JPH0490099A - プラント保守管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、発電プラント等の大規模プラントにおける保
守管理装置に係り、特に保守管理の効率化を図ることが
できるプラント保守管理装置に関する。

（従来の技術） 従来、大規模なプラントにおける機器・計装品の保守管
理は、設計、運転、保守、点検用の夫々バラバラなデー
タに基づき行なわれている。

すなわち、設計用のデータで機器・計装品の外形、配置
、仕様・特性を確認し、また運転用データで運転手順を
確認し、また保守用データで部品−交換等の時期を確認
し、さらに点検用データで機器・計装品の点検周期、過
去のデータ、正常および異常の判定基準等を確認しなが
ら現場パトロールを行ない、現場パトロールで収集した
データを整理し、次回のパトロール用データを積上げる
方法で保守管理を実施している。

（発明が解決しようとする課題） 前記従来のプラント保守管理方法では、設計、運転、保
守、点検用の各データを、数多くの図書類の中から抽出
しながら確認していく必要があるため、プラントを一貫
した保守管理用データにまとめるのに多大な労力と費用
を要するとともに、現場パトロールで収集したデータを
整理し、次回のパトロール用のデータとして積上げてい
く作業にも多大な労力を要するという問題がある。

そこで一部では、計算機を活用し、機器・計装品の仕様
・特性・点検周期、過去のデータ、正常および異常の判
定基準等のデータを、−括管理できるようにする方法が
試みられているが、現場パトロールに関連付けて管理さ
れてはおらず、使い勝手が悪いという問題がある。

本発明は、かかる現況に鑑みなされたもので、データの
管理を飛躍的に向上させ、保守管理の効率化を図ること
ができるプラント保守管理装置を提供することを目的と
する。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は、前記目的を達成する手段として、プラントで
使用している機器・計装品の保守管理に必要な設計、運
転、保守、点検用の各データを、建屋配置図、機器配置
図、電気単線結線図等の画像データや機器の写真、仕様
書、部品構成図、リスト等の図形データや機器・計装品
の点検周期、部品交換の時期、機器・計装品の過去のデ
ータ、正常および異常の判定基準等の属性データの形で
入力する入力手段と、入力されたこれら各データを記憶
する記憶手段と、前記入力手段からの要求信号に応じ、
前記記憶手段から必要な情報を抽出演算する演算手段と
、抽出された情報を出力する出力手段と、前記入力手段
からの要求信号に応じ、前記演算手段で抽出演算された
情報の中から、現場パトロールに必要な範囲の情報を選
択する選択手段と、この選択手段で選択された情報を情
報伝達手段を介し出力するとともに、情報伝達手段から
の情報を読込む情報入出力手段と、前記情報伝達手段と
の間で情報の授受を行なう情報授受部、操作キーおよび
表示部を有し、情報伝達手段からの情報を表示部に表示
させるとともに、操作キーからの入力データを情報伝達
手段を介し出力する携帯用ターミナルとをそれぞれ設け
るようにしたことを特徴とする。

（作　用） 本発明に係るプラント保守管理装置において、プラント
で使用されている機器・計装品の保守管理に必要なデー
タは、画像データ、図形データあるいは属性データの形
で入力手段から入力され、記憶手段に予め記憶をされて
いる。

この状態で、入力手段から要求信号を入力すると、“こ
れに応じた必要情報が、演算手段により記憶手段から抽
出演算され、その情報は出力手段に出力される。

また、入力手段からパトロールに関する要求信号を入力
すると、演算手段で抽出演算された情報の中から現場パ
トロールに必要な範囲の情報が選択手段により選択され
、この情報は、情報入出力手段を介し出力される。出力
された情報は、現場パトロールに持参している携帯用タ
ーミナルに、情報伝達手段を介し伝えられ、その表示部
に表示される。作業員は、その表示内容に基づき、機器
・計装品の保守管理を行なう。

保守管理により得られた新たなデータは、携帯用ターミ
ナルの操作キーの操作により入力され、情報伝達手段を
介し情報入出力手段に伝えられる。

この情報は、次回のパトロール用のデータとして利用さ
れる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図は、本発明に係るプラント保守管理装置の一例を
示す全体構成図であり、このプラント保守管理装置は、
プラントで使用している機器・計装品の保守管理に必要
な設計、運転、保守、点検用の各データを、建屋配置図
、機器配置図、電気単線結線図等の画像データや機器の
写真、仕様書、部品構成図、リスト等の図形データや機
器・計装品の点検周期、部品交換の時期、機器・計装品
の過去のデータ、正常および異常の判定基準等の属性デ
ータの形で入力する入力手段１を備えている。

そして、この入力手段１から入力された各データは、記
憶手段２に記憶されるようになっている。

前記入力手段１からはまた、保守管理に必要なデータを
得るための要求信号か入力されるようになっており、演
算手段３は、この要求信号の入力により、要求信号に応
じた必要情報を前記記憶手段２から抽出演算するように
なっている。そして、この抽出演算により得られた情報
は、ＣＲＴあるいはプリンタ等の出力手段４に出力され
、確認できるようになっている。

前記演算手段３で抽出演算された情報は、第１図に示す
ように、前記入力手段１からの要求信号で起動する選択
手段５により、現場パトロールに必要な範囲の情報のみ
がさらに選択され、選択された情報は、情報入出力手段
６に送られるようになっている。そして、この情報入出
力手段６は、選択手段５で選択された情報を、情報伝達
手段７を介し携帯用ターミナル８に伝えるようになって
いる。

この携帯用ターミナル８は、第１図に示すように、情報
授受部８ａ、操作キー８ｂおよび表示部８ｃを備えてお
り、前記情報伝達手段７からの情報は、情報授受部８ａ
を介し表示部８ｃに表示されて現場パトロールに供され
るとともに、操作キー８ｂから入力された入力データは
、情報授受部８ａから情報伝達手段７を介し前記情報入
出力手段６に入力されるようになっている。そして、こ
の現場からの情報は、最終的には前記記憶手段２に記憶
され、次回のパトロール用データとして用いられるよう
になっている。

第２図は、前記プラント保守管理装置のハードウェア構
成図であり、このプラント保守管理装置は、画像・図形
・属性データの総合処理システム１１と、表示器付きの
携帯用ターミナル１２とから構成されており、前記画像
・図形・属性データの総合処理システム１１と携帯用タ
ーミナル１２との間のデータ授受には、例えば携帯でき
るメモリカード１３が用いられるようになっている。

前記画像・図形・属性データの総合処理システム１１は
、第３図に示すように、プラントで使用している機器・
計装品の保守管理に必要な設計、運転、保守、点検用の
各データの入力等を行なうワークステーション２１およ
びイメージスキャナ２２を備えており、これらの各デー
タは、管理用ＣＰＵ２３および画像処理・表示用ＣＰＵ
２４を介し、光ディスク２５および磁気ディスク２６に
それぞれ記憶されるようになっている。

すなわち、前記データのうち、画像信号（画像・図形）
は、画像処理・表示用ＣＰＵ２４で処理されて光ディス
ク２５に記憶されるようになっており、また前記データ
のうち、属性データ（文字・数字・記号およびこれらを
組合わせたリスト等）は、管理用ＣＰＵ２３で利用し易
いように演算処理されて磁気ディスク２６に記憶される
ようになっている。

前記管理用ＣＰＵ２３は、第３図に示すように、ワーク
ステーション２１からの要求信号に基づき画像処理・表
示用ＣＰＵ２４を制御するようになっており、画像処理
・表示用ＣＰＵ２４は、前記要求信号に応じた画像信号
およびこれに対応する属性データを前記各ディスク２５
．２６から抽出し、抽出した情報をＣＲＴ２７に表示し
たりハードコピー２８に出力するようになっている。

また、前記ＣＲＴ２７に表示された画像またはリストは
、第３図に示すように、マウス２９により選択指定され
るようになっており、選択指定された範囲の情報は、外
部メモリ装置３０に着脱可能に装着されるメモリカード
１３に記憶されるようになっている。この外部メモリ装
置３０はまた、後述する携帯用ターミナル１２からメモ
リカード１３に書込まれたデータを読込む機能を備えて
おり、読込まれたデータは、新しい属性データとして磁
気ディスク２６に積上げられ、次回のパトロール用のデ
ータとして利用されるようになっている。

一方、前記携帯用ターミナル１２は、第４図に示すよう
に、液晶等の表示器３１、操作キー３２および前記メモ
リカード１３が着脱可能に装着されるメモリカード装着
部３３を備えており、メモリカード１３をメモリカード
装着部３３に装着した状態で、現場パトロール時に所持
できるようになっている。そして現場において、前記操
作キー３２を操作することにより、メモリカード１３に
記憶されてデータ、例えばパトロールの最適順序、機器
・計装品の過去のデータ、正常および異常の判定基準等
のデータが表示器３１に表示されるとともに、操作キー
３２で記録を選択した後操作キー３２でデータを入力す
ることにより、入力データがメモリカード１３に記憶さ
れるようになっている。

第５図は、前記画像・図形・属性データの総合処理シス
テム１１に入力されるデータの例を示すもので、符号４
１は画像データであり、配管系統図の例を示す。また符
号４２は図形データであり、機器外形および仕様図の例
を示す。また符号４３は属性データであり、特性データ
の履歴の例を示す。これら各データ４１，４２．４３の
うち、画像データ４１および図形データ４２は、前述の
ように、イメージスキャナ２２でスキャンすることによ
り、光ディスク２５に記憶されるようになっているとと
もに、属性データ４３は、ワークステーション２１を操
作することにより、磁気ディスク２６に記憶されるよう
になっている。

次に、本実施例の作用について説明する。

ワークステーション２１およびイメージスキャナ２２か
ら、画像・図形・属性データの総合処理システム１１に
入力された画像データ４１、図形データ４２および属性
データ４３は、各データ４１．４２．４３相互の関連付
けや属性データ４３内での信号が、保守管理上利用し易
いように演算処理された後、各ディスク２５．２６に記
憶される。例えば、建尾配置図、機器配置図を品にして
、機器・計装品の最適点検ルートの指定をしたり、ある
いは点検・部品交換の必要な機器・計装品のリストを作
成したり、さらには特性が悪くなってきている機器・計
装品のリストを作成したりすることが、容易にできるよ
うな形態で記憶されている。

この状態で、ワークステーション２１から必要なデータ
の呼出しを行なうと、各ＣＰＵ２３゜２４の制御により
、各ディスク２５．２６から必要なデータが取出され、
ＣＲＴ２７に表示されるとともに、必要に応じハードコ
ピー２８に出力される。

ＣＲＴ２７に表示された情報に基づき、操作員がマウス
２９を用いて、現場パトロールに必要な範囲指定、例え
ばエリアの指定を行なうと、指定範囲内の情報が、外部
メモリ装置３０に送られてメモリカード１３に記憶され
る。

現場パトロール時に所持する携帯用ターミナル１２は、
前記メモリカード１３をメモリカード装着部３３に装着
して、操作キー３２でデータを呼び出すことにより、内
蔵されている制御器（図示せず）が作動し、パトロール
の最適順序、機器・計装品の過去のデータ、正常および
異常の判定基準等のデータが表示器３１に表示される。

作業員は、その表示内容を目視確認しながら現場パトロ
ールを行なう。

現場パトロール時に測定した最適データは、操作キー３
２で記録を選択した後、操作キー３２を操作することに
より、メモリカード１３に記憶される。

現場パトロール終了後、メモリカード１３を取外して外
部メモリ装置３０に装着することにより、現場パトロー
ル時に測定した最新データが、磁気ディスク２６の属性
データに積上げられ、次回のパトロール用のデータとし
て利用される。

しかして、プラントの保守管理上必要なデータは、ワー
クステーション２１を操作するだけで、ＣＲＴ２７に表
示させることができる。例えば、第５図に示すように、
画像データ４１としての配管系統図をＣＲＴ２７に表示
させ、マウス２９で流量計を示すＲＥを指定すれば、図
形データ４２としての流量計の機器外形および仕様図や
、属性データ４３としての流量計の特性データの履歴等
を瞬時にＣＲＴ２７に表示させることができる。

また、現場パトロールに必要な範囲のデータを、メモリ
カード１３に記憶させ、このメモリカード１３を携帯用
ターミナル１２に装着するようにすれば、パトロールに
必要なデータはすべて表示器１１に表示され、現場での
データは、メモリカード１３に記憶させることができる
ので、従来必要であった点検用資料やデータ採り用のメ
モが不要となる。また、メモリカード１３に記憶させた
データは、メモリカード１３を外部メモリ装置３０に装
着することにより、磁気ディスク２６に追加記憶され、
これだけで今後の保守点検用のデータの積上げができる
。

なお、前記実施例では、情報伝達手段７としてメモリカ
ード１５を用いる場合について説明したが、携帯用ター
ミナル１２のメモリ容量を増大させ、画像・図形・属性
データの総合処理システム１１と携帯用ターミナル１２
とをケーブルで接続してデータの授受を行なわせるよう
にしてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、データの管理を
飛躍的に向上させ、保守管理の効率化を図ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るプラント保守管理装置
を示す全体構成図、第２図はそのハードウェア構成図、
第３図は画像・図形・属性データの総合処理システムの
詳細図、第４図は携帯用ターミナルの詳細図、第５図は
入力データの一例を示す説明図である。 １・・・入力手段、２・・・記憶手段、３・・・演算手
段、４・・・出力手段、５・・・選択手段、６・・・情
報入出力手段、７・・・情報伝達手段、８・・・携帯用
ターミナル、８ａ・・・情報授受部、８ｂ・・・操作キ
ー、８ｃ・・・表示部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 プラントで使用している機器・計装品の保守管理に必要
   な設計、運転、保守、点検用の各データを、建屋配置図
   、機器配置図、電気単線結線図等の画像データや機器の
   写真、仕様書、部品構成図、リスト等の図形データや機
   器・計装品の点検周期、部品交換の時期、機器・計装品
   の過去のデータ、正常および異常の判定基準等の属性デ
   ータの形で入力する入力手段と、 入力されたこれら各データを記憶する記憶手段と、 前記入力手段からの要求信号に応じ、前記記憶手段から
   必要な情報を抽出演算する演算手段と、抽出された情報
   を出力する出力手段と、 前記入力手段からの要求信号に応じ、前記演算手段で抽
   出演算された情報の中から、現場パトロールに必要な範
   囲の情報を選択する選択手段と、この選択手段で選択さ
   れた情報を情報伝達手段を介し出力するとともに、情報
   伝達手段からの情報を読込む情報入出力手段と、 前記情報伝達手段との間で情報の授受を行なう情報授受
   部、操作キーおよび表示部を有し、情報伝達手段からの
   情報を表示部に表示させるとともに、操作キーからの入
   力データを情報伝達手段を介し出力する携帯用ターミナ
   ルと、 を具備することを特徴とするプラント保守管理装置。