JPS632436Y2 - - Google Patents

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JPS632436Y2
JPS632436Y2 JP1983150420U JP15042083U JPS632436Y2 JP S632436 Y2 JPS632436 Y2 JP S632436Y2 JP 1983150420 U JP1983150420 U JP 1983150420U JP 15042083 U JP15042083 U JP 15042083U JP S632436 Y2 JPS632436 Y2 JP S632436Y2
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washing
water
chamber
water tank
room
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JP1983150420U
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JPS6060458U (ja
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は塗装及びメツキ等の前処理装置に係
り、特に脱脂処理あるいは被膜化成処理等を行う
薬液処理室の後段に設けられた多段水洗工程の改
良に関する。
例えば、化成被膜形成等の表面処理工程におい
て被処理物に予め脱脂、脱錆等の前処理を施す場
合には、かかる前処理によつて被処理物の表面に
付着した前処理用薬液を洗浄除去するために、通
常二段あるいは三段構成の多段水洗工程が設けら
れている。
第1図は、従来のデイツプ式前処理装置の三段
水洗工程の構成を示す概略説明図であつて、被処
理物1がコンベア2に懸吊されて生産ラインに適
した速度で自動的に搬送され、まず薬液処理室と
しての脱脂処理室Xに配設された脱脂槽Dに浸漬
されて脱脂薬液により脱脂処理された後、第1水
洗室Y1の洗浄水タンクT1、第2水洗室Y2の
洗浄水タンクT2、第3水洗室Y3の洗浄水タン
クT3に順次浸漬されて洗浄され、その表面に付
着した薬液の濃度が次第に低下されて所定の希釈
比とされた後に次段の被膜化成処理工程に搬送さ
れるように成されている。
ここで、洗浄水は被処理物1の形状や搬送速度
等によつて定まる薬液持出量及び前記所定の希釈
比等に基づいて定められた供給量に応じて、矢印
aで示すように終段の第3水洗室Y3の洗浄水タ
ンクT3に供給され、次いで該洗浄水タンクT3
からオーバーフローして矢印bで示すように第2
水洗室Y2の洗浄水タンクT2に供給され、更に
該洗浄水タンクT2からオーバーフローして矢印
cで示すように第1水洗室Y1の洗浄水タンクT
1に供給され、余剰分が該洗浄水タンクT1から
廃水として矢印dに示すように直接外部に排出さ
れている。
このように、各洗浄水タンクT1〜T3に供給
され排出される洗浄水は、被処理物1が小物部品
の場合であつても毎時1000に達し、これが自動
車ボデイ等の大物であれば脱脂処理後の水洗工程
で毎分50〜100、また被膜化成処理後の水洗工
程で毎分100〜200という膨大な量に達する。
従来は、このような多量の洗浄水を単に廃水と
して第1水洗室Y1の洗浄水タンクT1から直接
外部に排出しているのが現状であつた。
そこで、本考案者は第1水洗室Y1の洗浄水タ
ンクT1から排出される多量の洗浄水の有効利用
を考えて本考案を案出するに至つたものであり、
本考案はこの洗浄水を単に洗浄水タンクT1から
排出させずに、脱脂処理室Xの脱脂槽Dから搬出
されたばかりの被処理物1に対してスプレー噴射
した後に外部に排出するようにし、これにより第
1水洗室Y1に送給される被処理物1に付着する
脱脂薬液、汚物及びスラツジ等を前以つて或程度
洗浄して、第1水洗槽T1を始めとする水洗工程
における洗浄効果を高めると共に、洗浄水の供給
量を低減することを目的とする。
この目的を達成するために、本考案は、薬液処
理室から搬出される被処理物を第1水洗室、第2
水洗室等から成る多段水洗工程で順次洗浄する際
に、終段の水洗室の洗浄水タンクからオーバーフ
ローする洗浄水を順次前段の水洗室の洗浄水タン
クに供給し、これを前記第1水洗室の洗浄水タン
クを通して外部に排出するように成された前処理
装置において、前記薬液処理室と第1水洗室との
間に水洗シヤワー域が設けられ、該水洗シヤワー
域に前記の如く第1水洗室の洗浄水タンクを通し
て外部に排出すべき余剰洗浄水が送給されて前記
被処理物に対してスプレー噴射されるように構成
されたことを特徴とする。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図は本考案によるデイツプ式前処理装置の
一例を示す図であつて、第1図に示す従来装置と
共通する部分については同一符号を附してその詳
細説明は省略するが、本例においては脱脂処理室
Xと第1水洗室Y1との間に水洗シヤワー域Sが
設けられ、第1水洗室Y1の洗浄水タンクT1に
供給される余剰の洗浄水を第1図矢印dに示す如
く外部に直接排出させずに該水洗シヤワー域Sに
供給し、被処理物1に対してスプレー噴射した後
に排出するように成されている。
即ち、第1水洗室Y1の前段に、多数のスプレ
ーノズルを有するライザー3が配設された水洗シ
ヤワー域Sが設けられ、ライザー3と第1水洗室
Y1の洗浄水タンクT1とが送水ポンプPを介装
した送水パイプ4によつて接続されている。
而して、矢印aに示すように終段の第3水洗室
Y3の洗浄水タンクT3に供給され、次いで該洗
浄水タンクT3から矢印bに示すようにオーバー
フローして第2水洗室Y2の洗浄水タンクT2に
供給され、更に該洗浄水タンクT2から矢印cに
示すようにオーバーフローして第1水洗室Y1の
洗浄水タンクT1に供給された洗浄水の余剰分
が、渦巻ポンプ等の圧送ポンプPにより送水パイ
プ4を通じて脱脂処理室Xと第1水洗室Y1との
間に設けられた水洗シヤワー域Sのライザー3に
供給され、該ライザー3に取り付けられた多数の
スプレーノズルから脱脂処理室Xの脱脂槽Dから
搬出されたばかりの被処理物1に対してスプレー
噴射される。
このように被処理物1に対して噴射された後の
洗浄水は、水洗シヤワー域Sに設けられた排水口
5を通じて外部に排出される。
以上のように、本実施例によれば、従来におい
ては単に廃水として直接外部に排出していた洗浄
水タンクT1内の余剰洗浄水を、脱脂槽D搬出さ
れたばかりの被処理物1に対してスプレー噴射さ
せた後に排出するようにしているから、被処理物
1が第1水洗室Y1に送給される前にその表面に
付着する高濃度の薬液、汚物及びスラツジ等が粗
方洗浄され、したがつて第1水洗室Y1乃至第3
水洗室Y3に配設された各洗浄水タンクT1〜T
3内の洗浄水の汚染の度合が少なくなり、従来よ
りも清浄な水洗を行うことが可能となつて被処理
物1の品質が著しく向上すると同時に、各洗浄水
タンクT1〜T3内の洗浄水の入れ換え頻度が少
なくて済むという効果がある。また、脱脂槽Dか
らの薬液持込量が少なくなつて各洗浄水タンクT
1〜T3内の薬液濃度が低下するから、洗浄水の
全体供給量を従来装置の場合よりも少なくして従
来と同品質を得ることができ、したがつて洗浄水
の消費量を節約してランニングコストの低減を図
ることもできる。
次に、第3図は本考案によるスプレー式前処理
装置の一例を示す図であつて、薬液処理室として
の被膜化成処理室Xに配設された被膜化成液タン
クK内の被膜化成薬液がライザー6によつて被処
理物1に噴射され、圧送ポンプPkにより循環し
て連続的に使用されるように成されている。ま
た、該被膜化成処理室Xの後段には、第1水洗室
Y1、第2水洗室Y2及び第3水洗室Y3が連設
され、各水洗室Y1〜Y3に配設された洗浄水タ
ンクT1〜T3内の洗浄水が夫々ライザー7,8
及び9によつて被処理物1に噴射され、圧送ポン
プP1,P2及びP3により循環して連続的に使
用されるように成されている。
前記被膜化成処理室Xと第1水洗室Y1との間
にはライザー10が配設された水洗シヤワー域S
が設けられ、第1水洗室Y1のライザー7に洗浄
水を供給する送水パイプ11が途中分岐されて送
水分岐路11aが形成され、その分岐端部がライ
ザー10に接続されている。
而して、矢印aに示すように第3水洗室Y3の
洗浄水タンクT3に供給された洗浄水が、矢印b
及びcに示すように洗浄水タンクT3及びT2を
オーバーフローして第1水洗室Y1の洗浄水タン
クT1に供給され、該洗浄水タンクT1から圧送
ポンプP1により送水パイプ11を通じてライザ
ー7に供給されてスプレー噴射されると同時に、
余剰分に相当する洗浄水が送水パイプ11の分岐
路11aを通じて水洗シヤワー域Sのライザー1
0に送給され、該ライザー10により被膜化成処
理室Xから搬出されたばかりの被処理物1に対し
てスプレー噴射される。ライザー10から噴射さ
れた洗浄水は、水洗シヤワー域Sに設けられた排
出口12を通じて外部に排出される。
なお、水洗シヤワー域Sのライザー10への余
剰洗浄水の供給量の制御は、例えば第1水洗室Y
1の洗浄水タンクT1の液面をフロートスイツチ
等で検知し、その検知信号によつて分岐路11a
に介挿されたバルブ13を開閉制御することによ
り行われる。
また、図中14,14……は、各洗浄水タンク
T1〜T3に夫々接続された送水パイプ11,1
5及び16の開口部側に配設されたストレーナで
ある。
以上のように、本実施例によれば、被膜化成処
理室Xから搬出された被処理物1が、従来なら廃
水として外部に排出されている比較的汚染された
洗浄水タンクT1内の余剰洗浄水によつて予備的
に洗浄され、該被処理物1に付着する被膜化成薬
液等が粗方洗い流されるから、水洗工程における
各洗浄水タンクT1〜T3内の洗浄水の汚染を従
来に比し著しく低減することができ、したがつて
被処理物1の品質向上が図れると共に、洗浄水の
供給量を低減することも可能となる。
特に、被膜化成処理室Xから搬出された被処理
物1の表面には高濃度の被膜化成薬液の外にも比
較的多量の汚物及びスラツジ等が付着している
が、これらが水洗シヤワー域Sに配設されたライ
ザー10からスプレー噴射される洗浄水により除
去されるから、各洗浄水タンクT1〜T3内への
汚物及びスラツジ等の持込、集積が極めて少な
く、したがつてライザー7,8及び9のスプレー
ノズルとストレーナ14,14……の詰まりが防
止され、保守点検の頻度を著しく減少させること
ができる。
以上述べたように、本考案によれば、従来では
単に廃水として第1水洗室の洗浄水タンクから直
接外部に排出していた余剰洗浄水の有効利用を図
り、これを薬液処理室から搬出された被処理物に
対してスプレー噴射させた後に排出することとし
ているから、水洗工程を構成する各水洗室の洗浄
水タンク内の洗浄水の汚染度合を著しく低減して
被処理物の品質をより向上させることができると
共に、洗浄水の全体供給量を低減させてランニン
グコストの節減を図ることも可能であり、更に保
守点検の頻度も減少させることができるという優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のデイツプ式前処理装置の一例を
示す図、第2図は本考案によるデイツプ式前処理
装置の一例を示す図、第3図は本考案によるスプ
レー式前処理装置の一例を示す図である。 符号の説明、1……被処理物、3,10……ラ
イザー、S……水洗シヤワー域、X……薬液処理
室、Y1……第1水洗室、Y2……第2水洗室、
Y3……第3水洗室、T1,T2,T3……洗浄
水タンク、P,P1……圧送ポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 薬液処理室から搬出される被処理物を第1水洗
    室、第2水洗室等から成る多段水洗工程で順次洗
    浄する際に、終段の水洗室の洗浄水タンクからオ
    ーバーフローする洗浄水を順次前段の水洗室の洗
    浄水タンクに供給し、これを前記第1水洗室の洗
    浄水タンクを通して外部に排出するように成され
    た前処理装置において、前記薬液処理室と第1水
    洗室との間に水洗シヤワー域が設けられ、該水洗
    シヤワー域に前記の如く第1水洗室の洗浄水タン
    クを通して外部に排出すべき余剰洗浄水が送給さ
    れて前記被処理物に対してスプレー噴射されるよ
    うに構成されたことを特徴とする前処理装置。
JP15042083U 1983-09-30 1983-09-30 前処理装置 Granted JPS6060458U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15042083U JPS6060458U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 前処理装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP15042083U JPS6060458U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 前処理装置

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Publication Number Publication Date
JPS6060458U JPS6060458U (ja) 1985-04-26
JPS632436Y2 true JPS632436Y2 (ja) 1988-01-21

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ID=30333629

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JP15042083U Granted JPS6060458U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 前処理装置

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JP (1) JPS6060458U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5225835A (en) * 1975-08-22 1977-02-26 Honda Motor Co Ltd Closed circuit counter current washing apparatus for the pretreatment of a coating process
JPS5270950A (en) * 1976-12-17 1977-06-13 Nippon Paint Co Ltd Metal surface treatment of spraying type

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5225835A (en) * 1975-08-22 1977-02-26 Honda Motor Co Ltd Closed circuit counter current washing apparatus for the pretreatment of a coating process
JPS5270950A (en) * 1976-12-17 1977-06-13 Nippon Paint Co Ltd Metal surface treatment of spraying type

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JPS6060458U (ja) 1985-04-26

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