JPH073761U - 浸漬け水洗装置 - Google Patents

浸漬け水洗装置

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JPH073761U
JPH073761U JP3725493U JP3725493U JPH073761U JP H073761 U JPH073761 U JP H073761U JP 3725493 U JP3725493 U JP 3725493U JP 3725493 U JP3725493 U JP 3725493U JP H073761 U JPH073761 U JP H073761U
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outlet
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純二 木内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、水洗槽の表面に浮遊するあわの自
動車ボデイその他の被水洗体への付着を有効に阻止し得
る浸漬け水洗装置を提供する事を目的とする。 【構成】 本考案は水洗槽1で水洗後の被水洗体3を出
槽する出槽部側の水洗槽1の表面付近若しくは水域内
に、出槽部側より入槽部側に向け表面流を生成する流体
噴出手段6を設け、該表面流により出槽部表面に浮遊し
た泡を入槽部側に引戻し可能に構成した事を特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電着塗装の前処理工程に使用する浸漬け水洗装置に係り、特に水洗槽 に発生した泡を効果的に除去し得る浸漬け水洗装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より自動車の下塗り塗装を行う電着塗装の前処理として、表面に付着した 油やごみを除去する脱脂工程、りん酸塩被膜を生成させる化成処理工程等が存在 し、これらの処理工程は例えばりん酸亜鉛化処理液槽中に被処理物を浸漬けして 行われるが、続いて電着塗装を行う場合、被処理物に化成処理液が付着したまま だと良好な塗膜が形成されないために化成処理後充分なる水洗を行う必要がある 。
【0003】 従来化成処理後の一般的な水洗は、スプレー洗浄後水洗槽に浸漬けして行われ る。 かかる水洗槽の構成を図5に基づいて説明するに、1は水洗槽、2はハンガー コンベアで、該ハンガーコンベア2に吊下された自動車ボデイ3は水洗槽1の中 に浸漬けした後、水切り乾燥工程に搬送される。 そして、水洗槽1の入槽部側と出槽部側には夫々スプレーライザ4、5を設け ボデイ3の水洗効果を高めている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記のスプレーライザ4、5が水洗槽1の表面をたたく事により 落とされたごみやオイルを含むあわが発生し、水洗槽1の表面に浮遊するあわと ともにオイルとごみがボデイ3へ付着した状態で出槽すると、その後の塗装工程 で、ブツ等の塗装不良が発生する。 かかる欠点を解消するために、出口側スプレーライザ5で前記ごみやオイルの 除去を行っているが、必ずしも完全にとりきれない。
【0005】 本考案はかかる従来技術の欠点に鑑み、水洗槽の表面に浮遊するあわの自動車 ボデイその他の被水洗体への付着を有効に阻止し得る浸漬け水洗装置を提供する 事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は水洗槽1で水洗後の被水洗体3を出槽する出槽部側の水洗槽1の表面 付近若しくは水域内に、出槽部側より入槽部側に向け表面流を生成する流体噴出 手段6を設け、該表面流により出槽部表面に浮遊した泡を入槽部側に引戻し可能 に構成した事を特徴とする。
【0007】 尚、前記噴出手段6は流体の噴出により却って泡の発生が促進されるものは好 ましくなく、低圧で且つラッパ状に流体が噴出するように構成するのがよい。 又前記噴出手段6を水洗槽1の表面上に配置させる場合は水平若しくは僅かに 下方に傾けて配置するのがよい。この場合噴出手段6より噴出される流体は、空 気若しくは水のいずれでもよい。 更に前記水洗槽1の水域内に前記噴出手段6を配置する事により水流自体を出 口槽側より入槽部側に流すように構成する事も可能であるが、この場合の流体は 水流を用いなければ泡の発生を増進してしまう。
【0008】
【作用】
かかる技術手段によれば前記噴出手段6の作り出す表面流により泡が入槽部側 に押されて出槽部表面から泡がなくなるために、自動車ボデイ3等の出槽時に泡 が付着する事なく、その後の塗装工程に於ける泡付着に起因する塗装不良を完全 に防止できる。
【0009】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実 施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特 定的な記載がない限りは、この考案の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単 なる説明例に過ぎない。 図1は本考案の実施例にかかる浸漬け水洗装置を示し、水洗槽1は断面舟形状 をなし、入槽部側に矩形状の水滞留部11を設け、該滞留部11の側壁表層部に 溝部12を設け、該溝部12をドレン13と連絡する。2はハンガーコンベアで 、該ハンガーコンベア2に吊下された自動車ボデイ3は水洗槽1の舟形部内に浸 漬けした後、出槽部側より引き上げられ水切り乾燥工程及び塗装工程に搬送され る。 又、水洗槽1の入槽部側と出槽部側には夫々スプレーライザ4、5が設けられ 、該スプレーライザ4、5は夫々バルブ15、16を介して純水管路20と接続 されている。 更に、水洗槽1の出槽部側の水面上より僅かに上方位置に、表面流ライザ6を 取付け、該表面流ライザ6にバルブ17を介して純水管路201を接続する。
【0010】 図2は該表面流ライザ6の平面配置構成を示し、水洗槽1の出槽部側の端壁に 該端壁に沿って管路201aを延設し、該管路201aに水洗槽1長手方向に平 行に入槽部側に向け6本の表面流ライザ6aを取付ける。 又前記管路201bは出槽部側の側壁両側にも配設され、該管路201bに入 槽部側に向け所定角度傾斜させて夫々6本の表面流ライザ6bを取付ける。
【0011】 図3は前記表面流ライザ6a、6bの垂直断面の配置構成を示し、表面流ライ ザ6a、6bはいずれも水洗槽1の水面より僅かに上方位置に水平に配置してい る。又側壁に配置した管路201bと端壁に配置した管路201aはホース21 及びバルブ19を介して連絡している。
【0012】 図4は前記表面流ライザ6の拡大図で先端をわずかにラッパ上に広げ、該表面 流ライザ6より噴出された水流が拡開されて水面上に噴出されるように構成する 。
【0013】 かかる実施例によればバルブ17により所定圧に調圧された純水を前記夫々の 表面流ライザ6a、6bを介して出槽部側より入槽部側に向け噴出する事により 、出槽部側より入槽部側に向け表面流が生成され、該表面流により出槽部表面に 浮遊した泡を入槽部側に引戻され、そして該引戻された泡は入槽部側の滞留部1 1に設けた溝部12よりドレン13を介して水槽外に排出される。 この結果、自動車ボデイ3等の出槽時に泡が付着する事なく、その後の塗装工 程に於ける泡付着に起因する塗装不良を完全に防止できる。
【0014】
【考案の効果】
以上記載のごとく本考案によれば、簡単に構成にて例えば自動車ボデイが出槽 する出槽部側の泡を排除できるために、該水洗槽の表面に浮遊するあわのボデイ への付着を有効に阻止し得、その後の塗装工程に於ける泡付着に起因する塗装不 良を完全に防止できる。 等の種々の著効を有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかる浸漬け水洗装置を示す
全体図である。
【図2】図1の水洗槽に於ける表面流ライザの平面配置
構成を示す。
【図3】図1の水洗槽に於ける表面流ライザの垂直断面
配置構成を示す。
【図4】図1の表面流ライザの形状を示す。
【図5】従来技術にかかる浸漬け水洗装置を示す全体図
である。
【符号の説明】
1 水洗槽 3 被水洗体(自動車ボデイ) 6、6a、6b 流体噴出手段(表面流ライザ)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水洗槽で水洗後の被水洗体を出槽する出
    槽部側の表面付近若しくは水域内に、出槽部側より入槽
    部側に向け表面流を生成する流体噴出手段を設け、該表
    面流により出槽部表面に浮遊した泡を入槽部側に引戻し
    可能に構成した事を特徴とする浸漬け水洗装置
JP1993037254U 1993-06-16 1993-06-16 浸漬け水洗装置 Expired - Fee Related JP2601174Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010126750A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Mitsubishi Motors Corp 車両ボデーの脱脂洗浄装置及び脱脂洗浄方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010126750A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Mitsubishi Motors Corp 車両ボデーの脱脂洗浄装置及び脱脂洗浄方法

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