JP2859497B2 - 保守支援装置 - Google Patents

保守支援装置

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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、発電プラントの定期
点検時等において、点検すべき機器に限定して、その点
検項目と点検方法を表示すると共に、点検の結果発見さ
れた特定の部品あるいは部位の損傷の原因を究明するた
めの調査項目と調査方法を限定して表示することによ
り、発電プラントの保守作業を効率的に行なうことを可
能とする、電子計算機を利用した保守支援装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、発電プラントに使用される蒸気
タ―ビンなどは、長時間にわたって高圧高温の蒸気にさ
らされるために、運転中に特定の機器の部品あるいは部
位に損傷が発生し、さらには、それが進展することが予
想されるために、法令等に基づいた、定期的な点検・検
査が行なわれている。場合によっては、運転中に発生し
た何らかの異常に基づき、機器部品の状況の詳細の調査
が必要と判断された場合には、急拠、プラントを停止し
て開放点検が行なわれることもある。
【0003】このうちの定期的な点検・検査について
は、法令で定められた点検種別に応じて、点検対象機器
とその点検方法についての基本方針が定められている。
例えば、蒸気タ―ビンについては、A点検,B点検,C
点検という点検種別(詳細説明は省略する)に応じて、
図4に示すようになっている。実際の点検作業は、これ
らの基本方針のもとで、各機器、各部品・部位毎に、製
造者と使用者との間の取り決めのような形で、詳細に定
められている。例えば、タ―ビン本体(機器)の動翼
(部品)の場合には、図5に示すような区分になってい
る。ここで、点検方法の1〜4は、例えば、1がB点検
で実施されるレベルであるのに対して、A点検では2ま
でが実施さる。但し、B点検であっても、1で異常が発
見された場合は、その状況に応じて2,3が適用され、
場合によっては、4までの方法が適用されることもあ
る。図5の中の( )付の方法は、このように、その前
の方法で異常が発見された場合にのみ適用されるもので
ある。
【0004】このように、個々の部品・部位の点検方法
は、異常が無ければ点検種別によって定まるが、異常が
発見された場合には、その度合に応じて適宜変えなけれ
ばならないという特徴を有する。保守員は、このように
して発見された損傷に対して、以下のような手順を踏ん
で保守業務を逐行することになる。即ち、 (1)状況図作成
【0005】損傷の寸法計測,スケッチ等による損傷状
況の再確認と、機器仕様,運転記録等に基づく、損傷部
品の運用状況の調査確認により、諸デ―タをまとめて関
連部門に連絡する。 (2)損傷原因究明
【0006】損傷の状況と度合に応じた、原因究明のた
めの調査項目を設定し、それに基づいた情報の収集を行
なう。次に、これらの結果を総合的に判断して、損傷を
発生させた原因を推定する。 (3)保修工事設計
【0007】損傷の再発防止策を中心とした、損傷部品
・部位の最適保修方法を、当該部品の保修履歴,過去に
実施された同程修理工事デ―タ、工期、費用等を考慮に
入れて決定する。 (4)保修工事施工 上記で定められた工事設計書,仕様書に従って保修工事
を実施し、機器あるいは部品としての記録を残す。
【0008】このような、点検作業から保修工事の施工
に至るまでの一連の保守業務の逐行の各断面において、
保守に関する膨大な量の知識と情報の中から、当面のケ
―スに最も適したものだけを効率良く収集し利用してい
くことが保守員に課せられている。特に、特定の機器部
品に対応した、適切な点検項目の指定と、それによっ
て、何らかの損傷が発見された場合に、その原因を究明
するための調査項目の指定は、その後の保守業務を正し
く逐行する上で基本的に重要と言えるが、このような情
報の収集手段としては、現在までの所、設計者あるいは
保守技術者の知識と経験に頼ることが大部分である。
【0009】このような状況のなかで、この種の情報の
収集を、人手による方法から、電子計算機を使用した機
械化に一部肩代りする技術の開発も試みられており、代
表的なものとしては、例えば、特開昭63−124112号公
報、特開昭64−17105 号公報、特開平4−152453号公報
のような装置があげられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開昭63−
124112号公報の装置は、発電プラントの運転中に生じた
異常停止の際に、故障機器あるいは部品を特定すること
により、あらかじめ定められている。当該機器・部品に
対する保守方法を選定するためのものであり、通常の点
検作業の支援から行なう装置とは異なる。一方、特開昭
64−17105 号公報の装置も、主として運転中に生じた異
常に対処するためのものであり、異常機器・部品の診断
と、それに対する保守方法を選定する中央処理装置と、
これらを作業現場へ表示すると共に、診断に不足する現
場デ―タを入力するための可搬型入出力装置を具備する
ことを特徴とした装置であり、一部点検デ―タの取り込
み機能は有するものの、これも、通常の定期点検での点
検作業から支援する装置とは言えない。
【0011】これらに対して、特開平4−152453号公報
の装置は、定期点検等において、特定の機器の部品ある
いは部位に、特定の損傷が発見された所から支援を開始
する装置であり、保守業務の手順1〜3の各段階におい
て損傷部品・部位と損傷形態によって限定される関連保
守情報を適宜選定して表示することを目的としている。
しかしながら、この装置においては、損傷形態の選択を
支援開始条件のひとつとしており、従って、これも点検
作業の支援から行なう装置とは言えない。
【0012】本発明は、通常の定期点検工事を実施する
にあたって、膨大な量の、発電プラント構成機器とその
各々についての点検作業に関する情報を、その時の点検
種別あるいは付帯条件により整理して表示すると共に、
その点検の結果としての損傷形態を入力することによ
り、発見された損傷から、損傷原因究明のための調査項
目と調査方法を出力するようにし、その結果、上記保守
業務の手順1〜4のなかで、2の損傷原因究明までの、
最も設計者あるいは保守技術者の専門知識を必要とする
部分を、誰もが容易に、精選された情報だけを抽出でき
るようにした、保守支援装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するめ
に、本発明に基づく保守支援装置は、発電プラント構成
機器の点検作業を開始するにあたり、必要な点検情報の
みを抽出するための条件設定部と、これに基づき各機器
に固有の点検情報のうちからその時の点検種別に応じて
必要なものだけを抽出する点検項目設定部と、このよう
にして限定された点検項目に従って実施された点検の結
果としての損傷形態の入力により損傷原因究明のための
原因調査に関する情報を、あらかじめ各機器の各部品・
部位毎にまとめられた部位と損傷形態毎の原因調査情報
の中から抽出し、整理して出力する原因調査項目設定部
とから構成されている。
【0014】
【作用】上記の構成によれば、発電プラント構成機器に
関する膨大な量の点検作業情報の中から、その時の点検
種別に必要な情報のみを参照することができ、その機器
・部品について、過不足の無い点検作業を実施すること
が容易になる。さらに、このような点検作業の結果とし
て発見された損傷形態を入力することにより、さらに詳
細な点検作業を含めた損傷原因究明のための原因調査項
目を、機器あるいは部品・部位単位に出力できるので、
従来技術に見られる無駄時間の極めて少ない、効率の高
い保守作業を行なうことが可能となる。
【0015】また、このような情報の限定の過程では、
当然のことながら部品・部位の絞り込みと特定を行なう
ので、図面や機器仕様のような一般的な保守関連情報
を、これらの部品・部位に関連づけて出力するような装
置へ発展させることも容易となる。このような装置とし
ては、例えば、特開平4−152453号公報のようなものが
あるが、本発明は、この公報の図1に示されるブロック
図の初期条件設定部(符号9)に適用することにより、
点検作業により何らかの損傷を発見してから支援を開始
する同装置を、点検作業開始時点から支援を始めるよう
にすることができ、その機能を飛躍的に拡大することが
可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明にかかる保守支援装置につき、
その一実施例を説明する。
【0017】図1は、この発明にかかる保守支援装置の
中核部を示すブロック図であるが、この中核部の説明に
先立ち、保守支援装置全体のハ―ド構成を図2を用いて
説明する。
【0018】図2において、符号1は保守支援装置であ
って、この保守支援装置1は、中央演算装置5と主記憶
装置6とからなる電子計算機本体2を有する。この電子
計算機本体2には、主記憶装置6のメモリ不足を補うた
めの補助記憶装置3と、選択された情報の出力や各種の
条件設定を行なうためのCRTやキ―ボ―ド,マウス等
からなる入出力装置4が接続されている。
【0019】図1は、図2のハ―ド構成で実現される。
本発明にかかる保守支援装置1の機能ブロック図であ
り、その中核部は、主として電子計算機本体2に組み込
まれる。条件設定部7,点検項目設定部8,および、調
査項目設定部9からなる。
【0020】条件設定部7は、当該発電プラントに属す
るユニットを指定するためのユニット選択機能11,当該
ユニットに適用される今回の点検の規模を指定するため
の点検種別選択機能12,および、同一ユニット内におけ
る、図4の左端欄にその一部を示すような、機器を指定
する機器選択機能13からなる。なお、点検種別選択機能
12には、図4のような形式で示される計画点検ばかりで
なく、運転中に発生した重故障に基づく緊急停止からの
開放点検の場合にも対応できるように、入出力装置4
へ、異常徴候確認21のための情報を出力できるように構
成しておく。即ち、緊急開放点検の場合の点検項目は、
緊急停止に至る前の運転形態によって、異常と推定され
る機器あるいは部品・部位が定まり、その場にならない
と特定できないのが一般的である。従って、あらかじ
め、観測される異常徴候に対する異常部品・部位の形で
知識を収集して、機器構成デ―タベ―ス31に貯えておけ
ば、異常徴候を質問する形で出力(異常徴候確認21)を
構成しておくことにより、この質問に回答するだけで、
点検を必要とする機器,部品・部位の自動選択が可能と
なる。なお、異常徴候対点検個所の形式での知識は、あ
らかじめ全てのケ―スについて構築しておく必要はな
く、新らしい関係が得られれば、その都度追加していけ
ば良く、極めて発展性のあるものと言える。
【0021】勿論、運転中における異常徴候から、点検
すべき機器・部品が特定できない場合もあり得るが、こ
のような時は、機器選択13を手動で行なうことも可能で
ある。また、計画点検の場合であっても、何らかの条件
から特別に点検すべき機器・部品を指定したいこともあ
り得るが、図1の構成により、以下のような手順に従う
ことにより、この場合も同じように対処できる。
【0022】即ち、図3は、異常徴候確認21の、入出力
装置4における出力画面上の選択ウィンドウの構成例を
示すものである。図3において、まず、計画点検の任意
の点検レベルを選択すると、例えば図4のような形式の
知識に従って、点検すべき機器・部品の点検方法は自動
的に定まる。次に、緊急開放点検の場合は、上記の如
く、運転中の異常徴候の有無に関する質問が入出力装置
4の画面上に表示されるので、これに回答することによ
り、点検すべき機器・部品が、やはり自動的に定まる。
この時、点検レベルとしては、重大故障が想定されてい
るので、例えば図4のA点検レベルをそのまま適用すれ
ば良い。さらに、計画点検において、重点点検項目が指
定されている場合には、図3の重点点検項目設定を選択
することにより、点検対象となる機器・部品の選択,機
器選択13,部品選択14,が手動で行なえるようにしてお
き、ここで選択された機器・部品を本来の計画点検で選
択された機器・部品に追加あるいは入れ替えを行なえば
良い。この時の点検レベルは、計画点検で選択されたも
のは指定の点検レベル,重点点検項目設定で指定された
ものはA点検相当としておく。
【0023】なお、機器構成デ―タベ―ス31には、支援
対象ユニットに固有の機器,部品,部位の関係がまとめ
られており、図1の中核部を成す条件設定部7,点検項
目設定部8,調査項目設定部9,の各部は、この関係に
従って機能するものとする。
【0024】点検項目設定部8は、条件設定部7の継続
として部品選択機能14により絞り込まれた部品を基準に
機能し、図5のような形式に整理された知識から、当該
部品に関する点検項目22およびそれに関する情報を点検
ガイド23として出力する。点検情報デ―タベ―ス32は、
図5のような知識に、その各々の点検方法の具体的な情
報が付加されたものと考えれば良い。ここで、この手順
を図4および図5を使用して例示すると、タ―ビン本体
(機器)の動翼(部品)の植込部(部位)のA点検(点
検レベル)における一般点検項目は目視(点検項目)で
あり、部分的にはPT(染色探傷検査:点検項目)を行
なって、クラックの有無を確認する(点検ガイド)、と
いう情報を提供することになる。目視あるいはPTとい
う点検方法が定まれば、その具体的な内容や注意事項等
は、公知の知識を整理して作成することが可能であり、
上記の例よりも詳細な情報とすることは容易であるが、
ここではその詳細は省略する。
【0025】調査項目設定部9は、部位・選択機能15と
損傷形態選択機能16とから成り、点検項目22に対応して
決定された点検作業の結果としての損傷形態(点検結
果、24)を、部位と損傷形態の形で入力することにより
機能する。具体的には、発見された損傷形態とその部位
に応じて、点検項目22に追加される点検項目を含めた損
傷原因究明のための原因調査項目25、および、その具体
的な方法や関係情報を点検ガイド26として調査情報デ―
タベ―ス33から抽出して表示する。
【0026】この手順を図5に基づいて説明すると、目
視(点検項目)によって植込部(部位)に接触跡(損傷
形態)が発見されたら、当該部位に、PT(調査項目:
追加点検項目)を施こして、クラックにまでは至ってい
ないことを確認し、型取りによって接触傷の寸法を計測
する(調査ガイド)、ということになる。この際、クラ
ックがあれば、さらにUTにより、その大きさを確認す
る必要が出てくる。
【0027】このように、植込部に接触跡があり、それ
がクラックにまで発展していたという点検結果が入力さ
れると、それに対応して、損傷原因調査項目25を設定す
ることができる。この場合は、例えば、材質確認,使用
条件確認,硬さ計測,クラック削除に伴う応力解析等が
原因調査項目25として表示されることになるが、これ
は、それぞれの項目についての詳細説明(調査ガイド2
6)と同様に、公知技術の整理であり、調査情報デ―タ
ベ―ス33としてまとめることができるので、ここでもそ
の詳細は省略する。
【0028】このようにして、本来はB点検として始め
た点検作業であっても、その過程で異常が発見される
と、例えば図5の目視からPTというように、追加点検
の形でA点検レベルの点検項目が追加されることがある
が、本発明の構成によれば、追加点検項目として状況に
応じて原因調査項目25に追加されるので、実際の点検作
業に充分対応できることになる。
【0029】ここで、調査項目設定部9は部位を損傷形
態の組合せに対応して原因調査項目25を調査情報デ―タ
ベ―ス33から抽出してくるので、同一の部位に複数の損
傷が発生している場合には、同一部位について原因調査
項目を整理し直して出力することができる。同じよう
に、同一部品あるいは同一機器についてまとめることも
可能である。
【0030】このようにして、追加点検項目と損傷原因
調査項目をあわせた、原因調査項目25およびその説明で
ある調査ガイド26を、実際の損傷状況にあわせて提供す
ることが可能となる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明にかかる保守
支援装置では、この種分野で一番難問とされる広範囲か
つ膨大な量の点検情報の中から、必要とする情報だけを
抜き出すことができると同時に、点検作業の進展の過程
における変化状況にも柔軟に対応して、必要情報だけを
提供できるように構成したので、一般技術者であれば、
誰もが情報の調査入手に長時間を要することなく、迅速
にして的確に保守作業ができ、従来よりも一段と高い作
業効率の達成が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す機能ブロック図
【図2】本発明のハ―ドウェア構成を示すブロック図
【図3】本発明の点検種別選択機能の説明図
【図4】蒸気タ―ビンの点検基本方針を示すデ―タベ―
スの説明図
【図5】蒸気タ―ビン動翼の点検のためのデ―タベ―ス
の説明図
【符号の説明】 1…保守支援装置 2…電子計算機本体 3…補助記憶装置 4…入出力装置 5…中央演算装置 6…主記憶装置 7…条件設定部 8…点検項目設定部 9…調査項目設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−152453(JP,A) 特開 平4−90099(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 19/00 H02J 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の開放点検の際に行なわれる点検作
    業の計画実行にあたり、関連情報を表示することによっ
    て支援する保守支援装置において、点検対象機器範囲を
    決定する条件設定部と、当該機器に関する点検項目や点
    検関連情報を提供する点検項目設定部と、点検結果とし
    て入力される損傷部位と損傷形態に基づき、追加点検項
    目と損傷の原因究明のための調査項目とから成る原因調
    査項目や調査関連情報を提供する調査項目設定部とを有
    し、前記条件設定部には、当該点検作業の点検レベルを
    設定でき、当該点検レベルに基づき、支援対象機器部品
    および当該機器部品の点検項目を自動的に設定でき、開
    放点検に入る前の運転中における異常徴候状況を確認
    し、確認された異常徴候に基づき、異常徴候と損傷部位
    との組合せから成る知識ベースを使用して、点検対象機
    器部品を自動的に設定する点検種別選択機能を有してな
    ことを特徴とする保守支援装置。
  2. 【請求項2】 機器の開放点検の際に行なわれる点検作
    業の計画実行にあたり、関連情報を表示することによっ
    て支援する保守支援装置において、点検対象機器範囲を
    決定する条件設定部と、当該機器に関する点検項目や点
    検関連情報を提供する点検項目設定部と、点検結果とし
    て入力される損傷部位と損傷形態に基づき、追加点検項
    目と損傷の原因究明のための調査項目とから成る原因調
    査項目や調査関連情報を提供する調査項目設定部とを有
    し、前記条件設定部には、当該点検作業の点検レベルを
    設定でき、当該点検レベルに基づき、支援対象機器部品
    および当該機器部品の点検項目を自動的に設定でき、重
    点点検項目を設定し、支援対象機器部品を個別に設定で
    きるようにすると共に、当該支援対象機器部品は、前記
    自動的に設定された支援対象機器部品よりも優先させる
    点検種別選択機能を有してなることを特徴とする保守支
    援装置。
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