JPH073742U - 塗装用ノズル - Google Patents

塗装用ノズル

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JPH073742U
JPH073742U JP3974193U JP3974193U JPH073742U JP H073742 U JPH073742 U JP H073742U JP 3974193 U JP3974193 U JP 3974193U JP 3974193 U JP3974193 U JP 3974193U JP H073742 U JPH073742 U JP H073742U
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JP
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air
nozzle
paint
ejection port
front surface
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進佑 土岐
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗料ミストの巻き込みによりノズルが汚れる
のを防止する。 【構成】 ノズル本体1の一部を構成するエアキャップ
4の前面の、補助エア噴出口8の回りに、環形をなす一
定深さの嵌装溝20が穿設され、その後面側にパターン
エア供給用の第2エア供給室13に連通する複数の通路
21が開口されている。その嵌装溝20には、ナイロン
樹脂、フッソ系樹脂等の耐溶剤性の、スポンジのような
形状で空気が流通するように作られた材料からなる環形
の多孔質体22が緊密に嵌着されている。塗料が微粒化
されて噴出される際、多孔質体20の前面から環形のエ
ア流が少量ずつ前方に継続して噴出される。そのエア流
により、巻き込まれようとする塗料ミストが前方に押し
戻される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、塗料を微粒化して噴出する塗装用ノズルに関し、特に、ノズルに塗 料ミストが付着するのを有効に防止し得るように改良を加えた塗装用ノズルに関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来の塗装用ノズルの一例を、本考案の一実施例を示す図1を参照して説明す る。
【0003】 符号1は、静電式エアスプレイガンのガン2の先端に取着されたノズル本体で あって、塗料ノズル3、エアキャップ4等の複数の構成部品を組み付けて構成さ れており、そのノズル本体1の前面の中心に、針状の電極5を挿通した塗料噴出 口6が開口されているとともに、その塗料噴出口6の回りに、環形の主エア噴出 口7が開口され、さらにその回りに複数個の補助エア噴出口8が開口されている 。
【0004】 そして、塗料噴出口6から塗料を噴出するとともに、塗料ノズル3に形成した エア通路10を通してその塗料ノズル3の前面とエアキャップ4の後面との間に 形成された第1エア供給室11に霧化エアを供給して、上記の主エア噴出口7と 補助エア噴出口8から噴出すると、噴出された塗料がそのエア流により微粒化さ れるとともに、電極5から電荷を帯び、さらに、エアキャップ4の外周部の後面 側に形成された第2エア供給室13にパターンエアを供給してエアキャツプ4の 外周部の前面に開口したパターンエア噴出口14から噴出させることにより、塗 料の噴出パターンが整えられて被塗物側に飛ばされるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記のような塗装用ノズルでは、塗料噴出口6の回りに設けた主エ ア噴出口7から高圧のエアが噴出されてその部分が負圧に傾くため、微粒化され た塗料ミストが巻き込まれやすく、そのために、上記のように主エア噴出口7の 回りに補助エア噴出口8を開口し、塗料の微粒化の促進と併せて、塗料ミストの 巻き込みの防止を図っていたのであるが、塗料ミストの巻き込み防止については それだけでは必ずしも十分ではなかった。
【0006】 そのように、塗料ミストの巻き込みが阻止できないと、ノズル本体1の前面に 塗料が付着し、塗料が固まった状態で飛ばされて塗装不良の原因となり、また、 補助エア噴出口8が詰まって塗料の微粒化を悪くしたりパターンを乱す結果を招 いていた。
【0007】 本考案の目的は、塗料ミストがノズルに付着するのを有効に防止することにあ る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、本考案の塗装用ノズルは、ノズル本 体の前面における補助エア噴出口の回りの環形の領域の一部若しくは全部を多孔 質材で形成し、その多孔質材の後面側をノズル本体内に設けられたエア供給路に 連通した構成とした。
【0009】
【作用】
エア供給路にエアが供給されると、それに連通された多孔質材を通してノズル 本体の前方に少量のエアが継続して噴出される。それにより、負圧に起因して巻 き込まれようとする塗料ミストを前方に押し戻す。
【0010】 そのエアは多孔質材を通して噴出されることにより上記のように少量であるの で、塗料の噴出パターンを乱すことはない。
【0011】
【考案の効果】 このように本考案によれば、塗料ミストの巻き込みよってノズル本体の前面に 塗料が付着するのが防止でき、塗料が固まって飛ばされて塗装面に塗りむらがで きたり、あるいは、補助エア噴出口が詰まって微粒化が悪くなったり、パターン が乱れる等に起因した塗装不良の発生を減少させることができる。
【0012】 それに伴い、従来頻繁に必要であった清掃等のノズルのメンテナンスが減少で きて、作業能率を大幅に向上させることができ、また、塗装面のチェック作業も 軽減し得る効果がある。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1に基づいて説明する。 本実施例では、従来技術の項で説明したノズル本体1の一部を構成するエアキ ャップ4の前面の、補助エア噴出口8の回りに、環形をなす一定深さの嵌装溝2 0が穿設されており、その嵌装溝20の後面側に、前記したパターンエア供給用 の第2エア供給室13に連通する複数の通路21が開口されている。
【0014】 その嵌装溝20には、ナイロン樹脂、フッソ系樹脂等の耐溶剤性の、スポンジ のような形状で空気が流通できるように作られた材料からなる環形の多孔質体2 2が緊密に嵌着されている。
【0015】 本実施例はこのような構造になり、塗料が微粒化され、また、パターンを整え られて噴出される際、第2エア供給室13に供給されたパターンエアの一部が、 通路21を通って多孔質体20の後面から内部に流入し、その多孔質体20の前 面から少量ずつの環形のエア流となって、前方に継続して噴出される。
【0016】 そのエア流によって、主エア噴出口7等から高圧でエアが噴出して負圧となる のに起因して巻き込まれようとする塗料ミストが、前方に押し戻される。それに よりノズル本体1の前面に塗料が付着するのが防止される。
【0017】 また、そのエアは上記のように多孔質体20を通ることで少量ずつ噴出される ので、パターンエア噴出口14からの噴出エアに影響を与えてパターンを乱すお それもない。
【0018】 なお、上記実施例では、補助エア噴出口8の回りの環形の領域の全周からエア を噴出するようにしたが、例えば嵌装溝20を環形の領域に断続的に形成してそ の中に多孔質体を嵌着することにより、環形領域の一部からエアを噴出させるよ うにしてもよい。
【0019】 また、本考案は、非静電式のエアスプレイガンの塗装用ノズルにも同様に適用 でき、その場合は、多孔質体を、金属メツシユを圧縮成形したもの、あるいは、 焼結合金等の金属製としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【符号の説明】
1:ノズル本体 6:塗料噴出口 7:主エア噴出口
8:補助噴出口 13:第2エア供給室 20:嵌装溝
21:通路 22:多孔質体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル本体の前面の中心に塗料噴出口を
    開口するとともに、該塗料噴出口の回りに主エア噴出口
    を、さらに該主エア噴出口の回りに補助エア噴出口を開
    口し、前記塗料噴出口から噴出された塗料を前記主エア
    噴出口及び前記補助エア噴出口から噴出されたエア流に
    より微粒化するようにした塗装用ノズルにおいて、 前記ノズル本体の前面における前記補助エア噴出口の回
    りの環形の領域の一部若しくは全部を多孔質材で形成
    し、該多孔質材の後面側を前記ノズル本体内に設けられ
    たエア供給路に連通したことを特徴とする塗装用ノズ
    ル。
JP1993039741U 1993-06-25 1993-06-25 塗装用ノズル Expired - Fee Related JP2598696Y2 (ja)

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JP2598696Y2 JP2598696Y2 (ja) 1999-08-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002102765A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Suntool Corp カーテンファイバー状スプレー塗布方法および塗布装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002102765A (ja) * 2000-09-29 2002-04-09 Suntool Corp カーテンファイバー状スプレー塗布方法および塗布装置
JP4609806B2 (ja) * 2000-09-29 2011-01-12 株式会社サンツール カーテンファイバー状スプレー塗布装置

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