JP3445470B2 - 保守情報管理支援装置及び方法 - Google Patents
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Description
プラント等の大規模プラントの改造工事における実施管
理に係り、特に改造工事の実施状況を可視化して管理す
る保守情報管理支援装置及び方法に関する。
ラントでは、定期的な点検保守等により各種設備におけ
る経年変化等による劣化が確認された場合、または、技
術革新等により設備そのものの構成が見直された場合に
は、性能向上等を目的として最新機器等へのリプレース
による設備の改造工事が実施される。これらの改造工事
については、プラントの安全措置に関わるものがあるた
めに、適切に実施すると共に、その経過及び結果につい
ては確実に把握することが重要である。
も、プラント及び設備の性能維持管理の観点から前記点
検保守を引き続き行うために、改造工事の実施状況は正
確に把握する必要がある。このようなことから、各種設
備における改造状況の把握については、プラント機能を
健全に維持管理して行く上で極めて重要となっている。
る実施状況の把握は、作業員により過去の工事報告書等
から、該当する改造工事の実施の有無をリスト等に整理
すると共に、配管計装図等で設計図面の紙上において該
当機器等をマークするという作業により、その実施状況
の確認を行っていた。
による確認作業では、改造工事の有無の整理と管理には
過去の工事報告書等を全て調査する必要があり、このた
めに膨大な労力及び時間を要するという不具合があっ
た。また、このような人手による確認では、前記改造工
事の実施記録の見落しや、あるいは確認はしていても記
入漏れと、誤判断をする可能性があること等から、信頼
性が低くなるという問題があった。
備の改造工事に関する情報を計算機装置に記憶させて、
プラント設備に係る改造工事の実施状況を管理させるこ
とにより、正確で迅速に実施状況を把握して作業員の支
援をする保守情報管理支援装置及び方法を提供すること
にある。
め請求項1の発明に係る保守情報管理支援装置は、プラ
ント設備における最新構成を示す配管計装線図や単線結
線図及び制御展開接続図等の設計図面データに関わる情
報を、これら図面の系統番号と図面番号等と組み合わせ
て記憶する設計図面データベースと、プラントの主要系
統に従って前記設計図面データを簡略化した概略図面の
データに関わる情報を、当該概略図面と関連のある系統
番号及び設計図面データの図面番号等と組み合わせて記
憶した概略図面データベースと、プラントを構成する機
器等設備における改造工事の件名と開始暦日、及び実施
内容と該当機器等設備の系統番号と機器番号等の改造工
事に関する情報である改造工事データを記憶する改造工
事データベースと、ユーザ等外部から入力された図面番
号等を基にして、前記設計図面データを読み込んで前記
改造工事データを設計図面データ上に記載されている機
器等シンボルに関連付けて保守情報データとして保存す
る処理と、前記保守情報データを基にして設計図面デー
タ上に改造工事の実施状況結果を提示する処理と、外部
から入力された改造工事件名をキーとして、同一の改造
工事件名に関わる機器等の設備を検索する処理と、これ
らの処理結果の出力を行う情報処理手段と、前記保守情
報データに関わる情報を記憶する保守情報データベース
と、前記保守情報データ作成時に、関連付けされなかっ
た改造工事データを関連付け対象である設計図面データ
の図面番号等と関連付けて記憶する処理結果データベー
スと、前記設計図面データ及びその図面番号または図面
番号相当と、改造工事データ及び外部からの要求に関す
る情報を入力して、前記処理結果に関する情報を画面表
示出力装置及び印字出力装置により外部に出力する情報
入出力手段を備えたことを特徴とする。
れた図面番号等を基に情報処理手段において、概略図面
データベースの概略図面データと設計図面データベース
の設計図面データ、または既存保守情報データを読み込
む。なお、改造工事データを該当機器等設備に関連付け
て、保守情報データとして保守情報データベースに保存
する処理と、ユーザから入力された工事件名を基に、前
記保守情報データベースから保守情報データを検索する
処理をする。
び印字出力装置により外部に対して、これらの保守情報
データから改造工事の実施状況や検索結果を該当機器に
関連付けて設計図面データ上に提示することができる。
また、処理結果データベースにより前記処理結果データ
を照合することにより、設計図面データまたは改造工事
データの系統番号、機器番号に誤記等があった場合は、
即座にそれらを把握することができて、設計図面データ
及び改造工事データの精度が向上する。
法は、請求項1において、設計図面データまたは保守情
報データの該当図面を読み込む際は前記概略図面データ
を基にしてユーザ等外部より入力されたプラント号機に
関する情報から該当する概略図面を提示すると共に、こ
の概略図面上に記載されている機器等設備の位置に対応
して予め定義した系統番号及び図面番号等に関する情報
を基にして、外部より指定された前記概略図面上の位置
から対応する設計図面データまたは保守情報データを提
示することを特徴とする。
プラントの概略図面データを基にして提示することによ
り、該当機器等設備の詳細な条件を前もって設定するこ
となく、「この設備のこのあたり」といった人間の思考
に適する方式で、提示することにより迅速で正確な処理
ができる。
法は、請求項2において、情報処理手段にて該当機器等
に関する改造工事の実施状況を提示する際に、ユーザ等
外部より要求された改造工事データについては、それら
に関する改造工事における工事件名と開始暦日及び改造
内容項目を工事件名毎に設計図面データ上の該当機器等
設備のシンボル位置の近傍に提示すると共に、外部より
要求されなかった改造工事データについては、それらに
関する改造工事件数を該当機器等設備のシンボル位置の
近傍に提示する簡易提示処理と、前記外部の要求により
提示した改造工事データについて、さらに外部から要求
があった場合にはその全項目内容を工事件名毎に提示す
る詳細提示処理を行うことを特徴とする。
じて、簡易提示または詳細提示されることから、機器等
設備ごとの改造内容と改造工事毎の詳細な内容を容易に
把握することができる。
法は、請求項2において、ユーザ等外部から入力された
工事件名より保守情報データを検索する際に、前記工事
件名の機器等設備のシンボル及びこれらと同一の改造工
事件名を持つ機器等設備のシンボルを予め定めた色彩に
て提示することを特徴とする。該当する改造工事データ
と同一工事件名で実施された他の機器等設備のシンボル
が、同じ色彩で提示されるので、同一工事件名で実施し
た改造工事の範囲を抜け落ちなく確認することが容易に
可能となる。
法は、請求項3において、改造工事データに注記情報と
しての備考欄を設けると共に、工事件名に予め定めた備
考欄情報有りの記号を付記することにより、改造工事デ
ータに備考欄情報の有無を明示することを特徴とする。
改造工事データにおける備考情報の有無が、工事件名に
付記した記号により提示されることから、備考情報の有
無を詳細提示処理により全ての改造工事データを提示す
ることなく、簡易提示処理の段階で容易に把握すること
ができる。
法は、請求項3において、機器番号による特定が困難な
機器等設備である機器番号未特定機器に関わる改造工事
データについて、プラントの設備構成とは無関係に予め
定めた特定シンボルの機器番号と関連付けてデータベー
スに保存することを特徴とする。構造的に機器番号の付
け難い機器番号未特定機器に対しても、この機器番号未
特定機器に関する改造工事データが容易に提示されるの
で、不明確な管理となりがちの未特定機器に対する改造
工事データの管理が、迅速かつ正確に行える。
面を参照して説明する。図1の機能構成図に示すように
保守情報管理支援装置1は、設計図面データベース2と
概略図面データベース3、及び改造工事データベース4
と保守情報データベース5、及び処理結果データベース
6と情報入出力手段7、さらに情報処理手段8とで構成
されている。
AD(Computer-aided design )図面による設計図面デ
ータをその図面に関連する系統番号と図面番号、または
取り合いは行うが外部の機器であることから、図面番号
の系統が異なる図面番号等と組み合わせて記憶してい
る。
を構成している主要な系統で、例えば、原子力発電プラ
ントにおいては、主蒸気配管の系統等に従った概略図面
を、これらの図面と関連のある系統番号、及び前記設計
図面データの図面番号等と組み合わせて記憶する。
ト設備である各種機器等設備の改造工事データを記憶す
るものであり、ここで改造工事に関する情報である改造
工事データには、対象機器に関する系統番号と対象機器
番号、また改造工事件名と改造工事の開始暦日、さらに
改造工事の実施内容等のデータが記憶されている。
タ及び改造工事データは、他のシステム9にて作成し
て、LAN(Local area netwark,構内通信網)または
磁気テープ等により前記情報入出力手段7を介して記憶
する方式でも良いし、本保守情報管理支援装置1におい
て作成して記憶する方式でも良い。
データに関わる図面番号等や、改造工事件名等の情報を
改造工事データ管理の作業者である外部のユーザ10から
入力すると共に、改造工事の実施状況結果や同一の改造
工事件名に関わる機器等設備の検索結果に関する情報を
前記ユーザ10に出力する処理を行う。
記情報入出力手段7に備えられた例えばCRT等の画面
表示出力装置11において、予めプルダウンやボタンとい
った画面上のメニューとして登録して実施する方式や、
図示しないキーボードからのコマンド入力にて実施する
方式のいずれでも良い。また前記ユーザ10へ情報出力
は、前記情報入出力手段7に備えられた画面表示出力装
置11と、印字出力装置であるカラープリンタやプロッタ
等のカラー印字出力装置12において行われる。
7を介してユーザ10から入力された、図面番号等を基に
して前記設計図面データベース2から設計図面データを
読み込み、前記改造工事データを設計図面データ上に記
載されている機器等設備のシンボルに関連付けて、保守
情報データとして保守情報データベース5に保存する処
理を行う。
計図面データ上に改造工事の実施状況結果を提示する処
理と、ユーザ10から入力された改造工事件名をキーと
し、同一の改造工事件名に係わる機器等設備を保守情報
データを基に検索する処理をして、これらの処理結果を
前記画面表示出力装置11及びカラー印字出力装置12に出
力する処理を行う。
に保守情報データを記憶するものであり、また処理結果
データベース6は、前記保守情報データの作成時に、関
連付け無しとなった改造工事データに関する情報を記憶
するものである。ここでは、関連付け対象となった設計
図面データの図面番号等と、関連付けを行って記憶する
ように構成されている(請求項1)。
る。前記のように設計図面データベース2と改造工事デ
ータベース4とは、設計図面データと改造工事データを
別々に記憶しておくことから、ユーザ10からの要求に応
じて任意のタイミングで、保守情報データを形成すると
共に、これを保守情報データベース5に保存することが
できる。
設計図面データまたは改造工事データの系統番号や機器
番号に誤記等があり、正しく関連付けができなかった場
合でも、前記処理結果データベース6を参照することに
より、どの改造工事データが関連付けできなかったか、
また、何が原因で関連付けができなかったのか等を、容
易に判断することができる。
情報データを作成する場合、及び改造工事の実施状況を
提示する場合には、ユーザ10より入力されたプラント号
機に関する情報から前記概略図面を提示し、この図面上
の該当機器等設備をマウス等で指定することにより、該
当する設計図面データまたは保守情報データを提示する
ことができる。
設備の位置に、予め系統番号及び図面番号等を対応付け
しておくことにより、前もって該当する図面に関わる図
面番号を明確にすることなく、「この機器等設備に関係
のある図面」といったような人間の思考に馴染みやすい
形式で、必要な図面を提示させることができる(請求項
2)。
実施状況を提示する場合は、簡易提示処理と詳細提示処
理といった2つの処理方式で、改造工事の実施状況を提
示することができる。
図は、該当する保守情報データを読み込み、改造工事の
実施状況を前記画面表示出力装置11のCRT画面上に、
出力した例を示したもので、この現場系統配置図上で改
造工事に該当する機器等設備の2か所の弁(ここではM
O1 ,MO2 )に対して、関連する改造工事データの件
数(ここでは3件)を四角枠内に件数提示13している。
方にある弁MO1 に関する改造工事データの提示要求を
すると、図3の現場系統配置図に示すように、改造工事
の件名と開始年月日、及び改造内容の3項目を改造工事
件名毎(ここでは3件)に簡易提示14される。なお、ユ
ーザ10からの要求により、例えば前記弁MO1 で「件名
2」に関する改造工事データのみを提示し、他の改造工
事データを件数提示13とすることも可能である。
O1 で、件名1に対する詳細提示を要求した場合には、
図4の現場系統配置図に示すように、改造工事データと
して上記図3における件名1の簡易提示14を提示する。
この他に、件名1に関する管理番号と対象設備・機器名
(対象機器名称)、及び機器番号と対象機器の系統番
号、対象機器の系統名称と工事開始年度、及び工事終了
年度と工事実施定検回数、さらに改造工事の内容と重要
度分類、及び備考を明記する詳細提示15が提示される
(請求項3)。
件名より、保守情報データ内の該当機器等を提示する場
合は、前記改造工事件名に関する機器等設備のシンボル
と、これらと同一の改造工事件名を持つ機器等設備のシ
ンボルを予め定めた色彩により提示するので、同一の改
造工事に係る複数の機器等設備との関連付けを容易に確
認することができる(請求項4)。
る場合は、上記図3または図4で示された改造工事件名
を図示しないマウス等により指定する方式でも良く、ま
た、キーボード等より直接改造工事件名を入力して指定
する方式でも良い。
た前記備考欄に備考欄情報を入力する際は、図5の現場
系統配置図に示すように、弁MO2 における改造工事件
名に、予め定めた備考欄情報有り記号16(例えば*等)
を付記して改造工事データを作成する。
都度、上記図4に示す詳細提示15において確認する必要
がなく、簡易提示14における備考欄情報有り記号16によ
り容易に確認することが可能である(請求項5)。ま
た、プラント内では「ケーブル類」あるいは「リレー
類」のように、それぞれに機器番号を付して特定するこ
とが困難な機器等設備(機器番号未特定機器)がある。
造工事データについては、図6の現場系統配置図に示す
ように、例えば画面右上の空白部にプラントの設備構成
とは無関連に、予め定めた特定シンボル17として四角枠
内に、例えば「その他」として、当該機器番号未特定機
器の近傍、あるいは接続される機器番号が特定された機
器番号「**1」等と関連付けて提示する。なお、この
特定シンボル17は、設計図面データ作成時に新規追加す
るものとする。
する図示しない改造工事データを、前記図3〜5に示す
他の改造工事データと同様にして、画面に提示すること
が可能である(請求項6)。
処理機能について、図7の処理フロー図により説明す
る。先ず上記図1に示すユーザ10から情報入出力手段7
に対する開始指令により、保守情報管理支援装置1が起
動する(ステップS1 )。起動後は処理選択(S2 )に
おいて、(1)保守情報データ作成処理を行うか、
(2)改造工事実施状況提示処理を行うか、(3)全て
の処理を終了する処理か、を例えば、前記画面表示出力
装置11のCRT画面上においてユーザ10に質問し、その
回答である指令に従って処理進行される。
報データ作成処理であるならば、情報処理手段8は、前
記概略図面データベース3における概略図面データを基
にして、設計図面データベース2から対象とする設計図
面データを読み込み、概略図面による提示をする
(S3 )。次に、これらと改造工事データベース4から
の改造工事データから、保守情報データを作成すると共
に、これを保守情報データベース5に保存して前記起動
後の処理に戻る(S4 )。
事実施状況提示処理であるならば、情報処理手段8は、
概略図面データを基にして対象とする保守情報データ
を、前記保守情報データベース5から読み込み、概略図
面による提示をして(S5 )、改造工事実施状況の簡易
提示処理を行う(S6 )。
記画面表示出力装置11によりユーザ10に対して、A.改
造工事実施状況の詳細提示処理を行うか、B.同一改造
工事件名に係る機器検索処理を行うか、C.結果の出力
処理をするか、D.処理選択を終了する処理か、を問い
合わせる。
施状況の詳細提示処理であるならば、ユーザ10から入力
された対象とする改造工事件名等により、これらに関す
る詳細提示処理を行った後に、前記画面表示出力装置11
にて表示し、前記改造工事実施状況簡易提示(S6 )後
の処理に戻る(S8 )。
であるならば、ユーザ10からの対象とする改造工事件名
の入力により、同一の改造工事件名を持つ機器等設備に
ついて、前記画面表示出力装置11において予め定めた色
彩で表示して、相互の関連付けの確認を容易にし、その
後に、前記改造工事実施状況簡易提示(S6 )後の処理
に戻る(S9 )。
等の画面表示出力装置11及びカラープリンタやプロッタ
等のカラー印字出力装置12を用いた出力処理を行った後
に、前記改造工事実施状況簡易提示(S6 )後の処理に
戻る(S10)。
ば、前記開始(S1 )後の処理でメインメニューへ戻る
(S11)。なお、ユーザ10の指令が処理選択S2 の後
の、(3)の終了処理であるならば、保守情報管理支援
装置1における全ての処理を終了させる(S12)。
多数設置されている各種設備の改造工事に際しても、そ
れぞれの系統番号と機器番号をキーとして、改造工事の
実施状況を設計図面データ上で可視化することができる
と共に、この改造工事データを関連する設計図面データ
上の機器等設備と対応付けた管理が容易に行える。
時点で保守情報データを作成することができ、処理結果
データベース6より機器番号等の誤入力の判別が、容易
に行える。さらに、必要とする設計図面データまたは保
守情報データを人間の思考になじみやすい形式で、概略
図面データから迅速かつ正確に提示することができると
共に、改造工事の実施状況に関わる情報を、一目で把握
できる簡易提示14と、詳細提示15処理の2方式により提
示できる。
備を、同じ色彩で表示することにより、相互の関連付け
が一目で把握可能なことや、例えケーブル類で機器番号
の添付が困難な機器等設備についても、改造工事データ
上で予め定めた特定シンボルの機器番号により関連付け
して管理することができる。従って、作業者における改
造工事データの整理及び管理作業の労力削減と共に、各
種情報とこれに基づく改造工事と管理結果の信頼性が向
上する。
構成する多数の機器等設備に対する改造工事について、
実施状況を各系統番号と機器番号をキーとして設計図面
データ上に可視化すると共に、実施時期と機器等設備及
び改造工事内容等の各関連付けにより管理が容易とな
る。これにより支援されることで、作業員における管理
作業の労力削減と共に、管理結果の信頼性が向上する。
装置の機能構成図。
件数提示した現場系統配置図。
簡易提示した現場系統配置図。
詳細提示した現場系統配置図。
備考欄情報有無提示した現場系統配置図。
機器番号未特定機器提示した現場系統配置図。
装置の処理フロー図。
ス、3…概略図面データベース、4…改造工事データベ
ース、5…保守情報データベース、6…処理結果データ
ベース、7…情報入出力手段、8…情報処理手段、9…
他のシステム、10…ユーザ、11…画面表示出力装置、12
…印字出力装置、13…件数提示、14…簡易提示、15…詳
細提示、16…備考欄情報有り記号、17…特定シンボル、
S1 〜S12…処理フローのステップ。
Claims (6)
- 【請求項1】 プラント設備における最新構成を示す配
管計装線図や単線結線図及び制御展開接続図等の設計図
面データに関わる情報を、これら図面の系統番号と図面
番号等と組み合わせて記憶する設計図面データベース
と、プラントの主要系統に従って前記設計図面データを
簡略化した概略図面のデータに関わる情報を、当該概略
図面と関連のある系統番号及び設計図面データの図面番
号等と組み合わせて記憶した概略図面データベースと、
プラントを構成する機器等設備における改造工事の件名
と開始暦日、及び実施内容と該当機器等設備の系統番号
と機器番号等の改造工事に関する情報である改造工事デ
ータを記憶する改造工事データベースと、ユーザ等外部
から入力された図面番号等を基にして、前記設計図面デ
ータを読み込んで前記改造工事データを設計図面データ
上に記載されている機器等シンボルに関連付けて保守情
報データとして保存する処理と、前記保守情報データを
基にして設計図面データ上に改造工事の実施状況結果を
提示する処理と、外部から入力された改造工事件名をキ
ーとして、同一の改造工事件名に関わる機器等の設備を
検索する処理と、これらの処理結果の出力を行う情報処
理手段と、前記保守情報データに関わる情報を記憶する
保守情報データベースと、前記保守情報データ作成時
に、関連付けされなかった改造工事データを関連付け対
象である設計図面データの図面番号等と関連付けて記憶
する処理結果データベースと、前記設計図面データ及び
その図面番号または図面番号相当と、改造工事データ及
び外部からの要求に関する情報を入力して、前記処理結
果に関する情報を画面表示出力装置及び印字出力装置に
より外部に出力する情報入出力手段とを備えたことを特
徴とする保守情報管理支援装置。 - 【請求項2】 前記保守情報管理支援装置において、前
記設計図面データまたは保守情報データの該当図面を読
み込む際は前記概略図面データを基にしてユーザ等外部
より入力されたプラント号機に関する情報から該当する
概略図面を提示すると共に、この概略図面上に記載され
ている機器等設備の位置に対応して予め定義した系統番
号及び図面番号等に関する情報を基にして、外部より指
定された前記概略図面上の位置から対応する設計図面デ
ータまたは保守情報データを提示することを特徴とする
請求項1記載の保守情報管理支援方法。 - 【請求項3】 前記保守情報管理支援方法において、前
記情報処理手段にて該当機器等に関する改造工事の実施
状況を提示する際に、ユーザ等外部より要求された改造
工事データについては、それらに関する改造工事におけ
る工事件名と開始暦日及び改造内容項目を工事件名毎に
設計図面データ上の該当機器等設備のシンボル位置の近
傍に提示すると共に、外部より要求されなかった改造工
事データについては、それらに関する改造工事件数を該
当機器等設備のシンボル位置の近傍に提示する簡易提示
処理と、前記外部の要求により提示した改造工事データ
について、さらに外部から要求があった場合にはその全
項目内容を工事件名毎に提示する詳細提示処理を行うこ
とを特徴とする請求項2記載の保守情報管理支援方法。 - 【請求項4】 前記保守情報管理支援方法において、ユ
ーザ等外部から入力された工事件名より保守情報データ
を検索する際に、前記工事件名の機器等設備のシンボル
及びこれらと同一の改造工事件名を持つ機器等設備のシ
ンボルを予め定めた色彩にて提示することを特徴とする
請求項2記載の保守情報管理支援方法。 - 【請求項5】 前記保守情報管理支援方法において、前
記改造工事データに注記情報としての備考欄を設けると
共に、工事件名に予め定めた備考欄情報有りの記号を付
記することにより、改造工事データに備考欄情報の有無
を明示することを特徴とする請求項3記載の保守情報管
理支援方法。 - 【請求項6】 前記保守情報管理支援方法において、機
器番号による特定が困難な機器等設備である機器番号未
特定機器に関わる改造工事データについて、プラントの
設備構成とは無関係に予め定めた特定シンボルの機器番
号と関連付けてデータベースに保存することを特徴とす
る請求項3記載の保守情報管理支援方法。
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