JPH0737036B2 - 床材の製造方法 - Google Patents
床材の製造方法Info
- Publication number
- JPH0737036B2 JPH0737036B2 JP29871487A JP29871487A JPH0737036B2 JP H0737036 B2 JPH0737036 B2 JP H0737036B2 JP 29871487 A JP29871487 A JP 29871487A JP 29871487 A JP29871487 A JP 29871487A JP H0737036 B2 JPH0737036 B2 JP H0737036B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding
- cushion
- wood
- cushion material
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Floor Finish (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、床下地に直接貼り付けて施工できるようにし
た床材の製造方法に関するものである。
た床材の製造方法に関するものである。
[背景技術] 床下地に直接貼り付けて施工できるようにした直貼り床
材を製造するにあたって、従来は第4図に示すようにし
ておこなっていた。すなわちまず金型9内にゴム型で形
成した成形型1をセットし、この成形型1の成形凹所10
にポリウレタンエラストマーなどの液状の成形材料3を
流し込み、次ぎにこの成形材料3の上側においてピース
状の木質材4を成形型1内にセットする。木質材4は雄
実ね部11を成形型1の凹部12に嵌合させると共に雌実ね
部13を成形型1の突部14に嵌合させることによって、木
質材4の下面を成形材料3に接触させた状態でセットさ
れるようにしてある。そしてこの状態で成形材料3を硬
化させることによって弾性層5を形成させると共に木質
材4にこの弾性層5を成形材料3の硬化の際の自己接着
性で接着させ、次いで脱型する。この後に弾性層5の下
面に発泡樹脂シートなどで形成されるクッション材2を
貼り付けることによって、第4図(b)のように床材と
して仕上げることができる。このように形成される床材
はコンクリートスラブなど床下地の表面に直接接着剤な
どで貼り付けて施工されるものであり、床下地の表面に
凹凸があっても下部の弾性層5やクッション材2が変形
することによって凹凸を吸収することができ、また木質
材4で形成されることになる床表面での振動を弾性層5
やクッション材2で吸収して騒音が階下に伝わることを
防止することができる。
材を製造するにあたって、従来は第4図に示すようにし
ておこなっていた。すなわちまず金型9内にゴム型で形
成した成形型1をセットし、この成形型1の成形凹所10
にポリウレタンエラストマーなどの液状の成形材料3を
流し込み、次ぎにこの成形材料3の上側においてピース
状の木質材4を成形型1内にセットする。木質材4は雄
実ね部11を成形型1の凹部12に嵌合させると共に雌実ね
部13を成形型1の突部14に嵌合させることによって、木
質材4の下面を成形材料3に接触させた状態でセットさ
れるようにしてある。そしてこの状態で成形材料3を硬
化させることによって弾性層5を形成させると共に木質
材4にこの弾性層5を成形材料3の硬化の際の自己接着
性で接着させ、次いで脱型する。この後に弾性層5の下
面に発泡樹脂シートなどで形成されるクッション材2を
貼り付けることによって、第4図(b)のように床材と
して仕上げることができる。このように形成される床材
はコンクリートスラブなど床下地の表面に直接接着剤な
どで貼り付けて施工されるものであり、床下地の表面に
凹凸があっても下部の弾性層5やクッション材2が変形
することによって凹凸を吸収することができ、また木質
材4で形成されることになる床表面での振動を弾性層5
やクッション材2で吸収して騒音が階下に伝わることを
防止することができる。
しかし第4図のようにして床材の製造をおこなうにあた
って、ポリウレタンエラストマーなどの成形材料3は成
形型1内に直接流し込んで硬化させるために、成形材料
3が硬化して形成される弾性層5を成形型1から離型す
るのが困難であり、特に成形材料3中の溶剤や可塑剤等
の作用でゴム型の成形型1の離型性が徐々に失われて離
型が不能になることもあるという問題があった。また成
形材料3に木質材4を押え付けた状態で成形をおこなう
際に成形材料3の一部が成形型1の内面に沿って木質材
4の側面に浸入し、第5図に示すように雄実ね部11や雌
実ね部12の箇所に成形材料3がバリ15として回り込ん
で、床材を接続施工する際に実嵌合させることができな
くなるおそれがあるという問題もあった。
って、ポリウレタンエラストマーなどの成形材料3は成
形型1内に直接流し込んで硬化させるために、成形材料
3が硬化して形成される弾性層5を成形型1から離型す
るのが困難であり、特に成形材料3中の溶剤や可塑剤等
の作用でゴム型の成形型1の離型性が徐々に失われて離
型が不能になることもあるという問題があった。また成
形材料3に木質材4を押え付けた状態で成形をおこなう
際に成形材料3の一部が成形型1の内面に沿って木質材
4の側面に浸入し、第5図に示すように雄実ね部11や雌
実ね部12の箇所に成形材料3がバリ15として回り込ん
で、床材を接続施工する際に実嵌合させることができな
くなるおそれがあるという問題もあった。
[発明の目的] 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、成形型
からの離型を容易におこなうことができ、しかも木質材
の側面に成形材料がバリとして回り込むことを防止する
ことができる床材の製造方法を提供することを目的とす
るものである。
からの離型を容易におこなうことができ、しかも木質材
の側面に成形材料がバリとして回り込むことを防止する
ことができる床材の製造方法を提供することを目的とす
るものである。
[発明の開示] しかして本発明に係る床材の製造方法は、成形型1の底
部に上面が開口する凹所6を設けたクッション材2をセ
ットすると共にクッション材2の凹所6内に成形材料3
を充満し、次いで木質材4をクッション材2の上面に載
置した状態で成形型1内にセットし、成形材料3を硬化
させて木質材4とクッション材2にそれぞれ接着された
弾性層5を形成させることを特徴とするものである。そ
して本発明では、クッション材2内で成形材料3を硬化
させることによって成形材料3が成形型1の内面に接し
ないようにし、成形型1からの離型が困難になることが
ないようにすると共に成形材料3の一部が成形型1の内
面に沿って木質材の側面に回り込むことを防止するよう
にしたものである。
部に上面が開口する凹所6を設けたクッション材2をセ
ットすると共にクッション材2の凹所6内に成形材料3
を充満し、次いで木質材4をクッション材2の上面に載
置した状態で成形型1内にセットし、成形材料3を硬化
させて木質材4とクッション材2にそれぞれ接着された
弾性層5を形成させることを特徴とするものである。そ
して本発明では、クッション材2内で成形材料3を硬化
させることによって成形材料3が成形型1の内面に接し
ないようにし、成形型1からの離型が困難になることが
ないようにすると共に成形材料3の一部が成形型1の内
面に沿って木質材の側面に回り込むことを防止するよう
にしたものである。
以下本発明を実施例により詳述する。第1図は本発明の
一実施例を示すものであって、成形型1はゴム型で形成
されるものであり、金型などの中にセットしてある。そ
してまずこの成形型1の成形凹所10の底部にクッション
材2をはめ込んでセットする。クッション材2は凹所6
を設けて上面が開口する略コ字型断面形状に形成してあ
り、例えば20倍発泡のポリエチレン発泡シートなど発泡
樹脂シートを成形することによって形成してある。次ぎ
にクッション材2の凹所6内に流動性を有する成形材料
3を注入して充満させる。成形材料3としては硬化後に
弾性を示す材料が用いられるものであり、例えばポリウ
レタンエラストマーの液状材料を用いることができる。
こののちにクッション材2の上側において成形型1内に
木質材4をセットする。木質材4はむく板や合板などで
形成されるものであり、その両側端面にそれぞれ雄実ね
部11と雌実ね部13が加工してある。この雄実ね部11を成
形型1の凹部12に嵌合させると共に雌実ね部13を成形型
1の突部14に嵌合させることによって、木質材4の下面
をクッション材2の周縁部の上面及び成形材料3の上面
に押圧させて接触させた状態でセットされるようにして
ある。このように木質材4をセットしてクッション材2
の凹所6内に成形材料3を密閉させたのちに、成形材料
3を硬化させて弾性層5を形成させるものであり、この
とき成形材料3が硬化する際の自己接着性によって弾性
層5は木質材4の下面とクッション材2の内面にそれぞ
れ装着され、木質材4と弾性層5とクッション材2とが
積層一体化された床材を得ることができる。
一実施例を示すものであって、成形型1はゴム型で形成
されるものであり、金型などの中にセットしてある。そ
してまずこの成形型1の成形凹所10の底部にクッション
材2をはめ込んでセットする。クッション材2は凹所6
を設けて上面が開口する略コ字型断面形状に形成してあ
り、例えば20倍発泡のポリエチレン発泡シートなど発泡
樹脂シートを成形することによって形成してある。次ぎ
にクッション材2の凹所6内に流動性を有する成形材料
3を注入して充満させる。成形材料3としては硬化後に
弾性を示す材料が用いられるものであり、例えばポリウ
レタンエラストマーの液状材料を用いることができる。
こののちにクッション材2の上側において成形型1内に
木質材4をセットする。木質材4はむく板や合板などで
形成されるものであり、その両側端面にそれぞれ雄実ね
部11と雌実ね部13が加工してある。この雄実ね部11を成
形型1の凹部12に嵌合させると共に雌実ね部13を成形型
1の突部14に嵌合させることによって、木質材4の下面
をクッション材2の周縁部の上面及び成形材料3の上面
に押圧させて接触させた状態でセットされるようにして
ある。このように木質材4をセットしてクッション材2
の凹所6内に成形材料3を密閉させたのちに、成形材料
3を硬化させて弾性層5を形成させるものであり、この
とき成形材料3が硬化する際の自己接着性によって弾性
層5は木質材4の下面とクッション材2の内面にそれぞ
れ装着され、木質材4と弾性層5とクッション材2とが
積層一体化された床材を得ることができる。
このように成形をおこなったのちに床材を成形型1から
脱型するのであるが、成形材料3はクッション材2内で
硬化していて成形型1の内面に接触していないために、
何等離型性の困難なく脱型をおこなうことができるもの
である。またこのように成形材料3はクッション材2内
で硬化するために、成形材料3が成形型1の内面に沿っ
て木質材4の側面に浸入してバリが雄実ね部11や雌実ね
部13に回り込むようなおそれはないものである。また、
成形材料3を成形する際に同時にクッション材2を貼り
付けることができることになって、別途の工程でクッシ
ョン材2を貼り付ける場合よりも工数を低減することが
できることになるものである。
脱型するのであるが、成形材料3はクッション材2内で
硬化していて成形型1の内面に接触していないために、
何等離型性の困難なく脱型をおこなうことができるもの
である。またこのように成形材料3はクッション材2内
で硬化するために、成形材料3が成形型1の内面に沿っ
て木質材4の側面に浸入してバリが雄実ね部11や雌実ね
部13に回り込むようなおそれはないものである。また、
成形材料3を成形する際に同時にクッション材2を貼り
付けることができることになって、別途の工程でクッシ
ョン材2を貼り付ける場合よりも工数を低減することが
できることになるものである。
第2図は本発明の他の実施例を示すものである。すなわ
ち、クッション材2が柔らか過ぎて腰がないときにはそ
の側壁2aが成形時に倒れるおそれがあるが、これに対処
するために第2図の実施例ではクッション材2の周縁部
にフランジ17を延出させて設け、木質材4を成形型1に
セットした際にこのフランジ17が木質材4と成形型1に
形成した段部18との間に挟持されるようにして、クッシ
ョン材2の側壁2aが倒れたりすることがないようにして
ある。このとき、木質材4の下面と段部18の上面との間
の間隔がフランジ17の厚みよりも小さくなるように設定
すると、木質材4はフランジ17を圧縮する状態でクッシ
ョン材2の上面に接することになり、木質材4とクッシ
ョン材2との間から成形材料3がしみ出すことを完全に
防止することができる。
ち、クッション材2が柔らか過ぎて腰がないときにはそ
の側壁2aが成形時に倒れるおそれがあるが、これに対処
するために第2図の実施例ではクッション材2の周縁部
にフランジ17を延出させて設け、木質材4を成形型1に
セットした際にこのフランジ17が木質材4と成形型1に
形成した段部18との間に挟持されるようにして、クッシ
ョン材2の側壁2aが倒れたりすることがないようにして
ある。このとき、木質材4の下面と段部18の上面との間
の間隔がフランジ17の厚みよりも小さくなるように設定
すると、木質材4はフランジ17を圧縮する状態でクッシ
ョン材2の上面に接することになり、木質材4とクッシ
ョン材2との間から成形材料3がしみ出すことを完全に
防止することができる。
第3図はさらに他の実施例を示すものであり、このもの
では木質材4を複数の分割されたピース4aを接合して形
成してあり、各ピース4aに対応して複数の凹所6をクッ
ション材2に形成するようにしてある。各ピース4aは接
着剤を用いて接合するようにしてもよく、また各ピース
4aとクッション材2の上面とを接着剤で接着させるよう
にしてもよい。
では木質材4を複数の分割されたピース4aを接合して形
成してあり、各ピース4aに対応して複数の凹所6をクッ
ション材2に形成するようにしてある。各ピース4aは接
着剤を用いて接合するようにしてもよく、また各ピース
4aとクッション材2の上面とを接着剤で接着させるよう
にしてもよい。
[発明の効果] 上述のように本発明にあっては、成形型の底部に上面が
開口する凹所を設けたクッション材をセットすると共に
クッション材の凹所内に成形材料を充満し、次いで木質
材をクッション材の上面に載置した状態で成形型内にセ
ットして成形材料を硬化させるようにしたので、成形材
料はクッション材の凹所内で硬化されるものであって成
形型の内面には接触せず、離型性に問題が生じることな
く脱型を容易におこなうことができるものであり、また
このように成形材料は成形型の内面に接触しないため
に、成形時に成形材料が成形型の内面に沿って木質材の
側面に回り込むおそれがないものである。
開口する凹所を設けたクッション材をセットすると共に
クッション材の凹所内に成形材料を充満し、次いで木質
材をクッション材の上面に載置した状態で成形型内にセ
ットして成形材料を硬化させるようにしたので、成形材
料はクッション材の凹所内で硬化されるものであって成
形型の内面には接触せず、離型性に問題が生じることな
く脱型を容易におこなうことができるものであり、また
このように成形材料は成形型の内面に接触しないため
に、成形時に成形材料が成形型の内面に沿って木質材の
側面に回り込むおそれがないものである。
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は同上の他
の実施例の断面図、第3図は同上のさらに他の実施例の
断面図、第4図(a)(b)は従来例の断面図、第5図
は従来例の断面図である。 1は成形型、2はクッション材、3は成形材料、4は木
質材、5は弾性層、6は凹所である。
の実施例の断面図、第3図は同上のさらに他の実施例の
断面図、第4図(a)(b)は従来例の断面図、第5図
は従来例の断面図である。 1は成形型、2はクッション材、3は成形材料、4は木
質材、5は弾性層、6は凹所である。
Claims (1)
- 【請求項1】成形型の底部に上面が開口する凹所を設け
たクッション材をセットすると共にクッション材の凹所
内に成形材料を充満し、次いで木質材をクッション材の
上面に載置した状態で成形型内にセットし、成形材料を
硬化させて木質材とクッション材にそれぞれ接着された
弾性層を形成させることを特徴とする床材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29871487A JPH0737036B2 (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | 床材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29871487A JPH0737036B2 (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | 床材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01163015A JPH01163015A (ja) | 1989-06-27 |
JPH0737036B2 true JPH0737036B2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=17863329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29871487A Expired - Lifetime JPH0737036B2 (ja) | 1987-11-26 | 1987-11-26 | 床材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737036B2 (ja) |
-
1987
- 1987-11-26 JP JP29871487A patent/JPH0737036B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01163015A (ja) | 1989-06-27 |
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