JP6358401B1 - アラーム予測装置、アラーム予測方法、及びプログラム - Google Patents

アラーム予測装置、アラーム予測方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】予測モデルの評価を提示する。【解決手段】機器又は設備の出力する時系列のイベント情報に基づいて異常の発生を予測するアラーム予測装置であって、時系列に従って所定の記憶領域に予め記憶されている複数のイベント情報から、予測対象の異常の発生を示す予測対象イベント情報を末尾に含む第1のイベント情報の列を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記第1のイベント情報の列から前記予測対象イベント情報を除いた第2のイベント情報の列を抽出し、該第2のイベント情報の列に基づき予測モデルを作成するモデル作成手段と、前記モデル作成手段により作成されたモデルの評価値を表示装置に表示させる表示手段とを有する。

Description

本発明は、アラーム予測装置、アラーム予測方法、及びプログラムに関する。
従来より、プラント、設備、機器、制御装置等から出力されるイベントに基づいて故障や異常を示すアラームの発生を予測するための予測モデルを作成し、この予測モデルに基づいてアラームの発生を予測する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−81697号公報
ここで、予測モデルは、ユーザにより指定されたパラメータに基づいて作成される。しかしながら、上記の従来技術においては、ユーザは作成された予測モデルの性能(例えば、予測の精度)を事前に評価することができなかった。したがって、ユーザは、予測モデルによる実際の予測結果を用いて、当該予測モデルの評価を行っていた。
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みてなされたものであり、予測モデルの評価を提示することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態では、機器又は設備の出力する時系列のイベント情報に基づいて異常の発生を予測するアラーム予測装置であって、時系列に従って所定の記憶領域に予め記憶されている複数のイベント情報から、予測対象の異常の発生を示す予測対象イベント情報を末尾に含む第1のイベント情報の列を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記第1のイベント情報の列から前記予測対象イベント情報を除いた第2のイベント情報の列を抽出し、該第2のイベント情報の列に基づき予測モデルを作成するモデル作成手段と、前記モデル作成手段により作成されたモデルの評価値を表示装置に表示させる表示手段とを有する。
本発明の一実施形態によれば、予測モデルの評価を提示することができる。
第一の実施形態に係るアラーム予測システムの一例の構成図である。 第一の実施形態に係るアラーム予測装置の一例のハードウェア構成図である。 第一の実施形態に係るアラーム予測システムの一例の機能構成図である。 イベント信号を記号化する一例を説明するための図である。 イベント情報記憶部に格納されたイベントの一例を説明するための図である。 第一の実施形態に係る予測モデルの作成及び評価処理の一例のフローチャートである。 予測漏れ及び誤予測の一例を説明するための図である。 第一の実施形態に係る予測モデルの評価結果を示す画面の一例を示す図である。 第一の実施形態に係るアラーム予測処理の一例のフローチャートである。 第二の実施形態に係る予測モデルの作成及び評価処理の一例のフローチャートである。 第二の実施形態に係る予測モデルの評価結果を示す画面の一例を示す図である。 第三の実施形態に係る予測モデルの作成及び評価処理の一例のフローチャートである。 第三の実施形態に係る予測モデルの評価結果を示す画面の一例を示す図(その1)である。 第三の実施形態に係る予測モデルの評価結果を示す画面の一例を示す図(その2)である。 第四の実施形態に係る予測モデルの作成及び評価処理の一例のフローチャートである。 クラスタリングを説明するための一例の図である。 第四の実施形態に係る予測モデルの評価結果を示す画面の一例を示す図である。 第四の実施形態に係るアラーム予測処理の一例のフローチャートである。 第五の実施形態に係るアラーム予測システムの一例の機能構成図である。 予測モデル記憶部に格納された予測モデルの一例を説明するための図である。 第五の実施形態に係る予測モデルの作成処理の一例のフローチャートである。 第五の実施形態に係る状態情報の作成処理の一例のフローチャートである。 距離の算出方法の一例を説明するための図である。 距離の算出方法の他の例を説明するための図である。 第五の実施形態に係るアラーム予測処理の一例のフローチャートである。 アラーム予測画面の一例を示す図である。 アラーム予測画面の他の例を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第一の実施形態]
<システム構成>
まず、本実施形態に係るアラーム予測システム1のシステム構成について、図1を用いて説明する。図1は、第一の実施形態に係るアラーム予測システム1の一例の構成図である。
図1に示すアラーム予測システム1は、アラーム予測装置10と、1台以上の監視装置20と、1台以上の機器制御装置30とが例えばLAN(Local Area Network)等のネットワークNを介して通信可能に接続されている。また、機器制御装置30には、1台以上の機器40が接続されている。
本システムの動作には、機器40の故障や異常を示すアラームの発生を予測するための予測モデルを予め作成しておく「モデル作成」フェーズと、受信したイベント信号と予め作成された予測モデルとに基づきアラームの発生を予測する「予測」フェーズとがある。基本的に「モデル作成」フェーズはオフラインの処理であり、「予測」フェーズはオンラインの処理である。
ここで、イベント信号とは、機器40に何等かのイベントが発生した際に機器制御装置30から送信される、機器40の状態情報等を示す情報である。なお、イベント信号には、ユーザがアラーム予測装置10を介して行った各種操作(例えば、設定値の変更操作等)を示すイベント信号や当該操作に対する機器40の応答を示すイベント信号等も含まれる。すなわち、例えば、アラーム予測装置10が有する入力装置を用いてユーザが設定値を入力する操作内容等も、アラームの発生を予測するイベントとして利用される。換言すると、例えばアラーム予測装置10が有する入力装置も、アラーム予測装置10が異常の発生を予測する機器40に含まれる。
アラーム予測装置10は、「モデル作成」フェーズにおいて、蓄積されている過去のイベント信号に関する情報から予測モデルを作成し、当該予測モデルの評価を行う。また、アラーム予測装置10は、「予測」フェーズにおいて、機器制御装置30から受信したイベント信号と予測モデルとに基づき、アラームの発生を予測して、予測結果を監視装置20に表示させる。なお、アラーム予測装置10は、1台以上のコンピュータにより構成されていても良い。
監視装置20は、「予測」フェーズにおいて、アラーム予測装置10から受信した予測結果を表示する。これにより、例えばプラント等のオペレータは、監視装置20に表示された予測結果に基づき、アラームが発生する可能性があることを認識することができる。
機器制御装置30は、機器40を制御する装置である。機器制御装置30は、自身に接続されている機器40にイベント(例えば機器40の状態変化等)が発生した際の状態情報(例えば、機器40の所定の部品が稼働状態になったことを示す情報等)を取得し、イベント信号としてアラーム予測装置10に送信する。
機器40は、機器制御装置30により制御される、例えばガスタービンや蒸気タービン等の設備やプラント等である。
なお、本実施形態に係るアラーム予測システム1では、機器40の一例としてプラントや設備等を想定するが、これに限られない。すなわち、本実施形態に係るアラーム予測システム1は、機器制御装置30により制御される機器40として例えばルータ等を用いて、ネットワーク機器の故障等のアラームを予測する場合にも適用され得る。また、同様に、機器40として各種電子機器を用いて、各種電子機器の故障等のアラームを予測する場合にも適用され得る。
<ハードウェア構成>
次に、本実施形態に係るアラーム予測装置10のハードウェア構成について、図2を用いて説明する。図2は、第一の実施形態に係るアラーム予測装置10の一例のハードウェア構成図である。
本実施形態に係るアラーム予測装置10は、入力装置11と、表示装置12と、外部I/F13と、RAM(Random Access Memory)14と、ROM(Read Only Memory)15とを有する。また、アラーム予測装置10は、CPU(Central Processing Unit)16と、通信I/F17と、記憶装置18とを有する。これらのハードウェアは、バスBで互いに接続されている。
入力装置11は、例えばキーボードやマウス、タッチパネル等であり、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置12は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等であり、処理結果を表示する。なお、入力装置11及び/又は表示装置12は、必要なときにバスBに接続して利用する形態であっても良い。
外部I/F13は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体13a等がある。アラーム予測装置10は、外部I/F13を介して記録媒体13aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体13aには、フレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリ等がある。なお、記録媒体13aには、本実施形態を実現するプログラムが格納されていても良い。
RAM14は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリである。ROM15は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリである。
ROM15には、OS(Operating System)設定、ネットワーク設定等のプログラムやデータ、及びアラーム予測装置10の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)が格納されている。
CPU16は、ROM15や記憶装置18等からプログラムやデータをRAM14上に読み出し、当該プログラムやデータに基づく処理を実行することで、アラーム予測装置10全体の制御やその他の機能を実現する演算装置である。
通信I/F17は、アラーム予測装置10をネットワークNに接続するためのインタフェースである。アラーム予測装置10は、通信I/F107を介してデータ通信を行うことができる。
記憶装置18は、プログラムやデータを格納している不揮発性のメモリであり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等である。記憶装置18に格納されるプログラムやデータには、本実施形態を実現するプログラム、アラーム予測装置10全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェア等がある。なお、記憶装置18は、格納しているプログラムやデータを所定のファイルシステム及び/又はDBにより管理している。
本実施形態に係るアラーム予測装置10は、上記のハードウェア構成を有することにより、後述するような各種処理を実現できる。
<機能構成>
次に、第一の実施形態に係るアラーム予測システム1の機能構成について、図3を用いて説明する。図3は、第一の実施形態に係るアラーム予測システム1の一例の機能構成図である。
アラーム予測装置10は、記号化部101と、予測対象アラーム設定部102と、イベント列抽出部103と、予測モデル作成部104と、予測モデル評価部105と、表示制御部106と、アラーム予測部107とを有する。これら各部は、アラーム予測装置10にインストール又はダウンロードされる1以上のプログラムが、CPU16に実行させる処理により実現される。
また、アラーム予測装置10は、イベント情報記憶部110と、予測モデル記憶部120とを利用する。これら各記憶部は、記憶装置18、又はアラーム予測装置10にネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現可能である。
記号化部101は、機器制御装置30から受信したイベント信号を、所定の文字又は記号等に変換する(以降では、このような変換を「記号化」とも表す。)。なお、例えば、アラーム予測装置10が有する入力装置11を用いてユーザが設定値を入力する操作内容等もアラームの発生を予測するイベントとして利用されるため、記号化部101は、このようなイベントを含むイベント信号も所定の文字又は記号等に変換する。
ここで、記号化部101によるイベント信号の記号化について、図4を用いて説明する。図4は、イベント信号を記号化する一例を説明するための図である。
図4に示すように、イベント信号には、機器40にイベントが発生した時刻と、発生したイベントの内容とが含まれる。このため、記号化部101は、発生したイベントの内容を、予め定められた所定の記号等に変換する。図4に示す例では、イベントの内容「空気ブロー弁A,開」が記号「A」に変換され、イベントの内容「ポンプB,運転」が記号「B」に変換されている。このように、記号化部101は、イベント信号に含まれるイベントの内容を、当該イベントの内容を一意に示す記号に変換する。
上述したように、イベント信号は、イベントが発生した時刻と、イベントの内容との組である。したがって、例えば図4に示す1行目のイベント信号は、発生した時刻(2004/06/06 000:14:17)をtとすれば、イベントの内容を示す記号と発生時刻との組(A,t)で表される。このことは、他のイベント信号についても同様である。
ただし、以降では、簡単のため、イベントの内容を示す記号と発生時刻との組を、単に記号のみで表す(すなわち、組「(A,t)」を単に「A」と表す。)。また、以降では、上記のように記号化されたイベント信号を、単に「イベント」とも表す。
予測対象アラーム設定部102は、ユーザにより指定されたアラームを予測対象アラームに設定する。ここで、予測対象アラームとは、「予測」フェーズにおいて発生を予測したいアラームである。
なお、アラームもイベント信号に含まれる。すなわち、例えば、ある機器40が故障等した場合、この機器40を制御する機器制御装置30は、機器40の故障等を示すイベント信号を、アラーム予測装置10に送信する。換言すれば、機器40の故障や異常等の発生を示すイベント信号が、「アラーム」と称される。
イベント列抽出部103は、予測対象アラーム設定部102により設定された予測対象アラームを含むイベント列(1以上のイベントの列)を、イベント情報記憶部110から抽出する。
予測モデル作成部104は、イベント列抽出部103により抽出されたイベント列に基づき、予測モデルを作成する。
予測モデル評価部105は、予測モデル作成部104により作成された予測モデルを評価する。すなわち、予測モデル評価部105は、予測モデル作成部104により作成された予測モデルの予測漏れ率及び誤予測率を算出する。
ここで、予測漏れ率とは、当該予測モデルでは、予測対象アラームの発生を予測できない確率のことである。一方で、誤予測率とは、予測対象アラームが発生すると誤って予測されてしまう確率のことである。
表示制御部106は、予測モデル評価部105により評価された予測モデルの予測漏れ率及び誤予測率等の情報を表示装置12に表示させる。これにより、ユーザは、作成された予測モデルが所望の予測精度を有するか否かを知ることができる。
アラーム予測部107は、「モデル作成」フェーズにおいて作成された予測モデルに基づき、「予測」フェーズにおいて、アラームの発生を予測する。また、アラーム予測部107は、予測結果を監視装置20に通知する。これにより、例えばプラントのオペレータ等は、当該予測結果に基づき予測対象アラームが発生するか否かを知ることができる。
イベント情報記憶部110は、記号化部101により記号化されたイベント信号(すなわち、「イベント」)を、時系列データとして格納している。
ここで、イベント情報記憶部110に記憶されているイベントについて、図5を用いて説明する。図5は、イベント情報記憶部110に格納されたイベントの一例を説明するための図である。
図5に示すように、イベント情報記憶部110には、例えばN日分のイベントが時系列データとして格納されている。すなわち、図5の1行目には、例えば昨日発生したイベントが、左から右に、発生した順(時系列順)に格納されている。同様に、図5の2行目には、例えば一昨日発生したイベントが、左から右に、発生した順に格納されている。このように、イベント情報記憶部110は、記号化されたイベント信号(イベント)を、時系列データとして格納(蓄積)している。
予測モデル記憶部120は、予測モデル作成部104により作成された予測モデルが格納される。アラーム予測部107は、「予測」フェーズにおいて、予測モデル記憶部120に格納されている予測モデルに基づいて、アラームの発生を予測する。
<処理の詳細>
次に、本実施形態に係るアラーム予測システム1の処理の詳細について説明する。
≪予測モデルの作成及び評価処理≫
まず、「モデル作成」フェーズにおいて、予測モデルを作成し、当該予測モデルの評価結果をユーザに提示する処理について、図6を用いて説明する。図6は、第一の実施形態に係る予測モデルの作成及び評価処理の一例のフローチャートである。
ステップS601において、ユーザは、入力装置11等から予測対象のアラームを指定する。すると、予測対象アラーム設定部102は、ユーザにより指定されたアラームを予測対象アラームとして設定する。ここで、ユーザは、記号「F」で表されるイベント(アラーム)を予測対象アラームに指定したものとする。
ステップS602において、イベント列抽出部103は、予測対象アラーム設定部102により設定された予測対象アラーム「F」を末尾に含む一のイベント列を、イベント情報記憶部110から抽出する。
ここで、イベント列抽出部103は、例えば特開2004−157830号公報に開示されているシーケンシャルパターンマイニング(系列パターンマイニング)の手法を用いて、予測対象アラーム「F」を末尾に含む一のイベント列を、イベント情報記憶部110から抽出すれば良い。以降では、抽出されたイベント列を「ABCDEF」とする。
ステップS603において、予測モデル作成部104は、抽出されたイベント列において予測対象アラームに先行するイベント列を抽出し、予測モデルを作成する。
より具体的には、上記のステップS602で抽出されたイベント列「ABCDEF」から予測対象アラーム「F」に先行するイベント列「ABCDE」を抽出する。ここで抽出された「ABCDE」を「予測元イベント列」とも表す。そして、「ABCDE」のイベント列が発生した後に、イベント(アラーム)「F」が発生することを予測する予測モデル「ABCDE→F」を作成する。この予測モデル「ABCDE→F」は、イベントが「A」、「B」、「C」、「D」、「E」の順に発生した場合、次にイベント(アラーム)「F」が発生することを予測する予測モデルである。このようにして作成された予測モデルは、予測モデル記憶部120に格納される。
ステップS604において、予測モデル評価部105は、作成された予測モデルを評価する。すなわち、予測モデル評価部105は、作成された予測モデルの予測漏れ率及び誤予測率を算出する。より具体的には、以下のようにして、予測漏れ率及び誤予測率を算出する。
(1)予測モデル評価部105は、イベント情報記憶部110において、予測対象アラームの前に、予測元イベント列以外のイベント列が発生する回数(第2の回数)を算出する。これは、例えば図7に示すように予測対象アラーム「F」の前に、予測元イベント列「ABCDE」以外のイベント列(図7の例では「EUDDG」)が発生する回数を、既知の文字列検索の手法により行う。
(2)予測モデル評価部105は、イベント情報記憶部110において、予測元イベント列の後に、予測対象アラーム以外のイベントが発生する回数(第3の回数)を算出する。これは、例えば図7に示すように予測元イベント列「ABCDE」の後に、予測対象アラーム「F」以外のイベント(図7の例では「A」)が発生する回数を、既知の文字列検索の手法により行う。
(3)上記のステップS602で算出されている「ABCDEF」の出現頻度(第1の回数)と、上記の(1)で算出した回数(第2の回数)と、上記の(2)で算出した回数(第3の回数)とに基づき、以下の式で予測漏れ率及び誤予測率を算出する。
・予測漏れ率=(第2の回数/(第1の回数+第2の回数))×100
・誤予測率=(第3の回数/(第1の回数+第3の回数))×100
ステップS605において、表示制御部106は、上記のステップS604で算出された予測モデルの評価結果を、表示装置12に表示させる。より具体的には、表示制御部106は、例えば図8に示すような評価結果を示す画面G100を、表示装置12に表示させる。
図8に示す評価結果を示す画面G100は、上記で説明した第1の回数が「90」、第2の回数が「3」、第3の回数が「7」である場合について、予測漏れ率と誤予測率を算出した評価結果を示している。これによりユーザは、作成された予測モデルの予測漏れ率及び誤予測率を知ることができ、所望の予測精度を満たすか否かを確認することができる。
ここで、ユーザが所望の予測精度を満たすと考えた場合、当該ユーザは、例えば図8に示す画面G100で「OK」ボタンを押下する。これにより、作成された予測モデルが採用され、「予測」フェーズにおいて当該予測モデルに基づいて、アラームの発生が予測される。一方で、ユーザが所望の予測精度を満たさないと考えた場合、当該ユーザは、例えば図8の画面G100で「キャンセル」ボタンを押下する。これにより、作成された予測モデルが予測モデル記憶部19から削除される(すなわち、作成された予測モデルが不採用となる。)。
なお、一般に、予測漏れ率と誤予測率が共に低い方が良い予測モデルであると言えるが、予測漏れ率と誤予測率は互いにトレードオフの関係となる場合が多い。例えば、イベント列が長い場合では、抽出される当該イベント列の件数が少なくなり、それに後続するアラームも限られることにより誤予測は少なくなる。しかし、逆に後続するアラームが少なくなることで予測漏れは多くなることがいえ、予測漏れ率と誤予測率は互いにトレードオフの関係となる場合が多い。
また、本実施形態においては、予測モデルを評価する手段として、予測漏れ率および誤予測率を指標として用いているが、他の公知な指標も用いることができる。たとえば、正解率や不正解率、適合率/精度、感度/真陽性率/検出率、特異度/真陰性率、偽陽性率、偽陰性率等の指標がある。
適合率/精度のいずれか1つと、感度/真陽性率/検出率のいずれか1つとの組み合わせは、互いにトレードオフの関係となる。
・適合率/精度=1−誤予測率
=(第1の回数/(第1の回数+第3の回数))×100
・感度/真陽性率/検出率=1−予測漏れ率
=(第1の回数/(第1の回数+第2の回数))×100
≪アラーム予測処理≫
次に、「モデル作成」フェーズで作成された予測モデルに基づいて、アラームの発生を予測する「予測」フェーズの処理について、図9を用いて説明する。図9は、第一の実施形態に係るアラーム予測処理の一例のフローチャートである。なお、以降では、予測モデルは「ABCDE→F」であるものとして説明する。
ステップS901において、アラーム予測装置10は、機器制御装置30からイベント信号を受信する。
ステップS902において、記号化部101は、機器制御装置30から受信したイベント信号を、予め定められた所定の記号に変換する。そして、記号化部101は、記号化したイベント信号(イベント)をイベント情報記憶部110に格納する。
ステップS903において、アラーム予測部107は、イベント情報記憶部110に格納されている直近の5つのイベント列が、予測モデル記憶部120に格納されている予測モデルの予測元イベント列「ABCDE」と一致するか否かを判定する。
より一般には、予測モデルの予測元イベント列が「X・・・X」、イベント情報記憶部110に時系列に従って格納されているイベント列が「Y・・・Y」(n>m)である場合、アラーム予測部107は、直近のイベント列「Y・・・Y」が「X・・・X」と一致するか否かを判定する。一致しない場合、ステップS901に戻る一方で、一致する場合、ステップS904に進む。
ステップS904において、アラーム予測部107は、監視装置20に予測結果を通知する。すなわち、アラーム予測部107は、予測対象アラームが発生する可能性があることを示す予測結果を監視装置20に通知する。これにより、例えばプラント等のオペレータは、予測対象のアラームが発生する可能性があることを知ることができる。したがって、例えばオペレータは、発生する可能性があるアラームに応じた対応を行うことができる。
[第二の実施形態]
次に、第二の実施形態に係るアラーム予測システム1について説明する。第二の実施形態では、「モデル作成」フェーズにおいて、複数の予測モデルを作成し、それぞれの予測モデルの評価をユーザに提示する。したがって、ユーザは、作成された複数の予測モデルから所望の予測モデルを選択することができるようになる。なお、第二の実施形態では、第一の実施形態と実質的に同一の機能を有する箇所及び同一の処理を実行する処理について、第一の実施形態と同一の符号を用いて、その説明を省略する。
<処理の詳細>
以降では、本実施形態に係るアラーム予測システム1の処理の詳細について説明する。
≪予測モデルの作成及び評価処理≫
「モデル作成」フェーズにおいて、予測モデルを作成し、当該予測モデルの評価結果をユーザに提示する処理について、図10を用いて説明する。図10は、第二の実施形態に係る予測モデルの作成及び評価処理の一例のフローチャートである。
ステップS1001において、イベント列抽出部103は、予測対象アラーム設定部102により設定された予測対象アラーム「F」を含む複数のイベント列を、イベント情報記憶部110から抽出する。ここで、イベント列抽出部103は、第一の実施形態と同様に、系列パターンマイニングの手法を用いれば良い。
より具体的には、イベント列抽出部103は、ユーザ等により予め指定された最低出現頻度a、最小イベント列長min、最大イベント列長maxを入力して、系列パターンマイニングにより、複数のイベント列を抽出する。以降では、このようにして抽出された複数のイベント列をそれぞれ「EF」、「LF」、「DEF」、「KLF」、「CDEF」、「JKLF」、・・・とする。
ステップS1002において、予測モデル作成部104は、抽出された複数のイベント列のそれぞれについて、予測対象アラームに先行するイベント列をそれぞれ抽出し、予測モデルを作成する。
より具体的には、上記のステップS1001で抽出された複数のイベント列「EF」、「LF」、「DEF」、「KLF」、「CDEF」、「JKLF」、・・・から予測対象アラーム「F」に先行する複数のイベント列「E」、「L」、「DE」、「KL」、「CDE」、「JKL」、・・・を抽出する。そして、抽出された複数のイベント列からそれぞれ予測モデル「E→F」、「L→F」、「DE→F」、「KL→F」、「CDE→F」、「JKL→F」、・・・を作成する。このようにして作成された複数の予測モデルは、それぞれ予測モデル記憶部120に格納される。
ステップS1003において、予測モデル評価部105は、作成された複数の予測モデルを、それぞれ評価する。すなわち、予測モデル評価部105は、作成された複数の予測モデルのそれぞれについて、予測漏れ率及び誤予測率を算出する。予測漏れ率及び誤予測率の算出方法は、第一の実施形態と同様である。
ステップS1004において、表示制御部106は、上記のステップS1003で算出された複数の予測モデルのそれぞれの評価結果を、表示装置12に表示させる。より具体的には、表示制御部106は、例えば図11に示すような評価結果を示す画面G200を、表示装置12に表示させる。
図11に示す画面G200は、予測モデル「E→F」の第1の回数(正解)が「299」、第2の回数(予測漏れ)が「1」、第3の回数(誤予測)が「300」、予測漏れ率が「0.3%」、誤予測率が「50.0%」である場合を示している。同様に、予測モデル「L→F」の第1の回数(正解)が「1」、第2の回数(予測漏れ)が「1」、第3の回数(誤予測)が「299」、予測漏れ率が「39.9%」、誤予測率が「99.7%」である場合を示している。他の予測モデル「DE→F」、「KL→F」、「CDE→F」、「JKL→F」、・・・についても同様である。
これによりユーザは、作成された複数の予測モデルの予測漏れ率及び誤予測率を知ることができる。したがって、ユーザは、例えば図11に示す画面G200で所望の予測モデルをラジオボタンで選択し、「OK」ボタンを押下することで、選択された予測モデルが採用され、「予測」フェーズにおいて当該予測モデルに基づいて、アラームの発生が予測される。
なお、このとき選択されなかった予測モデルは予測モデル記憶部120から削除される。また、例えば図11に示す画面G200において、ラジオボタンの代わりにチェックボックスを設けて、複数の予測モデルを選択することができるようにしても良い。
一方、ユーザが所望の予測精度を満たさないと考えた場合、ユーザは、例えば図11に示す画面G200で「キャンセル」ボタンを押下する。これにより、作成された複数の予測モデルが予測モデル記憶部120から削除される(すなわち、作成された予測モデルが不採用となる。)。
[第三の実施形態]
次に、第三の実施形態に係るアラーム予測システム1について説明する。第三の実施形態では、「モデル作成」フェーズにおいて、予測元イベント列に含まれる予測対象アラームに先行する複数のイベント列について、予測モデルを作成し、それぞれの予測モデルの評価をユーザに提示する。なお、第三の実施形態では、第一の実施形態と実質的に同一の機能を有する箇所及び同一の処理を実行する処理について、第一の実施形態と同一の符号を用いて、その説明を省略する。
<処理の詳細>
以降では、本実施形態に係るアラーム予測システム1の処理の詳細について説明する。
≪予測モデルの作成及び評価処理≫
「モデル作成」フェーズにおいて、予測モデルを作成し、当該予測モデルの評価結果をユーザに提示する処理について、図12を用いて説明する。図12は、第三の実施形態に係る予測モデルの作成及び評価処理の一例のフローチャートである。
ステップS1201において、予測モデル作成部104は、抽出されたイベント列において予測対象アラームに先行するイベント列を抽出し、複数の予測モデルを作成する。
より具体的には、上記のステップS602で抽出されたイベント列「ABCDEF」から予測対象アラーム「F」に先行するイベント列「ABCDE」(予測元イベント列)を抽出する。さらに、この予測元イベント列に含まれる、予測対象アラームに先行するイベント列(これを「部分予測元イベント列」と表す。)を抽出する。すなわち、部分予測元イベント列「E」、「DE」、「CDE」、「BCDE」を抽出する。そして、部分予測元イベント列及び予測元イベント列のそれぞれから予測モデル「E→F」、「DE→F」、「CDE→F」、「BCDE→F」、「ABCDE→F」を作成する。このようにして作成された予測モデルは、予測モデル記憶部120に格納される。
なお、ステップS1201において、予測元イベント列を含むイベント列から予測モデルを作成しても良い。例えば、予測元イベント列「ABCDE」を含むイベント列「ZABCDE」をイベント情報記憶部110から抽出し、このイベント列「ZABCDE」から予測モデル「ZABCDE→F」を作成しても良い。
ステップS1202において、予測モデル評価部105は、作成された複数の予測モデルを、それぞれ評価する。すなわち、予測モデル評価部105は、作成された複数の予測モデルのそれぞれについて、予測漏れ率及び誤予測率を算出する。予測漏れ率及び誤予測率の算出方法は、第一の実施形態と同様である。
ステップS1203において、表示制御部106は、上記のステップS1202で算出された複数の予測モデルのそれぞれの評価結果を、表示装置12に表示させる。より具体的には、表示制御部106は、例えば図13に示すような評価結果を示す画面G300を、表示装置12に表示させる。
図13に示す画面G300は、予測モデル「E→F」の第1の回数(正解)が「299」、第2の回数(予測漏れ)が「1」、第3の回数(誤予測)が「300」、予測漏れ率が「0.3%」、誤予測率が「50.0%」である場合を示している。同様に、予測モデル「DE→F」の第1の回数(正解)が「295」、第2の回数(予測漏れ)が「5」、第3の回数(誤予測)が「150」、予測漏れ率が「1.7%」、誤予測率が「33.7%」である場合を示している。他の予測モデル「CDE→F」、「BCDE→F」、「ABCDE→F」についても同様である。
これによりユーザは、作成された複数の予測モデルの予測漏れ率及び誤予測率を知ることができる。したがって、ユーザは、例えば図13に示す画面G300で所望の予測モデルをラジオボタンで選択し、「OK」ボタンを押下する。これにより、作成された予測モデルが採用され、「予測」フェーズにおいて当該予測モデルに基づいて、アラームの発生が予測される。
なお、このとき選択されなかった予測モデルは予測モデル記憶部120から削除される。また、例えば図13示す画面G300において、ラジオボタンの代わりにチェックボックスを設けて、複数の予測モデルを選択することができるようにしても良い。
一方、ユーザが所望の予測精度を満たさないと考えた場合、ユーザは、例えば図13に示す画面G300で「キャンセル」ボタンを押下する。これにより、作成された複数の予測モデルが予測モデル記憶部120から削除される(すなわち、作成された予測モデルが不採用となる。)。
さらに、図13に示す画面G300において「グラフ表示」ボタンを押下すると、図14に示すようなグラフが表示された画面G310を表示させても良い。図14に示す画面G310には、各予測モデルの予測漏れ率と誤予測率とが表されたグラフが表示されている。上述したように、予測漏れ率と誤予測率とはトレードオフの関係となる場合が多いため、図14に示す画面G310を表示させることで、ユーザは適切な予測モデルを採用することができるようになる。
例えば、図14に示す画面G310に表示されたグラフのように、予測漏れ率ならびに誤予測率のグラフを表示すると、文字列が長くなるにつれて予測漏れ率は増加し、誤予測率は減少するため、それぞれに対する優先度を考慮して適正な予測漏れ率と誤予測率となる文字列長を定めることができる。それにより、ユーザが予測漏れ率と誤予測率のうち、予測漏れ率を重視するような場合、「BCDE→F」の予測モデルを採用すれば良いことがわかる。一方、例えば、ユーザが予測漏れ率と誤予測率のうち、誤予測率を重視するような場合、「ABCDE→F」の予測モデルを採用すれば良いことがわかる。
[第四の実施形態]
次に、第四の実施形態に係るアラーム予測システム1について説明する。第四の実施形態では、「モデル作成」フェーズにおいて、予測元イベント列と同一のイベント列を、イベント間の時間に基づいてクラスタリングし、クラスタ毎に予測モデルを作成する。これにより、発生するイベント列は同一である一方で、イベント列に含まれるイベント間の時間(イベントの発生間隔)が大きく異なる場合を区別して予測モデルを作成することができる。換言すれば、第四の実施形態では、イベントが発生する順序に加えて、イベントが発生する時間間隔にも基づいた予測を行うことができる予測モデルを作成することができる。なお、第四の実施形態では、第一の実施形態と実質的に同一の機能を有する箇所及び同一の処理を実行する処理について、第一の実施形態と同一の符号を用いて、その説明を省略する。
<処理の詳細>
以降では、本実施形態に係るアラーム予測システム1の処理の詳細について説明する。
≪予測モデルの作成及び評価処理≫
「モデル作成」フェーズにおいて、予測モデルを作成し、当該予測モデルの評価結果をユーザに提示する処理について、図15を用いて説明する。図15は、第四の実施形態に係る予測モデルの作成及び評価処理の一例のフローチャートである。
ステップS1501において、予測モデル作成部104は、抽出されたイベント列において予測対象アラームに先行するイベント列(予測元イベント列)を抽出する。これは、第一の実施形態で予測元イベント列を抽出した方法と同様である。
ステップS1502において、予測モデル作成部104は、予測元イベント列と同一のイベント列をイベント情報記憶部110から取得する。
すなわち、予測元イベント列が「ABCDE」である場合、予測モデル作成部104は、イベント情報記憶部110からイベント列「ABCDE」を取得する。ここで、予測モデル作成部104は、イベント情報記憶部110からイベント列「ABCDE」をn個取得したものとする。また、取得されたn個のイベント列をそれぞれ区別するため、以降では、便宜上、それぞれ「第1のABCDE」、「第2のABCDE」、・・・、「第nのABCDE」と表す。
ステップS1503において、予測モデル作成部104は、取得された各イベント列を、イベント間の時間間隔に基づいてクラスタリングし、各クラスタにラベルを付与して、ラベルが付与されたクラスタを予測元イベント列として予測モデルを作成する。
より具体的には、図16に示すように、以下のStep1からStep3の処理を行う。
Step1)「第1のABCDE」、「第2のABCDE」、・・・、「第nのABCDE」のそれぞれについて、各イベントが発生した時刻の差を求める。例えば、「第1のABCDE」において、Bの発生時刻tとAの発生時刻tとの差を求め、これをt11とする。同様に、Cの発生時刻tとBの発生時刻tとの差を求め、これをt12とする。Dの発生時刻tとCの発生時刻tとの差を求め、これをt13とする。Eの発生時刻tとDの発生時刻tとの差を求め、これをt14とする。「第2のABCDE」、・・・、「第nのABCDE」についても、「第1のABCDE」と同様に、それぞれ、各イベントの発生した時刻の差を求める。
Step2)「第1のABCDE」について、上記のStep1で求めたt11、t12、t13、t14を、ベクトルT=(t11、t12、t13、t14(ここで、tは転置を示す)とする。「第2のABCDE」、・・・、「第nのABCDE」についても、「第1のABCDE」と同様に、それぞれ、ベクトルT、・・・、Tを定義する。
Step3)ベクトルT、T、・・・、Tを例えばK平均法(K-means clustering)によりクラスタリングする。そして、K個のクラスタに、各クラスタを識別するためのラベルを付与する。以降では、ベクトルT、T、・・・、Tが3個のクラスタにクラスタリングされたものとし、各クラスタのラベルをα、β、γとする。
そして、ラベルが付与された各クラスタを予測モデルとする。すなわち、上記の場合、ラベルαのクラスタに含まれるイベント列「ABCDE」を予測元イベント列として、ラベルαの予測モデル「ABCDE→F」を作成する。同様に、ラベルβに含まれるイベント列「ABCDE」を予測元イベント列として、ラベルβの予測モデル「ABCDE→F」を作成する。同様に、ラベルγに含まれるイベント列「ABCDE」を予測元イベント列として、ラベルγの予測モデル「ABCDE→F」を作成する。
ステップS1504において、予測モデル評価部105は、作成された予測モデルを評価する。すなわち、予測モデル評価部105は、作成された予測モデルの予測漏れ率及び誤予測率を算出する。予測漏れ率及び誤予測率の算出方法は、第一の実施形態と同様であるが、ラベル毎に第1の回数、第2の回数、及び第3の回数を算出する。ただし、イベント情報記憶部110には、イベント間の時間情報を含む。
より具体的に説明すると、ラベルαの「ABCDE」の後に予測対象アラーム「F」が発生する回数を、ラベルαの第1の回数とする。また、予測対象アラーム「F」の前にラベルαの「ABCDE」以外のイベント列が発生する回数を、ラベルαの第2の回数とする。さらに、ラベルαの「ABCDE」の後に、予測対象アラーム「F」以外のイベントが発生する回数を、ラベルαの第3の回数とする。ラベルβ及びラベルγについても同様である。
ステップS1505において、表示制御部106は、上記のステップS1504で算出された複数の予測モデルの評価結果を、表示装置12に表示させる。より具体的には、表示制御部106は、例えば図17に示すような評価結果を示す画面G400を、表示装置12に表示させる。
図17に示す画面G400は、上記で説明したラベルαの第1の回数(正解)が「86」、ラベルαの第2の回数(予測漏れ)が「7」、ラベルαの第3の回数(誤予測)が「7」である場合について、予測漏れ率と誤予測率を算出した評価結果を示している。同様に、ラベルβの第1の回数(正解)が「1」、ラベルβの第2の回数(予測漏れ)が「92」、ラベルβの第3の回数(誤予測)が「40」である場合について、予測漏れ率と誤予測率を算出した評価結果を示している。同様に、ラベルγの第1の回数(正解)が「3」、ラベルγの第2の回数(予測漏れ)が「90」、ラベルγの第3の回数(誤予測)が「53」である場合について、予測漏れ率と誤予測率を算出した評価結果を示している。
ここで、ユーザが所望の予測精度を満たすと考えた場合、ユーザは、例えば図17に示す画面G400で所望の予測モデルを選択して、「OK」ボタンを押下する。これにより、作成された予測モデルが採用される。一方、ユーザが所望の予測精度を満たさないと考えた場合、ユーザは、例えば図16に示す画面G400で「キャンセル」ボタンを押下する。これにより、作成された予測モデルが予測モデル記憶部120から削除される。
このように第四の実施形態では、イベントが発生する順序に加えて、イベントが発生する時間間隔にも基づいた予測を行うことができる予測モデルを作成する。これにより、例えば誤予測率が高い予測モデルが得られた場合、当該予測モデルの予測元イベント列をクラスタリングして、複数の予測モデルを作成することにより、予測精度の高い(誤予測率の低い)予測モデルを得ることができるようになる。
≪アラーム予測処理≫
次に、「モデル作成」フェーズで作成された予測モデルに基づいて、アラームの発生を予測する「予測」フェーズの処理について、図18を用いて説明する。図18は、第四の実施形態に係るアラーム予測処理の一例のフローチャートである。なお、以降では、予測モデルは、ラベルαの「ABCDE→F」であるとして説明する。
ステップS1801において、アラーム予測部107は、イベント情報記憶部110に格納されている直近の5つのイベント列が、ラベルαのクラスタに属するか否かを判定する。ラベルαのクラスタに属しない場合、ステップS901に戻る一方、ラベルαのクラスタに属する場合、ステップS904に進む。なお、予測モデル記憶部120に複数の予測モデルが格納されている場合、アラーム予測部107は、いずれかの予測モデルのラベルのクラスに属するか否かを判定する。
より一般には、予測モデルの予測元イベント列が「X・・・X」がラベルαのクラスタに分類される場合、イベント情報記憶部110に格納されている直近のm個のイベント列「Y・・・Y」がクラスタαに属するか否かを判定する。
[第五の実施形態]
次に、第五の実施形態に係るアラーム予測システム1について説明する。上記の各実施形態では、ユーザは、予測モデルによる予測のプロセスを知ることができなかった。すなわち、ユーザは、現在の状態からアラームが発生するまでの間に、どのようなイベントが発生する可能性があるのかを知ることができなかった。一方で、アラームが発生するまでの間に、どのようなイベントが発生する可能性があるのかを知ることができれば、ユーザは、アラームの発生を防止又は回避するための対応を行うことができる場合がある。
そこで、第五の実施形態に係るアラーム予測システム1では、所定のイベントが発生するまでの情報を提示する。なお、第五の実施形態では、第一の実施形態と実質的に同一の機能を有する箇所及び同一の処理を実行する処理について、第一の実施形態と同一の符号を用いて、その説明を省略する。
<機能構成>
まず、本実施形態に係るアラーム予測システム1の機能構成について、図19を用いて説明する。図19は、第五の実施形態に係るアラーム予測システム1の一例の機能構成図である。
図19に示すように、本実施形態に係るアラーム予測装置10のアラーム予測部107は、予測対象アラームが発生する場合に、状態情報番号130を用いて、当該予測対象アラームが発生するまでの間に機器40で発生する可能性があるイベントを予測する。そして、アラーム予測部107は、予測結果を監視装置20に通知する。なお、予測結果には、予測対象アラームが発生するまでの間に機器制御装置30から送信される可能性があるイベント信号(すなわち、機器40で発生する可能性があるイベント)に関する情報が含まれる。
これにより、例えばプラントのオペレータ等は、当該予測結果に基づき予測対象アラームが発生するまでに、機器40で発生する可能性があるイベントを知ることができる。なお、状態情報番号130は、後述するように、予測モデルに含まれる状態情報を一意に識別する番号である。状態情報番号130は、例えばRAM14等に記憶されている。
ここで、本実施形態に係るアラーム予測装置10の予測モデル記憶部120に格納されている予測モデルについて、図20を用いて説明する。図20は、予測モデル記憶部に格納された予測モデルの一例を説明するための図である。
図20に示すように、予測モデルは、1以上の「状態情報」と、「状態情報」に関連付けられた「距離」とが含まれる。また、「状態情報」には、予測モデルにおいて当該「状態情報」を一意に識別するための「番号」が付与されている。さらに、「状態情報」には、「現在のイベント列」と「後続のイベント列」とが含まれる。
例えば、番号「4」の状態情報の現在のイベント列は「A」、後続のイベント列は「B,C,D」である。これは、アラーム予測装置10が機器制御装置30からイベント「A」を受け取った場合(正確には、イベント「A」に記号化されるイベント信号を受け取った場合)、その後にイベント「B」、「C」、「D」を順に受け取ると予測対象アラームが発生することを示している。また、距離「L」は、機器制御装置30からイベント「A」を受け取った場合において、予測対象アラームが発生するまでの指標値(例えば、予測時間)であり、距離が小さいほど予測対象アラームが発生するまでの時間が短いことを示している。
同様に、例えば、番号「5」の状態情報の現在のイベント列は「A,B」、後続のイベント列は「C,D」である。これは、アラーム予測装置10が機器制御装置30からイベントを「A」、「B」の順に受け取った場合、その後にイベント「C」、「D」を順に受け取ると予測対象アラームが発生することを示している。また、距離「L」は、機器制御装置30からイベント「A」、「B」を順に受け取った場合において、予測対象アラームが発生するまでの指標値である。ここで、距離「L」と距離「L」との関係を述べると、L>Lである。
さらに、例えば、番号「6」の状態情報の現在のイベント列は「A,B,C」、後続のイベント列は「D」である。これは、アラーム予測装置10が機器制御装置30からイベントを「A」、「B」、「C」の順に受け取った場合、その後にイベント「D」を受け取ると予測対象アラームが発生することを示している。また、距離「L」は、機器制御装置30からイベント「A」、「B」、「C」を順に受け取った場合において、予測対象アラームが発生するまでの指標値である。ここで、距離「L」と、距離「L」及び距離「L」との関係を述べると、L>L>Lである。
<処理の詳細>
次に、本実施形態に係るアラーム予測システム1の処理の詳細について説明する。
≪予測モデルの作成≫
まず、「モデル作成」フェーズにおいて、予測モデルを作成する処理について、図21を用いて説明する。図21は、第五の実施形態に係る予測モデルの作成処理の一例のフローチャートである。なお、以降では、一例として、図20に示した予測モデルを作成する場合について説明する。
ステップS2101において、ユーザは、入力装置11等から予測対象のアラームを指定する。すると、予測対象アラーム設定部102は、ユーザにより指定されたアラームを予測対象アラームとして設定する。ここで、ユーザは、記号「F」で表されるイベント(アラーム)を予測対象アラームに指定したものとする。
ステップS2102において、イベント列抽出部103は、予測対象アラーム設定部102により設定された予測対象アラーム「F」を末尾に含むイベント列を、イベント情報記憶部110から抽出する。ここで、イベント列抽出部103は、例えば特開2004−157830号公報に開示されているシーケンシャルパターンマイニング(系列パターンマイニング)の手法を用いて、予測対象アラーム「F」を含むイベント列を、イベント情報記憶部110から抽出すれば良い。
より具体的には、イベント列抽出部103は、ユーザ等により予め指定された最低出現頻度a、最小イベント列長min、最大イベント列長maxを入力して、系列パターンマイニングにより、複数のイベント列を抽出する。なお、以降では、3つのイベント列「ABCDEF」、「ABDF」、「BCDF」が抽出されたものとして説明する。
ステップS2103において、予測モデル作成部104は、抽出されたイベント列において予測対象アラームに先行するイベント列を抽出する。
より具体的には、上記のステップS2102で抽出されたイベント列「ABCDEF」、「ABDF」、「BCDF」について、それぞれ、予測対象アラーム「F」に先行するイベント列「ABCDE」、「ABD」、「BCD」を抽出する。
ステップS2104において、予測モデル作成部104は、「現在のイベント列」を「なし」、「後続のイベント列」を上記のステップS2103で抽出されたイベント列とした状態情報を作成し、それぞれの距離を最大に設定する。そして、それぞれの状態情報に「番号」を付与し、予測モデルを作成する。
より具体的には、「現在のイベント列」を「なし」、「後続のイベント列」を上記のステップS2103で抽出されたイベント列「ABCDE」とした状態情報を作成し、距離をL(=Max)に設定する。また、この状態情報を番号「1」とする。
同様に、「現在のイベント列」を「なし」、「後続のイベント列」を上記のステップS2103で抽出されたイベント列「ABD」とした状態情報を作成し、距離をL(=Max)に設定する。また、この状態情報を番号「2」とする。
さらに、同様に、「現在のイベント列」を「なし」、「後続のイベント列」を上記のステップS2103で抽出されたイベント列「BCD」とした状態情報を作成し、距離をL(=Max)に設定する。また、この状態情報を番号「3」とする。
以上のように作成された番号「1」〜番号「3」の状態情報及び距離を、予測モデルとする。すなわち、これにより、図20で示す予測モデルにおいて、図20(a)で示す部分が作成される。
ステップS2105において、予測モデル作成部104は、距離を最大に設定した一の状態情報の「後続のイベント列」の一部を「現在のイベント列」とした状態情報を作成する。この処理の詳細については後述する。
ステップS2106において、予測モデル作成部104は、距離が最大に設定されている他の状態情報が存在するか否かを判定する。距離が最大に設定されている他の状態情報が存在する場合、ステップS2105に戻る。一方で、距離が最大に設定されている他の状態情報が存在しない場合、処理を終了させる。これは、すなわち、距離が最大に設定されているすべての状態情報について、ステップS2105の処理を実行することを意味している。より具体的には、図20(a)に示す番号「1」〜番号「3」のすべての状態情報について、それぞれステップS2105の処理を実行することを意味している。
次に、上記で説明したステップS2105の処理の詳細について、図22を用いて説明する。以降では、図20(a)に示す番号「1」の状態情報について、ステップS2105の処理を実行する場合について説明する。
ステップS2201において、予測モデル作成部104は、「後続のイベント列」の先頭のイベントを、「現在のイベント列」の末尾に移動させた状態情報を作成する。
より具体的には、後続のイベント列「ABCD」の先頭のイベント列「A」を、現在のイベント列「なし」の末尾に移動させた状態情報、すなわち、後続のイベント列が「BCD」、現在のイベント列が「A」である状態情報を作成する。
ステップS2202において、予測モデル作成部104は、「現在のイベント列」の末尾のイベントから「後続のイベント」の末尾のイベントまでの距離を算出し、この距離を上記のステップS2201で作成した状態情報に設定する。そして、作成した状態情報に「番号」を付与し、予測モデルに追加する。
より具体的には、図23(a)に示すように、「現在のイベント列」の末尾のイベント「A」から「後続のイベント列」の末尾のイベント「D」までの時間を算出し、これを距離Lとする。すなわち、イベント「B」が発生した時刻とイベント「A」が発生した時刻との差をt、イベント「C」が発生した時刻とイベント「B」が発生した時刻との差をt、イベント「D」が発生した時刻とイベント「C」が発生した時刻との差をtとした場合、距離L=t+t+tと算出する。そして、この状態情報を番号「4」として図20に示す予測モデルに追加する。
ステップS2203において、予測モデル作成部104は、上記のステップS2202で作成した状態情報の「後続のイベント列」のイベント数が1であるか否かを判定する。「後続のイベント列」のイベント数が1でない場合、ステップS2201に戻る。一方で、「後続のイベント列」のイベント数が1である場合、処理を終了させる。すなわち、図22に示す一連の処理により、予測モデル作成部104は、図20(b)に示す番号「5」の状態情報及び距離L、並びに番号「6」の状態情報及び距離Lを作成し、予測モデルに追加する。このとき、距離L及び距離Lは、それぞれ図23(b)及び図23(c)に示すように、それぞれL=t+t、L=tで算出される。
上記と同様に、図22(a)に示す番号「2」の状態情報について、図22に示す一連の処理が行われることにより、図20(c)に示す状態情報及び距離が予測モデルに追加される。また、同様に、図20(a)に示す番号「3」の状態情報について、図22に示す一連の処理が行われることにより、図20(d)に示す状態情報及び距離が予測モデルに追加される。このようにして、本実施形態では、「予測」フェーズにおいて、予測対象アラームを予測するための予測モデルが作成される。
なお、図22のステップS2202において、図23に示したようにイベントが発生した時刻の差に基づいて距離を算出したが、これに限られず、例えばイベントが発生した時刻の差に所定の重み付けを行って距離を算出してもよい。すなわち、図24(a)に示すように、イベント情報記憶部110において「A」が出現する回数を「C」、「AB」が出現する回数を「C」、「ABC」が出現する回数を「C」、「ABCD」が出現する回数を「C」とする。このとき、距離Lを以下の式により算出しても良い。なお、このような出現回数は、既知の文字列検索の手法を用いれば良い。
Figure 0006358401
また、同様に、図24(b)に示すように、距離Lを以下の式により算出しても良い。
Figure 0006358401
また、同様に、図24(c)に示すように、距離Lを以下の式により算出してもよい。
Figure 0006358401
以上のことは、距離L〜L10についても同様である。すなわち、例えば距離L及び距離Lについては、イベント情報記憶部110において「A」が出現する回数、「AB」が出現する回数、「ABD」が出現する回数に基づく係数(重み付け係数)を用いて、上記で説明したのと同様に重み付けを行えばよい。例えば距離L及び距離L10については、イベント情報記憶部110において「B」が出現する回数、「BC」が出現する回数、「BCD」が出現する回数を用いて、上記で説明したのと同様に重み付けを行えば良い。このように、距離算出式において出現回数で重みづけすることにより、出現頻度が大きいイベント列は重要度が大きいという価値評価を、算出される距離の値に反映することができる。
≪アラーム予測処理≫
次に、「モデル作成」フェーズで作成された予測モデルに基づいて、アラームの発生を予測する「予測」フェーズの処理について、図25を用いて説明する。図25は、第五の実施形態に係るアラーム予測処理の一例のフローチャートである。なお、以降では、「モデル作成」フェーズで作成された予測モデルは、図20に示す予測モデルであるものとして説明する。
ステップS2501において、アラーム予測部107は、予測モデル記憶部120に格納されている予測モデルに含まれる状態情報のうち、最大の距離が設定されている状態情報の番号を取得する。そして、アラーム予測部107は、取得した番号を状態情報番号130として、例えばRAM14等のメモリに保持する。
より具体的には、アラーム予測部107は、図20に示す予測モデルから最大の距離が設定されている状態情報の番号「1」、「2」、及び「3」を取得する。そして、アラーム予測部107は、取得した番号を状態情報番号130として保持する。したがって、このとき、状態情報番号130は{1、2、3}である。
ステップS2502において、アラーム予測装置10は、機器制御装置30からイベント信号を受信する。
ステップS2503において、記号化部101は、機器制御装置30から受信したイベント信号を、予め定められた所定の記号に変換する。そして、記号化部101は、記号化したイベント信号(イベント)をイベント情報記憶部110に格納する。ここで、本ステップにおいてイベント情報記憶部110に格納したイベントを、便宜上、「判定対象イベント」と表す。
ステップS2504において、アラーム予測部107は、判定対象イベントと、状態情報番号130として保持している番号の状態情報の「後続のイベント列」の先頭のイベントとが一致するか否かを判定する。判定対象イベントが状態情報番号130として保持しているいずれかの番号の状態情報の「後続のイベント列」の先頭のイベントと一致する場合は、ステップS2505に進む。一方で、判定対象イベントが状態情報番号130として保持しているすべての番号の状態情報の「後続のイベント列」の先頭のイベントと一致しない場合は、ステップS2501に戻る。
より具体的には、例えば状態情報番号130として保持している番号が{1、2、3}、判定対象イベントが「A」である場合、アラーム予測部107は、番号「1」及び「2」の「後続イベント列」の先頭イベント「A」と一致すると判定する。同様に、例えば判定対象イベントが「B」である場合、アラーム予測部107は、状態情報番号130として保持している番号{1、2、3}のうち、番号「3」の「後続イベント列」の先頭イベント「B」と一致すると判定する。他方、判定対象イベントが「C」である場合、アラーム予測部107は、状態情報番号130として保持している番号{1、2、3}のすべての番号の状態情報の「後続イベント列」の先頭イベントとも一致しないと判定する。
ステップS2205において、アラーム予測部107は、上記のステップS2504で一致しないと判定された状態情報の番号を状態情報番号130から削除する。また、アラーム予測部107は、状態情報番号130において、上記のステップS2504で一致すると判定された状態情報の番号を、当該番号の状態情報の「後続のイベント列」の先頭のイベントを「現在のイベント列」の末尾に移動させた状態情報の番号に更新する。
より具体には、例えば状態情報番号130として保持している番号が{1、2、3}、一致すると判定された状態情報の番号が「1」及び「2」、一致しないと判定された状態情報の番号が「3」である場合、アラーム予測部107は状態情報番号130から「3」を削除する。また、アラーム予測部107は、番号「1」を、当該番号の状態情報の「後続のイベント列」の先頭イベント「A」を「現在のイベント列」の末尾に移動させた状態情報の番号「4」に更新する。同様に、アラーム予測部107は、番号「2」を、当該番号の状態情報の「後続のイベント列」の先頭イベント「A」を「現在のイベント列」の末尾に移動させた状態情報の番号「7」に更新する。したがって、これにより状態情報番号130として保持している番号は、{4、7}となる。
同様に、例えば状態情報番号130として保持している番号が{4、7}、一致すると判定された状態情報の番号が「4」及び「7」である場合、アラーム予測部107は、番号「4」を、当該番号の状態情報の「後続のイベント列」の先頭イベント「B」を「現在のイベント列」の末尾に移動させた状態情報の番号「5」に更新する。また、アラーム予測部107は、番号「7」を、当該番号の状態情報の「後続のイベント列」の先頭イベント「B」を「現在のイベント列」の末尾に移動させた状態情報の番号「8」に更新する。したがって、これにより状態情報番号130として保持している番号は、{5、8}となる。
ステップS2506において、アラーム予測部107は、状態情報番号130として保持している番号の状態情報を予測モデル記憶部120から取得する。そして、アラーム予測部107は、取得した状態情報を含む予測結果を監視装置20に送信して、例えば図26に示すようなアラーム予測画面G500を表示させる。
すなわち、監視装置20には、予測結果に含まれる状態情報の「現在のイベント列」及び「後続のイベント列」が表示される。図26に示すアラーム予測画面G500では、番号「5」及び番号「8」の状態情報を含む予測結果を監視装置20に送信した場合のアラーム予測画面を示している。
また、図26に示すアラーム予測画面G500には、「アラーム発生までの予測時間」が表示される。これは、予測結果に含まれる状態情報の距離の最大、最小、及び平均である。図26に示すアラーム予測画面G500では、「最大」として番号「5」の状態情報の距離L(=20分)が、「最小」として番号「8」の状態情報の距離L(=10分)、及び距離Lと距離Lの「平均」(=15分)が表示されている。これにより、例えばプラント等のオペレータは、監視装置20に表示されたアラーム予測画面G500により、発生した現在のイベント列と、予測対象アラームが発生する場合に、発生する可能性がある後続のイベント列とを知ることができる。さらに、例えばプラント等のオペレータは、予測対象アラームが発生する場合の最大、最小、及び平均の予測時間を知ることができる。
以上により、例えばプラント等のオペレータ等のユーザは、例えば図26に示すアラーム予測画面G500に表示された発生する可能性がある後続のイベント列と、予測対象アラームが発生するまでの予測時間とに基づき、予測対象アラームの発生を防止又は回避するための対応を行うことができるようになる。
なお、上記のステップS2506において、アラーム予測部107は、状態情報毎の予測信頼性を含む予測結果を監視装置20に送信して、例えば図27に示すようなアラーム予測画面G600を表示させても良い。
すなわち、監視装置20には、図26に示すように、さらに、状態情報毎の「予測信頼性」が表示されたアラーム予測画面G600が表示されても良い。ここで、予測信頼性は、例えば、状態情報を、第一の実施形態における予測モデルとした場合に、当該予測モデルの誤予測率及び予測漏れ率とすれば良い。したがって、アラーム予測部107は、予測モデル記憶部120から取得した状態情報と、取得された状態情報の誤予測率及び予測漏れ率とを含む予測結果を監視装置20に送信すれば良い。
これにより、例えばプラント等のオペレータ等のユーザは、例えば図27に示すアラーム予測画面G600に表示された「予測信頼性」に基づいて、予測対象アラームの発生や当該予測対象アラームが発生するまでの予測時間の信頼性を知ることができるようになる。
なお、誤予測率及び予測漏れ率は、例えば、状態情報を、第一の実施形態における予測モデルとした場合に、第一の実施形態と同様の方法により、予測モデル評価部105により算出される。ただし、予測信頼性は、誤予測率及び予測漏れ率に限られず、例えば、正解率や不正解率、適合率/精度、感度/真陽性率/検出率、特異度/真陰性率、偽陽性率、偽陰性率等の指標であっても良い。
ステップS2507において、アラーム予測部107は、状態情報番号130として保持している番号の状態情報のいずれかの距離が、予め設定された所定の閾値以下であるか否かを判定する。所定の閾値以下の距離が存在しない場合、ステップS2502に戻る。一方で、所定の閾値以下の距離が存在する場合、ステップS2508に進む。
ステップS2508において、アラーム予測部107は、予測対象アラームの発生が近いことを示す通知を監視装置20に送信する。監視装置20は、当該通知を受け取ると、例えばアラーム予測画面において、予測対象アラームの発生が近いことを示すメッセージを表示させる。これにより、例えばプラント等のオペレータは、予測対象アラームの発生が近いことを知ることができる。なお、監視装置20は、例えば、予測対象アラームの発生が近いことを示す警告音等を発しても良い。
<まとめ>
以上のように、第一の実施形態に係るアラーム予測システム1では、時系列データとして蓄積されているイベントに基づき、指定されたアラームを予測するための予測モデルを作成する。しかも、このとき、作成された予測モデルの予測漏れ率や誤予測率等の評価値をユーザに提示する。したがって、ユーザは、作成された予測モデルが所望の予測精度を有するか否かを、当該予測モデルに基づく予測を行う前に知ることができる。
また、第二の実施形態及び第三の実施形態に係るアラーム予測システム1では、時系列データと蓄積されているイベントに基づき、指定されたアラームを予測するための予測モデルを、複数作成する。このとき、第一の実施形態と同様に、作成された複数の予測モデルの予測漏れ率や誤予測率等の評価値をユーザに提示する。したがって、ユーザは、作成された複数の予測モデルから所望の予測精度を有する予測モデルを選択することがきる。
また、第四の実施形態に係るアラーム予測システム1では、イベントが発生する時間間隔をも考慮した予測モデルを、クラスタリングの手法を用いて作成する。これにより、予測精度の高い予測モデルを作成することができる。
さらに、第五の実施形態に係るアラーム予測システム1では、指定されたアラームを予測するための予測モデルを作成すると共に、予測対象アラームが発生する場合に、発生する可能性があるイベント列や発生するまでの時間等の情報を提示する。したがって、ユーザは、提示された情報に基づき、予測対象アラームの発生を防止又は回避するための対応を行うことができるようになる。
なお、本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1 アラーム予測システム
10 アラーム予測装置
20 監視装置
30 機器制御装置
40 機器
101 記号化部
102 予測対象アラーム設定部
103 イベント列抽出部
104 予測モデル作成部
105 予測モデル評価部
106 表示制御部
107 アラーム予測部
110 イベント情報記憶部
120 予測モデル記憶部
130 状態情報番号

Claims (16)

  1. 機器又は設備の出力する時系列のイベント情報に基づいて異常の発生を予測するアラーム予測装置であって、
    時系列に従って所定の記憶領域に予め記憶されている複数のイベント情報から、予測対象の異常の発生を示す予測対象イベント情報を末尾に含む第1のイベント情報の列を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記第1のイベント情報の列から前記予測対象イベント情報を除いた第2のイベント情報の列を抽出し、該第2のイベント情報の列に基づき予測モデルを作成するモデル作成手段と、
    前記モデル作成手段により作成されたモデルの評価値を表示装置に表示させる表示手段と
    を有するアラーム予測装置。
  2. 前記抽出手段は、
    時系列に従って所定の記憶領域に予め記憶されている複数のイベント情報から、予測対象の異常の発生を示す予測対象イベント情報を末尾に含む複数の第1のイベント情報の列を抽出し、
    前記モデル作成手段は、
    前記複数の第1のイベント情報の列のそれぞれから前記予測対象イベント情報を除いた複数の第2のイベント情報の列を抽出し、該複数の第2のイベント情報の列に基づき複数の予測モデルを作成する、請求項1記載のアラーム予測装置。
  3. 前記抽出手段は、1以上であって、予め指定された所定の長さ以下のすべての前記複数の第1のイベント情報の列を抽出する、請求項2記載のアラーム予測装置。
  4. 前記所定の記憶領域に予め記憶されている前記複数のイベント情報において、前記第1のイベント情報の列が出現する第1の出現回数を算出する第1の算出手段と、
    前記所定の記憶領域に予め記憶されている複数のイベント情報において、前記予測対象イベント情報の前に前記第2のイベント情報の列以外のイベント情報の列が出現する第2の出現回数を算出する第2の算出手段と、
    前記所定の記憶領域に予め記憶されている複数のイベント情報において、前記第2のイベント情報の列の後に前記予測対象イベント情報以外のイベント情報が出現する第3の出現回数を算出する第3の算出手段とを有し、
    前記表示手段は、
    前記第1の出現回数、前記第2の出現回数、及び前記第3の出現回数を、前記モデル作成手段により作成されたモデルの評価値として表示装置に表示させる、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のアラーム予測装置。
  5. 前記第1の出現回数及び前記第2の出現回数に基づき、前記予測対象イベント情報の前に前記第2のイベント情報の列以外のイベント情報の列が出現する確率を示す予測漏れ率を算出する第4の算出手段と、
    前記第1の出現回数及び前記第2の出現回数に基づき、前記第2のイベント情報の列の後に前記予測対象イベント情報以外のイベント情報が出現する確率を示す誤予測率を算出する第5の算出手段とを有し、
    前記表示手段は、
    さらに、前記予測漏れ率及び前記誤予測率を表示させる、請求項4記載のアラーム予測装置。
  6. 前記所定の記憶領域に予め記憶されている複数のイベント情報のうち、前記モデル作成手段により抽出された前記第2のイベント情報の列と同一のイベント情報の列に含まれる各イベント情報について、該各イベント情報が発生した時間の間隔に基づき、前記同一のイベント情報の列を分類して第3のイベント情報の列を抽出する分類手段を有し、
    前記第1の算出手段は、
    前記分類手段により抽出されたそれぞれの第3のイベント情報について、該第3のイベント情報の後に前記予測対象イベント情報が出現する第1の出現回数を算出し、
    前記第3の算出手段は、
    前記分類手段により抽出されたそれぞれの第3のイベント情報について、該第3のイベント情報の列の後に前記予測対象イベント情報以外のイベント情報が出現する第3の出現回数を算出する、請求項4又は5に記載のアラーム予測装置。
  7. 機器又は設備の出力する時系列のイベント情報に基づいて異常の発生を予測するアラーム予測装置であって、
    時系列に従って所定の記憶領域に予め記憶されている複数のイベント情報から、予測対象の異常の発生を示す予測対象イベント情報を末尾に含む第1のイベント情報の列を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記第1のイベント情報の列から前記予測対象イベント情報を除いた第2のイベント情報の列を抽出し、該第2のイベント情報の列に基づき予測モデルを作成するモデル作成手段と、
    前記モデル作成手段により作成された予測モデルと、前記機器又は設備から出力された時系列のイベント情報とに基づいて、該予測モデルにおいて前記予測対象イベント情報が発生するまでの間に前記機器又は設備から出力が予測されるイベント情報を表示させる予測手段と
    を有するアラーム予測装置。
  8. 前記モデル作成手段は、
    前記第2のイベント情報の列を、第3のイベント情報の列と第4のイベント情報の列とに分割し、前記第3のイベント情報の列の末尾のイベント情報から前記予測対象イベント情報までの距離を算出して、前記第3のイベント情報の列と、前記第4のイベント情報の列と前記距離とに基づき予測モデルを作成し、
    前記予測手段は、
    さらに、前記距離を表示させる、請求項7記載のアラーム予測装置。
  9. 前記距離は、前記作成された予測モデルにおいて、前記第3のイベント情報の列と同一のイベント情報の列が前記機器又は設備から出力された場合に、前記予測対象イベント情報が発生するまでの時間である、請求項8記載のアラーム予測装置。
  10. 前記予測手段は、
    前記距離に基づき、前記予測対象イベント情報が発生するまでの最大時間、最小時間、及び平均時間を算出し、該最大時間、最小時間、及び平均時間を表示させる、請求項9記載のアラーム予測装置。
  11. 前記距離は、前記作成された予測モデルにおいて、前記第3のイベント情報の列と同一のイベント情報の列が前記機器又は設備から出力された場合に、前記予測対象イベント情報が発生するまでの時間と、前記第2のイベント情報の列から算出される所定の係数とに基づき算出される、請求項8記載のアラーム予測装置。
  12. 前記予測手段は、
    前記表示された距離が、予め設定された所定の閾値以下である場合、前記予測対象イベント情報の発生を予測することを示す通知を行う、請求項8ないし10のいずれか1項に記載のアラーム予測装置。
  13. 機器又は設備の出力する時系列のイベント情報に基づいて異常の発生を予測するアラーム予測装置に用いられるアラーム予測方法であって、
    時系列に従って所定の記憶領域に予め記憶されている複数のイベント情報から、予測対象の異常の発生を示す予測対象イベント情報を末尾に含む第1のイベント情報の列を抽出する抽出手順と、
    前記抽出手順により抽出された前記第1のイベント情報の列から前記予測対象イベント情報を除いた第2のイベント情報の列を抽出し、該第2のイベント情報の列に基づき予測モデルを作成するモデル作成手順と、
    前記モデル作成手順により作成されたモデルの評価値を表示装置に表示させる表示手順と
    を有するアラーム予測方法。
  14. 機器又は設備の出力する時系列のイベント情報に基づいて異常の発生を予測するアラーム予測装置に用いられるアラーム予測方法であって、
    時系列に従って所定の記憶領域に予め記憶されている複数のイベント情報から、予測対象の異常の発生を示す予測対象イベント情報を末尾に含む第1のイベント情報の列を抽出する抽出手順と、
    前記抽出手順により抽出された前記第1のイベント情報の列から前記予測対象イベント情報を除いた第2のイベント情報の列を抽出し、該第2のイベント情報の列に基づき予測モデルを作成するモデル作成手順と、
    前記モデル作成手順により作成された予測モデルと、前記機器又は設備から出力された時系列のイベント情報とに基づいて、該予測モデルにおいて前記予測対象イベント情報が発生するまでの間に前記機器又は設備から出力が予測されるイベント情報を表示させる予測手順と
    を有するアラーム予測方法。
  15. 機器又は設備の出力する時系列のイベント情報に基づいて異常の発生を予測するアラーム予測装置を、
    時系列に従って所定の記憶領域に予め記憶されている複数のイベント情報から、予測対象の異常の発生を示す予測対象イベント情報を末尾に含む第1のイベント情報の列を抽出する抽出手段、
    前記抽出手段により抽出された前記第1のイベント情報の列から前記予測対象イベント情報を除いた第2のイベント情報の列を抽出し、予測モデルを作成するモデル作成手段、
    前記モデル作成手段により作成されたモデルの評価値を表示装置に表示させる表示手段
    として機能させるためのプログラム。
  16. 機器又は設備の出力する時系列のイベント情報に基づいて異常の発生を予測するアラーム予測装置を、
    時系列に従って所定の記憶領域に予め記憶されている複数のイベント情報から、予測対象の異常の発生を示す予測対象イベント情報を末尾に含む第1のイベント情報の列を抽出する抽出手段、
    前記抽出手段により抽出された前記第1のイベント情報の列から前記予測対象イベント情報を除いた第2のイベント情報の列を抽出し、該第2のイベント情報の列に基づき予測モデルを作成するモデル作成手段、
    前記モデル作成手段により作成された予測モデルと、前記機器又は設備から出力された時系列のイベント情報とに基づいて、該予測モデルにおいて前記予測対象イベント情報が発生するまでの間に前記機器又は設備から出力が予測されるイベント情報を表示させる予測手段
    として機能させるためのプログラム。
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