JPH0737134B2 - スクリーン印刷機 - Google Patents

スクリーン印刷機

Info

Publication number
JPH0737134B2
JPH0737134B2 JP1163423A JP16342389A JPH0737134B2 JP H0737134 B2 JPH0737134 B2 JP H0737134B2 JP 1163423 A JP1163423 A JP 1163423A JP 16342389 A JP16342389 A JP 16342389A JP H0737134 B2 JPH0737134 B2 JP H0737134B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gauze
squeegee
printing
frame body
screen printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1163423A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02192943A (ja
Inventor
秀喜 足立
誠 澤田
杢平 橋本
洋文 清水
次郎 小野
俊輔 高木
鶴雄 松本
哲 高橋
隆幸 馬場
孝一 迎垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Publication of JPH02192943A publication Critical patent/JPH02192943A/ja
Publication of JPH0737134B2 publication Critical patent/JPH0737134B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F15/00Screen printers
    • B41F15/14Details
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F15/00Screen printers
    • B41F15/14Details
    • B41F15/34Screens, Frames; Holders therefor
    • B41F15/36Screens, Frames; Holders therefor flat
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/12Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
    • H05K3/1216Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing
    • H05K3/1225Screens or stencils; Holders therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Screen Printers (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、プリント配線や厚膜IC、ハイブリッド回路
などの作製に用いられるスクリーン印刷機に関する。
〔従来の技術〕
スクリーン印刷は、紗枠に張設された紗(スクリーン)
に、主として写真製版法により開口部と非開口部とから
なる図形、パターンを形成してスクリーン印刷版を製作
し、このスクリーン印刷版の上に印刷インキを置き、紗
面にスキージを摺接させて前記開口部からインキを押し
出すことにより、紗の下に配置された被印刷面に図形、
パターンを転写する印刷方式である。
第16図に、従来のスクリーン印刷機によりスクリーン印
刷を行なっている状態の膜式側面図を示す。紗枠1は、
第17図に示すように、木製又は金属製の矩形状の枠体2
に紗3を、その4辺を引っ張って規定の張力(テンショ
ン)を持たせた状態で接着、その他の方法により取り付
けて構成されている。そして、印刷を行なうときは、印
刷台(ステージ)4上に真空吸着、その他の方法によっ
て載置固定された被印刷物5と紗3との間に隙間(ギャ
ップ)dをとり、枠体2を固定して、紗枠1を印刷機本
体にセットする。この際、紗3は、二点鎖線で示すよう
に水平に張った状態にある。この状態で、紗3上にイン
キ6を塗布し、次いでスキージ7を紗3に圧接させて、
紗3を被印刷物5の表面に押圧し接触させる。この時、
紗3は伸ばされて実線で示した状態になる。この状態
で、スキージ7を矢印で示した方向へ移動させ、紗3の
開口部を通してインキ6を被印刷物5に転写する。そし
て、スキージ7の移動に伴い、紗3は、その張力により
順次、いわゆる版離れしながら被印刷物5との接触位置
が移ってゆき、印刷が行なわれる。
ところで、本出願人は、紗の4辺を矩形状の枠体に取り
付けた上記構成の紗枠における版離れや紗の寿命などの
改善を目的として、先に特願昭63−108312号及び特願昭
63−110856号の各明細書において、紗の2辺だけを固定
枠体とこの固定枠体に平行に配設された可動枠体との間
に張設した構成の紗枠を提案した。その紗枠の具体的な
構成例を、第18図ないし第21図に基づいて、次に説明し
ておく。
第18図に平面図を示した紗枠10は、コの字形に形成され
た、取付枠部14及び両側枠部16、16からなる固定枠体1
2、この固定枠体12の各側枠部16、16にそれぞれ固着さ
れた一対の案内杆18、18、両端部において各案内杆18、
18がそれぞれ垂直に貫挿され、その各案内杆18、18に摺
動自在に係合し、取付枠部14と平行をなす可動枠体20、
並びに固定枠体14の各側枠部16、16の端部と可動枠体20
との間にそれぞれ介装された一対の圧縮コイルばね24、
24から構成されている。一対の案内杆18、18は、取付枠
部14に対し垂直方向にかつ互いに平行に各側枠部16、16
の端部からそれぞれ延設されている。可動枠体20には、
可動枠体20が案内杆18、18に摺接して滑らかに移動可能
とするために、軸受(図示せず)を設け、その軸受を介
して案内杆18、18と係合するようにしている。各案内杆
18、18の、枠体20側の先端部には、可動側枠体20の移動
範囲を規制するためのストッパー26、26がそれぞれ固着
されている。また、圧縮コイルばね24は、可動側枠体20
を固定側枠体12から離れる方向へ付勢し、紗22に対しテ
ンションを付与する。紗22は、ナイロンやポリエステル
等の化学繊維、或いはステンレススチール等の金属メッ
シュにより形成されている。
以上の構成の紗枠10を印刷機本体に取り付けるときは、
固定枠体12を機体に固定ねじ等によって固定し、可動枠
体20は、固定枠体12に固着された案内杆18、18によって
支承された状態とする。そして、場合によっては、可動
枠体20に引張りコイルばね28の一端を固着し、引張りコ
イルばね28の他端を機体の固定部30に固着してもよい。
この引張りコイルばね28は、紗枠10に設けられた前記圧
縮コイルばね24のばね力による紗テンションが小さいと
きや、印刷品質の要求度合に応じて紗テンションを変え
る必要があるときなどに、印刷現場において紗テンショ
ンを適宜設定できるようにするために設けられるもので
ある。この圧縮コイルばね24、引張りコイルばね28によ
り、可動側枠体20は固定側枠体12から離れる方向へ引っ
張られ、紗22に対しテンションが付与される。第18図に
おいて実線で示した状態が、印刷前における可動側枠体
20及び紗22の位置である。
次に、第19図に平面図を示した紗枠50は、間隔をあけて
互いに平行に配設された固定枠体52及び可動枠体54、こ
れら一対の枠体52、54間に張設された紗56、一対の案内
棒58、58、並びに可動枠体54に取着された引張りコイル
ばね60とから構成されている。一対の案内棒58、58は平
行に配設されており、それぞれ一端部が固定枠体52の両
端部にそれぞれ嵌挿されて、固着されている。また、可
動枠体54には、案内棒58、58の他端側が貫挿されてお
り、可動枠体54は、軸受62を介しその両端部において、
固定枠体52と平行をなすように案内棒58、58と摺動自在
に係合している。
以上の構成の紗枠50を印刷機本体に取り付けるには、ま
ず、固定枠体52を機体に形成された枠体保持部64に固定
ねじ66によって固定する。次に、案内棒58、58を可動枠
体54に貫挿した状態で、一方の先端部を固定枠体52に取
り付けるとともに、他方の先端部を機体に形成された案
内棒保持部68に取付けねじ70によって固定する。そし
て、引張りコイルばね60の一端を可動枠体54に、他端を
機体の固定部72に固着する。この引張りコイルばね60に
より、可動枠体54は固定枠体52から離れる方向へ引っ張
られ、紗56に対しテンションが付与される。
また、第20図に平面図を、第21図に第20図のXXI−XXI線
縦断面図を示した紗枠80は、取付枠部84、両側枠部86、
86及び連結枠部88からなる矩形状の固定枠体82、この固
定枠体82の内方に、取付枠部84と間隔を介して平行に配
置され、両側枠部86、86に回動自在にその両端部が支持
された回動枠体90、並びに取付枠部84と回動枠体90との
間に張設された紗92に対し張力を付与する方向、すなわ
ち反時計回り方向へ回動枠体90を回動付勢するねじりコ
イルばね94から構成されている。回動枠体90は、固定枠
体82の両側枠部86、86に、回動枠体90と一体的に固着さ
れた回動軸96、及び側枠部86、86に取着された軸受(図
示せず)を介して支持されている。そして、回動軸96の
一端側の枠外部分にねじりコイルばね94が巻装されてお
り、ねじりコイルばね94の一端が、側枠部86に立設され
た係合ピン98に係合している。回動枠体90は、第21図に
示すように、円柱体の一部を軸線方向に切り取って平面
部100を形成した形状を有している。その回動枠体90に
紗96を、その一辺側を回動枠体90の周面に巻きつけ平面
部100に接着剤等により貼着して取り付けている。
ここで、第18図、第19図及び第20図にそれぞれ示したよ
うに、紗の2辺だけを一対の枠体間に張設した構成の紗
枠において、枠体に紗を取り付ける場合には、通常、印
刷方向すなわちスキージの走行方向と直交する枠体に対
して、紗を形成する各線材(メッキ法により作成された
紗は、1本ごとの線材を編み合わせて形成されたもので
はないが、網目を構成する線条部分を線材と同様に考え
る)を所定角度傾斜させた状態で紗張りが行なわれる。
このような張り方を一般にはバイアス張りというが、こ
のバイアス張りにおいては、第18図のA部分を拡大して
第22図に示すように、紗22を形成する線材が紗22のエッ
ジ102において終端となり、両枠体間に跨らないものが
ある。この結果、紗全体におけるテンションの分布状態
が不均一となり易い。
そこで、第23図に示した紗枠110のように、固定枠体112
と可動枠体114間に張設される紗116の、印刷版形成部11
8を挾んで印刷方向に沿った両側に補強帯状部120、120
を形成して、紗16の両側縁部を別部材で補強することが
考えられる。補強の方法としては、スクリーン印刷版の
製作過程で紗の全面に感光材料を塗布しておいて、その
中央部分に写真製版法により図形、パターンを形成する
過程において、紗面上に残存した感材によって側縁部が
補強されるようにしたり、紗に金属ベルトを貼り付けた
り、メッキにより金属体を付着形成したりする方法があ
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記構成の紗枠110を使用してスクリー
ン印刷を行なっている従来の状態は、第23図のXX IV−X
X IV断面図を第24図として示すように、スキージ122の
幅w0が紗116の幅(第23図及び第24図に示した紗枠110に
おいては補強帯状部120、120間の寸法)w1より小さく
(w0<w1)、かつスキージ122の幅方向の中心と紗116の
幅方向の中心とをほぼ一致させて印刷を行なうようにさ
れている。一方、補強帯状部120、120と印刷版形成部11
8を含むそれ以外の部分とでは、同一テンションが付与
された際のスキージ走行方向における伸び量が異なる。
このため、紗116の、補強帯状部120、120との継目部分
において無理な力が加わり、またその部分で紗116が屈
曲して、紗116が破断するなどの不都合を生じる。特
に、メッキにより金属帯を紗116に付着形成して補強帯
状部120、120を形成したり、メッキにより紗116を作成
する場合において同時に補強帯状部120、120を形成した
りしたときには、その危険性が大きい。
この発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、
印刷版形成部を挾んで印刷方向に沿った両側に補強帯状
部を有する構成の紗枠を取着したスクリーン印刷機にお
いて、紗がその補強帯状部との継目部分で破断するとい
ったようなことが起こらないようにすることを技術的課
題とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上記課題を達成するための手段として、ス
クリーン印刷機を次のように構成した。すなわち、この
発明に係るスクリーン印刷機は、固定枠体と、この固定
枠体に平行に配設され直線移動もしくは回転移動自在に
支持された可動枠体との間に、印刷版形成部を挾んで印
刷方向に沿った、少なくとも両側に補強帯状部が形成さ
れた紗を張設し、その紗及び補強帯状部の、少なくとも
一方に対し張力を付与する弾発手段を備えた紗枠が取着
されてなり、長手方向が印刷方向と直交するように配置
されたスキージにより、紗枠に張設された前記紗を上方
から押圧し、印刷台上に載置固定された被印刷物の表面
に紗を接触させた状態で、スキージを紗に摺接もしくは
転接させながら直線移動させることによって、紗上に置
かれたインキを紗に形成された印刷版を通して被印刷物
の表面に転写するスクリーン印刷機において、前記スキ
ージの長手方向の長さを、前記紗の印刷版形成部を挾ん
で両側に形設された前記補強帯状部間の間隔よりも大き
くし、スキージ移動時にスキージが両補強帯状部に同時
に接触するようにしたことを特徴として構成されてい
る。
上記した印刷台は、それに載置固定された被印刷物の表
面が、印刷台の、その載置部以外の部分の表面より高く
ならないように、被印刷物が載置される部分を凹ませ
て、それを形成することができる。
また、紗の両側に形成された上記補強帯状部間の間隔
を、被印刷物の幅より小さくなるように設定するように
してもよい。
さらにまた、上記したスキージは、紗の両側に形成され
た各補強帯状部上を摺接もしくは転接する部分と、補強
帯状部以外の、印刷版形成部を含む紗面上を摺接もしく
は転接する部分とを、互いに異なる材質又は異なる硬度
を有する素材によってそれぞれ形成することにより、そ
れを構成するようにしてもよいし、また、前者の部分の
下端辺の高さ位置を後者の部分の下端辺の高さ位置より
僅かに高くして、スキージの下端辺に段差を設けるよう
にしてもよい。それらの場合においては、スキージの、
当該各部分をそれぞれ別体として構成し、それらのスキ
ージユニットを互いに同期させて直線移動させるように
することもできる。
〔作用〕
上記構成のスクリーン印刷機によりスクリーン印刷を行
なう場合においては、スキージの長手方向の長さが、紗
の印刷版形成部を挾んで両側に形成されている一組の補
強帯状部間の間隔よりも大きいので、スキージ移動時
に、スキージが両補強帯状部に同時に接触するととも
に、補強帯状部以外の印刷版形成部を含む紗面にそれと
同時に接触するため、スキージ走行方向における伸び量
が、補強帯状部とそれ以外の部分とで同じになる。従っ
て、紗には、補強帯状部との継目部分に無理な力が加わ
ったり、またその継目部分で屈曲したりすることもなく
なるので、紗が破断することを防止することができる。
印刷台の被印刷物載置部分を凹ませて形成し、その凹部
に被印刷物を載置固定して、その被印刷物の表面が、そ
の載置部以外の部分の表面より高くならないようにした
ときは、スキージによって押圧された紗の両側部分が、
被印刷物の幅方向におけるエッジ部分での印刷台側へ僅
かに屈曲し、その状態でスキージが紗に摺接移動するこ
とによって紗に傷が発生する、といったことを避けるこ
とができる。
また、紗の両側に形成された補強帯状部間の間隔を被印
刷物の幅より小さくなるように設定したときは、被印刷
物の幅方向におけるエッジ部分は、紗の補強帯状部下面
と接触し、或いは紗の補強帯状部よりも外側に位置する
ことになるので、スキージが紗に摺接移動する際に被印
刷物のエッジ部分によって紗に傷が付く、といった心配
は不要である。
また、スキージの、紗の両側に形成された各補強帯状部
上を摺接もしくは転接する部分と、補強帯状部以外の、
印刷版形成部を含む紗面上を摺接もしくは転接する部分
とを、互いに異なる材質又は異なる硬度を有する素材に
よってそれぞれ形成するようにしたり、前者の部分の下
端辺の高さ位置を後者の部分の下端辺の高さ位置より僅
かに高くして、スキージの下端辺に段差を設けるように
したときは、紗の補強帯状部とそれ以外の部分とに対す
るウキージの摺接状態をそれぞれ適切にすることがで
き、安定した状態でスキージを紗に摺接もしくは転接さ
せながら直線移動させることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の好適な実施例について図面を参照しな
がら説明する。
このスクリーン印刷機において使用される紗枠は、第18
図ないし第21図に例示したものと基本構成は同じである
が、ここでは、第18図に示した紗枠の構成を例にとって
説明する。第1図は、その紗枠の平面図である。第1図
中、第18図と同一符号を付したものは、同一機能を有す
る同一部材であり、それらについては前述した通りであ
るので、その説明を省略する。
この紗枠10は、固定枠体12の取付枠部14と可動枠体20と
の間に張設される紗32が、印刷版形成部34を挾んで印刷
方向に沿った両側縁部に、感材、金属ベルト、メッキに
よる金属帯などにより補強された補強帯状部36、36を有
している。
そして、このスクリーン印刷機においては、第2図にス
クリーン印刷を行なっている状態を第1図のII−II断面
で示すように、スキージ38の幅W0が、紗32の補強帯状部
36、36間の間隔W1よりも大きくしてあり(W0>W1)、ス
キージ38の両端部分が両補強帯状部36、36に同時に接触
するようになっている。
従って、このスクリーン印刷機を使用し、印刷台40上に
被印刷物42を真空吸着等の手段によって載置固定し、ス
キージ38を紗32の上面に押し付けて、紗32を被印刷物42
に接触させながら、スキージ38を直線移動させて、スク
リーン印刷を行なうときは、スキージ38は、両補強帯状
部36、36並びにその補強帯状部36、36以外の印刷版形成
部34を含む紗32面にそれぞれ同時に接触することにな
る。このため、補強帯状部36、36とそれ以外の部分と
で、スキージ走行方向における伸び量が同じになるの
で、紗32の、補強帯状部36、36との継目部分に無理な力
が加わったり、その部分で屈曲したりすることもなく、
紗32がその継目部分で破断したりする心配がない。
尚、被印刷物の幅が第2図に示したものより大きくなっ
て、補強帯状部36、36が被印刷物と接触するような場合
でも、何ら問題はない。また、印刷版形成部以外の部分
に、上記補強帯状部36、36とは別の複数の補強帯状部を
紗32に形成するようにしてもよい。その場合には、少な
くとも印刷版形成部を挾んだ一組の補強帯状部にスキー
ジが同時に接触するようにスキージの長手方向の長さを
設定しておけばよい。
第3図ないし第5図に、紗枠の別の構成例を示す。第3
図はその背面図であり、第4図は第3図のIV−IV縦断面
図、第5図は第3図のV−V縦断面図である。
この紗枠130は、矩形状の保持枠体132、その保持枠体13
2の一端部外方側に形設された段部134に固定ねじ136に
よって固定された固定枠体138、保持枠体132の他端部内
方側に形設された案内板部140にスライド軸受142、142
を介して係合し、スキージ144の走行方向aへ往復移動
自在に支持され、固定枠体138と常に平行に対設された
可動枠体146、その可動枠体146に固定ねじ148によって
一体的に固着された取付部150、並びに、可動枠体146を
固定枠体138の側とは反対方向へ付勢する弾発手段152か
ら構成されている。弾発手段152は、この実施例では、
一端が可動枠体146に固定され、取付部150及び保持枠体
132にそれぞれ穿設された各貫通孔160、162に摺動自在
に挿通されて、他端が保持枠体132の外側面から突出し
たスタッド154、そのスタッド154の他端部に螺刻された
ねじ部に螺着されたテンション調節ねじ156、並びに、
スタッド154の他端部に巻装され、保持枠体132の外側面
と調節ねじ156との間に介設された圧縮コイルばね158か
ら構成されている。
上記構成の紗枠130の固定枠体138と可動枠体146の取付
部150との間には、保持部材170が掛け渡されている。保
持部材170は、第25図に示すように、1枚の薄板状素材
に形成され、それぞれスキージ144の走行方向aに対し
平行な一対の保持薄板部164、164と、その各両端部に連
接した両取着部分166、168とを有している。そして、保
持部材170は、その各取着部分166、168がそれぞれ固定
枠体138及び可動枠体146の取付部150の各上面に接着等
によって固定されることにより、固定枠体138と可動枠
体146の取付部150との間に掛け渡されて保持されてい
る。保持部材170は、伸縮性が無く、可撓性を有する薄
板状素材、例えば厚みが0.1〜0.2mm程度のステンレス鋼
板、或いはプラスチック板などによって形成されてお
り、保持薄板部164は、スキージ144によって平面に対し
垂直方向に押圧力が加えられた際には、可動枠体146が
a方向と逆方向に移動することにより、被印刷面の方向
へ容易に撓みを生じるようになっている。また、一対の
保持薄板部164、164は、スキージ144の両端部がそれぞ
れ同時に当接するような間隔を有して形設されている。
第3図中、172、174は、固定枠体138及び可動枠体146の
取付部150にそれぞれ穿設された位置決め用のピン穴、1
76、178は、保持部材170の取着部分166にあけられた位
置決め用の丸穴及び長穴、180、182は、保持部材170の
取着部分168にあけられた同じく位置決め用の丸穴及び
長穴であり、これらを使用して、保持部材170を固定枠
体138及び可動枠体146に対し位置決めし、その後に保持
部材170を固定枠体138及び取付部150に固着する。
また、上記保持部材170の一対の保持薄板部164、164
と、その保持部材170の両取着部分166、168を介在して
固定枠体138及び可動枠体146の取付部150とに、矩形状
の紗184がその4辺のそれぞれを固着して取り付けられ
ている。そして、紗184の、保持部材170と重なり合って
いない中央部分186に印刷パターンが形成されている。
このように、この紗枠130では、1枚の薄板状素材に一
対の保持薄板部164、164と両取着部分166、168とを形成
した保持部材170に、紗184を接着その他の手段によって
張り付け固定した構成を有しており、保持部材170の両
保持薄板部164、164に取着された部分が紗184の補強帯
状部となり、また、保持部材170と重なり合っていない
中央部分186が紗184の印刷版形成部となっている。
保持部材170の保持薄板部164、164には、保持部材170を
固定枠体138及び可動枠体146の取付部150に取り付けた
後に、テンション調節ねじ156を調節して規定のテンシ
ョンが付与される。この規定テンションは、保持部材17
0の使用素材の特性などによって決定されるが、1例を
挙げると、保持薄板部164の単位長さ当りのテンションT
0kg/cm=10kg/cm程度である。また、保持部材170の保持
薄板部164、164に規定テンションを付与した後に、保持
部材170に張り付けられる紗184に付与されるテンション
T1kg/cmは、上記した保持部材170の保持薄板部164に付
与される単位長さ当りの規定テンションT0kg/cmよりも
小さく(T1<T0)設定され、1例を挙げると、紗184の
単位長さ当りのテンションT1kg/cm=0.5〜1kg/cm程度で
ある。
以上の構成の紗枠130を使用してスクリーン印刷を行な
うときは、第3図に示すようにスキージ144の両端部が
保持部材170の両保持薄板部164、164上に配置されるよ
うにして、従来と同様の動作によりスキージ144の下端
を紗184に圧接摺動させるようにする。この際、紗184
は、伸縮性が無い保持部材170に取着され一体的に保持
されているので、保持部材170の保持薄板部164、164に
よってスキージ144の走行方向a側における伸びが規制
される。すなわち、保持部材170の保持薄板部164、164
は、スキージ144による押圧力によって、紗枠130の可動
枠体146及び取付部150が、可動枠体146に取り付けられ
た弾発手段152の圧縮コイルばね158の弾発力に抗し、固
定枠体138側へ引っ張られて移動することにより、被印
刷面側へ撓む。この際、紗184は、保持薄板部164、164
とともに被印刷面側へ撓み、被印刷面に紗184が接触す
るため、スキージの圧接力による紗184の伸び、変形が
生じることはない。そして、これら保持薄板部164、164
及び弾発手段152により、スキージ144が通過した後方側
において紗184にも版離れ力が付与される。
ところで、以上のような構成のスクリーン印刷機におい
て、第2図に示したように、紗32の補強帯状部36、36間
の間隔W1が被印刷物42の幅W2よりも大きい(W1>W2)場
合、スキージ38によって押圧された紗32が、補強帯状部
36以外の部分において被印刷物42の両側エッジ部分に押
し付けられることにより、紗32の両側部分が印刷台40側
へ僅かに屈曲する。このように紗32の、補強帯状部36以
外の部分がスキージ38によって被印刷物42のエッジ部分
に強く押し付けられた状態で、スキージ38が紗32に摺接
移動すると、被印刷物42のエッジ部分によって紗32が傷
付けられる、といったことが起こる可能性が考えられ
る。このような事態の発生を防止するための手段の例を
第6図ないし第8図に示す。
第6図ないし第8図はそれぞれ、スクリーン印刷機をス
キージの走行方向と直交する方向に切断し、説明の便宜
のために一部の部材のみを概略的に示した縦断面図であ
る。このうち、第6図及び第7図にそれぞれ示したもの
は、印刷台190、194の、被印刷物42を載置固定する部分
を、被印刷物42の厚みに相当する寸法だけ凹ませて凹部
192、196を形成し、その凹部192、196に被印刷物42を配
置して、その被印刷物42の表面が印刷台190、194の載置
部以外の部分の表面より高くならないようにした例であ
る。このような構成とすることにより、スキージ38によ
って押圧された紗32の、補強帯状部36以外の部分が、被
印刷物42のエッジ部分に強く押し付けられて、スキージ
38の摺動移動に際し紗32が傷付けられる、といったこと
を防止することができる。尚、第7図は、印刷台194の
幅がスキージ3の幅と略等しい場合の例である。
また、第8図に示したものは、紗32の両側に形成された
両補強帯状部36、36間の間隔W1を被印刷物198の幅W2
より小さくなるように設定し(W1<W2′)、被印刷物42
のエッジ部分が紗32の補強帯状部36の下面と接触するよ
うにした例である。従って、この場合には、スキージ38
によって紗32の、補強帯状部36以外の部分が、被印刷物
198のエッジ部分に強く押し付けられるといったことは
無い。尚、第8図は、被印刷物198のエッジ部分が紗32
の補強帯状部36と接触するようにしているが、被印刷物
198のエッジ部分が補強帯状部36よりも外側に位置する
ようにしてもよい。
また、第9図及び第10図に、スキージヘッドの具体的構
成の1例を示す。第9図は、スキージヘッドを正面から
見た図、第10図は、それを側方から見た図である。これ
らの図において、200がスキージであり、この例では角
スキージを示しているが、平スキージ等、その他種々の
形状のスキージであってもよい。スキージ200はスキー
ジホルダー202に保持され、スキージホルダー202は、ス
キージホルダー取付板204に取付ねじ206によって取り付
けられている。208はスキージ平行調整ねじである。ス
キージホルダ取付板204は、スキージ上下動板210に固定
ねじ212によって一体的に固着されており、さらにスキ
ージ上下動板210は、その中央部分が、保持板214に固着
されたスキージ上下駆動シリンダー216のピストンロッ
ドに取着されているとともに、その両端部分に固着され
た上下動軸218が、保持板214に固着された上下動軸受22
0に摺動自在に係合している。スキージ上下駆動シリン
ダー216には、スキージ上下ストローク調整ねじ222及び
そのロックナット224が付設されている。また、保持板2
14には、スクレーパ上下駆動シリンダー226が並設され
ており、そのスクレーパ上下駆動シリンダー226の上端
部には、スクレーパ上下ストローク調整ねじ228及びそ
のロックナット230が付設されているとともに、そのピ
ストンロッドにスクレーパ取付板232が取着され、その
スクレーパ取付板232にスクレーパ234が取り付けられて
いる。また、スクレーパ取付板232は、その両端部にお
いて、上下動軸236及びその上下動軸236に摺動自在に係
合する上下動軸受238を介して保持板214に連結されてい
る。
そして、保持板214には、アクチュエータカプラー板240
及び左右一対の軸受ホルダー242、242がそれぞれ一体的
に固着されており、アクチュエータカプラー板240に
は、シリンダー等のアクチュエータ(図示せず)の作動
軸244が連結され、軸受ホルダー242、242には、スライ
ドシャフト246、246が摺接自在に貫挿されていて、アク
チュエータを作動させることによりスライドシャフト24
6、246に案内されてスキージヘッド全体が印刷方向へ被
印刷物と平行に直線移動されるようになっている。
上記したような構成のスキージヘッドにおいて、スキー
ジの形態やスキージゴムの硬度は、被印刷物への印刷イ
ンキの転写品質によって決定され、例えばゴム硬度は、
50゜、60゜、70゜、80゜のうちから最適なものが選定さ
れる。ところが、紗の補強帯状部と印刷版が形成されて
いるそれ以外の部分とでは、剛性や表面状態などに差異
があり、被印刷物への印刷インキの転写品質の面からゴ
ム硬度を比較的低く設定したときには、紗の補強帯状部
に対するスキージの押圧状態が不安定になる。また、紗
の補強帯状部に対するスキージの摺接移動に伴う摩擦力
によってスキージの走行状態が不安定になったり、第3
図〜第5図に示したような構成の紗枠では、可動枠体の
移動動作がスムーズに行なわれなくなったりする、とい
ったことが考えられる。このようなことが起こるのを防
止するために、紗の補強帯状部に印刷インキを潤滑剤と
して塗布したり、同じく補強帯状態に硫化モリブデン
(MoS2)等の潤滑剤を焼付け、その他の方法によって塗
布したりすることが考えられるが、前者の場合には、イ
ンキのタレ落ちによる印刷台の汚損といった問題があ
り、また後者の場合には、印刷インキへの異物混入とい
った問題があるので、何れも採用することができない。
そこで、上記したような事態の発生を有効に防止するた
めの手段の例を第11図ないし第15図に示す。
第11図に正面から見た図を、第12図に第11図のXII−XII
断面図をそれぞれ示したものは、スキージを、紗の補強
帯状部上を摺接する両側のサイドスキージ250、250と、
補強帯状部以外の、印刷版形成部を含む紗面上を摺接す
るセンタースキージ252とにより構成し、それらサイド
スキージ250、250及びセンタースキージ252を共通の一
対のスキージホルダー254、254によって挾持し、締付け
ねじ256によって両スキージホルダー254、254に各スキ
ージ250、250、252を締付け固定した例である。そし
て、サイドスキージ250とセンタースキージ252とは、例
えばサイドスキージ250の硬度を80゜、センタースキー
ジ252の硬度を60゜というように、互いに異なる硬度を
有するゴム素材によりそれぞれ形成されている。このよ
うに、紗の補強帯状部上を摺接する部分とそれ以外の部
分を摺接する部分とで、スキージの硬度をそれぞれに最
適な値に選択設定することにより、紗の各部分に対する
スキージの摺接状態を適切にして、安定した状態でスキ
ージを紗に摺接させながら移動させることができる。
また、上記の場合において、サイドスキージ250とセン
タースキージ252とを互いに異なる材質によりそれぞれ
形成するようにしてもよい。例えば、紗の補強帯状部に
おける摺動抵抗を低減させるために、サイドスキージ25
0のテフロンにより形成するようにしてもよい。但し、
この場合、サイドスキージ250の下端辺とセンタースキ
ージの下端辺とを同一高さ位置になるよう一直線状に形
成したときは、印刷条件の1つであるスキージ圧力の設
定において問題が発生する可能性がある。そこで、その
ような場合には、第13図及び第14図に示したように、サ
イドスキージ260の下端辺の高さ位置をセンタースキー
ジ262の下端辺の高さ位置より僅かに高くして、スキー
ジの下端辺に段差268を設けるようにすればよい。段差2
68の大きさは、スキージ圧力設定、紗の補強帯状部の厚
み等を考慮して決定される。第13図に示したものは、サ
イドスキージ260のサイドスキージホルダー206に取り付
けて保持するとともに、センタースキージ262をセンタ
ースキージホルダー264に取り付けて保持し、両サイド
スキージホルダー266、266をセンタースキージホルダー
264に取付ねじ270によってそれぞれ固着した構成を有
し、また、第14図に示したものには、サイドスキージ26
0、260とセンタースキージ262とを共通のスキージホル
ダー272に取り付けて保持した構成を有する。
さらに、第15図に示したものは、紗の補強帯状部上を移
動するサイドスキージをローラ形式のスキージによって
構成し、そのサイドスキージが紗の補強帯状部上を転接
移動するようにした例である。すなわち、センタースキ
ージ262は、第11図〜第14図に示したものと同様摺接移
動する形式のスキージであるが、サイドスキージ280
は、サイドスキージホルダー282の取付孔に支軸284の一
端側を、例えば圧入して固着し、その支軸284にローラ2
86を回転自在に支持している。その際、ローラ286には
軸受288が、例えば圧入により組み込まれており、スナ
ップリング290によって軸受288を支軸284に係止して構
成されている。そして、両サイドスキージホルダー28
2、282を取付ねじ292によってそれぞれ一体的に固着し
ている。この場合においても、サイドスキージ280の下
端辺とセンタースキージ262の下端辺との間に段差294を
設けるようにしてもよい。
尚、以上のようにスキージをサイドスキージとセンター
スキージとによって構成した場合において、センタース
キージが紗の補強帯状部上の一部を摺動してもよいし、
またサイドスキージが補強帯状部以外の紗面上の一部を
摺動もしくは転動してもよい。また、紗の補強帯状部の
エッジ部分によるスキージの損傷を防止するために、サ
イドスキージとセンタースキージ間に隙間を設けるか、
或いは、一部切欠きを設けるようにしてもよい。また、
上記実施例では、サイドスキージをセンタースキージと
一体的に保持するような構成としたが、それぞれを別体
として形成し、サイドスキージユニットをセンタースキ
ージユニットとは異なる部材に取り付けて、両スキージ
ユニットを互いに同期させて直線移動させるような構成
としてもよい。
この発明のスクリーン印刷機の構成は以上の通りである
が、この発明の範囲は上記説明並びに図面の内容によっ
て限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種
々の変形例を包含し得る。すなわち、紗枠の構造は、印
刷版形成部を挾んで印刷方向に沿った両側に補強帯状部
を有する紗を一対の枠体間に張設した構成のものであれ
ばどのような構造のものでもよく、また、補強帯状部も
紗のスキージ面側でなく、被印刷物側に設けてもよい。
また、補強帯状部の形成位置は、紗の縁部に限定される
ものでなく、有効画像領域外であればよい。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したように構成されかつ作用するの
で、印刷版形成部を挾んで印刷方向に沿って複数の補強
帯状部を有する紗を一対の枠体間に張設した構成の紗枠
を取着したスクリーン印刷機において、スクリーン印刷
を繰り返し行なっても、紗がその補強帯状部との継目部
分で破断するといったようなことが起こる心配は全く不
要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係るスクリーン印刷機に使用され
る紗枠の1例を示す平面図、第2図は、第1図のII−II
断面図であって、スクリーン印刷を行なっている状態を
示す図、第3図ないし第5図は、紗枠の別の構成例を示
し、第3図はその背面図、第4図は第3図のIV−IV断面
図、第5図は第3図のV−V断面図、第6図ないし第8
図はそれぞれ、このスクリーン印刷機において印刷台上
に載置固定された被印刷物のエッジ部分によって紗が傷
付けられるのを防止するための手段の構成例を示し、何
れもスクリーン印刷機をスキージの走行方向と直交する
方向に切断してその縦断面を概略的に表わした図、第9
図及び第10図は、このスクリーン印刷機に使用されるス
キージヘッドの具体的構成の1例を示し、第9図は、そ
れを正面から見た図、第10図は、それを側方から見た
図、第11図ないし第15図はそれぞれ、このスクリーン印
刷機において安心した状態でスキージを紗に摺接もしく
は転接させながら移動させるための手段の構成例を示
し、第11図、第13図及び第14図はそれぞれ、スキージ及
びスキージホルダーを正面から見た図、第12図は第11図
のXII−XII断面図、第15図は、スキージ及びスキージホ
ルダーを一部破断状態で示す正面図、第16図は、従来の
スクリーン印刷機によりスクリーン印刷を行なっている
状態を示す概略側面図、第17図は、紗の4辺を枠体に取
り付けた構成の従来の紗枠を示す平面図、第18図は、第
17図に示した紗枠を改善した紗枠の具体的構成例を示す
平面図、第19図は、同じく別の構成例を示す平面図、第
20図は、同じくさらに別の構成例を示す平面図、第21図
は、第20図のXXI−XXI断面図、第22図は、第18図のA部
分の紗の拡大図、第23図は、第18図〜第21図に示した紗
枠をさらに改善した紗枠の概略構成を示す平面図、第24
図は、第23図のXX IV−XX IV断面図であって、スクリー
ン印刷を行なっている状態を示す図であり、第25図は、
第3図ないし第5図に示した紗枠の構成要素の1つであ
る保持部材の外形を示す斜視図である。 10、50、80、130……紗枠、 12、52、82、138……固定枠体、 20、54、90、146……可動枠体、 22、32、56、92、184……紗、 24、28、60、94、152……弾発手段、 34、186……印刷版形成部、 36……補強帯状部、 38、144……スキージ、 40、190、194……印刷台、42、198……被印刷物、 164……保持部材の保持薄板部、 192、196……凹部、 200……スキージ、 202、254、272……スキージホルダー、 250、260……サイドスキージ、 252、262……センタースキージ、 264……センタースキージホルダー、 266、282……サイドスキージホルダー、 280……サイドスキージ(ローラ形式)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 杢平 京都府京都市上京区堀川通寺之内上る4丁 目天神北町1番地の1 大日本スクリーン 製造株式会社内 (72)発明者 清水 洋文 京都府京都市上京区堀川通寺之内上る4丁 目天神北町1番地の1 大日本スクリーン 製造株式会社内 (72)発明者 小野 次郎 京都府京都市上京区堀川通寺之内上る4丁 目天神北町1番地の1 大日本スクリーン 製造株式会社内 (72)発明者 高木 俊輔 京都府京都市上京区堀川通寺之内上る4丁 目天神北町1番地の1 大日本スクリーン 製造株式会社内 (72)発明者 松本 鶴雄 京都府京都市右京区西京極北庄境町77番地 株式会社エクセルエンジニアリング内 (72)発明者 高橋 哲 京都府京都市右京区西京極北庄境町77番地 株式会社エクセルエンジニアリング内 (72)発明者 馬場 隆幸 京都府京都市伏見区羽束師古川町322番地 大日本スクリーン製造株式会社洛西工場 内 (72)発明者 迎垣 孝一 京都府京都市伏見区羽束師古川町322番地 大日本スクリーン製造株式会社洛西工場 内 (56)参考文献 特開 平1−280558(JP,A) 特開 平1−275139(JP,A) 実開 昭55−58362(JP,U) 実開 昭55−85862(JP,U)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定枠体と、この固定枠体に平行に配設さ
    れ直線移動もしくは回転移動自在に支持された可動枠体
    との間に、印刷版形成部を挾んで印刷方向に沿った、少
    なくとも両側に補強帯状部が形成された紗を張設し、そ
    の紗及び補強帯状部の、少なくとも一方に対し張力を付
    与する弾発手段を備えた紗枠が取着されてなり、長手方
    向が印刷方向と直交するように配置されたスキージによ
    り、紗枠に張設された前記紗を上方から押圧し、印刷台
    上に載置固定された被印刷物の表面に紗を接触させた状
    態で、スキージを紗に摺接もしくは転接させながら直線
    移動させることによって、紗上に置かれたインキを紗に
    形成された印刷版を通して被印刷物の表面に転写するス
    クリーン印刷機において、前記スキージの長手方向の長
    さを、前記紗の印刷版形成部を挾んで両側に形設された
    前記補強帯状部間の間隔よりも大きくし、スキージ移動
    時にスキージが両補強帯状部に同時に接触するようにし
    たことを特徴とするスクリーン印刷機。
  2. 【請求項2】印刷台に載置固定された被印刷物の表面
    が、印刷台の、その載置部以外の部分の表面より高くな
    らないように、被印刷物が載置される部分を凹ませて形
    成した請求項1記載のスクリーン印刷機。
  3. 【請求項3】紗の両側に形成された補強帯状部間の間隔
    を被印刷物の幅より小さく設定した請求項1記載のスク
    リーン印刷機。
  4. 【請求項4】スキージの、紗の両側に形成された各補強
    帯状部上を摺接もしくは転接する部分と、補強帯状部以
    外の、印刷版形成部を含む紗面上を摺接もしくは転接す
    る部分とを、互いに異なる材質又は異なる硬度を有する
    素材によりそれぞれ形成した請求項1ないし請求項3の
    いずれかに記載のスクリーン印刷機。
  5. 【請求項5】スキージの、紗の両側に形成された各補強
    帯状部上を摺接もしくは転接する部分の下端辺の高さ位
    置を、補強帯状部以外の、印刷版形成部を含む紗面上を
    摺接もしくは転接する部分の下端辺の高さ位置より僅か
    に高くして、スキージの下端辺に段差を設けた請求項1
    ないし請求項4のいずれかに記載のスクリーン印刷機。
  6. 【請求項6】スキージの、紗の両側に形成された各補強
    帯状部上を摺接もしくは転接する部分と、補強帯状部以
    外の、印刷版形成部を含む紗面上を摺接もしくは転接す
    る部分とを、それぞれ別体として構成し、それらのスキ
    ージユニットを互いに同期させて直線移動させるように
    した請求項4又は請求項5記載のスクリーン印刷機。
JP1163423A 1988-10-11 1989-06-26 スクリーン印刷機 Expired - Lifetime JPH0737134B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13269088 1988-10-11
JP63-132690 1988-10-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02192943A JPH02192943A (ja) 1990-07-30
JPH0737134B2 true JPH0737134B2 (ja) 1995-04-26

Family

ID=15087258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1163423A Expired - Lifetime JPH0737134B2 (ja) 1988-10-11 1989-06-26 スクリーン印刷機

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5152219A (ja)
JP (1) JPH0737134B2 (ja)
KR (1) KR940010353B1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5347925A (en) * 1990-11-19 1994-09-20 Prss - Maschinen Ag Solder or conductive paste printing stencil holder
GB2264460B (en) * 1992-06-03 1994-02-16 David Godfrey Williams Improved stencil or mask for applying solder to circuit boards and support frame
US5443003A (en) * 1992-12-03 1995-08-22 Larson; James D. Stretching frame for use in silkscreening
JP3344895B2 (ja) * 1996-05-28 2002-11-18 松下電器産業株式会社 スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法
FR2840851B1 (fr) * 2002-06-13 2004-09-03 Novatec Sa Soc Procede de mise en oeuvre d'un pochoir de serigraphie adapte permettant de dissocier le traitement des phases de remplissage et de moulage
US20040049874A1 (en) * 2002-09-13 2004-03-18 Velasquez Eric P. Screen printing squeegee for applying solder paste
US6990900B2 (en) * 2003-10-17 2006-01-31 Anderson John T Method and apparatus for stretching and mounting a screen printing screen
JP2009101514A (ja) * 2006-02-08 2009-05-14 Hirotake Kasuya シート状素材の張設具
JP2011201054A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Panasonic Corp スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法
CN105620016A (zh) * 2016-03-09 2016-06-01 苏州华策纺织科技有限公司 一种可调节辊筒倾斜程度的圆网印花机装置
CN112937081B (zh) * 2021-01-21 2022-04-19 浙江银升新材料有限公司 一种厨电玻璃表面丝网印刷装置及其方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2018989A (en) * 1934-04-16 1935-10-29 Ceramic Process Company Apparatus for applying pigments to surfaces
US2728294A (en) * 1952-07-21 1955-12-27 Stoffel & Co Printing table
US2998630A (en) * 1960-11-30 1961-09-05 M K M Knitting Mills Inc Method of and means for holding knitted swimsuit blanks flat
CH412770A (de) * 1963-12-13 1966-05-15 Buser Ag Maschf Fritz Druckschablone für Siebdruck
US3244093A (en) * 1964-11-16 1966-04-05 Vasilantone Michael Textile supporting means in stencil printing machines
FR1446355A (fr) * 1965-05-26 1966-07-22 Tripette & Renaud Tamis pour plansichters et appareils analogues
US3769908A (en) * 1972-08-28 1973-11-06 Rca Corp Metal mask screen for screen-printing
DE2531549C3 (de) * 1975-07-15 1978-06-01 Mitter & Co, 4815 Schloss Holte Siebdruckschablone, insbesondere Siebdruckschablonenband
JPS551894A (en) * 1979-05-21 1980-01-09 Shin Meiwa Ind Co Ltd Rotary tube type waste water treatment equipment
JPS5859081A (ja) * 1981-10-05 1983-04-07 Shigeru Saegusa 直立多面同時スクリ−ン印刷装置
US4520727A (en) * 1984-03-12 1985-06-04 Miller Screen & Design, Inc. Method and apparatus for silk-screen printing
US4549484A (en) * 1984-11-02 1985-10-29 Gte Communication Systems Corporation Thick film screen printing apparatus
JPS62286744A (ja) * 1986-06-05 1987-12-12 Naoto Akao スクリ−ン印刷機の改良型版枠
WO1988003092A1 (en) * 1986-10-29 1988-05-05 Holderegger Juerg Device for silk screen printing with level and flexible printing silks
US4854229A (en) * 1987-06-10 1989-08-08 E. I. Dupont De Nemours And Company Screen printer apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
KR940010353B1 (ko) 1994-10-22
KR910000362A (ko) 1991-01-29
US5152219A (en) 1992-10-06
JPH02192943A (ja) 1990-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0737134B2 (ja) スクリーン印刷機
CA2426641C (en) Multi-face forming mask device for vacuum deposition
EP0643902B1 (en) Improved stencil or mask for applying solder to circuit boards and support frame therefor
JPH1158921A (ja) 画像形成法
US6019042A (en) Printing blanket for offset printing
US20060090657A1 (en) Support system and method for a screen printing unit
JP2000038243A (ja) 紙しわ防止装置
EP0936067B1 (en) Cylinder cleaning apparatus
US3583318A (en) Printing plate clamping means
JP3285711B2 (ja) 孔版印刷用ドラム
EP0884188B1 (en) Thermal transfer apparatus equipped with a curved ink ribbon separation bar
US5111743A (en) Screen process printing plate for printing with high precision
US20070022885A1 (en) Method and apparatus for preventing plate cylinder contamination during a plating process
JP3441036B2 (ja) 印刷機への刷版装着
JPH07119107B2 (ja) スクリーン印刷機
JP2001277744A (ja) スクリーン製版
JPH0684069B2 (ja) 紗枠並びにその紗枠を使用したスクリーン印刷機
JPH11320821A (ja) 印刷ペースト用印刷装置及び方法
JPH0684068B2 (ja) 紗枠並びにその紗枠を使用したスクリーン印刷機
JPH0686116B2 (ja) スクリーン印刷方法並びにスクリーン印刷機
JPH0679537U (ja) スクリーン印刷における印刷膜厚均一処理機構
JPH091776A (ja) 印刷装置
JP3087184B2 (ja) シート印刷法およびその装置
JPH10157070A (ja) スクリーン印刷機のスキージ装置
JP3400768B2 (ja) 孔版印刷装置