更に、重量付加部を従来のものと異なり、ヘッドのトウ
上部よりも低い位置に設定しているため、該重量付加部
がアドレス時にゴルファーの目に入らないため、プレー
中の集中力を妨げると言ったこともなく、良好なプレー
が可能となる。
上部よりも低い位置に設定しているため、該重量付加部
がアドレス時にゴルファーの目に入らないため、プレー
中の集中力を妨げると言ったこともなく、良好なプレー
が可能となる。
一例として、本考案者らは、シャフト軸から70mmの所
に、約8gの長楕円形状の重量を付加することで、シャフ
ト軸回りのヘッドの慣性モーメントを約10％大きくする
ことが可能となり、スライスボールの発生も大きく減少
する作用があることを確認した。
に、約8gの長楕円形状の重量を付加することで、シャフ
ト軸回りのヘッドの慣性モーメントを約10％大きくする
ことが可能となり、スライスボールの発生も大きく減少
する作用があることを確認した。
更に、本考案においては、重量付加部の形状を長楕円形
状にしてあるが、これは、インパクト時のヘッドスピー
ドが時速180キロ以上にもなるゴルフにおいては、重量
付加部の形状が最適でないと、空気抵抗が増加してしま
いヘッドスピードの面では従来品より劣ってしまうこと
から、本考案の重量付加部の形状である長楕円形状にし
たものである。
状にしてあるが、これは、インパクト時のヘッドスピー
ドが時速180キロ以上にもなるゴルフにおいては、重量
付加部の形状が最適でないと、空気抵抗が増加してしま
いヘッドスピードの面では従来品より劣ってしまうこと
から、本考案の重量付加部の形状である長楕円形状にし
たものである。
本考案者らの実験により、重量付加部の形状を直方体形
状にした場合には、長楕円形状にした場合に比較して、
約15％も空気抵抗が増加することが判明した。
状にした場合には、長楕円形状にした場合に比較して、
約15％も空気抵抗が増加することが判明した。
即ち、本考案の長楕円形状の重量付加部の形状にするこ
とにより、空気の流れがスムーズになり、空気抵抗を増
加させる渦流の発生も防止出来ると言った作用が生じる
ものである。
とにより、空気の流れがスムーズになり、空気抵抗を増
加させる渦流の発生も防止出来ると言った作用が生じる
ものである。
（実施例） 本考案を実施例に基づいて、説明すれば、第１図に示す
ように、中空部２を有するメタルウッドヘッド１におい
て、該メタルウッドヘッド１のトウ部３のヘッド重心高
さ相当部４に、フェース部５方向からバック部６方向に
かけて、長楕円形状に突出した重量付加部７を形成した
ことを特徴とするメタルウッドヘッドである。
ように、中空部２を有するメタルウッドヘッド１におい
て、該メタルウッドヘッド１のトウ部３のヘッド重心高
さ相当部４に、フェース部５方向からバック部６方向に
かけて、長楕円形状に突出した重量付加部７を形成した
ことを特徴とするメタルウッドヘッドである。
（考案の効果） 本考案は、以上のように、重量付加部の高さを一般的な
ヘッドの重心高さに相当する部分に設定したことによ
り、ヘッドの重心位置を従来の重量付加部をヘッドのト
ウ上部に形成したものと比較して、低い位置に設定出来
るため、ボールが上がり易くなると言った効果が生じる
ものである。
ヘッドの重心高さに相当する部分に設定したことによ
り、ヘッドの重心位置を従来の重量付加部をヘッドのト
ウ上部に形成したものと比較して、低い位置に設定出来
るため、ボールが上がり易くなると言った効果が生じる
ものである。
更に、重量付加部を従来のものと異なる、ヘッドのトウ
上部よりも低い位置に設定したことにより、該重量付加
部がアドレス時にゴルファーの目に入らないようになる
ため、プレー中の集中力を妨げると言ったことも防止出
来て、良好なプレーが可能となるものである。
上部よりも低い位置に設定したことにより、該重量付加
部がアドレス時にゴルファーの目に入らないようになる
ため、プレー中の集中力を妨げると言ったことも防止出
来て、良好なプレーが可能となるものである。
又、シャフト軸回りのヘッドの慣性モーメントを大きく
することが可能となることから、スライスボールの発生
も大きく減少できると言った効果を奏するものである。
することが可能となることから、スライスボールの発生
も大きく減少できると言った効果を奏するものである。
更に、本考案においては、重量付加部の形状を長楕円形
状にしてあるが、これは、インパクト時のヘッドスピー
ドが時速180キロ以上にもなるゴルフにおいては、重量
付加部の形状が最適でないと、空気抵抗が増加してしま
い却ってヘッドスピードの面では従来品より劣ってしま
うことから、長楕円形状の重量付加部の形状にすること
により、空気の流れがスムーズになり、空気抵抗を増加
させる渦流の発生も防止出来ると言った効果が生じるも
のである。
状にしてあるが、これは、インパクト時のヘッドスピー
ドが時速180キロ以上にもなるゴルフにおいては、重量
付加部の形状が最適でないと、空気抵抗が増加してしま
い却ってヘッドスピードの面では従来品より劣ってしま
うことから、長楕円形状の重量付加部の形状にすること
により、空気の流れがスムーズになり、空気抵抗を増加
させる渦流の発生も防止出来ると言った効果が生じるも
のである。
以上のように、本考案には、従来のヘッドにはない種々
の効果を奏するものである。
の効果を奏するものである。
第１図は、本考案に係わるメタルウッドヘッドを示す斜
視図。第２図は、第１図のＡ−Ａ部分の断面を示す要部
断面図。 1:メタルウッドヘッド、2:中空部、3:トウ部、4:ヘッド
重心高さ相当部、5:フェース部、6:バック部、7:重量付
加部。
視図。第２図は、第１図のＡ−Ａ部分の断面を示す要部
断面図。 1:メタルウッドヘッド、2:中空部、3:トウ部、4:ヘッド
重心高さ相当部、5:フェース部、6:バック部、7:重量付
加部。
Claims (1)
- 【請求項１】中空部を有するメタルウッドヘッドにおい
て、該メタルウッドヘッドのトウ部のヘッド重心高さ相
当部に、フェース部方向からバック部方向にかけて、長
楕円形状に突出した重量付加部を形成したことを特徴と
するメタルウッドヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990099560U JPH0737646Y2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | メタルウッドヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990099560U JPH0737646Y2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | メタルウッドヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0346360U JPH0346360U (ja) | 1991-04-30 |
| JPH0737646Y2 true JPH0737646Y2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=31648605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990099560U Expired - Fee Related JPH0737646Y2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | メタルウッドヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0737646Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5756305B2 (ja) * | 2011-03-02 | 2015-07-29 | ダンロップスポーツ株式会社 | ゴルフクラブヘッド及びそれを用いたゴルフクラブ |
-
1990
- 1990-09-20 JP JP1990099560U patent/JPH0737646Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0346360U (ja) | 1991-04-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |