JPH0736648A - 監視表示装置 - Google Patents
監視表示装置Info
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- JPH0736648A JPH0736648A JP5177866A JP17786693A JPH0736648A JP H0736648 A JPH0736648 A JP H0736648A JP 5177866 A JP5177866 A JP 5177866A JP 17786693 A JP17786693 A JP 17786693A JP H0736648 A JPH0736648 A JP H0736648A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 イベントの発生,復旧等の状態が一目瞭然に
把握可能とし、また原因の解析を容易にすることにあ
る。 【構成】 イベントデータを保存するデータベース部1
1と、外部からの抽出指定データに従ってデータベース
部からイベントデータを読み出すデータ読出指定手段1
3と、この読み出した発生時刻,発生個所,発生内容を
もつイベントデータのうち、発生内容を記号化および色
指定化する記号化処理手段15と、この記号および色指
定データを含む発生時刻,発生個所を有するイベントデ
ータを保存する表示用テーブル14と、このテーブルに
保存されたイベントデータについて、発生個所ごとにバ
ーチャート的にイベント発生継続状態および記号を色表
示するタイミングチャート表示処理手段16,18とを
設けた監視表示装置である。
把握可能とし、また原因の解析を容易にすることにあ
る。 【構成】 イベントデータを保存するデータベース部1
1と、外部からの抽出指定データに従ってデータベース
部からイベントデータを読み出すデータ読出指定手段1
3と、この読み出した発生時刻,発生個所,発生内容を
もつイベントデータのうち、発生内容を記号化および色
指定化する記号化処理手段15と、この記号および色指
定データを含む発生時刻,発生個所を有するイベントデ
ータを保存する表示用テーブル14と、このテーブルに
保存されたイベントデータについて、発生個所ごとにバ
ーチャート的にイベント発生継続状態および記号を色表
示するタイミングチャート表示処理手段16,18とを
設けた監視表示装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラントその他の種々
の制御システムの動作状態を表示する監視表示装置に係
わり、特にアラームの発生・復旧履歴や操作記録等を視
覚的に把握しやすい状態で表示する監視表示装置に関す
る。
の制御システムの動作状態を表示する監視表示装置に係
わり、特にアラームの発生・復旧履歴や操作記録等を視
覚的に把握しやすい状態で表示する監視表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタル計装制御システムで
は、アラームの発生・復旧状態を表す警報履歴(ヒスト
リカルアラーム)、バルブの開閉等のごとき警報以外の
事象変化の記録出力(イベントログ)、アラーム履歴表
示等(以下、これらを総称してイベントデータと呼ぶ)
の保存・表示が行われている。
は、アラームの発生・復旧状態を表す警報履歴(ヒスト
リカルアラーム)、バルブの開閉等のごとき警報以外の
事象変化の記録出力(イベントログ)、アラーム履歴表
示等(以下、これらを総称してイベントデータと呼ぶ)
の保存・表示が行われている。
【0003】従来、このようなイベントデータの保存・
表示は、図7に示すように発生時刻,発生個所(タグ番
号),発生内容を単位とし、そのイベントデータの発生
時刻の順番に単に時系列的なレポート形式により保存お
よび表示されており、極論すると単なる文字の並びにす
ぎなかった。
表示は、図7に示すように発生時刻,発生個所(タグ番
号),発生内容を単位とし、そのイベントデータの発生
時刻の順番に単に時系列的なレポート形式により保存お
よび表示されており、極論すると単なる文字の並びにす
ぎなかった。
【0004】また、従来の他のもう1つのイベントデー
タの保存・表示は、図7に示すような時系列形式のイベ
ントデータの中から特に発生内容につき、アラーム発生
項目,アラーム復旧項目,操作項目,システムハードア
ラーム,プロセスアラームなどに大分類し、その項目ご
とに選択的に取り出して表示することが行われている。
タの保存・表示は、図7に示すような時系列形式のイベ
ントデータの中から特に発生内容につき、アラーム発生
項目,アラーム復旧項目,操作項目,システムハードア
ラーム,プロセスアラームなどに大分類し、その項目ご
とに選択的に取り出して表示することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなイベントデータの時系列的に保存および表示の場
合には次のような種々の問題がある。 (1) アラームの発生・復旧,操作記録などのイベン
トの発生間隔が1時間であっても、1秒であっても、
「1行の文字列」の保存・表示となるので、イベントの
発生時刻は表示されるものの、監視員は、各イベントの
発生時間間隔を直感的に把握しにくい。特に、あるイベ
ントの発生後、その復旧までに長い時間がかかったと
き、その間に多数のイベントが発生すると、先のイベン
トが本当に復旧したのか把握できなくなり、適切な監視
・制御が行われにくい問題がある。 (2) また、イベントデータが表示画面に表示される
のは、CRTの表示可能な行数に制限され、例えば40
行しか表示できない。あるプロセスの異常によって1つ
のイベント発生個所で複数のアラームが同時に多発する
ことがあるが、この場合には従来のイベントデータの表
示では、1つのイベント発生個所に対してアラームの発
生数分の表示行が使用され、プロセスのアラーム状態を
大局的に把握しにくくする問題がある。 (3) さらに、発生したアラームの原因を解析すると
き、その発生から復旧までの間に幾つものイベントデー
タが挟んだ状態になるので、画面を切り替えて表示した
り、印字されたものの場合には何頁にも渡る記録用紙を
ひっくり返しながら解析することになり、解析作業が煩
雑であると同時に原因の解明を難しくする問題がある。 (4) さらに、大分類に別けて表示する表示するもの
は、単にイベント発生時刻の順番に表示するものよりも
大局的に把握しやすいが、それでも1行文字列の表示や
同一発生個所でのアラームの多発による表示行数の制限
が依然解消されておらず、原因の解析にも前述と同様な
問題がある。
ようなイベントデータの時系列的に保存および表示の場
合には次のような種々の問題がある。 (1) アラームの発生・復旧,操作記録などのイベン
トの発生間隔が1時間であっても、1秒であっても、
「1行の文字列」の保存・表示となるので、イベントの
発生時刻は表示されるものの、監視員は、各イベントの
発生時間間隔を直感的に把握しにくい。特に、あるイベ
ントの発生後、その復旧までに長い時間がかかったと
き、その間に多数のイベントが発生すると、先のイベン
トが本当に復旧したのか把握できなくなり、適切な監視
・制御が行われにくい問題がある。 (2) また、イベントデータが表示画面に表示される
のは、CRTの表示可能な行数に制限され、例えば40
行しか表示できない。あるプロセスの異常によって1つ
のイベント発生個所で複数のアラームが同時に多発する
ことがあるが、この場合には従来のイベントデータの表
示では、1つのイベント発生個所に対してアラームの発
生数分の表示行が使用され、プロセスのアラーム状態を
大局的に把握しにくくする問題がある。 (3) さらに、発生したアラームの原因を解析すると
き、その発生から復旧までの間に幾つものイベントデー
タが挟んだ状態になるので、画面を切り替えて表示した
り、印字されたものの場合には何頁にも渡る記録用紙を
ひっくり返しながら解析することになり、解析作業が煩
雑であると同時に原因の解明を難しくする問題がある。 (4) さらに、大分類に別けて表示する表示するもの
は、単にイベント発生時刻の順番に表示するものよりも
大局的に把握しやすいが、それでも1行文字列の表示や
同一発生個所でのアラームの多発による表示行数の制限
が依然解消されておらず、原因の解析にも前述と同様な
問題がある。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、イベントの発生,復旧等の状態が一目瞭然に把
握でき、また原因の解析を容易にする監視表示装置を提
供することを目的とする。
あって、イベントの発生,復旧等の状態が一目瞭然に把
握でき、また原因の解析を容易にする監視表示装置を提
供することを目的とする。
【0007】また、本発明の他の目的は、監視員が必要
とする表示内容を容易に編集可能とし、これにより監視
の正確性、原因の解析に大きく貢献する監視表示装置を
提供することにある。
とする表示内容を容易に編集可能とし、これにより監視
の正確性、原因の解析に大きく貢献する監視表示装置を
提供することにある。
【0008】さらに、本発明の他の目的は、イベントの
発生,復旧等の状態が一目瞭然に把握できとともに、関
係情報のウインドウ表示によりより、より子細に原因を
解明可能とし、また原因追及を短時間に行いうる監視表
示装置を提供することにある。
発生,復旧等の状態が一目瞭然に把握できとともに、関
係情報のウインドウ表示によりより、より子細に原因を
解明可能とし、また原因追及を短時間に行いうる監視表
示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、アラームの発生・復
旧,操作記録等のイベントデータを保存するヒストリカ
ルイベントデータベース部と、外部から入力される抽出
範囲を示す指定データに従って前記ヒストリカルイベン
トデータベース部からイベントデータを読み出すデータ
読出指定手段と、このデータ読出指定手段によって読み
出された少くとも発生時刻,発生個所および発生内容を
もつイベントデータのうち、前記発生内容について予め
定めた発生項目に従って記号データに変換する記号化処
理手段と、この記号化処理手段によって変換された記号
データを含む発生時刻,発生個所からなるイベントデー
タを保存する表示用テーブルと、この表示用テーブルに
保存されたイベントデータについて、前記発生個所ごと
にイベント発生継続状態を表すバーチャートにより表示
し、かつ、このバーチャート近傍または当該バーチャー
トに重ねて記号を付して表示するタイミングチャート表
示処理手段とを設けた監視表示装置である。
に、請求項1に対応する発明は、アラームの発生・復
旧,操作記録等のイベントデータを保存するヒストリカ
ルイベントデータベース部と、外部から入力される抽出
範囲を示す指定データに従って前記ヒストリカルイベン
トデータベース部からイベントデータを読み出すデータ
読出指定手段と、このデータ読出指定手段によって読み
出された少くとも発生時刻,発生個所および発生内容を
もつイベントデータのうち、前記発生内容について予め
定めた発生項目に従って記号データに変換する記号化処
理手段と、この記号化処理手段によって変換された記号
データを含む発生時刻,発生個所からなるイベントデー
タを保存する表示用テーブルと、この表示用テーブルに
保存されたイベントデータについて、前記発生個所ごと
にイベント発生継続状態を表すバーチャートにより表示
し、かつ、このバーチャート近傍または当該バーチャー
トに重ねて記号を付して表示するタイミングチャート表
示処理手段とを設けた監視表示装置である。
【0010】請求項2に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の構成要素に新たに、バーチャートで表示さ
れたイベントデータに基づいて所要とする監視内容に編
集し表示するデータ編集処理手段を付加した監視表示装
置である。
応する発明の構成要素に新たに、バーチャートで表示さ
れたイベントデータに基づいて所要とする監視内容に編
集し表示するデータ編集処理手段を付加した監視表示装
置である。
【0011】次に、請求項3に対応する発明は、請求項
1に対応する発明の構成要素に、新たに発生個所の相互
関連データ、過去の運転履歴データ、システム内のつな
がりデータなどの関係データが前記発生個所をキーとし
て保存されているシステムデータベース部と、バーチャ
ートで表示されているイベントデータの発生個所をキー
として前記システムデータベース部から前記関係情報を
検索し、バーチャートで表示されているイベントデータ
上にウインドウ表示するデータ検索処理・表示制御手段
とを付加した監視表示装置である。
1に対応する発明の構成要素に、新たに発生個所の相互
関連データ、過去の運転履歴データ、システム内のつな
がりデータなどの関係データが前記発生個所をキーとし
て保存されているシステムデータベース部と、バーチャ
ートで表示されているイベントデータの発生個所をキー
として前記システムデータベース部から前記関係情報を
検索し、バーチャートで表示されているイベントデータ
上にウインドウ表示するデータ検索処理・表示制御手段
とを付加した監視表示装置である。
【0012】さらに、請求項4に対応する発明は、簡略
記号化処理手段としては、データ読出指定手段によって
読み出された少くとも発生時刻,発生個所および発生内
容をもつイベントデータのうち、発生内容を予め定めた
発生項目に従って記号データおよび色指定データに変換
し、タイミングチャート表示処理手段においてイベント
データを表示するとき、イベントの発生継続状態を表す
バーチャートおよび記号のうち何れか1方または両方に
前記色指定データに基づく色で表示可能とする監視表示
装置である。
記号化処理手段としては、データ読出指定手段によって
読み出された少くとも発生時刻,発生個所および発生内
容をもつイベントデータのうち、発生内容を予め定めた
発生項目に従って記号データおよび色指定データに変換
し、タイミングチャート表示処理手段においてイベント
データを表示するとき、イベントの発生継続状態を表す
バーチャートおよび記号のうち何れか1方または両方に
前記色指定データに基づく色で表示可能とする監視表示
装置である。
【0013】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は、以上のよ
うな手段を講じたことにより、外部から抽出すべき時間
帯の指定データを入力すると、データ読出指定手段で
は、その時間帯の指定データに従ってヒストリカルイベ
ントデータベース部から前記時間帯内のイベントデータ
を順次読み出す。ここで、記号化処理手段では、読み出
された発生時刻,発生個所および発生内容をもつイベン
トデータのうち、発生内容につい予め定めた発生項目に
従って例えば簡略記号に変換し、発生時刻,発生個所と
ともに表示用テーブルに保存する。
うな手段を講じたことにより、外部から抽出すべき時間
帯の指定データを入力すると、データ読出指定手段で
は、その時間帯の指定データに従ってヒストリカルイベ
ントデータベース部から前記時間帯内のイベントデータ
を順次読み出す。ここで、記号化処理手段では、読み出
された発生時刻,発生個所および発生内容をもつイベン
トデータのうち、発生内容につい予め定めた発生項目に
従って例えば簡略記号に変換し、発生時刻,発生個所と
ともに表示用テーブルに保存する。
【0014】しかる後、タイミングチャート表示処理手
段では、表示用テーブルに保存されているイベントデー
タについて、前記発生個所ごとにイベントの発生継続状
態をバーチャートで表示するとともに、当該バーチャー
トの適宜な部分に記号を付して表示部に表示するので、
イベントの発生継続状態が一目瞭然に把握でき、かつ、
表示部に表示画面に多数のイベントデータを表示可能で
あり、原因の解析を容易にするものである。さらに、イ
ベント発生継続状態を表すバーチャートおよび記号のう
ち少くとも一方または両方に色で表示すれば、さらに他
のイベントとの区別が容易になり、イベントの発生継続
状態が比較的容易に把握できる。
段では、表示用テーブルに保存されているイベントデー
タについて、前記発生個所ごとにイベントの発生継続状
態をバーチャートで表示するとともに、当該バーチャー
トの適宜な部分に記号を付して表示部に表示するので、
イベントの発生継続状態が一目瞭然に把握でき、かつ、
表示部に表示画面に多数のイベントデータを表示可能で
あり、原因の解析を容易にするものである。さらに、イ
ベント発生継続状態を表すバーチャートおよび記号のう
ち少くとも一方または両方に色で表示すれば、さらに他
のイベントとの区別が容易になり、イベントの発生継続
状態が比較的容易に把握できる。
【0015】次に、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応する発明と同様な作用を有する他、新たにデー
タ編集処理手段を設け、バーチャートで表示されたイベ
ントデータを見ながら必要とする監視内容に編集し、再
度表示すれば、監視員が知りたいイベントの状態を確
実、かつ、正確に把握でき、原因の解析に大きく貢献す
る。
1に対応する発明と同様な作用を有する他、新たにデー
タ編集処理手段を設け、バーチャートで表示されたイベ
ントデータを見ながら必要とする監視内容に編集し、再
度表示すれば、監視員が知りたいイベントの状態を確
実、かつ、正確に把握でき、原因の解析に大きく貢献す
る。
【0016】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項1に対応する発明と同様な作用を有する他、システム
データベース部に発生個所の相互関連データ、過去の運
転履歴データ、システム内のつながりデータなどの関係
データが前記発生個所をキーとして保存し、必要なとき
バーチャートで表示されたイベントデータを見ながら当
該イベントデータの発生個所をキーとして前記システム
データベース部から関係情報を検索し、既に表示されて
いるイベントデータ上にウインドウ表示すれば、より詳
細に種々のイベント発生継続状態やシステムの稼動状態
を把握でき、より子細に原因を解明でき、また原因追及
を短時間に行いうるものである。
項1に対応する発明と同様な作用を有する他、システム
データベース部に発生個所の相互関連データ、過去の運
転履歴データ、システム内のつながりデータなどの関係
データが前記発生個所をキーとして保存し、必要なとき
バーチャートで表示されたイベントデータを見ながら当
該イベントデータの発生個所をキーとして前記システム
データベース部から関係情報を検索し、既に表示されて
いるイベントデータ上にウインドウ表示すれば、より詳
細に種々のイベント発生継続状態やシステムの稼動状態
を把握でき、より子細に原因を解明でき、また原因追及
を短時間に行いうるものである。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係わる監視表示装置の実施例
について図面を参照して説明する。図1は本発明装置の
一実施例を示す機能ブロック図、図2(a),(b)は
監視装置内および監視装置とは独立に本発明装置を設け
た構成図である。
について図面を参照して説明する。図1は本発明装置の
一実施例を示す機能ブロック図、図2(a),(b)は
監視装置内および監視装置とは独立に本発明装置を設け
た構成図である。
【0018】先ず、本発明装置の理解を助ける意味か
ら、例えばデジタル計装制御システムにおける本装置の
位置付けについて図2を参照して説明する。図2(a)
は監視装置内に本発明装置を設けた図であって、システ
ムバス1上に多数の制御ステーションその他の制御機器
2,…が分散配置されており、これらの制御機器2,…
から例えばプロセスのアラーム発生,復旧に係わる発生
時刻,発生個所(タグ)および発生内容等のデータがシ
ステムバス1を通して上位装置である監視装置本体3に
伝送される。
ら、例えばデジタル計装制御システムにおける本装置の
位置付けについて図2を参照して説明する。図2(a)
は監視装置内に本発明装置を設けた図であって、システ
ムバス1上に多数の制御ステーションその他の制御機器
2,…が分散配置されており、これらの制御機器2,…
から例えばプロセスのアラーム発生,復旧に係わる発生
時刻,発生個所(タグ)および発生内容等のデータがシ
ステムバス1を通して上位装置である監視装置本体3に
伝送される。
【0019】この監視装置本体3にはヒストリカルイベ
ントデータベース部4およびデータ処理部5が内蔵され
ている。なお、このデータ処理部5において制御機器
2,…側から送られてくるプロセスデータからイベント
の発生内容を判断する場合には、制御機器2,…からは
発生時刻,発生個所およびプロセスデータを伝送するも
のとする。また、データ処理部5側において発生時刻を
付する場合もあり、この場合には制御機器2,…側から
は発生時刻を送らない。
ントデータベース部4およびデータ処理部5が内蔵され
ている。なお、このデータ処理部5において制御機器
2,…側から送られてくるプロセスデータからイベント
の発生内容を判断する場合には、制御機器2,…からは
発生時刻,発生個所およびプロセスデータを伝送するも
のとする。また、データ処理部5側において発生時刻を
付する場合もあり、この場合には制御機器2,…側から
は発生時刻を送らない。
【0020】前記監視装置本体3にはキーボードその他
の入力機器6が設けられ、ここから監視員による操作記
録がヒストリカルイベントデータベース部4に格納さ
れ、また後記する抽出しようとする指定データをヒスト
リカルイベントデータベース部4に与えるようになって
いる。また、データ処理部5にはCRT表示部7が設け
られている。
の入力機器6が設けられ、ここから監視員による操作記
録がヒストリカルイベントデータベース部4に格納さ
れ、また後記する抽出しようとする指定データをヒスト
リカルイベントデータベース部4に与えるようになって
いる。また、データ処理部5にはCRT表示部7が設け
られている。
【0021】図2(b)は監視装置とは独立的に本発明
装置を設けた図である。この場合には、監視装置本体3
側にはヒストリカルイベントデータベース部4が設けら
れ、本発明装置10側には本発明装置に関するデータ処
理部5が設けられている。
装置を設けた図である。この場合には、監視装置本体3
側にはヒストリカルイベントデータベース部4が設けら
れ、本発明装置10側には本発明装置に関するデータ処
理部5が設けられている。
【0022】次に、図1は例えば図2に示すように位置
付けられた監視表示装置の構成を示す図である。同図に
おいて11は図2の4に相当するヒストリカルイベント
データベース部であって、このデータベース部11には
制御ステーションその他の制御機器2から送られてくる
アラーム発生,復旧データや種々の監視装置の入力機器
6から入力される運転操作などの履歴データ,つまりイ
ベントデータが保存されている。従って、このデータベ
ース部11には例えば図7と同様に文字列を時系列的に
保存する形式,つまり発生時刻,発生個所(タグ番
号),発生内容などが文字またはビットデータにより時
系列的に記憶されている。なお、本装置におけるデータ
ベース部11のデータ保存形式は図7に限らないことは
言うまでもない。
付けられた監視表示装置の構成を示す図である。同図に
おいて11は図2の4に相当するヒストリカルイベント
データベース部であって、このデータベース部11には
制御ステーションその他の制御機器2から送られてくる
アラーム発生,復旧データや種々の監視装置の入力機器
6から入力される運転操作などの履歴データ,つまりイ
ベントデータが保存されている。従って、このデータベ
ース部11には例えば図7と同様に文字列を時系列的に
保存する形式,つまり発生時刻,発生個所(タグ番
号),発生内容などが文字またはビットデータにより時
系列的に記憶されている。なお、本装置におけるデータ
ベース部11のデータ保存形式は図7に限らないことは
言うまでもない。
【0023】12はキーボードその他の入力機器6に相
当する抽出データ指定入力手段であって、ここから監視
員が抽出しようとする例えば時間帯データを指定入力
し、データ読出指定手段13に送出する。このデータ読
出指定手段13は、データ処理部5の一部をなすもので
あって、抽出データ指定入力手段12からの時間帯指定
に従って前記データベース部11から当該時間帯内のイ
ベントデータを読み出して時間帯指定データ表示用テー
ブル14に書き込み、またイベントデータのうち発生内
容データだけが簡易記号化処理手段15に送られる。こ
れら表示用テーブル14および簡易記号化処理手段15
はデータ処理部5の一部をなしている。従って、時間帯
指定データ表示用テーブル14にはデータベース部11
から読み出されたある時間帯内の発生時刻,発生個所お
よび発生内容からなるイベントデータが保存される。
当する抽出データ指定入力手段であって、ここから監視
員が抽出しようとする例えば時間帯データを指定入力
し、データ読出指定手段13に送出する。このデータ読
出指定手段13は、データ処理部5の一部をなすもので
あって、抽出データ指定入力手段12からの時間帯指定
に従って前記データベース部11から当該時間帯内のイ
ベントデータを読み出して時間帯指定データ表示用テー
ブル14に書き込み、またイベントデータのうち発生内
容データだけが簡易記号化処理手段15に送られる。こ
れら表示用テーブル14および簡易記号化処理手段15
はデータ処理部5の一部をなしている。従って、時間帯
指定データ表示用テーブル14にはデータベース部11
から読み出されたある時間帯内の発生時刻,発生個所お
よび発生内容からなるイベントデータが保存される。
【0024】なお、抽出データ指定入力手段12は、時
間帯データだけでなく、例えば時間帯データと発生個所
(TAG:タグ番号)とを指定入力してもよい。この場
合には、データ読出指定手段13は、データベース部1
1の保存内容を参照しながら指定時間帯内の指定発生個
所のイベントデータを選択し出力する。
間帯データだけでなく、例えば時間帯データと発生個所
(TAG:タグ番号)とを指定入力してもよい。この場
合には、データ読出指定手段13は、データベース部1
1の保存内容を参照しながら指定時間帯内の指定発生個
所のイベントデータを選択し出力する。
【0025】前記簡易記号化処理手段15では、データ
ベース部11から読み出された発生内容データを所要と
する項目ごと,例えばPV上限に関する警報,PV下限
に関する警報,MV上限に関する異常、偏差に関する警
報、その他の項目ごとに簡略記号データに変換するとと
もに、この簡略記号データに予め項目によって定められ
た色指定データを付して時間帯指定データ表示用テーブ
ル14における発生内容の該当エリアに順次保存する。
従って、イベントデータは表示用テーブル14に図3に
示すように表示しやすい形式に整理されて保存されてい
る。
ベース部11から読み出された発生内容データを所要と
する項目ごと,例えばPV上限に関する警報,PV下限
に関する警報,MV上限に関する異常、偏差に関する警
報、その他の項目ごとに簡略記号データに変換するとと
もに、この簡略記号データに予め項目によって定められ
た色指定データを付して時間帯指定データ表示用テーブ
ル14における発生内容の該当エリアに順次保存する。
従って、イベントデータは表示用テーブル14に図3に
示すように表示しやすい形式に整理されて保存されてい
る。
【0026】なお、データベース部11から表示用テー
ブル14に発生時刻,発生個所および発生内容を送出し
たが、例えば発生時刻と発生個所とを表示用テーブル1
4に送り、発生内容を簡易記号化処理手段15に送るよ
うな構成でもよい。また、簡易記号化処理手段15がデ
ータベース部11の発生時刻,発生個所および発生内容
をもつイベンデータの全部を受け取った後、当該発生内
容を簡略記号化および色指定を行い、発生時刻および発
生個所とともに表示用テーブル14に一括して保存して
もよい。
ブル14に発生時刻,発生個所および発生内容を送出し
たが、例えば発生時刻と発生個所とを表示用テーブル1
4に送り、発生内容を簡易記号化処理手段15に送るよ
うな構成でもよい。また、簡易記号化処理手段15がデ
ータベース部11の発生時刻,発生個所および発生内容
をもつイベンデータの全部を受け取った後、当該発生内
容を簡略記号化および色指定を行い、発生時刻および発
生個所とともに表示用テーブル14に一括して保存して
もよい。
【0027】16はタイミングチャート表示処理手段で
あって、これはデータ処理部5の一部をなし、図3のよ
うに保存されたイベントデータを読み出して例えば発生
個所ごとにバーチャート的に表示可能に処理し、表示制
御手段17を介して表示部18(7)に表示する。図4
は多数のイベントデータを表示部18にバーチャートの
形態で表示した図である。
あって、これはデータ処理部5の一部をなし、図3のよ
うに保存されたイベントデータを読み出して例えば発生
個所ごとにバーチャート的に表示可能に処理し、表示制
御手段17を介して表示部18(7)に表示する。図4
は多数のイベントデータを表示部18にバーチャートの
形態で表示した図である。
【0028】19は監視員が表示部18の表示画面を見
ながら表示内容を編集するためのデータを入力するキー
ボードその他の機器6に相当する表示内容編集入力手
段、20は編集入力手段19の編集指令に基づいて表示
用テーブル14に保存されたイベントデータデータの検
索,選択,削除等を実行するデータ編集処理手段であ
る。つまり、データ編集処理手段20は表示内容編集入
力手段19から編集指令を受けると、表示部18の画面
下部または図4の適宜な個所に図5のようなメニューを
ウインドウ表示し、該当メニューをカーソルまたはマウ
ス等で指定し、編集処理を行うものである。
ながら表示内容を編集するためのデータを入力するキー
ボードその他の機器6に相当する表示内容編集入力手
段、20は編集入力手段19の編集指令に基づいて表示
用テーブル14に保存されたイベントデータデータの検
索,選択,削除等を実行するデータ編集処理手段であ
る。つまり、データ編集処理手段20は表示内容編集入
力手段19から編集指令を受けると、表示部18の画面
下部または図4の適宜な個所に図5のようなメニューを
ウインドウ表示し、該当メニューをカーソルまたはマウ
ス等で指定し、編集処理を行うものである。
【0029】21はシステムデータベース部であって、
これには発生個所の相互関連データや過去の運転履歴デ
ータ、システム内のつながりデータなどを発生個所(T
AG)をキーとして保存されている。つまり、システム
データベース部21には、例えばプロセス配管系を考え
たとき、ある配管が下流側で分岐配管となっていると
き、上流側配管の流量検出器の検出値に異常があったと
き、その検出器と関連のある分岐配管の流量検出器側に
もその異常の影響があるので、それらの関連データが発
生個所例えば検出器をキーとして保存されている。
これには発生個所の相互関連データや過去の運転履歴デ
ータ、システム内のつながりデータなどを発生個所(T
AG)をキーとして保存されている。つまり、システム
データベース部21には、例えばプロセス配管系を考え
たとき、ある配管が下流側で分岐配管となっていると
き、上流側配管の流量検出器の検出値に異常があったと
き、その検出器と関連のある分岐配管の流量検出器側に
もその異常の影響があるので、それらの関連データが発
生個所例えば検出器をキーとして保存されている。
【0030】22は表示内容編集入力手段19からの指
示に基づいてシステムデータベース部21から関連デー
タを検索し、表示制御手段23を通して表示部18にウ
ィンドウ表示するデータ検索処理手段である。図6はそ
の表示状態を示す図である。
示に基づいてシステムデータベース部21から関連デー
タを検索し、表示制御手段23を通して表示部18にウ
ィンドウ表示するデータ検索処理手段である。図6はそ
の表示状態を示す図である。
【0031】次に、以上のように構成された装置の動作
について説明する。監視員が監視抽出しようとする時間
帯,例えば7時から9時30分を抽出データ指定入力手
段12から入力すると、この時間帯指定データに基づい
てデータ読出指定手段13がヒストリカルイベントデー
タベース部11上に図7に示すごとく保存されているイ
ベントデータデータの中から指定時間帯内のイベントデ
ータ,つまり発生時刻,発生個所および発生内容を順次
読み出して時間帯指定データ表示用テーブル14に保存
する一方、発生内容だけは簡易記号化処理手段15にも
送出する。
について説明する。監視員が監視抽出しようとする時間
帯,例えば7時から9時30分を抽出データ指定入力手
段12から入力すると、この時間帯指定データに基づい
てデータ読出指定手段13がヒストリカルイベントデー
タベース部11上に図7に示すごとく保存されているイ
ベントデータデータの中から指定時間帯内のイベントデ
ータ,つまり発生時刻,発生個所および発生内容を順次
読み出して時間帯指定データ表示用テーブル14に保存
する一方、発生内容だけは簡易記号化処理手段15にも
送出する。
【0032】ここで、簡易記号化処理手段15は、発生
内容のうち例えばPV上限に関する警報の場合にはA記
号、PV下限に関する警報の場合にはB記号、MV上限
に関する異常の場合にはC記号、偏差警報の場合にはD
記号に変換するとともに、これらの記号に予め項目ごと
に定められた色指定データを付して表示用テーブル14
の発生内容の該当エリアに書き込むことにより、表示用
テーブル14に図3に示すような形式で保存する。この
ように表示記号および色指定を行ったのは、バーチャー
トの形態で表示するときに監視員が容易に把握し易くす
るためである。
内容のうち例えばPV上限に関する警報の場合にはA記
号、PV下限に関する警報の場合にはB記号、MV上限
に関する異常の場合にはC記号、偏差警報の場合にはD
記号に変換するとともに、これらの記号に予め項目ごと
に定められた色指定データを付して表示用テーブル14
の発生内容の該当エリアに書き込むことにより、表示用
テーブル14に図3に示すような形式で保存する。この
ように表示記号および色指定を行ったのは、バーチャー
トの形態で表示するときに監視員が容易に把握し易くす
るためである。
【0033】そして、以上のようにしてイベントデータ
を保存した後、タィミングチャート表示処理手段16に
より、例えば発生個所TAGを抽出し、かつ、当該発生
個所の発生時刻および終了時刻を取り出して該当発生個
所に属する時間軸上にそってバーチャートで表示し、さ
らにそのバーチャート部分の適宜な部分に当該発生個所
に対応する発生内容の表示記号例えばAを色指定データ
に基づいて色表示する。この一連のデータ処理は発生個
所ごとに順次行っていく。従って、表示部18には図4
に示すようなバーチャートの形態でイベントデータが表
示される。
を保存した後、タィミングチャート表示処理手段16に
より、例えば発生個所TAGを抽出し、かつ、当該発生
個所の発生時刻および終了時刻を取り出して該当発生個
所に属する時間軸上にそってバーチャートで表示し、さ
らにそのバーチャート部分の適宜な部分に当該発生個所
に対応する発生内容の表示記号例えばAを色指定データ
に基づいて色表示する。この一連のデータ処理は発生個
所ごとに順次行っていく。従って、表示部18には図4
に示すようなバーチャートの形態でイベントデータが表
示される。
【0034】この表示部18の表示画面の状態について
説明する。この表示画面の行方向にはイベントデータの
対象となる発生個所(TAG)が並び、これら発生個所
の横軸には各発生個所のイベント発生内容がバーチャー
ト形式で表現されている。しかも、イベント発生内容が
棒状に表現され、かつ、時間との対応関係をとっている
ので、当該棒状の左端は発生時刻,右端は復旧時刻を表
しており、イベントの発生,復旧状態が直ちに把握でき
る。さらに、イベントにはアラームの発生,復旧の他、
アラームの種別や操作記録の種別など多彩な情報がある
ので、簡易記号化処理手段15で作成された記号,色に
よって容易に判別できる。
説明する。この表示画面の行方向にはイベントデータの
対象となる発生個所(TAG)が並び、これら発生個所
の横軸には各発生個所のイベント発生内容がバーチャー
ト形式で表現されている。しかも、イベント発生内容が
棒状に表現され、かつ、時間との対応関係をとっている
ので、当該棒状の左端は発生時刻,右端は復旧時刻を表
しており、イベントの発生,復旧状態が直ちに把握でき
る。さらに、イベントにはアラームの発生,復旧の他、
アラームの種別や操作記録の種別など多彩な情報がある
ので、簡易記号化処理手段15で作成された記号,色に
よって容易に判別できる。
【0035】なお、表示部18に表示される内容は、表
示用テーブル14の初期の種々のイベントデータである
ので、多くの表示内容となる。これでは、監視員が必要
とする要望を満たさない場合がある。
示用テーブル14の初期の種々のイベントデータである
ので、多くの表示内容となる。これでは、監視員が必要
とする要望を満たさない場合がある。
【0036】そこで、イベントの種類,時刻表現,表示
させる発生個所の選択,並び替えにより、監視員が必要
とする内容に表現する必要が生ずる。このような処理を
行うのが、表示内容編集入力手段19とデータ編集処理
手段20である。
させる発生個所の選択,並び替えにより、監視員が必要
とする内容に表現する必要が生ずる。このような処理を
行うのが、表示内容編集入力手段19とデータ編集処理
手段20である。
【0037】このデータ編集処理は、監視員が表示部1
8の内容を確認後、表示内容編集入力手段19から編集
起動を入力すると、データ編集処理手段20が予め表示
用テーブル14または当該データ編集処理手段20に格
納されている図5に示すメニューを表示用テーブル14
または表示制御手段17を介して表示画面の例えば下側
にウインドウ表示する。そして、監視員がキーボードま
たはマウス等の表示内容編集入力手段19を用いてウイ
ンドウ表示されたメニューに基づき編集指令内容を入力
する。
8の内容を確認後、表示内容編集入力手段19から編集
起動を入力すると、データ編集処理手段20が予め表示
用テーブル14または当該データ編集処理手段20に格
納されている図5に示すメニューを表示用テーブル14
または表示制御手段17を介して表示画面の例えば下側
にウインドウ表示する。そして、監視員がキーボードま
たはマウス等の表示内容編集入力手段19を用いてウイ
ンドウ表示されたメニューに基づき編集指令内容を入力
する。
【0038】ここで、主な編集指令内容を説明する。 * 発生個所(TAG NO)検索機能(表示TAG,
削除TAG) これは、表示したい発生個所を入力し表示させるもので
あり、これにはワイルドカード機能等を使用し、同種類
の複数の発生個所を同時に検索できる。ここで、同種類
とは、プラント別での共通名称をワイルドカードとして
検索するとか、変量機能(F:流量,L:レベル,T:
温度など)ワイルドカードとして検索するものである。 * 発生個所の並び替え(ソート) これは、発生個所,つまりTAG NOの順番にバーチ
ャートを並び替えるとか、昇順・降順などの選択であ
る。 * 発生時刻順の並び替え(ソート) これは、1つの発生個所で複数のイベントが発生した場
合、指定時刻の中で一番最初に発生している時点を起点
とし、並び替えを実行する。 * イベント種別での検索(イベント種別) 運転員操作項目のみの選択・除外、アラーム復旧項目の
選択・除外、アラーム発生項目の選択・除外、アラーム
種別での選択・除外などである。
削除TAG) これは、表示したい発生個所を入力し表示させるもので
あり、これにはワイルドカード機能等を使用し、同種類
の複数の発生個所を同時に検索できる。ここで、同種類
とは、プラント別での共通名称をワイルドカードとして
検索するとか、変量機能(F:流量,L:レベル,T:
温度など)ワイルドカードとして検索するものである。 * 発生個所の並び替え(ソート) これは、発生個所,つまりTAG NOの順番にバーチ
ャートを並び替えるとか、昇順・降順などの選択であ
る。 * 発生時刻順の並び替え(ソート) これは、1つの発生個所で複数のイベントが発生した場
合、指定時刻の中で一番最初に発生している時点を起点
とし、並び替えを実行する。 * イベント種別での検索(イベント種別) 運転員操作項目のみの選択・除外、アラーム復旧項目の
選択・除外、アラーム発生項目の選択・除外、アラーム
種別での選択・除外などである。
【0039】そして、データ編集処理手段20にあって
は、表示用テーブル14からイベントデータを取り込ん
だ後、以上のような編集指令内容に基づいて編集処理を
実行し、再度,表示用テーブル14に移し、バーチャー
トにる表示処理を行って表示部18に表示する。このと
き、データ編集処理手段20は、多重処理可能とするた
め、不要情報を徐々に削除しながら、監視員が本来把握
したい内容・状況を提供する。
は、表示用テーブル14からイベントデータを取り込ん
だ後、以上のような編集指令内容に基づいて編集処理を
実行し、再度,表示用テーブル14に移し、バーチャー
トにる表示処理を行って表示部18に表示する。このと
き、データ編集処理手段20は、多重処理可能とするた
め、不要情報を徐々に削除しながら、監視員が本来把握
したい内容・状況を提供する。
【0040】さらに、本装置においては、ヒストリカル
イベントデータベース部1とは独立して配管系統デー
タ、TAGの相互関連データ、過去の運転履歴データ、
システム内のつながりデータなどが発生個所(TAG)
毎に保存されているいるシステムデータベース部21が
設けられているので、表示部18に表示されているイベ
ント発生の発生個所をキーとし、データ検索処理手段2
2にてシステムデータベース部21に対して検索等を実
行し、その関連情報を取り出し、表示制御手段23を介
して表示部18に図6に示すようにウインドウ表示す
る。
イベントデータベース部1とは独立して配管系統デー
タ、TAGの相互関連データ、過去の運転履歴データ、
システム内のつながりデータなどが発生個所(TAG)
毎に保存されているいるシステムデータベース部21が
設けられているので、表示部18に表示されているイベ
ント発生の発生個所をキーとし、データ検索処理手段2
2にてシステムデータベース部21に対して検索等を実
行し、その関連情報を取り出し、表示制御手段23を介
して表示部18に図6に示すようにウインドウ表示す
る。
【0041】因みに、この例は、発生個所2BF102
をキーとしてシステムデータベース部21から関係デー
タを検索し、表示部18にウインドウ表示させた例であ
る。従って、以上のような実施例の構成によれば、イベ
ント発生状態がデータベース部11に文字列の形で時系
列的に保存されているが、そのイベントデータの中の発
生内容を記号化および色指定化し、タイミングチャート
表示処理手段16にて表示部18に発生個所ごとに時間
軸方向にバーチャート的にイベント発生継続状態を表示
し、かつ、そのバーチャート部分に記号を付し、さらに
バーチャートおよび記号のうち何れか一方または両方に
指定された色で表示するので、イベントの発生・復旧状
態が時間的感覚で一目で分かり、これにより状況判断、
原因分析を迅速、容易に実施できる環境を得ることがで
きる。しかも、同一の発生個所で短時間に多数のイベン
トが発生しても、同一発生個所であれば比較的少ない行
部分に全て適切に網羅して表示でき、また従来に比較し
て多数のイベント発生状態を表示できる。また、発生個
所ごとにイベントの発生状態を表示するので、効率的に
イベントの発生継続状態を監視できる。
をキーとしてシステムデータベース部21から関係デー
タを検索し、表示部18にウインドウ表示させた例であ
る。従って、以上のような実施例の構成によれば、イベ
ント発生状態がデータベース部11に文字列の形で時系
列的に保存されているが、そのイベントデータの中の発
生内容を記号化および色指定化し、タイミングチャート
表示処理手段16にて表示部18に発生個所ごとに時間
軸方向にバーチャート的にイベント発生継続状態を表示
し、かつ、そのバーチャート部分に記号を付し、さらに
バーチャートおよび記号のうち何れか一方または両方に
指定された色で表示するので、イベントの発生・復旧状
態が時間的感覚で一目で分かり、これにより状況判断、
原因分析を迅速、容易に実施できる環境を得ることがで
きる。しかも、同一の発生個所で短時間に多数のイベン
トが発生しても、同一発生個所であれば比較的少ない行
部分に全て適切に網羅して表示でき、また従来に比較し
て多数のイベント発生状態を表示できる。また、発生個
所ごとにイベントの発生状態を表示するので、効率的に
イベントの発生継続状態を監視できる。
【0042】また、この装置では、表示部18に多数の
イベント発生継続状態を表示した後、適宜に不要なイベ
ント発生継続状態を削除し、必要な編集加工を行うこと
により、必要なイベントの状態を容易に把握でき、原因
解析・判断に非常に有効となる。
イベント発生継続状態を表示した後、適宜に不要なイベ
ント発生継続状態を削除し、必要な編集加工を行うこと
により、必要なイベントの状態を容易に把握でき、原因
解析・判断に非常に有効となる。
【0043】さらに、システムデータベースとのリレー
ショナル化により、現在表示されていないイベントに関
わる関係情報を表示できるので、より子細に原因の解明
・分析が容易になり、原因追及を短時間に行うことがで
きる。
ショナル化により、現在表示されていないイベントに関
わる関係情報を表示できるので、より子細に原因の解明
・分析が容易になり、原因追及を短時間に行うことがで
きる。
【0044】なお、上記実施例では、必ずイベント発生
ごとに記号を付したが、例えば図4のZWT205のご
とき、ある数以上のイベント発生の場合には記号を付す
ることなくバー表示だけ表示する構成としてもよい。ま
た、時間軸の拡大,圧縮機能をもたせ、部分確認,長時
間スパンの全容把握を可能とするようにしてもよい。さ
らに、上記実施例では、発生個所をキーとし、この発生
個所が含まれるトレンド画面をウインドウ表示すれば、
アラーム発生に至るまでの経緯が監視員に提供可能とな
り、状況把握・原因追及が容易となる。その他、その要
旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
ごとに記号を付したが、例えば図4のZWT205のご
とき、ある数以上のイベント発生の場合には記号を付す
ることなくバー表示だけ表示する構成としてもよい。ま
た、時間軸の拡大,圧縮機能をもたせ、部分確認,長時
間スパンの全容把握を可能とするようにしてもよい。さ
らに、上記実施例では、発生個所をキーとし、この発生
個所が含まれるトレンド画面をウインドウ表示すれば、
アラーム発生に至るまでの経緯が監視員に提供可能とな
り、状況把握・原因追及が容易となる。その他、その要
旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を奏する。請求項1の発明によれば、イベ
ントの発生,復旧等の状態が一目瞭然に把握でき、また
原因の解析を容易に実施できる環境を提供できる。
のような効果を奏する。請求項1の発明によれば、イベ
ントの発生,復旧等の状態が一目瞭然に把握でき、また
原因の解析を容易に実施できる環境を提供できる。
【0046】請求項2の発明は、監視員が必要とする表
示内容に容易に編集でき、これにより監視の正確性、原
因の解析に大きく貢献できる。次に、請求項3の発明
は、関係情報のウインドウ表示により原因の解析に非常
に有効であり、原因追及の大幅な時間短縮を図ることが
できる。
示内容に容易に編集でき、これにより監視の正確性、原
因の解析に大きく貢献できる。次に、請求項3の発明
は、関係情報のウインドウ表示により原因の解析に非常
に有効であり、原因追及の大幅な時間短縮を図ることが
できる。
【0047】さらに、請求項4の発明においては、イベ
ントの発生,復旧状態および記号等に色表示することに
より、他のイベントの区別が明確となり、さらにイベン
トの発生,復旧等の状態が明確になる。
ントの発生,復旧状態および記号等に色表示することに
より、他のイベントの区別が明確となり、さらにイベン
トの発生,復旧等の状態が明確になる。
【図1】 本発明に係わる監視表示装置の一実施例を示
す機能ブロック図。
す機能ブロック図。
【図2】 本発明装置を適用位置付けを説明するシステ
ムの構成図。
ムの構成図。
【図3】 図1に示す表示用テーブルの保存データの状
態を示す図。
態を示す図。
【図4】 図1に示す表示部に表示されたイベントの表
示状態を示す図。
示状態を示す図。
【図5】 図1に示す表示部に表示されたイベントの表
示状態を編集するときのメニューを示す図。
示状態を編集するときのメニューを示す図。
【図6】 ある発生個所に関係する関係データをウイン
ドウ表示した図。
ドウ表示した図。
【図7】 本発明および従来例においてデータベース部
に保存されているデータの状態を示す図。
に保存されているデータの状態を示す図。
11…ヒストリカルイベントデータベース部、12…抽
出データ指定入力手段、13…データ読出指定手段、1
4…時間帯指定データ表示用テーブル、15…簡易記号
化処理手段、16…タイミングチャート表示処理手段、
18…表示部、19…表示内容編集入力手段、20…デ
ータ編集処理手段、21…システムデータベース部、2
2…データ検索処理手段。
出データ指定入力手段、13…データ読出指定手段、1
4…時間帯指定データ表示用テーブル、15…簡易記号
化処理手段、16…タイミングチャート表示処理手段、
18…表示部、19…表示内容編集入力手段、20…デ
ータ編集処理手段、21…システムデータベース部、2
2…データ検索処理手段。
Claims (4)
- 【請求項1】 アラームの発生・復旧,操作記録等のイ
ベントデータを保存するヒストリカルイベントデータベ
ース部と、 外部から入力される抽出範囲を示す指定データに従って
前記ヒストリカルイベントデータベース部からイベント
データを読み出すデータ読出指定手段と、 このデータ読出指定手段によって読み出された少くとも
発生時刻,発生個所および発生内容をもつイベントデー
タのうち、前記発生内容について予め定めた発生項目に
従って記号データに変換する記号化処理手段と、 この記号化処理手段によって変換された記号データを含
む発生時刻,発生個所からなるイベントデータを保存す
る表示用テーブルと、 この表示用テーブルに保存されたイベントデータについ
て、前記発生個所ごとにイベント発生継続状態を表すバ
ーチャートにより表示し、かつ、このバーチャート近傍
または当該バーチャートに重ねて記号を付して表示する
タイミングチャート表示処理手段と、 を備えたことを特徴とする監視表示装置。 - 【請求項2】 請求項1記載において、バーチャートに
より表示されたイベントデータに基づいて所要とする監
視内容に編集し表示するデータ編集処理手段を付加した
ことを特徴とする監視表示装置。 - 【請求項3】 請求項1記載において、発生個所の相互
関連データ、過去の運転履歴データ、システム内のつな
がりデータなどの関係データが前記発生個所をキーとし
て保存されているシステムデータベース部と、イベント
データの発生個所をキーとして前記システムデータベー
ス部から前記関係情報を検索し、すでに表示されている
前記イベントデータ上にウインドウ表示するデータ検索
処理・表示制御手段とを付加したことを特徴とする監視
表示装置。 - 【請求項4】 記号化処理手段は、データ読出指定手段
によって読み出された少くとも発生時刻,発生個所およ
び発生内容をもつイベントデータのうち、発生内容を予
め定めた発生項目に従って記号データおよび色指定デー
タに変換し、タイミングチャート表示処理手段において
イベントデータを表示するとき、イベントの発生継続状
態を表すバーチャートおよび記号のうち何れか1方また
は両方に前記色指定データに基づく色表示可能としたこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載
の監視表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5177866A JPH0736648A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 監視表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5177866A JPH0736648A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 監視表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736648A true JPH0736648A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16038443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5177866A Pending JPH0736648A (ja) | 1993-07-19 | 1993-07-19 | 監視表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736648A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002277026A (ja) * | 2001-03-14 | 2002-09-25 | Ryobi Ltd | 空調監視システム |
JP2007052629A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Yokogawa Electric Corp | プラント情報管理システム、プラント情報管理方法及びプログラム |
JP2007172219A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Yokogawa Electric Corp | プラント制御システム |
WO2018051394A1 (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | 富士電機株式会社 | アラーム予測装置、アラーム予測方法、及びプログラム |
-
1993
- 1993-07-19 JP JP5177866A patent/JPH0736648A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002277026A (ja) * | 2001-03-14 | 2002-09-25 | Ryobi Ltd | 空調監視システム |
JP2007052629A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Yokogawa Electric Corp | プラント情報管理システム、プラント情報管理方法及びプログラム |
JP4497055B2 (ja) * | 2005-08-18 | 2010-07-07 | 横河電機株式会社 | プラント情報管理システム、プラント情報管理方法及びプログラム |
JP2007172219A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Yokogawa Electric Corp | プラント制御システム |
WO2018051394A1 (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | 富士電機株式会社 | アラーム予測装置、アラーム予測方法、及びプログラム |
JP6358401B1 (ja) * | 2016-09-13 | 2018-07-18 | 富士電機株式会社 | アラーム予測装置、アラーム予測方法、及びプログラム |
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