JPH0736640Y2 - 脱水洗濯機の乾燥機露結水路装置 - Google Patents

脱水洗濯機の乾燥機露結水路装置

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JPH0736640Y2
JPH0736640Y2 JP1988109429U JP10942988U JPH0736640Y2 JP H0736640 Y2 JPH0736640 Y2 JP H0736640Y2 JP 1988109429 U JP1988109429 U JP 1988109429U JP 10942988 U JP10942988 U JP 10942988U JP H0736640 Y2 JPH0736640 Y2 JP H0736640Y2
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JP
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dew condensation
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康志 荒木
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Sanyo Electric Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、脱水洗濯機の上方に設置される除湿式乾燥
機からの露結水を洗濯機外槽内へ導く脱水洗濯機の乾燥
機露結水路装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、この種の脱水洗濯機の乾燥機露結水路装置として
は、洗濯機外槽に設けた溢水路への露結水路部は、露結
水の滴下する面を滴下流出する方向へ傾斜させ、滴下流
出する末端部へは凹状の水路を形成しながら、水路幅を
狭くし、先端部にのみ残したほぼ垂直な面を滴下する水
の表面張力作用を利用して真下の溢水路へ落下流出させ
るように構成されていた(例えば、実公昭63−5678号公
報参照)。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかし、従来の技術で示された乾燥機露結水路装置で
は、脱水時に洗濯槽兼脱水槽が回転して風を起こすと、
この風により露結水路部の先端部から滴下する露結水が
外槽受カバーの外側に吹き飛ばされて床面を濡らす問題
点があった。
さりとて、この問題点を解決するため、除湿式乾燥機か
らの露結水をパイプによって下部の排水管へ導くように
すると、コストが割高になるだけでなく、洗濯機の振動
に対する保証も不十分になるという別の問題点が発生す
る。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、除湿式乾燥機からの露結水を脱
水槽が回転したときに起こる風の影響を殆んど受けずに
洗濯機外槽内へ導くことができる脱水洗濯機の乾燥機露
結水路装置を提供しようとするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 この考案は、洗濯機本体を覆う本体カバーの上面部に除
湿式乾燥機の露結水を導く開口穴を設け、前記露結水を
洗濯槽兼脱水槽を内装する外槽内へ導く導水路を前記開
口穴の下側に配設し、露結水が滴下する導水路(先端部
の前方に)導水路の底壁より下側に延びる風防止壁を設
けた脱水洗濯機の乾燥機露結水路装置である。
導水路先端部の前方に設けられる風防止壁は、導水路と
一体成形により形成することが好ましい。
そして、風防止壁は、価格面で許される範囲内で、導水
路の底壁より下側に長くすればする程、脱水槽の回転時
に発生する風の悪影響を少なくすることができる。
(ホ)作用 上記構成の装置において、除湿式乾燥機で脱水しながら
洗濯機の洗濯槽兼脱水槽を回転すると、導水路先端部の
前方に設けられた風防止壁は、洗濯槽兼脱水槽の回転に
よって起こされる風が導水路から滴下する露結水を吹き
飛ばすのを妨げ、露結水が洗濯機の外槽内にに確実に導
かれるように動く。
(へ)実施例 この考案を、まず第1図〜第3図に示す実施例に基づき
詳述する。しかし、これによってこの考案が限定される
ものではない。
第1図は、この考案が適用された脱水洗濯機の全体的な
構成を示す縦断側面図(第12図参照)で、洗濯機本体1
の背面に取り付けられた逆L形のユニット台2の上側に
除湿式乾燥機3が設けられている。洗濯機本体1内に
は、洗濯槽兼脱水槽4を内装した外槽5が設けられ、外
槽5の上部に、溢水口7を備えた外槽カバー6が取り付
けられている。8は洗濯槽兼脱水槽4とその底部に設置
されるパルセータ9の回転を切り換えるクラッチ部で、
このクラッチ部8は、ベルト11を介して連結されるモー
タ10により駆動される。外槽5の底壁外周部から下向き
に突出する排水短管12には、排水バルブ13を介して排水
ホース14が接続されている。外槽カバー6の溢水口7の
下側に、溢水口7から落下する水を排水バルブ13に導く
溢水路15が外槽5内に、つまり外槽5の外壁と一体に形
成されている。
除湿式乾燥機3の底面には可撓式排水管16の一端が接続
され、可撓式排水管16の他端は、洗濯機本体1の上面を
覆う本体カバー17の上面に設けられた開口穴(通孔)18
内に挿入保持されている。本体カバー17内に配設され
た、後述する露結水を外槽5内へ導く導水路としてのド
レンホース19は、前記開口穴18を形成する下向きの突出
短管20に結合されている。
第2図はドレンホース19の構成の一例を示したもので、
ドレンホース19は断面U形に形成されており、ドレンホ
ース19の底壁19aは、先端側に向けて斜め下向きに傾斜
されている。底壁19aの先端には、除湿式乾燥機3から
の露結水を外槽カバー6の溢水口7に落下させる開口21
が設けられている。開口21の前方には、底壁19aより下
側に延びる風防止壁22がドレンホース19の両側壁19bと
一体に形成されている。ドレンホース19の底壁19aは、
開口21の手前側の先端に水案内用の下向きの折り曲げ片
19cが形成されている他、基端側に側壁19bの高さより低
い液溜めリブ19bが突設されている。
ドレンホース19は、第3図に示す構成としてもよい。こ
の場合、風防止壁22は、断面U形のドレンホース19の先
端で底壁19aより上方に位置する一対のアーム23,23によ
り側壁19bにより保持されている。
この考案の装置は上記のように構成されているので、除
湿式乾燥機3で衣類等を乾燥しながら洗濯槽兼脱水槽4
を回転すると、ドレンホース19の先端部前方に設けられ
た風防止壁22は、洗濯槽兼脱水槽4が回転したときに発
生する風がドレンホース19の開口21から落下する落下直
後の露結水に作用するのを妨げるだけでなく、落下中の
露結水に作用する時間も大幅に減少する。
このため、ドレンホース19より落下する除湿式乾燥機3
からの露結水は、洗濯または脱水時の回転により起こる
風によって外槽カバー6の外側に吹き飛ばされて床面を
濡らすことがなくなり、ドレンホース19の開口21から外
槽カバー6に落下し、溢水口7から溢水路15に導かれ、
排水バルブ13を通って排水ホース14から機外に排出され
る。
上記実施例においては、風防止壁22はドレンホース19と
一体に形成する場合について説明したが、ドレンホース
19と別個に形成された風防止壁22をドレンホース19に取
り付けるようにしてもよい。
なお、風防止壁22は、ドレンホース19の底壁19aより下
側に突出させる長さを長くすればする程、洗濯または脱
水時の風の影響を少なくすることができる。
上記実施例によれば、ドレンホース19から落下する露結
水に作用する風の影響を少なくすることができるが、外
槽カバー6に落下した露結水を溢水口7から効率的に溢
水路15に導きたい場合には、外槽カバー6を次の構成と
すればよい。
即ち、第4図に示す如く、ドレンホース19の下側に位置
する外槽カバー6の周辺部に外側に向けて張り出す膨出
部6aを形成し、この膨出部6aの全体に格子状の穴24を多
数設ける。
外槽カバー6を上記のように構成した場合、外槽カバー
6の受皿部に数個の穴しか設けられていなかった従来の
場合に比べて、開口面積が大きくなった分だけ、ドレン
ホース19から落下する露結水を水はねすることなく外槽
カバー6の下側の溢水路15に効率良く導くことができ、
水はねした場合に床面を濡らしていた不都合も解消する
ことができる。この作用効果は、露結水が多量に流れて
きたときや、洗濯または脱水時の振動時にも、露結水が
水しぶきとなってフレーム等に飛び散り床面を濡らすの
を効果的に防止する。
なお、この種脱水洗濯機においては、可撓式排水管16
は、刃物でカットした開口穴18に差し込まれていたが、
この方式では、開口穴18のカットに刃物が必要であり、
カット操作をあやまると、刃物によって怪我したり製品
を傷付けることがある。また、除湿式乾燥機3の不使用
時においては、開口穴18は開いたままとなって外観が見
苦しくなるだけでなく、脱水洗濯機を室外に設置してい
る場合には、開口穴18から雨水やホコリが入り製品を汚
すという不都合がある。
このような不都合を解消するためには、第7図に示すよ
うなL形キャップ25を第8〜10図のごとく、本体カバー
17に設けられたL形開口部26に枢支すればよい。本体カ
バー17の後部にカットされるL形開口部26は、折り曲げ
部分にリブ27,27が形成され、その対応する位置に軸28,
28が突出されている。L形キャップ25の折り曲げ部にも
リブ29,29が形成され、軸28,28と対応するリブ29,29の
位置に軸穴30,30が設けられている。
L形キャップ25の取り付けは、リブ29,29を弾性変形さ
せて軸穴30,30をリブ27,27の軸28,28に嵌め込む。除湿
式乾燥機3の使用に際しては、第10図のごとく、開口穴
18を閉じているL形キャップ25の一端に矢印A方向の押
圧力を作用させてL形キャップ25を軸28,28のまわりに9
0度回転して開口穴18を開き、開かれた開口穴18に可撓
式排水管16の先端を差し込めばよい。除湿式乾燥機3の
使用が終了すると、第11図のごとく可撓式排水管16の先
端を開口穴18から抜け出し、L形キャップ25の上端に矢
印B方向の力を作用させてL形キャップ25を軸28,28の
まわりに回転して閉じればよい。
L形キャップ25の取り付けを容易にするには、各リブ2
7,29の肉厚を他より薄くして弾性変形し易くすればよ
く、また、軸28と軸穴30はそれぞれ反対側のリブ29と27
に設けてもよい。
上記構成のL形キャップ25を取り付けると、除湿式乾燥
機3を使用しないときにも開口穴18を閉じて外観の見場
を良くし、脱水洗濯機を室外に設置した場合にも、開口
穴18から雨水やホコリが入り製品を汚すのを防止するこ
とができる。しかも、L形開口部26に枢支されたL形キ
ャップ25は紛失の恐れがなく、開閉も容易であるため、
開口穴18をカットする刃物は不必要となり、カット操作
をあやまって怪我をしたり製品を傷付けるおそれもなく
すことができる。
(ト)考案の効果 この考案は、乾燥機からの露結水を洗濯機の外槽内に導
く導水路先端部の前方に導水路の底壁より下側に延びる
風防止壁を設けたものであるから、洗濯または脱水時の
回転により起こる風によっても、導水路から落下する露
結水は吹き飛ばされることなく洗濯機外槽内から機外に
排出され、床面の濡れるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す乾燥機付脱水洗濯機
の縦断側面図、第2図はそのドレンホースの縦断側面
図、第3図は、この考案の異なる実施例を示すドレンホ
ースの斜視図、第4図は改良された外槽カバーの平面図
とその要部拡大図、第5図は格子状の穴を示す斜視図、
第6図は外槽カバーの要部断面図、第7図はL形キャッ
プの斜視図、第8図はL形キャップが閉じられた状態の
本体カバーの要部平面図、第9図は同閉じられた状態の
要部側面図、第10図は第8図のX−X断面図、第11図は
L形キャップが開放された状態の本体カバーを示す前図
相当図、第12図は第1図に示す実施例の全体構成を説明
する斜視図である。 1……洗濯機本体、3……除湿式乾燥機、4……洗濯槽
兼脱水槽、5……外槽、15……溢水路、17……本体カバ
ー、18……開口穴、19……ドレンホース(導水路)、19
a……底壁、22……風防止壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯機本体を覆う本体カバーの上面部に除
    湿式乾燥機の露結水を導く開口穴を設け、前記露結水を
    洗濯槽兼脱水槽を内装する外槽内へ導く導水路を前記開
    口穴の下側に配置し、露結水が滴下する導水路先端部の
    前方に導水路の底壁より下側に延びる風防止壁を設けた
    脱水洗濯機の乾燥機露結水路装置。
JP1988109429U 1988-08-19 1988-08-19 脱水洗濯機の乾燥機露結水路装置 Expired - Lifetime JPH0736640Y2 (ja)

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JPH0232790U JPH0232790U (ja) 1990-03-01
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JPS6021285U (ja) * 1983-07-19 1985-02-14 松下電器産業株式会社 脱水洗濯機の乾燥機露結水路装置

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