JPH0737222A - ビデオヘッド - Google Patents
ビデオヘッドInfo
- Publication number
- JPH0737222A JPH0737222A JP17712993A JP17712993A JPH0737222A JP H0737222 A JPH0737222 A JP H0737222A JP 17712993 A JP17712993 A JP 17712993A JP 17712993 A JP17712993 A JP 17712993A JP H0737222 A JPH0737222 A JP H0737222A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic tape
- video head
- thickness
- video
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】磁気テープの厚さ１５μｍ以下かつ相対速度が
従来よりも高速化した場合に、磁気テープとの接触状態
が一様に保たれるようにする。 【構成】２つのコア材１１，１２は、センダスト等の磁
性材料で形成し、磁気テープと当接する部分の厚さＷ１
は５５μｍ以下にそれぞれ薄くする。コア材１１，１２
をガラス溶着し、中央に形成される穴部１３にコイル１
４を巻き付ける。
従来よりも高速化した場合に、磁気テープとの接触状態
が一様に保たれるようにする。 【構成】２つのコア材１１，１２は、センダスト等の磁
性材料で形成し、磁気テープと当接する部分の厚さＷ１
は５５μｍ以下にそれぞれ薄くする。コア材１１，１２
をガラス溶着し、中央に形成される穴部１３にコイル１
４を巻き付ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はヘリカルスキャン方式の
ビデオテープレーコーダ（ＶＴＲ）等に適用するビデオ
ヘッドに関し、特に厚さ１５μｍ以下の薄手磁気テープ
に適したビデオヘッドに関する。
ビデオテープレーコーダ（ＶＴＲ）等に適用するビデオ
ヘッドに関し、特に厚さ１５μｍ以下の薄手磁気テープ
に適したビデオヘッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般にヘリカルスキャン方式のビデオテ
ープレーコーダ（ＶＴＲ）では、回転ドラムに取付けた
ビデオヘッドと回転ドラムに巻付けた磁気テープとを当
接摺動させて記録再生を行っている。
ープレーコーダ（ＶＴＲ）では、回転ドラムに取付けた
ビデオヘッドと回転ドラムに巻付けた磁気テープとを当
接摺動させて記録再生を行っている。
【０００３】従来のビデオヘッドは、図２に示すよう
に、２つのコア材２１および２２をガラス溶着してギヤ
ップを形成し、中央に形成される穴部にコイル２３を巻
き付けている。コア材２１，２２は一様な厚さＷ２でそ
れぞれ形成されており、また、コア材２２は穴部を形成
するための凹みを有している。
に、２つのコア材２１および２２をガラス溶着してギヤ
ップを形成し、中央に形成される穴部にコイル２３を巻
き付けている。コア材２１，２２は一様な厚さＷ２でそ
れぞれ形成されており、また、コア材２２は穴部を形成
するための凹みを有している。
【０００４】ところで、従来のＶＴＲでは、厚さ２０μ
ｍの磁気テープを使用しており、ビデオヘッドと磁気テ
ープとの相対速度は５．４ｍ／ｓとし、記録トラック幅
は約６０μｍとしている。この場合、ビデオヘッドと磁
気テープとの当接摺動部分において、空気潤滑による不
均一な圧力分布が生じて記録再生特性が劣化しないよう
にするために、ビデオヘッドのコア材の厚さＷ２は１０
０〜１５０μｍとし、また、ビデオヘッドの先端が回転
ドラムの表面から３０〜４０μｍ程度突出するように取
付けている。この場合、区間Ｌでの再生ＲＦ信号のエン
ベロープは、図３（ａ）に示すように、変化の少ない良
好な形状となる。ここで区間Ｌとは、図３（ｃ）に示し
たように、ビデオヘッドによって磁気テープに記録され
た記録トラックの区間である。
ｍの磁気テープを使用しており、ビデオヘッドと磁気テ
ープとの相対速度は５．４ｍ／ｓとし、記録トラック幅
は約６０μｍとしている。この場合、ビデオヘッドと磁
気テープとの当接摺動部分において、空気潤滑による不
均一な圧力分布が生じて記録再生特性が劣化しないよう
にするために、ビデオヘッドのコア材の厚さＷ２は１０
０〜１５０μｍとし、また、ビデオヘッドの先端が回転
ドラムの表面から３０〜４０μｍ程度突出するように取
付けている。この場合、区間Ｌでの再生ＲＦ信号のエン
ベロープは、図３（ａ）に示すように、変化の少ない良
好な形状となる。ここで区間Ｌとは、図３（ｃ）に示し
たように、ビデオヘッドによって磁気テープに記録され
た記録トラックの区間である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ＶＴＲの高密度記録化
および高画質化をはかるには、薄手の磁気テープを使用
して相対速度を高速化し、記録トラック幅を狭くすれば
よい。しかし、従来のビデオヘッドを用いて、例えば、
厚さ１５μｍ以下の磁気テープを使用し相対速度１８．
８ｍ／ｓで記録再生を行った場合、ビデオヘッドと磁気
テープとの当接摺動部分に空気潤滑による不均一な圧力
分布が生じて一様な接触状態にならず、図３（ｂ）に示
すように、再生ＲＦ信号のエンベロープが、記録トラッ
クの区間Ｌの後半部分で変動して信号品質が劣化するこ
とが実験的に確認された。
および高画質化をはかるには、薄手の磁気テープを使用
して相対速度を高速化し、記録トラック幅を狭くすれば
よい。しかし、従来のビデオヘッドを用いて、例えば、
厚さ１５μｍ以下の磁気テープを使用し相対速度１８．
８ｍ／ｓで記録再生を行った場合、ビデオヘッドと磁気
テープとの当接摺動部分に空気潤滑による不均一な圧力
分布が生じて一様な接触状態にならず、図３（ｂ）に示
すように、再生ＲＦ信号のエンベロープが、記録トラッ
クの区間Ｌの後半部分で変動して信号品質が劣化するこ
とが実験的に確認された。
【０００６】本発明の目的は、厚さ１５μｍ以下の薄手
の磁気テープを使用して相対速度を１８．８ｍ／ｓに高
速化しても、ビデオヘッドと磁気テープとの接触状態は
一様に保たれ、従来のように再生ＲＦ信号のエンベロー
プが変動して信号品質を劣化させることのないビデオヘ
ッドを提供することにある。
の磁気テープを使用して相対速度を１８．８ｍ／ｓに高
速化しても、ビデオヘッドと磁気テープとの接触状態は
一様に保たれ、従来のように再生ＲＦ信号のエンベロー
プが変動して信号品質を劣化させることのないビデオヘ
ッドを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のビデオヘッド
は、回転ドラムに取付けられて厚さが１５μｍ以下の磁
気テープに当接摺動して相対速度１８．８ｍ／ｓ以上で
記録再生するビデオヘッドにおいて、前記磁気テープに
当接する部分のヘッド幅が５５μｍ以下になるように形
成される。
は、回転ドラムに取付けられて厚さが１５μｍ以下の磁
気テープに当接摺動して相対速度１８．８ｍ／ｓ以上で
記録再生するビデオヘッドにおいて、前記磁気テープに
当接する部分のヘッド幅が５５μｍ以下になるように形
成される。
【０００８】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００９】図１は本発明の一実施例を示す斜視図であ
る。ここでは、２つのコア材１１および１２をガラス溶
着してギヤップを形成し、中央に形成される穴部にコイ
ル１３を巻き付けている。コア材１１，１２はセンダス
ト等の磁性材料で形成されており、磁気テープとの当接
部分の厚さＷ１を他方側の厚さＷ２よりも薄くしてい
る。なお、他方側の厚さＷ２は、図２に示した従来のコ
ア材と同じ厚さ１００〜１５０μｍであり、また、ビデ
オヘッドと磁気テープとの当接領域におけるビデオヘッ
ドの長手方向の曲率半径は５ｍｍであり、幅方向の曲率
半径は３ｍｍにしている。
る。ここでは、２つのコア材１１および１２をガラス溶
着してギヤップを形成し、中央に形成される穴部にコイ
ル１３を巻き付けている。コア材１１，１２はセンダス
ト等の磁性材料で形成されており、磁気テープとの当接
部分の厚さＷ１を他方側の厚さＷ２よりも薄くしてい
る。なお、他方側の厚さＷ２は、図２に示した従来のコ
ア材と同じ厚さ１００〜１５０μｍであり、また、ビデ
オヘッドと磁気テープとの当接領域におけるビデオヘッ
ドの長手方向の曲率半径は５ｍｍであり、幅方向の曲率
半径は３ｍｍにしている。
【００１０】ところで、コア材の厚さＷ１を変えた複数
種のビデオヘッドを製作し、従来と同じようにビデオヘ
ッドの先端が回転ドラムの表面から３０〜４０μｍ程度
突出するようにそれぞれ取付けた後、厚さ１５μｍ以下
の薄手の磁気テープを相対速度１８．８ｍ／ｓ以上の高
速状態として記録再生し、再生ＲＦ信号のエンベロープ
を測定する実験を行った。
種のビデオヘッドを製作し、従来と同じようにビデオヘ
ッドの先端が回転ドラムの表面から３０〜４０μｍ程度
突出するようにそれぞれ取付けた後、厚さ１５μｍ以下
の薄手の磁気テープを相対速度１８．８ｍ／ｓ以上の高
速状態として記録再生し、再生ＲＦ信号のエンベロープ
を測定する実験を行った。
【００１１】その結果、コア材の厚さＷ１が５５μｍ以
下のときに限り、図２（ａ）に示すように、再生ＲＦ信
号のエンベロープの変化が少なくなることを確認でき
た。すなわち、ビデオヘッドが磁気テープに当接する部
分のヘッド幅を５５μｍ以下にすることにより、ビデオ
ヘッドと磁気テープとの当接領域において、空気潤滑に
よる圧力分布の変動幅が小さくなって接触状態が一様な
ることが実験的に確認できた。
下のときに限り、図２（ａ）に示すように、再生ＲＦ信
号のエンベロープの変化が少なくなることを確認でき
た。すなわち、ビデオヘッドが磁気テープに当接する部
分のヘッド幅を５５μｍ以下にすることにより、ビデオ
ヘッドと磁気テープとの当接領域において、空気潤滑に
よる圧力分布の変動幅が小さくなって接触状態が一様な
ることが実験的に確認できた。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ビ
デオヘッドが磁気テープに当接する部分のヘッド幅を５
５μｍ以下にすることにより、厚さ１５μｍ以下の薄手
の磁気テープを使用して相対速度１８．８ｍ／ｓ以上の
高速状態で記録再生しても、ビデオヘッドと磁気テープ
との当接領域における空気潤滑による圧力分布が一様と
なり、エンベロープ変動の少ない品質のよい再生ＲＦ信
号を得ることができる。
デオヘッドが磁気テープに当接する部分のヘッド幅を５
５μｍ以下にすることにより、厚さ１５μｍ以下の薄手
の磁気テープを使用して相対速度１８．８ｍ／ｓ以上の
高速状態で記録再生しても、ビデオヘッドと磁気テープ
との当接領域における空気潤滑による圧力分布が一様と
なり、エンベロープ変動の少ない品質のよい再生ＲＦ信
号を得ることができる。
【００１３】
【図１】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図２】従来のビデオヘッドの一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図３】再生ＲＦ信号のエンベロープを説明するための
図であり、（ａ）はエンベロープ変動の少ない場合を示
し、（ｂ）はエンベロープ変動の大きい場合を示し、
（ｃ）は磁気テープに記録された記録トラックを示して
いる。
図であり、（ａ）はエンベロープ変動の少ない場合を示
し、（ｂ）はエンベロープ変動の大きい場合を示し、
（ｃ）は磁気テープに記録された記録トラックを示して
いる。
１１，１２ コア材 Ｗ１ 磁気テープに当接する側のコア材の厚さ
Claims (1)
- 【請求項１】 回転ドラムに取付けられて厚さが１５μ
ｍ以下の磁気テープに当接摺動して相対速度１８．８ｍ
／ｓ以上で記録再生するビデオヘッドにおいて、前記磁
気テープに当接する部分のヘッド幅が５５μｍ以下にな
るように形成されていることを特徴とするビデオヘッ
ド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17712993A JPH0737222A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | ビデオヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17712993A JPH0737222A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | ビデオヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0737222A true JPH0737222A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16025685
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17712993A Pending JPH0737222A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | ビデオヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0737222A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57566A (en) * | 1980-06-02 | 1982-01-05 | Mitsubishi Electric Corp | Guided flying body system |
| JPS63200312A (ja) * | 1987-02-16 | 1988-08-18 | Pioneer Electronic Corp | 磁気ヘツド |
-
1993
- 1993-07-19 JP JP17712993A patent/JPH0737222A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57566A (en) * | 1980-06-02 | 1982-01-05 | Mitsubishi Electric Corp | Guided flying body system |
| JPS63200312A (ja) * | 1987-02-16 | 1988-08-18 | Pioneer Electronic Corp | 磁気ヘツド |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19961001 |