JP2002078200A - 監視制御装置及び記憶媒体 - Google Patents

監視制御装置及び記憶媒体

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JP2002078200A
JP2002078200A JP2000251012A JP2000251012A JP2002078200A JP 2002078200 A JP2002078200 A JP 2002078200A JP 2000251012 A JP2000251012 A JP 2000251012A JP 2000251012 A JP2000251012 A JP 2000251012A JP 2002078200 A JP2002078200 A JP 2002078200A
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Shinichi Kubo
新一 久保
Hideaki Kondo
秀明 近藤
Hisaaki Hatano
寿明 羽田野
Akinobu Mizuma
明暢 水間
Momoo Yasuzaka
百生 安坂
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Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データを効率よく保存し、従来と比較し
て記憶容量を大幅に削減することにある。 【解決手段】 電力系統各所から送られてくる状態デー
タである入出力データをIF装置1a,1b,…を介し
て取り込んでトレースファイル6にトレースし、またプ
ログラムの実行履歴データを履歴ファイル14にトレー
スするが、このとき、入出力データやプログラム実行デ
ータから電力保護機器の故障,プログラム異常を検出す
ると、前後記憶制御手段7,19が予め定める故障前
後,異常前後の所定時間にわたってトレースされたデー
タを読み出して保存手段9a,9b,…,18a,18
b,…に保存する監視制御装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統を構成す
る例えば変電所,配電線等に設置される各種の電力保護
機器・計測装置等の状態を監視する監視制御装置及び記
憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統の運用においては、電力系統の
安定化を図る観点から、変電所,配電線等の適宜な個所
に遮断器,断路器,開閉器等の電力保護機器を設置する
他、多数の計測装置等が設置され、これら機器の動作状
態や計測装置の計測結果を取り込んで電力系統の状態を
監視し,異常時に必要な処置を講じることが行われてい
る。
【0003】図30は電力系統各所に設置される電力保
護機器等の故障分析、プログラムの異常分析を含む電力
系統の状態を監視する従来の監視制御装置の構成図であ
る。
【0004】この監視制御装置100は、その入力側に
電力系統各所に設置される電力保護機器,計測装置の状
態を取り込んで出力する例えば伝送局(子局,テレメー
タ装置等)などを通して送られてくるデータを受信する
複数のIF装置101a,…、101nが設けられ、さ
らに内部的にはIF装置101a,…、101nから取
り込んだデータに基づいて入出力データを作成し出力す
るIF入出力手段102と、このIF入出力手段102
からの入出力データをトレースファイル(図示せず)な
どにトレースし、外部からの指示のもとに入出力データ
を出力する入出力データトレース手段103と、各プロ
グラム104a,…,104nの実行結果をプログラム
実行履歴ファイル105にトレースするプログラム実行
トレース手段106と、キーボードなどの入力機器10
7a及びCRT装置107bをもつマンマシンインター
フェース装置107からの表示要求に基づき、トレース
ファイルから入出力データを取り込んでCRT装置10
7bに表示し、またプログラム実行履歴ファイル105
からプログラム実行結果データを取り込んでCRT装置
107bに表示する表示制御手段108とが設けられて
いる。
【0005】ところで、以上のような監視制御装置10
0においては、電力系統各所の電力保護機器等の故障発
生時、マンマシンインターフェース装置107からのト
レースデータ表示要求に基づき、表示制御手段108が
トレースファイルに記憶される多量のトレースデータを
順次取り出してCRT装置107bに表示し、人間系に
よるデータ検索と過去の経験等を含む専門知識とからI
F装置故障に対する要因分析を行うのが一般的である。
【0006】また、各プログラム104a,…,104
nの異常発生時においても、マンマシンインターフェー
ス装置107からのトレースデータ表示要求に基づき、
表示制御手段108がプログラム実行履歴ファイル10
5に記憶されるプログラム実行結果である多量のプログ
ラム履歴データを順次取り出してCRT装置107bに
表示し、同じく人間系によるデータ検索と過去の経験等
を含む専門知識とからプログラム異常に対する要因分析
を行っている。
【0007】さらに、電力系統各所から送られてくるデ
ータ例えば2値情報の状態変化に対し、マンマシンイン
ターフェース装置107からの表示要求に基づき、表示
制御手段108が各IF装置を介して取り込んだ多量の
トレースデータ及びプログラム実行結果である多量のプ
ログラム履歴データを順次取り出してCRT装置107
bに表示し、同じく人間系によるデータ検索と過去の経
験等を含む専門知識とから監視結果の評価を行ってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、以上のような
監視制御装置100では、電力保護機器等の故障やプロ
グラムの異常等の分析、さらには2値情報である監視結
果の評価に関し、人間系が多量のトレースデータやプロ
グラム実行履歴データを取り出してCRT装置107b
に表示し、専門知識のもとに判断することから、相当な
知識,経験を必要とし、また監視制御装置100の規模
が大きくなってきたとき、多量のトレースデータやプロ
グラム実行履歴データを記憶する必要が生じ、おのずと
記憶容量に限界が出てくる問題がある。
【0009】さらに、複数の故障・異常等が同時に発生
したとき、その同時故障・異常発生時の分析・評価に際
し、多量のデータから整理し判断することから、デーの
検索及び判断のために多くの時間がかかり、分析・評価
を行うのが難しい状態にあった。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、トレースデータを効率よく保存し、記憶容量の削減
化を図る監視制御装置を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、検索時間の短縮化お
よび故障・異常の分析や監視データの評価に対して適切
な支援を行う監視制御装置を提供することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、トレースデー
タを効率よく保存するプログラムを記憶した記憶媒体を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】(1) 上記課題を解決
するために、本発明は、電力系統の監視対象に関するデ
ータをIF装置を介して取り込んで監視する監視制御装
置であって、前記IF装置から取り込むデータに基づい
て、監視対象の故障を検出するとともに入出力データを
作成し出力する入出力手段と、この入出力手段から出力
される入出力データをトレースする入出力データトレー
ス手段と、前記入出力手段から故障検出を受けると、前
記入出力データトレース手段から予め設定される故障発
生前後の所定時間にわたって前記入出力データを読み取
って保存する記憶制御手段とを備えた構成である。
【0014】本発明は以上のような構成とすることによ
り、IF装置から取り込んだデータから監視対象の故障
発生を検出すると、記憶制御手段が故障発生時点から予
め定める事象前後の所定時間にわたって前記入出力デー
タトレース手段でトレースされている入出力データを読
み出して保存手段に保存するので、監視対象の故障要因
分析に必要な時間の入出力データを確保するので、記憶
容量の削減化およびオペレータが改めてデータ検索する
ことなく故障に対する要因分析を行うことが可能であ
る。
【0015】(2) 本発明は、電力系統に関するデー
タを監視するために用いられるプログラムの異常を監視
する監視制御装置であって、前記プログラムの実行履歴
データをトレースするプログラム実行トレース手段と、
前記プログラムの異常を検出する手段と、この手段から
前記プログラムの異常検出を受けると、予め設定される
異常発生前後の所定時間にわたって前記プログラム実行
履歴データを保存する記憶制御手段とを備えた構成であ
る。
【0016】本発明は以上のような構成とすることによ
り、プログラムの異常を検出したとき、記憶制御手段が
異常発生時点から予め定める事象前後の所定時間にわた
って前記プログラム実行トレース手段でトレースされて
いるプログラム実行履歴データを読み出して保存手段に
保存するので、プログラム異常の要因分析に必要な時間
のプログラム実行履歴データを確保するので、記憶容量
の削減化およびオペレータが改めてデータ検索すること
なく異常に対する要因分析を行うことが可能である。
【0017】(3) 本発明は、電力系統に関するデー
タをIF装置を介して取り込んで監視するとともに、こ
のの監視のためにプログラムが用いられる監視制御装置
であって、前記IF装置から取り込むデータに基づい
て、監視対象の故障を検出するとともに入出力データを
作成し出力する入出力手段と、この入出力手段から出力
される入出力データをトレースする入出力データトレー
ス手段と、前記プログラムの実行履歴データをトレース
するプログラム実行トレース手段と、前記入出力手段か
ら出力される入出力データから前記監視対象の状態変化
を監視する監視手段と、この監視手段による状態変化の
監視結果を受けると、前記入出力データトレース手段及
び前記プログラム実行トレース手段から予め設定される
監視前後の所定時間にわたって前記入出力データ及び前
記プログラム実行履歴データを保存する記憶制御手段と
を備えた構成である。
【0018】本発明は以上のような構成とすることによ
り、監視対象の状態変化を監視するとき、記憶制御手段
がその監視時点から予め定める監視前後の所定時間にわ
たって入出力トレース手段および前記プログラム実行ト
レース手段でトレースされる入出力データ及びプログラ
ム実行履歴データを読み出して保存手段に保存するの
で、電力系統の監視,ひいては評価に必要な時間のデー
タを確保するので、記憶容量の削減化およびオペレータ
が改めてデータ検索することなく異常に対する要因分析
を行うことが可能である。
【0019】なお、本発明は、以上のような(1)〜
(3)の何れかの監視制御装置の構成要素に対し、保存
対象となる前記各IF装置、前記各プログラムに対して
それぞれ個別に保存要因を設定する保存対象設定手段を
設ければ、前記各記憶制御手段が設定手段によって任意
選択的に設定されるIF装置、前記各プログラムの保存
要因に従って事象前後の入出力データ,事象前後のプロ
グラム実行履歴データを保存することが可能となる。
【0020】さらに、以上のような(1)〜(3)の何
れかの監視制御装置の構成要素に対し、外部から一覧表
示要求を受けたとき、前記記憶制御手段によって保存さ
れる入出力データおよびプログラム実行履歴データに関
する主要項目データの一覧表を事象発生日時順に作成し
表示する一覧表示手段と、この一覧表示手段によって表
示された主要項目データの一覧表の中から個別指定を受
けたとき、その指定され前記入出力データまたは前記プ
ログラム実行履歴データに関する所要とする詳細データ
を取り出し表示する個別表示手段とを設けることによ
り、事象発生日時順に入出力データおよびプログラム実
行履歴データに関する主要項目データの一覧表を表示で
き、さらに個別の入出力データまたはプログラム実行履
歴データに関する詳細データを表示するので、要因分析
等に有効に寄与する。
【0021】さらに、本発明は、以上のような(1)〜
(3)の何れかの監視制御装置の構成要素に対し、予め
定める編集条件設定画面フォーマットに従って編集条件
データを設定する編集条件設定手段と、この手段によっ
て設定された編集条件データに従って前記記憶制御手段
によって保存される入出力データおよびプログラム実行
履歴データを編集し表示する編集表示手段とを設けれ
ば、編集条件に従った最適なデータを取り出すことが可
能である。
【0022】(4) 本発明は、事象前後時間データを
記憶する事象前後時間記憶部及びトレースファイルを有
し、監視対象の故障有り時に必要なデータを保存するプ
ログラムを記憶する記録媒体であって、前記データ保存
用プログラムは、電力系統各所から送られてくる監視対
象のデータを取り込み、予め定める故障種別に基づいて
前記監視対象の故障有無を判断する故障有無判断機能
と、前記取り込んだ前記監視対象のデータについて所定
のデータ配列構成をもって順次前記トレースファイルに
トレースするデータトレース機能と、前記故障有無判断
機能によって故障有りと判断したとき、前記事象前・後
の時間データに基づいて、前記トレースファイルからデ
ータを順次読み出して保存する事象前後時間データ保存
機能とを実現するコンピュータ読取り可能な記憶媒体が
設けられている。
【0023】また、事象前後時間データを記憶する事象
前後時間記憶部及びプログラム実行履歴ファイルを有
し、監視対象を監視するプログラムの異常時に当該プロ
グラムの実行履歴を保存するプログラム実行履歴データ
を保存するプログラムを記憶する記録媒体であって、前
記プログラム実行履歴データ保存用プログラムは、電力
系統の監視対象を監視するプログラムを読み出して実行
するとともに、そのプログラム実行履歴データを取り込
んで前記プログラム実行履歴ファイルにトレースするプ
ログラム実行履歴データトレース機能と、前記プログラ
ムの実行時、プログラムの実行状態から当該プログラム
の異常有無を検出するプログラム異常検出機能と、この
機能によりプログラムの異常を検出したとき、前記事象
前後時間記憶部の事象前後時間データに基づいて、前記
プログラム実行履歴ファイルからプログラム実行履歴デ
ータを順次読み出して保存するプログラム実行履歴デー
タ保存機能とを実現するコンピュータ読取り可能な記憶
媒体を設けてもよい。
【0024】さらに、前述するデータ保存用プログラム
とプログラム実行履歴データを保存するプログラムとの
両方の機能をもったプログラムを記憶する記録媒体であ
ってもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0026】(実施の形態1)図1は本発明に係わる監
視制御装置及び記憶媒体の一実施の形態を示す構成図で
ある。
【0027】同図において1a,1b,…,1nは例え
ば電力系統各所の電力保護機器,計測装置等の監視対象
の状態を取り込んで出力する例えば伝送局(子局,テレ
メータ装置等)などを通して送られてくるデータを受信
し一時的に記憶保持するIF装置である。このIF装置
は、1台であってもよいが、例えば広範に及ぶ監視エリ
アを複数に分割し、或いは変電所ごとに監視するなどの
とき、それら監視エリアや変電所ごとに対応関係をもた
せる場合にも同様に複数台設置するものとする。
【0028】2は所定の周期ごとに複数のIF装置1
a,1b,…,1nから順次選択的に取り込むデータに
基づいて、例えば後記する故障種別から電力保護機器等
の故障を検出するとともに,例えば図2に示すような所
定フォーマットの入出力データ3を作成し出力するIF
入出力手段である。この入出力手段2は、入出力データ
3を作成するに際し、IF装置管理データ記憶部4で定
義されるIF装置名称を用いて作成する。
【0029】この入出力データ3のデータ構成例は、例
えば図2に示すごとくIF装置からデータを取り込んだ
発生日時、IF装置管理データ記憶部4のIF装置名
称、入出力種別*1、例えば各IF装置1a,1bに判
断される故障種別*2、取り込みデータ数、取り込みデ
ータからなる。なお、同図において*1:入出力種別
(=1:入力データ,=2:出力データ)、*2:故障
種別(=1:故障,=2:伝送異常,=3:その他)を
意味する。*3の取り込みデータのうち、制御データは
例えば電力保護機器の入り切りデータなど、SVデータ
は例えば常時監視されている計測装置などの動作状態デ
ータや電力保護機器の故障に係わるデータなどであり、
TMデータは一定の周期ごとに送られてくる電流値等の
テレメータ情報などである。また、IF装置管理データ
記憶部4には、図3に示すように各IF装置のIF装置
名称が定義付けられている。
【0030】5は入出力データトレース手段であって、
入出力手段2から出力される入出力データ3を入出力デ
ータトレースファイル6にトレースする機能をもってい
る。この入出力データトレースファイル6のデータ配列
構成例は例えば図4に示す通りである。
【0031】7は入出力手段2から出力される故障検出
信号を受けて起動する故障前後記憶制御手段であって、
前後記憶時間データ記憶部8に設定される事象前時間デ
ータおよび事象後時間データ(図5参照)に基づき、入
出力データトレースファイル6から機器故障検出時点の
前後の入出力データを読み出して事象前後入出力データ
保存手段9a,9b,…,9nに保存する機能をもって
いる。この事象前後入出力データ保存手段9a,9b,
…,9nのデータ保存構成例は、例えば図6に示すよう
に発生日時、保存種別*1、開始時間、終了時間、保存
データ数、入出力データ1〜nの順序で保存される。*
1は保存種別であって、「1」の場合は監視による保
存、「2」の場合には故障による保存を意味する。入出
力データは図4に示す通りである。
【0032】なお、一連のデータ保存用プログラムが記
憶媒体(図示せず)に記憶されている場合、IF入出力
手段2,入出力データトレース手段5,故障前後記憶制
御手段7等をCPU(コンピュータ)で構成し、このC
PUが記憶媒体からデータ保存用プログラムを読み取っ
て所要の処理を実行するものとする。
【0033】また、事象前・後時間は電力保護機器の故
障要因の分析にとって最適とする時間であって、これら
事象前時間と事象後時間は必ずしも同一である必要がな
く、例えば事象前時間が事象後時間よりも長い時間に設
定するとか、或いはその逆の時間であってもよい。故障
前の動作状況が重要である場合、事象前時間を長くする
のが望ましい。また、異なる構成または機種の各IF装
置1a,1b,…,1nを用いている場合、IF装置1
a,1b,…,1nごとに事象前・後時間を設定するの
が望ましく、この場合にはIF入出力手段2からIF装
置名称を含む故障検出信号を故障前後記憶制御手段7に
送出するか、或いは故障検出信号を受けた時点のトレー
ス入出力データからIF装置名称を特定し、前後記憶時
間データ記憶部8に設定される該当IF装置に対応する
事象前・後時間を取り出すことになる。
【0034】次に、以上のように構成された監視制御装
置の動作及び記憶媒体のプログラム処理について説明す
る。
【0035】先ず、装置の動作に先立ち、IF装置管理
データ記憶部4に図3に示すような管理データを設定
し、また前後記憶時間データ記憶部8に図5に示すよう
な事象前時間データ・事象後時間データを設定する。
【0036】この状態において監視制御装置の動作が開
始すると、IF入出力手段2は、予め定める所定の周期
ごとに各IF装置1a,1b,…,1nを選択し、当該
装置1a,1b,…,1nに一時的に記憶されている電
力系統各所の伝送局から送られてくる電力保護機器や計
測装置等監視対象のデータを取り込んだ後、故障種別か
ら機器故障の有無を判断する一方(故障有無判断機
能)、IF装置故障判断用データを参照し、図2に示す
ようなデータ配列構成をもつ入出力データ4を作成し、
入出力データトレース手段5に送出する。
【0037】この入出力データトレース手段5は、入出
力手段2から送られてくる図2に示す入出力データ3を
そのまま取り込み、図4に示すごとく例えば入出力デー
タの順序に従って順次入出力データトレースファイル6
にトレースする(入出力データトレース機能)。
【0038】一方、IF入出力手段2では、各IF装置
1a,1b,…,1nから取り込むデータの中の故障種
別から電力保護機器の故障発生を検出したとき、故障前
後記憶制御手段7を起動する。この故障前後記憶制御手
段7は、入出力手段2から起動をかけられると、前後記
憶時間データ記憶部8に予め設定されている事象前時間
および事象後時間データに従い、故障検出時点より事象
前時間だけ過去に溯った時間を開始時間とし、入出力デ
ータトレースファイル6にトレースされている入出力デ
ータを順次読み出しながら事象入出力データ保存手段9
a,9b,…に記憶していく(事象前後時間データ保存
機能)。そして、故障検出時点から事象後時間に相当す
る時間である終了時間まで入出力データトレースファイ
ル6の入出力データを読み出して保存する。その結果、
事象入出力データ保存手段9a,9b,…には電力保護
機器の故障に対する要因分析に必要な最適時間の入出力
データを保存することができる。
【0039】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、電力保護機器の故障発生時、故障発生時点を境と
し、予め定める故障発生前後の所定時間にわたってトレ
ースされた入出力データを取り込んで保存するので、監
視制御装置に備えるデータ保存用の記憶容量を大幅に削
減でき、しかも故障発生時点単位ごとに所定期間の間保
存されている入出力データを用いて故障要因の分析を行
えばよいので、従来装置に比べてデータの検索時間を大
幅に短縮でき、故障原因の分析を速やかに行うことがで
きる。
【0040】なお、上記実施の形態では、事象前後入出
力データ保存手段が複数設けられているが、必ずしも複
数である必要はなく、少なくとも1つのデータ保存手段
であってもよい。但し、事象前後入出力データ保存手段
9a,9b,…,9nの数とIF装置1a,1b,…,
1nの数が等しい場合には、それぞれ1対1の対応関係
を持たせることにより、各IF装置1a,1b,…,1
nごとに過去のIF装置故障状態やその故障状態に対応
する要因分析結果を保存可能であり、後々の故障要因分
析に有効に活用できる利点がある。
【0041】また、各記憶手段4,8,6,9a,9
b,…9nは、それぞれ個別に設けられているが、例え
ば1台のデータベースにそれぞれ領域分けし、それぞれ
必要なデータを記憶する構成であってもよい。
【0042】また、図示されていないが、キーボードな
どの入力機器およびCRT装置を有するマンマシンイン
ターフェース装置を備え、IF装置故障時、事象前後入
出力データ保存手段9a,9b,…9nから保存データ
を取り出して表示し、要因分析を行うようにすることは
従来と同様である。
【0043】(実施の形態2)図7は本発明に係わる監
視制御装置及び記憶媒体の他の実施形態を示す構成図で
ある。
【0044】この実施の形態は、実施の形態1では電力
保護機器等の故障に対する入出力データの保存例である
のに対し、プログラムの異常に対するプログラム実行履
歴データの保存例である。
【0045】この監視制御装置は、具体的には、図8に
示すようにプログラム名称その他プログラムの処理上必
要なデータを保存するプログラム管理データ記憶部1
1、例えばマンマシンインターフェース装置(図示せ
ず)からのプログラム実行指示を受け、所定の処理手順
に従って監視制御上必要な制御処理を実行する1つまた
は複数のプログラム12a,12b,…,12nおよび
これらプログラム12a,12b,…,12nの実行結
果であるプログラム実行履歴データ13をプログラム実
行履歴ファイル14にトレースするプログラム実行トレ
ース手段15が設けられている。このプログラム実行履
歴データ13は、例えば図9に示すようなデータ配列構
成となっている。すなわち、このプログラム実行履歴デ
ータ13は、プログラム実行年月日・曜日・時間、プロ
グラム名称、プログラム実行ライン(プログラムリスト
のライン番号)、プログラム履歴データ数、プログラム
上で履歴したデータ1〜nなどであるが、そのデータの
種類や配列順序等については特に拘るものではない。ま
た、プログラム実行履歴ファイル14のデータ配列構成
は図10に示す通りである。
【0046】また、監視制御装置は、従来周知の技術に
よって各プログラム12a,12b,…,12nの異常
状態を検出するプログラム異常検出手段16、前述する
事象前時間データおよび事象後時間データを記憶する前
後記憶時間データ記憶部17およびプログラム異常検出
手段16からプログラムの異常検出を受けたとき、この
異常検出時点を境とし、前後記憶時間データ記憶部17
に記憶される事象前時間・事象後時間にわたってプログ
ラム実行履歴ファイル14からプログラム実行履歴デー
タを読み出して事象前後プログラム実行履歴保存手段1
8a,18b、…,18nに保存する異常前後記憶制御
手段19が設けられている。なお、事象前時間と事象後
時間との時間設定は前述した通りであり、プログラムの
要因分析上から最適とする時間が設定される。
【0047】なお、プログラムデータ保存用プログラム
が記憶媒体(図示せず)に記憶されている場合、プログ
ラム実行トレース手段15,プログラム異常検出手段1
6,プログラム異常前後記憶制御手段19等をCPU
(コンピュータ)で構成し、このCPUが記憶媒体から
プログラムデータ保存用プログラムを読み取って所要の
処理を実行するものとする。
【0048】また、事象前後プログラム実行履歴保存手
段18a,18b、…,18nは例えば図11に示すよ
うなプログラム実行履歴データの保存配列構成となって
いるが、必要に応じて要因分析上必要な他のデータを追
加するとか、或いは配列順所等を変更することは適宜に
行い得るものである。
【0049】次に、以上のような構成の監視制御装置の
動作及び記憶媒体のプログラム処理について説明する。
【0050】装置の動作が開始すると、監視制御上必要
なプログラム例えば12aが実行する。当該プログラム
12aは、プログラム管理データ記憶部11を参照し、
該当プログラム名称のもとにプログラム12aの実行状
態を例えば図9に示すようなプログラム実行履歴データ
13として出力する。
【0051】ここで、プログラム実行トレース手段15
は、そのプログラム実行履歴データ13をそのまま取り
込み、プログラム実行履歴ファイル14にトレースする
(プログラム実行履歴データトレース機能)。このトレ
ースされたファイルデータの構成は図10に示す通りで
あり、プログラムの実行順序に従ってプログラム実行履
歴ファイル14に順次トレースされる。
【0052】ところで、プログラム12aの実行時、プ
ログラム異常検出手段16は、従来周知の種々のプログ
ラム異常検出方法に基づいてプログラムの実行状態を見
ており、プログラムの異常発生と検出されたとき(プロ
グラム異常検出機能)、例えば異常発生時間を含む異常
検出信号をプログラム異常前後記憶制御手段19に送出
する。ここで、プログラム異常前後記憶制御手段19
は、プログラム異常検出手段16から異常検出信号を受
けると、前後記憶時間データ記憶部8に予め設定されて
いる事象前時間および事象後時間データに従い、プログ
ラム異常検出時点より事象前時間だけ過去に溯った時間
を開始時間とし、プログラム実行履歴ファイル14にト
レースされているプログラム実行履歴データを順次読み
出しながら事象前後プログラム実行履歴保存手段例えば
18aに記憶していく(プログラム実行履歴データ保存
機能)。そして、プログラム異常検出時点から事象後時
間に相当する時間である終了時間までプログラム実行履
歴ファイル14のプログラム実行履歴データを保存す
る。その結果、事象前後プログラム実行履歴保存手段1
8aにプログラム異常に対する要因分析に必要な最適時
間のプログラム実行履歴データが保存される。
【0053】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、各プログラム12a,12b,…,12nの異常発
生時、その異常発生時点を境とし、予め定める異常発生
前後の所定時間にわたってトレースされたプログラム実
行履歴データを取り込んで保存するので、監視制御装置
に備えるデータ保存用の記憶容量を大幅に削減でき、し
かも異常発生時点単位ごとに所定期間の間保存されてい
るプログラム実行履歴データを用いて異常要因の分析を
行えばよいので、従来に比べてデータの検索時間を大幅
に短縮でき、ひいては故障原因の分析を速やかに行うこ
とができる。
【0054】なお、上記実施の形態では、事象前後プロ
グラム実行履歴保存手段が複数設けられているが、必ず
しも複数である必要がなく、少なくとも1つの保存手段
であってもよい。但し、事象前後プログラム実行履歴保
存手段18a,18b,…,18nの数とプログラム1
2a,12b,…,12nの数が等しい場合には、それ
ぞれ1対1の対応関係を持たせることにより、各プログ
ラム12a,12b,…,12nごとに過去のプログラ
ム異常状態やその異常状態に対応する要因分析結果を保
存でき、後々の異常要因分析に有効に活用できる利点が
ある。
【0055】また、各記憶手段14,17,18a,1
8b,…,18nは、それぞれ個別に設けるようになっ
ているが、例えば1台のデータベースにそれぞれ領域分
けし、それぞれ必要なデータを記憶する構成であっても
よい。
【0056】(実施の形態3)図12は本発明に係わる
監視制御装置及び記憶媒体の他の実施形態を示す構成図
である。なお、同図において図1,図7と同一機能ない
し部分には同一符号を付することにより、それら図1,
図7の説明に譲り、以下,特に異なる部分について説明
する。
【0057】この実施の形態は、IF装置1a,1b,
…,1nおよび入出力手段2を介して入力される電力系
統各所の電力保護機器等に関する入出力データ3の中の
取り込みデータ,例えばSVデータから状態変化が発生
したか否かを監視し、状態変化と監視したとき、その監
視前後の所要時間にわたって入出力データおよびプログ
ラム実行履歴データを保存する例である。
【0058】この監視制御装置においては、前記構成要
素1a,…,1n〜6、11〜15の他、入出力データ
3から状態変化を監視する2値・数値監視手段21と、
事象前時間データおよび事象後時間データを記憶する前
後記憶時間データ記憶部22と、2値・数値監視手段2
1からの監視を受けたとき、前後記憶時間データ記憶部
22に記憶される事象前時間・事象後時間にわたって入
出力データトレースファイル6およびプログラム実行履
歴ファイル14にトレースされる入出力データおよびプ
ログラム実行履歴データを読み出して対応する事象前後
入出力データ保存手段9a〜9n、事象プログラム実行
履歴保存手段18a〜18nに保存する監視前後記憶制
御手段23が設けられている。なお、一連の保存用プロ
グラムを記憶する記憶媒体を設けることおよび記憶媒体
の保存用プログラムを読み取って必要な機能を実現する
CPUを有することは、図1及び図7と同様であること
は言うまでもない。
【0059】次に、以上のような監視制御装置の動作及
び記憶媒体のプログラム処理について説明する。
【0060】この監視制御装置は、監視制御上必要なプ
ログラムのもとに監視制御を行うが、このプログラムに
従って入出力手段2は電力系統各所から送られてくるI
F装置1a,1b,…に保存されているデータから入出
力データ3を作成した後、入出力データトレース手段5
および2値・数値監視手段21を起動する。ここで、入
出力データトレース手段5は、入出力手段2からの入出
力データ3をそのまま入出力データトレースファイル6
にトレースする。
【0061】一方、例えばプログラム12aは、プログ
ラム管理データ記憶部11を参照し、該当プログラム名
称のもとにプログラム12aの実行状態をプログラム実
行履歴データ13として出力する。よって、プログラム
実行トレース手段15は、そのプログラム実行履歴デー
タ13をそのまま取り込み、プログラム実行履歴ファイ
ル14にトレースする。
【0062】このとき、2値・数値監視手段21は、入
出力データ3から状態変化等が発生したとき、その監視
結果を監視前後記憶制御手段23に送出する。
【0063】ここで、監視前後記憶制御手段23は、図
13に示すごとく処理を実行する。すなわち、前後記憶
時間データ記憶部22に記憶される設定時間を参照し、
データ保存範囲時間を決定し(S1)、IF装置の数
分、入出力データトレースファイル6から保存時間範囲
内の入出力データを取り出し、事象前後入出力データ保
存手段9a,9b,…に保存する(S2,S3)。
【0064】監視前後記憶制御手段23は、同様にプロ
グラムの数分、プログラム実行履歴ファイル14から保
存時間範囲内のプログラム実行履歴データを取り出し、
事象前後プログラム実行履歴保存手段18a,18b,
…に保存する(S4,S5)。その結果、事象入出力デ
ータ保存手段9a,9b,…および事象前後プログラム
実行履歴保存手段18a,18b,…には電力系統の状態変
化に対する状況を把握するに必要な入出力データおよび
プログラム実行履歴データが保存される。
【0065】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、電力系統の状態監視に際し、予め定める前後の保存
時間範囲内で電力系統の監視結果の入出力データとプロ
グラム実行履歴データを保存するので、監視制御装置に
備えるデータ保存用の記憶容量を大幅に削減でき、しか
も監視結果時間単位ごとに所定期間の間保存されている
入出力データおよびプログラム実行履歴データを用いて
評価を行うことにより、従来に比べてデータの検索時間
を大幅に短縮でき、ひいては監視結果の分析を速やかに
行うことができる。
【0066】(実施の形態4)図14は本発明に係わる
監視制御装置の他の実施形態を示す構成図である。な
お、同図において図1,図7および図12と同一機能部
分には同一符号を付し、また本実施の形態と関連の薄い
不図示部分を省略しているが、何れもそれらの図の説明
に譲り、以下、特に異なる部分について説明する。
【0067】この実施の形態は、電力保護機器等故障前
後,プログラム異常前後,状態監視前後における入出力
データおよびプログラム実行履歴データを保存するため
の条件設定例である。
【0068】この監視制御装置においては、前述する構
成要素に新たに、入力機器31aおよびCRT装置31
bを備えたマンマシンインターフェース装置31、この
マンマシンインターフェース装置31から入力される記
憶条件設定データを設定する記憶条件設定手段32およ
びこの設定手段32から設定される記憶条件設定データ
を記憶する記憶条件設定データ記憶部33が設けられて
いる。
【0069】前記記憶条件設定データとしては、例えば
図15に示すように各IF装置1a,1b,…ごとおよ
び各プログラム12a,12b,…ごとに、保存機能有
効/無効、保存開始時間および保存終了時間のデータか
らなる。保存開始時間は、保存機能有効の場合に設定さ
れるものであって、事象発生時点から保存開始する前述
する事象前時間に相当し、保存終了時間は、保存機能有
効の場合に設定されるものであって、事象発生時点から
保存終了する前述する事象後時間に相当する。
【0070】なお、予め記憶条件設定手段32および記
憶条件設定データ記憶部33の何れかに記憶条件設定用
画面フォーマットが記憶され、マンマシンインターフェ
ース装置31からの画面表示要求に基づいて、CRT装
置31b上に記憶条件設定用画面(図16参照)を表示
する構成となっている。
【0071】以上のような装置の動作について説明す
る。
【0072】マンマシンインターフェース装置31から
記憶条件設定用画面フォーマットの表示要求を入力する
と、記憶条件設定手段32では、記憶条件設定用画面フ
ォーマットを読み出し、CRT装置31bの画面上に図
16に示すような記憶条件設定用画面を表示する。
【0073】この状態において各IF装置1a,1b,
…および各プログラム12a,12b,…に対応する設
定エリアにカーソルを移動させ、保存機能を有効とする
か、或いは無効とするかの設定を行った後、保存機能を
有効とする場合にはトレースされているデータを保存す
るに必要な時間,つまり事象発生時点を境とし、当該時
点より過去に溯ってトレースデータを取得保存するため
の開始時間データと当該時点から将来に向かってトレー
スデータを取得保存するための終了時間データを設定す
る。
【0074】そして、全てのIF装置およびプログラム
について必要な設定を行った後、入力装置31aから記
憶設定指示を入力すると、記憶条件設定手段32は、C
RT装置31bの画面上に表示される記憶条件設定デー
タを取り込み、記憶条件設定データ記憶部33に記憶す
る。
【0075】よって、以後、故障前後記憶制御手段7、
プログラム異常前後記憶制御手段19および監視前後記
憶制御手段23は、電力保護機器故障発生時、プログラ
ム異常発生時および電力系統の状態監視時、記憶条件設
定データ記憶部33に設定される開始・終了時間データ
に従い、入出力データトレースファイル6、プログラム
実行履歴ファイル14等からトレースデータを取り出
し、事象前後入出力データ保存手段9a,9b,…、事
象前後プログラム実行履歴保存手段18a,18b,…
に保存する。
【0076】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、事象発生前後のトレースデータ保存に際し、オペレ
ータは事象にあったデータの保存条件をCRT装置31
b上で任意に設定でき、以後の修正・変更だけでなく、
各IF装置1a,1b,…および各プログラム12a,
12b,…相互の設定条件が容易に把握でき、より適切
な要因分析ないし評価を行うことができる。
【0077】図17は本発明に係わる監視制御装置の他
の実施形態を示す構成図である。なお、同図において図
1,図7および図12と同一機能部分には同一符号を付
し、また本実施の形態と関連の薄い不図示部分を省略し
ているが、何れもそれらの図の説明に譲り、以下、特に
異なる部分について説明する。
【0078】この実施の形態は、保存対象である各IF
装置,各プログラムに対し、個別的に保存要因を設定す
る例である。
【0079】具体的には、図14に示すマンマシンイン
ターフェース装置31の他、保存対象である各IF装
置,各プログラムに対して保存要因,例えば故障・異常
・監視を行うかについて設定する保存対象設定手段41
およびこの記憶対象設定手段41から設定される保存対
象データを記憶する保存対象データ記憶部42a,42
bが設けられている。なお、記憶対象設定手段41等に
は例えば図18に示すような保存対象設定画面フォーマ
ットが記憶されている。
【0080】以上のような装置の動作について説明す
る。
【0081】マンマシンインターフェース装置31から
保存対象設定用画面フォーマットの呼び出し指示を入力
すると、保存対象設定手段41では、保存対象設定画面
フォーマットを読み出し、CRT装置31bの画面上に
図18に示すような保存対象設定画面を表示する。
【0082】この状態において各IF装置1a,1b,
…および各プログラム12a,12b,…ごとに保存要
因である故障,異常,監視に対応するエリアにカーソル
を移動させ、保存対象を設定していく。全てのIF装置
およびプログラムについて保存要因を設定した後、入力
装置31aから設定完了指示を入力すると保存対象設定
手段41は、CRT装置31bの画面上に表示される保
存対象設定データを取り込み、保存対象データ記憶部4
2a,42bに記憶する。図19は保存対象データ記憶
部42a,42bに記憶される保存対象データの配列構
成図である。
【0083】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、事象発生前後のトレースデータ保存に際し、オペレ
ータは事象にあったデータの保存対象をCRT装置31
b上で任意に設定でき、以後の修正・変更だけでなく、
各IF装置1a,1b,…および各プログラム12a,
12b,…相互の設定状態が容易に把握でき、より適切
な要因分析ないし評価を行うことができる。
【0084】(実施の形態5)図20は本発明に係わる
監視制御装置の他の実施形態を示す機能ブロック図であ
る。なお、同図において図1,図7および図12と同一
機能部分には同一符号を付し、また本実施の形態と関連
の薄い不図示部分を省略しているが、何れもそれらの図
の説明に譲り、以下、特に異なる部分について説明す
る。
【0085】この実施の形態は、IF装置の入出力デー
タとプログラムの実行履歴データの一覧表示及び個別表
示を行う例である。
【0086】この監視制御装置は、各IF装置1a,1
b,…、各プログラム12a,12b,…の一覧表示要
求または個別表示要求を入力するマンマシンインターフ
ェース装置31の他、一覧表示画面フォーマット(図2
1参照)および個別表示画面フォーマット(図22参
照)を記憶する表示画面フォーマットデータ記憶部5
1、マンマシンインターフェース装置31から一覧表示
要求を受け、事象前後入出力データ保存手段9a,…,
9nおよび事象前後プログラム実行履歴保存手段18
a,…,18nから例えば事象発生日時順に所要とする
トレースデータを取り出し、一覧表示画面フォーマット
に従って一覧表示画面を作成し出力する一覧表示手段5
2および一覧表示画面からの個別表示要求に基づき、一
覧表示から所望のトレースデータを取り出し、個別表示
画面フォーマットに従って個別表示画面を作成し出力す
る個別表示手段53が設けられている。
【0087】次に、以上のような装置の動作について説
明する。オペレータの操作によるマンマシンインターフ
ェース装置31からの一覧表示要求を受けると、一覧表
示手段52は、図23に示すように事象前後入出力デー
タ保存手段9a,…,9nに保存される入出力保存デー
タ数分の処理を行う(S11)。すなわち、事象前後入
出力データ保存手段9a,…,9nから例えば発生日時
・保存種別・開始時間・終了時間を取り出し(S1
2)、かつ、一覧表示用のファイル種別を入出力履歴と
し、一覧表示画面フォーマットに従って設定する(S1
3)。
【0088】引き続き、一覧表示手段52は、事象前後
プログラム実行履歴保存手段18a,…,18nに保存
されるプログラム実行履歴データ数分の処理を行う(S
14)。すなわち、事象前後プログラム実行履歴保存手
段18a,…,18nから例えば発生日時・保存種別・
開始時間・終了時間を取り出し(S15)、かつ、一覧
表示用のファイル種別をプログラム履歴とし、一覧表示
画面フォーマットに従って設定する(S16)。そし
て、以上のようにして取り出したデータを事象発生日時
順に編集し、CRT装置31b上に一覧表示画面を表示
する(S17,図21参照)。
【0089】この状態において一覧表示画面上の個別表
示を指定すると、個別表示手53は、図24に示すよう
に個別表示処理を実行する。すなわち、一覧表から必要
とする事象NOを選択し、その選択した事象NOの発生
日時・保存種別・ファイル種別・開始時間・終了時間に
関係する事象前後入出力データまたは事象前後プログラ
ム実行履歴データを取り出した後(S21)、ファイル
種別をチェックする(S22)。ここで、入出力履歴で
あれば、IF装置名・故障種別・取り込み入出力データ
1〜nを取り出し(S23)、個別表示画面フォーマッ
トに従って図22に示すように個別表示画面を作成し、
CRT装置31bに表示する(S24)。
【0090】ステップS22においてファイル種別がプ
ログラム実行履歴であるとき、プログラム名・プログラ
ム異常種別・プログラム実行履歴データ1〜nを取り出
し(S25)、同様に個別表示画面フォーマットに従っ
て図22に示すように個別表示画面を作成し、CRT装
置31bに表示する(S24,図22参照)。
【0091】なお、個別表示画面に設けられている一覧
表示を指定すれば、もとの一覧表示画面に戻して表示可
能である。図中22において、*1は事象前後入出力デ
ータ保存配列(図6)および事象前後プログラム実行履
歴データ保存配列(図11)を参照、*2は入出力履歴
/プログラム履歴、*3〜*5は入出力データ配列(図
2)およびプログラム実行履歴データ配列(図9)を参
照。
【0092】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、既に保存されている事象前後の各IF装置の故障に
関するデータをと事象前後のプログラム異常に関するデ
ータにつき、事象発生単位の一覧として表示するので、
事象発生時点データを迅速に検索可能であり、さらにあ
る事象発生に対して個別選択表示することにより、その
内容を詳細に把握することができる。
【0093】(実施の形態6)図25は本発明に係わる
監視制御装置の他の実施形態を示す構成図である。な
お、同図において図1,図7および図12と同一機能部
分には同一符号を付し、また本実施の形態と関連の薄い
不図示部分を省略しているが、何れもそれらの図の説明
に譲り、以下、特に異なる部分について説明する。
【0094】この実施の形態は、IF装置の入出力デー
タとプログラム実行履歴データを所定の編集条件のもと
に編集し表示する例である。
【0095】この監視制御装置は、マンマシンインター
フェース装置31の他、この装置31に表示される編集
条件設定画面フォーマット(図26参照)のもとに入力
される編集条件データを設定する編集条件設定手段6
1、この設定手段61で設定される図27に示す編集条
件データを記憶する編集条件データ記憶部62および編
集表示手段63が設けられている。この編集表示手63
には図28に示す編集表示画面フォーマットデータが記
憶されている。
【0096】次に、以上のような監視制御装置の動作に
ついて説明する。
【0097】先ず、オペレータが入力機器31aから編
集条件設定画面の呼び出し指示を入力すると、マンマシ
ンインターフェース装置31では、編集条件設定手段6
1に記憶される編集条件設定画面フォーマットに従って
図26に示す編集条件設定画面を作成し、CRT装置3
1bに表示する。図26において*1:編集する期間の
開始及び終了日時を設定する個所、*2:検索条件であ
って、監視または故障または異常を選択する個所、*
3:検索分類であって、IF装置名称またはプログラム
名称を設定する個所、複数のIF装置名称または複数の
プログラム名称の設定が可能である。ブランクの場合は
全て対象とする。*4:ソート条件であって、昇順また
は降順でソート編集するかを設定する個所である。
【0098】以上のようにしてCRT装31bに編集条
件設定画面が表示されると、オペレータはその画面の設
定項目に従って順次編集条件を入力すると、編集条件設
定手段61は、その入力編集条件を取り込んで図27に
示すような編集条件データが編集条件データ記憶部72
に記憶する。図27において*1:検索条件であって、
1=監視、2=故障、3=異常、*2:検索分類であっ
て、1=IF装置、2=プログラム、3=IF装置及び
プログラム全部、*3:ソート条件であって、1=昇
順、2=降順である。
【0099】この編集条件データの設定後、オペレータ
が入力機器31aから編集指示を入力すると、マンマシ
ンインターフェース装置31は、編集表示画面フォーマ
ットに従って編集表示画面を作成し、CRT装置31b
に表示する。この状態において編集表示手段63では図
29に示すような編集表示処理を実行する。すなわち、
編集表示手段63は、記憶部62から設定された編集条
件データである編集条件を取り出し(S31)、その編
集条件内の検索条件を調べる(S32)。この検索条件
が監視または故障であれば、編集期間(編集期間開始日
時分秒〜編集期間終了日時分秒)のデータ及び検索分類
に基づいて事象前後入出力データ保存手段9a,…,9
nの保存データを取り出し(S33,S34)、図23
の該当個所に設定していく。
【0100】ステップS32において検索条件が監視ま
たは故障以外であるとき、またはステップS33,S3
4による処理終了後、引き続き、編集条件内の検索条件
を調べ(S35)、検索条件が監視または異常であれ
ば、検索分類がプログラムまたは全部であれば(S3
6)、編集期間(編集期間開始日時分秒〜編集期間終了
日時分秒)のデータ及び検索分類に基づいて事象前後プ
ログラム実行履歴保存手段18a,…,18nの保存デ
ータを取り出し(S37,S38)、図23の該当個所
に設定していく。しかる後、編集条件内に設定されるソ
ート順に編集し(S39)、CRT装置31aに編集表
示画面を表示する(図28)。同図において*1:編集
条件設定画面にて設定した内容が表示される個所、*
2:発生日時であって、年月日(曜日)時分秒が表示さ
れる個所であって、ソート条件順に表示される。*3〜
*5:入出力データ配列構成(図2)およびプログラム
実行履歴データ配列構成(図9)を参照。
【0101】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、事象前後の入出力データと事象前後のプログラムの
実行履歴データに関し、時間帯別・検索条件別・検索分
類別に編集し、CRT装置に表示するので、オペレータ
は所要とする期間の電力系統の状況を的確、かつ、迅速
に把握でき、要因分析や評価を比較的容易に行うことが
できる。
【0102】なお、本願発明は、上記実施の形態に限定
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組
み合わせて実施することが可能であり、その場合には組
み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の
形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、
開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種
々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解
決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの
構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合に
は、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が
周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、監
視対象の故障やプログラム異常等の事象発生時、その事
象発生前後の所定時間にまたがってトレースされる電力
系統の状態を表す入出力データやプログラム実行履歴デ
ータを取り出して保存するので、事象発生に関する要因
分析用のデータを効率よく保存でき、要因分析等に必要
なデータだけ記憶するので、従来と比較して記憶容量を
大幅に削減できる。
【0104】また、本発明は、事象発生時に事象発生前
後の所定時間にわたるデータを自動的に保存するので、
事象解析の為のデータ検索時間を短縮でき、故障・異常
の要因分析やデータの評価を行う為の適切な支援用デー
タを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる監視制御装置の一実施の形態
を示す構成図。
【図2】 図1に示す装置で取り扱う入出力データのデ
ータ配列構成図。
【図3】 図1に示すIF装置管理データ記憶部に記憶
されるIF装置管理データのデータ配列構成図。
【図4】 図1に示す入出力データトレースファイルに
トレースされたトレースデータ配列構成図。
【図5】 図1に示す前後記憶時間データ記憶部に記憶
されるデータ配列構成図。
【図6】 図1に示す事象前後入出力データ保存手段に
保存されるデータ配列構成図。
【図7】 本発明に係わる監視制御装置の他の実施形態
を示す構成図。
【図8】 図7に示すプログラム管理データ記憶部に記
憶されるデータ配列構成図。
【図9】 図7に示すプログラム実行履歴データのデー
タ構成図。
【図10】 図7に示すプログラム実行履歴ファイルに
トレースされたトレースデータ配列構成図。
【図11】 図7に示す事象前後プログラム実行履歴保
存手段に保存されるデータ配列構成図。
【図12】 本発明に係わる監視制御装置のさらに他の
実施形態を示す構成図。
【図13】 図12に示す監視前後記憶制御手段での処
理動作を説明するフローチャート。
【図14】 本発明に係わる監視制御装置のさらに他の
実施形態を示す構成図。
【図15】 図14に示す記憶条件設定データ記憶部に
記憶されるデータの配列構成図。
【図16】 図14に示す記憶条件設定画面のフォーマ
ット図。
【図17】 本発明に係わる監視制御装置のさらに他の
実施形態を示す構成図。
【図18】 図17に示す保存対象設定画面のフォーマ
ット図。
【図19】 図17に示す保存対象データ記憶部に記憶
されるデータの配列構成図。
【図20】 本発明に係わる監視制御装置のさらに他の
実施形態を示す構成図。
【図21】 一覧表示画面のフォーマット図。
【図22】 個別表示画面のフォーマット図。
【図23】 図20に示す一覧表示手段の処理動作を説
明するフローチャート。
【図24】 図20に示す個別表示手段の処理動作を説
明するフローチャート。
【図25】 本発明に係わる監視制御装置のさらに他の
実施形態を示す構成図。
【図26】 編集条件設定画面のフォーマット図。
【図27】 図25に示す編集条件データ記憶部に記憶
されるデータの配列構成図。
【図28】 編集表示画面のフォーマット図。
【図29】 図25に示す編集表示手段の処理動作を説
明するフローチャート。
【図30】 従来の監視制御装置を示す構成図。
【符号の説明】
1a,1b,…IF装置 2…入出力手段 3…入出力データ 5…入出力データトレース手段 6…入出力データトレースファイル 7…故障前後記憶制御手段 8,17,22…前後記憶時間データ記憶部 9a,9b,…事象前後入出力データ保存手段 12a,12b,…プログラム 14…プログラム実行履歴ファイル 15…プログラム実行トレース手段 16…プログラム異常検出手段 18a,18b,…事象前後プログラム実行履歴保存手
段 19…プログラム異常前後記憶制御手段 21…2値・数値監視手段 23…監視前後記憶制御手段 31…マンマシンインターフェース装置 32…記憶条件設定手段 41…保存対象設定手段 52…一覧表示手段 53…個別表示手段 61…編集条件設定手段 63…編集表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 秀明 福岡県福岡市中央区長浜2丁目4番1号 株式会社東芝九州支社内 (72)発明者 羽田野 寿明 福岡県福岡市中央区長浜2丁目4番1号 株式会社東芝九州支社内 (72)発明者 水間 明暢 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝システムテクノロジー株式会社内 (72)発明者 安坂 百生 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝システムテクノロジー株式会社内 Fターム(参考) 5B042 GA36 GB06 HH30 JJ15 KK06 LA20 MA10 MA15 MA20 MB05 MC13 NN04 NN07 5G064 AA04 AC08 BA02 BA09 CB06 CB18 DA01 5G066 AA09 AE03 AE07 AE09 5H223 AA19 CC08 DD03 DD07 DD09 EE06 EE19

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統の監視対象に関するデータをI
    F(インターフェース)装置を介して取り込んで監視す
    る監視制御装置において、 前記IF装置から取り込むデータに基づいて、前記監視
    対象の故障を検出するとともに入出力データを作成し出
    力する入出力手段と、この入出力手段から出力される入
    出力データをトレースする入出力データトレース手段
    と、前記入出力手段から故障検出を受けると、前記入出
    力データトレース手段から予め設定される故障発生前後
    の所定時間にわたって前記入出力データを読み取って保
    存する記憶制御手段とを備えたことを特徴とする監視制
    御装置。
  2. 【請求項2】 電力系統の監視対象に関するデータを監
    視するために用いられるプログラムの異常を監視する監
    視制御装置において、 前記プログラムの実行履歴データをトレースするプログ
    ラム実行トレース手段と、前記プログラムの異常を検出
    する手段と、この手段から前記プログラムの異常検出を
    受けると、予め設定される異常発生前後の所定時間にわ
    たって前記プログラム実行履歴データを保存する記憶制
    御手段とを備えたことを特徴とする監視制御装置。
  3. 【請求項3】 電力系統の監視対象に関するデータをI
    F(インターフェース)装置を介して取り込んで監視す
    るとともに、このの監視のためにプログラムが用いられ
    る監視制御装置において、 前記IF装置から取り込むデータに基づいて、前記監視
    対象の故障を検出するとともに入出力データを作成し出
    力する入出力手段と、この入出力手段から出力される入
    出力データをトレースする入出力データトレース手段
    と、前記プログラムの実行履歴データをトレースするプ
    ログラム実行トレース手段と、前記入出力手段から出力
    される入出力データから前記監視対象の状態変化を監視
    する監視手段と、この監視手段による状態変化の監視結
    果を受けると、前記入出力データトレース手段及び前記
    プログラム実行トレース手段から予め設定される監視前
    後の所定時間にわたって前記入出力データ及び前記プロ
    グラム実行履歴データを保存する記憶制御手段とを備え
    たことを特徴とする監視制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れか1つに
    記載する監視制御装置において、 保存対象となる前記IF装置、前記各プログラムに対
    し、それぞれ個別に保存要因を設定する保存対象設定手
    段を設け、前記記憶制御手段が当該設定手段によって設
    定される保存要因に基づいて前記事象前後の入出力デー
    タ,事象前後のプログラム実行履歴データを保存するこ
    とを特徴とする監視制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れか1つに
    記載する監視制御装置において、 外部から一覧表示要求を受けたとき、前記記憶制御手段
    によって保存される入出力データおよびプログラム実行
    履歴データに関する主要項目データの一覧表を事象発生
    日時順に作成し表示する一覧表示手段と、この一覧表示
    手段によって表示された主要項目データの一覧表の中か
    ら個別指定を受けたとき、その指定され前記入出力デー
    タまたは前記プログラム実行履歴データに関する所要と
    する詳細データを取り出し表示する個別表示手段とを設
    けたことを特徴とする監視制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4の何れか1つに
    記載する監視制御装置において、 予め定める編集条件設定画面フォーマットに従って編集
    条件データを設定する編集条件設定手段と、この手段に
    よって設定された編集条件データに従って前記記憶制御
    手段によって保存される入出力データおよびプログラム
    実行履歴データを編集し表示する編集表示手段とを設け
    たことを特徴とする監視制御装置。
  7. 【請求項7】 事象前後時間データを記憶する事象前後
    時間記憶部及びトレースファイルを有し、監視対象の故
    障有り時に必要なデータを保存するプログラムを記憶す
    る記録媒体であって、 前記データ保存用プログラムは、 電力系統各所から送られてくる監視対象のデータを取り
    込み、予め定める故障種別に基づいて前記監視対象の故
    障有無を判断する故障有無判断機能と、前記取り込んだ
    前記監視対象のデータについて所定のデータ配列構成を
    もって順次前記トレースファイルにトレースするデータ
    トレース機能と、前記故障有無判断機能によって故障有
    りと判断したとき、前記事象前・後の時間データに基づ
    いて、前記トレースファイルからデータを順次読み出し
    て保存する事象前後時間データ保存機能とを実現するコ
    ンピュータ読取り可能な記憶媒体。
  8. 【請求項8】 事象前後時間データを記憶する事象前後
    時間記憶部及びプログラム実行履歴ファイルを有し、監
    視対象を監視するプログラムの異常時に当該プログラム
    の実行履歴を保存するプログラム実行履歴データを保存
    するプログラムを記憶する記録媒体であって、 前記プログラム実行履歴データ保存用プログラムは、 電力系統の監視対象を監視するプログラムを読み出して
    実行するとともに、そのプログラム実行履歴データを取
    り込んで前記プログラム実行履歴ファイルにトレースす
    るプログラム実行履歴データトレース機能と、前記プロ
    グラムの実行時、プログラムの実行状態から当該プログ
    ラムの異常有無を検出するプログラム異常検出機能と、
    この機能によりプログラムの異常を検出したとき、前記
    事象前後時間記憶部の事象前後時間データに基づいて、
    前記プログラム実行履歴ファイルからプログラム実行履
    歴データを順次読み出して保存するプログラム実行履歴
    データ保存機能とを実現するコンピュータ読取り可能な
    記憶媒体。
  9. 【請求項9】 事象前後時間データを記憶する事象前後
    時間記憶部、データトレースファイル及びプログラム実
    行履歴ファイルを有し、監視対象の故障,当該監視対象
    を監視するプログラムの異常時に所要とするデータを保
    存する保存用プログラムを記憶する記録媒体であって、 前記保存用プログラムは、 電力系統各所から送られてくる監視対象のデータを取り
    込み、予め定める故障種別に基づいて前記監視対象の故
    障有無を判断する故障有無判断機能と、前記取り込んだ
    前記監視対象のデータについて所定のデータ配列構成を
    もって順次前記トレースファイルにトレースするデータ
    トレース機能と、電力系統の監視対象を監視するプログ
    ラムを読み出して実行するとともに、そのプログラム実
    行履歴データを取り込んで前記プログラム実行履歴ファ
    イルにトレースするプログラム実行履歴データトレース
    機能と、前記故障有無判断機能によって故障有りと判断
    したとき、前記事象前・後の時間データに基づいて、前
    記トレースファイルからデータを順次読み出して保存す
    る事象前後時間データ保存機能及び前記プログラム実行
    履歴ファイルからプログラム実行履歴データを順次読み
    出して保存するプログラム実行履歴データ保存機能とを
    実現するコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
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