JPH07325613A - アイソレーション管理装置 - Google Patents

アイソレーション管理装置

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JPH07325613A
JPH07325613A JP6118885A JP11888594A JPH07325613A JP H07325613 A JPH07325613 A JP H07325613A JP 6118885 A JP6118885 A JP 6118885A JP 11888594 A JP11888594 A JP 11888594A JP H07325613 A JPH07325613 A JP H07325613A
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JP
Japan
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work
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isolation
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Application number
JP6118885A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Ishii
井 啓 予 石
Koji Shibata
田 幸 司 柴
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業票作成に伴う入力ミスを極力少なくし、
その負担を軽減すると共に、迅速かつ容易に作業票を作
成し、全系統機器の隔離状態を一括管理することのでき
るアイソレーション管理装置を得る。 【構成】 発電プラントを構成する部品データベース情
報及び入力装置を介して入力された情報を編集し、シン
ボル化された電源系統情報、シンボル構成以外の部品情
報、前記機器の番号、名称、状態を示す画面情報を作業
件名毎に登録して系統画面データベースを作成する画面
編集手段と、前記系統画面データベースを検索し、電源
系統コード、作業件名及び前記機器の番号、名称、状態
を作業件名毎に登録してアイソレーションデータベース
を作成するアイソレーション情報作成手段とを備え、ア
イソレーションデータベースの登録情報に基づいて前記
電源系統からの隔離状態及び前記作業票に記載すべき作
業情報を管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】発電プラントの計画起動停止期間
中に、点検、保修(保守及び補修を併せた意味で用い
る)箇所を電源系統から隔離し、点検、保修を行う機器
に対する操作方法及び操作手順等の作業情報を記載した
作業票(作業指示書)に従って機器の点検、保修を行う
に当たり、電源系統からの離隔(アイソレーション)状
態(以下、アイソレ状態とも言う)及び作業票に記載す
べき作業情報を管理するアイソレーション管理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】発電プラントにおける計画起動停止期間
中の機器点検、保修においては、各機器、例えば、スイ
ッチ、弁、ポンプ等の操作方法及び操作手順等(以下、
アイソレーション情報ともいう)を記載した作業票を作
成し、この作業票に記載された情報に従って作業をして
いる。記載される全作業票のアイソレーション情報は、
数百件にも及ぶため作業票の作成に多大な時間を費やし
ていた。図25を用いて、従来の作業票作成手順を以下
に説明する。
【0003】定期点検時の点検、保修の計画を実施する
場合、まず対象機器に関する電源系統の遮断及び弁の開
閉等の作業スケジュールが予め決められる。その作業ス
ケジュールに合わせて各機器の操作方法及び機器操作手
順等のアイソレーション情報を手書きにより記載し、作
業票を作成する。手書きにて作成された作業票を元にし
て、入力装置58を介して作業票のアイソレーション情報
を入力し、機器情報作成手段59にてCRT表示装置(以
下、CRTと略記する)18に表示し、入力情報の確認及
び修正を行った後、アイソレーションデータベース12に
保存する。
【0004】機器情報作成手段59に保存されたアイソレ
ーション情報は検証手段60に加えられる。検証手段60は
前記アイソレーション情報が同一予定期間内に行われる
他の点検作業、保修作業のアイソレーション情報と重複
していないかの審査を行う。審査後のアイソレーション
情報は作業票データベース16に保存される。同時に、そ
のアイソレーション情報はプリンタに加えられ、このプ
リンタからアイソレリスト61及びタグ札(操作禁止札)
62が出力される。
【0005】出力されたタグ札62は、操作機器34の点検
作業63において、系統隔離を行うために操作禁止機器に
取り付けられ、そこで、機器の点検、保修作業を開始す
る。点検、保修作業の完了後、操作停止機器に取り付け
られている全てのタグ札62を取り外し回収することによ
って、アイソレーション管理装置へ作業が完了したこと
を登録通知する。
【0006】これらの手順をフローチャートで示すと図
26のようになる。すなわち、ステップ101 にてアイソ
レーション情報を用紙に記入して作業票を作成し、続い
て、ステップ102 で入力装置を用いて作業票に記入され
たアイソレーション情報の入力処理を行う。次に、ステ
ップ103 では入力されたデータを表示して確認し、さら
に、ステップ104 で確認済みのデータをアイソレーショ
ンデータベースに保存する。次に、ステップ105 で保存
されたアイソレーションデータに基づいて、同一予定期
間内に他の点検作業、保修作業と重複する機器が存在す
るかどうかの審査が行われ、ステップ106 で対象とする
全機器に対して審査が行われたことを確認した後、ステ
ップ107 でアイソレリスト及びタグ札を出力する。次
に、ステップ107 にてタグ札を該当箇所に取り付け、現
場作業を実施し、作業完了後、ステップ109 にてタグ札
を回収して完了登録を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】発電プラントの計画起
動停止期間中における機器点検作業、保修作業に際して
約300件の作業票が作成されるが、これに伴なうアイ
ソレーション情報は約2万件にも及ぶ。従来のアイソレ
ーション管理装置にあっては、作業票の作成及びアイソ
レーション情報の作成を手作業にて行っており、また、
これらの情報の入力も手作業で行っていたため、多大な
労力と、膨大な時間を必要とする他、入力ミスも発生し
やすいという問題があった。
【0008】また、大量のアイソレーション情報がデー
タベースとして登録されていても、これらのデータベー
スは、ワープロ機能によって作成された帳票データであ
るため、データの流用ができず前回と同一点検作業にお
いても同じようにして作業票を手作業で作成していた。
そのため、オペレータの負担が大きいという問題もあっ
た。
【0009】さらに、点検、保修作業を実施するに当た
り、作成されたアイソレーション情報の検証確認のため
のプラント機器の動作確認作業に、多くの時間を必要と
した。また、大規模な発電プラントにおいて、全系統機
器の点検作業、保修作業が多く、作業票の管理及び実作
業に多くの運転員、作業員が必要となり、点検保修作業
中にアイソレーション状態を一括管理するすることが、
極めて困難であった。
【0010】さらにまた、プラント運転操作のための各
種スイッチ操作をCRT等を用いて行う発電プラントに
おいて、操作機器にタグ札を付けるのも困難であった。
【0011】本発明の目的は、流用度の高いデータベー
スの構築を可能にすると共に、入力ミスを極力少なくす
ることのできるアイソレーション管理装置を提供するに
ある。本発明の他の目的は作業票作成者の負担を軽減す
ることにある。本発明のもう一つ他の目的は作業票を迅
速かつ容易に作成することができ、また、作業票情報の
検証確認を容易化することのできるアイソレーション管
理装置を提供するにある。本発明のさらに他の目的は大
規模発電プラントにおいて、全系統機器の隔離状態を一
括管理することのできるアイソレーション管理装置を提
供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のアイソ
レーション管理装置は、図1にその対応図を示すよう
に、発電プラントを構成する機器毎に、少なくともこの
機器をシンボル表示するためのシンボル構成、その種類
及び現場確認指標を部品情報として登録してある部品デ
ータベース1と、CRT等の表示装置18と、少なくとも
電源系統コード、作業件名及び前記機器の番号、名称、
状態の各情報を入力する入力装置58と、入力装置58によ
って入力された電源系統コードに従って部品データベー
ス1を検索し、検索情報及び入力装置58を介して入力さ
れた情報を表示装置18を用いて編集し、シンボル化され
た電源系統情報、シンボル構成以外の部品情報、前記機
器の番号、名称、状態を示す画面情報を作業件名毎に登
録して系統画面データベース9を作成する画面編集手段
8と、系統画面データベース8を検索し、電源系統コー
ド、作業件名及び機器の番号、名称、状態を作業件名毎
に登録してアイソレーションデータベース12を作成する
アイソレーション情報作成手段10とを備え、アイソレー
ションデータベース12の登録情報に基づいて電源系統か
らの隔離状態及び作業票に記載すべき作業情報を管理す
るものである。
【0013】請求項2に記載のアイソレーション管理装
置は、前記入力装置を、発電プラントの定期点検を行う
に必要な電源系統コード、作業件名及び作業期間を含む
作業情報の入力と、発電プラントの計画起動停止期間中
に点検、補修を行う機器に対する作業期間の情報入力と
に兼用するものであって、図2にその対応図を示すよう
に、、入力された作業情報を作業情報格納メモリに一時
的に保存する作業情報作成手段14と、作業情報格納メモ
リ14に保存された系統コード及び作業件名に対応する情
報をアイソレーションデータベース12から検索し、検索
情報を作業情報格納メモリ14に保存された作業情報と併
せて表示装置18に表示すると共に、アイソレーションデ
ータベース12を検索して得られた情報に作業期間の情報
を付加して表示し、表示された機器毎のデータを現在時
刻に近い順に並べ換えて登録し、作業票データベースを
作成する作業票データ編集手段15とを備え、作業票デー
タベース16の登録情報に基づいて電源系統からの隔離状
態及び作業票に記載すべき作業情報を管理するものであ
る。
【0014】請求項3に記載のアイソレーション管理装
置は、入力装置を作業票データベース16に登録された情
報選択のための作業票番号の入力に兼用するものであっ
て、図3にその対応図を示すように、入力された作業票
番号に対応する作業情報を作業票データベース16から検
索すると共に、入力された作業票番号に対応する画面情
報を系統画面データベース9から検索し、各検索情報を
表示装置18に表示せしめる画面情報表示手段17と、表示
装置18に表示せしめられたシンボル化電源系統の各シン
ボルを、表示装置18に表示せしめられた作業情報に対応
して表示状態を変更して系統隔離のシミュレーションを
行う機器操作表示手段20を含んでなるシミュレーション
手段5と、シミュレーションを完了した作業情報を作業
票としてプリントアウトするプリンタへ加える機器操作
出力手段20とを備える。
【0015】請求項4に記載のアイソレーション管理装
置は、図4にその対応図を示すように、系統画面データ
ベース9及び作業票データベース16を検索して作業件名
に対応した画面情報と作業情報とを表示装置18に表示す
る情報表示手段26、検索して得られた画面情報と作業情
報とに基づき、機器の操作禁止設定解除情報を作成して
プラント制御装置に加える操作禁止設定解除手段27、検
索して得られた作業情報を機器単位にて状態設定メモリ
24に保存し、隔離状態に設定する操作指令をプラント制
御装置に加えるアイソレ状態設定解除手段28を含んでな
る対話操作手段6と、アイソレ状態設定解除手段28の出
力及び状態設定メモリ24の内容に基づき、設定された操
作時間内に機器の操作が行われたか否かを監視し、行わ
れなかった時にアナンシェータに表示信号を加える状態
監視手段25と、機器の動作状態を示す信号を入力し、状
態の変化に応じて表示装置18の表示状態を変更する画面
更新手段23とを備える。
【0016】
【作用】請求項1に記載のアイソレーション管理装置に
おいては、画面作成手段で作成した系統画面データベー
スを基にアイソレーションデータベースを自動で作成す
ることにより作業票作成時の入力ミスを極力少なくして
時間短縮を図ると共に、信頼性の高いデータベースを構
築することができる。
【0017】請求項2に記載のアイソレーション管理装
置においては、電源系統コード、作業件名及び作業期間
を指定することにより、予め登録されている同一作業件
名においてはアイソレーションデータベースから自動的
に作業票が作成でき、また指定された作業件名と同一作
業件名がデータベースにない場合は、類似作業件名を提
示し新たな作業票の作成が容易となる。
【0018】請求項3に記載のアイソレーション管理装
置においては、プラントの系統図をCRT上に表示し、
作成された作業票情報を作業手順通りに模擬操作信号を
発生させ、CRT上で点検機器の停止や弁の開閉状態を
確認することにより、作成された作業票情報の正否の検
証が可能となる。
【0019】請求項4に記載のアイソレーション管理装
置においては、作成されたアイソレーション情報より点
検機器の操作信号を作成し、プラント制御装置に機器操
作手順に沿って操作信号を出力することによって、点検
時の実作業を効率的に行うことができる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図5は請求項1に記載の装置に対応
する実施例の構成を示したブロック図である。同図にお
いて、部品データベース1には発電プラントを構成する
機器毎に、少なくともこの機器をシンボル表示するため
のシンボル構成、その種類及び現場確認指標が部品情報
として登録されている。画面編集手段8は、部品データ
ベース1より部品データを選択し、CRT18上に系統画
面を作成する部品データベース選択処理30、選択された
部品データに対応したアイソレーション情報を定義する
機器情報定義処理31、作成される系統画面に対応して作
業件名を定義する作業件名定義処理29、及び、作成され
た系統画面と機器情報と作業件名とを系統画面データベ
ース9に登録する画面情報登録処理32を実行するもので
ある。アイソレーション情報作成手段10は、系統画面デ
ータベース9よりアイソレーション情報を自動作成する
アイソレーション情報自動作成処理35、及び、作成され
たアイソレーション情報をアイソレーションデータベー
ス12へ登録するアイソレーション情報登録処理36を実行
するものである。
【0021】次に、この実施例の動作を説明する。系統
画面データベース9を作成するための対話画面は、図6
に示した如く、操作機器のシンボルを表示して系統図を
作成する系統画面表示エリアと、部品データベース1に
登録されている各シンボルを表示する部品データ表示エ
リアと、アイソレーション情報の定義を行う機器情報設
定エリアとで構成されている。作業件名定義処理29は、
機器情報設定エリアを用いて系統画面データベース9を
管理するための情報となる系統コードと作業件名とをオ
ペレータに登録させる。部品データベース選択処理30
は、選択された部品を部品データベース1より部品情報
を取出し指定位置に部品を表示する。表示部品の選択及
び指定位置の設定は、部品データ表示エリア及び系統画
面表示エリアを用いて行われる。
【0022】弁における部品データベースの構成を例示
すると図7のようになり、部品情報として、シンボル構
成、弁タイプ、全閉から全開までの作動時間及び弁操作
が設置場所でのみ可能な現場確認指標とからなってい
る。これらの部品情報は、管理をしやすくするために
弁、機器、電源毎に区分されて、部品データベース1に
登録されている。
【0023】情報機器定義処理31は、機器情報設定エリ
アを用いてアイソレーション情報をオペレータに登録さ
せる。アイソレーション情報としては、機器番号、機器
名称、通常状態及びアイソレ状態よりなる。以上、アイ
ソレーション情報の登録は、作業件名毎に必要な操作機
器分だけ繰り返し行われ、登録作業が終了すると画面情
報登録処理32にて、登録された系統コード、作業件名、
部品情報及びアイソレーション情報を系統画面データベ
ース9に登録保存する。図8は、登録された系統画面デ
ータベース9の構成を示したものである。
【0024】このようにして、画面編集手段8による系
統画面データベース9の作成が完了すると、アイソレー
ション情報自動生成処理35により登録された系統画面デ
ータベース9よりアイソレーションを行う際に必要な情
報(系統コード、作業件名,アイソレーション情報)を
取り出し、アイソレーション情報登録処理36にてアイソ
レーションデータベース12に登録する。かくして、アイ
ソレーション情報作成手段10により自動的にアイソレー
ションデータベースが生成される。図9は、自動生成さ
れたアイソレーションデータベース12の構成を示したも
ので、このデータベースは、アイソレーション管理を行
うための作業票単位で一つのテーブルを構成しており、
一つの系統で行われる作業件数分が作成される。さら
に、系統毎の全作業票を一つの単位として発電プラント
の全系統分が作成される。
【0025】なお、図10は、本実施例における系統画面
データベース及びアイソレーションデータベースを作成
するまでの一連の処理手順を示したものである。すなわ
ち、ステップ111 にて対話画面を初期状態とし、ステッ
プ112 で作業件名及び系統コードを入力する。そして、
ステップ113 では入力された作業件名及び系統コードに
従って部品ファイルを選択して、該当位置に画面表示
し、続いて、ステップ114 では機器情報設定エリアに表
示するアイソレーション情報の入力が実行され、ステッ
プ115 では指定された作業件名及び系統コードの全てに
対する登録が終了したことを確認して次の処理に進む。
ステップ116 では表示画面情報を系統画面データベース
9に登録し、必要とする情報を随時画面表示可能の状態
にする。次にステップ117 では入力情報に従って系統画
面データベースを検索し、ステップ118 にて検索して得
られた情報を登録してアイソレーションデータベース12
を作成する。
【0026】この実施例によれば、画面編集手段8で作
成した系統画面データベース9を基にアイソレーション
データベース12を自動的に作成することにより作業票及
びアイソレーション情報の作成時のミスがなくなり、ま
た作成時間の短縮が可能となる。さらに、アイソレーシ
ョンデータベース12の情報量が増大しても、管理面での
負荷は大幅に軽減される。
【0027】図11は請求項2に記載の装置に対応する実
施例の構成を示すブロック図である。これは、予め作成
されている定期点検(以下、定検とも言う)機器作業ス
ケジュール4から点検を行う系統の作業情報(系統コー
ド、作業件名、作業期間)を入力し作業情報格納メモリ
14へ一時保管する作業情報作成手段13と、前記作業情報
に対応したアイソレーション情報をアイソレーションデ
ータベース12から検索するアイソレーションデータ検索
処理37、検索されたアイソレーション情報をCRT18上
に表示し、前記定検機器作業スケジュール4にて計画さ
れた各操作機器の点検作業期間(作業開始日〜終了日)
を入力する作業期間入力処理38、及び、入力された作業
期間の作業開始日をキーとしてアイソレーション情報を
昇順に並べ変え作業票データベース16に登録する作業票
情報登録処理40を順次実行する作業票データ編集手段15
とで構成される。
【0028】次に、この実施例の動作を説明する。作業
票データベースを作成するための対話画面は、図12に示
した如く、点検を行う系統の作業情報(系統コード、作
業件名、作業期間)を入力する作業情報入力エリアと操
作機器のアイソレーション情報を表示するアイソレーシ
ョン情報表示エリアとその操作機器の作業開始日から終
了日までの作業期間を入力する作業期間入力エリアとで
構成されている。
【0029】そこで、作業情報作成手段13は、作業情報
入力エリアを用いて予め作成されているプラントの定検
機器作業スケジュール4から点検を行う系統の作業情
報、例えば、系統コードは「RHR」、作業件名は「残
留除去ポンプ(A)点検」、作業期間は「930801」〜
「930806」を入力する。ここで入力される系統コード及
び作業件名は、アイソレーション情報を検索するための
キー情報であり、作業期間は、作業開始から終了までの
作業を行う期間を意味する。「930801」は93年 8月1日
を意味する。そして、作業情報作成手段13により入力さ
れた系統コード、作業件名及び作業期間は作業情報格納
メモリ14に一時保存される。作業情報格納メモリ14の構
成を例示すれば図13のようになっている。
【0030】アイソレーションデータ検索処理37では、
前記作業情報格納メモリ14に格納されている系統コード
及び作業件名に対応したアイソレーション情報をアイソ
レーションデータベース12から検索する。検索されたア
イソレーション情報をアイソレーション情報表示エリア
に表示し点検作業に該当するものであるか否かを確認す
る。また、上記検索において該当する作業件名がアイソ
レーションデータベース12に登録されていない場合に
は、類似の全作業件名を検索し、アイソレーション情報
表示エリアに作業件名を表示する。例えば、「残留除去
ポンプ点検」「残留除去ポンプ(B)点検」等は、先頭
1文字以降をワイルドーカードで指定した時と同様の検
索方法を用いる。上記複数表示された作業件名から「残
留除去ポンプ点検」を選択すると、再度アイソレーショ
ンデータベース12から選択された作業件名に対応したア
イソレーション情報を検索し、得られた情報がアイソレ
ーション情報表示エリアに表示される。
【0031】次に、作業期間入力処理38では、作業期間
入力エリアを用いて操作機器の作業開始から作業終了日
をオペレータに入力させる。この入力された作業期間の
作業開始日をキーとしてアイソレーション情報を昇順、
つまり、現在時刻に近い順に並べ変えを行う。アイソレ
ーション情報登録処理40では、並べ変えられたアイソレ
ーション情報に前記操作機器の作業期間と前記入力され
た作業情報とを設定し、作業情報として作業票データベ
ース16に登録する。以上が、作業票データ編集手段15の
処理である。作業票情報登録処理40にて作成された作業
票データベースの構成を示せば図14のようになる。
【0032】図15は、本実施例における作業票データベ
ースを作成するまでの一連の処理手順を示したものであ
る。すなわち、ステップ121 にて定期点検の作業スケジ
ュールに従った情報を入力すると、ステップ122 でその
情報を作業情報格納メモリ14に一時保管する。次のステ
ップ123 では一時保管された情報に対応する情報を検索
し、該当する機器がアイソレーションデータベースに存
在するか否かがステップ124 にて判定される。若し、該
当する機器が無い場合にはステップ125 にて類似のデー
タを検索し、ステップ126 で作業件名を特定する。続い
て、ステップ127 では、該当する機器又は特定された作
業件名に対応するデータをアイソレーションデータベー
ス12から読み込みCRT18上に表示する。そして、ステ
ップ128にて各操作機器の点検作業期間のデータを入力
し、ステップ129 で全ての操作機器に対する入力の完了
を確認して次の処理に移る。ステップ130 では作業開始
日が昇順になるように情報を並べ換え、最後に作業票デ
ータベース16に登録する。
【0033】この実施例によれば、アイソレーションデ
ータベースに登録されたアイソレーション情報を容易に
検索することが可能になり、作業票の作成が迅速にで
き、かつ、オペレータの負担を軽減することができる。
【0034】図16は請求項3に記載の装置に対応する実
施例の構成を示すブロック図である。これは、作成され
た作業票データベース16より指定された作業票番号に対
応した作業票情報を作業票データベース16から検索し一
時メモリ42へ一時保管する作業票データベース検索処理
41、前記作業票情報の系統コード、作業件名に対応した
画面情報を系統画面データベース9から検索する系統画
面表示処理43、及び、前記検索された画面情報をCRT
18上に表示する系統画面表示処理44を実行する画面情報
表示手段17と、前記一時メモリ42に保存された作業票情
報をCRT18上に表示し、順次定義されたアイソレ状態
を算出するアイソレ状態算出処理45、算出したアイソレ
状態に各操作機器をシミュレートし、CRT18上に表示
するアイソレ状態表示処理46を実行する機器操作表示手
段19とからなるシミュレーション手段5と、シミュレー
ション終了後、検索した作業票情報を機器操作手順リス
ト21としてプリンタへ出力する作業票情報出力処理48と
からなる機器操作出力手段20とで構成される。
【0035】次に、この実施例の動作を説明する。各操
作機器のシミュレーションを行うために対話画面の構成
として、図17に示した如く、系統図を表示する系統画面
表示エリアと、機器操作手順を表示する作業票表示エリ
アと、系統図に表示されないアイソレーション情報(電
源遮断等)を表示する補助情報表示エリアとで構成され
ている。
【0036】作業票データベース検索処理41は、指定さ
れた作業票番号に対応した作業票情報を作業票データベ
ース16より検索し一時メモリ42に保存する。系統画面デ
ータベース検索処理43は、一時メモリ42に保存された作
業票情報より系統コード及び作業件名を取出し系統画面
データベース9より前記系統コード及び作業件名に対応
した画面情報を検索する。系統画面表示処理44では、前
記画面情報より表示画面データを作成し対話画面の系統
表示エリアに系統図を表示する。表示画面データの作成
において、予め系統画面上の各機器の状態は、通常状態
は白色、アイソレーション状態は緑色と、色別にて状態
が表示できるよう定義されている。従って、系統画面表
示処理44では、全操作機器の状態を通常状態として白色
にて表示する。以上が、画面情報表示手段17の処理であ
る。
【0037】アイソレ状態算出処理45は、一時メモリ42
より操作機器のアイソレ状態を算出する。アイソレ状態
表示処理46は、算出したアイソレ状態に対応した表示色
(緑色)にて系統画面表示エリア上に操作機器の状態を
表示する。また、アイソレ状態表示において系統画面上
に表示されないアイソレーション情報(電源遮断等)は
補助情報表示エリアにその操作機器の状態を表示する。
【0038】以上の処理を各操作機器毎にオペレータの
確認動作を交え、作業票情報に登録されている全操作機
器に対してアイソレ状態を模擬し操作機器手順を確認す
る。これが機器操作表示手段19の処理である。
【0039】アイソレ状態の模擬により機器操作手順が
確認されると、機器操作出力手段20にて前記作成された
作業票情報を機器操作手順リスト21としてプリンタへ出
力する。なお、図18はプリンタに出力される機器操作手
順リストの構成を示したものである。以上、画面情報表
示手段17と機器操作表示手段19にて構成されるシミュレ
ーション手段5により事前にアイソレ状態を模擬し対話
画面に表示される状況を見ながら、点検業務に支障がな
いか、また機器操作手順に誤りがないかを目視確認す
る。
【0040】図19は本実施例における作業票データベー
ス及び系統画面データベースより各操作機器のシミュレ
ーションを行い機器操作手順リストを出力するまでの一
連の処理手順を示したものである。すなわち、ステップ
141 で作業票番号を入力すると、ステップ142 にてその
作業票番号に対応して作成された作業票情報を作業票デ
ータベース16から読み込み、ステップ143 で一時メモリ
42に一時保管する。続いて、ステップ144 にて作業票情
報に対応した画面情報を系統画面データベース9から検
索し、ステップ145 で検索情報を表示する。次に、ステ
ップ146 ではアイソレ状態をセットする操作機器を選択
し、ステップ147 にてこの機器をアイソレ状態にセット
し、ステップ148 でCRT18上に表示する。そして、ス
テップ149 で全操作機器に対するアイソレ状態のセッ
ト、つまり、シミュレーションを終了したことを確認し
た後、ステップ150 で作業票情報を機器操作手順リスト
21として出力する。
【0041】本実施例によれば、事前に作成された作業
票情報を機器操作手順通りにアイソレ状態を模擬させ、
CRT上で点検機器の停止や弁の開閉状態を目視確認す
ることにより、作成された作業票情報の正否の検証がで
き、点検作業及び保修作業における操作ミスを少なく
し、かつ、作業時間を短縮することができる。
【0042】図20は請求項4に記載の装置に対応する実
施例の構成を示すブロック図である。これは、作成され
た作業票データベース16より指定された作業票番号に対
応した作業票情報を検索し系統コード及び作業件名に対
応した画面情報を系統画面データベース9より検索しC
RT18に表示するアイソレーション情報表示手段26と、
アイソレ操作を行う全操作機器の操作禁止情報及び操作
禁止解除情報をプラント制御装置7に出力する操作禁止
設定解除手段27と、前記作業票に沿って操作機器を決定
し、必要な機器操作情報を状態設定メモリ24に保存し前
記操作機器の操作指令をプラント制御装置7へ出力する
アイソレ状態設定解除手段28と、点検作業時における各
作業機器の状態設定を確認する状態確認手段29とからな
る対話操作手段6と、前記状態設定メモリ24に設定され
た作業時間内に機器操作が行われることを監視しANN
(アナンシェータ)出力するタイマ監視処理32、警報出
力処理33を実行する状態監視手段25と、前記操作機器の
動作状態を操作機器34より入力する操作信号入力処理3
0、入力した動作状態をCRT18へ表示する状態更新処
理31を実行する画面更新手段23とで構成されている。
【0043】次に、この実施例の動作を説明する。図21
はアイソレーション情報処理26にてCRT18上に表示さ
れる対話画面の構成を示したもので、系統図を表示する
系統画面表示エリアと、作業票情報を表示する作業票表
示エリアと該当操作機器を選択する状態選択エリアと各
機能を選択、実行させる機能選択エリアから構成され
る。
【0044】アイソレーション情報表示処理26は、起動
されると最初にCRT18上に対話画面を表示する。次に
指定された作業票番号に対応した作業票情報を作業票デ
ータベース16より検索し作業票情報内に設定されている
系統コード及び作業件名に対応した系統画面情報を系統
画面データベース9より検索し前記系統画面表示エリア
に系統図を表示する。なお、系統画面表示エリア内の全
操作機器の表示状態は、各々の操作機器34より現在状態
を入力し作業票情報に設定された通常状態と同一の場合
は白色表示し、同一でない場合は異常状態として赤色に
て表示し、通常状態に設定する旨アナウンスする。次
に、前記作業票情報より機器操作手順データを作成し作
業票表示エリアに機器操作手順を表示する。
【0045】次に、操作禁止設定解除手段27は、オペレ
ータによって選択された操作禁止要求を受付け、作業票
情報に登録されている全操作機器に対して外部からの操
作を禁止するために操作禁止情報を作成しプラント制御
装置7へ出力する。
【0046】次に、アイソレ状態設定解除手段28は、オ
ペレータによって作業票表示エリアに表示された機器操
作手順より本日分の点検作業に該当する操作機器の選択
要求と機能選択エリアのアイソレ状態設定要求を受付
け、作業票情報に登録されている機器番号、機器状態及
び作動時間を状態設定メモリ24に保存すると共に、プラ
ント制御装置7には状態設定メモリ24に保存されたデー
タを操作指令として出力する。図22はこの状態設定メモ
リ24の構成を示している。また、アイソレ状態設定解除
手段28は、前記出力と共に状態監視手段25を起動する。
以上が該当操作機器をアイソレ状態に設定する場合の処
理であり、次に点検作業が終了し、該当操作機器を通常
状態に戻す場合の処理を説明する。
【0047】アイソレ状態設定解除手段28は、オペレー
タによって作業票表示エリアに表示された機器操作手順
より点検作業が終了し通常状態に戻すべき該当操作機器
の選択要求と機能選択エリアのアイソレ状態解除要求を
受付け、作業情報に登録されている機器番号、機器状態
及び作動時間を状態設定メモリ24に保存し、以後アイソ
レ状態設定時と同様の処理を行う。なお、オペレータに
よって選択された操作機器が現場確認有りの場合は、直
接運転員により機器設置場所にてアイソレ状態又は通常
状態へ設定する旨連絡される。従って、現場確認有りの
操作機器は、プラント制御装置7への操作指令の出力は
行われない。
【0048】以上が対話操作手段6の処理で、図23は一
連の処理手順を示している。すなわち、ステップ151 で
系統画面をCRT18上に表示し、ステップ152 で指定さ
れた作業票番号に対応する作業票情報をCRT18上に表
示する。次のステップ153 でオペレータの作業禁止要求
あればその要求を受け、続いて、ステップ154 にて作業
禁止の要求/解除かアイソレ操作かを判定し、作業禁止
の禁止/解除であればステップ155 でそれに関連する作
業票情報を検索する。そして、ステップ156 で全ての情
報の検索を確認した後、今度はステップ157 で作業の禁
止か解除かを判定する。若し、禁止の要求であればステ
ップ160 にてその信号を出力し、解除であればステップ
158 で何が通常状態かをチェックし、ステップ159 で通
常状態にしてもよいか否かを判定し、通常状態にしても
よい時にはステップ160 にてその信号を出力する。一
方、ステップ154 にてアイソレ操作と判定した場合に
は、ステップ161 にて現場確認の有無、すなわち、自動
操作か手動操作かを判断し、自動操作であればステップ
162 で状態設定メモリをアイソレ状態に設定し、ステッ
プ163 でその信号を出力し、ステップ164 で機器の状態
を監視する。そしてステップ165 で機器をアイソレ状態
にする毎にカウンタを「1」だけインクリメントし、そ
の後、ステップ166 でカウンタの値が予め定めた値に到
達したことを確認する。
【0049】次に、タイマ監視処理32は、前記状態設定
メモリ24に設定された機器の作動時間を取出してタイマ
を起動させる。警報出力処理33は、前記タイマがタイム
アウトした時に操作機器が作動時間内にオペレータが選
択した状態にならなかった旨アナンシェータ(ANN)
出力を行う。また、対話画面上の系統画面表示エリア内
の該当操作機器の表示状態を赤色にて表示し、異常があ
った旨アナウンスする。
【0050】以上が状態監視手段25の処理で、図24は一
連の処理手順を示したものである。すなわち、ステップ
171 で動作信号を取り込み、ステップ172 にてその状態
を状態メモリに設定し、ステップ173 で所定時間を経過
した時に状態が変化しているか否かにより状態の正常/
異常を判定し、異常の場合にはステップ174 で警報を出
力せしめ、正常の場合にはステップ175 でその旨を示す
信号を出力する。次に、ステップ176 にて監視状態に対
応した信号を出力し、ステップ177 ではその状態表示を
させ、その一方、ステップ178 では異常の有無を判定
し、ステップ179でその復旧を待って最初の処理に戻
る。
【0051】次に、動作信号入力処理30は、操作機器34
の状態が変化した時に起動され、変化した操作機器の現
在状態を入力する、状態更新処理31は、前記入力した現
在状態と前記状態設定メモリ24に設定された機器状態と
を比較し、同一状態の時に状態監視手段25により起動さ
れたタイマを停止させるためにタイマ監視処理32を起動
する。次に対話画面上の系統画面表示エリアに表示され
ている操作機器の表示状態を前記状態設定メモリ24に機
器状態がアイソレ状態の時は緑色で、また通常状態の時
は白色にて表示更新する。また、前記機器状態と現在状
態とが同一でない場合は、表示状態を赤色にて表示更新
し、予定外操作が行われた旨アナウンスする。また、状
態設定メモリ24に登録されていない操作機器が状態変化
した場合も前記したと同様に表示状態を赤色にて表示変
更し異常操作が行われた旨アナウンスする。以上が画面
更新手段23の処理である。
【0052】次に、点検作業における各操作機器の設定
状態(アイソレ状態及び通常状態)が、機器操作手順通
りに行われているか否かを確認する状態確認処理29につ
いて説明する。状態確認処理29は、オペレータによって
選択された現在状態確認要求を受付け、作業票情報に設
定されている全操作機器の現在状態を入力し、操作機器
毎に設定された作業期間と機器状態と前記入力された現
在状態とを比較し、下記の条件を満足しない操作機器に
ついては、対話画面上の系統画面表示エリア内の操作機
器の表示状態を赤色にて表示し、異常状態にある旨アナ
ウンスする。 ・作業期間の終了日が本日より過去の操作機器は、通常
状態にあること。 ・本日分の点検作業に該当する操作機器で既に作業が終
了したものは、通常状態にあること。 ・本日分の点検作業に該当する操作機器で作業が未終了
のものは、アイソレ状態にあること。 ・本日分以降に該当刷る操作機器は、通常状態にあるこ
と。
【0053】次に、点検作業が完了した後の操作禁止状
態を解除する処理について説明する。操作禁止設定解除
処理27は、オペレータによって選択された操作禁止解除
要求を受付け、作業票情報に登録された全操作機器の状
態が通常状態にあるかをチェックし、異常がないことを
確認し操作禁止解除情報を作成し、プラント制御装置7
へ出力する。なお、異常のチェックについては、対話画
面上の系統画面表示エリア内に表示された操作機器の表
示状態からも目視確認することができる。(すべての操
作機器が白色(通常状態)で表示される。) かくして、本実施例によれば、大規模な発電プラントに
おいて、全系統機器のアイソレ状態を監視し、一括管理
する定検作業及び保修作業時の実作業を効率的に行い運
転員の負荷を大幅に軽減させることが可能になる。ま
た、プラントの運転操作のための各種スイッチ操作をC
RT等を用いて行う発電プラントにおいて、タグ札の代
わりに操作禁止情報をプラント制御装置に出力すること
により外部からの機器操作を禁止することができる。
【0054】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1に記載の装置によれば、画面作成手段で作成した
画面情報データベースを基にアイソレーションデータベ
ースを自動作成できることにより流用度の高いデータベ
ースの構築が可能となり、また、作業票作成時の入力ミ
スをなくすることができる。
【0055】請求項2に記載の装置によれば、データベ
ースの利用及びその検索方法を容易にすることにより作
業票の作成を迅速かつ容易に行うことができ、作業票作
成者の負担を軽減することができる。
【0056】請求項3に記載の装置によれば、事前に作
成された作業票情報を機器操作手順通りにアイソレ状態
を模擬させ、CRT上で点検機器の停止や弁の開閉状態
を目視確認することにより、作成された作業票情報の正
否の検証ができ、点検作業及び補修作業における操作ミ
スを少なくし、かつ、作業時間の短縮が可能となる。
【0057】さらに、請求項4に記載の装置によれば、
大規模な発電プラントにおいて、全系統機器のアイソレ
状態を監視し一括管理することで、定検作業及び補修作
業時の実作業を効率的に行い運転員の負荷を軽減させる
ことができる。
【0058】また、プラントの運転操作のための各種操
作スイッチをCRT等を用いて行う発電プラントにおい
て、タグ札の代わりに操作禁止情報をプラント制御装置
に出力することにより外部からの機器操作を禁止するこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載のアイソレーション管理装置の
クレーム対応図。
【図2】請求項2に記載のアイソレーション管理装置の
クレーム対応図。
【図3】請求項3に記載のアイソレーション管理装置の
クレーム対応図。
【図4】請求項4に記載のアイソレーション管理装置の
クレーム対応図。
【図5】請求項1に記載のアイソレーション管理装置の
実施例の構成を示すブロック図。
【図6】図5に示した実施例の系統情報を設定するため
の表示画面例。
【図7】図5に示した実施例の部品データベースの構成
を説明するための説明図。
【図8】図5に示した実施例の系統画面データベースの
構成を説明するための説明図。
【図9】図5に示した実施例のアイソレーションデータ
ベースの構成を説明するための説明図。
【図10】図5に示した実施例の全体的な処理手順を示
すフローチャート。
【図11】請求項2に記載のアイソレーション管理装置
の実施例の構成を示すブロック図。
【図12】図11に示した実施例の作業票データベース
作成時の対話画面例。
【図13】図11に示した実施例の作業情報メモリの構
成を説明するための説明図。
【図14】図11に示した実施例の作業票データベース
の構成を説明するための説明図。
【図15】図11に示した実施例の全体的な処理手順を
示すフローチャート。
【図16】請求項3に記載のアイソレーション管理装置
の実施例の構成を示すブロック図。
【図17】図16に示した実施例の操作機器のシミュレ
ーション対話画面例。
【図18】図16に示した実施例の機器操作手順リスト
の構成を説明するための説明図。
【図19】図16に示した実施例の全体的な処理手順を
示すフローチャート。
【図20】請求項4に記載のアイソレーション管理装置
の実施例の構成を示すブロック図。
【図21】図20に示した実施例の対話画面例。
【図22】図20に示した実施例の状態設定メモリの構
成を説明するための説明図。
【図23】図20に示した実施例の対話操作手段の処理
手順を示すフローチャート。
【図24】図20に示した実施例の状態監視手段の処理
手順を示すフローチャート。
【図25】従来のアイソレーション管理装置の構成を示
すブロック図。
【図26】図25に示した装置の処理手順を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
1 部品データベース 2 アイソレーション管理装置 4 定検機器作業スケジュール 5 シミュレーション手段 6 対話操作手段 7 プラント制御装置 8 画面編集手段 9 系統画面データベース 10 アイソレーション情報作成手段 12 アイソレーションデータベース 13 作業情報作成手段 14 作業情報格納メモリ 15 作業票データ編集手段 16 作業票データベース 17 画面情報表示手段 18 CRT表示装置 19 機器操作表示手段 20 機器操作出力手段 21 機器操作手順リスト 23 画面更新手段 24 状態設定メモリ 25 状態監視手段 27 操作禁止設定解除手段 28 アイソレ状態設定解除手段 29 状態確認手段 34 操作機器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発電プラントの計画起動停止期間中に、点
    検、補修箇所を電源系統から隔離し、点検、補修を行う
    機器に対する操作方法及び操作手順等の作業情報を記載
    した作業票に従って前記機器の点検、補修を行うに当た
    り、前記電源系統からの隔離状態及び前記作業票に記載
    すべき作業情報を管理するアイソレーション管理装置で
    あって、 前記発電プラントを構成する機器毎に、少なくともこの
    機器をシンボル表示するためのシンボル構成、その種類
    及び現場確認指標を部品情報として登録してある部品デ
    ータベースと、 CRT等の表示装置と少なくとも電源系統コード、作業
    件名及び前記機器の番号、名称、状態の各情報を入力す
    る入力装置と、 前記入力装置によって入力された電源系統コードに従っ
    て前記部品データベースを検索し、検索情報及び前記入
    力装置を介して入力された情報を前記表示装置を用いて
    編集し、シンボル化された電源系統情報、シンボル構成
    以外の部品情報、前記機器の番号、名称、状態を示す画
    面情報を作業件名毎に登録して系統画面データベースを
    作成する画面編集手段と、 前記系統画面データベースを検索し、電源系統コード、
    作業件名及び前記機器の番号、名称、状態を作業件名毎
    に登録してアイソレーションデータベースを作成するア
    イソレーション情報作成手段と、 を備え、前記アイソレーションデータベースの登録情報
    に基づいて前記電源系統からの隔離状態及び前記作業票
    に記載すべき作業情報を管理するアイソレーション管理
    装置。
  2. 【請求項2】前記入力装置を、前記発電プラントの定期
    点検を行うに必要な電源系統コード、作業件名及び作業
    期間を含む作業情報の入力と、発電プラントの計画起動
    停止期間中に点検、補修を行う機器に対する作業期間の
    情報入力とに兼用するアイソレーション管理装置であっ
    て、 入力された作業情報を作業情報格納メモリに一時的に保
    存する作業情報作成手段と、 前記作業情報格納メモリに保存された系統コード及び作
    業件名に対応する情報を前記アイソレーションデータベ
    ースから検索し、検索情報を前記作業情報格納メモリに
    保存された作業情報と併せて前記表示装置に表示すると
    共に、前記アイソレーションデータベースを検索して得
    られた情報に前記作業期間の情報を付加して表示し、表
    示された機器毎のデータを現在時刻に近い順に並べ換え
    て登録し、作業票データベースを作成する作業票データ
    編集手段と、 を備え、前記作業票データベースの登録情報に基づいて
    前記電源系統からの隔離状態及び前記作業票に記載すべ
    き作業情報を管理する請求項1記載のアイソレーション
    管理装置。
  3. 【請求項3】前記入力装置を前記作業票データベースに
    登録された情報選択のための作業票番号の入力に兼用す
    るアイソレーション管理装置であって、 入力された作業票番号に対応する作業情報を前記作業票
    データベースから検索すると共に、入力された作業票番
    号に対応する画面情報を前記系統画面データベースから
    検索し、各検索情報を前記表示装置に表示せしめる画面
    情報表示手段、 前記表示装置に表示せしめられたシンボル化電源系統の
    各シンボルを、前記表示装置に表示せしめられた作業情
    報に対応して表示状態を変更して系統隔離のシミュレー
    ションを行う機器操作表示手段を含んでなるシミュレー
    ション手段と、 前記シミュレーションを完了した作業情報を作業票とし
    てプリントアウトするプリンタへ加える機器操作出力手
    段と、 を備えた請求項2記載のアイソレーション管理装置。
  4. 【請求項4】前記系統画面データベース及び前記作業票
    データベースを検索して前記作業件名に対応した画面情
    報と作業情報とを前記表示装置に表示する情報表示手
    段、検索して得られた前記画面情報と作業情報とに基づ
    き、機器の操作禁止設定解除情報を作成してプラント制
    御装置に加える操作禁止設定解除手段、検索して得られ
    た作業情報を機器単位にて状態設定メモリに保存し、隔
    離状態に設定する操作指令をプラント制御装置に加える
    アイソレ状態設定解除手段を含んでなる対話操作手段
    と、 前記アイソレ状態設定解除手段の出力及び前記状態設定
    メモリの内容に基づき、設定された操作時間内に機器の
    操作が行われたか否かを監視し、行われなかった時にア
    ナンシェータに表示信号を加える状態監視手段と、 前記機器の動作状態を示す信号を入力し、状態の変化に
    応じて前記表示装置の表示状態を変更する画面更新手段
    と、 を備えた請求項3に記載のアイソレーション管理装置。
JP6118885A 1994-05-31 1994-05-31 アイソレーション管理装置 Pending JPH07325613A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007047992A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Chugoku Electric Power Co Inc:The 発電プラントの点検システム
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CN104399682A (zh) * 2014-11-28 2015-03-11 许继集团有限公司 一种光伏电站组件清扫智能决策预警系统

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