JPH0329328Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0329328Y2 JPH0329328Y2 JP1986148845U JP14884586U JPH0329328Y2 JP H0329328 Y2 JPH0329328 Y2 JP H0329328Y2 JP 1986148845 U JP1986148845 U JP 1986148845U JP 14884586 U JP14884586 U JP 14884586U JP H0329328 Y2 JPH0329328 Y2 JP H0329328Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipes
- riser
- water
- cleaning
- pipe
- Prior art date
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- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、被処理物を停止させたままの状態で
洗浄水,前処理液等を噴射させ、その被処理面全
面を均一に洗浄したり、前処理したりすることが
できるバツチ式シヤワー処理装置に関する。
洗浄水,前処理液等を噴射させ、その被処理面全
面を均一に洗浄したり、前処理したりすることが
できるバツチ式シヤワー処理装置に関する。
バツチ式シヤワー処理装置は、例えば電着塗装
においては被塗物の前処理装置として、あるいは
塗装後の水洗装置として使用されている。
においては被塗物の前処理装置として、あるいは
塗装後の水洗装置として使用されている。
第2図は、このようなシヤワー処理装置(水洗
装置)を使用したバツチ処理タイプの電着塗装ラ
インを示すフローシートである。
装置)を使用したバツチ処理タイプの電着塗装ラ
インを示すフローシートである。
図中20は、コンベア21に懸吊されて搬送さ
れる被塗物Tを垂直に降下させて塗料中に浸漬し
電着塗装を行う電着塗料槽、22は該電着塗料槽
20からオーバーフローした塗料を受けて気泡を
流出させると共に塗料の循環,補給及び塗料組成
バランスの調整等を行うためのサブタンク、23
及び24は電着塗装後の被塗物Tを洗浄するため
の第一次洗浄室及び第二次洗浄室である。
れる被塗物Tを垂直に降下させて塗料中に浸漬し
電着塗装を行う電着塗料槽、22は該電着塗料槽
20からオーバーフローした塗料を受けて気泡を
流出させると共に塗料の循環,補給及び塗料組成
バランスの調整等を行うためのサブタンク、23
及び24は電着塗装後の被塗物Tを洗浄するため
の第一次洗浄室及び第二次洗浄室である。
第一次洗浄室23内には、長主方向に複数のシ
ヤワーノズルが取り付けられたライザー管25,
25…が被塗物Tの全面を均一に洗浄し得るよう
に被塗物Tに対向して所定間隔で並設されると共
に、その下部には洗浄水タンク26が配設されて
おり、該洗浄水タンク26に貯溜された洗浄水
が、圧送ポンプ27により前記各ライザー管2
5,25…に圧送されて洗浄室23内に停止され
た被塗物Tに対して一斉に墳射されてこれを洗浄
し、洗浄水回収口28を通つて前記洗浄水タンク
26に回収されるようになされている。
ヤワーノズルが取り付けられたライザー管25,
25…が被塗物Tの全面を均一に洗浄し得るよう
に被塗物Tに対向して所定間隔で並設されると共
に、その下部には洗浄水タンク26が配設されて
おり、該洗浄水タンク26に貯溜された洗浄水
が、圧送ポンプ27により前記各ライザー管2
5,25…に圧送されて洗浄室23内に停止され
た被塗物Tに対して一斉に墳射されてこれを洗浄
し、洗浄水回収口28を通つて前記洗浄水タンク
26に回収されるようになされている。
さらに第二次洗浄室24にも、前記第一次洗浄
室23と同様に、ライザー管29,29…が並設
され、洗浄水タンク30に貯溜された洗浄水が、
圧送ポンプ31により前記各ライザー管29,2
9…に送給されて、被塗物Tに対し洗浄水を噴射
してこれを洗浄するように成されている。
室23と同様に、ライザー管29,29…が並設
され、洗浄水タンク30に貯溜された洗浄水が、
圧送ポンプ31により前記各ライザー管29,2
9…に送給されて、被塗物Tに対し洗浄水を噴射
してこれを洗浄するように成されている。
なお、第二次洗浄室24のおける洗浄水は、電
着塗料槽20の電着塗料を限外濾過装置33で濾
過した濾過液が利用され、限外濾過装置33の濾
過液は貯溜タンク34に貯留された後、洗浄水タ
ンク30に供給される。
着塗料槽20の電着塗料を限外濾過装置33で濾
過した濾過液が利用され、限外濾過装置33の濾
過液は貯溜タンク34に貯留された後、洗浄水タ
ンク30に供給される。
また、第一次洗浄室23における洗浄水は、第
二次洗浄室24の洗浄水タンク30のオーバーフ
ロー分が使用される。
二次洗浄室24の洗浄水タンク30のオーバーフ
ロー分が使用される。
前処理工程を終えてコンベア21で移送されて
きた被塗物Tは、まず電着塗料槽20上で一旦停
止され、垂直に降下されて該電着塗料槽20内の
塗料内に浸漬され電着塗装が施される。
きた被塗物Tは、まず電着塗料槽20上で一旦停
止され、垂直に降下されて該電着塗料槽20内の
塗料内に浸漬され電着塗装が施される。
電着塗料を終えた被塗物Tは、電着塗料槽20
内から引き上げられ、コンベア21で次工程の第
一次洗浄室23内に移送されてそこでまた一旦停
止される。
内から引き上げられ、コンベア21で次工程の第
一次洗浄室23内に移送されてそこでまた一旦停
止される。
ここで、ポンプ27が起動されて全てのライザ
ー管25から被塗物Tに対し一斉に洗浄水が噴射
され、当該被塗物Tが停止されたままの状態でそ
の全面が均一に洗浄される。
ー管25から被塗物Tに対し一斉に洗浄水が噴射
され、当該被塗物Tが停止されたままの状態でそ
の全面が均一に洗浄される。
次いで、第一次洗浄室23において洗浄の終了
した被塗物Tは、コンベア21で次工程の第二次
洗浄室24に移送されてそこでまた停止され、さ
らに入念に洗浄される。
した被塗物Tは、コンベア21で次工程の第二次
洗浄室24に移送されてそこでまた停止され、さ
らに入念に洗浄される。
そして、洗浄を終了した被塗物Tは再びコンベ
ア21で次工程の焼付乾燥炉(図示せず)に移送
されることとなる。
ア21で次工程の焼付乾燥炉(図示せず)に移送
されることとなる。
このように、バツチ処理タイプの電着塗装ライ
ンにあつては、被塗物Tを移送しながら各処理を
実行するのではなく、各工程において被塗物Tを
停止した状態で所定の処理を行うので、余分な移
送距離を設けることなく各工程に必要な最小限の
スペースで塗装ラインを形成することができる。
ンにあつては、被塗物Tを移送しながら各処理を
実行するのではなく、各工程において被塗物Tを
停止した状態で所定の処理を行うので、余分な移
送距離を設けることなく各工程に必要な最小限の
スペースで塗装ラインを形成することができる。
しかしながら、洗浄工程においては、被塗物T
を停止させた状態で洗浄しなければならないの
で、洗浄水が被塗物Tの全面に噴射されるように
ライザー管25及び29を配設する必要があり、
このためライザー管25及び29は被塗物Tに対
向して非常に多く並設されており、これら全ての
ライザー管25及び29から洗浄水を一斉に噴射
して被塗物Tの面を均一に洗浄するには、ポンプ
27及び31は出力の相当大きなものを使用しな
ければならず、その設備費及びランニングコスト
が嵩むと同時に、多量の洗浄水を必要とし洗浄水
タンク26及び30も容量の大きなものが必要と
なるという問題があつた。
を停止させた状態で洗浄しなければならないの
で、洗浄水が被塗物Tの全面に噴射されるように
ライザー管25及び29を配設する必要があり、
このためライザー管25及び29は被塗物Tに対
向して非常に多く並設されており、これら全ての
ライザー管25及び29から洗浄水を一斉に噴射
して被塗物Tの面を均一に洗浄するには、ポンプ
27及び31は出力の相当大きなものを使用しな
ければならず、その設備費及びランニングコスト
が嵩むと同時に、多量の洗浄水を必要とし洗浄水
タンク26及び30も容量の大きなものが必要と
なるという問題があつた。
また、容量の大きなタンクを使用する場合に
は、該タンク26及び30が限られたスペース内
に設置できなくなることがあり、さらに、洗浄水
を排水処理する場合にはその排水処理設備の設備
費及びランングコストも膨大なものとなる。
は、該タンク26及び30が限られたスペース内
に設置できなくなることがあり、さらに、洗浄水
を排水処理する場合にはその排水処理設備の設備
費及びランングコストも膨大なものとなる。
さらに、隣接するライザー管25,25…及び
29,29…から噴射された洗浄水同士が干渉を
起こして洗浄効果がかえつて低下してしまう場合
がある。
29,29…から噴射された洗浄水同士が干渉を
起こして洗浄効果がかえつて低下してしまう場合
がある。
そこで、本考案は、出力の小さな圧送ポンプを
使用して、少量の洗浄水で被処理面の全面を均一
に処理することができ、しかも、各ライザー管か
ら噴射される処理液同士が干渉を起こすことのな
いバツチ式シヤワー処理装置を提供することを目
的とする。
使用して、少量の洗浄水で被処理面の全面を均一
に処理することができ、しかも、各ライザー管か
ら噴射される処理液同士が干渉を起こすことのな
いバツチ式シヤワー処理装置を提供することを目
的とする。
この目的を達成するために、本考案は、所定の
位置に停止された被処理物にライザー管から処理
液を噴射させて、その被処理面全面を均一に処理
するように成されたバツチ式シヤワー処理装置に
おいて、被処理物と対向するように所定間隔で並
設される複数のライザー管が、送給主管から順次
交互に処理液が送給される複数の送給管に夫々所
定間隔で並設された各ライザー管を、他の送給管
に並設されたライザー管と交錯するように配置し
て成ることを特徴としている。
位置に停止された被処理物にライザー管から処理
液を噴射させて、その被処理面全面を均一に処理
するように成されたバツチ式シヤワー処理装置に
おいて、被処理物と対向するように所定間隔で並
設される複数のライザー管が、送給主管から順次
交互に処理液が送給される複数の送給管に夫々所
定間隔で並設された各ライザー管を、他の送給管
に並設されたライザー管と交錯するように配置し
て成ることを特徴としている。
本考案によれば、被処理物に対向して所定間隔
で配設される複数のライザー管が、複数の送給管
に夫々所定間隔で設けられているので、各送給管
に送給主管から順次交互に処理液を送給すること
により、送給管ごとに処理液が噴射される。
で配設される複数のライザー管が、複数の送給管
に夫々所定間隔で設けられているので、各送給管
に送給主管から順次交互に処理液を送給すること
により、送給管ごとに処理液が噴射される。
このとき、例えば3本の送給管を使用していれ
ば、処理液は全ライザー管の三分の一のライザー
管ごとに送給すればよいので、圧送ポンプの出力
は、全ライザー管に処理液を圧送する場合の三分
の一の出力で足り、ライザー管から噴射される処
理液の量も三分の一となるので、処理液タンクの
容量も小さいもので足りる。
ば、処理液は全ライザー管の三分の一のライザー
管ごとに送給すればよいので、圧送ポンプの出力
は、全ライザー管に処理液を圧送する場合の三分
の一の出力で足り、ライザー管から噴射される処
理液の量も三分の一となるので、処理液タンクの
容量も小さいもので足りる。
さらに、各ライザー管は、他の送給管に並設さ
れたライザー管と交錯するように配置されて、各
送給管に順次交互に処理液を送給する際に、隣接
するライザー管から同時に処理液が噴射されない
ように成されており、噴射された処理液が互いに
干渉することもない。
れたライザー管と交錯するように配置されて、各
送給管に順次交互に処理液を送給する際に、隣接
するライザー管から同時に処理液が噴射されない
ように成されており、噴射された処理液が互いに
干渉することもない。
以下、本考案を図面に示す具体的な実施例に基
づいて説明する。
づいて説明する。
第1図は、本考案によるシヤワー処理装置を使
用した電着塗装ラインの水洗シヤワー装置を示す
フローシートである。
用した電着塗装ラインの水洗シヤワー装置を示す
フローシートである。
図中1は、長手方向に取り付けられたシヤワー
ノズル(図示せず)から、所定位置に停止される
被塗物(被処理物)の全面に洗浄水(処理液)を
噴射し得るように該被塗物に対向して並設された
ライザー管であつて、被塗物の両側に所定間隔で
例えば15本並設されており、実施例では第1図左
側から数えて第1,4,7…番目のライザー管1
a…と、第2,5,8…番目のライザー管1b…
と第3,6,9…番目のライザー管1c…の三つ
の組に分割されている。
ノズル(図示せず)から、所定位置に停止される
被塗物(被処理物)の全面に洗浄水(処理液)を
噴射し得るように該被塗物に対向して並設された
ライザー管であつて、被塗物の両側に所定間隔で
例えば15本並設されており、実施例では第1図左
側から数えて第1,4,7…番目のライザー管1
a…と、第2,5,8…番目のライザー管1b…
と第3,6,9…番目のライザー管1c…の三つ
の組に分割されている。
各ライザー管1a,1b及び1cは、各組ごと
に別々の送水管(送給管)2a,2b及び2cに
所定間隔で並設され、一の送水管2aに所定間隔
で並設された各ライザー管1aと、他の送水管2
b及び2cに夫々所定間隔で並設された各ライザ
ー管1b及び1cとが交錯するよに配置されてい
る。
に別々の送水管(送給管)2a,2b及び2cに
所定間隔で並設され、一の送水管2aに所定間隔
で並設された各ライザー管1aと、他の送水管2
b及び2cに夫々所定間隔で並設された各ライザ
ー管1b及び1cとが交錯するよに配置されてい
る。
また、前記送水管2a,2b及び2cは、圧送
ポンプ3を介装した送水主管(送給主管)4から
分岐されており、送水管2a,2b及び2cには
夫々開閉バルブ5a,5b及び5cが介装されて
いる。
ポンプ3を介装した送水主管(送給主管)4から
分岐されており、送水管2a,2b及び2cには
夫々開閉バルブ5a,5b及び5cが介装されて
いる。
開閉バルブ5a,5b及び5cは制御装置(図
示せず)から所定のタイミングで出力される操作
信号によつて順次交互に開閉され、送水主管4に
介装された圧送ポンプ3によつて洗浄水タンク6
から送給された洗浄水が、各送水管2a,2b及
び2cを介して各組のライザー管1a,1b及び
1cから順次交互に噴出されるようになされてい
る。
示せず)から所定のタイミングで出力される操作
信号によつて順次交互に開閉され、送水主管4に
介装された圧送ポンプ3によつて洗浄水タンク6
から送給された洗浄水が、各送水管2a,2b及
び2cを介して各組のライザー管1a,1b及び
1cから順次交互に噴出されるようになされてい
る。
なお、7は水洗洗浄室、8は各ライザー管1か
ら噴射された洗浄水を洗浄水タンク6に回収する
ための洗浄水回収口である。
ら噴射された洗浄水を洗浄水タンク6に回収する
ための洗浄水回収口である。
以上が本考案の一例構成であつて、次にその作
用について説明する。
用について説明する。
電着塗料槽に浸漬された被塗物がコンベア(図
示せず)により水洗洗浄室7に移送されて所定位
置に停止されると、圧送ポンプ3が起動されてタ
ンク6内の洗浄水が各ライザー管1a,1b及び
1cに順次交互に送給される。
示せず)により水洗洗浄室7に移送されて所定位
置に停止されると、圧送ポンプ3が起動されてタ
ンク6内の洗浄水が各ライザー管1a,1b及び
1cに順次交互に送給される。
このとき、制御装置からの操作信号により、ま
ず開閉バルブ5aのみが開成され、洗浄水は送水
管2aを介してライザー管1aにのみ圧送され、
該ライザー管1aに取り付けられたシヤワーノズ
ルから停止したままの状態の被塗物に対して噴射
される。
ず開閉バルブ5aのみが開成され、洗浄水は送水
管2aを介してライザー管1aにのみ圧送され、
該ライザー管1aに取り付けられたシヤワーノズ
ルから停止したままの状態の被塗物に対して噴射
される。
そして所定間隔洗浄した後、開閉バルブ5aが
閉成されると同時に開閉バルブ5bが開成され
て、今度はライザー管1bのシヤワーノズルから
洗浄水が噴射され、次いで開閉バルブ5bが閉成
されると同時に開閉バルブ5cが開成されて、ラ
イザー管1cのシヤワーノズルから洗浄水が噴射
され、さらに必要があるときは数サイクル繰り返
して入念に洗浄を行う。
閉成されると同時に開閉バルブ5bが開成され
て、今度はライザー管1bのシヤワーノズルから
洗浄水が噴射され、次いで開閉バルブ5bが閉成
されると同時に開閉バルブ5cが開成されて、ラ
イザー管1cのシヤワーノズルから洗浄水が噴射
され、さらに必要があるときは数サイクル繰り返
して入念に洗浄を行う。
このようにして、送給管2a,2b及び2cを
介してライザー管1a,1b及び1cに順次交互
に洗浄水を圧送することにより、結局全てのライ
ザー管1a,1b及び1cのシヤワーノズルから
洗浄水が噴射されることとなるので、被塗物を停
止させたままの状態でその全面を均一に洗浄する
ことができる。
介してライザー管1a,1b及び1cに順次交互
に洗浄水を圧送することにより、結局全てのライ
ザー管1a,1b及び1cのシヤワーノズルから
洗浄水が噴射されることとなるので、被塗物を停
止させたままの状態でその全面を均一に洗浄する
ことができる。
即ち、本考案によれば、全てのライザー管1に
一斉に洗浄水を供給するのではなく、ライザー管
1を例えば三つの組に分割し、各組のライザー管
1a,1b及び1cに順次洗浄水を圧送すること
としているので、圧送ポンプ3の出力は全てのラ
イザー管1に一斉1に洗浄水を圧送する場合の三
分の一で足り、出力の小さな圧送ポンプ3を使用
することにより設備費及びランニングコストを低
減することができると同時に、洗浄水の送給流量
もも三分の一で済むので洗浄水回収タンク3も容
量の小さいもので足り、少量の洗浄水を循環使用
して被塗物の全面を洗浄することができる。
一斉に洗浄水を供給するのではなく、ライザー管
1を例えば三つの組に分割し、各組のライザー管
1a,1b及び1cに順次洗浄水を圧送すること
としているので、圧送ポンプ3の出力は全てのラ
イザー管1に一斉1に洗浄水を圧送する場合の三
分の一で足り、出力の小さな圧送ポンプ3を使用
することにより設備費及びランニングコストを低
減することができると同時に、洗浄水の送給流量
もも三分の一で済むので洗浄水回収タンク3も容
量の小さいもので足り、少量の洗浄水を循環使用
して被塗物の全面を洗浄することができる。
また実施例によれば、洗浄液は二本おきにライ
ザー管1から噴射されることとなるので、隣接す
るライザー管1から噴射された洗浄水同士が干渉
を起こすことなく洗浄効果が向上するという効果
がある。
ザー管1から噴射されることとなるので、隣接す
るライザー管1から噴射された洗浄水同士が干渉
を起こすことなく洗浄効果が向上するという効果
がある。
なお、実施例においては15本のライザー管1を
三つの組に分割する場合について説明したが、予
め設置するライザー管1の本数及び分割する組の
数は任意である。
三つの組に分割する場合について説明したが、予
め設置するライザー管1の本数及び分割する組の
数は任意である。
さらに、各組のライザー管1a,1b及び1c
に別々に接続された送水管2a,2b及び2cに
洗浄水を順次交互に送給する手段として、各送水
管2a,2b及び2cに開閉バルブ5a,5b及
び5cを介装する場合について説明したが、本考
案はこれに限らず、例えば1入力3出力の切換バ
ルブを使用し、該切換バルブの入力側に送水主管
4を接続すると共にその出力側に各送水管2a,
2b及び2cを接続する場合であつてもよい。
に別々に接続された送水管2a,2b及び2cに
洗浄水を順次交互に送給する手段として、各送水
管2a,2b及び2cに開閉バルブ5a,5b及
び5cを介装する場合について説明したが、本考
案はこれに限らず、例えば1入力3出力の切換バ
ルブを使用し、該切換バルブの入力側に送水主管
4を接続すると共にその出力側に各送水管2a,
2b及び2cを接続する場合であつてもよい。
さらにまた、実施例では電着塗装後の水洗シヤ
ワー装置として使用した場合について説明した
が、本考案はこれに限らず、金属塗装の脱脂,湯
洗,表面処理,化成処理等の前処理用シヤワー装
置等に使用できることは勿論である。
ワー装置として使用した場合について説明した
が、本考案はこれに限らず、金属塗装の脱脂,湯
洗,表面処理,化成処理等の前処理用シヤワー装
置等に使用できることは勿論である。
さらにまた、実施例では開閉バルブ5a,5b
及び5cを択一的に開成することとしたが、本考
案はこれに限らず二つずつ交互に開成するように
してもよい。
及び5cを択一的に開成することとしたが、本考
案はこれに限らず二つずつ交互に開成するように
してもよい。
また、停止されたままの状態で洗浄される被塗
物は洗浄室7内で完全に静止されている必要はな
く、例えば洗浄効果を向上させるために洗浄室7
内いおいて揺動させる場合であつてもよい。
物は洗浄室7内で完全に静止されている必要はな
く、例えば洗浄効果を向上させるために洗浄室7
内いおいて揺動させる場合であつてもよい。
以上述べたように、本考案によれば、被処理物
を停止したままの状態で被処理面全面に対し処理
液を噴射するように配設された多数のライザー管
が所要本数ずつ複数の組に分割され、当該ライザ
ー管に処理液を送給する送給管が前記各組ごとに
別々に接続されると共に、当該各送給管に処理液
が順次交互に送給されるように成されているの
で、圧送ポンプにより所定圧力で送給された処理
液が各組のライザー管から順次交互に噴射される
こととなり、全てのライザー管から一斉に噴射さ
せる場合に比して洗浄水等の送給流量が低減され
て、圧送ポンプの出力もそれに比例して小さいも
ので足り、また一度に噴射される液量が少ないの
で、少ない洗浄水を循環使用して被処理面全面を
均一に処理することができると同時に、タンクや
廃水設備等も小型にすることができ、圧送ポン
プ,タンク等の設備費及びランニングコストを低
減することができるという優れた効果がある。
を停止したままの状態で被処理面全面に対し処理
液を噴射するように配設された多数のライザー管
が所要本数ずつ複数の組に分割され、当該ライザ
ー管に処理液を送給する送給管が前記各組ごとに
別々に接続されると共に、当該各送給管に処理液
が順次交互に送給されるように成されているの
で、圧送ポンプにより所定圧力で送給された処理
液が各組のライザー管から順次交互に噴射される
こととなり、全てのライザー管から一斉に噴射さ
せる場合に比して洗浄水等の送給流量が低減され
て、圧送ポンプの出力もそれに比例して小さいも
ので足り、また一度に噴射される液量が少ないの
で、少ない洗浄水を循環使用して被処理面全面を
均一に処理することができると同時に、タンクや
廃水設備等も小型にすることができ、圧送ポン
プ,タンク等の設備費及びランニングコストを低
減することができるという優れた効果がある。
第1図は本考案によるバツチ式シヤワー処理装
置を示すフローシート、第2図はバツチ処理タイ
プの電着塗装ラインにおける従来のシヤワー処理
装置を示すフローシートである。 符号の説明、1,1a,1b,1c…ライザー
管、2a,2b,2c…送水管(送給管)、3…
圧送ポンプ、4…送水主管(送給主管)、5a,
5b,5c…開閉バルブ、6…洗浄水タンク。
置を示すフローシート、第2図はバツチ処理タイ
プの電着塗装ラインにおける従来のシヤワー処理
装置を示すフローシートである。 符号の説明、1,1a,1b,1c…ライザー
管、2a,2b,2c…送水管(送給管)、3…
圧送ポンプ、4…送水主管(送給主管)、5a,
5b,5c…開閉バルブ、6…洗浄水タンク。
Claims (1)
- 所定の位置に停止された被処理物にライザー管
1から処理液を噴射させて、その被処理面全面を
均一に処理するように成されたバツチ式シヤワー
処理装置において、被処理物と対向するように所
定間隔で並設される複数のライザー管1が、送給
主管4から順次交互に処理液が送給される複数の
送給管2a,2b,2cに夫々所定間隔で並設さ
れた各ライザー管1a,1b,1cを、他の送給
管に並設されたライザー管と交錯するように配置
して成ることを特徴とするバツチ式シヤワー処理
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986148845U JPH0329328Y2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986148845U JPH0329328Y2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6356269U JPS6356269U (ja) | 1988-04-15 |
| JPH0329328Y2 true JPH0329328Y2 (ja) | 1991-06-21 |
Family
ID=31063493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986148845U Expired JPH0329328Y2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0329328Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4802424B2 (ja) * | 2001-09-04 | 2011-10-26 | 住友金属鉱山株式会社 | 電解液給液流量制御装置およびその装置を使用した種板製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6060461U (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-26 | トリニティ工業株式会社 | 電着塗装における水洗装置 |
-
1986
- 1986-09-30 JP JP1986148845U patent/JPH0329328Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6356269U (ja) | 1988-04-15 |
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