JPH11244425A - ゴルフクラブセット - Google Patents
ゴルフクラブセットInfo
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- JPH11244425A JPH11244425A JP10051877A JP5187798A JPH11244425A JP H11244425 A JPH11244425 A JP H11244425A JP 10051877 A JP10051877 A JP 10051877A JP 5187798 A JP5187798 A JP 5187798A JP H11244425 A JPH11244425 A JP H11244425A
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- Japan
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- iron
- head
- count
- ball
- golf club
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明はゴルフクラブセットに関し、主とし
てロングアイアンに於ける打球の飛距離と方向性の改善
を図ったゴルフクラブセットを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ロングアイアン，ミドルアイアン，ショ
ートアイアンからなるゴルフクラブセットに於て、所定
番手のアイアンクラブより低番手側のヘッドのフェース
部の高さを、当該所定番手のヘッドと同一の高さに形成
し、ヘッドのソール幅を、上記所定番手のアイアンクラ
ブから番手が下がるに従い大きく形成すると共に、ヘッ
ドの重心から当該ヘッドに挿着したシャフトの軸線に下
ろした垂線の長さを、上記所定番手のアイアンクラブか
ら番手が下がるに従い短くした。
てロングアイアンに於ける打球の飛距離と方向性の改善
を図ったゴルフクラブセットを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ロングアイアン，ミドルアイアン，ショ
ートアイアンからなるゴルフクラブセットに於て、所定
番手のアイアンクラブより低番手側のヘッドのフェース
部の高さを、当該所定番手のヘッドと同一の高さに形成
し、ヘッドのソール幅を、上記所定番手のアイアンクラ
ブから番手が下がるに従い大きく形成すると共に、ヘッ
ドの重心から当該ヘッドに挿着したシャフトの軸線に下
ろした垂線の長さを、上記所定番手のアイアンクラブか
ら番手が下がるに従い短くした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はロングアイアン，ミ
ドルアイアン及びショートアイアンからなるゴルフクラ
ブセットに関する。
ドルアイアン及びショートアイアンからなるゴルフクラ
ブセットに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、アイアンクラブからなるゴルフ
クラブセットは、２番又は３番のロングアイアンから９
番までのショートアイアンとピッチングウェッジやサン
ドウェッジ等の複数本のゴルフクラブで構成されてお
り、番手が上がるに従いロフト角が大きく設定されてい
る。
クラブセットは、２番又は３番のロングアイアンから９
番までのショートアイアンとピッチングウェッジやサン
ドウェッジ等の複数本のゴルフクラブで構成されてお
り、番手が上がるに従いロフト角が大きく設定されてい
る。
【０００３】そして、“ロングはやさしく、ショートは
シャープに！”と称されるように、ロングアイアンでは
ボールを捉え易く飛距離がでる機能を、そして、ミドル
アイアン，ショートアイアンへと番手が上がるに従い、
スピンのきいた切れ味の鋭いショットが可能となるよう
に、従来、各番手の機能を追求する様々な提案がなされ
ている。
シャープに！”と称されるように、ロングアイアンでは
ボールを捉え易く飛距離がでる機能を、そして、ミドル
アイアン，ショートアイアンへと番手が上がるに従い、
スピンのきいた切れ味の鋭いショットが可能となるよう
に、従来、各番手の機能を追求する様々な提案がなされ
ている。
【０００４】例えば特開平８−２５７１７３号公報に
は、ヘッドのソール幅をロングアイアンからショートア
イアンへと番手が上がるに従い小さくすると共に、従来
に比しヘッドのスイートスポットの位置を番手が上がる
に従い高くしたゴルフクラブセットが開示されている。
而して、斯かるゴルフクラブセットによれば、ロングア
イアンのヘッドのソール幅が大きいため、打球時に地面
へのヘッドの食い込みが少なくなってはらい打ちが可能
となり、又、ミドルアイアンからショートアイアンにな
るに従い、ヘッドのソール幅が小さく成形されているた
め、打球時にヘッドが地面に食い込んでボールに確実に
スピンをきかせることが可能となる。
は、ヘッドのソール幅をロングアイアンからショートア
イアンへと番手が上がるに従い小さくすると共に、従来
に比しヘッドのスイートスポットの位置を番手が上がる
に従い高くしたゴルフクラブセットが開示されている。
而して、斯かるゴルフクラブセットによれば、ロングア
イアンのヘッドのソール幅が大きいため、打球時に地面
へのヘッドの食い込みが少なくなってはらい打ちが可能
となり、又、ミドルアイアンからショートアイアンにな
るに従い、ヘッドのソール幅が小さく成形されているた
め、打球時にヘッドが地面に食い込んでボールに確実に
スピンをきかせることが可能となる。
【０００５】而も、斯様にヘッドが地面に食い込んでボ
ールに対するフェースの位置が下がっても、このゴルフ
クラブセットは番手が上がるに従いスイートスポットの
位置を高くしているため、打球時のボールに対するスイ
ートスポットの位置がヘッドの上下方向で合わせ易く、
ボールをスイートスポットで打球することが容易とな
る。
ールに対するフェースの位置が下がっても、このゴルフ
クラブセットは番手が上がるに従いスイートスポットの
位置を高くしているため、打球時のボールに対するスイ
ートスポットの位置がヘッドの上下方向で合わせ易く、
ボールをスイートスポットで打球することが容易とな
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来、この
種のゴルフクラブセットにあっては、上述したようにシ
ョートアイアンへと番手が上がるに従いロフト角を大き
くしているため、ロングアイアンへと番手が下がるに従
いヘッドのフェース部の高さが高く形成され、この結
果、ヘッドの重心位置が高くなってボールが上がり難く
飛距離がでないといった欠点が指摘されている。
種のゴルフクラブセットにあっては、上述したようにシ
ョートアイアンへと番手が上がるに従いロフト角を大き
くしているため、ロングアイアンへと番手が下がるに従
いヘッドのフェース部の高さが高く形成され、この結
果、ヘッドの重心位置が高くなってボールが上がり難く
飛距離がでないといった欠点が指摘されている。
【０００７】そして、上記特開平８−２５７１７３号公
報に開示されたゴルフクラブセットにあっては、従来に
比しヘッドのスイートスポットの位置を番手が上がるに
従い高くしているが、ロングアイアンに於ける重心位置
は何ら考慮されておらず、このため、従来と同様、ロン
グアイアンに於けるヘッドの重心位置が依然として高
く、ボールが上がり難く飛距離がでない虞があった。
報に開示されたゴルフクラブセットにあっては、従来に
比しヘッドのスイートスポットの位置を番手が上がるに
従い高くしているが、ロングアイアンに於ける重心位置
は何ら考慮されておらず、このため、従来と同様、ロン
グアイアンに於けるヘッドの重心位置が依然として高
く、ボールが上がり難く飛距離がでない虞があった。
【０００８】而も、ロングアイアンのソール幅を大きく
すると、これに伴いヘッドのトゥ側の重量が増加するた
め、重心位置がトゥ側へ移動して重心距離、即ち、ヘッ
ドの重心からシャフトの軸線に下ろした垂線の長さが長
くなって、打球時にヘッドのフェース部が返り難く打球
がスライス傾向になってしまう虞があるが、上記ゴルフ
クラブセットにあっては、斯かる問題に対する対策は何
ら講じられていなかった。
すると、これに伴いヘッドのトゥ側の重量が増加するた
め、重心位置がトゥ側へ移動して重心距離、即ち、ヘッ
ドの重心からシャフトの軸線に下ろした垂線の長さが長
くなって、打球時にヘッドのフェース部が返り難く打球
がスライス傾向になってしまう虞があるが、上記ゴルフ
クラブセットにあっては、斯かる問題に対する対策は何
ら講じられていなかった。
【０００９】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、主としてロングアイアンに於ける打球の飛距離と方
向性の改善を図ったゴルフクラブセットを提供すること
を目的とする。
で、主としてロングアイアンに於ける打球の飛距離と方
向性の改善を図ったゴルフクラブセットを提供すること
を目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項１に係る発明は、ロングアイアン，ミドルア
イアン及びショートアイアンからなるゴルフクラブセッ
トに於て、所定番手のアイアンクラブより低番手側のヘ
ッドのフェース部の高さを、当該所定番手のヘッドのフ
ェース部と同一の高さに形成し、ヘッドのソール幅を、
上記所定番手のアイアンクラブから番手が下がるに従い
大きく形成すると共に、ヘッドの重心から当該ヘッドに
挿着したシャフトの軸線に下ろした垂線の長さを、上記
所定番手のアイアンクラブから番手が下がるに従い短く
したことを特徴とする。
め、請求項１に係る発明は、ロングアイアン，ミドルア
イアン及びショートアイアンからなるゴルフクラブセッ
トに於て、所定番手のアイアンクラブより低番手側のヘ
ッドのフェース部の高さを、当該所定番手のヘッドのフ
ェース部と同一の高さに形成し、ヘッドのソール幅を、
上記所定番手のアイアンクラブから番手が下がるに従い
大きく形成すると共に、ヘッドの重心から当該ヘッドに
挿着したシャフトの軸線に下ろした垂線の長さを、上記
所定番手のアイアンクラブから番手が下がるに従い短く
したことを特徴とする。
【００１１】そして、請求項２に係る発明は、請求項１
記載のゴルフクラブセットに於て、所定番手のアイアン
クラブから番手が下がるに従い、ヘッドのリーディング
エッジとシャフトの軸線までの距離を短くしたことを特
徴とし、請求項３に係る発明は、請求項１又は請求項２
記載のゴルフクラブセットに於て、所定番手のアイアン
クラブから番手が下がるに従い、ヘッドのフェース部の
肉厚を小さくしたことを特徴とする。
記載のゴルフクラブセットに於て、所定番手のアイアン
クラブから番手が下がるに従い、ヘッドのリーディング
エッジとシャフトの軸線までの距離を短くしたことを特
徴とし、請求項３に係る発明は、請求項１又は請求項２
記載のゴルフクラブセットに於て、所定番手のアイアン
クラブから番手が下がるに従い、ヘッドのフェース部の
肉厚を小さくしたことを特徴とする。
【００１２】（作用）各アイアンクラブでボールを打球
する場合、プレーヤーはロングアイアンでは飛距離を確
保するためにボールを強打し、又、ミドルアイアン，シ
ョートアイアンになるに従いスピンをきかせて狙った位
置にボールをコントロールしようとするが、請求項１に
係る発明によれば、番手が下がるに従いヘッドのソール
幅が大きくなっているため、地面へのヘッドの食い込み
が少なくなってはらい打ちが可能となり、而も、ヘッド
の低重心化が図られていることも相俟って、強打された
ボールは上がり遠くへ飛ばされることとなる。
する場合、プレーヤーはロングアイアンでは飛距離を確
保するためにボールを強打し、又、ミドルアイアン，シ
ョートアイアンになるに従いスピンをきかせて狙った位
置にボールをコントロールしようとするが、請求項１に
係る発明によれば、番手が下がるに従いヘッドのソール
幅が大きくなっているため、地面へのヘッドの食い込み
が少なくなってはらい打ちが可能となり、而も、ヘッド
の低重心化が図られていることも相俟って、強打された
ボールは上がり遠くへ飛ばされることとなる。
【００１３】そして、番手が上がるに従いヘッドのソー
ル幅は順次小さく成形されているため、打球時にヘッド
が地面に食い込んでボールにスピンがかけられることと
なる。又、所定番手から番手が下がるに従い重心距離が
短くなっているため、打球時にヘッドの開きがなくな
り、打球のスライスが防止される。そして、請求項２に
係る発明によれば、所定番手から番手が下がるに従い、
フェースプログレッションが順次小さくなって重心アン
グルが大きくなるので、打球時にヘッドの開きがなくな
って打球のスライスが防止され、逆に番手が上がるに従
い重心アングルが小さくなるため、打球時にヘッドが返
り難くトゥ側が開いて打球のフックが防止される。
ル幅は順次小さく成形されているため、打球時にヘッド
が地面に食い込んでボールにスピンがかけられることと
なる。又、所定番手から番手が下がるに従い重心距離が
短くなっているため、打球時にヘッドの開きがなくな
り、打球のスライスが防止される。そして、請求項２に
係る発明によれば、所定番手から番手が下がるに従い、
フェースプログレッションが順次小さくなって重心アン
グルが大きくなるので、打球時にヘッドの開きがなくな
って打球のスライスが防止され、逆に番手が上がるに従
い重心アングルが小さくなるため、打球時にヘッドが返
り難くトゥ側が開いて打球のフックが防止される。
【００１４】又、請求項３に係る発明にあっては、フェ
ース部の肉厚が番手が下がるに従い小さくなっているの
で、打球時に於けるヘッドの慣性モーメントが大きくな
ってヘッドのブレが防止され、又、所定番手からと番手
が上がるに従い、打球時にヘッドの返りがよくなってボ
ールが高く打球されることとなる。
ース部の肉厚が番手が下がるに従い小さくなっているの
で、打球時に於けるヘッドの慣性モーメントが大きくな
ってヘッドのブレが防止され、又、所定番手からと番手
が上がるに従い、打球時にヘッドの返りがよくなってボ
ールが高く打球されることとなる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。
基づき詳細に説明する。
【００１６】図１は請求項１乃至請求項３の一実施形態
に係るゴルフクラブセットのショートアイアン（７番ア
イアン）のヘッド、図２はミドルアイアン（５番アイア
ン），図３はロングアイアン（２番アイアン）のヘッド
を示し、各ヘッド１〜３は、いずれもホーゼル部１ａ〜
３ａやソール部１ｂ〜３ｂ，フェース部１ｃ〜３ｃ等が
ステンレスやチタンで一体成形されて、図４に示すよう
にロングアイアンへと番手が下がるに従い、フェース部
１ｃ〜３ｃのロフト角θ1 〜θ3 が順次小さくなってい
る。
に係るゴルフクラブセットのショートアイアン（７番ア
イアン）のヘッド、図２はミドルアイアン（５番アイア
ン），図３はロングアイアン（２番アイアン）のヘッド
を示し、各ヘッド１〜３は、いずれもホーゼル部１ａ〜
３ａやソール部１ｂ〜３ｂ，フェース部１ｃ〜３ｃ等が
ステンレスやチタンで一体成形されて、図４に示すよう
にロングアイアンへと番手が下がるに従い、フェース部
１ｃ〜３ｃのロフト角θ1 〜θ3 が順次小さくなってい
る。
【００１７】そして、各ホーゼル部１ａ〜３ａに、各番
手に応じた長さのシャフト４〜６が挿着されている。而
して、上記ヘッド１は、従来周知の一般的なゴルフクラ
ブセットの７番アイアンと同一形状，同一寸法を以って
成形されているが、図４に示すように本実施形態は、７
番アイアンより低番手側の総ての番手に亘って、ヘッド
２，３のフェース部２ｃ，３ｃの高さＨをヘッド１のフ
ェース部１ｃの高さＨと同じくすると共に、７番アイア
ンからロングアイアンへと番手が下がるに従い、ホーゼ
ル部１ａ〜３ａの高さｈ1 〜ｈ3 を順次低く成形して、
ロングアイアンに於けるヘッド３の低重心化を図ってい
る。
手に応じた長さのシャフト４〜６が挿着されている。而
して、上記ヘッド１は、従来周知の一般的なゴルフクラ
ブセットの７番アイアンと同一形状，同一寸法を以って
成形されているが、図４に示すように本実施形態は、７
番アイアンより低番手側の総ての番手に亘って、ヘッド
２，３のフェース部２ｃ，３ｃの高さＨをヘッド１のフ
ェース部１ｃの高さＨと同じくすると共に、７番アイア
ンからロングアイアンへと番手が下がるに従い、ホーゼ
ル部１ａ〜３ａの高さｈ1 〜ｈ3 を順次低く成形して、
ロングアイアンに於けるヘッド３の低重心化を図ってい
る。
【００１８】又、本実施形態も、図４に示すように７番
アイアンからロングアイアンへと番手が下がるに従い、
ヘッド１〜３のソール幅ｎ1 〜ｎ3 を順次大きくするこ
とで、ロングアイアンの打球時に地面への食い込みを少
なくしてはらい打ちを可能にすると共に、高番手アイア
ンの打球時にヘッド１，２が地面に食い込んで、ボール
にスピンをきかせることができるようになっている。
アイアンからロングアイアンへと番手が下がるに従い、
ヘッド１〜３のソール幅ｎ1 〜ｎ3 を順次大きくするこ
とで、ロングアイアンの打球時に地面への食い込みを少
なくしてはらい打ちを可能にすると共に、高番手アイア
ンの打球時にヘッド１，２が地面に食い込んで、ボール
にスピンをきかせることができるようになっている。
【００１９】更に又、本実施形態は、図５に示すように
７番アイアンからロングアイアンへと番手が下がるに従
い、フェースプログレッションｒ1 〜ｒ3 、即ち、各ヘ
ッド１〜３のリーディングエッジ１ｄ〜３ｄとシャフト
軸線Ｌ1 〜Ｌ3 までの距離が順次小さくなるように、ロ
ングアイアンへと番手が下がるに従いホーゼル部２ａ，
３ａをヘッド２，３のバック側へ順次変位させて設ける
と共に、図１乃至図３に示すようにヘッド１〜３の重心
Ｇ1 〜Ｇ3 を、夫々、フェース部１ｃ〜３ｃの左右方向
の中央部に配置し、そして、７番アイアンからロングア
イアンへと番手が下がるに従いヘッド１〜３の重心距離
ｑ1 〜ｑ3 、即ち、各ヘッド１〜３の重心Ｇ1 〜Ｇ3 か
ら夫々のシャフト軸線Ｌ1 〜Ｌ3 へ下ろした垂線の長さ
が順次短くなるように、ホーゼル部２ａ，３ａをヘッド
２，３のトゥ側へ順次変位させた構造となっている。
７番アイアンからロングアイアンへと番手が下がるに従
い、フェースプログレッションｒ1 〜ｒ3 、即ち、各ヘ
ッド１〜３のリーディングエッジ１ｄ〜３ｄとシャフト
軸線Ｌ1 〜Ｌ3 までの距離が順次小さくなるように、ロ
ングアイアンへと番手が下がるに従いホーゼル部２ａ，
３ａをヘッド２，３のバック側へ順次変位させて設ける
と共に、図１乃至図３に示すようにヘッド１〜３の重心
Ｇ1 〜Ｇ3 を、夫々、フェース部１ｃ〜３ｃの左右方向
の中央部に配置し、そして、７番アイアンからロングア
イアンへと番手が下がるに従いヘッド１〜３の重心距離
ｑ1 〜ｑ3 、即ち、各ヘッド１〜３の重心Ｇ1 〜Ｇ3 か
ら夫々のシャフト軸線Ｌ1 〜Ｌ3 へ下ろした垂線の長さ
が順次短くなるように、ホーゼル部２ａ，３ａをヘッド
２，３のトゥ側へ順次変位させた構造となっている。
【００２０】そして、図５に示すように従来と同様、各
ヘッド１〜３のバック部１ｅ〜３ｅには凹状のキャビテ
ィ１ｆ〜３ｆが形成されており、斯様にヘッド１〜３を
キャビティバックとすることで、ヘッド１〜３の重量が
周縁部に分散されて打球時に大きな慣性モーメントが得
られるようになっているが、図５に示すように本実施形
態は、７番アイアンからロングアイアンへと番手が下が
るに従い、フェース部１ｃ〜３ｃの打球面の肉厚ｍ1 〜
ｍ3 を順次小さくしており、斯様にロングアイアンへと
番手が下がるに従い打球面の肉厚ｍ1 〜ｍ3 を小さくす
ることで、ロングアイアンへと番手が下がるに従いヘッ
ド１〜３のソール幅ｎ1 〜ｎ3 を大きくしたことと相俟
って、打球時にロングアイアン側のヘッド３の慣性モー
メントが大きくなってヘッド３のブレが防止できるよう
になっている。
ヘッド１〜３のバック部１ｅ〜３ｅには凹状のキャビテ
ィ１ｆ〜３ｆが形成されており、斯様にヘッド１〜３を
キャビティバックとすることで、ヘッド１〜３の重量が
周縁部に分散されて打球時に大きな慣性モーメントが得
られるようになっているが、図５に示すように本実施形
態は、７番アイアンからロングアイアンへと番手が下が
るに従い、フェース部１ｃ〜３ｃの打球面の肉厚ｍ1 〜
ｍ3 を順次小さくしており、斯様にロングアイアンへと
番手が下がるに従い打球面の肉厚ｍ1 〜ｍ3 を小さくす
ることで、ロングアイアンへと番手が下がるに従いヘッ
ド１〜３のソール幅ｎ1 〜ｎ3 を大きくしたことと相俟
って、打球時にロングアイアン側のヘッド３の慣性モー
メントが大きくなってヘッド３のブレが防止できるよう
になっている。
【００２１】尚、本実施形態は、７番アイアンを所定番
手としてこれより低番手側のアイアンクラブを上述の如
き構成としたが、５番アイアンを得意とするプレイヤー
（例えば上級者）には、５番アイアンを所定番手として
２，３，４番アイアンを上述の如き構成に、又、７番ア
イアンを得意とするプレイヤー（例えば中級者）には、
上述したように７番アイアンを所定番手として２〜６番
アイアンを本実施形態の如き構成に、更に９番アイアン
を得意とするプレイヤー（例えば初心者）には、９番ア
イアンを所定番手として２〜８番アイアンを上述の如き
構成としてもよい。
手としてこれより低番手側のアイアンクラブを上述の如
き構成としたが、５番アイアンを得意とするプレイヤー
（例えば上級者）には、５番アイアンを所定番手として
２，３，４番アイアンを上述の如き構成に、又、７番ア
イアンを得意とするプレイヤー（例えば中級者）には、
上述したように７番アイアンを所定番手として２〜６番
アイアンを本実施形態の如き構成に、更に９番アイアン
を得意とするプレイヤー（例えば初心者）には、９番ア
イアンを所定番手として２〜８番アイアンを上述の如き
構成としてもよい。
【００２２】又、図示しないが、本実施形態に於ける８
番，９番アイアンは、従来のゴルフクラブセットの８，
９番アイアンと同一形状，同一寸法を以って成形されて
いる。本実施形態はこのように構成されているから、各
アイアンクラブでボールを打球する場合、プレーヤーは
ロングアイアンでは飛距離を確保するためにボールを強
打し、又、ミドルアイアン，ショートアイアンになるに
従いスピンをきかせて狙った位置にボールをコントロー
ルしようとするが、ロングアイアンでは、ヘッド３のソ
ール幅ｎ3 がミドルアイアン，ショートアイアンより大
きいため、地面へのヘッド３の食い込みが少なくなって
はらい打ちが可能となり、又、フェース部３ｃの肉厚ｍ
3 がミドルアイアン，ショートアイアンより小さく、打
球時に於けるヘッド３の慣性モーメントが大きくなって
いるため打球時にヘッド３のブレが防止され、而も、ロ
ングアイアンのヘッド３の低重心化が図られていること
も相俟って、強打されたボールは上がり遠くへ飛ばされ
ることとなる。
番，９番アイアンは、従来のゴルフクラブセットの８，
９番アイアンと同一形状，同一寸法を以って成形されて
いる。本実施形態はこのように構成されているから、各
アイアンクラブでボールを打球する場合、プレーヤーは
ロングアイアンでは飛距離を確保するためにボールを強
打し、又、ミドルアイアン，ショートアイアンになるに
従いスピンをきかせて狙った位置にボールをコントロー
ルしようとするが、ロングアイアンでは、ヘッド３のソ
ール幅ｎ3 がミドルアイアン，ショートアイアンより大
きいため、地面へのヘッド３の食い込みが少なくなって
はらい打ちが可能となり、又、フェース部３ｃの肉厚ｍ
3 がミドルアイアン，ショートアイアンより小さく、打
球時に於けるヘッド３の慣性モーメントが大きくなって
いるため打球時にヘッド３のブレが防止され、而も、ロ
ングアイアンのヘッド３の低重心化が図られていること
も相俟って、強打されたボールは上がり遠くへ飛ばされ
ることとなる。
【００２３】加えて、本実施形態では、図１乃至図３に
示すように７番アイアンからロングアイアンへと番手が
下がるに従い重心距離ｑ1 〜ｑ3 を短くし、且つフェー
スプログレッションｒ1 〜ｒ3 を順次小さくして重心ア
ングルを大きくしたので、ロングアイアンでは打球時に
ヘッド３の開きがなくなって打球のスライスが防止さ
れ、逆に重心アングルの小さいショートアイアンでは、
打球時にヘッド１，２が返り難くトゥ側が開いて打球の
フックが防止される。
示すように７番アイアンからロングアイアンへと番手が
下がるに従い重心距離ｑ1 〜ｑ3 を短くし、且つフェー
スプログレッションｒ1 〜ｒ3 を順次小さくして重心ア
ングルを大きくしたので、ロングアイアンでは打球時に
ヘッド３の開きがなくなって打球のスライスが防止さ
れ、逆に重心アングルの小さいショートアイアンでは、
打球時にヘッド１，２が返り難くトゥ側が開いて打球の
フックが防止される。
【００２４】そして、番手が上がるに従いヘッド１，２
のソール幅ｎ1，ｎ2が順次小さく成形されているため、
打球時にヘッド１，２が地面に食い込んでボールにスピ
ンがかかることとなる。而も、ミドルアイアン，ショー
トアイアンへと番手が上がるに従い、フェース部１ｃ，
２ｃの肉厚ｍ1，ｍ2が順次大きくなっているため、打球
時にヘッド１，２の返りがよくなってボールが高く打球
されることとなる。
のソール幅ｎ1，ｎ2が順次小さく成形されているため、
打球時にヘッド１，２が地面に食い込んでボールにスピ
ンがかかることとなる。而も、ミドルアイアン，ショー
トアイアンへと番手が上がるに従い、フェース部１ｃ，
２ｃの肉厚ｍ1，ｍ2が順次大きくなっているため、打球
時にヘッド１，２の返りがよくなってボールが高く打球
されることとなる。
【００２５】従って、本実施形態によれば、従来に比し
ロングアイアンに於ける打球の飛距離と方向性が著しく
向上すると共に、ミドルアイアン，ショートアイアンに
あっても、スピンのきいた切れ味の鋭いショットが可能
となる。
ロングアイアンに於ける打球の飛距離と方向性が著しく
向上すると共に、ミドルアイアン，ショートアイアンに
あっても、スピンのきいた切れ味の鋭いショットが可能
となる。
【００２６】
【発明の効果】以上述べたように、請求項１に係るゴル
フクラブセットによれば、番手が下がるに従いヘッドの
低重心化が図られたので、従来に比しボールを上げ易く
飛距離が確保でき、又、ボールの打球時にヘッドの開き
がなくなり、打球のスライスが防止できる効果を有す
る。
フクラブセットによれば、番手が下がるに従いヘッドの
低重心化が図られたので、従来に比しボールを上げ易く
飛距離が確保でき、又、ボールの打球時にヘッドの開き
がなくなり、打球のスライスが防止できる効果を有す
る。
【００２７】そして、請求項２に係る発明によれば、番
手が下がるに従い重心アングルが大きくなるので、打球
時にヘッドの開きがなくなって打球のスライスがより確
実に防止でき、逆に番手が上がるに従い重心アングルが
小さくなるため、打球時にヘッドが返り難くトゥ側が開
いて打球のフックを防止することができる。更に又、請
求項３に係る発明によれば、番手が下がるに従い打球時
に於けるヘッドの慣性モーメントが大きくなるため、打
球時にヘッドのブレが防止でき、そして、番手が上がる
に従いフェース部の肉厚が順次大きくなるため、打球時
にヘッドの返りがよくなってボールを高く打球すること
が可能となる。
手が下がるに従い重心アングルが大きくなるので、打球
時にヘッドの開きがなくなって打球のスライスがより確
実に防止でき、逆に番手が上がるに従い重心アングルが
小さくなるため、打球時にヘッドが返り難くトゥ側が開
いて打球のフックを防止することができる。更に又、請
求項３に係る発明によれば、番手が下がるに従い打球時
に於けるヘッドの慣性モーメントが大きくなるため、打
球時にヘッドのブレが防止でき、そして、番手が上がる
に従いフェース部の肉厚が順次大きくなるため、打球時
にヘッドの返りがよくなってボールを高く打球すること
が可能となる。
【図１】請求項１乃至請求項３の一実施形態に於ける７
番アイアンのヘッドの正面図である。
番アイアンのヘッドの正面図である。
【図２】請求項１乃至請求項３の一実施形態に於ける５
番アイアンのヘッドの正面図である。
番アイアンのヘッドの正面図である。
【図３】請求項１乃至請求項３の一実施形態に於ける２
番アイアンのヘッドの正面図である。
番アイアンのヘッドの正面図である。
【図４】図１乃至図３に示す各ヘッドの側面図である。
【図５】図１乃至図３に示す各ヘッドの断面図である。
１，２，３ ヘッド １ａ，２ａ，３ａ ホーゼル部 １ｂ，２ｂ，３ｂ ソール部 １ｃ，２ｃ，３ｃ フェース部 Ｇ1，Ｇ2，Ｇ3 重心 Ｈ，ｈ1，ｈ2，ｈ3 高さ Ｌ1，Ｌ2，Ｌ3 シャフト軸線 ｍ1，ｍ2，ｍ3 肉厚 ｎ1，ｎ2，ｎ3 ソール幅 ｑ1，ｑ2，ｑ3 重心距離 ｒ1，ｒ2，ｒ3 フェースプログレッション
Claims (3)
- 【請求項１】 ロングアイアン，ミドルアイアン及びシ
ョートアイアンからなるゴルフクラブセットに於て、 所定番手のアイアンクラブより低番手側のヘッドのフェ
ース部の高さを、当該所定番手のヘッドのフェース部と
同一の高さに形成し、ヘッドのソール幅を、上記所定番
手のアイアンクラブから番手が下がるに従い大きく形成
すると共に、ヘッドの重心から当該ヘッドに挿着したシ
ャフトの軸線に下ろした垂線の長さを、上記所定番手の
アイアンクラブから番手が下がるに従い短くしたことを
特徴とするゴルフクラブセット。 - 【請求項２】 所定番手のアイアンクラブから番手が下
がるに従い、ヘッドのリーディングエッジとシャフトの
軸線までの距離を短くしたことを特徴とする請求項１記
載のゴルフクラブセット。 - 【請求項３】 所定番手のアイアンクラブから番手が下
がるに従い、ヘッドのフェース部の肉厚を小さくしたこ
とを特徴とする請求項１又は請求項２記載のゴルフクラ
ブセット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10051877A JPH11244425A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | ゴルフクラブセット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10051877A JPH11244425A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | ゴルフクラブセット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11244425A true JPH11244425A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12899122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10051877A Pending JPH11244425A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | ゴルフクラブセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11244425A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007135888A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Bridgestone Sports Co Ltd | アイアンゴルフクラブセット |
-
1998
- 1998-03-04 JP JP10051877A patent/JPH11244425A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007135888A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Bridgestone Sports Co Ltd | アイアンゴルフクラブセット |
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