JPH0722889A - 弾性表面波変換器 - Google Patents
弾性表面波変換器Info
- Publication number
- JPH0722889A JPH0722889A JP16161293A JP16161293A JPH0722889A JP H0722889 A JPH0722889 A JP H0722889A JP 16161293 A JP16161293 A JP 16161293A JP 16161293 A JP16161293 A JP 16161293A JP H0722889 A JPH0722889 A JP H0722889A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surface acoustic
- acoustic wave
- reflector
- electrodes
- electrode
- Prior art date
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- Pending
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- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 λ/2周期の電極指で構成できる組電極を用
いて、反射器バンク型単相一方向性弾性表面波変換器を
実現する。 【構成】 周期λ/2の互いに同じ複数本の電極指を一
組とする組電極を偶数個配列して構成され、互いに隣り
合う組電極の中心間距離がλ/4の奇数倍に定められて
いる複数個の部分電極と、周期λ/2の少なくとも1本
以上の反射器で構成された複数個の反射器群とで構成す
る。また、部分電極と反射器群とを交互に配置し、互い
に隣り合う部分電極と反射器群との中心間距離をλ/8
の奇数倍とし、かつ、互いに隣合う部分電極の中心間距
離をλ/2の整数倍とする。 【効果】 周期λ/2の電極指と周期λ/2の反射器と
で弾性表面波変換器を構成することができるため、反射
器バンク型単相一方向性弾性表面波変換器の高周波化が
容易になる。
いて、反射器バンク型単相一方向性弾性表面波変換器を
実現する。 【構成】 周期λ/2の互いに同じ複数本の電極指を一
組とする組電極を偶数個配列して構成され、互いに隣り
合う組電極の中心間距離がλ/4の奇数倍に定められて
いる複数個の部分電極と、周期λ/2の少なくとも1本
以上の反射器で構成された複数個の反射器群とで構成す
る。また、部分電極と反射器群とを交互に配置し、互い
に隣り合う部分電極と反射器群との中心間距離をλ/8
の奇数倍とし、かつ、互いに隣合う部分電極の中心間距
離をλ/2の整数倍とする。 【効果】 周期λ/2の電極指と周期λ/2の反射器と
で弾性表面波変換器を構成することができるため、反射
器バンク型単相一方向性弾性表面波変換器の高周波化が
容易になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性表面波変換器に関
し、特に組電極を用いた反射器バンク型単相一方向性弾
性表面波変換器に関する。
し、特に組電極を用いた反射器バンク型単相一方向性弾
性表面波変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の組電極型弾性表面波変換器は、周
期λ/2の互いに同じ複数本の電極指を一組とし、互い
に隣り合う組の中心間距離がλ/4の奇数倍に定められ
ている組電極を偶数個配列して構成されていた。
期λ/2の互いに同じ複数本の電極指を一組とし、互い
に隣り合う組の中心間距離がλ/4の奇数倍に定められ
ている組電極を偶数個配列して構成されていた。
【0003】図2は、特公平2−51286に示されて
いた従来の組電極型弾性表面波変換器の一例を単純化に
示す平面図である。組電極211〜216は各々周期λ
/2の3本の電極指で構成され、隣り合う組電極の中心
間距離は7λ/4であり、λ/4の奇数倍となってい
る。
いた従来の組電極型弾性表面波変換器の一例を単純化に
示す平面図である。組電極211〜216は各々周期λ
/2の3本の電極指で構成され、隣り合う組電極の中心
間距離は7λ/4であり、λ/4の奇数倍となってい
る。
【0004】また、従来の反射器バンク型単相一方向性
弾性表面波変換器は、周期λ/4の電極指で構成された
部分電極と、周期λ/2の反射器で構成された反射器群
とで構成され、部分電極と反射器群との中心間距離はλ
/8の奇数倍に定められ、かつ、隣り合う部分電極の中
心間距離はλ/2の整数倍に定められていた。
弾性表面波変換器は、周期λ/4の電極指で構成された
部分電極と、周期λ/2の反射器で構成された反射器群
とで構成され、部分電極と反射器群との中心間距離はλ
/8の奇数倍に定められ、かつ、隣り合う部分電極の中
心間距離はλ/2の整数倍に定められていた。
【0005】図3は従来の反射器バンク型単相一方向性
弾性表面波変換器の一例を示す平面図である。部分電極
321〜323と反射器331〜333とで構成され、
部分電極は周期λ/4の電極指で構成され、隣り合う部
分電極の中心間距離は5λ/2とλ/2の整数倍となっ
ており、反射器と隣り部分電極との中心間距離は、各々
11λ/8、9λ/8とλ/8の奇数倍となっている。
弾性表面波変換器の一例を示す平面図である。部分電極
321〜323と反射器331〜333とで構成され、
部分電極は周期λ/4の電極指で構成され、隣り合う部
分電極の中心間距離は5λ/2とλ/2の整数倍となっ
ており、反射器と隣り部分電極との中心間距離は、各々
11λ/8、9λ/8とλ/8の奇数倍となっている。
【0006】部分電極で励振された弾性表面波は、反射
器でその一部が反射され、反射点において反射波には励
振波に対して90度の位相差ができる。さらに、反射器
を部分電極の周期に対してλ/8位置だけずらしてある
ため、前進方向への反射波は、反射点における励振波に
対する反射波のずれと逆方向に90度ずれ、励振波と同
相となる。また、後退方向への反射波は、反射点におけ
る励振波に対する反射波のずれと同一方向に90度ず
れ、励振波と逆相となる。したがって、部分電極で励振
された弾性表面波のほとんどは前進方向へ伝播するた
め、方向性損失が殆ど無い。
器でその一部が反射され、反射点において反射波には励
振波に対して90度の位相差ができる。さらに、反射器
を部分電極の周期に対してλ/8位置だけずらしてある
ため、前進方向への反射波は、反射点における励振波に
対する反射波のずれと逆方向に90度ずれ、励振波と同
相となる。また、後退方向への反射波は、反射点におけ
る励振波に対する反射波のずれと同一方向に90度ず
れ、励振波と逆相となる。したがって、部分電極で励振
された弾性表面波のほとんどは前進方向へ伝播するた
め、方向性損失が殆ど無い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の組電極型弾性表
面波変換器では、弾性表面波が双方向に伝播するため、
方向性損失が3dBあるという問題がある。
面波変換器では、弾性表面波が双方向に伝播するため、
方向性損失が3dBあるという問題がある。
【0008】また、従来の反射器バンク型単相一方向性
弾性表面波変換器では、部分電極が周期λ/4の電極指
で構成されているため、周期λ/2の電極指で構成でき
る組電極型弾性表面波変換器に比べて高周波化が困難と
いう問題がある。このように従来の弾性表面波変換器に
は、方向性損失または高周波化に関し、解決すべき課題
があった。
弾性表面波変換器では、部分電極が周期λ/4の電極指
で構成されているため、周期λ/2の電極指で構成でき
る組電極型弾性表面波変換器に比べて高周波化が困難と
いう問題がある。このように従来の弾性表面波変換器に
は、方向性損失または高周波化に関し、解決すべき課題
があった。
【0009】本発明は、λ/2周期の電極指で構成でき
る組電極を用いて、反射器バンク型単相一方向性弾性表
面波変換器を実現することを目的とする。
る組電極を用いて、反射器バンク型単相一方向性弾性表
面波変換器を実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による弾性表面波
変換器は、弾性表面波の波長をλとしたとき、周期λ/
2の互いに同じ複数本の電極指を一組とする組電極を圧
電基板上に偶数個配列して構成され、互いに隣り合う組
電極の中心間距離がλ/4の奇数倍に定められている弾
性表面波変換器において、互いに間隔を置いて1列に配
置された複数の部分電極と、これら部分電極間にそれぞ
れ配置された複数の反射器とからなり、前記部分電極は
偶数個の前記組電極からなり、互いに隣り合う前記部分
電極と前記反射器との中心間距離がλ/8の奇数倍であ
り、互いに隣合う前記部分電極の中心間距離がλ/2の
整数倍であることを特徴とする。
変換器は、弾性表面波の波長をλとしたとき、周期λ/
2の互いに同じ複数本の電極指を一組とする組電極を圧
電基板上に偶数個配列して構成され、互いに隣り合う組
電極の中心間距離がλ/4の奇数倍に定められている弾
性表面波変換器において、互いに間隔を置いて1列に配
置された複数の部分電極と、これら部分電極間にそれぞ
れ配置された複数の反射器とからなり、前記部分電極は
偶数個の前記組電極からなり、互いに隣り合う前記部分
電極と前記反射器との中心間距離がλ/8の奇数倍であ
り、互いに隣合う前記部分電極の中心間距離がλ/2の
整数倍であることを特徴とする。
【0011】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0012】図1は、本発明の弾性表面波変換器の一実
施例を示す平面図である。
施例を示す平面図である。
【0013】部分電極121〜123と、反射器131
〜133とで構成され、部分電極121〜123は、各
々周期λ/2の電極指3本で構成され、中心間距離が7
λ/4に定められた2組の組電極111と112、11
3と114、および、115と116とで構成されてい
る。また、隣り合う部分電極の中心間距離l1 は4λと
λ/2の整数倍に、反射器と隣り合う部分電極との中心
間距離l2 、l3 は各々17λ/8、15λ/8と、λ
/8の奇数倍に定められている。また、反射器131〜
133は、どちらか一方のバスバー141または142
に接続されていてもよい。
〜133とで構成され、部分電極121〜123は、各
々周期λ/2の電極指3本で構成され、中心間距離が7
λ/4に定められた2組の組電極111と112、11
3と114、および、115と116とで構成されてい
る。また、隣り合う部分電極の中心間距離l1 は4λと
λ/2の整数倍に、反射器と隣り合う部分電極との中心
間距離l2 、l3 は各々17λ/8、15λ/8と、λ
/8の奇数倍に定められている。また、反射器131〜
133は、どちらか一方のバスバー141または142
に接続されていてもよい。
【0014】このような構成とすることにより、λ/2
周期の電極指で構成できる組電極を用いて、反射器バン
ク型単相一方向性弾性表面波変換器を実現することがで
きる。
周期の電極指で構成できる組電極を用いて、反射器バン
ク型単相一方向性弾性表面波変換器を実現することがで
きる。
【0015】動作は、従来の反射器バンク型単相一方向
性弾性表面波変換器と同じである。
性弾性表面波変換器と同じである。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による弾
性表面波変換器は、組電極を用いた弾性表面波変換器に
おいて、反射器バンク型単相一方向性弾性表面波変換器
を実現することができるようにしたため、方向性損失を
低減することができるという効果がある。
性表面波変換器は、組電極を用いた弾性表面波変換器に
おいて、反射器バンク型単相一方向性弾性表面波変換器
を実現することができるようにしたため、方向性損失を
低減することができるという効果がある。
【0017】また、見方をかえれば、部分電極に組電極
を用いて、周期λ/2の電極指で構成することができる
ようにしたため、反射器バンク型単相一方向性弾性表面
波変換器の高周波化が容易になるという効果がある。
を用いて、周期λ/2の電極指で構成することができる
ようにしたため、反射器バンク型単相一方向性弾性表面
波変換器の高周波化が容易になるという効果がある。
【図1】本発明による弾性表面波変換器の一実施例を示
す平面図。
す平面図。
【図2】従来の組電極型弾性表面波変換器の一例を示す
平面図。
平面図。
【図3】従来の反射器バンク型単相一方向性弾性表面波
変換器の一例を示す平面図。
変換器の一例を示す平面図。
111〜116 組電極 121〜123 部分電極 131〜133 反射器 141、142 バスバー 211〜216 組電極 321〜323 部分電極 331〜333 反射器
Claims (2)
- 【請求項1】 弾性表面波の波長をλとしたとき、周期
λ/2の互いに同じ複数本の電極指を一組とする組電極
を圧電基板上に偶数個配列して構成され、 互いに隣り合う組電極の中心間距離がλ/4の奇数倍に
定められている弾性表面波変換器において、 互いに間隔を置いて1列に配置された複数の部分電極
と、これら部分電極間にそれぞれ配置された複数の反射
器とからなり、 前記部分電極は偶数個の前記組電極からなり、 互いに隣り合う前記部分電極と前記反射器との中心間距
離がλ/8の奇数倍であり、 互いに隣合う前記部分電極の中心間距離がλ/2の整数
倍であることを特徴とする弾性表面波変換器。 - 【請求項2】 各前記反射器が前記電極指に平行な複数
の導体でなり、該複数の導体がλ/2の周期で配列して
あることを特徴とする請求項1に記載の弾性表面波変換
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16161293A JPH0722889A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 弾性表面波変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16161293A JPH0722889A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 弾性表面波変換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722889A true JPH0722889A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15738479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16161293A Pending JPH0722889A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 弾性表面波変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722889A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6373353B1 (en) * | 1995-11-08 | 2002-04-16 | Ngk Insulators, Ltd. | Surface acoustic wave transducer using NSPUDT property substrate and surface acoustic wave filter using the transducer |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5859614A (ja) * | 1981-10-02 | 1983-04-08 | Nec Corp | 弾性表面波装置 |
JPS60123123A (ja) * | 1983-10-14 | 1985-07-01 | イギリス国 | 音響変換器 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP16161293A patent/JPH0722889A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5859614A (ja) * | 1981-10-02 | 1983-04-08 | Nec Corp | 弾性表面波装置 |
JPS60123123A (ja) * | 1983-10-14 | 1985-07-01 | イギリス国 | 音響変換器 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6373353B1 (en) * | 1995-11-08 | 2002-04-16 | Ngk Insulators, Ltd. | Surface acoustic wave transducer using NSPUDT property substrate and surface acoustic wave filter using the transducer |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981110 |