JPH0736501B2 - 音響変換器 - Google Patents

音響変換器

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JPH0736501B2
JPH0736501B2 JP59216027A JP21602784A JPH0736501B2 JP H0736501 B2 JPH0736501 B2 JP H0736501B2 JP 59216027 A JP59216027 A JP 59216027A JP 21602784 A JP21602784 A JP 21602784A JP H0736501 B2 JPH0736501 B2 JP H0736501B2
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acoustic transducer
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    • H03H9/643Means for obtaining a particular transfer characteristic the transfer characteristic being determined by reflective or coupling array characteristics
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    • H03H9/02Details
    • H03H9/02535Details of surface acoustic wave devices
    • H03H9/02637Details concerning reflective or coupling arrays
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    • H03H9/145Driving means, e.g. electrodes, coils for networks using surface acoustic waves
    • H03H9/14502Surface acoustic wave [SAW] transducers for a particular purpose
    • H03H9/14505Unidirectional SAW transducers

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  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は音響変換器に係る。
音響変換器は従来公知の技術であり、例えばH.Mettews
(編)“Surface Wave Filters",Wiley1977年に記載さ
れた電子フィルタの如き表面音響波(SAW)デバイスで
使用されている。典型的な変換器は、圧電基板上に設け
られた導体パターンを含む。この導体は長手方向に配置
された比較的広い幅の平行な2つの接触パッドの形状を
有しており、これらのパッドは、2つのパッド間の内側
に伸びる狭い幅の側部“フィンガ”を備える。このフィ
ンガは櫛歯形即ちすだれ状であり、2つのパッドのフィ
ンガが互いの間に差込まれるように構成されている。接
触パッド間に与えられたac信号は隣り合うフィンガ対間
で長手方向に出現して、圧電基板中に音響波を誘発す
る。この波は、SAW,SSBW(表面に沿うバルク波)又はそ
れ以外の同様の波のいずれでもよい。このような変換器
は櫛歯形変換器即ちIDTと指称される。
IDTを組込んだ従来のSAW又はSSBWフィルタは、小型安価
で再現性のある受動形及びプレーナ形の素子であり、10
MHz乃至1GHz又はそれ以上の周波数範囲をカバーし、グ
ループ遅延と阻止帯域の除去特性にすぐれている。しか
し乍ら、従来のSAW又はSSBW用のIDTが両指向性であるこ
と、即ち、変換器が互いに反対の方向に向う2つの音響
波を発生することは公知である。従って、2つのIDTを
組込んだ従来のSAWフィルタでは、発信変換器によって
発生した信号の一部が受信変換器を指向しないので6dB
の挿入損を有する。更に、デバイス内での音響波の多重
通路から生じトリプル・トランジット信号として知られ
たスプリアス信号が発生する。好ましくないトリプル・
トランジット信号を抑制するための標準設計の装置では
通常、挿入損が20dBに増加する。
SAWフィルタの挿入損を低減するために多くの方法が提
案されてきた。これらの方法では、多数ストリップ型結
合器をベースとする単一指向性IDT(Marshall等、Elect
ronics Letters 1971、、312−314ページ)、2ポー
ト共振器(F.G.Marshall,Proc. 1975 IEEE Ultrasonics
Symposium 290−292ページ)、多相IDT(Rosenfeld
等、Proc.28th Annual Frequency Control Symposium 2
99−303ページ)、櫛歯形IDT(M.F.Lewis,Proc.1982 IE
EE Ultrasonic Symposium 12−17ページ)、等が使用さ
れる。これら従来技術のデバイスは、基板面積が大き
い、製造が複雑である、整合回路が複雑である、実現で
きるフィルタ特性の範囲が狭い、等の種々の欠点を1つ
以上有している。
更に、(Hartman等、Proc,1982 IEEE Ultrasonics Symp
osium 40−45ページ)により、変換器フィンガの中心に
関して空間周期数からλ/8(λ=基本波長)だけオフセ
ットした素子を有する重畳した反射アレイが設けられた
IDTも提案されている。このデバイスを製造するには、
先ず圧電基板にアルミニウムを蒸着して公知の櫛歯形フ
ィンガ配置を形成し、次に第2金属蒸着プロセスで金の
反射アレイを形成する。この反射アレイは、2つの反対
方向に向うSAWの発生に帰因する3dBのIDTの双方向性損
失を低減する。この反射アレイは、不要な逆方向波を弱
め、所要の順方向波を強めるような干渉を生じさせる。
しかし乍らこのIDTの欠点は、変換フィンガと反射アレ
イとを設けるために2つの蒸着プロセスが必要なこと、
及び所望の波干渉を生じさせるにはフィンガとアレイと
の慎重な位置合せが必要なことである。
本発明の目的は、従来技術に代替し得る単一指向性櫛歯
形変換器を提供することである。
本発明によれば、櫛歯形フィンガから成る段を有するは
しご形のものとして圧電基板上に設けられており、且つ
段間の位置に配置された反射ストリップを含む音響変換
器であって、各反射ストリップは変換器フィンガ中心か
らnλ/2だけ離れたそれぞれの位置から実質的にλ/8+
δだけオフセットされており、但しλは変換器中心周波
数に対応する波長であり、nは整数であり、そしてδは
零に等しいか、又は単一指向性及びブルーミング機能を
併せて有する反射ストリップ・アレイを有する変換器の
場合には、δは(λ/4π)arcsin(M/N)に等しく、但
しMは1段当りの変換器フィンガの個数であり、Nは1
アレイ当りの反射ストリップの個数であり、NはMより
も大であることを特徴とする音響変換器が提供される。
本発明によれば、従来技術のように相互の位置合せを必
要とする2回の金属蒸着工程を必要とすること無く、1
回の金属蒸着工程によって変換器フィンガ及び反射アレ
イを基板上に設けることができるとの効果を有する。
本発明は、変換器フィンガに関する半波長周期数からの
λ/8+δオフセット以外の位置にある段間の反射器を具
備するはしご形変換器に関するものではない。かかる変
換器はブレーミングによって改善された両方向性特性を
獲得する目的のものとして公知のものであり、λ/4オフ
セットを用いるものである。ヨーロッパ特許公開公報第
EP−A−0,057,555号を参照されたい。変換器ブルーミ
ングについては後述する。
本発明に係る変換器は2つよりも多い段を有することが
でき、各段間スペースに平行スリップから成る反射アレ
イが夫々設けられている。各ストリップは、変換器フィ
ンガの中心から1/2波長の整数倍だけ隔間した各位置か
ら実質的にλ/8だけオフセットしている。但し、λは変
換器の基本周波数に対応する波長である。変換器は更
に、段の外部に設けられた付加的な平行反射ストリップ
を備えていてもよい。任意の所望の変換特性を得るため
に変換フィンガの長さ及び反射ストリップの長さ又はそ
のいずれかにはウエイトをかけてもよい。
互いに近付く方向又は互いに遠去かる方向の音響波を送
受信するためにこの2つの変換器を同一基板上に配設し
てもよく、前者は帯域フィルタ、後者は帯域消去フィル
タを構成する。
不要音響波を吸収するための吸音器が変換器の基板に設
けられていてもよい。
この変換器は、空間周期性であってもよく、即ち一定間
隔ずつ離間した段を有していてもよく、又は非周期性で
あってもよく、もしくは変周期性であってもよい。
変換器がウエイトをかけたフィンガ・オーバーラップを
有していてもよい。フィンガ・オーバーラップは、ゼロ
のオーバーラップに対応する領域に配置された反射器に
関する矩形関数のサンプルド・フーリエ変換に従って変
化する。このような変換器2つが1つの基板上に形成さ
れて帯域フィルタ又は帯域消去フィルタを構成し得る。
本発明をより十分に理解するために、添付図面に示す非
限定具体例を以下に詳細に説明する。
第1図は、SAWフィルタを形成すべく配置された本発明
の2つの音響変換器10の概略図である。この図は一定の
比例に応じて描かれたものではない。各変換器10は上下
に各1つの幅の広い2つの長手方向接触パッド11,12を
有する。上部パッド11は、内側に伸びる幅の狭いフィン
ガの対14を有しており、下部パッド12は1つずつ離れた
フィンガ15を有する。パッド11,12とフィンガ14,15と
は、(図示しない)圧電基板に対してアルミニウム蒸着
とホトリソグラフィとを順次行なうことによって形成さ
れる。フィンガ14,15は櫛歯形で互いに組合わせて配置
されており、一定間隔ずつ離間したフィンガ・グループ
16を形成している。フィンガ・グループ16は、接触パッ
ド11,12を支柱とするはしごの段を構成すると考えるこ
とができる。このように、はしごに似た形状を有するの
で、符号10の如き形状の変換器は当業界で一般にはしご
形変換器と指称される。接触パッド11と12との間に与え
られるac信号は、隣り合う任意の2つのフィンガ14,15
即ちフィンガ対の間で長手方向に出現して、圧電基板に
音響波を発生させる。このように当業界では、フィンガ
対なる用語は、各接触パッドから1つずつ伸びる隣り合
う2つのフィンガを意味する(1つのパッドから伸びる
“スプリットフィンガ”ではない)。
変換器10は段間スペース17を有しており、該スペースに
反射アレイ18が設けられている。各変換器10は隣接変換
器とは反射側に別の反射アレイ19を有する。各反射アレ
イ18,19は幅の狭い5つの反射ストリップ20を含む。各
ストリップ20の幅は1/4λであり、隣り合うストリップ
間のギャップもまた1/4λである。λはフィルタの中心
周波数に対応する音響波長である。従って、隣り合うス
トリップ20の中心間距離はλ/2である。λは1つの変換
器に沿って変化すること及び基板の金属被覆領域と未被
覆領域とで異なる値を有することに注意されたい。これ
は当業界ではよく知られており、実際には、λは平均値
である。各変換器10の反射アレイ18,19は、別の変換器
を指向するSAW伝搬を強め、逆方向のSAW伝搬を弱めるよ
うに構成されている。このことは、後述する如く1つの
方向で強め合う干渉が生じ別の方向で弱め合う干渉が生
じるように、反射アレイ18,19を位置決めすることによ
って達成される。
次に第2図は、はしご形変換器10の一部分30をより詳細
に示す。この図もまた一定の比例に応じて描かれたもの
ではなく、第1図と等価の部分は同じ参照符号で示され
ている。分り易いように、反射ストリップ20を1つだけ
示す。セクション30は第1図の左側の変換器10に対応す
る。部分30は2つのフィンガ・グループ161,162を有し
ており、各グループの中心は夫々点線31,32で示され
る。点線33は中心31と32との間の中点を示す。中心31と
32との間の距離、即ち段間周期はPである。但し、P=
2nλで、nは整数、λは前記に定義した波長である。変
換器のセクション30は、矢印34で示されるアパーチャQ
を有しており、アパーチャQは隣り合うフィンガ14と15
とのオーバーラップによって与えられる。Qは50λ乃至
100λのオーダであり得る。反射ストリップ20は点線35
で示されるようにフィンガ・グループの中点即ち段の中
心31と32との中点33からλ/8だけオフセットして配置さ
れている。別の反射ストリップ(第1図参照)は、その
中心がストリップ20の中心から1/2λずつ離間して配置
されている。
フィンガ・グループ161によって発生し右向きに伝搬さ
れる音響波は、矢印36,37によって示される部分A,Bを含
む。部分Aは反射ストリップ20を透過し、部分Bは反射
ストリップ20によって反射される。フィンガ・グループ
162によって発生し左向きに伝搬される音響波は、矢印3
8,39によって示される部分C,Dを含む。部分Cはストリ
ップ20を透過し、部分Dはストリップ20によって反射さ
れる。
第1図及び第2図のフィルタは以下の如く動作する。周
期性反射器を含む音響反射アレイ18は、相反性対称性の
2ポートジャンクション(reciprocalsymmetrical two
−port junction)を構成する。ジャンクション損が存
在しないとき、アレイの片側即ち片方のポートの入射す
る単位振幅の波は、反射アレイの中心に関して互いに90
゜の位相差を有する透過振幅S12と反射振幅S11とを生じ
る。この結果は、IEEE 1983 SU−30 55−77ページにM.
F.Lewisが記載しているような3ポートの場合に関する
分析と同様の分析によって推論し得る。反射アレイの片
側から入射する単位振幅波は両側から入射する波の対称
及び非対称の結合に変換される。
即ち、 である。
このような特定の直交結合が選択されるのは、これらの
結合が対称又は逆対称のジャンクションによって互いに
結合されないからである。
従って、各振幅は最大強度で生じるが、位相差を伴う。
即ち として生じる。
従って、|a|=|b|のとき()と()とのス
カラー積がゼロになるので、S11=()とS12
)とが直交し90゜の位相差を有する。
透過波及び反射波間、即ちA及びB間又はC及びD間の
1/2πの位相差以外に、各反射ストリップ20がフィンガ
・グループの中心31又は32から1/2λの整数倍だけ離れ
た位置に対しλ/8だけオフセットしているために、更に
2×λ/8即ちλ/4又は1/2πの位相差が同一方向に伝搬
する透過波及び反射波間即ちA及びD間、B及びC間に
生じる。この位相差は一方向に伝搬する音波間の位相差
に付加され、他方向に伝搬する音波間の位相差から差引
かれる。ここではこれらの付加又は相殺の行なわれる方
向を規定しないが、いずれか一方向には建設的即ち付加
的干渉が、他方向には破壊的即ち相殺的干渉が存在し、
各変換器10はそれに応じて単一指向即ち一方向性特性を
示す。変換器の段161及び162での反射はここでは無視
し、後で考察する。
変換器10は相互間で音響波の送受を行うよう構成されて
いる。これら変換器は単一指向特性を有するため受波変
換器から離れていく望ましくない音響波の発生が大幅に
低下し、その結果第1図のフィルタ配置によって生じる
挿入損が大幅に減少する。
これら変換器10の単一指向特性はストリップ20の反射メ
カニズムとは無関係である。これらの特性はマス・ロー
ディング(mass−loading)、局存的効果(topographic
al effects)、圧電短絡(piezoelectric shorting)又
はこれらを組合わせた効果によるSAWデバイスでの反射
に対して認められる。
反射ストリップ20に無視し得ないような損失があるとλ
/8のオフセット状態は変化するが、すると該変換器又は
該変換器を具備するデバイスは低損失を示すことにはな
らない。従って実際にはどのデバイスでもオフセットは
実質的に即ち殆どλ/8に等しく、又は後述の如く単一指
向性とブルーミングとの双方を考慮した反射器配置の場
合と等価である。
反射ストリップ20は段間スペース17内又は各変換器10に
隣接して配置されるため、先行技術のように変換器のフ
ィンガを反射器と重ねる必要はない。従ってフィンガと
反射器とを単一の金属蒸着プロセスで配置することがで
き、フィンガ・パターンをこれに続く反射器パターンと
調心的に重ね合わせるという困難でコスト高につながる
作業は不要になる。更に、反射ストリップは相互に且つ
変換器に対して電気的に絶縁し得、或いは一緒に短絡し
得、且つ個々の装置で性能を最適化するのに適している
として必要とされれば接地することもできる。先行技術
では金の反射器が変換器フィンガに対し電気的に短絡さ
れ、前述の如き処理は不可能である。
本発明では段間反射器を任意の従来形フィンガ・グルー
プ又は段をもつはしご形変換器に使用し得る。一定の比
例に応じて描かれたものではない第3図、第4図及び第
5図には3種の形態のフィンガ・グループが夫々符号4
0,50及び60で示されている。フィンガ・グループ40はフ
ィンガが1つずつ交互に咬み合う(one into one)形の
グループである。各接触パッド41は内側に伸長した幅λ
/4のフィンガ42を2つ有している。一方のパッドのフィ
ンガと他方のパッドのフィンガとの間の各間隙、例えば
43もλ/4であり、フィンガの中心は互にλ/2だけ離れて
いる。該フィンガ・グループ40の隣には従来形の反射防
止ストリップ又はブルーミング・ストリップ44が配置さ
れている。これらストリップ44は幅及び相互間隙がλ/4
であり、λ/2のフィンガ中心相互間距離をもって空間的
に周期的に繰返えされる変換器フィンガ・パターンから
±λ/4オフセットされている。(フィンガ42の個数によ
っては、即ちフィンガ・グループからの反射の強さによ
っては、反射器44を省略し得ることもある。) フィンガ・グループ50は52の如き内側へ伸長したスプリ
ット・フィンガをもつ接触パッド51を備えている。本発
明では反射アレイ(図示せず)をスプリット・フィンガ
の各内部間隙54の中心53に関して配置する。隣接中心部
53相互間の間隔はλ/2、各フィンガ52の幅及び内部間隙
54はλ/8である。スプリット・フィンガは変換器作動周
波数で反射が生じるのを阻止する性質を有している。
フィンガ・グループ60は2つ1単位のフィンガと1つ1
単位のフィンガとが交互に咬み合う(two into one)形
のグループであって、第1接触パッド61が内側へ伸長し
たフィンガ62を1段当り4つ有し、第2接触パッド63が
2つのフィンガ64を備えている。フィンガ幅及び間隙は
λ/6である。
特定の性質をもつ変換器を得るのに必要であれば、第3
図、第4図及び第5図のフィンガ・パターンは側方へ伸
長してより大きなフィンガ・グループにすることもでき
る。
一定のフィンガ・オーバーラップを有する40,50又は60
の如き変換器に加えて、特定の変換器特性を得るべく先
行技術で使用されているようなフィンガ長ウエイティン
グ(weighting)を用いてもよい。特に、フィルタ通過
帯域の特性を向上させ且つ側波帯を縮小させるには、フ
ィンガのオーバーラップと整相(phasing)とをフーリ
エ変換に従いフィルタ変換器全体を通して変化させ得
る。このような変換器を第6図に示した。該変換器70は
接触パッド71と72の如き櫛歯形フィンガとを有してい
る。フィンガのオーバーラップ(ウエイティング)及び
整相は、矩形又は方形関数f(x)、例えばX1xx2
の時f(x)=定数であり、他の場合はf(x)=0で
あるような関数のフーリエ変換に従い、可能な限り近似
するよう配置されている。隣接し合うフィンガは大部分
が異なる接触パッド71から交互に1つずつ伸長している
が、4つの部分73では2つのフィンガが同一の接触パッ
ドから伸長している。これは方形フィルタ通過帯域にお
けるsin X/xフーリエ変換関数の隣接ローブ間の位相反
転に該当する。本発明では変換器70が単一指向特性を得
るべく付属反射ストリップ(図示せず)を具備し得、こ
の種の変換器を2つ備えたフィルタがほぼ方形の通過帯
域を有し得る。例えば変換器70は「サンプリング」され
る、即ちフィンガを省略されて、反射ストリップ配置ス
ペースを得るようにすることができる。有利には、フィ
ンガ・オーバーラップがゼロである領域73のフィンガを
省略するとよい。
変換器には更に、望ましくない音波を減衰させるべく圧
電基板上に吸収材を使用することもできる。
第7図にはニオブ酸リチウム圧電基板上に本発明の2個
のはしご形変換器811及び812を備えたSAWフィルタ80が
示されている。これら変換器は表示上の都合から実際の
デバイスよりやや狭い間隔で図示されている。変換器81
1及び812は上方接触パッド821及び822と、下方接触パッ
ド831及び832と、段841及び842の如き段を10個と、851
及び852の如き段間反射アレイとを有している。段84に
は86の如きスプリット・フィンガが5つ含まれており
(第4図参照)、各段毎に3つのフィンガが上方接触パ
ッド82から伸長し、2つが下方接触パッド83から伸長し
ている。アレイ85の反射ストリップ、例えばストリップ
87は幅及び間隙がλ/4であり、従ってストリップ相互間
にはλ/2の間隔があけられている。フィルタ中心周波数
が100MHzの場合λは34.5μmである。段から段までの周
期、又は段中心相互間距離は変換器811では8λ、変換
器812では10λである。アレイ85当りの反射ストリップ
数は変換器811が10個、変換器812が14個である。これら
変換器811及び812は夫々補助的外部反射アレイ881及び8
82をも有する。これら反射アレイはアレイ851及び852
周期的延長部である。
反射アレイ851及び852は段間スペース内の対称位置から
夫々右と左とへλ/8ずつオフセットしている。これはフ
ィンガ・グループと反射アレイの分離が変換器81の段84
の両側で異なっていることから明らかである。いずれの
場合もこのように他変換器方向へオフセットさせると、
変換器がY−Zニオブ酸リチウムにおいて互いの方向に
向う単一指向性を有することになる。即ち、変換器81は
優先的に相互間で音響波の送受を行なうことになる。こ
のような形態を「フェイス・ツー・フェイス(face to
face)」形と称する。(他の圧電材料の場合には必ずし
もこのようにはならない。何故なら、所定変換器と材料
とを出力方向に関してテストにかけなければならないか
らである。前述の説明ではこの出力方向については言及
しなかった。)このオフセットを他変換器から離れる方
向に行なえばバック・ツー・バック(back to back)形
なる形態が得られる。
第7図は実際のSWAフィルタを拡大したものである。該
フィルタの実長は反射アレイ881及び882の最も外側のス
トリップ相互間で測定して約7mmであったが、間隙は図
面の寸法から推測されるより少し大きかった。
変換器81の分離は(それが完全であれば)必ずしも臨界
的ではないが、一方の変換器の反射アレイは他方の変換
器の反射アレイの周期的延長部として配置するのが好ま
しい。
第7図のフィルタを比較フィルタと共にテストにかけ
た。この比較フィルタは同一の変換器をバック・ツー・
バック形にしたものである、即ち反射アレイが他方の変
換器から離れる方向へλ/8オフセットするようにしたも
のである。いずれの場合も変換器はY−Zニオブ酸リチ
ウム基板上にアルミニウムを蒸着して形成した。これら
フィルタをTO8容器内に配置した。接触パッドはゴール
ド・ワイヤ・ボンドを有し、厚みが0.15μmであった。
各変換器を100nHの巻線誘導子を用いてシャント同調さ
せ、50オームに達する密な整合(close match)を得
た。
テストしたフィルタの性能を第8図に3つの曲線a,b及
びcで示した。曲線a及びcはフィルタの減衰を周波数
の関数として示し、夫々フェイス・ツー・フェイス形及
びバック・ツー・バック形変換器に対応する。100MHzの
基本周波数又は中心周波数は符号90で示されており、周
波数は1目盛0.5MHzで表わされ、曲線は97MHzから103MH
zまでの範囲に亘って示されている。縦座標は1目盛が5
dBを表わす。曲線bはフェイス・ツー・フェイス形フィ
ルタ(曲線a)でのグループ遅延の変化を示す。その縦
座標は1目盛が1μ秒を表わし、基本線91では1目盛が
前記と同じ周波数を表わしている。
本発明の帯域SAWフィルタは、実際に中心最大域92即ち
通過帯域と、関連する93の如き副次的極大域をもつ曲線
aで表わされる特性を示す。該フィルタの挿入損測定値
は100MHzの基本周波数で僅か2.7dBであった。これと比
較してみると、先行技術のSAWフィルタの最小理論損失
値は約6dBであり、且つ実際には通常8〜10dBの整合損
失(matched loss)をもつ。また、92での帯域リプル
(passband ripple)はピーク・ツー・ピークで0.5dBよ
り小さく、94でのグループ遅延は約1μ秒であり、リッ
プルのピーク・ツー・ピークは約0.2μ秒である。これ
らの値はいずれもSAWフィルタにしては低い値である。
変換器の高度の単一指向性は、100MHzの基本周波数にお
ける曲線cの著るしい中央最小値95によって示される。
この最小値95は挿入損31.9dBであり、又は曲線aの対応
する最大値92の位置よりもおよそ29dBだけ低い曲線cの
フィルタに用いられたバック・ツー・バック形変換器は
100MHzにおいて互いに遠去かるものが優勢な音響波を発
信し、受信する。その結果基本周波数は強く除去され
る。この特性は帯域消去フィルタを構成するのに利用す
ることができる。
テストはさらに曲線a即ちフェイス・ツー・フェイス形
フィルタを完全な非同調配置にして行なわれた。結果と
して、通過帯域、グループ遅延のリップルはかなり大き
かったとはいえ、挿入損は依然として僅か3dBにすぎな
かった。この実施例に示すように非同調であることに比
較的不感であることは、サイズ、コストまたは振動に対
する感度を最小化する必要がある応用では重要である。
次に第9図は、不必要なマルチプル・トランジット信号
を減らすために「ブルーミング」される本発明のはしご
形変換器のセクション100を示す。用語「ブルーミン
グ」及びこれに類する表現は、反射防止コーティングを
もつレンズの光学的ブルーミングとの類推で使用してい
る。セクション100は2個の段101,102と、中央間隔λ/2
をもつ104のような30個の反射ストリップの中央バンク1
03をもつ。バンク105は全体を示し、バンク106は1部分
を示す。夫々の段101,102は、上側接触パッド109から延
びる108のような6個のフィンガと、下側接触パッド111
から延びる110のような7個のフィンガをもつ。隣接フ
ィンガ対108,110はλ/2の中央間隔をもつ。作動時に、
上側接触パッド109はrf信号を伝送し、下側接触パッド
は接地されている。
ブルーミング反射バンク105,106は各々の段101,102の周
期的連続からλ/4だけ離れている。段101,102の中央11
2,113は、鎖線114で示される中点をもつ。さらに別の鎖
線115は単一方向反射バンク103の中心を示し、段間の中
点114からλ/8だけ分離乃至オフセットされている。
セクション100は単一指向性と反射防止特性の両方をも
ち、夫々の適用に求められる数の段と、関連する単一指
向性及びブルーミング反射器をもつことができる。ブル
ーミング反射器の使用は第4図に示すスプリット・フィ
ンガの代りである。スプリット・フィンガは、λ/8幅が
1μm未満である500MHz以上の作動用としては製造が困
難である。第9図の構造の魅力は、すべての反射器と変
換器フィンガが同じ幅λ/4を持つことで、これは製造に
都合がよい。
以上の具体例では、変換器フィンガの音響波の反射は便
宜上無視される(第1図、第2図)か、あるいはスプリ
ット・フィンガ変換器(第4図、第7図)またはブルー
ミング(第9図)によって処理された。ここで第10図及
び第2図を参照して、フィンガ・グループ161の段から
フィンガ・グループ162の段へと伝搬される矢印36で示
す音響波Aを考える。音響波Aは部分的に反射されて、
段162から段161に進行する音響波(第2図に示さず)を
形成する。同様に、音響波Cは段161で部分的に反射さ
れ、第162に向かって進む波を形成する。段161及び162
は同数の等量反射フィンガ14及び15をもち、これら2つ
の部分反射は左右対称に同位相にある。従って、これら
の部分反射は第10図の単一ベクトルRで描くことができ
る。便宜上、Rは正の実軸120に沿って描かれ、他のベ
クトルの位相はこれに関連して描かれている。以下の説
明で、部分反射の位相が、反射が段中央31,32ではな
く、それらの中点33で生じたとしても同じであると認め
ることもまた都合がよい。これは追加往復進行が で、中心周波数で2nπの位相ずれをもつことによる。
反射ストリップ20によって反射された音響波B及びD
は、正及び負の虚軸121及び122に沿って夫々位置するベ
クトル及びによって描かれる。即ち、及びは夫
々Rから90゜進み、そして遅れる。
ブルーミング反射器及び方向性反射器の効果を結合して
設計を簡素化することができる。このためオフセットλ
/8はオフセットλ/8+δに変更しなければならない。1
段当りM個のフィンガをもつ2段変換器と、N個のスト
リップをもつ段間反射器(但しNはMより大である)を
想定されたい。段161及び162のフィンガは、Rと同位相
の、振幅がMに比例する反射 F1及び F2を夫々生じ
る。同様に、反射ストリップは、Nに比例し、しかし夫
から、路程差2(λ/8+δ)又はπ/2+θ(但しθ
=4πδ/λ)に相当する位相角だけ進みそして遅れる
反射 R1及び R2を生じる。反射ストリップとフィンガ
は等しい幅をもち、開口Q又は有効音響領域を限定する
フィンガのオーバーラップは反射ストリップ長に等し
い。さらにフィンガ及び反射ストリップは同じ金属の同
じ厚さのものでつくられているから、それらは同一反射
特性をもつであろう。従って、 F1, F2, R1及び R2
の振幅は同一比例定数例えばkをもち、以下の式が成立
する。
F1|=| F2|=kM,と同位相 (A) | R1|=| R2|=kN,に対し±(π/2+θ)の位相
(B) 反射は各フィンガ又は反射ストリップにおいて小さく、
その結果各連続反射は透過振幅を事実上変化させないで
おくものとして、かなりのよい近似で考えることができ
る。このことは反射による寄与分の計算を簡単にし、結
果に対して実質的に影響を与えない。
ブルーミングと単一指向性を提供する反射ストリップ配
置を提供するためには、ベクトル F1, R1及びベクト
F2, R2は、第10図のベクトル図に等価の状態をつ
くり出すため、反対方向で等しいベクトル及びを夫
々生じなければならない。これによって第11図のベクト
ル図が描かれる。ここではベクトルはベクトル F1,
R1の合力、ベクトルVは F2, R2の合力である。
及びは第10図のベクトル及びに相当し、正及び負
の虚軸131及び132に沿って、即ちに対して+π/2又は
−π/2移相して夫々位置する。方程式(A)及び(B)
から、第11図に関連して、次の式が成立する。
従って、1段当りM個のフィンガをもつ本発明のはしご
形変換器は、N個のストリップをもつ反射アレイを内蔵
している場合(但しN>M)には、ブルーミング特性と
単一指向性特性の両方を備えるであろう。この場合スト
リップはフィンガのオーバーラップ部分に寸法的に等し
く、さらにそのストリップはフィンガ・パターンの空間
的周期性配置からλ/8+λθ/4π(θ=arcsinM/N)だ
けオフセットされる。以上の説明は2段変換器に関する
ものだが、同様に任意の段数をもつ変換器にも適合す
る。ブルーミングを用いた上述の装置の利点は、すべて
の変換器フィンガ及び反射ストリップがλ/4の幅をもっ
ており、これが製造を容易化することにある。
本発明に係る変換器は上述の通り、フィルタ、好ましく
はアンテナ信号を直接受信するいわゆるフロントエンド
・フィルタにおいて用いることができる。これによっ
て、局部発振周波数と他の帯域内で受信される種々の不
必要な信号との間の積成分によってIFミクサの各段に生
じる帯域内スプリアス信号を低減するであろう。さらに
本発明変換器は、適性な帯域幅をもつべく適確な設計が
なされるならばIFフィルタとして用いることができる。
移動局通信では通常は第8図の曲線aで表わす性能が適
正とされる1MHzの帯域幅が求められる。但しさらにそれ
以上の狭い帯域幅を要求する応用もあり、これには他の
設計が必要になるであろう。IF(中間周波数)では、挿
入損が低いという本発明の特性によって、増幅器の段数
を減らすことが許されるであろう。さらに、低挿入損及
び直線性グループ遅延特性は、水晶発振子型のような発
振器に使用するために重要な条件である。発振器に用い
られた場合、低挿入損は、先行技術では2個以上のトラ
ンジスタを必要としたのに対して、1個のトランジスタ
でまかなうことを可能にするし、また直線性グループ遅
延は、先行技術ではよくあるスプリアス側波帯を除去し
て直線性周波数変調を可能にする。低挿入損特性は、特
に例えば電池駆動デバイスのような、低電力消費と最小
増幅が重視される応用に有利である。
以上の具体例は、λ/8のオフセットをもつ同一反射バン
クまたは第11図に関して説明した、ブルーミングと単一
指向性の両方を提供する構造をもつ等価装置を結合して
示した。実際は、変換器は特別な特性を要求する。それ
らの特性の幾例かを以下に例示する。
(1) 各反射アレイ内での反射ストリップ長又はオフ
セットが変化していること。
(2) 1アレイ当りの反射ストリップ数が変化してい
ること。
(3) 反射ストリップ幅が変化していること。
(4) 反射アレイ・コンプレッサ・デバイスでの「チ
ャープ(chirp)」配置のように、反射ストリップの空
間周期数が変化していること。
(5) 上記の第(1)項〜第(4)項のと同様に、変
換器フィンガの配置を変化させること。
(6) 上記第(1)項〜第(5)項から選択して組合
せること。
いずれの場合においても、変換器の応答は、第11図に関
して説明した通り、ベクトル図から計算することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はSAWフィルタとして配置した本発明に係る2個
のはしご形変換器を概略的に示す。第2図は本発明に係
る変換器の一セクションを概略的に示す。第3図〜第6
図は本発明に係る変換器において用いることのできる種
々の櫛歯形変換器を概略的に示す。第7図は本発明に係
るはしご形変換器を備える実際のSAWフィルタの拡大図
を示す。第8図は第7図の変換器を備えるSAWフィルタ
の減衰−周波数特性及びグループ遅延−周波数特性を示
す。第9図はブルーミング反射ストリップを備える本発
明に係る変換器の一セクションを示す。第10図は第2図
における音響波伝搬のベクトル図である。第11図は反射
防止及び単一指向性の両特性を具備する反射アレイを持
つ本発明に係る変換器における音響波伝搬のベクトル図
である。 10……変換器、11,12……接触パッド、14,15……フィン
ガ、18,19……反射アレイ、20……反射ストリップ、80
……SAWフィルタ、811,812……はしご形変換器、821,82
2……上部接触パッド、831,832……下部接触パッド、84
1,842……段、851,852……段間の反射器、100……はし
ご形変換器の一セクション、101,102……段、103……反
射のストリップの中央バンク。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】櫛歯形フィンガから成る段を有するはしご
    形のものとして圧電基板上に設けられており、且つ段間
    の位置に配置された反射ストリップを含む音響交換器で
    あって、各反射ストリップは変換器フィンガ中心からn
    λ/2だけ離れたそれぞれの位置から実質的にλ/8+δだ
    けオフセットされており、但しλは変換器中心周波数に
    対応する波長であり、nは整数であり、そしてδは零に
    等しいか、又は単一指向性及びブルーミング機能を併せ
    て有する反射ストリップ・アレイを有する変換器の場合
    には、δは(λ/4π)arcsin(M/N)に等しく、但しM
    は1段当りの変換器フィンガの個数であり、Nは1アレ
    イ当りの反射ストリップの個数であり、NはMよりも大
    であることを特徴とする音響変換器。
  2. 【請求項2】段間ではない位置に配置された1個又はそ
    れ以上の反射ストリップ・アレイを更に含むことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の音響変換器。
  3. 【請求項3】変換器フィンガ長及び反射ストリップ長又
    はそのいずれかは所望の変換器特性を得るべくウエイト
    がかけられていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項又は第2項に記載の音響変換器。
  4. 【請求項4】第二の同様な変換器に隣接して配置されて
    おり、それら変換器はお互いの方向に向うか又は遠去か
    る音響波を送信するように配置されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項に記載の
    音響変換器。
  5. 【請求項5】音響吸収手段が不所望な音響波を吸収する
    べく基板上に配置されていることを特徴とする特許請求
    の範囲の前記いずれかの項に記載の音響変換器。
  6. 【請求項6】段の分離は空間的に非周期性であるか、又
    は変周期性のものであるように配置されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の音響変換器。
  7. 【請求項7】ウエイトをかけられたフィンガ・オーバー
    ラップを有することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の音響変換器。
  8. 【請求項8】サンプルド・フーリエ変換に従い変化する
    フィンガ・オーバーラップを有することを特徴とする特
    許請求の範囲第7項に記載の音響変換器。
  9. 【請求項9】零フィンガ・オーバーラップに該当する1
    個又はそれ以上の位置に配置された反射ストリップを有
    することを特徴とする特許請求の範囲第8項に記載の音
    響変換器。
  10. 【請求項10】δは零に等しく、一方向性変換器特性を
    持つように配置された第1反射ストリップ及びブルーミ
    ングを有するように配置された第2反射ストリップを有
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の音
    響変換器。
  11. 【請求項11】λ/4幅を有する変換器フィンガ及び反射
    ストリップを有することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の音響変換器。
  12. 【請求項12】反射ストリップ長及び幅又はそのいずれ
    かは反射アレイに沿って変化していることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の音響変換器。
  13. 【請求項13】1アレイ当りの反射ストリップの個数が
    異なる複数の反射アレイを含むことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の音響変換器。
  14. 【請求項14】アレイになっている反射ストリップの空
    間周期数が変化していることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の音響変換器。
  15. 【請求項15】変換器フィンガは長さ及び幅又はそのい
    ずれか及び1段当りの個数又はそのいずれかにおいて変
    化していることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の音響変換器。
  16. 【請求項16】変換器フィンガの空間周期数が変化して
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の音
    響変換器。
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