JP3498204B2 - 弾性表面波フィルタ、それを用いた通信機装置 - Google Patents

弾性表面波フィルタ、それを用いた通信機装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スーパーヘテロダ
イン方式に用いられる弾性表面波フィルタおよびそれを
用いた通信機装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車電話や携帯電話などの移動
体通信機装置では、感度や安定度を高くするためにスー
パーヘテロダイン方式という受信技術が用いられてい
る。これは、二つの信号波f1、f2を混合すると、その
和と差(f1±f2)の信号波が得られるという現象を利
用し、受信した信号波を低い周波数に変換する方式であ
る。この方式を用いた典型的な通信機装置を図16に示
す。
【0003】図16に示すように、通信機装置100で
は、アンテナ110に高周波モジュール120が接続さ
れ、高周波モジュール120の後段に信号処理回路13
0が接続されている。
【0004】高周波モジュール120は、二つの帯域通
過フィルタ121、122、二つの増幅器123、12
4、ミキサー125、局部発振器126から構成されて
いる。
【0005】第一の帯域通過フィルタ121は、アンテ
ナ110から受信した受信信号を通過させ、アンテナ1
10から受信した受信信号以外の信号を減衰させるよう
に通過帯域が選択されている。
【0006】第一の増幅器123は、第一の帯域通過フ
ィルタ121を通過した受信信号を増幅している。
【0007】局部発振器126は、その局部発振信号と
受信信号との和もしくは差が目的の中間周波信号となる
ように、局部発振信号の周波数が設定されている。
【0008】ミキサー125は局部発振器126から出
力された、局部発振信号と受信信号を混合し、中間周波
信号に変換している。
【0009】第二の帯域通過フィルタ122は、ミキサ
ー125で局部発振信号と受信信号が混合された際に発
生する目的の中間周波信号以外の影像周波信号を減衰さ
せ、目的の中間周波信号を通過させるように通過帯域が
選択されている。
【0010】第二の増幅器124は、第二の帯域通過フ
ィルタ122を通過した中間周波信号を増幅して、高周
波モジュール120の後段に接続された信号処理回路1
30に伝送する。
【0011】信号処理回路130は、伝送された中間周
波信号を処理して、例えば、音声等に変換している。
【0012】このような通信機装置100では、局部発
振器126の局部発振信号の周波数および第二の帯域通
過フィルタ122の中心周波数により、影像周波信号の
周波数(以下、影像周波数という)が決定されるが、こ
の影像周波数は一般に第二の帯域通過フィルタ122の
通過帯域から数百MHz離れたところに発生する。
【0013】従来、第二の帯域通過フィルタ122とし
て、特開平5−183380号に見られるような複数の
弾性表面波共振子を梯子状に接続するラダー型弾性表面
波フィルタが主として用いられている。
【0014】ラダー型弾性表面波フィルタは、もともと
通過帯域近傍には高い減衰量を持つ領域が形成される。
上記、特開平5−183380号では並列腕に配置され
る共振子にインダクタンスを付加することでフィルタの
通過帯域幅を拡大し、これにより高減衰領域を低域側に
移動させ、通過帯域近傍の低域側の減衰特性を改善して
いる。しかしながら、この方法では、、通過帯域幅の拡
大も同時に伴ってしまうため、影像周波数のようにフィ
ルタの通過帯域から数百MHz離れたところに発生する
ものを減衰させるのには適さなかった。
【0015】また、特開平9−261002号のように
ボンディングワイヤー等の接続手段によるインダクタン
ス成分とボンディングパッド部等の接続部が基準電位と
の間で発生するキャパシタンス成分とが並列に介挿され
ることにより、通過帯域幅の拡大を抑えつつ高減衰領域
を通過帯域の低域側の所望の点に設定していた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−261002号の方法では、通過帯域の低域側に生
じる影像周波数を減衰させることは可能であるが、通過
帯域の高域側に生じる影像周波数を減衰させることは困
難であった。
【0017】また、キャパシタンス成分を取るためにボ
ンディングパッド部等の接続部や浮き電極を大きく取る
必要があり、これによって弾性表面波素子サイズが大型
化してしまうため、弾性表面波フィルタの小型化にも限
界があった。
【0018】さらに、十分なキャパシタンス成分を取り
つつ、弾性表面波素子サイズの大型化を防ごうとする
と、浮き電極およびボンディングパッド部の接続部等を
隙間無く配置する必要があり、それぞれの配置および接
続の設計に自由度が少なかった。
【0019】本発明の目的は、弾性表面波素子サイズを
大型化すること無しに、通過帯域の高域側および低域側
のどちらに生じる影像周波数をも減衰させることのでき
る弾性表面波フィルタを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に係る
弾性表面波フィルタでは、圧電基板上に少なくとも一つ
のIDTとこのIDTに接続される入出力端子および基
準電位端子とが形成された少なくとも一つの弾性表面波
素子と、前記弾性表面波素子を内部に収納し、前記弾性
表面波素子の入出力端子および基準電位端子にそれぞれ
接続される電極ランドとこの電極ランドを外部回路に接
続する外部端子とを有するパッケージから構成され、ス
ーパーヘテロダイン方式に使用される弾性表面波フィル
タにおいて、前記弾性表面波素子のIDTの容量と前記
弾性表面波素子の基準電位端子から前記パッケージの外
部端子までのインダクタンスにより形成される共振器の
共振周波数を前記スーパーヘテロダイン方式の周波数変
換の際に生じる影像周波数近傍に位置するようにしてい
る。
【0021】請求項2に係る弾性表面波フィルタでは、
圧電基板上に入出力端子および基準電位端子を形成し、
前記入出力端子間に直列腕IDTを配置し、該直列腕I
DTと基準電位端子との間に並列腕IDTを配置してラ
ダー型回路を構成した少なくとも一つの弾性表面波素子
と、前記弾性表面波素子を内部に収納し、前記弾性表面
波素子の入出力端子および基準電位端子にそれぞれ接続
される電極ランドとこの電極ランドを外部回路に接続す
る外部端子とを有するパッケージから構成され、スーパ
ーヘテロダイン方式に使用される弾性表面波フィルタに
おいて、前記並列腕IDTの容量と前記弾性表面波素子
の基準電位端子から前記パッケージの外部端子までのイ
ンダクタンスにより形成される共振器の共振周波数を前
記スーパーヘテロダイン方式の周波数変換の際に生じる
影像周波数近傍に位置するようにしている。
【0022】請求項3に係る弾性表面波フィルタでは、
一つのパッケージに複数の弾性表面波素子が収納され、
少なくとも一つの弾性表面波素子の中心周波数が他の弾
性表面波素子の中心周波数と異なるスーパーヘテロダイ
ン方式に使用される弾性表面波フィルタにおいて、前記
少なくとも一つの弾性表面波素子の中心周波数とこれに
対応する前記スーパーヘテロダイン方式の周波数変換の
際に生じる影像周波数との周波数差fd1と、前記他の
弾性表面波素子のうち少なくとも一つの弾性表面波素子
の中心周波数とこれに対応する前記スーパーヘテロダイ
ン方式の周波数変換の際に生じる影像周波数との周波数
差fd2とをほぼ等しくしている。
【0023】請求項4に係る弾性表面波フィルタでは、
請求項3の構成に加えて、前記複数の弾性表面波素子の
うち任意の弾性表面波素子は、圧電基板上に少なくとも
一つのIDTとこのIDTに接続される入出力端子およ
び基準電位端子とが形成されてなり、前記パッケージ
は、前記複数の弾性表面波素子を内部に収納し、前記複
数の弾性表面波素子の入出力端子および基準電位端子に
それぞれ接続される電極ランドとこの電極ランドを外部
回路に接続する外部端子が形成されてなり、前記任意の
弾性表面波素子のIDTの容量と前記任意の弾性表面波
素子の基準電位端子から前記パッケージの外部端子まで
のインダクタンスにより形成される共振器の共振周波数
を前記スーパーヘテロダイン方式の周波数変換の際に生
じる影像周波数近傍に位置するようにしている。
【0024】請求項5に係る弾性表面波フィルタでは、
請求項3の構成に加えて、前記複数の弾性表面波素子の
うち任意の弾性表面波素子は、圧電基板上に入出力端子
および基準電位端子を形成し、前記入出力端子間に直列
腕IDTを配置し、該直列腕IDTと基準電位端子との
間に並列腕IDTを配置してラダー型回路を構成してな
り、前記パッケージは、前記複数の弾性表面波素子を内
部に収納し、前記複数の弾性表面波素子の入出力端子お
よび基準電位端子にそれぞれ接続される電極ランドとこ
の電極ランドを外部回路に接続する外部端子が形成され
てなり、前記任意の弾性表面波素子の並列腕IDTの容
量と前記任意の弾性表面波素子の基準電位端子から前記
パッケージの外部端子までのインダクタンスにより形成
される共振器の共振周波数を前記スーパーヘテロダイン
方式の周波数変換の際に生じる影像周波数近傍に位置す
るようにしている。
【0025】請求項6に係る弾性表面波フィルタでは、
請求項1、2、4、5の構成に加えて、前記弾性表面波
素子の基準電位端子から前記パッケージの外部端子まで
のインダクタンスは、前記弾性表面波素子の基準電位端
子と前記パッケージの電極ランドを接続するボンディン
グワイヤのインダクタンスを含むようにしている。
【0026】請求項7に係る弾性表面波フィルタでは、
請求項1、2、4、5の構成に加えて、前記弾性表面波
素子の基準電位端子から前記パッケージの外部端子まで
のインダクタンスは、圧電基板上に形成されたストリッ
プラインまたはマイクロストリップラインのインダクタ
ンスを含むようにしている。
【0027】請求項8に係る弾性表面波フィルタでは、
請求項1、2、4、5の構成に加えて、前記弾性表面波
素子の基準電位端子から前記パッケージの外部端子まで
のインダクタンスは、パッケージ上に形成されたストリ
ップラインまたはマイクロストリップラインのインダク
タンスを含むようにしている。
【0028】請求項9に係る弾性表面波フィルタでは、
圧電基板上に少なくとも一つのIDTとこのIDTに接
続される入出力端子および基準電位端子とが形成された
弾性表面波素子と、前記弾性表面波素子を内部に収納
し、前記弾性表面波素子の入出力端子および基準電位端
子にそれぞれ接続される電極ランドとこの電極ランドを
外部回路に接続する外部端子とを有するパッケージと、
前記弾性表面波素子の基準電位端子と前記パッケージの
電極ランドを接続するボンディングワイヤとから構成さ
れ、スーパーヘテロダイン方式に使用される弾性表面波
フィルタにおいて、前記弾性表面波素子のIDTの容量
と前記弾性表面波素子の基準電位端子から前記パッケー
ジの外部端子までのインダクタンスにより形成される共
振器の共振周波数を前記スーパーヘテロダイン方式の周
波数変換の際に生じる影像周波数近傍に位置するよう
に、前記IDTの容量、前記基準電位端子に接続される
前記ボンディングワイヤの本数、前記基準電位端子が前
記ボンディングワイヤを介して接続される電極ランドの
数、前記ボンディングワイヤの前記基準電位端子および
前記電極ランドに対応する接続位置を設定している。
【0029】請求項10に係る弾性表面波フィルタで
は、圧電基板上に入出力端子および基準電位端子を形成
し、前記入出力端子間に直列腕IDTを配置し、該直列
腕IDTと基準電位端子との間に並列腕IDTを配置し
てラダー型回路を構成した少なくとも一つの弾性表面波
素子と、前記弾性表面波素子を内部に収納し、前記弾性
表面波素子の入出力端子および基準電位端子にそれぞれ
接続される電極ランドとこの電極ランドを外部回路に接
続する外部端子とを有するパッケージと、前記基準電位
端子と前記パッケージの電極ランドを接続するボンディ
ングワイヤとから構成され、スーパーヘテロダイン方式
に使用される弾性表面波フィルタにおいて、前記並列腕
IDTの容量と前記弾性表面波素子の基準電位端子から
前記パッケージの外部端子までのインダクタンスにより
形成される共振器の共振周波数を前記スーパーヘテロダ
イン方式の周波数変換の際に生じる影像周波数近傍に位
置するように、前記並列腕IDTの容量、前記基準電位
端子に接続される前記ボンディングワイヤの本数、前記
基準電位端子が前記ボンディングワイヤを介して接続さ
れる電極ランドの数、前記ボンディングワイヤの前記基
準電位端子および前記電極ランドに対する接続位置を設
定している。
【0030】請求項11に係る通信機装置では、請求項
1から請求項10記載の弾性表面波フィルタを用いてい
る。
【0031】以上のように、請求項1〜10に係る弾性
表面波フィルタでは、IDTの容量と直列にインダクタ
ンスが付加されてトラップ共振器となるので、所望の影
像周波数を減衰させることができる。
【0032】また、請求項3〜10に係る弾性表面波フ
ィルタでは、前記少なくとも一つの弾性表面波素子の中
心周波数とこれに対応する前記スーパーヘテロダイン方
式の周波数変換の際に生じる影像周波数との周波数差f
d1と、前記他の弾性表面波素子のうち少なくとも一つ
の弾性表面波素子の中心周波数とこれに対応する前記ス
ーパーヘテロダイン方式の周波数変換の際に生じる影像
周波数との周波数差fd2とをほぼ等しくしているの
で、これら複数の弾性表面波素子により構成される複数
のフィルタに対して中間周波信号以降の処理を行う回路
を共通化することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1〜4を用いて説明する。図1は本発明の第1の実
施の形態を示す弾性表面波フィルタの蓋部を取って内部
を見た平面図であり、図2は図1のX−X線断面図、図
3は図1の等価回路図、図4は図1の周波数特性図であ
る。
【0034】図1に示すように、弾性表面波フィルタ1
は、パッケージ2内に収納された弾性表面波素子3およ
びパッケージ2と弾性表面波素子3を接続するボンディ
ングワイヤ4とから構成されている。
【0035】パッケージ2はアルミナなどにより形成さ
れており、蓋部を有している。また、パッケージ2の内
部には入出力側電極ランド5a、5b、基準電位側電極
ランド5c、5d、5e、5fが金属を印刷・焼成した
りメッキしたりすることなどにより形成されている。さ
らに、図2に示すように、基準電位側電極ランド5c、
5eは引き回し電極6を介して入出力側外部端子7c、
7eに接続されている。なお、図示しないが、入出力側
電極ランド5a、5bも同様に引き回し電極を介して入
出力側外部端子に接続されており、基準電位側電極ラン
ド5d、5fも同様に引き回し電極を介して基準電位側
外部端子に接続されている。
【0036】弾性表面波素子3は、圧電基板3aとその
上に形成されたIDT(インターデジタルトランスデュ
ーサ)8a、8b、8c、8d、8eと入出力端子9
a、9bおよび基準電位端子9c、9e、9gより構成
される。
【0037】圧電基板3aとしては、水晶、LiTaO
3、LiNbO3等の圧電基板、あるいはサファイア等の
絶縁基板上にZnO膜を形成したものなどが用いられ
る。なお、36°回転YカットX方向伝搬LiTaO3
基板を用いれば、他の材料に比べて電気機械結合係数が
比較的高いので、通過帯域の広帯域化を図ることができ
る。
【0038】IDT8a〜8eは、それぞれ伝送線路に
よって接続され、図3に示すように梯子型を構成してお
り、IDT8a、8bが直列に配置され、IDT8c〜
8eが並列に配置されている。なお、IDT8a〜8e
の表面波伝搬方向の両側には反射器がそれぞれ配置さ
れ、エネルギーを効果的に閉じ込めているが、IDTの
対数が多い場合や端面で反射させる場合などエネルギー
が十分に閉じ込められている場合には、反射器は必要と
しない。これらIDT8a〜8eやそれに対応する反射
器、伝送線路、入出力端子9a、9bおよび基準電位端
子9c、9e、9gは、AlまたはAlを主成分とする
金属を蒸着またはスパッタリングし、フォトリソグラフ
ィーなどの手法で形成される。
【0039】また、図1に示すように、入出力端子9a
はワイヤー4を介してパッケージ2の入出力側電極ラン
ド5aに接続され、入出力端子9bはワイヤー4を介し
てパッケージ2の入出力側電極ランド5bに接続されて
いる。基準電位端子9cはワイヤー4を介してパッケー
ジ2の基準電位側電極ランド5cに接続され、基準電位
端子9gはワイヤー4を介してパッケージ2の入出力側
電極ランド5eに接続され、基準電位端子9eはワイヤ
ー4を介してパッケージ2の入出力側電極ランド5eに
接続されている。なお、パッケージ2の基準電位側電極
ランド5d、5fは弾性表面波素子3と接続されておら
ず、浮き電極ランドとなっている。
【0040】以上のような構成の弾性表面波フィルタの
周波数特性を図4に示す。このとき、IDT8aは電極
指長32μmで対数が80対、IDT8bは電極指長3
2μmで対数が80対、IDT8cは電極指長88μm
で対数が72対、IDT8dは電極指長117μmで対
数が116対、IDT8eは電極指長88μmで対数が
72対にしている。また、基準電位端子9cから基準電
位までのインダクタンスを0.6nHとし、基準電位端
子9gから基準電位までのインダクタンスを0.8nH
とし、基準電位端子9eから基準電位までのインダクタ
ンスを0.6nHとしている。
【0041】この弾性表面波フィルタはGSM用の受信
側RFフィルタとして構成しているため、図4に示すよ
うに、中心周波数が947.5MHzに設定されてい
る。GSM用では中間周波信号の周波数は71MHzが
一般的であるため、通信機装置において問題となる影像
周波信号の中心周波数は例えば1089.5MHzに生
じる。図4に示すように、この弾性表面波フィルタで
は、1100MHz付近にトラップが形成されており、
その点における減衰量は約42dBと効果的に大きくな
っていることがわかる。このトラップは、並列腕に配置
されたIDT8c、8d、8eの容量と、基準電位端子
9c、9g、9eから基準電位までのインダクタンスに
よって構成される共振器の共振周波数に一致する。ま
た、このようなトラップを影像周波信号の中心周波数近
傍に設定すればトラップによってその近傍の減衰量が改
善されるため、トラップと影像周波信号の中心周波数を
一致させなくてもよいが、トラップ近傍の減衰程度から
みて、トラップの周波数は影像周波信号の中心周波数の
約5%以内であることが望ましい。
【0042】近年、このような弾性表面波フィルタを用
いるGSM、EGSMでは中間周波信号の高周波化が検
討されている。このような中間周波信号の高周波化にと
もなって影像周波数信号も高くなる。
【0043】そこで、図5に示すように弾性表面波フィ
ルタ1aを作成した。弾性表面波フィルタ1aと図1に
示した弾性表面波フィルタ1との相違点は、弾性表面波
素子3の基準電位端子9gとパッケージ2の基準電位側
ランド5cを接続するボンディングワイヤ4がある点で
ある。これによって、図6の等価回路に示すように中央
の並列腕に配置されたIDT8dに接続される基準電位
端子9gに対してボンディングワイヤ4−引き回し電極
6−基準電位側外部端子7eの経路によるインダクタン
スに加えて、ボンディングワイヤ4−引き回し電極6−
基準電位側外部端子7cの経路によるインダクタンスが
並列に配置される。このため、基準電位端子9gから基
準電位までのインダクタンスは、図1に示した弾性表面
波フィルタ1に比べて小さくなる。したがって、IDT
8dの容量と基準電位端子9gから基準電位までのイン
ダクタンスにより構成される共振器の共振周波数は弾性
表面波フィルタ1の場合に比べて高くなる。また、同様
にIDT8cにそれぞれ接続される基準電位端子9cに
おいても、基準電位端子9cから基準電位までのインダ
クタンスは、図1に示した弾性表面波フィルタ1に比べ
て小さくなるので、IDT8cの容量と基準電位端子9
cから基準電位までのインダクタンスにより構成される
共振器の共振周波数は弾性表面波フィルタ1の場合に比
べて高くなる。
【0044】図7に、この弾性表面波フィルタ1aの周
波数特性を示す。このとき、IDT8a〜8eは、電極
指長・対数・中心周波数は全て図4に示した弾性表面波
フィルタのものと同じものを用いている。また、基準電
位端子9cから基準電位までのインダクタンスは0.3
nHとなり、基準電位端子9dから基準電位までのイン
ダクタンスは0.4nHとなり、基準電位端子9eから
基準電位までのインダクタンスは0.3nHとなる。
【0045】図7に示すように、この弾性表面波フィル
タでは、1170MHz付近にトラップが形成されてお
り、その点における減衰量は約42dBと効果的に大き
くなっていることがわかる。したがって、中間周波信号
の中心周波数110MHzに対応することができる。
【0046】次に、更に高周波化した例として、図8に
示すように弾性表面波フィルタ1bを作成した。弾性表
面波フィルタ1bと図5に示した弾性表面波フィルタ1
aとの相違点は、弾性表面波素子3の基準電位端子9d
とパッケージ2の基準電位側ランド5dを接続するボン
ディングワイヤ4があり、弾性表面波素子3の基準電位
端子9fとパッケージ2の基準電位側ランド5fを接続
するボンディングワイヤ4がある点である。また、図9
に示すように、パッケージ2の内底面にダイアタッチ部
10を形成し、これを引き回し電極6に接続している。
【0047】これによって、図10の等価回路に示すよ
うに、IDT8cに接続される基準電位端子9dに対し
てボンディングワイヤ4−引き回し電極6−基準電位側
外部端子7dの経路によるインダクタンスが並列に付加
され、IDT8eに接続される基準電位端子9dに対し
てボンディングワイヤ4−引き回し電極6−基準電位側
外部端子7fの経路によるインダクタンスが並列に付加
されている。
【0048】さらに、この二つの経路はダイアタッチ部
10により接続されているため、お互いに並列となりさ
らにIDT8c〜8eに接続されるインダクタンスが小
さくなる。これにより、IDT8c、8eの容量とそれ
に接続されたインダクタンスにより構成される共振器の
周波数が高くなる。
【0049】この弾性表面波フィルタ1bでは、図11
に示すように、1400MHz付近にトラップが形成さ
れており、その点における減衰量は約47dBと効果的
に大きくなるため、中間周波信号の中心周波数220M
Hzに対応することができる。
【0050】したがって、例えば通信機装置の中間周波
信号の中心周波数220MHzであった場合、図1の弾
性表面波フィルタ1では1400MHz付近の減衰量が
約30dBであるのに対し、図8の弾性表面波フィルタ
1bでは1400MHz付近の減衰量が約47dB得る
ことができ、その減衰量はさらに17dB改善すること
ができる。
【0051】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。第2の実施の形態は、図1において説明した
弾性表面波フィルタ1の並列腕に配されたIDT8c〜
8eの容量を小さくすることにより、IDT8c〜8e
の容量とそれに接続されたインダクタンスにより構成さ
れる共振器の周波数を高くするものである。なお、ID
T8c〜8eの容量を小さくする手法としては、交差幅
を小さくする、対数を少なくする等の手法を用いること
ができる。
【0052】図12は、図1の弾性表面波フィルタ1に
おけるIDT8c、8eの容量を約20%低減し、ID
T8dの容量を約40%低減してその特性を測定したも
のである。この弾性表面波フィルタはGSM用の受信側
RFフィルタとして構成しているため、図12に示すよ
うに、中心周波数が947.5MHzに設定されてい
る。この時、1560MHz付近にトラップが形成され
ており、その点における減衰量は約40dBと効果的に
大きくなっていることがわかる。したがって、本実施の
形態の弾性表面波フィルタでは、中間周波信号の周波数
300MHzに対応することができ、第1の実施の形態
で説明した弾性表面波フィルタに比べて、さらに中間周
波信号の高周波化が可能となる。
【0053】また、第1の実施の形態と同様にボンディ
ングワイヤの本数によってさらに中間周波信号の高周波
化が望める。すなわち、図8の弾性表面波フィルタ1b
におけるIDT8c、8eの容量を約20%低減し、I
DT8dの容量を約40%低減してその特性を測定した
ものを図13に示す。この弾性表面波フィルタでは、1
870MHz付近にトラップが形成されており、その点
における減衰量は約42dBと効果的に大きくなるた
め、中間周波信号の中心周波数460MHzに対応する
ことができる。
【0054】したがって、第1の実施の形態と第2の実
施の形態を組み合わせることによって、中間周波信号7
1〜460MHzの範囲であれば効果的に影像周波数信
号における減衰量を向上させることができる。
【0055】なお、第1の実施の形態と同様に、このよ
うなトラップを影像周波信号の中心周波数近傍に設定す
ればトラップによってその近傍の減衰量が改善されるた
め、トラップと影像周波信号の中心周波数を一致させな
くてもよいが、トラップ近傍の減衰程度からみて、トラ
ップの周波数は影像周波信号の中心周波数の約5%以内
であることが望ましい。
【0056】次に、本発明の第3の実施の形態を図14
を用いて説明する。図14は本発明の第3の実施の形態
を示す弾性表面波フィルタの蓋部を取って内部を見た平
面図である。
【0057】図14に示すように、本実施の形態では中
心周波数の異なる2つの帯域通過フィルタ21、31を
備えたデュアルバンド弾性表面波フィルタ11は、パッ
ケージ12内に収納された圧電基板13aおよびパッケ
ージ12と圧電基板13a上の端子とを接続するボンデ
ィングワイヤとから構成されている。
【0058】パッケージ12はアルミナなどにより形成
されており、図示しない蓋部を有している。また、パッ
ケージ12の内部には入出力側電極ランド25a、25
b、35a、35b及び基準電位側電極ランド25c、
25e、35c〜35fが金属を印刷・焼成したりメッ
キしたりすることなどにより形成されている。さらに、
第1の実施の形態で説明した弾性表面波フィルタのパッ
ケージと同様に、入出力側電極ランド25a、25b、
35a、35b及び基準電位側電極ランド25c、25
e、35c〜35fは引き回し電極を介して外部端子に
それぞれ接続されている。
【0059】圧電基板13a上には複数のIDTと複数
の入出力端子および基準電位端子が形成されて二つの弾
性表面波素子が構成されており、それぞれ帯域通過フィ
ルタ21、31となっている。
【0060】帯域通過フィルタ21は、図3と同じ等価
回路を構成しており、その中心周波数は1842.5M
Hzに設定されている。この帯域通過フィルタ21は、
図15に示すように、複数の並列腕に配されたIDTの
容量とそれに接続された基準電位端子までのインダクタ
ンスによる共振器の共振周波数を1430MHz付近に
設定しているため、中間周波信号の中心周波数が220
MHzの時の影像周波数で約40dB以上の減衰量が得
られている。このようにIDTの容量とそれに接続され
た基準電位端子までのインダクタンスを設定して、通過
帯域の低域側の影像周波数にも対応することができる。
【0061】また、帯域通過フィルタ31は、図10と
同じ等価回路を構成しており、その中心周波数は94
7.5MHzに設定されている。この帯域通過フィルタ
31は、図11に示すように、複数の並列腕に配された
IDTの容量とそれに接続された基準電位端子までのイ
ンダクタンスによる共振器の共振周波数を1400MH
z付近に設定しているため、中間周波信号の中心周波数
が220MHzの時の影像周波数で約47dB以上の減
衰量が得られている。
【0062】すなわち、上記デュアルバンド弾性表面波
フィルタでは、第1の弾性表面波フィルタの中心周波数
と影像周波数との周波数差fd1と第2の弾性表面波フ
ィルタの中心周波数と影像周波数との周波数差fd2と
をほぼ等しくしているので、中間周波信号が共に220
MHzとなっている。これによって、中間周波信号以降
の処理を行う回路を共通化することができる。
【0063】なお、本実施の形態では、帯域通過フィル
タ21、31は同一圧電基板13a上に形成したがこれ
に限るものではなく、帯域通過フィルタ21、31をそ
れぞれ別の圧電基板で構成しても良い。同一圧電基板上
で構成した方が工程数、製造コスト、小型化という点で
は良いが、帯域通過フィルタ21、31の特性を大きく
異ならせる場合には、それぞれ別の異なる圧電基板を用
いた方が良い。
【0064】また、本発明の第1〜第3の実施の形態で
説明した弾性表面波フィルタは図16で説明したような
通信機装置に用いるものであり、IDTの容量とIDT
から基準電位までのインダクタンスにより構成されるト
ラップ共振器の共振周波数は、減衰させたい影像周波数
によって適宜変更するものである。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明請求項1〜10に
係る弾性表面波フィルタでは、IDTの容量と直列にイ
ンダクタンスが付加されてトラップ共振器となるので、
所望の影像周波数を減衰させることができる。
【0066】また、トラップ共振器の共振周波数はID
Tの容量及びそれに直列なインダクタンスの値を適宜設
定することで通過帯域の高域側及び低域側のどちらでも
減衰させることができ、中間周波信号の高周波化にも対
応することができる。
【0067】また、トラップ共振器の共振周波数を変化
させるだけなので、通過帯域の挿入損失を損なうことな
く影像周波数を減衰させることができる。
【0068】また、IDTの容量ボンディングワイヤや
パッケージのインダクタンス等現状使用している構造で
トラップ共振器を構成しているので、弾性表面波フィル
タ全体の小型化が容易である。
【0069】また、請求項3〜10に係る弾性表面波フ
ィルタでは、前記少なくとも一つの弾性表面波素子の中
心周波数とこれに対応する前記スーパーヘテロダイン方
式の周波数変換の際に生じる影像周波数との周波数差f
d1と、前記他の弾性表面波素子のうち少なくとも一つ
の弾性表面波素子の中心周波数とこれに対応する前記ス
ーパーヘテロダイン方式の周波数変換の際に生じる影像
周波数との周波数差fd2とをほぼ等しくしているの
で、これら複数の弾性表面波素子により構成される複数
のフィルタに対して中間周波信号以降の処理を行う回路
を共通化することができる。したがって機器の部品点数
を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る弾性表面波フ
ィルタの平面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】図1の弾性表面波フィルタの等価回路図であ
る。
【図4】図1の弾性表面波フィルタの周波数特性図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態の第1の変形例に係
る弾性表面波フィルタの平面図である。
【図6】図5の弾性表面波フィルタの等価回路図であ
る。
【図7】図5の弾性表面波フィルタの周波数特性図であ
る。
【図8】本発明の第1の実施の形態の第2の変形例に係
る弾性表面波フィルタの平面図である。
【図9】図8のY−Y線断面図である。
【図10】図8の弾性表面波フィルタの等価回路図であ
る。
【図11】図8の弾性表面波フィルタの周波数特性図で
ある。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る弾性表面波
フィルタの周波数特性図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態の第1の変形例に
係る弾性表面波フィルタの周波数特性図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係る弾性表面波
フィルタの平面図である。
【図15】図14の第1の帯域通過フィルタ21の周波
数特性図である。
【図16】スーパーヘテロダイン方式の通信機装置のブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 表面波フィルタ 2 パッケージ 3 弾性表面波素子 3a 圧電基板 4 ボンディングワイヤ 5a、5b 入出力側電極ランド 5c、5d、5e 基準電位側電極ランド 6 引き回し電極 7a、7b 入出力側外部端子 7c、7d、7e 基準電位側外部端子 8a、8b 直列腕に配されたIDT 8c、8d、8e 並列腕に配されたIDT 9a、9b 入出力端子 9c、9d、9e、9f、9g 基準電位端子 10 ダイアタッチ部

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板上に少なくとも一つのIDTと
    このIDTに接続される入出力端子および基準電位端子
    とが形成された少なくとも一つの弾性表面波素子と、 前記弾性表面波素子を内部に収納し、前記弾性表面波素
    子の入出力端子および基準電位端子にそれぞれ接続され
    る電極ランドとこの電極ランドを外部回路に接続する外
    部端子とを有するパッケージから構成され、 スーパーヘテロダイン方式に使用される弾性表面波フィ
    ルタにおいて、 前記弾性表面波素子のIDTの容量と前記弾性表面波素
    子の基準電位端子から前記パッケージの外部端子までの
    インダクタンスにより形成される共振器の共振周波数を
    前記スーパーヘテロダイン方式の周波数変換の際に生じ
    る影像周波数近傍に位置するようにしたことを特徴とす
    る弾性表面波フィルタ。
  2. 【請求項2】 圧電基板上に入出力端子および基準電位
    端子を形成し、前記入出力端子間に直列腕IDTを配置
    し、該直列腕IDTと基準電位端子との間に並列腕ID
    Tを配置してラダー型回路を構成した少なくとも一つの
    弾性表面波素子と、 前記弾性表面波素子を内部に収納し、前記弾性表面波素
    子の入出力端子および基準電位端子にそれぞれ接続され
    る電極ランドとこの電極ランドを外部回路に接続する外
    部端子とを有するパッケージから構成され、 スーパーヘテロダイン方式に使用される弾性表面波フィ
    ルタにおいて、 前記並列腕IDTの容量と前記弾性表面波素子の基準電
    位端子から前記パッケージの外部端子までのインダクタ
    ンスにより形成される共振器の共振周波数を前記スーパ
    ーヘテロダイン方式の周波数変換の際に生じる影像周波
    数近傍に位置するようにしたことを特徴とする弾性表面
    波フィルタ。
  3. 【請求項3】 一つのパッケージに複数の弾性表面波素
    子が収納され、少なくとも一つの弾性表面波素子の中心
    周波数が他の弾性表面波素子の中心周波数と異なるスー
    パーヘテロダイン方式に使用される弾性表面波フィルタ
    において、 前記少なくとも一つの弾性表面波素子の中心周波数とこ
    れに対応する前記スーパーヘテロダイン方式の周波数変
    換の際に生じる影像周波数との周波数差fd1と、 前記他の弾性表面波素子のうち少なくとも一つの弾性表
    面波素子の中心周波数とこれに対応する前記スーパーヘ
    テロダイン方式の周波数変換の際に生じる影像周波数と
    の周波数差fd2とをほぼ等しくしたことを特徴とする
    弾性表面波フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記複数の弾性表面波素子のうち任意の
    弾性表面波素子は、圧電基板上に少なくとも一つのID
    TとこのIDTに接続される入出力端子および基準電位
    端子とが形成されてなり、 前記パッケージは、前記複数の弾性表面波素子を内部に
    収納し、前記複数の弾性表面波素子の入出力端子および
    基準電位端子にそれぞれ接続される電極ランドとこの電
    極ランドを外部回路に接続する外部端子が形成されてな
    り、 前記任意の弾性表面波素子のIDTの容量と前記任意の
    弾性表面波素子の基準電位端子から前記パッケージの外
    部端子までのインダクタンスにより形成される共振器の
    共振周波数を前記スーパーヘテロダイン方式の周波数変
    換の際に生じる影像周波数近傍に位置するようにしたこ
    とを特徴とする請求項3記載の弾性表面波フィルタ。
  5. 【請求項5】 前記複数の弾性表面波素子のうち任意の
    弾性表面波素子は、圧電基板上に入出力端子および基準
    電位端子を形成し、前記入出力端子間に直列腕IDTを
    配置し、該直列腕IDTと基準電位端子との間に並列腕
    IDTを配置してラダー型回路を構成してなり、 前記パッケージは、前記複数の弾性表面波素子を内部に
    収納し、前記複数の弾性表面波素子の入出力端子および
    基準電位端子にそれぞれ接続される電極ランドとこの電
    極ランドを外部回路に接続する外部端子が形成されてな
    り、 前記任意の弾性表面波素子の並列腕IDTの容量と前記
    任意の弾性表面波素子の基準電位端子から前記パッケー
    ジの外部端子までのインダクタンスにより形成される共
    振器の共振周波数を前記スーパーヘテロダイン方式の周
    波数変換の際に生じる影像周波数近傍に位置するように
    したことを特徴とする請求項3記載の弾性表面波フィル
    タ。
  6. 【請求項6】 前記弾性表面波素子の基準電位端子から
    前記パッケージの外部端子までのインダクタンスは、前
    記弾性表面波素子の基準電位端子と前記パッケージの電
    極ランドを接続するボンディングワイヤのインダクタン
    スを含むことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
    4または請求項5記載の弾性表面波フィルタ。
  7. 【請求項7】 前記弾性表面波素子の基準電位端子から
    前記パッケージの外部端子までのインダクタンスは、圧
    電基板上に形成されたストリップラインまたはマイクロ
    ストリップラインのインダクタンスを含むことを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項4または請求項5記載
    の弾性表面波フィルタ。
  8. 【請求項8】 前記弾性表面波素子の基準電位端子から
    前記パッケージの外部端子までのインダクタンスは、パ
    ッケージ上に形成されたストリップラインまたはマイク
    ロストリップラインのインダクタンスを含むことを特徴
    とする請求項1、請求項2、請求項4または請求項5記
    載の弾性表面波フィルタ。
  9. 【請求項9】 圧電基板上に少なくとも一つのIDTと
    このIDTに接続される入出力端子および基準電位端子
    とが形成された弾性表面波素子と、 前記弾性表面波素子を内部に収納し、前記弾性表面波素
    子の入出力端子および基準電位端子にそれぞれ接続され
    る電極ランドとこの電極ランドを外部回路に接続する外
    部端子とを有するパッケージと、 前記弾性表面波素子の基準電位端子と前記パッケージの
    電極ランドを接続するボンディングワイヤとから構成さ
    れ、 スーパーヘテロダイン方式に使用される弾性表面波フィ
    ルタにおいて、 前記弾性表面波素子のIDTの容量と前記弾性表面波素
    子の基準電位端子から前記パッケージの外部端子までの
    インダクタンスにより形成される共振器の共振周波数を
    前記スーパーヘテロダイン方式の周波数変換の際に生じ
    る影像周波数近傍に位置するように、前記IDTの容
    量、前記基準電位端子に接続される前記ボンディングワ
    イヤの本数、前記基準電位端子が前記ボンディングワイ
    ヤを介して接続される電極ランドの数、前記ボンディン
    グワイヤの前記基準電位端子および前記電極ランドに対
    応する接続位置を設定したことを特徴とする弾性表面波
    フィルタ。
  10. 【請求項10】 圧電基板上に入出力端子および基準電
    位端子を形成し、前記入出力端子間に直列腕IDTを配
    置し、該直列腕IDTと基準電位端子との間に並列腕I
    DTを配置してラダー型回路を構成した少なくとも一つ
    の弾性表面波素子と、 前記弾性表面波素子を内部に収納し、前記弾性表面波素
    子の入出力端子および基準電位端子にそれぞれ接続され
    る電極ランドとこの電極ランドを外部回路に接続する外
    部端子とを有するパッケージと、 前記基準電位端子と前記パッケージの電極ランドを接続
    するボンディングワイヤとから構成され、 スーパーヘテロダイン方式に使用される弾性表面波フィ
    ルタにおいて、 前記並列腕IDTの容量と前記弾性表面波素子の基準電
    位端子から前記パッケージの外部端子までのインダクタ
    ンスにより形成される共振器の共振周波数を前記スーパ
    ーヘテロダイン方式の周波数変換の際に生じる影像周波
    数近傍に位置するように、前記並列腕IDTの容量、前
    記基準電位端子に接続される前記ボンディングワイヤの
    本数、前記基準電位端子が前記ボンディングワイヤを介
    して接続される電極ランドの数、前記ボンディングワイ
    ヤの前記基準電位端子および前記電極ランドに対する接
    続位置を設定したことを特徴とする弾性表面波フィル
    タ。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項10記載の弾性表
    面波フィルタを用いたことを特徴とする通信機装置。
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